JP3477378B2 - 貯留尿逆流防止具を備えた尿器 - Google Patents

貯留尿逆流防止具を備えた尿器

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JP3477378B2 JP26389398A JP26389398A JP3477378B2 JP 3477378 B2 JP3477378 B2 JP 3477378B2 JP 26389398 A JP26389398 A JP 26389398A JP 26389398 A JP26389398 A JP 26389398A JP 3477378 B2 JP3477378 B2 JP 3477378B2
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哲 下郡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝たきりの人が主
に使用するしびんと通称されている尿器の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】しびんと通称されている尿器は、身体が
不自由で排尿に不便を感じている人、あるいは夜間の排
尿にトイレまで行くことを不便に感じている人が主に利
用している。この尿器の使用方法としては、寝具上で排
尿する場合が多く、寝具上で排尿する人では、手のふる
え、手指の握持力の劣化、操作感覚の低下等の身体機能
低下がある人が多い。しかし、従来の尿器は、男性用の
尿器を例にすれば、陰茎挿入筒部をもつ受尿口と該受尿
口に連通され受尿された尿を貯留する尿貯留部とから構
成された極めて簡素な構造であったため、尿貯留部内に
尿を貯めた尿器を寝具外に移動する際、あるいは尿を破
棄する為にトイレ等へ持ち運ぶ際に、貯留された尿の水
面を平衡に保つための使用技術や、前記したような身体
機能低下がある人が多いことから、尿器の大きく開口さ
れた受尿口から寝具や床に尿をこぼし、汚染してしまう
ことがあった。また、尿器を用いて排尿する際に尿が入
る音(排尿された尿がプラスチック製あるいはガラス製
の尿器に当たる音や排尿された尿が貯留された尿に当た
る音)がすることから、特に入院施設内での使用では、
周囲を気遣いすることがあり、使用上大変不便であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
技術の実情に鑑み、受尿口と尿を貯留可能な尿貯留部と
を設けた尿器に貯留尿逆流防止具を備えることによっ
て、排尿され尿器内に貯留された尿が排尿中や排尿後の
移動の際に尿器外へこぼれないようにする尿器を提供し
ようとするものである。
【0004】また、本発明の他の目的は、尿器に貯留尿
逆流防止具を備えることによって、上記の課題を解決す
ると共に、尿器を用いて排尿する際に排尿された尿が尿
器に当たる音や排尿された尿が貯留された尿に当たる音
を効果的に減音できるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1乃至3に記載し
本発明は上記の課題を解決するため、受尿口と尿を貯
留可能な尿貯留部とを設けた尿器に新規な貯留尿逆流防
止具を備えたものである。請求項1に記載した発明にお
いて、男性用の尿器は、陰茎を挿入可能な陰茎挿入筒部
(2)をもつ受尿口(3)と該受尿口に連通され排尿さ
れた尿を貯留可能な尿貯留部(4)とを設けてあるが、
この尿器本体(1)に、前記受尿口の前記陰茎挿入筒部
内に着脱可能に装着される尿導入用筒部材(11)と、
この尿導入用筒部材の排尿口に連通された逆流防止弁
(12)とから構成した貯留尿逆流防止具(10)を備
え、前記尿導入用筒部材(11)を、前記受尿口の開口
内縁部内に着脱可能な状態で密接的に嵌合係止される外
壁をもち、内部に陰茎を挿入可能な内部空間をもつ略ラ
ッパ形状に形成すると共に、その排尿口側の先端部に該
先端部の一方の対向壁のみを幅狭に搾って平たい形状と
した狭搾連結部(13)を形成し、前記逆流防止弁(1
2)を、一対のフィルム面が互いに開閉可能に接触され
外力によってフィルム接触面が開放されるが常態におい
てはフィルム接触面を閉じた状態に重ね合わされた軟質
樹脂フィルムから成るフレキシブルで尿より軽い素材の
扁平筒状フィルム(14)によって形成し、該扁平筒状
フィルムの一方の開口部を前記尿導入用筒部材の前記狭
搾連結部(13)に連通状態に連結して構成し、前記狭
搾連結部(13)の幅狭面を横向き状態に配設されるよ
うに前記尿導入用筒部材(11)を前記尿器本体(1)
の受尿口(3)内に装着し、前記狭搾連結部に連結され
た前記扁平筒状フィルム(14)のフィルム面を横向き
状態に配設して構成し、更に前記扁平筒状フィルム(1
4)から成る前記逆流防止弁(12)の排尿側の先端部
を前記容器本体(1)の尿貯留部(4)の底部に到るよ
うに形成した
【0006】また、請求項2に記載した発明において、
前記貯留尿逆流防止具(10)は、女性陰部を被覆可能
な陰部受け部をもつ受尿口と該受尿口に連通され排尿さ
れた尿を貯留可能な尿貯留部とを設けた女性用の尿器へ
も適用でき、前記受尿口に男性用のような陰茎挿入筒部
(2)をもたない女性用の尿器に適用される貯留尿逆流
防止具(10)の前記尿導入用筒部材(11)は、男性
用のような陰茎挿入可能という要件は必要条件ではな
い。
【0007】また、請求項3に記載した発明において、
尿器を女性が使用する場合には、前記貯留尿逆流防止具
(10)を、女性陰部を被覆可能な陰部受け部材(2
0)と、前記受尿口(3)内に着脱可能に装着される尿
導入用筒部材(11)と、この尿導入用筒部材の排尿口
に連通された逆流防止弁(12)とから構成し、この陰
部受け部材(20)を設けた貯留尿逆流防止具(10)
を、前記受尿口(3)と該受尿口に連通され排尿された
尿を貯留可能な尿貯留部(4)とを設けた尿器本体
(1)に装着して構成することも可能である。
【0008】請求項1乃至3に記載した発明は、前記尿
導入用筒部材(11)の排尿口側の先端部に狭搾連結部
(13)を形成してあり、この狭搾連結部(13)の幅
狭面を横向き状態に配設されるように前記尿導入用筒部
材(11)を前記尿器本体(1)の受尿口(3)内に装
着し、前記狭搾連結部に連結された前記扁平筒状フィル
ム(14)のフィルム面を横向き状態に配設して構成し
たものである。このように前記扁平筒状フィルムのフィ
ルム面を横向き状態に配設したことによって、一対のフ
ィルム面が互いに開閉可能に接触され外力によってフィ
ルム接触面が開放されるが常態においてはフィルム接触
面を閉じた状態に重ね合わされた軟質樹脂フィルムから
成る扁平筒状フィルムの重ね合わされたフィルム面によ
密閉度が高められ閉止機能が高められる。また、前記
扁平筒状フィルム14は、フレキシブルで尿より軽い素
材で形成してあることから、該フィルム14の自由端側
は前記尿貯留部内の貯留尿上に浮かされるため、貯留尿
の逆流防止機能をより高めている。
【0009】また、請求項4に記載した発明は、請求項
1乃至3の発明に限定を加えたものであり、前記尿器本
体(1)の尿貯留部(4)の上部に尿器内部と連通され
た空洞部をもつ取っ手部(5)を設け、該取っ手部に空
気抜き孔(6)を形成した。この空気抜き孔(6)を形
成したことによって、尿が前記貯留尿逆流防止具内を停
滞時間を生じることなく円滑に尿貯留部へと流される。
【0010】また、請求項1乃至3に記載した発明は、
前記扁平筒状フィルム(14)から成る前記逆流防止弁
(12)の排尿側の先端部を前記容器本体(1)の尿貯
留部(4)の底部に到るように形成したことによって、
排尿された尿は扁平筒状フィルム(14)内を通過して
尿器の底部や貯留された尿の位置に排出され、受尿口か
ら排尿された尿が尿器の底部や貯留された尿に直接落下
するのを防ぐことができることから、更に尿の落下音を
減音でき、排尿された尿が尿器に当たる音や排尿された
尿が貯留された尿に当たる音を効果的に減音できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。図1乃至図5は本発明に係る
貯留尿逆流防止具を備えた尿器で男性用のものを示し、
図1は貯留尿逆流防止具を備えた尿器の一部縦断側面図
を、図2は図1に示した貯留尿逆流防止具の平面図を示
している。この男性用の尿器は、陰茎を挿入可能な陰茎
挿入筒部2をもつ受尿口3と該受尿口3に連通され排尿
された尿を貯留可能な尿貯留部4とを設けたプラスチッ
ク製の尿器本体1と、貯留尿逆流防止具10とから成っ
ている。前記尿器本体1の前記尿貯留部4の上部には尿
器内部と連通された空洞部をもつ取っ手5を設けてあ
る。前記貯留尿逆流防止具10は、前記受尿口3の前記
陰茎挿入筒部2内に着脱可能に装着される尿導入用筒部
材11と、この尿導入用筒部材11の排尿口に連通され
た逆流防止弁12とから構成してある。前記尿導入用筒
部材11は、プラスチック好ましくは軟質ポリエチレン
によって形成され、前記受尿口3の開口内周縁部内に着
脱可能な状態で密接的に嵌合係止される外周壁をもち、
内部に陰茎を挿入可能な内部空間をもつ略ラッパ形状に
形成され、その排尿口側の先端部に図4に示すような該
先端部の一方の対向壁のみを幅狭に搾って平たい形状と
した狭搾連結部13を形成してある。前記尿導入用筒部
材11は、陰茎の挿入状態を外部から確認しやすいよう
に透明に形成することが好ましい。また、前記逆流防止
弁12は、一対のフィルム面が互いに開閉可能に接触さ
れ外力によってフィルム接触面が開放されるが常態にお
いてはフィルム接触面を閉じた状態に重ね合わされた軟
質樹脂フィルムから成る扁平筒状フィルム14によって
形成し、該扁平筒状フィルム14の一方の開口部を前記
尿導入用筒部材11の前記狭搾連結部13にヒートシー
ル手段15によって連通状態に連結して構成される。こ
のように逆流防止弁として機能する前記扁平筒状フィル
ム14は、前記尿導入用筒部材11から導入された尿の
通過は許容するが、通過した尿を逆流させない作用をも
っている。
【0012】前記貯留尿逆流防止具10は、該貯留尿逆
流防止具10の前記尿導入用筒部材11の狭搾連結部1
3の幅狭面を横向き状態に配設されるように該尿導入用
筒部材11を前記尿器本体1の受尿口3内に装着し、該
尿導入用筒部材11に装着された前記扁平筒状フィルム
14のフィルム面を横向き状態に配設する。このように
前記扁平筒状フィルム14のフィルム面を横向き状態に
配設することによって、一対のフィルム面が互いに開閉
可能に接触され外力によってフィルム接触面が開放され
るが常態においてはフィルム接触面を閉じた状態に重ね
合わされた軟質樹脂フィルムから成る扁平筒状フィルム
14の重ね合わされたフィルム面による密閉度が高めら
れ閉止機能が高められる。なお、前記扁平筒状フィルム
14のフィルム面を横向き状態に配設するに際しては、
前記尿導入用筒部材11の受尿口側の端部外周壁に設け
た「うえ」と表示した配置案内表示16に従って前記尿
導入用筒部材11を尿器本体1の受尿口3内に差し込み
装着することによって容易に達成することができる。
【0013】前記尿器本体1の尿貯留部4の上部に尿器
内部と連通された空洞部をもつ取っ手部5を設け、該取
っ手部5の手で握らない位置に2mm程度の口径から成
る空気抜き孔6を形成した。この空気抜き孔6を形成し
たことによって、尿が前記貯留尿逆流防止具10内を停
滞時間を生じることなく円滑に通過され尿貯留部4へと
流入される。なお、この空気抜き手段については、前記
尿導入用筒部材11の上部に位置する外壁部に尿器の内
外に連通される空気抜き溝(図示せず)を形成したり、
あるいは前記尿導入用筒部材11の上部外壁に尿器内部
と連通される空気抜き孔(図示せず)を穿設することに
よっても達成可能である。
【0014】排尿された尿は前記貯留尿逆流防止具10
内を通過して排出され、受尿口3から排尿された尿が尿
器の底部や貯留された尿に直接落下するのを防ぐことが
でき、尿の落下音をかなり減音できるが、更に、前記扁
平筒状フィルム14から成る前記逆流防止弁12の排尿
側の先端部を前記尿器本体1の尿貯留部4の底部に到る
ように形成することによって、排尿された尿は扁平筒状
フィルム14内を通過して尿器の底部や貯留された尿の
位置に排出されることから、更に尿の落下音を減音で
き、排尿された尿が尿器に当たる音や排尿された尿が貯
留された尿に当たる音を効果的に減音できる。
【0015】なお、符号17は前記尿導入用筒部材11
の外周壁に形成した係止突起であり、この係止突起17
は、前記受尿口3内に嵌合固着されたプラスチック製の
補強口輪7の後端側の段部に着脱自在に係止される。
【0016】使用に際しては、前記尿器本体1の受尿口
3内に配置案内表示16に従って前記扁平筒状フィルム
14のフィルム面が横向き状態に配設されるように前記
尿導入用筒部材11を差し込み装着された尿器の前記尿
導入用筒部材11内に陰茎を挿入し排尿する。排尿され
た尿は前記尿導入用筒部材11及び前記逆流防止弁12
の扁平筒状フィルム14内を通過して前記尿貯留部4に
排出される。前記扁平筒状フィルム14内を通過して前
記尿貯留部4に排出された尿は、前記扁平筒状フィルム
14の逆流防止機能及び前記尿導入用筒部材11によっ
て前記受尿口3を塞がれていることから、尿器外へ流出
することなく尿器本体1を傾けたり前後に揺すっても尿
器外にこぼれない。なお、前記扁平筒状フィルム14
は、フレキシブルで尿より軽い素材で形成してあること
から、該フィルム14の自由端側は図1に一点鎖線で示
したように貯留尿H上に浮かされるため、貯留尿の逆流
防止機能をより高めている。また、前記尿貯留部4内に
貯められた尿を廃棄する際は、尿器本体1の受尿口3に
装着されている前記尿導入用筒部材11の口部を軽く握
り尿器本体1から取り外すことによって手を汚さずに容
易に廃棄することができ、かつ容易に洗浄することがで
きる。容器本体1から取り外された前記貯留尿逆流防止
具10の尿導入用筒部材11と逆流防止弁12は一体的
に結合されていることから洗浄も同時に行なうことがで
き、長期使用で不衛生になった場合は、この貯留尿逆流
防止具10を新しいものと交換することで、長期使用に
よる不具合を解消することができる。
【0017】なお、前記貯留尿逆流防止具10は、女性
陰部を被覆可能な陰部受け部をもつ受尿口と該受尿口に
連通され排尿された尿を貯留可能な尿貯留部とを設けた
タイプの女性用の尿器へも適用可能である。この場合、
前記受尿口に男性用のような陰茎挿入筒部2をもたない
女性用の尿器に適用される貯留尿逆流防止具10の前記
尿導入用筒部材11には、男性用のような陰茎挿入可能
という要件は必要条件とならないことは勿論である。
【0018】図6は本発明に係る他の貯留尿逆流防止具
10を備えた尿器で女性用のものを示している。この貯
留尿逆流防止具10は、女性陰部を被覆可能な陰部受け
部材20と、前記受尿口3内に着脱可能に装着される尿
導入用筒部材11と、この尿導入用筒部材11の排尿口
に連通された逆流防止弁12とから構成され、この陰部
受け部材20を設けた貯留尿逆流防止具10を、尿器本
体1の受尿口3内に差し込み装着して用いる。なお、図
6におけるその他の説明は、男性用のような陰茎挿入筒
部2をもたない女性用の尿器に適用される前記尿導入用
筒部材11には男性用のような陰茎挿入可能という要件
は必要条件とならないことを除いて図1に示した男性用
のものと同様である。
【0019】
【実施例】前記逆流防止弁12を構成する扁平筒状フィ
ルム14は、軟質ポリエチレン樹脂フィルムによって形
成されるが、この軟質ポリエチレン樹脂フィルムは0.
02mmから0.03mm程度の薄い肉厚のフィルムを
用いる。このような薄い軟質ポリエチレン樹脂フィルム
はフィルム同志の接触性が高く保たれ高い密閉度を保つ
ことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、受尿口と尿を貯留可能な尿貯
留部とを設けた尿器に貯留尿逆流防止具を備えたことに
よって、排尿され尿器内に貯留された尿を排尿中や排尿
後の移動の際に尿器外へ容易にこぼれないようにするこ
とができる。
【0021】また、本発明によれば、尿器を用いて排尿
する際に排尿された尿が尿器に当たる音や排尿された尿
が貯留された尿に当たる音を効果的に減音できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貯留尿逆流防止具を備えた尿器を一部
切欠いて示す一部縦断側面図である。
【図2】図1に示した貯留尿逆流防止具の平面図であ
る。
【図3】図2のA−A矢視線に沿って横断した端面図で
ある。
【図4】図2のB−B矢視線に沿って横断した端面図で
ある。
【図5】図2のC−C矢視線に沿った拡大横断面図であ
る。
【図6】本発明の他の貯留尿逆流防止具を備えた尿器を
一部切欠いて示す一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 尿器本体 2 陰茎挿入筒部 3 受尿口 4 尿貯留部 5 取っ手部 6 空気抜き孔 7 補強口輪 10 貯留尿逆流防止具 11 尿導入用筒部材 12 逆流防止弁 13 狭搾連結部 14 扁平筒状フィルム 16 配置案内表示 17 係止突起 20 陰部受け部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−322869(JP,A) 特開 平2−4363(JP,A) 特開 昭62−106763(JP,A) 実開 昭55−101134(JP,U) 実開 昭57−126230(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 9/00 A47K 11/06 A61F 5/451

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰茎を挿入可能な陰茎挿入筒部(2)を
    もつ受尿口(3)と該受尿口に連通され排尿された尿を
    貯留可能な尿貯留部(4)とを設けた尿器本体(1)
    と、貯留尿逆流防止具(10)とから成り、 前記貯留尿逆流防止具(10)を、前記受尿口の前記陰
    茎挿入筒部内に着脱可能に装着される尿導入用筒部材
    (11)と、この尿導入用筒部材の排尿口に連通された
    逆流防止弁(12)とから構成し、前記尿導入用筒部材
    (11)を、前記受尿口の開口内縁部内に着脱可能な状
    態で密接的に嵌合係止される外壁をもち、内部に陰茎を
    挿入可能な内部空間をもつ略ラッパ形状に形成すると共
    に、その排尿口側の先端部に該先端部の一方の対向壁の
    みを幅狭に搾って平たい形状とした狭搾連結部(13)
    を形成し、前記逆流防止弁(12)を、一対のフィルム
    面が互いに開閉可能に接触され外力によってフィルム接
    触面が開放されるが常態においてはフィルム接触面を閉
    じた状態に重ね合わされた軟質樹脂フィルムから成る
    レキシブルで尿より軽い素材の扁平筒状フィルム(1
    4)によって形成し、該扁平筒状フィルムの一方の開口
    部を前記尿導入用筒部材の前記狭搾連結部(13)に連
    通状態に連結して構成し、前記狭搾連結部(13)の幅
    狭面を横向き状態に配設されるように前記尿導入用筒部
    材(11)を前記尿器本体(1)の受尿口(3)内に装
    着し、前記狭搾連結部に連結された前記扁平筒状フィル
    ム(14)のフィルム面を横向き状態に配設して構成
    し、更に前記扁平筒状フィルム(14)から成る前記逆
    流防止弁(12)の排尿側の先端部を前記容器本体
    (1)の尿貯留部(4)の底部に到るように形成した
    とを特徴とする貯留尿逆流防止具を備えた尿器。
  2. 【請求項2】 女性陰部を被覆可能な陰部受け部をもつ
    受尿口と該受尿口に連通され排尿された尿を貯留可能な
    尿貯留部とを設けた尿器本体と、貯留尿逆流防止具(1
    0)とから成り、 前記貯留尿逆流防止具(10)を、前記受尿口内に着脱
    可能に装着される尿導入用筒部材(11)と、この尿導
    入用筒部材の排尿口に連通された逆流防止弁(12)と
    から構成し、前記尿導入用筒部材(11)を、前記受尿
    口の開口内縁部内に着脱可能な状態で密接的に嵌合係止
    される外壁をもつ略ラッパ形状に形成すると共に、その
    排尿口側の先端部に該先端部の一方の対向壁のみを幅狭
    に搾って平たい形状とした狭搾連結部(13)を形成
    し、前記逆流防止弁(12)を、一対のフィルム面が互
    いに開閉可能に接触され外力によってフィルム接触面が
    開放されるが常態においてはフィルム接触面を閉じた状
    態に重ね合わされた軟質樹脂フィルムから成るフレキシ
    ブルで尿より軽い素材の扁平筒状フィルム(14)によ
    って形成し、該扁平筒状フィルムの一方の開口部を前記
    尿導入用筒部材の前記狭搾連結部(13)に連通状態に
    連結して構成し、前記狭搾連結部(13)の幅狭面を横
    向き状態に配設されるように前記尿導入用筒部材(1
    1)を前記尿器本体の受尿口内に装着し、前記狭搾連結
    部に連結された前記扁平筒状フィルム(14)のフィル
    ム面を横向き状態に配設して構成し、更に前記扁平筒状
    フィルム(14)から成る前記逆流防止弁(12)の排
    尿側の先端部を前記容器本体の尿貯留部の底部に到るよ
    うに形成したことを特徴とする貯留尿逆流防止具を備え
    た尿器。
  3. 【請求項3】 受尿口(3)と該受尿口に連通され排尿
    された尿を貯留可能な尿貯留部(4)とを設けた尿器本
    体(1)と、貯留尿逆流防止具(10)とから成り、 前記貯留尿逆流防止具(10)を、女性陰部を被覆可能
    な陰部受け部材(20)と、前記受尿口内に着脱可能に
    装着される尿導入用筒部材(11)と、この尿導入用筒
    部材の排尿口に連通された逆流防止弁(12)とから構
    成し、前記尿導入用筒部材(11)を、前記受尿口の内
    縁部内に着脱可能な状態で密接的に嵌合係止される外壁
    をもつ略ラッパ形状に形成すると共に、その排尿口側の
    先端部に該先端部の一方の対向壁のみを幅狭に搾って平
    たい形状とした狭搾連結部(13)を形成し、前記逆流
    防止弁(12)を、一対のフィルム面が互いに開閉可能
    に接触され外力によってフィルム接触面が開放されるが
    常態においてはフィルム接触面を閉じた状態に重ね合わ
    された軟質樹脂フィルムから成るフレキシブルで尿より
    軽い素材の扁平筒状フィルム(14)によって形成し、
    該扁平筒状フィルムの一方の開口部を前記尿導入用筒部
    材の前記狭搾連結部(13)に連通状態に連結して構成
    、前記狭搾連結部(13)の幅狭面を横向き状態に配
    設されるように前記尿導入用筒部材(11)を前記尿器
    本体(1)の受尿口(3)内に装着し 、前記狭搾連結部
    に連結された前記扁平筒状フィルム(14)のフィルム
    面を横向き状態に配設して構成し、更に前記扁平筒状フ
    ィルム(14)から成る前記逆流防止弁(12)の排尿
    側の先端部を前記容器本体(1)の尿貯留部(4)の底
    部に到るように形成したことを特徴徴とする貯留尿逆流
    防止具を備えた尿器。
  4. 【請求項4】 前記尿器本体(1)の尿貯留部(4)の
    上部に尿器内部と連通された空洞部をもつ取っ手部
    (5)を設け、該取っ手部に空気抜き孔(6)を形成し
    たことを特徴とする請求項1、2又は3記載の貯留尿逆
    流防止具を備えた尿器。
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