JPS626681A - 抗蛋白分解酵素阻害剤 - Google Patents
抗蛋白分解酵素阻害剤Info
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- JPS626681A JPS626681A JP60143853A JP14385385A JPS626681A JP S626681 A JPS626681 A JP S626681A JP 60143853 A JP60143853 A JP 60143853A JP 14385385 A JP14385385 A JP 14385385A JP S626681 A JPS626681 A JP S626681A
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は蛋白分解酵素阻害剤に関し、更に詳しくはプラ
スミン、トリプシン、カリクレイン、ウロキナーゼなど
の蛋白分解酵素に対する優れた阻°害活性を有するし一
リジン誘導体又はその薬学的に許容し得る塩を有効成分
とする蛋白分解酵素阻害剤に関する。
スミン、トリプシン、カリクレイン、ウロキナーゼなど
の蛋白分解酵素に対する優れた阻°害活性を有するし一
リジン誘導体又はその薬学的に許容し得る塩を有効成分
とする蛋白分解酵素阻害剤に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕生体
内には種々の蛋白分解酵素が存在していることは周知の
通りであり、例えばプラスミン、トリプシン、カリクレ
イン、ウロキナーゼのようなトリプシン様酵素や、キモ
トリプシン様酵素、ペプシン様酵素などが知られている
。これらの蛋白分解酵素は、何らかの理由により異常に
活性化されると、種々の疾患を、ひきおこす事が知られ
ている。例えば異常に活性化されて生じた多量のプラス
ミンが血液中に存在すると、出血性疾患を生じたり、プ
ラスミンは炎症にも関与しているため炎症性疾患を引き
起したりするので、これらの蛋白分解酵素に阻害活性を
示す物質は何らかの臨床治療薬として有用であり、従来
からその開発が種々検討されて来た。例えば抗プラスミ
ン剤は止血・剤、抗炎症剤、抗アレルギー剤として有用
であり、抗トリプシン剤は膵炎の治療に有用であり、抗
カリクレイン剤は炎症、潰瘍の治療剤として有用であり
、抗ウロキナーゼ剤はウロキナーゼによる血栓溶解療法
の際の出血症状を抑制するのに有用である。従って、従
来からかかる作用を有する蛋白分解酵素阻害剤の開発が
進められているが、それらの蛋白分解酵素阻害活性は低
く、医薬品として実用に供するには十分でなく、更にい
くつかの蛋白分解酵素に対して十分な阻害活性を有する
化合物の開発もなされていない。本発明はかかる従来技
術の問題を解決して実用上十分な阻害活性を有し、しか
もいくつかの蛋白分解酵素に対しても十分な阻害活性を
有する蛋白分解酵素阻害剤を開発することを目的とする
。
内には種々の蛋白分解酵素が存在していることは周知の
通りであり、例えばプラスミン、トリプシン、カリクレ
イン、ウロキナーゼのようなトリプシン様酵素や、キモ
トリプシン様酵素、ペプシン様酵素などが知られている
。これらの蛋白分解酵素は、何らかの理由により異常に
活性化されると、種々の疾患を、ひきおこす事が知られ
ている。例えば異常に活性化されて生じた多量のプラス
ミンが血液中に存在すると、出血性疾患を生じたり、プ
ラスミンは炎症にも関与しているため炎症性疾患を引き
起したりするので、これらの蛋白分解酵素に阻害活性を
示す物質は何らかの臨床治療薬として有用であり、従来
からその開発が種々検討されて来た。例えば抗プラスミ
ン剤は止血・剤、抗炎症剤、抗アレルギー剤として有用
であり、抗トリプシン剤は膵炎の治療に有用であり、抗
カリクレイン剤は炎症、潰瘍の治療剤として有用であり
、抗ウロキナーゼ剤はウロキナーゼによる血栓溶解療法
の際の出血症状を抑制するのに有用である。従って、従
来からかかる作用を有する蛋白分解酵素阻害剤の開発が
進められているが、それらの蛋白分解酵素阻害活性は低
く、医薬品として実用に供するには十分でなく、更にい
くつかの蛋白分解酵素に対して十分な阻害活性を有する
化合物の開発もなされていない。本発明はかかる従来技
術の問題を解決して実用上十分な阻害活性を有し、しか
もいくつかの蛋白分解酵素に対しても十分な阻害活性を
有する蛋白分解酵素阻害剤を開発することを目的とする
。
〔問題点を解決するための手段及びその作用〕本発明に
従えば、 1、一般式(1) %式% びトランスどちらでもよい)、 どちらでもよい)、 Hz N + CHを階CO(式中m=4及び5)R1 Yは弐−N 〔式中、RI+R2はそれぞれ水素原
子、アルキル基(ベンジルオキシカルボニルシクロヘキ
シル基又はベンゾイル基にて置換されていてもよい)、
シクロヘキシル基(ベンゾイル基にて置換されていても
良い)、アダマンチル基、ノルボルニル基、フェニル基
(フェニルアルケニル基、フェニルアルキル基、フェニ
ルヒドロキシアルキル基、フェニルカルボニル基、エト
キシカルボニル基、アセチル基にて置換されていても良
い)、テトラヒドロナフチル基を示すが、R8及びR2
は同時に水素であってはならない〕、CH(CHz)−
(但しn+m=3及び4)、Wは水素原子、フェニルア
ルキル基(ジアルキルアミノ基で置換されていても良い
)、フェニルカルボニル基、エトキシカルボニル基〕又
はテトラヒドロキノリル基を示す〕 で表わされるし一リジン誘導体又はその薬学的に許容し
得る塩を有効成分とする蛋白分解酵素阻害剤が提供され
る。
従えば、 1、一般式(1) %式% びトランスどちらでもよい)、 どちらでもよい)、 Hz N + CHを階CO(式中m=4及び5)R1 Yは弐−N 〔式中、RI+R2はそれぞれ水素原
子、アルキル基(ベンジルオキシカルボニルシクロヘキ
シル基又はベンゾイル基にて置換されていてもよい)、
シクロヘキシル基(ベンゾイル基にて置換されていても
良い)、アダマンチル基、ノルボルニル基、フェニル基
(フェニルアルケニル基、フェニルアルキル基、フェニ
ルヒドロキシアルキル基、フェニルカルボニル基、エト
キシカルボニル基、アセチル基にて置換されていても良
い)、テトラヒドロナフチル基を示すが、R8及びR2
は同時に水素であってはならない〕、CH(CHz)−
(但しn+m=3及び4)、Wは水素原子、フェニルア
ルキル基(ジアルキルアミノ基で置換されていても良い
)、フェニルカルボニル基、エトキシカルボニル基〕又
はテトラヒドロキノリル基を示す〕 で表わされるし一リジン誘導体又はその薬学的に許容し
得る塩を有効成分とする蛋白分解酵素阻害剤が提供され
る。
尚、本発明の化合物には前記一般式(1)にて示される
L−リジン誘導体の他に、それらの薬学的に許容し得る
塩、例えば塩酸塩、臭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩等
の無機酸塩、蓚酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、クエン
酸塩、乳酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホ
ン酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩等を含む。
L−リジン誘導体の他に、それらの薬学的に許容し得る
塩、例えば塩酸塩、臭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩等
の無機酸塩、蓚酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、クエン
酸塩、乳酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホ
ン酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩等を含む。
本発明に従った蛋白分解酵素阻害剤の有効成分として使
用される前記一般式(1)のし−リジン誘導体(又はそ
の塩)は本発明者らが先に特許出願した特願昭60−5
6153号明細書に開示したように、例えば 1)混合酸無水物法(Ann、Chem、、572 1
90 (1951) )2)酸塩化物法(Bioche
mistry、 42219 (1965)3)ホス
ファゾ法(Chem、Ber、、932387 (1
960) )4)ジシクロへキシルカルボジイミド法(
J、八m、chem、soc、、 77 1067
(1955))5)活性化エステル法(例えばN−ヒ
ドロキシコハク酸イミドを用いる方法) (J、Am、Chem、Soe、、 853039 (
1963))などに記載の方法を適宜組合せることによ
って合成できる化合物であり、本発明者らは前記特許出
願明細書に記載したようにして下記表−1に示す化合物
番号1〜36を合成した(以下の記載において便宜上こ
の化合物番号を使用することがある)。
用される前記一般式(1)のし−リジン誘導体(又はそ
の塩)は本発明者らが先に特許出願した特願昭60−5
6153号明細書に開示したように、例えば 1)混合酸無水物法(Ann、Chem、、572 1
90 (1951) )2)酸塩化物法(Bioche
mistry、 42219 (1965)3)ホス
ファゾ法(Chem、Ber、、932387 (1
960) )4)ジシクロへキシルカルボジイミド法(
J、八m、chem、soc、、 77 1067
(1955))5)活性化エステル法(例えばN−ヒ
ドロキシコハク酸イミドを用いる方法) (J、Am、Chem、Soe、、 853039 (
1963))などに記載の方法を適宜組合せることによ
って合成できる化合物であり、本発明者らは前記特許出
願明細書に記載したようにして下記表−1に示す化合物
番号1〜36を合成した(以下の記載において便宜上こ
の化合物番号を使用することがある)。
なお化合物36のN末端のDと表示しであるのはその炭
素が9体であることを示す、また化合物中のlys、
G l y 、ProおよびIi!eはそれぞれL−リ
ジン、グリシン、L−プロリンおよびL−イソロイシン
を示す。物性欄に於けるNMRは核磁気共鳴スペクトル
を意味し、数字は通常、化学シフトを表示するのに用い
られるδ(デルタ)値であり、単位はppmである。溶
媒CDCl3 (重クロロホルム)、(CDI )2
SO(d”−ジメチルスルホキシド)、CD、00
(重メタノール)を単独あるいは組み合せて用いた。内
部標準としてはTMS (テトラメチルシラン)を用
いた。なお、δ値の次に表示したカッコ内の数字は水素
原子の数でそれに続く表示は、Sが単一線、dが二重線
、tが三重線、qが四重線、mが多重線、broadが
巾広い吸収を意味する。
素が9体であることを示す、また化合物中のlys、
G l y 、ProおよびIi!eはそれぞれL−リ
ジン、グリシン、L−プロリンおよびL−イソロイシン
を示す。物性欄に於けるNMRは核磁気共鳴スペクトル
を意味し、数字は通常、化学シフトを表示するのに用い
られるδ(デルタ)値であり、単位はppmである。溶
媒CDCl3 (重クロロホルム)、(CDI )2
SO(d”−ジメチルスルホキシド)、CD、00
(重メタノール)を単独あるいは組み合せて用いた。内
部標準としてはTMS (テトラメチルシラン)を用
いた。なお、δ値の次に表示したカッコ内の数字は水素
原子の数でそれに続く表示は、Sが単一線、dが二重線
、tが三重線、qが四重線、mが多重線、broadが
巾広い吸収を意味する。
なお溶媒に由来する吸収は省略した。
IRは赤外スペクトルを意味し、特にことわらない限り
臭化カリウム錠剤として測定した。なお数字は波数を示
し、単位はcm−’である。又、吸収ピークは主なもの
のみ示した。
臭化カリウム錠剤として測定した。なお数字は波数を示
し、単位はcm−’である。又、吸収ピークは主なもの
のみ示した。
MSは質量スペクトルを意味し数字は陽イオンフラグメ
ントの質量を電荷で除したM/eを示す。
ントの質量を電荷で除したM/eを示す。
なおピークは主なもののみを示した。
以下余白
これらの物質の投与形態及び剤型には特に制限はないが
、一般には薬学上慣用の製剤方法にて適当な製剤とし静
脈注射、筋肉注射、静脈内点滴、経口投与等の方法で使
用することができ、その投与量は好ましくは100〜1
000■/日程度である。但し、必要に応じて適宜増減
し得ることは言うまでもない。
、一般には薬学上慣用の製剤方法にて適当な製剤とし静
脈注射、筋肉注射、静脈内点滴、経口投与等の方法で使
用することができ、その投与量は好ましくは100〜1
000■/日程度である。但し、必要に応じて適宜増減
し得ることは言うまでもない。
去籐五及グル較凱
以下、実施例及び比較例に従って本発明を更に説明する
が、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定するも
のでないことはいうまでもない。
が、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定するも
のでないことはいうまでもない。
比較例としては既知化合物37〜41 (表−2参照)
を用いた。
を用いた。
前記表−1に提示の本発明に従った化合物16゜17
、18 、21及び22並びに比較例の公知化合物37
゜38 、39 、40及び41について以下の方法に
よりプラスミン、トロンビン、トリプシン、血漿カリク
レイン及びウロキナーゼの阻害活性を求めた。結果は表
−3に示す通りであった。
、18 、21及び22並びに比較例の公知化合物37
゜38 、39 、40及び41について以下の方法に
よりプラスミン、トロンビン、トリプシン、血漿カリク
レイン及びウロキナーゼの阻害活性を求めた。結果は表
−3に示す通りであった。
1)″′プラスミン2 の渭
阻害剤を0.05M )リス塩酸緩衝液(pH7,4)
に溶かし、全体を400 u lとし、ここへS−22
5150μlを加え37℃の恒温槽中で5分間インキュ
ベーションし、人のプラスミン0.2力ゼインユニツト
7mlを50μl添加、37℃で4分間インキュベーシ
ョンした後50%酢酸50μlを加え反応を止める。
に溶かし、全体を400 u lとし、ここへS−22
5150μlを加え37℃の恒温槽中で5分間インキュ
ベーションし、人のプラスミン0.2力ゼインユニツト
7mlを50μl添加、37℃で4分間インキュベーシ
ョンした後50%酢酸50μlを加え反応を止める。
系内で生成したバラニトロアニリンの吸光度を405n
mで測定し、阻害剤なしの場合の2の吸光度を示す阻害
剤濃度を!、。として求めた。
mで測定し、阻害剤なしの場合の2の吸光度を示す阻害
剤濃度を!、。として求めた。
(ii )フィブリンゝ解 11の測 法阻害剤を0.
18Mホウ酸生理食塩緩衝液(pH7,4)に溶かし、
全体を600μβとし、37℃恒温槽中、これに牛のフ
ィブリノーゲンの0.2%溶液を200μ!、人のプラ
スミン0、3力ゼインユニツト/m!!溶液を100μ
l、牛のトロンビン50ユニツト/ml?a液を100
μl加えた後生成したフィブリン塊溶解時間を測定し、
阻害剤を入れない場合の溶解時間(本実験条件では約5
分)を2倍に延長する阻害剤の濃度、■、。(50%阻
害濃度)を求める。
18Mホウ酸生理食塩緩衝液(pH7,4)に溶かし、
全体を600μβとし、37℃恒温槽中、これに牛のフ
ィブリノーゲンの0.2%溶液を200μ!、人のプラ
スミン0、3力ゼインユニツト/m!!溶液を100μ
l、牛のトロンビン50ユニツト/ml?a液を100
μl加えた後生成したフィブリン塊溶解時間を測定し、
阻害剤を入れない場合の溶解時間(本実験条件では約5
分)を2倍に延長する阻害剤の濃度、■、。(50%阻
害濃度)を求める。
(iii )フィブリン分解抑制の測定法阻害剤を0.
18Mホウ酸生理食塩緩衝液(pH7,4)に溶かし、
全体を400μlとし、37℃恒温槽中、これに同緩衝
液に溶解した牛のフィブリノーゲンの0.4%溶液を5
00μ!、人のプラスミン1カゼインユニット/ml:
容液を100μlを加え、37℃で10分間反応させた
後、トラネキサム酸13.2mmoIlを含む同緩衝液
3,800μlと牛のトロンビン50ユニツト/ml溶
液を200μ!加えて反応を止め、37℃で15分間イ
ンキュベーションし、フィブリンを析出させた。析出し
たフィブリン塊をガラス棒にまきつけ蒸留水で洗浄後、
残存フィブリノーゲン量をフェノール試薬によるチロシ
ン発色法(J、Biol、Chem、、73627(1
927) )で測定した。
18Mホウ酸生理食塩緩衝液(pH7,4)に溶かし、
全体を400μlとし、37℃恒温槽中、これに同緩衝
液に溶解した牛のフィブリノーゲンの0.4%溶液を5
00μ!、人のプラスミン1カゼインユニット/ml:
容液を100μlを加え、37℃で10分間反応させた
後、トラネキサム酸13.2mmoIlを含む同緩衝液
3,800μlと牛のトロンビン50ユニツト/ml溶
液を200μ!加えて反応を止め、37℃で15分間イ
ンキュベーションし、フィブリンを析出させた。析出し
たフィブリン塊をガラス棒にまきつけ蒸留水で洗浄後、
残存フィブリノーゲン量をフェノール試薬によるチロシ
ン発色法(J、Biol、Chem、、73627(1
927) )で測定した。
残存フィブリノーゲン量から分解フィブリノーゲン量を
求め、阻害剤を入れない場合の、分解フィブリノーゲン
量を半分にする阻害剤の濃度を1.。とじた。
求め、阻害剤を入れない場合の、分解フィブリノーゲン
量を半分にする阻害剤の濃度を1.。とじた。
阻害剤を0.05M トリス塩酸緩衝液(pH8,3>
に溶かし、全体を400μ!とし、ここへS−2238
の0.2mM溶液を50μl加え37℃恒温槽中で5分
間インキュベーションし、牛のトロンビン0.2ユニッ
ト/ml fljWlを50μm7f5加、37℃で初
速変法により1分間あたりに生成したバラニトロアニリ
ンの吸光度を405rvで測定し、阻害剤を入れない場
合の1/2の吸光度を示す阻害剤濃度を1.。とじて求
めた。
に溶かし、全体を400μ!とし、ここへS−2238
の0.2mM溶液を50μl加え37℃恒温槽中で5分
間インキュベーションし、牛のトロンビン0.2ユニッ
ト/ml fljWlを50μm7f5加、37℃で初
速変法により1分間あたりに生成したバラニトロアニリ
ンの吸光度を405rvで測定し、阻害剤を入れない場
合の1/2の吸光度を示す阻害剤濃度を1.。とじて求
めた。
(ii )フィブリン生成抑制の測定法阻害剤を0.1
8Mホウ酸生理食塩緩衝液(pH7,4)に溶かし、全
体を500μlとし、37℃恒温槽中、これに前記緩衝
液に溶解した牛のフィブリノーゲン0.2%溶液を40
0μ!、牛のトロンビン4ユニツト/ ml m液’c
100μl加え、凝固時間を測定し、阻害剤を入れな
い場合の凝固時間を2倍に延長する阻害剤の濃度をI、
。とじて求めた。
8Mホウ酸生理食塩緩衝液(pH7,4)に溶かし、全
体を500μlとし、37℃恒温槽中、これに前記緩衝
液に溶解した牛のフィブリノーゲン0.2%溶液を40
0μ!、牛のトロンビン4ユニツト/ ml m液’c
100μl加え、凝固時間を測定し、阻害剤を入れな
い場合の凝固時間を2倍に延長する阻害剤の濃度をI、
。とじて求めた。
阻害剤を0.05M )リスイミダゾール緩衝液(pH
8,1)に溶かし、S−2238の1mM溶液を125
1!加え、全体を1.20mj!とし、37℃恒温槽中
で5分間インキュベーションする。
8,1)に溶かし、S−2238の1mM溶液を125
1!加え、全体を1.20mj!とし、37℃恒温槽中
で5分間インキュベーションする。
ここへウシのトリプシンo、osmlを添加、37℃で
初速変法により1分間あたりに生成したバラニトロアニ
リンの吸光度を405nmで測定し、阻害剤を入れない
場合の1/2の吸光度を示す阻害剤濃度をI、。とじて
求めた。
初速変法により1分間あたりに生成したバラニトロアニ
リンの吸光度を405nmで測定し、阻害剤を入れない
場合の1/2の吸光度を示す阻害剤濃度をI、。とじて
求めた。
以下余白
4) 力1クレイン2 の2゜
阻害剤を0.05M )リス塩酸緩衝液(pH7,8)
に溶かし、全体を400μlとし、ここへS−2302
の2mM溶液を50μl加え37℃恒温槽中で5分間イ
ンキュベーションし、人の血漿カリクレイン0.12ユ
ニツト/m1溶液を50μl添加、37℃で5分間イン
キュベーションした後50%酢酸50μlを加え反応を
止める。
に溶かし、全体を400μlとし、ここへS−2302
の2mM溶液を50μl加え37℃恒温槽中で5分間イ
ンキュベーションし、人の血漿カリクレイン0.12ユ
ニツト/m1溶液を50μl添加、37℃で5分間イン
キュベーションした後50%酢酸50μlを加え反応を
止める。
系内で生成したパラニトロアニリンの吸光度を405n
s+で測定し、阻害剤を入れない場合の1/2の吸光度
を示す阻害剤濃度をtsoとして求めた。
s+で測定し、阻害剤を入れない場合の1/2の吸光度
を示す阻害剤濃度をtsoとして求めた。
阻害剤を0.05M )リス塩酸緩衝液(pH8,8)
に溶かし、全体を400 μlとし、ここへS−244
4の1mM溶液を50μl加え37℃恒温槽中で5分間
インキュベーションし、人のウロキナーゼ500ユニツ
ト/mI!溶液を50μl添加、37℃で5分間インキ
ュベーションした後50%酢酸50μlを加え反応を止
める。
に溶かし、全体を400 μlとし、ここへS−244
4の1mM溶液を50μl加え37℃恒温槽中で5分間
インキュベーションし、人のウロキナーゼ500ユニツ
ト/mI!溶液を50μl添加、37℃で5分間インキ
ュベーションした後50%酢酸50μlを加え反応を止
める。
系内で生成したバラニトロアニリンの吸光度を405n
mで測定し、阻害剤を入れない場合の1/2の吸光度を
示す阻害剤濃度を■、。とじて求めた。
mで測定し、阻害剤を入れない場合の1/2の吸光度を
示す阻害剤濃度を■、。とじて求めた。
表−2化合物一覧表(既知物質)
〔発明の効果〕
本発明の蛋白分解酵素阻害剤の有効成分である前記一般
式(1)のし−リジン誘導体又はその塩は、前記実験結
果から明らかなように、プラスミン、カリクレイン、ト
リプシン及びウロキナーゼに対する阻害活性を有するが
、トロンビンに対しては殆んど阻害活性を示さない低分
子の化合物で、かかる独特の酵素阻害活性パターンを示
す化合物は未だ報告されたことがない。プラスミン阻害
作用が従来の抗プラスミン剤と異なる効果を示すことは
従来公知の薬剤、例えばトラネキサム酸やε−アミノカ
プロン酸のような蛋白分解酵素のうちのプラスミンのみ
を選択的に阻害するものとは対照的である。例えば本発
明に係る蛋白分解酵素阻害剤の有効成分のあるものはウ
ロキナーゼに対する阻害活性を示すが、ウロキナーゼは
周知の如くプラスミノーゲン活性化酵素であるから、こ
れを阻害することは止血剤として好ましい薬剤となる。
式(1)のし−リジン誘導体又はその塩は、前記実験結
果から明らかなように、プラスミン、カリクレイン、ト
リプシン及びウロキナーゼに対する阻害活性を有するが
、トロンビンに対しては殆んど阻害活性を示さない低分
子の化合物で、かかる独特の酵素阻害活性パターンを示
す化合物は未だ報告されたことがない。プラスミン阻害
作用が従来の抗プラスミン剤と異なる効果を示すことは
従来公知の薬剤、例えばトラネキサム酸やε−アミノカ
プロン酸のような蛋白分解酵素のうちのプラスミンのみ
を選択的に阻害するものとは対照的である。例えば本発
明に係る蛋白分解酵素阻害剤の有効成分のあるものはウ
ロキナーゼに対する阻害活性を示すが、ウロキナーゼは
周知の如くプラスミノーゲン活性化酵素であるから、こ
れを阻害することは止血剤として好ましい薬剤となる。
本発明に係る蛋白分解酵素剤のあるものは、また、抗カ
リクレイン作用及び抗トリプシン作用を示すが、これら
の作用を呈することは前記抗プラスミン作用と併せてよ
り強力な抗炎症剤として有効であることを意味している
。
リクレイン作用及び抗トリプシン作用を示すが、これら
の作用を呈することは前記抗プラスミン作用と併せてよ
り強力な抗炎症剤として有効であることを意味している
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(L−体)( I ) 〔式中、Xは▲数式、化学式、表等があります▼(シス
及びトランスどちらでもよい)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(シス及びトランス
どちらでもよい)、 H_2N−(CH_2)−_mCO−(式中m=4及び
5)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中n=0、1及
び2) またはD−イソロイシルグリシル基を示し、Yは式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、R_1、R
_2はそれぞれ水素原子、アルキル基(ベンジルオキシ
カルボニルシクロヘキシル基又はベンゾイル基にて置換
されていてもよい)、シクロヘキシル基(ベンゾイル基
にて置換されていても良い)、アダマンチル基、ノルボ
ルニル基、フェニル基(フェニルアルケニル基、フェニ
ルアルキル基、フェニルヒドロキシアルキル基、フェニ
ルカルボニル基、エトキシカルボニル基、アセチル基に
て置換されていても良い)、テトラヒドロナフチル基を
示すが、R_1及びR_2は同時に水素であってはなら
ない〕、式−N Z−W〔式中Zは▲数式、化学式、表
等があります▼(但しn+m=3及び4)、 Wは水素原子、フェニルアルキル基(ジアルキルアミノ
基で置換されていても良い)、フェニルカルボニル基、
エトキシカルボニル基〕又はテトラヒドロキノリル基を
示す〕 で表わされるL−リジン誘導体又はその薬学的に許容し
得る塩を有効成分とする蛋白分解酵素阻害剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60143853A JPS626681A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 抗蛋白分解酵素阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60143853A JPS626681A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 抗蛋白分解酵素阻害剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS626681A true JPS626681A (ja) | 1987-01-13 |
Family
ID=15348482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60143853A Pending JPS626681A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 抗蛋白分解酵素阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS626681A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989011852A1 (en) * | 1988-06-06 | 1989-12-14 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Agent for treating pancreatitis or the like |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP60143853A patent/JPS626681A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989011852A1 (en) * | 1988-06-06 | 1989-12-14 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Agent for treating pancreatitis or the like |
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