JPS626302Y2 - - Google Patents

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JPS626302Y2
JPS626302Y2 JP18906281U JP18906281U JPS626302Y2 JP S626302 Y2 JPS626302 Y2 JP S626302Y2 JP 18906281 U JP18906281 U JP 18906281U JP 18906281 U JP18906281 U JP 18906281U JP S626302 Y2 JPS626302 Y2 JP S626302Y2
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JP
Japan
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universal joint
stator
slurry
seal plate
rotor
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JP18906281U
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JPS5892488U (ja
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  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスラリーの定量供給用モーノポンプに
関し、詳細には時硬性のあるスラリーや長繊維物
を含むスラリー等の特殊スラリーを定量供給する
為のモーノポンプの改良に関するものである。
一般的なスラリーを対象とする定量供給用モー
ノポンプとしては、第1図(要部縦断面図)に示
すものが知られている。即ちこの図において、ハ
ウジング1の片側端1aには、メカニカルシール
部2を介してハウジング1内に突出する駆動軸3
を設けると共に、駆動軸3の端部3aには自在継
手受け部材3bを介して自在継手4が取付けられ
ている。一方、ハウジング1の他の片側端1bに
は、パイプ部材5内にひようたん状の空洞6が連
続する様に嵌着且つ形成されてなるステータ7が
直結されている。更にパイプ部材5及びステータ
7の搬送側端部にはスラリーを集中して流出する
為のエンドスタツド18が直結されている。そし
て該ステータ7には、回転軌跡が空洞6とほぼ同
一になるような波形ロータ8が、前記ハウジング
1の他の片側端1bを貫き且つハウジング1内に
旋回可能に突出している。更に該波形ロータ8の
ハウジング側端部8aには自在継手受け部材8b
を介して自在継手9を取付けると共に、該自在継
手9と前記自在継手4はハウジング1内で連結棒
10により連結されている。かくして図に表われ
ないモータにより駆動軸3を回転させると、自在
継手4,連結棒10及び自在継手9を介して波形
ロータ8が回転する。従つて注入口11からハウ
ジング1内に注入されたスラリーは、ステータ7
内での波形ロータ8の旋回に基づく特別なポンプ
作用により脈動や撹拌のない静かで且つ均一な連
続吐出流が安定して得られる。従つて従来のモー
ノポンプは連続的な定量供給性に優れた容積型の
ポンプとして種々の産業分野で広く使われてい
る。
しかし原料たるスラリーの性状によつては従来
のモーノポンプが必ずしも良好に適用できるとは
限らず、例えば石ころやセメント等の様な時硬性
混練物からなるスラリーを搬送する場合には、ハ
ウジング1内の原料滞留部A,Bや原料微動部
C,D付近ではスラリーが付着した後、早期に固
化成長して硬化物を形成させる為、自在継手4の
回動が困難となつたり、又注入口11の下部が閉
塞される様な状態となり、スラリーの供給そのも
のが著しく困難となる。ガラス繊維等の様な長繊
維を含むスラリーを搬送する場合には、その長繊
維が自在継手4,9にからみつく為、該継手4,
9の回動が困難となり、従つてこの場合には波形
ロータ8の回転が円滑に行なえなくなり、スラリ
ーの搬送能力は極端に低下する。
本考案はこうした事情に着目してなされもので
その目的とする所は、上記問題を全て解消し、時
硬性のあるスラリー又は長繊維物を含むスラリー
等の特殊スラリーを連続的に安定して定量供給す
ることのできるモーノポンプを提供しようとする
にある。
しかしてこの様な目的を達成し得た本考案のモ
ーノポンプとは、駆動軸の端部及び波形ロータの
端部に夫々自在継手を取付けると共にこれら両自
在継手を連結棒で連結する一方、上記ロータを回
転可能に収納するひようたん状の空洞を有するス
テータに前記波形ロータを装着し、上記空洞内の
スラリーが上記波形ロータの回転によつて搬送さ
れるようにしてなるモーノポンプにおいて、上記
ステータの上部には、該ステータ上壁を貫いて開
口するスラリー注入口を設けると共に、同ステー
タの駆動軸側端部には固定シール板を取付け、更
に上記ロータの端部に取付けられた前記自在継手
には上記ステータ側へ押圧される回転シール板を
嵌着せしめ、且つ該回転シール板のステータ側端
面を上記固定シール板に対して摺動自在に当接せ
しめて構成した点にその要旨を有するものであ
る。
以下実施例図面に基づき本考案の構成及び作用
効果を説明するが、図面はあくまでも一代表例に
過ぎず、前・後記の趣旨に沿つて一部設計変更を
行うこと(例えばスラリー注入口,固定シール板
及び回転シール板等の形状を変更すること)は本
考案の技術的範囲を逸脱するものではない。
第2図は本考案に係るモーノポンプの要部縦断
面図を示すものであり、第1図と同一の構成のも
のには同一符号を付してある。この図において第
1図の従来例と基本的に大きく異なり又本考案の
特徴でもある点は、第1図のようなハウジング
1を積極的に排除している点第1図のステータ
7にスラリー注入口を直接設けている点、第1
図のステータ7の駆動方向端部と自在継手9の間
にシール機構を介装せしめている点である。即ち
図に表われないモータにより駆動回転する駆動軸
3は軸受部120により軸支されると共に該駆動
軸3の端部3aには自在継手受け部材3bを介し
て自在継手4が回動自在に取付けられている。一
方、波形ロータ8の駆動側方向端部8aにも自在
継手受け部材8bを介して自在継手9が回動自在
に取付けられ、更に該継手9と前記自在継手4は
連結棒10により連結されている。又波形ロータ
8は端部8aを除く搬送側部分が第1図と同様に
ステータ7に嵌装されているが、ステータ7の自
在継手9側端部付近の上部には、該ステータ7の
上壁を貫いて空洞6へ開口する特殊スラリー注入
口(以下単に「注入口」という)12が設けられ
ており、更にステータ7の自在継手9側の端部7
aには、フランジ型の固定シール板13が冠着さ
れている。尚この固定シール板13は、該シール
板13に形成された突起部13aと上記端部7a
との当接面を互いに固着関係とすることによつて
固定されている(第3図参照)。尚第3図では突
起部13aの右側端面が注入口12の最左側端下
方に当接され該当接部は溶接等によつて固定され
ている。更に自在継手9及び自在継手受け部材8
b(これらは一体に連結されている)の外側は、
これらが摺動回転可能である様な筒状のバネ座1
4が設けられているが(第3図参照)、該バネ座
14には、自在継手受け部材8bに接触する内側
部分に段差14aを形成し、これによつて自在継
手9及び自在継手受け部材8bが図示位置よりも
左側へ移動するのを抑制している。また自在継手
9には、その外周左端に割りリング部材9aを設
け、バネ座14の左方への移動を規定している。
一方上記バネ座14の波形ロータ8側端部外周に
は、バネ座14及びシール板13に対して摺動可
能な回転シール板15が嵌合されている。即ち上
記バネ座14の外周面であつて回転シール板15
との間に、バネ16を設け、且つ所定量収縮させ
た状態を保持せしめることによつて上記回転シー
ル板15を前記固定シール板13に絶えず押圧付
勢してやると、回転シール板15と固定シール板
13の間の水密性が発揮されると共に、回転シー
ル板15はステータ側端面15aを固定シール板
13に圧接されながらバネ座14と共に回転する
ことが可能となる。従つて自在継手9の回転に対
しては、バネ座14が自在継手9に追従して回転
し、回転シール板15と固定シール板13の間に
水密摺動状態を生じる。即ち自在継手受け部材8
b,バネ座14,バネ16,回転シール板15及
び固定シール板13でシール機構19を構成せし
めることにより、自在継手9が特殊スラリーと無
接触の状態で回動し得る様になされている。
上記の如く構成されたモーノポンプで時硬性の
あるスラリー又は長繊維物を含むスラリー等の特
殊スラリー(以下単に「特殊スラリー」と略称す
る)を搬送する場合、注入口12に導入された特
殊スラリーは、波形ロータ8が第2図の破線で示
す回転位置にあるとき、その大部分は波形ロータ
8とステータ7間に働く特有の相互作用(一種の
ポンプ作用)の影響を受けて注入口12の搬送側
開口部Eから空洞6内に送り込まれる。又注入口
12へ特殊スラリーを導入する際の導入圧によつ
ては注入口12の開口部Fから搬送方向とは逆方
向に一時的に流れ込む状態となる。しかし波形ロ
ータ8の端部8aに固設した自在継手受け部材8
bのロータ8側周面は円錐状に形成されており、
更に前記開口部Fは前述の如くバネ座14,バネ
16,回転シール板15及び固定シール板13に
よつてシールされているので、前述の開口部Fか
ら自在継手9側に一時的に流れ込んだ特殊スラリ
ーは外部に漏れることなく、波形ロータ8の矢印
の如き回動及び往復動による前述のポンプ作用に
よつて瞬時に全て前方(即ちエンドスタツド18
側方向)へ送り込まれるので、シール機構部19
内に特殊スラリーが滞留することはない。又特殊
スラリー中の長繊維物が自在継手9にからみつく
ということもない。従つて自在継手9の回動機能
は良好に維持することができる。又前記開口部
E,Fにおいても特殊スラリーの滞留は全く見ら
れずしかもその搬送は素早いので、注入口12の
下方周壁12aに特殊スラリーが付着することは
ない。従つて該下方周壁12aに硬化物は形成さ
れず、注入口12からの特殊スラリーの供給は確
実且つ安定に行なわれる。
本考案のモーノポンプは以上の如く構成される
が、要はステータにスラリー注入口を直接設けて
特殊スラリーの滞留部を無くすると共に、自在継
手を特殊スラリーと非接触の状態で回動し得る構
成を施したので、時硬性のあるスラリーや長繊維
を含むスラリー等の特殊スラリーを連続的に安定
して定量供給することができる様になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモーノポンプを示す要部縦断面
図、第2図は本考案に係るモーノポンプを例示す
る要部縦断面図、第3図は第2図の部拡大図で
ある。 3……駆動軸、3b,8b……自在継手受け部
材、4,9……自在継手、5……パイプ部材、6
……空洞、7……ステータ、8……波形ロータ、
10……連結棒、12……スラリー注入口、13
……固定シール板、14……バネ座、15……回
転シール板、16……バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸の端部及び波形ロータの端部に夫々自在
    継手を取付けると共にこれら両自在継手を連結棒
    で連結する一方、上記ロータを回転可能に収納す
    るひようたん状の空洞を有するステータに前記波
    形ロータを装着し、上記空洞内のスラリーが上記
    波形ロータの回転により搬送されるようにしてな
    るモーノポンプにおいて、上記ステータの上部に
    は、該ステータ上壁を貫いて開口するスラリー注
    入口を設けると共に、同ステータの駆動軸側端部
    には固定シール板を取付け、更に上記ロータの端
    部に取付けられた前記自在継手には上記ステータ
    側へ押圧される回転シール板を嵌着せしめ、且つ
    該回転シール板のステータ側端面を上記固定シー
    ル板に対して摺動自在に当接せしめてなることを
    特徴とするモーノポンプ。
JP18906281U 1981-12-17 1981-12-17 モ−ノポンプ Granted JPS5892488U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18906281U JPS5892488U (ja) 1981-12-17 1981-12-17 モ−ノポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18906281U JPS5892488U (ja) 1981-12-17 1981-12-17 モ−ノポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5892488U JPS5892488U (ja) 1983-06-22
JPS626302Y2 true JPS626302Y2 (ja) 1987-02-13

Family

ID=29992995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18906281U Granted JPS5892488U (ja) 1981-12-17 1981-12-17 モ−ノポンプ

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JP (1) JPS5892488U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0677710B2 (ja) * 1986-05-15 1994-10-05 兵神装備株式会社 定量塗布装置
JP4508551B2 (ja) * 2003-05-16 2010-07-21 ジャパンプログレス株式会社 コンクリート製品の低騒音型製造ライン

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5892488U (ja) 1983-06-22

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