JPS6265906A - 炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物より救急用の酸素を摘確に発生せしめる方法 - Google Patents
炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物より救急用の酸素を摘確に発生せしめる方法Info
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- JPS6265906A JPS6265906A JP20480085A JP20480085A JPS6265906A JP S6265906 A JPS6265906 A JP S6265906A JP 20480085 A JP20480085 A JP 20480085A JP 20480085 A JP20480085 A JP 20480085A JP S6265906 A JPS6265906 A JP S6265906A
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- hydrogen peroxide
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)、産業上の利用分野
本発明は炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物に
より救急用の酸素を発生せしめる方法に関するものであ
り、救急時の人命救助に役立たせることを目的とするも
のである。
より救急用の酸素を発生せしめる方法に関するものであ
り、救急時の人命救助に役立たせることを目的とするも
のである。
(ロ)、従来の技術
炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物を用いて救
急用の酸素を発生させる方法としては、一般に触媒とし
て粉末の二酸化マンガンが使用されている。
急用の酸素を発生させる方法としては、一般に触媒とし
て粉末の二酸化マンガンが使用されている。
この場合、’+R1%tナトリウムと過酸化水素との付
加化合物に対する二酸化マンガンの使用量および水の使
用量に上っては炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化
合物が激しく分解し、瞬時にて液温は100℃に達し水
蒸気と酸素とを回持に放出する。したがって水と二酸化
マンガンの使用量については一般には炭酸ナトリウムと
2a酸化水素との付加化合物の重量に対し水を4〜10
倍、二酸化マンガンを2〜4%使用することが安全範囲
とされている。しかしながら上記安全範囲での反応によ
るfI#素の発生状況はその反応の初期の段階で救急時
に必要とされる単位時間当りの酸素発生量(l/分)に
達するのに数秒ないし数十秒の時間を要し、ことに水温
が10℃以下の場合には必要な酸素の単位時間当りの発
生ff1(fL/分)かえられるまでに数分間もかかる
ため、使用する水として2O℃前後の水を準備しておか
なければならない不便さがある。これは救急用の酸素発
生方法としては致命的な問題と言わなければならない、
また本方法による反応では、安定した酸素の単位時間ち
りの発生量(i/分)が持続して得られないという欠点
も有する。
加化合物に対する二酸化マンガンの使用量および水の使
用量に上っては炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化
合物が激しく分解し、瞬時にて液温は100℃に達し水
蒸気と酸素とを回持に放出する。したがって水と二酸化
マンガンの使用量については一般には炭酸ナトリウムと
2a酸化水素との付加化合物の重量に対し水を4〜10
倍、二酸化マンガンを2〜4%使用することが安全範囲
とされている。しかしながら上記安全範囲での反応によ
るfI#素の発生状況はその反応の初期の段階で救急時
に必要とされる単位時間当りの酸素発生量(l/分)に
達するのに数秒ないし数十秒の時間を要し、ことに水温
が10℃以下の場合には必要な酸素の単位時間当りの発
生ff1(fL/分)かえられるまでに数分間もかかる
ため、使用する水として2O℃前後の水を準備しておか
なければならない不便さがある。これは救急用の酸素発
生方法としては致命的な問題と言わなければならない、
また本方法による反応では、安定した酸素の単位時間ち
りの発生量(i/分)が持続して得られないという欠点
も有する。
(ハ)1発明が解決しようとする問題点炭酸ナトリウム
と過酸化水素との付加化合物を用いて酸素を発生させる
にあたって、触媒として二酸化マンガンのみを使用する
従来の方法では、その初期の反応が極めて鈍く、安全範
囲内での二酸化マンガンの使用では救急時の酸素発生手
段としては不適合と考えられる。
と過酸化水素との付加化合物を用いて酸素を発生させる
にあたって、触媒として二酸化マンガンのみを使用する
従来の方法では、その初期の反応が極めて鈍く、安全範
囲内での二酸化マンガンの使用では救急時の酸素発生手
段としては不適合と考えられる。
(ニ)、問題点を解決するための手段
発明者は上述の欠点を除くべく種々の触媒ならびに様々
な温度域における実験を行なった結果、触媒として過マ
ンガン酸カリウム(kMnoa)と二酸化マンガン(M
n02)を併用することに着目し、その使用比率を特定
することにより救急用の酸素として、理想的な発生の状
況を得るにいたった。その反応の順序はまず触媒である
過マンガン酸カリウムの粉末と二酸化マンガンの粉末と
をあらかじめ混合しておき、これを使用する水に投入す
る8次に酸素発生源である炭酸ナトリウムと過酸化水素
との付加化合物を投入すると、瞬時に酸素の発生が始ま
り、安定した発生が持続するものである。
な温度域における実験を行なった結果、触媒として過マ
ンガン酸カリウム(kMnoa)と二酸化マンガン(M
n02)を併用することに着目し、その使用比率を特定
することにより救急用の酸素として、理想的な発生の状
況を得るにいたった。その反応の順序はまず触媒である
過マンガン酸カリウムの粉末と二酸化マンガンの粉末と
をあらかじめ混合しておき、これを使用する水に投入す
る8次に酸素発生源である炭酸ナトリウムと過酸化水素
との付加化合物を投入すると、瞬時に酸素の発生が始ま
り、安定した発生が持続するものである。
(ホ)1作用
炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物による酸素
発生の反応式は次の通りである。
発生の反応式は次の通りである。
2Na2CO3・3ToOz
+ 2(Na2COs・H2O)+H2O+1.502
1この反応には水と触媒とを必要とし、この両者の使
用比率によっては(ロ)の項で述べたような様々な不都
合が生ずる。また選択する触媒の種類によってもその反
応のしかたは様々に変化する。従来用いられている二酸
化マンガンによる発生の状況はおおむね第1図に示す通
りである。
1この反応には水と触媒とを必要とし、この両者の使
用比率によっては(ロ)の項で述べたような様々な不都
合が生ずる。また選択する触媒の種類によってもその反
応のしかたは様々に変化する。従来用いられている二酸
化マンガンによる発生の状況はおおむね第1図に示す通
りである。
第1図中の救急時に必要な単位時間当りの酸素発生量(
l/分)に達するまでの時間が使用する水の温度によっ
て数秒から数分まで変化し、あらゆる温度の水で使用が
可能とは言えない。
l/分)に達するまでの時間が使用する水の温度によっ
て数秒から数分まで変化し、あらゆる温度の水で使用が
可能とは言えない。
さらに公知の触媒として過マンガン酸カリウムがあるが
、これを用いた場合の発生状況は第2図に示す通りであ
る。
、これを用いた場合の発生状況は第2図に示す通りであ
る。
この場合には酸素の発生が直ちに始まるものの、必要な
単位時間ちりの発生量(l/分)が安定して持続せず急
激に減少し暫減収束する。
単位時間ちりの発生量(l/分)が安定して持続せず急
激に減少し暫減収束する。
発明者はこの2種類の触媒を併用し、これらの混合比率
ならびに水の量と、酸素発生源である炭酸ナトリウムと
過酸化水素との付加化合物との4者間の相対的比率を様
々に変化させて実験を繰返した結果、特定の組合せ比率
において、救急用の酸素発生方法として理想的な発生状
況を呈することを見出した。その実施例を次に示す。
ならびに水の量と、酸素発生源である炭酸ナトリウムと
過酸化水素との付加化合物との4者間の相対的比率を様
々に変化させて実験を繰返した結果、特定の組合せ比率
において、救急用の酸素発生方法として理想的な発生状
況を呈することを見出した。その実施例を次に示す。
(へ)、実施例
使用する炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物の
重量を 100gとし、あらかじめ0.2gの過マンガ
ン酸カリウムの粉末と、3.0gの二酸化マンガンの粉
末とを混合しておく。次に炭酸ナトリウムと過酸化水素
との付加化合物の重量の10倍の水(LOOOml)を
入れた酸素発生器に前記の触媒を入れた後、炭酸すl・
リウムと過酸化水素との付加化合物を入れる。
重量を 100gとし、あらかじめ0.2gの過マンガ
ン酸カリウムの粉末と、3.0gの二酸化マンガンの粉
末とを混合しておく。次に炭酸ナトリウムと過酸化水素
との付加化合物の重量の10倍の水(LOOOml)を
入れた酸素発生器に前記の触媒を入れた後、炭酸すl・
リウムと過酸化水素との付加化合物を入れる。
発生した酸素を除湿器を介して酸素ガスii、量計に導
き、その経時的流量を測定し、また同時に実験開始前の
水温と終了後の液温を測定したものが次の実験結果■〜
■である。
き、その経時的流量を測定し、また同時に実験開始前の
水温と終了後の液温を測定したものが次の実験結果■〜
■である。
実験結果
[共通条件] 2Na2CO+ ・3H2O2;10
0g KMnOa ;0.2gMn02;3.Og
水;10100O■ 水の始温 3℃
最終温15℃(2〕 水の始温10℃
最終温21℃(3)水の始温26℃
最終温37℃A】 水の始温30℃
最終温42℃(5)水の始温40
℃ 最終温50℃(ト)、発明の効
果 一般に使用されている救急用の酸素ボンベは、高圧のも
のであるための危険性をイ1し、その保管には充分な配
慮を要する。また一部で実施されている触媒として二酸
化マンガンを使用する炭酸ナトリウムと過酸化水素との
付加化合物による酸素発生方法における問題点は上述の
通りである0本発明は実施例のごとく3℃〜40℃のい
かなる温度域の水を用いても救急時に必要とする単位時
間当りの酸素量(l/分)が安定した状態で得られる。
0g KMnOa ;0.2gMn02;3.Og
水;10100O■ 水の始温 3℃
最終温15℃(2〕 水の始温10℃
最終温21℃(3)水の始温26℃
最終温37℃A】 水の始温30℃
最終温42℃(5)水の始温40
℃ 最終温50℃(ト)、発明の効
果 一般に使用されている救急用の酸素ボンベは、高圧のも
のであるための危険性をイ1し、その保管には充分な配
慮を要する。また一部で実施されている触媒として二酸
化マンガンを使用する炭酸ナトリウムと過酸化水素との
付加化合物による酸素発生方法における問題点は上述の
通りである0本発明は実施例のごとく3℃〜40℃のい
かなる温度域の水を用いても救急時に必要とする単位時
間当りの酸素量(l/分)が安定した状態で得られる。
発生する酸素は純度99.8%以上のものであるが、酸
麦発生の初期における発生器が大であり、発生器内の空
気を速やかに排除し2救急時に直ちに酸素の吸入が行な
えるなどの効果を有する。
麦発生の初期における発生器が大であり、発生器内の空
気を速やかに排除し2救急時に直ちに酸素の吸入が行な
えるなどの効果を有する。
第1図および第2図は使用する触媒により酸素発生、r
k (l/分)の時間tに対する変化を説明するもので
、第1図は触媒として二酸化マンガン使用の場合、第2
図は触媒として過マンガン酸カリウム使用の場合を示す
。 21 閉 22 図 (い) 手続補正書 昭和60年 9月25]J
k (l/分)の時間tに対する変化を説明するもので
、第1図は触媒として二酸化マンガン使用の場合、第2
図は触媒として過マンガン酸カリウム使用の場合を示す
。 21 閉 22 図 (い) 手続補正書 昭和60年 9月25]J
Claims (1)
- 炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物(2Na_
2CO_3・3H_2O_2)を用いて救急用の酸素を
発生させるにあたつて、まず始めに該炭酸ナトリウムと
過酸化水素との付加化合物の重量1に対して4〜10重
量の水を用い、この水に過マンガン酸カリウム(KMn
O_4)を炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物
の重量に対して、0.1〜3.3%および二酸化マンガ
ン(MnO_2)を2〜4%加え、しかる後炭酸ナトリ
ウムと過酸化水素との付加化合物をこの水に投入するこ
とにより、即時に救急に必要な酸素の発生量(l/分)
となし得ることを特徴とする炭酸ナトリウムと過酸化水
素との付加化合物より救急用の酸素を適確に発生せしめ
る方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20480085A JPS6265906A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物より救急用の酸素を摘確に発生せしめる方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20480085A JPS6265906A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物より救急用の酸素を摘確に発生せしめる方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6265906A true JPS6265906A (ja) | 1987-03-25 |
Family
ID=16496569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20480085A Pending JPS6265906A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 炭酸ナトリウムと過酸化水素との付加化合物より救急用の酸素を摘確に発生せしめる方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6265906A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007513042A (ja) * | 2003-11-20 | 2007-05-24 | オキシシュア システムズ,インク. | 酸素を発生する方法及び装置 |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP20480085A patent/JPS6265906A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007513042A (ja) * | 2003-11-20 | 2007-05-24 | オキシシュア システムズ,インク. | 酸素を発生する方法及び装置 |
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