JPS626670A - 培養装置 - Google Patents

培養装置

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JPS626670A
JPS626670A JP14481085A JP14481085A JPS626670A JP S626670 A JPS626670 A JP S626670A JP 14481085 A JP14481085 A JP 14481085A JP 14481085 A JP14481085 A JP 14481085A JP S626670 A JPS626670 A JP S626670A
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敬一 山田
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は細胞もしくは植物m織の培養装置に関するもの
である。
C従来の技術〕 一般に細胞もしくは植物組織の培養においては、培養対
象が浮遊増殖性細胞もしくは植物m織、すなわち液体培
地中に細胞もしくは植物m織自体が浮遊した状態で増殖
することが可能である場合には、その栄養源である液体
培地中に浮遊させることにより培地と接触させることが
必要であり、また培養対象が接着依存性細胞、すなわち
液体培地中において生育および増殖するために基質に対
する接着が必須の細胞である場合には、適当な基質の表
面に当該細胞を接着させたうえで液体培地と接触させる
ことが必要である。そして接着依存性細胞を接着させる
基質としては、大きな接着面積を容易に得ることができ
ることから、最近においては小径の担体粒子が用いられ
るようになってきている。
このような接着依存性細胞、浮遊増殖性細胞もしくは植
物組織の培養を行うための方法としては、従来、回転翼
などの機械的撹拌m構により液体培地を攪拌しながらそ
の中で細胞の培養を行う方法(特開昭50−10022
3号公報および特開昭59−146598号公報参照)
、その他の方法が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかして目的とする細胞の培養を高い効率で行うために
は、培養対象細胞を常に新しい培地と接触させることが
肝要であり、そのためには浮遊増殖性細胞、または接着
依存性細胞が接着した担体粒子(以下これらを合わせて
単に「細胞Jともいう。)を液体培地中に均一に分散せ
しめることが必要である。
また接着依存性細胞を基質である担体粒子に接着させる
際にも、当該細胞が混合された液体培地中において担体
粒子を均一に分散せしめることができれば、当該細胞の
接着に利用することができる担体粒子の表面の有効利用
面積が大きくなり、したがって高い接着率で細胞を担体
粒子に接着することが可能となり、培養効率を高めるう
えで極めて有利である。
従来において、培養対象細胞を常に新しい液体培地に接
触させるための方法としては、液体培地中に培養対象細
胞を混合した系を回転翼によって攪拌する方法が一般的
であるが、しかしながらこの方法は液体培地と細胞との
混合系に剪断力を加えて当該細胞を分散する方法である
ため、回転翼との衝突によりあるいは大きな剪断力の作
用により培養中の細胞が損傷されることを回避すること
ができず、結局培養効率が低く、また細胞の種類によっ
てはこの方法を用いることができない場合もあるという
問題点を有する。
また上記の如き方法を実施するために、大量培養を目的
として大容量の細胞培養装置を構成する場合には、攪拌
のために大型の攪拌機が必要となり、したがって必然的
に剪断力も大きくなり、そのため培養効率がさらに低下
するようになるという問題点をも有する。このような問
題点を解消するために種々の方策が研究されてはいるが
、かかる問題点を本質的に解決する細胞培養装置は未だ
開発されていないのが現状である。
上記状況は植物組織の培養においても同様である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、以上の如き事情に基づき鋭意研究を重ねた結
果完成されたものであって、その目的とするところは、
液体培地と培養対象細胞もしくは植物組織との混合系に
本質的に剪断力を与えることなく、液体培地中に細胞も
しくは植物組織を均一に分散させることができ、高い効
率で細胞もしくは植物組織の培養を行うことのできる装
置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の培養装置は、液体培地を入れる容器と、この容
器内に設けた、細胞もしくは植物!JI織に対し不透過
性で液体培地透過性の網または膜を有する内容器と、こ
の内容器を回転させる回転駆動部とを備えてなり、前記
内容器内において細胞もしくは植物組織が培養されるこ
とを特徴とするものであり、かかる構成により、内容器
内において、細胞もしくは植物組織を実質上剪断力を与
えずに均一に分散せしめることができ、しかも網または
膜を介して内容器内外の液体培地の交換が可能であり、
したがって高い効率で細胞もしくは植物組織の培養を行
うことができる。
以下図面によって本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明培養装置の一例を示す概略図であり、こ
の第1図の例においては、容器部lと、回転駆動部2と
により装置が構成されている。
容器部lは、容器3と、筒状の内容器4とにより構成さ
れ、容器3においては、実質的に水平な方向に伸び、内
容器4を容器3の側壁に回転可能に軸支するための一方
の回転軸31および他方の回転軸32とが設けられてい
る。この例においては、他方の回転軸32はその軸内部
が中空であって、液体培地を内容器4内に循環(矢印で
示す方向)させるための通路を形成しており、この他方
の回転軸32は容器3の外部から内容器4内に挿通され
た状態で配設され、その一方の端部開口33は内容器4
内に連通している。容器3の外部においては他方の回転
軸32は屈曲して上方に伸び、その他方の端部開口34
が容器3の上部から当該容器3の内部に充填された液体
培地5内に埋没された状態に配置され、これにより液体
培地5を循環するための培地循環管35が構成されてい
る。36はポンプであり、このポンプ36により必要に
応じて容器3の上部の液体培地が培地循環管35を通っ
て内容器4内に循環される。
内容器4は、細胞もしくは植物&II織に対し不透過性
で液体培地透過性の網または膜4Iにより構成された筒
壁42と、この筒壁42の両端部を塞ぐよう設けた側板
43および44と、これら側板43および44を連結し
て前記筒壁42を保持する連結板(図示せず)により構
成されている。前記網または膜41は上述したように細
胞もしくは植物&+1織に対し不透過性で液体培地透過
性のものであり、これよりなる筒壁42を介して液体培
地のみが内容器4の内部から外部へあるいは外部から内
部へと移動することができ、しかも内容器4内の担体粒
子に接着した接着依存性細胞、浮遊増殖性細胞もしくは
植物組織は当該筒壁42を通過することができないので
、培養対象である細胞もしくは植物組織は確実に内容器
4内に存在する状態となる。したがって内容器4を回転
させることにより培養対象細胞もしくは植物組織を均一
に分散させながら当該培養対象細胞もしくは植物組織を
常時新しい液体培地と接触させた状態で培養を行うこと
ができる。また必要に応じて前記ポンプ36により容器
3の上部の液体培地を培地循環管35を通して内容器4
内に循環させるようにしてもよく、この場合には内容器
4内の液体培地の交換を迅速に行うことができる。
前記網または膜41の孔のサイズは培養対象細胞もしく
は植物組織の大きさなどを勘案して選定され、−概に規
定することはできないが、例えば接着依存性細胞が接着
した担体粒子を内容器4内に存在させて培養を行う場合
には孔のサイズは、通常5〜200μ、好ましくは10
〜50nであり、浮遊増殖性細胞を内容器4内に存在さ
せて培養を行う場合には孔のサイズは、通常0.1〜1
0Jrm1好ましくは3〜5nである。また植物組織を
内容器4内に存在させて培養を行う場合に−は孔のサイ
ズは、通常0.5〜20On、好ましくは3〜lOμで
ある。
前記網または11141を構成する材質は、細胞もしく
は植物組織の培養に支障をきたさないものであれば、特
に限定されるものではないが、例えばナイロンおよびテ
フロン(商品名)などを用いることができる。
回転駆動部2は、この例においては、モーター21と、
このモーター21により回転される回転磁石体22とに
より構成され、回転磁石体22は、モーター21に軸支
されその回転軸が水平となるよう位置された保持板23
と、この保持板23に固定された磁石24とにより構成
されている。内容器4の一方の側板43には磁石45が
固定して設けられ、この磁石45に対向するよう回転磁
石体22が配置され、モーター21により回転磁石体2
2を回転させることにより、磁石24と磁石45との間
の磁力により内容器4を回転軸31および32の周りに
自転するよう回転させることができる。この回転駆動部
2においては、その構成は特に限定されず、内容器4を
回転させる方法は自由に選択することができる。
内容器4の回転軸31および32は実質上水平に配置さ
れていることが好ましく、そのようにすることにより内
容器4内において液体培地中の細胞もしくは植物Mi織
を一層均一に分散させることができる。すなわち、内容
器4が自転されている状態においては、内容器4内の液
体培地と細胞もしくは植物組織との混合系が液体培地の
粘性により内容器4といわば一体的に機械的な流れのな
い状態で回転軸の周りに定常的に回転するようになり、
したがって細胞もしくは植物組織は内容器4内の液体培
地に対する相対的位置をほとんど変えることなく内容器
4外に対する存在位置を変えることとなり、このため内
容器4内の細胞もしくは植物組織には順次具なる方向か
ら重力が作用する状態となってこれにより細胞もしくは
植物組織が液体培地内に均一に分散するようになる。こ
こにおいて回転軸31および32が実質上水平であると
は、回転軸31および32の傾きが例えば水平に対して
最大約15度程度までの範囲内である場合をいい、好ま
しくは水平に対して5度以内、より好ましくは3度以内
の傾きであるが、いずれの場合においても内容器4は完
全に液体培地内に浸漬されるものとする。
内容器4の回転速度は、培養対象細胞もしくは植物&l
I織の大きさおよび比重、液体培地の粘度、内容器4の
形状および大きさなどを勘案して選定され、−概に規定
することはできないが、通常は3〜60 r、p、m、
 、好ましくは10〜30 r、p、m、程度の回転速
度となるように内容器4を回転させる。
61は容器3の上部に設けた送気管であり、この送気管
61により容器3の上部空間には細胞の場合例えば濃度
が5%の炭酸ガスを含む空気を、植物&IIVaの場合
は空気を供給し、これにより液体培地5の溶存酸素量を
細胞および植物組織のそれぞれに適した一定の状態に保
つことができる。また必要に応じて液体培地5内に直接
上記空気をバブリングさせながら供給してもよく、この
場合においては内容器4の内部には気泡は入らないので
気泡により細胞もしくは植物組織に損傷を与えることな
く液体培地の溶存酸素量を調節することができる。さら
に、液体培地供給管63より一定の割合で液体培地を供
給すると同時に、液体培地排出管64より同一割合で液
体培地を排することもできる。
62は排気管、65はpHセンサー、66はDOセンサ
ーである。
第2図は、本発明培養装置を用いて細胞もしくは植物組
織の培養を行う場合のシステムチャートの一例であって
、70は液体培地タンク、71は培養容器、72は液体
培地排出タンクを示し、モニター機構73によって培養
容器71の液体培地について例えばpHセンサー74に
よりpHを、ならびにDOセンサー75により溶存酸素
量を検出し、その結果にしたがって培養容器71に供給
される炭酸ガスおよび酸素、空気の供給量を制御する。
第1図に示した構成の培養装置によれば、内容器4の筒
壁42が細胞もしくは植物組織に対し不透過性で液体培
地5内性の網または膜41により構成されているので、
当該筒壁42を介して液体培地のみが内容器4の内部か
ら外部へあるいは外部から内部へと移動することができ
、したがって培養対象細胞もしくは植物組織を常時新し
い液体培地と接触させた状態とすることができ、しかも
内容器4内の培養対象細胞もしくは植物&ll織は当該
筒壁42を通過することができないので、培養対象細胞
もしくは植物組織は確実に内容器4内に存在する状態と
なり、そしてこのように内容器4内に培養対象細胞もし
くは植物組織を存在させた状態で当該内容器4を回転さ
せながら培養を行うので培養対象である細胞もしくは植
物組織を内容器4内の液体培地中に均一に分散させた状
態で培養を行うことができ、この結果後述する培養実施
例の説明からも理解されるように高い効率で培養対象細
胞もしくは植物組織の培養を達成することができる。
そしてこの例においては、内容器4の他方の回転軸32
はその内部が中空であって液体培地を循環するための通
路すなわち培地循環管35を形成しているので、必要に
応じてこの培地循環管35により容器3の上部の新しい
液体培地を内容器4内に循環させることができ、したが
って簡単な構成で内容器4内の液体培地の交換を迅速に
行うことができる。そして培地循環管35の培地出口で
ある他方の回転軸32の端部開口33は内容器4内の中
央すなわち内容器4の回転の中心軸上に位置されること
となるため、内容器4を回転させた状態においては新し
い液体培地を偏ることなく内容器4内の全体に循環させ
ることができる。
第3図および第4図は、それぞれ本発明培養装置の他の
例を示す説明用正面図および説明用側面図である。この
例においては、内容器81が実質上水平に伸びる一対の
回転軸82および83により容器84内に回転可能に軸
支され、内容器81の側壁部85には、内容器81外の
液体培地を内容器81内に供給するための開閉弁(図示
せず)を有する培地供給口86が設けられている。この
培地供給口86は、例えば第4図に示すように、内容器
81の側壁から突出し、その入口90が内容器81の回
転方向(矢印87で示す方向)の下流側に面する状態で
設けられており、この入口90には当該入口90を開閉
する開閉弁が設けられている。この例においては、矢印
87で示した回転方向に内容器81が回転されるとこれ
に伴って培地供給口86が回転移動され、この回転移動
により入口90に設けた開閉弁が内容器81外の液体培
地から押圧力を受けて開き、そしてこの開閉弁は内容器
81が回転されている期間中は継続して開いた状態とな
り、この内容器81の回転移動期間中において内容器8
1外の液体培地が内容器81内に供給される。そして内
容器81の回転が停止すると開閉弁はその復元力により
閉じて培地供給口86の入口90を塞ぎ、これにより内
容器81の回転が停止されている期間中は液体培地の内
容器81内への供給が停止されると共に内容器sl内の
培養対象細胞もしくは植物U織が内容器81外に流出す
ることが防止される。88は内容器81の側板89の一
部に設けた細胞もしくは植物組織に対し不透過性で液体
培地透過性の網または膜である。61.62.63.6
465.66は第1図に示したものと同様のものを表す
なお回転駆動部は省略しである。
この例の培養装置においては、網または膜Asにおいて
内容器81内部の液体培地が内容器81外に移動すると
共に内容器81外の新しい液体培地が内容器81内に移
動して液体培地の交換が適宜行われ、そして内容器81
が回転される間、培地供給口86において内容器81外
の新しい液体培地が内容器81内に供給され、これによ
り内容器81内の培養対象細胞もしくは植物組織は常時
新しい液体培地に接触するようになり、この結果高い効
率で細胞もしくは植物組織の培養を達成することができ
る。
本発明の適用においては、培養されるべき細胞もしくは
植物組織としては何ら制限されるものではなく、例えば
リンパ球、リンパ芽球、バーキットクンパ腫、急性リン
パ芽球性白血病細胞、骨髄腫などのミエローマ細胞また
はこれらによるハイプリドーマ細胞などの浮遊増殖性細
胞、ヒト子宮ガン細胞HeLa 、チャイニーズ−ハム
スター肺細胞、   V−79、ヒト胎児肺細胞MRC
−5、チンバンジ1 −肝繊維芽細胞、ヒト包皮細胞、
ニワトリ胎児繊維芽細胞、初代サル腎細胞、マウス転移
繊維芽細胞、脳下垂体腫瘍細胞、アフリカミドリザル腎
細胞Vero、副腎腫瘍細胞などの接着依存性細胞、セ
リバオウレンプロトブラスト、ハナキリンプロトプラス
ト、タバコ葉肉細胞プロトプラスト、ニンジンプロトプ
ラスト、ゼニゴケのカルス、ダイスのカルス、ムラサキ
のカルス、イチゴ茎頂、トマト茎頂、バレイシラの野性
種(Solanum goniocalyx)の茎頂、
エントウの茎頂、カーネーションの茎頂、アスパラガス
の茎頂、クロレラなどの植物におけるプロトプラスト、
カルス、植物体の一部をなす組織などの植物組織が挙げ
られる。
本発明の適用における細胞培養用の液体培地は特に限定
されるものではなく、公知の培地をそのまま使用するこ
とができ、例えばRPM11640培地、イーグルME
M培地、ダルベツコ変法イーグル培地、Earle培地
199、ハムF12培地などを挙げることができ、これ
らの培地には、5〜b量%の割合で、例えば胎児ウシ血
清、新生児ウシ血清、ウマ血清、ヒト血清を添加して用
いることが好ましい、血清を用いない無血清培地、例え
ばHB102(ハナバイオロジクス社)、RITC55
−9培地などを用いることがtきる。これらの液体培地
の比重は1.00−1,05のものが一般的である。
なおこれらの液体培地には通常酸素および炭酸ガスを溶
存させることが必要であり、産生細胞の生存維持は、通
常、30〜40℃、好ましくは36〜37℃で行う。
また本発明の適用における植物組織の培養用液体培地は
、特に限定されるものではないが、例えばリンスマイヤ
ースクーグ(Linsmaier−5koog)の液体
培地、ムラシゲ−スクーグ(Murashige−5k
oog)の液体培地、MG−58培地などが挙げられる
液体培地の比重としては1.00〜1.05のものが一
般的である。なお液体培地には、酸素を溶存させること
が必要である。なお培養時の液体培地の温度は通常lO
〜40℃であり、好ましくは20〜30℃である。
さらに接着依存性細胞を培養する場合に用いる担体粒子
も特に制限があるものではな(、接着依存性細胞の接着
性および増殖性に適したものであればよく、例えばポリ
スチレンなどの合成高分子、タン白質や多糖類などの天
然高分子により表面が形成された粒子を挙げることがで
きるが、担体粒子は磁性を有するものであることが便利
であり、これによって磁石を用いて担体粒子の捕集、移
動、処理、その他の取扱いを簡便に且つ迅速に行うこと
が可能となる。
磁性を有する担体粒子としては、磁性体粉を高分子材料
により結着してなるもの、磁性を有するコアを高分子材
料により被覆してなるものがあり、磁性体の具体例とし
ては、鉄、コバルト、ニッケル、これらの合金、低炭素
鋼、ケイ素鋼、T−酸化鉄、フェライト、マグネタイト
、その他を挙げることができる。担体粒子の比重は、液
体培地の粘性および比重などによっても異なるが、一般
的に1.0〜1.5の範囲内のものとされる。また担体
粒子の粒径は40〜500n程度が好ましく、形状は球
形が望ましいが、顆粒状、円筒状などであってもよく、
不定形のものであっても差支えない。
液体培地ld当りの浮遊増殖性細胞もしくは植物組織ま
たは接着依存性細胞の播種量は、一般的にはlXl0’
〜lXl0’個であり、接着依存性細胞を培養するため
に使用する担体粒子の数は、通常液体培地1d当りlX
l0’〜lXl0’個である。
なお上記条件などにおいて、細胞もしくは植物組織は液
体培地よりも比重が小さくてもよく、液体培地より比重
が小さい細胞もしくは植物組織は、重力によらずに浮力
によって、比重が大きい細胞もしくは植物組織の場合と
同様に液体培地中において運動し均一に分散するように
なる。
〔実施例〕
以下本発明の培養装置を用いて実際、に行った培養実施
例について説明する。
実施例1 培養細胞:チャイニーズハムスター肺繊維芽細胞由来の
rV−79J 液体培地:10V/V%牛脂児血清を含む「Eagle
−MEM J 粘度: 0.01poise 、比重: 1.01担体
粒子: rCytodex mJ (Pharmaci
a社製)粒径:  180n、比重: 1.03第1図
に示した構成の容積1,51の培養容器、内容器容積8
00 slを有する培養装置を用い、培養容器にIIl
の上記液体培地を入れ下記の条件下で上記細胞の培養を
行った。すなわち、内容器内液体培地800tZに対し
て、乾燥重量で2.4g(約9.6X10’個)の上記
担体粒子を用い、液体培地1d当りl×104個の培養
細胞を播種し、温度37℃の環境下において144時間
に亘り、内容器を回転数15 r、p、繭、で回転せし
めながら、培養容器に液体培地を35*、”hrの割合
で供給し、また同量の液体培地を排出させた。このとき
5%炭酸ガスを含む空気を培養容器の上部空間に供給し
続け、液体培地内の溶存酸素が2 ppI11以下に低
下したときには供給空気内の酸素分圧を酸素ガスを供給
することにより高め、溶存酸素量をコントロールした。
その結果、担体粒子上の細胞数は、液体培地1−当り平
均4.5X10h個であった。
比較例1 内容器1.51のスピンナービンを用い、実験例1にお
けると同様の培養細胞、液体培地および担体粒子を用い
て細胞の培養を行った。すなわち、スピンナービンに液
体培地800■lに対して乾燥重量で2.4gの担体粒
子を加え、ついで液体培地1d当りlXl0’個の培養
細胞を播種し、温度37℃の環境下において回転子の回
転数を3or、1.m、で回転せしめながら、液体培地
を35 d / hrの割合で供給し、また同情の液体
培地を排出させた。このとき5%炭酸ガスを含む空気を
スピンナービンの上部に供給し続けた。
その結果、担体粒子上の細胞数は液体培地1d当り平均
5.2X10’個であった。
実施例2 培養細胞:ヒト胎児肺由来細胞 Flow−2000液
体培地:10V/V%生胎児血清を含むrEagle−
ME?lJ 粘度: 0.01poise 、比重: 1.01担体
粒子: rcytodex I[[J (Pharma
cta社製)粒径:  180n、比重: 1.Q33
第1に示した構成の容積1.51の培養容器、内容器容
積800m7を有する培養装置を用いて下記の条件下で
上記細胞の培養を行った。すなわち、内容器内液体培地
80(bZに対して、乾燥重量で4.8g(約1.9X
10’個)の担体粒子を用い、液体培地1献当り4X1
0’個の培養細胞を播種し、温度37℃の環境下におい
て144時間に亘り、内容器を回転数15 r、p、m
、で回転せしめながら、培養容器に液体培地を40d/
hrの割合で供給し、また同量の液体培地を排出させた
。このとき5%炭酸ガスを含む空気を培養容器上部に供
給し続け、液体培地内の溶存酸素が2 ppm以下に低
下したときには供給空気内の酸素分圧を酸素ガスを供給
することにより高め、溶存酸素量をコントロールした。
その結果、担体粒子上の細胞数は、液体培地1d当り平
均8.3X10’個であった。
比較例2 内容器1.51のスピンナービンを用い、実施例2にお
けると同様の培養細胞、液体培地および担体粒子を用い
て細胞の培養を行った。すなわち、スピンナービンに液
体培地800dに対して乾燥重量で4.8gの担体粒子
を加え、ついで液体培地1ml当り4X10’個の培養
細胞を播種し、温度37℃の環境下において回転子の回
転数を30 r、p、m、で回転せしめながら、液体培
地を4017/hrの割合で供給し、また同量の液体培
地を排出させた。このとき5%炭酸ガスを含む空気をス
ピンナービンの上部に供給し続けた。
その結果、担体粒子上の細胞数は液体培地1−当り平均
3.8X10’個であった。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の培養装置は、内容器が、細胞もし
くは植物組織に対し不透過性で液体培地透過性の網また
は膜を存する構成であり、しかも内容器内に液体培地と
培養対象細胞もしくは植物組織との混合系を存在させ内
容器の周囲には液体培地を充満させた状態で当該内容器
を回転させながら細胞もしくは植物&1Ivaの培養を
行うので、かかる培養対象細胞もしくは植物&IIv6
を常時新しい液体培地と接触させた状態とすることがで
きるうえ培養対象細胞もしくは植物組織を内容器内の液
体培地中に実質上剪断力を与え−ずに均一に分散させた
状態で培養を行うことができ、この結果高い効率で培養
対象細胞もしくは植物&IIVaの培養を達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明培養装置の一例を示す説明図、第2図は
本発明の培養装置を用いて培養を行う場合のシステムチ
ャートの一例を示す説明図、第3図および第4図はそれ
ぞれ本発明培養装置の他の例を示す説明用正面図および
説明用側面図である。 1・・・容器部      2・・・回転駆動部3・・
・容器       4・・・内容器31.32・・・
回転軸    35・・・培地循環管36・・・ポンプ
      41・・・網または膜42・・・筒壁  
     43,44・・・側板21・・・モーター 
    22・・・回転磁石体23・・・保持板   
   24・・・磁石45・・・磁石       5
・・・液体培地61・・・送気管      62・・
・排気管63・・・液体培地供給管  64・・・液体
培地排出管65・・・pHセンサー   66・・・D
Oセンサー70・・・液体培地タンク  71・・・培
養容器72・・・液体培地排出タンク 73・・・モニターR+R74・・・pHセンサー75
・・・D○センサー   81・・・内容器82.83
・・・回転軸    84・・・容器86・・・培地供
給口    88・・・網または膜90・・・培地人口 業1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)液体培地を入れる容器と、この容器内に設けた、細
    胞もしくは植物組織に対し不透過性で液体培地透過性の
    網または膜を有する内容器と、この内容器を回転させる
    回転駆動部とを備えてなり、前記内容器内において担体
    粒子に接着した接着依存性細胞、浮遊増殖性細胞もしく
    は植物組織が培養されることを特徴とする培養装置。
JP60144810A 1985-07-03 1985-07-03 培養装置 Expired - Lifetime JPH0644860B2 (ja)

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