JP3085370U - 女性用排尿具 - Google Patents

女性用排尿具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性に優れ、安価で、尿飛散による外尿道
口周辺の器官の炎症などを防ぎ、トイレットペーパーの
使用量も減せる女性用排尿具を提供する。 【解決手段】 女性用排尿具10を握り、尿導入口部1
0aを外尿道口uの周囲に当てがい排尿する。その後、
尿は尿導入口部10aから女性用排尿具10の内部通路
に流れ込み、排尿口部10bから外部へ排出される。こ
のように構成したので、女性用排尿具10はコンパクト
で携帯性に優れ、安価で、飛散した尿による外尿道口u
周辺の器官の炎症などを防げる。また、膣前庭の全体が
尿で濡れないので、トイレットペーパーの使用量も減ら
せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、女性用排尿具に係り、さらに詳しくは、健康な女性だけなく、介 護を要する女性の排尿時にも便利な女性用排尿具に関する。
【0002】
【従来の技術】
女性は、その外性器の形状上、排尿時、尿が外尿道口の周辺に飛散しやすい。 そのため、小陰唇で囲まれた膣前庭に存在する外尿道口以外の器官、例えば膣や スキーン管などを汚してしまい、それらに炎症を発生させるおそれがあった。 そこで、これを解消する従来技術として、例えば一端部が外尿道口から尿道に 挿入される尿道カテーテルなどが知られている。この尿道カテーテルは、外径が 数mm〜10mm程度の屈曲自在なゴム管からなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この尿道カテーテルにあっては、狭い尿道の中に、外径が数m m〜10mm程度もあるゴム管を挿入しなければならない。そのため、使用時に はかなりの痛みを伴い、尿道も傷つけるおそれがあった。 そこで、これを解消する他の従来技術として、例えば実公昭62−35465 号公報の「女性用排尿具」のような、小陰唇を外方から包むように、この女性器 の外周部(大陰唇)全体に当てがわれる受け皿状の受尿部を有する排尿具が知ら れている。 しかしながら、この受尿部は、女性器全体を覆う大きさであるため、女性がハ ンドバッグなどに収容して持ち運びにくく、携帯性に劣っていた。また、この大 型の受尿部を金型成形しなければならず、高コストとなっていた。さらには、排 尿時、膣前庭の全体が尿で濡れるため、排尿後はトイレットペーパーで拭き取る 必要がある。したがって、男性にくらべてトイレットペーパーの使用量が増大し ていた。 しかも、この従来器具にあっては、このように受尿部が小陰唇自体を外方から 覆うので、前述した膣前庭内に存在するほかの器官を汚すという前述した問題は 解決されず、残ったままとなっていた。
【0004】
【考案の目的】
そこで、この考案は、コンパクトで携帯性に優れ、構造が簡単で安価に製造す ることができ、尿飛散による外尿道口周辺の器官の炎症なども防ぐことができ、 さらにはトイレットペーパーの使用量も減少させることができる女性用排尿具を 提供することを、その目的としている。 また、この考案は、寝たきりの女性の介護用として利便性が高い女性用排尿具 を提供することを、その目的としている。 さらに、この考案は、軽量で、外尿道口の周囲に尿導入口部を当てがった際の 押し当て感が良好な女性用排尿具を提供すことを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、一端部に、女性の外尿道口の周囲に当てがわれる尿 導入口部が形成され、他端部に、前記尿取り口部から導入された尿を排出する排 尿口部が形成された筒体からなる女性用排尿具である。 女性用排尿具の素材は限定されない。例えば、硬質または軟質の各種のプラス ック(プロピレン系樹脂,ポリエステル系樹脂,ポリエチレン系樹脂など)、各 種の金属(アルミニウム,鉄,ステンレス,ニッケル,銅,亜鉛,真鍮,黄銅な ど)、各種の木材(杉,檜,楓,楠,桜,桐,白樺,竹など)、各種のセラミッ クス(炭化ケイ素,ジルコニア,酸化シリコン,アルミナ,酸化チタンなど)、 各種の防水性を有する紙(樹脂コーティングされた紙を含む)を採用することが できる。 女性用排尿具は、尿が漏れない筒体であれば、その断面形状は限定されない。 通常は円筒形状となる。そのほか、楕円形状でもよいし、三角形以上の多角形で もよい。 また、この女性用排尿具は、若干コスト高になるものの、1回だけの使い捨て タイプの方が衛生的である。ただし、洗浄し、複数回使用してもよい。
【0006】 請求項2に記載の考案は、前記排尿口部に着脱自在に連通可能な延長ホースを 有する請求項1に記載の女性用排尿具である。 延長ホースの素材は限定されない。通常、軟質の各種のプラスチックが採用さ れる。延長ホースの長さも限定されない。例えば、0.5〜3mである。
【0007】 請求項3に記載の考案は、外径が5〜30mm、長さが30〜200mmであ る請求項1または請求項2に記載の女性用排尿具である。
【0008】 請求項4に記載の考案は、発泡スチロールからなる請求項1〜請求項3のうち 、何れか1項に記載の女性用排尿具である。
【0009】
【作用】
この考案によれば、女性用排尿具を握り、尿導入口部を外尿道口の周囲に当て がい、この状態を維持して排尿する。外尿道口から放出された尿は、従来のよう に膣前庭の略全域まで飛散することなく、尿導入口部から女性用排尿具の内部通 路に流れ込み、そのまま排尿口部から外部へ排出される。 これにより、コンパクトで携帯性に優れ、しかも安価で、飛散した尿による外 尿道口周辺の器官の炎症などを防止することができる。また、膣前庭の全体が尿 で濡れないので、トイレットペーパーの使用量も減らすことができる。
【0010】 特に、請求項2の考案によれば、例えば寝たきりの病人や身体障害者の女性が 使用する際には、排尿口部に延長ホースを連通して使用する。これにより、使用 者の体位にかかわりなく、例えばベッドの近くに設置された尿受け容器の中に、 寝具や床を汚すことなく尿を導入することができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下に実施例を挙げてこの考案をより具体的に説明する。 図1はこの考案の一実施例に係る女性用排尿具の使用状態を示す断面図である 。図2(a)はこの考案の一実施例に係る女性用排尿具の斜視図である。図2( b)はこの考案の他の形態に係る女性用排尿具の斜視図である。図3はこの考案 の一実施例に係るさらに別の女性用排尿具の異なる使用方法を示す断面図である 。 図1および図2(a)において、10はこの考案の一実施例に係る女性用排尿 具で、この女性用排尿具10は、一端部に、女性の外尿道口uの周囲に当てがわ れる尿導入口部10aが形成され、他端部に、尿導入口部10aから導入された 尿を排出する排尿口部10bが形成された円筒体である。
【0012】 この女性用排尿具10は発泡スチロール製で、尿導入口部10aがこの女性用 排尿具10の長さ方向に対して斜めにカットされ、しかも外方に向かって徐々に 拡径化している。女性用排尿具10は細くて短い。具体的な寸法は、全長115 mm、尿導入口部10aの最大外径25mm、尿導入口部10a以外の部分の外 径10mm、厚さ3mmである。前述したように、ここでは尿導入口部10aを 斜めにカットしたので、外尿道口uの周囲に当てがわれる尿導入口部10aの開 口面積が大きく、排尿しやすくなっている。しかも、このような斜めカットによ って、外尿道口uに尿導入口部10aを当てがう方向を、女性用排尿具10の長 さ方向に対して使用者の前方へ傾斜させることができる。その結果、使用者は女 性用排尿具10を握って外尿道口uの周囲に尿導入口部10aを当てがいやすい 。しかも、このように、女性用排尿具10は、使用者の前方へ傾けて使用される ので、使用者は排尿方向が確認しやすく、便器内に正確に排尿することができる 。なお、このような女性用排尿具10に代えて、図2(b)に示す女性用排尿具 10Aを採用してもよい。女性用排尿具10Aは、尿導入口部10aが、女性用 排尿具10Aの長さ方向に対して垂直にカットされている。
【0013】 次に、この女性用排尿具10の使用方法を説明する。 まず女性用排尿具10を握り、尿導入口部10aを使用者の外尿道口uの周囲 に隙間なく当てがう。その後、この状態を維持したまま排尿する。すると、外尿 道口uから放出された尿は、従来のように外尿道口uの周辺に飛散して膣前庭の 全体を濡らすことなく、ラッパ形状の尿導入口部10aから女性用排尿具10の 内部通路へと流れ込む。そして、排尿口部10bから外部へ排出される。 このように、女性用排尿具10として、一端部に外尿道口uの周囲に当てがわ れる尿導入口部10aが形成され、他端部に排尿口部10bが形成される筒体と したので、コンパクトで携帯性に優れ、しかも安価で、飛散した尿による外尿道 口u周辺の器官(例えば膣)の炎症などを防止することができる。また、正確に 使用すれば、膣前庭の全体が尿で濡れることがないため、トイレットペーパーの 使用量も減らすことができる。 さらに、ここでは、発泡スチロール製の女性用排尿具10を採用したので、女 性用排尿具10の軽量化が図れ、しかも外尿道口uの周囲に尿導入口部10aを 当てがった際、使用者にソフトな押し当て感を与えることができる。
【0014】 また、図3に示すように、寝たきりの病人や身体障害者の女性でも、女性用排 尿具10を利用することができる。ただし、この際には細い排尿口部10bに延 長ホース11の一端部を連通しなければならない。延長ホース11の他端部は尿 受け容器12に連通している。延長ホース11は軟質塩化ビニル製で、長さ3m 、外径10mmである。 この女性用排尿具10も、前述した方法と略同じ簡単な方法によって使用する ことができる。そのため、仮に介護者がいなくても、体位にかかわりなく、寝具 や床を汚さず、寝たきりの女性がひとりで排尿し、その排尿後の尿をベッド13 の下などに配置された尿受け容器12の中に溜めることができる。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、一端部には外尿道口の周囲に当てがわれる尿導入口部が形 成され、他端部には排尿口部が形成された筒体によって女性用排尿具を作製した ので、コンパクトで携帯性に優れ、価格も安価で、尿飛散を原因とした外尿道口 周辺の器官の炎症などを防ぐことができる。しかも、トイレットペーパーの使用 量も減らすことができる。
【0016】 特に、請求項2の考案によれば、排尿口部に着脱自在に連通可能な延長ホース を有しているので、仮に介護者がいなくても、使用者の体位にかかわりなく、寝 たきりの女性がひとりで排尿することができる。
【0017】 また、請求項4の考案によれば、女性用排尿具を発泡スチロール製としたので 、軽量で、外尿道口の周囲に尿導入口部を当てがった際の押し当て感を良好にす ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る女性用排尿具の使用
状態を示す断面図である。
【図2】(a)この考案の一実施例に係る女性用排尿具
の斜視図である。 (b)この考案の他の形態に係る女性用排尿具の斜視図
である。
【図3】この考案の一実施例に係るさらに別の女性用排
尿具の異なる使用方法を示す断面図である。
【符号の説明】
10,10A 女性用排尿具、 10a 尿導入口部、 10b 排尿口部、 11 延長ホース u 外尿道口。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に、女性の外尿道口の周囲に当て
    がわれる尿導入口部が形成され、 他端部に、前記尿取り口部から導入された尿を排出する
    排尿口部が形成された筒体からなる女性用排尿具。
  2. 【請求項2】 前記排尿口部に着脱自在に連通可能な延
    長ホースを有する請求項1に記載の女性用排尿具。
  3. 【請求項3】 外径が5〜30mm、長さが30〜20
    0mmである請求項1または請求項2に記載の女性用排
    尿具。
  4. 【請求項4】 発泡スチロールからなる請求項1〜請求
    項3のうち、何れか1項に記載の女性用排尿具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010227614A (ja) * 2004-09-06 2010-10-14 Coloplast As 接着剤が一体化されたシリコーンウリシース

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