JPS6266854A - 病人用の小水取り器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、徂症患者や寝たきり老人のような歩行不能
な病人のための小水取り器に関する。

従来技術 病人用の小水取り器としては、従来から一般的に渭瓶が
使用されていた。捜瓶は、倒伏瓶の開き口に近い頚部を
上向ぎ傾斜に形成し、その開き口が身体の排尿局部に合
うように形成されているが、排尿時に痩瓶の開き口が局
部に具合い良く当たるとは限らなく、小水がその開き口
から漏れ出ることが多かった。

ｊ隻瓶の聞き口から小水が漏れると、殻ぎ布団を汚して
不衛生となるので、病人または看護人は、細心の注意を
払って捜瓶を取り扱う必要があり、その取扱いに気苦労
が多い。付添いに不慣れであるときは、小水が漏れない
ようにと焦って渭瓶の開き口を病人の局部に必要以上に
強く押し付けるので、病人の緊張を誘って尿意を阻害し
、排尿に時間が掛かり、却って小水が漏れヤづべなると
いう欠点があった。

発明の目的 この発明は、上記のように従来の小水取り器としての）
隻瓶には種々の欠点があることに尼みて、取扱いが簡便
であって、病人の排尿時にその身体の局部に聞き口を軽
く当てておいても、開き口から尿が漏れ出るおそれがな
く、また多数回の排尿をまとめて捨て得る病人用の小水
取り器を提供することを目的としたものである。

発明の構成 この発明は、上記の目的を達成するために、排尿時に小
水をポンプで吸引し、小水タンクに貯水できるようにし
たものでおる。

すなわち上記の目的を達成するための本発明の構成は、
病人の小水排出局部に当てる広い開き口から出口を有す
る後方底部へ低く傾斜する受容器と、多数回の排尿を貯
水し得る小水タンクと、受容器から小水タンクへ小水を
送るためのホースおよび吸引ポンプとからなる病人用の
小水取り器をその要旨とするものである。

実施例 図面はこの発明の一実施例を示したもので、その病人用
の小水取り器は、男性用と女性用の受容器Ａ、Ｂと、ハ
ンドルト１と、ボースＳと、ケースＣとからなり（第１
図）、ケースＣの中にポンプ１とモータ２が内蔵され、
小水タンク３が納まるようになっている（第３図）。

男性用受容器Ａと女性用受容器Ｂは、開き口５の部分を
除いて略同一形態であって、透明なプラスチックで成形
されている。すなわち、広い開き口５を前向きに設け、
開き口より低い底部６を後方に設け、開き口５から底部
６へ斜めに低く形成し、底部６の後端に出口９を設け、
その出口９に、ハンドル［−１と着脱自在に連結する筒
状の差込み８を突設しである。

ハンドルＨは、握りやすいようにや・前傾斜の縦長であ
って、内部にスイッチ機構１１を設け、そのスイッチボ
タン１２を前面に突出させである（第２図）。またハン
ドルＨの下端部には、前面に、受容器へ、Ｂの差込み８
が嵌まる連結片１３を突設し、後面には、ホースＳと接
続する突片１４を設け、連結片１３と突片１４の端面間
を空洞１５に形成し、突片１４から空洞１５に通水筒１
６を突込んでその一部を突出させ、その突出部にホース
Ｓの端部を１陣着し、通水筒１６の前端に逆止弁１７を
設けてある。また、スイッチ機横１１とモータ２との間
の配線１８は、ハンドル日から引き出して、ホースＳに
沿わせて、それに固着しである。

ケースＣは、大部分が小水タンク３の収納室２１となっ
ているが、上部に吸引ポンプ１とモータ２との収納室２
２を設け、その両数納室２１．２２間の仕切壁２３の中
央部には、吸引ポンプ１の排水口２４が開口する後孔２
５を設けてある（第３図）。小水タンク３の収納室２１
は、前面に仝聞され、その全開窓２６に扉２７を開閉可
能に取り付けである。ざらにケースＣの一側面にはホー
スＳの取付は用スリーブ３３を突設し、ホースＳから小
水がポンプ１に吸引されるようになっている。

ポンプ１には、空気による吸引力が受容器Ａ１Ｂの開き
口５に及ぶように、プロペラポンプが使用されている。

本発明において、「吸引ポンプ」とは、取付は位置の如
何んにかかわらず、受容器Ａ、Ｂの開き口５に、空気に
よる吸引力が及ぶポンプを云うものとする。この作用を
有するポンプであれば、たとえば、第６図に示すように
、手で凹ませることができ、且つ、弾力で自己回復可能
な吸引室４１と、入口側と出口側とに弁４２．４３とを
備えてなる手動式吸引ポンプＭをホースＳの途中に介装
したもので必っでもよい。また、受容器Ａ、Ｂ内に小水
の検出器を設け、排尿と同時に吸引ポンプ１が作動する
ように構成してもよい。

小水タンク３は、ケースＣの収納室２１に嵌まる大ぎざ
に形成され、前面に持手３５を突設し、蓋３６の中央部
に、ケースＣの仕切壁２３の（入孔２５と合致する入口
３８を設け、周縁にはタンク３の口縁に掛かる突条３９
を形成しである。

上記の小水取り器の使用については、ケースＣを常時一
定場所に置いたままにしておくことができる。その場所
は、病人が寝ている室内であってもよいが、出来れば室
外でおることか衛生上望ましい。

また、受容器Ａ、Ｂと小水タンク３とを連結するホース
Ｓは、可撓性があって曲がり易く、しかも、つぶれ難い
透明なしのが好ましい。

病人の小水を取るとぎには、先ず、ハンドルＨに、男性
用受容器Ａまたは女性用受容器Ｂのいずれか（以下、代
表的に受容器Ａと記す〉を選択し、ハンドルＨの前面の
連結片１３に装着する。しかる後、ハンドルＨを持ちな
がら受容器への開き口５を病人の局部に当て、スイッチ
ボタン１２を押してから病人に排尿させる。あるいは排
尿と同時にスイッチボタン１２を押す。ここで、受容器
Ａは、小水を溜める必要がないから、体積が小ざく、且
つ、軽偕であり、上肢が叶仝な病人なら自分で充分に操
作できるものである。

スイッチボタン１２を押してポンプ１が作動すると、あ
るいは、手動式吸引ポンプＭを操作すると、その吸引力
が受容器への開き口５に及ぶので、開き口５を病人の局
部に掻く軽く当てていても、開き口５の周囲から吸い込
まれる空気により小水の漏れが防止される。そのためり
［尿された全小水は、受容器Ａ内を傾斜に従って低い底
部６に流れ込み、出口９から吸引されて、ホースＳを通
って、小水タンク３に排出される。

排尿が終ると受容器Ａを病人の局所から外すが、しばら
く局所に軽く当てたままスイッチを切らないでおくと、
開き口５周囲からの空気の吸引により局所が乾くので、
排尿後に不快感がなく、また受容器ＡやホースＳ内の小
水も完全に排出されるので、受容器Ａを使用後に室内に
買いても、衛生上何ら問題がないものである。

このように排尿毎に使用すると、タンク３に小水が次第
に溜るので、ケースＣから小水タンク３を取り出し、ま
とめて小水を捨てることができる。

また小水タンク３を特に設けないで、吸引ポンプにホー
スを後続させ、小水を便所へ直接排出するようにしても
、この発明の趣旨に反するものではない。

発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、病人が排尿する
ときに、その局部に受容器の開き口を当てながら吸引ポ
ンプを作動する極く簡単な操作により、小水の漏れを確
実に防止でき、その際に開き口の当て方が軽くて済むの
で、排尿が阻害されるおそれがなく、また小水はタンク
に溜められるため、排尿毎に小水を捨てる手間が省け、
しかも小水タンクを室外に置くことにより室内の衛生を
確保できる等の優れた効果がある。

加うるに、受容器は、その中に小水を貯めるものでない
ので滉瓶より格段に小形軽はであり、しかも、小水は吸
引ポンプによって直ちに吸引されて小水タンクに排出さ
れるので、使用時の受容器の姿勢にかなりの程度の自由
度があり、したがって、男性は勿論、女性の病人であっ
ても、排尿の都度、体位を変える必要がなく、病人およ
び石護大の負担を大幅に軽減できるという極めて優れた
効果もある。

【図面の簡単な説明】

図面は実施例であって、第１図は病人用の小水取り器の
仝体斜視図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線矢視拡大断面図
、第３図は小水タンクの収納状態におけるケースの縦断
面図、第４図は男性用受容器の平面図、第５図は女性用
受容器の平面図、第６図は手動式吸引ポンプの一例を示
す断面図である。 Ａ、Ｂ・・・受容器Ｈ・・・ハンドル Ｓ・・・ホース ト・・吸引ポンプ ２・・・モータ ５・・・開き口 ６・・・底部 ９・・・出口 １２・・・スイッチボタン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）前向きの広い開き口から後方底部へ低く傾斜し底部
   に出口を有する受容器と、多数回の排尿を貯溜し得る小
   水タンクと、受容器から小水タンクへ小水を送るホース
   および吸引ポンプとからなる病人用の小水取り器。 ２）前記受容器にそれを支持するハンドルを着脱自在に
   取り付け、前記吸引ポンプをモータにより作動するよう
   に構成し、ハンドルに吸引ポンプを作動させるスイッチ
   ボタンを設けてある特許請求の範囲第１項記載の病人用
   の小水取り器。