JPS6268841A - 紙の塗工表面のはじきを防止する方法 - Google Patents

紙の塗工表面のはじきを防止する方法

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JPS6268841A
JPS6268841A JP20848985A JP20848985A JPS6268841A JP S6268841 A JPS6268841 A JP S6268841A JP 20848985 A JP20848985 A JP 20848985A JP 20848985 A JP20848985 A JP 20848985A JP S6268841 A JPS6268841 A JP S6268841A
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ethylene glycol
pva
polyvinyl alcohol
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Hitoshi Maruyama
均 丸山
Isao Ono
功 小野
Junnosuke Yamauchi
山内 淳之介
Takuji Okaya
岡谷 卓司
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリビニルアルコール系組成物に関j2、更に
詳しくはポリビニルアルコール(以下ポリビニルアルコ
ールをPVAと略記する)糸樹脂100重景部及びエチ
レングリコールと11ピレングリコールとの共重合体0
.旧〜2重1部よりなり、その水溶液が実質的に着点を
有しないことを特徴とするはじき防止性に優れ、均一に
塗布し得るPVA系組成物に関する。
従来技術 従来よりPVA系樹脂は各種バインダー、接着剤あるい
は表面処理剤と17て広く使用されており、造膜性およ
び強度において他の糊剤の追随を許さぬ優れた性能を有
することが知られている。しかしながらPVA系樹脂は
溶解等の攪拌操作時あるいはロール等回転体による塗布
時、発泡しやすいという性質・を有しており、これを防
1]二するため消泡剤を併用することが一般的に行われ
ている。しかしながらこのためにかえって新たな問題点
が生じている。すなわち一般に消泡剤が消泡性を発揮す
るためには被消泡液に不溶性であることが:必要でおシ
、このためPVA系樹脂の消泡剤としては一般にシリコ
ン系のような親油性で水分散型のものあるいは末端をア
ルキル基で変性したプルロニックタイプのような水中で
相分離し析出するもの等、水不溶性のものが使用されて
いる。そのためPVA系樹脂水溶液を皮膜化するに際し
、含有する不溶性消泡剤のスポットによるはじきが生じ
やすいという欠点が発生する。
また一方PVA系樹脂を紙あるいはポリエステル等の疎
水性樹脂の表面処理剤として使用する場合、紙中の疎水
性成分であるサイズ剤あるいは疎水性゛樹脂の疎水性表
面のためはじきやすく、ピンホールのない均一な皮膜が
形成しにくいという欠点があった。
従来このような欠点を改良する目的で界面活性剤を添加
し液の表面張力を低下させることによシはじきを防止す
る試みもなされているが、一般に界面活性剤の添加はか
えって発泡を促進しやすく、均一な皮膜が得られにくい
という欠点があった。
本発明が解決しようとする問題点 本発明の目的ははじき防止性に優れたPVA系組成物を
提供することにある。
問題点を解決する為の手段 本発明者は上記の問題点を解決すべく鋭意検討した結果
、PVA系樹脂100重量部に対し、エチレングリコー
ルとプロピレングリコールとの共重合体を0.01〜2
重量部配合することにより得られる、その水溶液が実質
的に曇点を有しないことを特徴とするPVA系組成物が
はじきが殆んど発生層ず、均一な皮膜を形成しうる仁と
を見出し本発明を完成するに到った。
本発明において用いられるPVA系樹脂と、、シては水
溶性のものであればいずれでもよく、通常のPVAの他
にカルボキシル基変性PVA 、スルホン酸基変性PV
A、リン酸基変性PVA等のアニオン変性PVAまたは
カチオン変性PVA hるいはエチレン、アルキレンオ
キシドを有するビニルエーテル、長鎖アルキル基を有す
るビニルエーテル、ビニルエーテル、(メタ)アクリル
アミド、α−オレフィン、ビニルシラン等を共重合した
変性PVA等も使用できる。これら・PVA系樹脂の■
合皮としては特に制限はないが通常100〜3000の
範囲から選ばれ、ケン化度としては水溶性の範囲であれ
ば特に制限はないが通常70−100モル%の範囲から
選ばれる。
本発明において用いられるエチレングリコールとプロピ
レングリコールとの共重合体としては使用条件下におい
て実質的に曇点を有しないものであればいずれも使用可
能である。一般にエチレングリ、コールとプロピレング
リコールとの共重合体の曇点はエチレングリコール含量
とともに上昇するとともに、共重合体の濃度によっても
変化し】中 %以下の場合濃度低下ととも上昇するものである。
本発明において用いられる使用条件下において実質的に
曇点を有しない共重合体としては、任意の、濃度におい
て実質上会意を有しないものの他に、後述する如き該共
重合体濃度が0.4重量%以下の実用の低濃度範囲にお
いて曇点を有しない本のもまた本発明の共重合体に含ま
れる。上記共重合体の具体例としてはエチレングリコー
ル単位を30重盆形以上含有するエチレングリコールと
プロピレングリコールとのランダム共゛重合体あるいは
ブロック共重合体が挙げられるが、はじき防止性の点で
ブロック共重合体が好ましく、中でもエチレングリコー
ル単位f3−0〜80市量%含有するブロック共重合体
が特に好ましい。上記共重合体の分子菫としては特に制
限はないが、通常水への溶解性あるいは水溶液の粘度の
点で1000〜50000、よシ好ましくは2000〜
8000の範囲から選ばれる。
本発明において曇点とは、水溶液を0.5℃/minで
”昇温した時に、白濁1−始める温度を以って曇点とす
る。
本発明のPVA系組成物におけるPVA系樹脂と上述の
エチレングリコールとプロピレングリコールとの共重合
体の配合比率としては、前者100重量部に対し後者0
.1〜2M171部好ましくは0.1〜1■置部が用い
られる。後者の比率が0.01][菫部未満の場合はは
じき防止効果が低く、2重重部を超える場合にはPVA
系樹脂の耐水性等の性能に悪影智をおよほすため好まし
くない。
本発明のコーティング組成物は上述の如< PVA系樹
脂及びエチレングリコールとプロピレングリコールとの
共重合体よシ成り、その水溶液が実質的に曇点を有しな
いことが必須の要件であるが、それ以外にも消泡剤、分
散剤等の各種添加剤、他の水溶性樹脂あるいは高分子水
性分散体等を含有させることができる。消泡剤の使用量
は、通常PVA系樹脂の0.01〜1重量%である。
本発明のPVA系組成物は通常水に溶解して用いられる
。PVA系組成物水溶液の濃度としては用途によって異
なるが一般に20%以下好ましくは15%以下で用いら
れる。20%を超える場合には粘度が高くなりすぎるた
め好ましくない。下限は0.3%以上である。
本発明のPVA系組成物ははじきの少ない均一な皮膜形
成性を生かして紙、フィルム、繊維等の表面処理剤とし
て有効に使用され、さらにまたフィルム、シートなど従
来PVA系樹脂が使用されていた用途にも使用できる。
本発明のPVA系組成物を表面処理剤として用いる場合
の塗布方法としては特に制限はなく、グラビアコート、
ロールコート、ドクターロールコート、ドクターナイフ
コート、バーコード、カーテンフローコートなど従来公
知の任意の手段が使用できる。
作用及び発明の効果 本発明のPVA系組成物が水溶液から皮膜を形成する際
はじきが少なく均一な皮膜を形成しうる地山については
十分解明されているわけではないが、本発明のPVA系
組成物に用いられる使用条件下において実質的に曇点を
有しないエチレングリコールとプロピレングリコールと
の共重合体はPVA系樹脂と相溶性がよくかつPVA系
樹脂に添加する消泡剤等の添加物を非常に微細な粒子状
に分散する能力を有するとともに疎水性表面に対して親
和性を示して濡れをよくするためと考えられる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。なお実
施例中特にことわシのないかぎり「%」および「部」は
重重基準を表わす。
実施例] ケン化度88モル%、重合度1750のポリビニルアル
コール(以下PVAと略記)100部にエチレングリコ
ール単位を40%含有し分%file70のエチレング
リコールとプロピレングリコールとのブロック共重合体
0.2部を配合した組成物の5%水溶液を作成した。こ
の水溶液の曇点け100℃以下にはなかった。
この水溶液100部にシリコン系消泡剤0.0025部
を加え、バーコーターにてステキヒトサイズ度25秒の
上質紙上に固形分IVdとなるように塗布し、100℃
で10分乾燥した。塗布面に赤色油性マジックを塗りつ
け赤色マジックの紙裏面への抜けの有無によシ塗布むら
、ピンホールをfii!察した。はじきによる塗布むら
、ピンホールは殆んどa察されなかった。
比較例1〜4 実施例1において用いられた組成物水溶液にかえて以下
の組成物水溶液を用いる以外は実施例1と同様に行った
比較例1:消泡剤およびエチレングリコールとプロピレ
ングリコールとの該ブロッ ク共重合体を用いなかった。PVA溶 解時に発□生1.た泡のためピンホールが著しく多かっ
た。
比較例2:エチレングリコールとプロピレングリコール
との該ブロック共重合体を 用いなかった。塗布むらが著しく多 かった。
比較例3:はじき防止剤としてエチレングリコールとプ
ロピレングリコールとの該 ブロック共重合体に替えてアニオン tliL面1剤(ナフタレンスルホン 酸ナトリウムのホルマリン縮金物) を用いた。この場合、泡の発生がか えって助長され、塗布むら、泡によ るピンホールが著しく多かった。
比較例4:はじき防止剤として実施例1の該ブロック共
重合体に替えてエチレング リコール単位を20%含有し分子量 1300の、エチレングリコールとプロピレングリコー
ルとの共重合体を用 いた。この場合の水溶液の曇点け 20℃であった。塗布むらが多く見 られた。
実施例2 ケン化度98.5 モル%、重合度550 (7) P
VA 100部にエチレングリコール単位を50%含有
し、分子fi 2000のエチレングリコールとプロピ
レングリコールとのブロック共重合体0.3部を配合し
た組成物の10%水溶液を作成した。この水溶液の曇点
け100℃以下にはなかった。
この水溶液100部に7°ルロニツクタイプの消泡剤(
0,005%水溶液の曇点:18℃) o、oos部を
加え、実施例】と同様にコーティング、塗布むらの試験
を実施した。塗布むら、ピンホールは殆んど観察されな
かった。
実施例3 実施例2のはじき防1ト剤に替えてエチレングリコール
単位を80%含有し、分子fi 10000のエチレン
グリコールとプロピレングリコールとのブロック共重合
体を用いる以外は実施例2と同様に行った。この水溶液
の曇点け100℃以下にはなかった。塗布むら、ピンホ
ールは観察されなかった。
実施例4 カルボキシル基1モル%含有し、ケン化度88モル%、
重合度1750のカルボキシルV t% PVA100
部に実施例1で用いられたエチレングリコールとプロピ
レングリコールとの該ブロック共重合体0.1部を配合
した組成物の10%水溶液を作成した。この水溶液の曇
点け100℃以下にはなかった。この水溶液100部に
ンリコン糸消泡剤0.05部を添加した水溶液をポリエ
ステルフィルムを付したドラム製膜機を用いて固形分が
109/nKとなるように上記ポリエステルフィルムに
塗布L s o℃でN燥してコーティングポリエステル
フィルムを作成した。この塗布面のはじきの状態を目視
で測定した。はじきは全くなく均一な塗布状態であった
実施例5 実施例4で用いられたカルボキシル変性PVAにかえて
カチオン性基を0.5モル%含有し、ケン化度88モル
%、重合度600のカチオン変性PVAを用いる以外は
実施例4と同様に行った。はじきは全く見られなかった
比較例5 実施例4で用いられたエチレングリコールとプロピレン
グリコールとの該ブロック共重合体を用いない以外は実
施例4と同様に行った。はじきが無数に発生した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリビニルアルコール系樹脂100重量部及びエ
    チレングリコールとプロピレングリコールとの共重合体
    0.01〜2重量部よりなり、その水溶液が実質的に曇
    点を有しないことを特徴とするはじき防止性に優れたポ
    リビニルアルコール系組成物。
  2. (2)エチレングリコールとプロピレングリコールとの
    共重合体がエチレングリコール単位を30〜80重量%
    含有するブロック共重合体である特許請求の範囲第1項
    記載のはじき防止性に優れたポリビニルアルコール系組
    成物。
  3. (3)エチレングリコールとプロピレングリコールとの
    ブロック共重合体が分子量1000〜50000を有す
    るものである特許請求の範囲第2項記載のはじき防止性
    に優れたポリビニルアルコール系組成物。
JP60208489A 1985-09-19 1985-09-19 紙の塗工表面のはじきを防止する方法 Expired - Fee Related JPH0753840B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0623653A3 (en) * 1993-05-07 1995-06-14 Nippon Paint Co Ltd Aqueous polyoxyalkylene solutions for surface treatment.
EP0838703A3 (en) * 1996-10-24 1999-05-26 Corning Incorporated Strippable tight buffered optical waveguide fiber
JP2011184812A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Oji Paper Co Ltd 耐油紙およびその製造方法

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JP2011184812A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Oji Paper Co Ltd 耐油紙およびその製造方法

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