JPS6269160A - 鋼材の相分率測定方法 - Google Patents
鋼材の相分率測定方法Info
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- JPS6269160A JPS6269160A JP21067485A JP21067485A JPS6269160A JP S6269160 A JPS6269160 A JP S6269160A JP 21067485 A JP21067485 A JP 21067485A JP 21067485 A JP21067485 A JP 21067485A JP S6269160 A JPS6269160 A JP S6269160A
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野]
本発明は、鋼材の相分率測定方法に係り、特に、鋼材製
造ライン上で5$44の相変態字を実時間で測定し、近
年の高度な材質制御に役立てるのに好適な、鋼材の相分
率測定方法の改良に関する。
造ライン上で5$44の相変態字を実時間で測定し、近
年の高度な材質制御に役立てるのに好適な、鋼材の相分
率測定方法の改良に関する。
【従来の技術1
近年の鉄!l14業では、建築構造物の大型化、高層化
に伴う鋼材の高張力化や、あるいは自動車の安全性、車
体手早軽減、素H使用伊削減等を目的とした高張力化鋼
板が盛んにA造されている。 ところで、これらの高張力鋼は、必要な強磨を得るため
に、Si、Mn、P、Nb57i″5、種々の元素を多
重に含んでいるのが特徴である。このような高張力鋼は
、多量に添加された成分元素の影響により、加熱時、表
面にスケールが多発する。例えば鋼板の連続焼鈍炉内の
ように、無酸化あるいは2元性雰囲気下でも、いわゆる
デンバーカラーといわれるスケ−、ルが発生づる。 ところで、鋼の+3質を制御しようとl’ l場合、鋼
の温度管理は置型要項l]の1つではあるが、ト記のよ
うな高張力鋼の場合、スケール発生により、一般に温度
測定に使われている放射温度、1日ま全く役に立たない
。特に、特定の温度から急冷を行わなければならない複
合組織高張力鋼においては、致命的欠陥である。 この欠陥を解消する方法として、鋼材の温度管理の代り
に、相変態率を測定する方法が?tげられる。このよう
な方法としては、例えば特公昭56−82443や特開
昭59−188508のように、鋼板の片面より交番磁
界を印加し、鋼板を通過した磁束量の変化を連続測定す
ることにより、相変態率変化を求める方法がある。 【1発明が解決しようとする問題点】 しかしながら従来の方法では、求めた磁束量の変化が相
変態率変化に対応するのか、温度変化に対応するのか、
鋼中の炭窒化物等析出物型変化に対応するのか、あるい
は粒径変化や残留歪みΦ変化に対応するのかまったく明
らかではなく、多くの場合、前記因子の総合状態が出力
として表われるため、相変態率測定に避は難い誤差を生
ずることがあるという問題点を有していた。
に伴う鋼材の高張力化や、あるいは自動車の安全性、車
体手早軽減、素H使用伊削減等を目的とした高張力化鋼
板が盛んにA造されている。 ところで、これらの高張力鋼は、必要な強磨を得るため
に、Si、Mn、P、Nb57i″5、種々の元素を多
重に含んでいるのが特徴である。このような高張力鋼は
、多量に添加された成分元素の影響により、加熱時、表
面にスケールが多発する。例えば鋼板の連続焼鈍炉内の
ように、無酸化あるいは2元性雰囲気下でも、いわゆる
デンバーカラーといわれるスケ−、ルが発生づる。 ところで、鋼の+3質を制御しようとl’ l場合、鋼
の温度管理は置型要項l]の1つではあるが、ト記のよ
うな高張力鋼の場合、スケール発生により、一般に温度
測定に使われている放射温度、1日ま全く役に立たない
。特に、特定の温度から急冷を行わなければならない複
合組織高張力鋼においては、致命的欠陥である。 この欠陥を解消する方法として、鋼材の温度管理の代り
に、相変態率を測定する方法が?tげられる。このよう
な方法としては、例えば特公昭56−82443や特開
昭59−188508のように、鋼板の片面より交番磁
界を印加し、鋼板を通過した磁束量の変化を連続測定す
ることにより、相変態率変化を求める方法がある。 【1発明が解決しようとする問題点】 しかしながら従来の方法では、求めた磁束量の変化が相
変態率変化に対応するのか、温度変化に対応するのか、
鋼中の炭窒化物等析出物型変化に対応するのか、あるい
は粒径変化や残留歪みΦ変化に対応するのかまったく明
らかではなく、多くの場合、前記因子の総合状態が出力
として表われるため、相変態率測定に避は難い誤差を生
ずることがあるという問題点を有していた。
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされた乙
ので、!$4祠製造ライン」−で精度よく常…性相分率
を測定することができる鋼材の相分率測定方法を提供す
ることを目的とづる。 [問題点を解決するためのT=段段 重本発明、鋼材の相分率測定方法において、第1図にそ
の要旨を示す如く、鋼材に交番磁’7Jを印加した状耶
と、前記w4材に交番磁界及び静磁界を印加した状態と
の、前記鋼材中を通過した磁界による鋼材の磁気特性の
変化から、鋼材の相分案を測定づるようにして、前記目
的を】ヱ成したしのぐある。 又、本発明の実施態様は、前記静磁界を、ソレノイドに
流れる電流を交互にオンオフして、パルス状に印加する
ようにしたものである。 又、本発明の他の実施態様は、前記鋼材の磁気特性の変
化を、!IIU中を通って外に漏れた磁束量又はその時
間変化の比あるいは差とじIζものである。
ので、!$4祠製造ライン」−で精度よく常…性相分率
を測定することができる鋼材の相分率測定方法を提供す
ることを目的とづる。 [問題点を解決するためのT=段段 重本発明、鋼材の相分率測定方法において、第1図にそ
の要旨を示す如く、鋼材に交番磁’7Jを印加した状耶
と、前記w4材に交番磁界及び静磁界を印加した状態と
の、前記鋼材中を通過した磁界による鋼材の磁気特性の
変化から、鋼材の相分案を測定づるようにして、前記目
的を】ヱ成したしのぐある。 又、本発明の実施態様は、前記静磁界を、ソレノイドに
流れる電流を交互にオンオフして、パルス状に印加する
ようにしたものである。 又、本発明の他の実施態様は、前記鋼材の磁気特性の変
化を、!IIU中を通って外に漏れた磁束量又はその時
間変化の比あるいは差とじIζものである。
一般に、強磁性体は磁区構造を有し、常磁性体には磁区
構造がないのはよく知られた事実である。 ところで、鋼では、フェライトは強磁性であり磁区Wi
’r’bを有するが、オーステナイトは常磁性であり
磁区構造がない。 ところで、第2図に示す如く、鋼材−10に交番磁界発
生装置12により交番磁界を印加し、磁束であるいはそ
の時間変化を感知できる磁束量感知装置14を用いて、
電Va誘導により鋼材10中を通って漏れでた磁束の磁
束量あるいはその時間変化を測定すると、その際得られ
る出力は、オーステナイト相分率増加に伴い、誘導起電
力Eが減少する。これは、強磁性体であるフェライトが
磁束を通し易く、常磁性体であるオーステナイトが磁束
を通し難いことによる。 しかしながら、この方法では、前記のように様々な外乱
因子により、鋼材製造ライン上でオーステナイト相分率
を正確に測定することはできない、。 そこで、本発明者等が詳細に研究を行った結果、次のよ
うなことが明らかになった。第3図は、窄温における前
記誘導起電力Fと静磁界の関係を示づ、実線Aはづべて
フェライトの低炭素鋼であり、破線Bはすべてオーステ
ナイトの5US30/Iステンレス鋼である。第3図か
ら、フェライト鋼である実線Aは、静磁界の増加と共に
急激に誘導起電力Eが減少し、その後ある一定値になる
ことが分る。ところがオーステナイI−flmlである
破線Bは、磁界が変化しても誘導起電力[に変化を生じ
ていない。この原因は、フェライト鋼の磁区tM jj
が磁界により消失するためであり、磁Wの増加にまり単
磁区構造になると、それ以上磁界を加えても誘導起電力
Eは変化しなく<Kる。一般に、誘う7起電力[と鋼中
の初IIII透磁率とは甲調増加関係にあるが、この初
期透磁率は主に鋼中のり壁移動によって生ずるので、静
磁界増加と共に磁区が拡大され、磁壁が少なくなるとそ
れだけ誘導起電力Eが下がるわけである。ところが、オ
ーステナイト鋼は静vIi界がない状態でも磁区構造を
aざないので、二へ専属電力Eは静磁界により全く変化
しない。 以上の知見から、鋼中を通る磁束による誘導起電力Eを
、静磁界がない場合と、第2図に承り如く、静磁界発生
装置16により靜磁界が印加されている場合の2つの状
態で測定し、それらの比あるいは差をとれば、それが鋼
中の磁璧による誘導起電力分であることが分る。 前記のように、鋼では、フェライトは強磁性であり、オ
ーステブイ1−は常磁性であるので、静磁界を印加しな
い場合と印加した場合の誘j′;!起電力Eの比あるい
は差は、フェライト部分によってのみ生じる。従って、
このIIA Q起電力の比あるいは差をオーステナイト
相分率あるいは強磁性相分率と対応させることが可能と
なる。第4図は、上記の2つの状態の誘導起電力の比r
と講根のオーステナイト相分率の関係の例を示すもので
ある。第4図の結果は、実験室実験により(qられたも
ので、この際、オーステナイト相分率は、誘導起電力測
定直後に、水焼入れし、マルテンサイト相分率として求
めたものである。 このような方法で求められるオーステフィト相分率は、
鋼中のvt1壁分の誘導起電力から求めでいるので、他
の誘導起電力に及ぽ(j!4乱因子の1活讐は受は刊く
、測定箱Iヶが向上する。 なお、本発明においては、静磁界が印1111されてい
る状態と印加されていイ〈い状態4−作り出1Jことが
!′Il!要であるので、静14159の代りに、ソレ
ノイドに直流電流を流し、交Hにオンオノして、パルス
状に静磁界を印加づる、いわゆるパルス磁界を用いるこ
とも可能である。このパルス磁界を用いた場合には、連
続的な測定を容易に行うことができる。 又、11を記のように、鋼Hの磁気特性の変化を、鋼材
中を通って外に潴れた磁束記文はぞの時間変化の比ある
いは差とした場合には、相分率の測定を容易に行うこと
ができる。 (実施例] 以下図面を参照し−C1本発明に係る鋼Eイの相分率測
定方法が採用されIζ、冷延鋼板の連続焼鈍炉(以下C
ALと称する)の実施例8−詳細に説明(する。 本発明が適用されるCΔ1−は、第5図に示す如く、加
熱帯22、均熱帯24、徐冷帯26及び冷却帯28から
七に構成されており、冷延鋼板2゜は、第5図の左側か
ら順に、加熱帯22、均熱帯24、徐冷帯26及び冷W
帯28を通って焼鈍される。図において、30はペイオ
フリール、32は脱脂装置、34は入側ルーバ、3Gは
第2均熱帯、38は出側ルーバ、40はスキンバスロー
ル、42はコイラである。 本発明に係る測定@ii!?411と、従来技術でlち
る、静磁界を用いることなく鋼板20中を通り抜1jた
隅束単の時間変化を測定する測定装置4Gは、徐冷帯2
6と冷却帯28の間に設置されて43す、これらの測定
装置44.46で測定された誘導起電力がライン〕ンビ
ュータ48に入力され、ここで、寸磁性相分率が計陣さ
れる。計9結果は、[]標常遇性相分率と比較され、i
t g結果の方が大きい場合は、徐冷帯26の冷JJl
速度を小さくし、逆に、31克結果の方が小さい場合は
、徐冷帯26の冷五〇速度を大きくするフィードバック
制(30を行う。 前記本発明による測定装置44は、第6図に詳細に示す
如く、交番磁界発生装置44Aと、静磁界を発生するた
めのソレノイド4/1Bと、磁束率時間変化測定装置4
4Gとから構成されている。 この装置では、被測定物である冷延鋼板20を、ソレノ
イド44Bの中に通し、このソレノイド4/IBに直流
電流を加えることにより静磁界を得ている。又、ソレノ
イド44Bに加える直流電流は、第7図に示ゾ゛如く、
一定時u1電流を流し、一定a、1間電流を切る操作を
周期的に行い、誘77起電力の測定は、第7図中にX印
で示されている如く、電流のオンオフ置明に同調させる
ことによって、静磁界が印加されている場合と印加され
ていない場合の2状1ユを連続的に測定している。 一方、前記従来技術による測定’A 7746は、第8
図に詳細に示す如く、交流磁界発生装置46Δと磁束子
時間変化測定装置46Bとからのみ構成されている。 前記実施例のCALを通して焼鈍した冷)1コイルの化
学成分は、例えば、C0,075wt%、Si 0.0
7 wt%、Mn i、48 wt%、PO。 o9owt %、So、 005 wt %、
Al2O,040W(%であった。この冷風コイルより
、引張強度TS=60〜62kgr/mイを右する)1
ライト・マルテンサイト複合組織冷延鋼板を装造づる場
合、前記TSを満足するためには、焼鈍後マルテンサイ
ト分率で18〜22%が必要である。そのためには、徐
冷帯26の出側で、その後の急冷直前にオーステナイト
相分率が21〜24%の間に覆る必要があることが分っ
ている。 従って、上記の冷延コイルの前半分のオーステナイト相
分率を、従来技術による測定装置?746により測定し
、後半分のオーステナイト相分率を、本発明による測定
装置44により測定し、その測定結果を元に、徐冷帯2
6の冷却速度を制御しC1+A質の安定化を図った。こ
れらの装置によるオーステナイト相分率の測定結束を、
コイル全長に口って第9図に丞す。第9図から、従来法
においても、本発明法においてら、測定したオーステナ
イト相分率は、前記の21〜24%内に納まっているこ
とが分る。 次に、このコイルより引張試験片や顕微鏡試験片を多数
切り出し、引張l験ハを用いて引張試験を行ってTSを
求め、又、顕微鏡試験)4を用いてマルテンサイトエツ
チングによりマルテンサイト相分率を求めた。これらの
結果を」イル全長に0つて第10図に示す。 第10図から、従来法による前半分では、CAL内で測
定したオーステナイト相分率が許容範囲内であったのに
、TS及びマルテンサイト相分率は許容範囲外となった
部分ががなりあることが分る。これは、従来法による誘
)9起電力の測定結果に、前述したようにA−ステナイ
ト相分率以外の外乱因子が多数含まれており、外乱因子
をもA−ステナイト相分率として測定してフィードバッ
ク制御を行ったので、外乱因子が増大した部分が月71
の許容範囲外になったものである。 これに対して、本発明による後半分では、TSもマルテ
ンサイト相分率も許容範囲内であることが分る。これは
、前述した如く、本発明法がA−ステナイト相分率から
だけのiff >9起゛七力を取出してJ3つ、外乱に
よる影響が極めて少ないためである。 ようにしているので、移fJj−Jる鋼材の相分率をほ
ぼ連続的に測定づることができる。fXお、静磁界の種
類はこれに限定されない。 又、本実施例においては、鋼材の磁気特性の変化を、鋼
材中を通って外に漏れた磁束量の時間変化の比から求め
でいるので、相分率を簡単に測定することができる。な
お、相分率を測定σる際に利用すべき磁気特性の変化は
これに限定されず、例えば磁束量の比としたり、又は、
…束量あるいはその時間変化の差とづることも可能であ
る。 +19記実施例においては、本発明が、冷延鋼板の連続
焼鈍ラインに適用されていたが、本発明の適用対象はこ
れに限定されない。 (発明の効果] 以上説明した通り、本発明によれば、鋼材製造ライン上
で相分べt′を精度よく実時間で測定づることができる
という優れた効果を右する。
構造がないのはよく知られた事実である。 ところで、鋼では、フェライトは強磁性であり磁区Wi
’r’bを有するが、オーステナイトは常磁性であり
磁区構造がない。 ところで、第2図に示す如く、鋼材−10に交番磁界発
生装置12により交番磁界を印加し、磁束であるいはそ
の時間変化を感知できる磁束量感知装置14を用いて、
電Va誘導により鋼材10中を通って漏れでた磁束の磁
束量あるいはその時間変化を測定すると、その際得られ
る出力は、オーステナイト相分率増加に伴い、誘導起電
力Eが減少する。これは、強磁性体であるフェライトが
磁束を通し易く、常磁性体であるオーステナイトが磁束
を通し難いことによる。 しかしながら、この方法では、前記のように様々な外乱
因子により、鋼材製造ライン上でオーステナイト相分率
を正確に測定することはできない、。 そこで、本発明者等が詳細に研究を行った結果、次のよ
うなことが明らかになった。第3図は、窄温における前
記誘導起電力Fと静磁界の関係を示づ、実線Aはづべて
フェライトの低炭素鋼であり、破線Bはすべてオーステ
ナイトの5US30/Iステンレス鋼である。第3図か
ら、フェライト鋼である実線Aは、静磁界の増加と共に
急激に誘導起電力Eが減少し、その後ある一定値になる
ことが分る。ところがオーステナイI−flmlである
破線Bは、磁界が変化しても誘導起電力[に変化を生じ
ていない。この原因は、フェライト鋼の磁区tM jj
が磁界により消失するためであり、磁Wの増加にまり単
磁区構造になると、それ以上磁界を加えても誘導起電力
Eは変化しなく<Kる。一般に、誘う7起電力[と鋼中
の初IIII透磁率とは甲調増加関係にあるが、この初
期透磁率は主に鋼中のり壁移動によって生ずるので、静
磁界増加と共に磁区が拡大され、磁壁が少なくなるとそ
れだけ誘導起電力Eが下がるわけである。ところが、オ
ーステナイト鋼は静vIi界がない状態でも磁区構造を
aざないので、二へ専属電力Eは静磁界により全く変化
しない。 以上の知見から、鋼中を通る磁束による誘導起電力Eを
、静磁界がない場合と、第2図に承り如く、静磁界発生
装置16により靜磁界が印加されている場合の2つの状
態で測定し、それらの比あるいは差をとれば、それが鋼
中の磁璧による誘導起電力分であることが分る。 前記のように、鋼では、フェライトは強磁性であり、オ
ーステブイ1−は常磁性であるので、静磁界を印加しな
い場合と印加した場合の誘j′;!起電力Eの比あるい
は差は、フェライト部分によってのみ生じる。従って、
このIIA Q起電力の比あるいは差をオーステナイト
相分率あるいは強磁性相分率と対応させることが可能と
なる。第4図は、上記の2つの状態の誘導起電力の比r
と講根のオーステナイト相分率の関係の例を示すもので
ある。第4図の結果は、実験室実験により(qられたも
ので、この際、オーステナイト相分率は、誘導起電力測
定直後に、水焼入れし、マルテンサイト相分率として求
めたものである。 このような方法で求められるオーステフィト相分率は、
鋼中のvt1壁分の誘導起電力から求めでいるので、他
の誘導起電力に及ぽ(j!4乱因子の1活讐は受は刊く
、測定箱Iヶが向上する。 なお、本発明においては、静磁界が印1111されてい
る状態と印加されていイ〈い状態4−作り出1Jことが
!′Il!要であるので、静14159の代りに、ソレ
ノイドに直流電流を流し、交Hにオンオノして、パルス
状に静磁界を印加づる、いわゆるパルス磁界を用いるこ
とも可能である。このパルス磁界を用いた場合には、連
続的な測定を容易に行うことができる。 又、11を記のように、鋼Hの磁気特性の変化を、鋼材
中を通って外に潴れた磁束記文はぞの時間変化の比ある
いは差とした場合には、相分率の測定を容易に行うこと
ができる。 (実施例] 以下図面を参照し−C1本発明に係る鋼Eイの相分率測
定方法が採用されIζ、冷延鋼板の連続焼鈍炉(以下C
ALと称する)の実施例8−詳細に説明(する。 本発明が適用されるCΔ1−は、第5図に示す如く、加
熱帯22、均熱帯24、徐冷帯26及び冷却帯28から
七に構成されており、冷延鋼板2゜は、第5図の左側か
ら順に、加熱帯22、均熱帯24、徐冷帯26及び冷W
帯28を通って焼鈍される。図において、30はペイオ
フリール、32は脱脂装置、34は入側ルーバ、3Gは
第2均熱帯、38は出側ルーバ、40はスキンバスロー
ル、42はコイラである。 本発明に係る測定@ii!?411と、従来技術でlち
る、静磁界を用いることなく鋼板20中を通り抜1jた
隅束単の時間変化を測定する測定装置4Gは、徐冷帯2
6と冷却帯28の間に設置されて43す、これらの測定
装置44.46で測定された誘導起電力がライン〕ンビ
ュータ48に入力され、ここで、寸磁性相分率が計陣さ
れる。計9結果は、[]標常遇性相分率と比較され、i
t g結果の方が大きい場合は、徐冷帯26の冷JJl
速度を小さくし、逆に、31克結果の方が小さい場合は
、徐冷帯26の冷五〇速度を大きくするフィードバック
制(30を行う。 前記本発明による測定装置44は、第6図に詳細に示す
如く、交番磁界発生装置44Aと、静磁界を発生するた
めのソレノイド4/1Bと、磁束率時間変化測定装置4
4Gとから構成されている。 この装置では、被測定物である冷延鋼板20を、ソレノ
イド44Bの中に通し、このソレノイド4/IBに直流
電流を加えることにより静磁界を得ている。又、ソレノ
イド44Bに加える直流電流は、第7図に示ゾ゛如く、
一定時u1電流を流し、一定a、1間電流を切る操作を
周期的に行い、誘77起電力の測定は、第7図中にX印
で示されている如く、電流のオンオフ置明に同調させる
ことによって、静磁界が印加されている場合と印加され
ていない場合の2状1ユを連続的に測定している。 一方、前記従来技術による測定’A 7746は、第8
図に詳細に示す如く、交流磁界発生装置46Δと磁束子
時間変化測定装置46Bとからのみ構成されている。 前記実施例のCALを通して焼鈍した冷)1コイルの化
学成分は、例えば、C0,075wt%、Si 0.0
7 wt%、Mn i、48 wt%、PO。 o9owt %、So、 005 wt %、
Al2O,040W(%であった。この冷風コイルより
、引張強度TS=60〜62kgr/mイを右する)1
ライト・マルテンサイト複合組織冷延鋼板を装造づる場
合、前記TSを満足するためには、焼鈍後マルテンサイ
ト分率で18〜22%が必要である。そのためには、徐
冷帯26の出側で、その後の急冷直前にオーステナイト
相分率が21〜24%の間に覆る必要があることが分っ
ている。 従って、上記の冷延コイルの前半分のオーステナイト相
分率を、従来技術による測定装置?746により測定し
、後半分のオーステナイト相分率を、本発明による測定
装置44により測定し、その測定結果を元に、徐冷帯2
6の冷却速度を制御しC1+A質の安定化を図った。こ
れらの装置によるオーステナイト相分率の測定結束を、
コイル全長に口って第9図に丞す。第9図から、従来法
においても、本発明法においてら、測定したオーステナ
イト相分率は、前記の21〜24%内に納まっているこ
とが分る。 次に、このコイルより引張試験片や顕微鏡試験片を多数
切り出し、引張l験ハを用いて引張試験を行ってTSを
求め、又、顕微鏡試験)4を用いてマルテンサイトエツ
チングによりマルテンサイト相分率を求めた。これらの
結果を」イル全長に0つて第10図に示す。 第10図から、従来法による前半分では、CAL内で測
定したオーステナイト相分率が許容範囲内であったのに
、TS及びマルテンサイト相分率は許容範囲外となった
部分ががなりあることが分る。これは、従来法による誘
)9起電力の測定結果に、前述したようにA−ステナイ
ト相分率以外の外乱因子が多数含まれており、外乱因子
をもA−ステナイト相分率として測定してフィードバッ
ク制御を行ったので、外乱因子が増大した部分が月71
の許容範囲外になったものである。 これに対して、本発明による後半分では、TSもマルテ
ンサイト相分率も許容範囲内であることが分る。これは
、前述した如く、本発明法がA−ステナイト相分率から
だけのiff >9起゛七力を取出してJ3つ、外乱に
よる影響が極めて少ないためである。 ようにしているので、移fJj−Jる鋼材の相分率をほ
ぼ連続的に測定づることができる。fXお、静磁界の種
類はこれに限定されない。 又、本実施例においては、鋼材の磁気特性の変化を、鋼
材中を通って外に漏れた磁束量の時間変化の比から求め
でいるので、相分率を簡単に測定することができる。な
お、相分率を測定σる際に利用すべき磁気特性の変化は
これに限定されず、例えば磁束量の比としたり、又は、
…束量あるいはその時間変化の差とづることも可能であ
る。 +19記実施例においては、本発明が、冷延鋼板の連続
焼鈍ラインに適用されていたが、本発明の適用対象はこ
れに限定されない。 (発明の効果] 以上説明した通り、本発明によれば、鋼材製造ライン上
で相分べt′を精度よく実時間で測定づることができる
という優れた効果を右する。
第1図は、本発明に係る!A材の相分率測定方法の要旨
を示す流れ図、第2図は、本発明の詳細な説明するため
の、測定装置の原理的な構成を示す路線図、第3図は、
同じく、フェライト鋼とオーステナイト鋼の、静磁界の
強度に対する誘導起゛市力の変化状態の関係を比較して
示′?J線図、第11図は、同じく、誘導起電力の比と
オーステナイト相分率の関係の例を示7j線図、第5図
は、本発明が採用された、冷延鋼板の連続焼鈍ラインの
実施例を示寸工程図、第6図は、前記実施例で用いられ
ている、本発明による測定装置の構成を示?1所面図、
第7図は、前記測定装置でソレノイドに印加される電流
の変化状態の例を承す線図、第8図は、114記実施例
で用いられている、従来技術による測定装置の構成を示
す断面図、第9図は、前記実施例における、従来法と本
発明法のA−ステナイト相分率の測定結果を比較して示
す絵図、第10図は、同じく、引張強度とマルテンサイ
ト相分率の測定結果を比較して示す線図である。 10・・・鋼材、 12・・・交番磁捏発生装買、 14・・・磁束量感知装置、 16・・・静磁界発生装量、 20・・・冷延鋼板、 44・・・測定装胃、 44Δ・・・交番磁W発生装置、 44B・・・ソレノイド、 44C・・・磁束ら1時間変化測定装置、48・・・ラ
インコンピュータ。
を示す流れ図、第2図は、本発明の詳細な説明するため
の、測定装置の原理的な構成を示す路線図、第3図は、
同じく、フェライト鋼とオーステナイト鋼の、静磁界の
強度に対する誘導起゛市力の変化状態の関係を比較して
示′?J線図、第11図は、同じく、誘導起電力の比と
オーステナイト相分率の関係の例を示7j線図、第5図
は、本発明が採用された、冷延鋼板の連続焼鈍ラインの
実施例を示寸工程図、第6図は、前記実施例で用いられ
ている、本発明による測定装置の構成を示?1所面図、
第7図は、前記測定装置でソレノイドに印加される電流
の変化状態の例を承す線図、第8図は、114記実施例
で用いられている、従来技術による測定装置の構成を示
す断面図、第9図は、前記実施例における、従来法と本
発明法のA−ステナイト相分率の測定結果を比較して示
す絵図、第10図は、同じく、引張強度とマルテンサイ
ト相分率の測定結果を比較して示す線図である。 10・・・鋼材、 12・・・交番磁捏発生装買、 14・・・磁束量感知装置、 16・・・静磁界発生装量、 20・・・冷延鋼板、 44・・・測定装胃、 44Δ・・・交番磁W発生装置、 44B・・・ソレノイド、 44C・・・磁束ら1時間変化測定装置、48・・・ラ
インコンピュータ。
Claims (3)
- (1)鋼材に交番磁界を印加した状態と、前記鋼材に交
番磁界及び静磁界を印加した状態との、前記鋼材中を通
過した磁界による鋼材の磁気特性の変化から、鋼材の相
分率を測定することを特徴とする鋼材の相分率測定方法
。 - (2)前記靜磁界を、ソレノイドに流れる電流を交互に
オンオフして、パルス状に印加するようにした特許請求
の範囲第1項記載の鋼材の相分率測定方法。 - (3)前記鋼材の磁気特性の変化を、鋼材中を通つて外
に漏れた磁束量又はその時間変化の比あるいは差とした
特許請求の範囲第1項記載の鋼材の相分率測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21067485A JPS6269160A (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | 鋼材の相分率測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21067485A JPS6269160A (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | 鋼材の相分率測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6269160A true JPS6269160A (ja) | 1987-03-30 |
Family
ID=16593230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21067485A Pending JPS6269160A (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | 鋼材の相分率測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6269160A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5514341A (en) * | 1992-12-18 | 1996-05-07 | Eiken Kagaku Kabushiki Kaisha | Feces-sampling transport container |
WO2019003727A1 (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-03 | Jfeスチール株式会社 | 焼鈍炉中の鋼板の磁気変態率測定方法および磁気変態率測定装置、連続焼鈍プロセス、連続溶融亜鉛めっきプロセス |
JPWO2022209364A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 |
-
1985
- 1985-09-24 JP JP21067485A patent/JPS6269160A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5514341A (en) * | 1992-12-18 | 1996-05-07 | Eiken Kagaku Kabushiki Kaisha | Feces-sampling transport container |
WO2019003727A1 (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-03 | Jfeスチール株式会社 | 焼鈍炉中の鋼板の磁気変態率測定方法および磁気変態率測定装置、連続焼鈍プロセス、連続溶融亜鉛めっきプロセス |
JP2019007907A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | Jfeスチール株式会社 | 焼鈍炉中の鋼板の磁気変態率測定方法および磁気変態率測定装置、連続焼鈍プロセス、連続溶融亜鉛めっきプロセス |
JPWO2022209364A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | ||
WO2022209364A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | Jfeスチール株式会社 | 連続焼鈍設備、連続焼鈍方法、冷延鋼板の製造方法及びめっき鋼板の製造方法 |
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