JPH0614479U - 一軸偏心ねじポンプ - Google Patents

一軸偏心ねじポンプ

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Publication number
JPH0614479U
JPH0614479U JP5330792U JP5330792U JPH0614479U JP H0614479 U JPH0614479 U JP H0614479U JP 5330792 U JP5330792 U JP 5330792U JP 5330792 U JP5330792 U JP 5330792U JP H0614479 U JPH0614479 U JP H0614479U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw pump
stator
eccentric screw
rotor
uniaxial eccentric
Prior art date
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Pending
Application number
JP5330792U
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English (en)
Inventor
透 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Publication of JPH0614479U publication Critical patent/JPH0614479U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニバーサルジョイントを用いることなく、
一軸偏心ねじポンプを構成し、耐摩耗性に優れた従来よ
り小型化した一軸偏心ねじポンプを提供することを目的
とする。 【構成】 一軸偏心ねじポンプにおいて、ステータを回
転可能に支承するとともに、偏心構造を持つラジアル軸
受を介してステータの回転軸線が駆動シャフトに直結し
たロータの回転軸線から所定距離偏心するように配置し
た一軸偏心ねじポンプである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高粘性流体等の圧送に用いられる一軸偏心ねじポンプに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
一軸偏心ねじポンプは、粘性の高い流体の輸送に好適なポンプとして、オイル 、塗料、パルプ液等の高粘性流体や、薬液、食品などの圧送に使用されている。 この一軸偏心ねじポンプの構造は、図2に示すように、回転軸に対して偏心し た円形断面を有する雄ねじ状のロータ2を、長円形断面を有し、ピッチがロータ 2の2倍である雌ねじ状の内面を形成したステータ1に内装し、前記ロータ2に は、二つのユニバーサルジョイント10およびコネクティングロッド11を介して駆 動シャフト5が連結され、軸封部6でシールされていた。該駆動シャフト5によ って前記ロータ2を回転させれば、ロータ2は回転軸を中心として回転するとと もに、固定されたステータ1の軸心に対して偏心運動を行うことによって流体を 吸込口7から吐出口8へ圧送できるようになっていた。
【0003】 また、上記ステータ1はゴムで製作されていたため、使用液の温度に制限を受 け耐摩耗性や耐溶剤性が悪いといった問題があった。そこで、このような問題を 解決するために、ステータ1あるいはロータ2をセラミックスとした一軸偏心ね じポンプが開発されてきた (特公昭62-29781号公報参照) 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のようにステータ1あるいはロータ2にセラミックスを用いた一 軸偏心ねじポンプであっても、ユニバーサルジョイント10部分は、強度上の問題 からセラミックス化が難しく金属材料が使用されていた。そのため、耐摩耗性が 不充分であり、例えばスラリーを含有した液の圧送にはユニバーサルジョイント 10部の保護が必要とされ、ゴム製のカバーやOリングによるシール等が採用され ているが、長期にわたって安定した保護機能を有することができず、定期的に点 検、交換を必要とするため限られた範囲の薬液にしか使用できなかった。
【0005】 また、上記ユニバーサルジョイント10部には圧送流体が付着しやすく、清掃が 困難であるなどの問題点もあった。さらに、ユニバーサルジョイント10部および コネクティングロッド11を有する構造であるため、ポンプ全体が長くなってしま い、設置に広いスペースを必要とするなどの不都合もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の事情に鑑み、ユニバーサルジョイントを使用することなく、 しかもコンパクトな一軸偏心ポンプを提供すべく、回転軸に対して偏心した円形 断面を有する雄ねじ状のロータを、長円形断面で雌ねじ状の内面をもったステー タに内装してなる一軸偏心ねじポンプにおいて、上記ステータを回転可能に支承 すると共に、該ステータの回転軸線が駆動シャフトに直結したロータの回転軸線 から所定距離偏心するように配置したものである。
【0007】
【作用】
駆動シャフトに直結したロータを回転させれば、ステータが従動回転して流体 を圧送することができ、ユニバーサルジョイントを使用せずに一軸偏心ねじポン プを構成できる。
【0008】
【実施例】
本考案を、添付する図面に示す具体的一実施例に基づいて以下詳細に説明する 。なお、説明中従来例と同じ部分は同一符号を用いる。 図1に本考案の一軸偏心ねじポンプの縦断面を示す。ロータ2は、その回転軸 線L1に対して偏心した円形断面を有する螺旋部2aとジョイント部2bからな る。ロータ2の上記螺旋部2aが、長円形断面を有し、ピッチが螺旋部2aの2 倍である雌ねじ状の内面を形成したステータ1に内装されている。
【0009】 また、該ステータ1は、ラジアル軸受3およびスラスト軸受4で回転自在に支 承されており、水中軸受を構成している。上記ラジアル軸受3は、ロータ2の回 転軸線L1に対して所定の寸法偏心した位置でステータ1を回転させるべく偏心 軸受となっており、また、ラジアル軸受3とステータ4の隙間は5〜 200μmと することでこの隙間を圧送流体が通過し、潤滑、冷却作用をなすことができる。
【0010】 さらに、これらのラジアル軸受3およびスラスト軸受4はポンプハウジング9 内に設置され、該ポンプハウジング9に吸込管7a、吐出管8aを取付けて、そ れぞれ吸込口7、吐出口8を形成してある。 一方、上記ロータ2のジョイント部2bは、ユニバーサルジョイントを用いる ことなく駆動シャフト5に直結されており、このロータ2の回転軸線L1から偏 心するように、ラジアル軸受3に支承されたステータ1の回転軸線L2が配置し ている。なお、この偏心量eは、ロータ2の螺旋部2aにおける回転軸線L1と 円形断面との偏心量に等しいものである。本考案によれば、ポンプハウジング9 は全体として同心状に形成すればよく、ラジアル軸受3のみでステータ1を偏心 支持できることから高精度でかつ容易に製造できる。
【0011】 この一軸偏心ねじポンプにおいて、駆動シャフト5によってロータ2を回転さ せると、ロータ2はその回転軸線L1を中心として回転するが、ロータ2の螺旋 部2aの動きに伴ってステータ1もその回転軸線L2を中心として従動回転し、 その結果従来と同様に流体を吸込口7から吐出口8へ圧送することができる。そ のため、ユニバーサルジョイントを用いることなく、一軸偏心ねじポンプを構成 することができ、ポンプ全体の構造が簡略化され、長さも大幅に短くできる。
【0012】 なお、本考案の一軸偏心ねじポンプでは、摺動特性、耐摩耗性の点からステー タ1、ロータ2、ラジアル軸受3、スラスト軸受4はアルミナ、ジルコニア、炭 化珪素、窒化珪素などのセラミックスで形成することが望ましいが、軸受を構成 する部分にはフッ素樹脂、エンジニアリングプラスチック等の樹脂系材料や金属 、カーボン等の従来使用されている材質を使用することもできる。
【0013】 ここで、実際に図1に示す一軸偏心ねじポンプを試作し、流体の圧送テストを 行った。ポンプを構成するロータ2の螺旋部2aの直径は30mmで偏心量eは6mm とし、ステータ1のピッチを 150mmとした。上記ロータ2を 400rpm で回転させ て清水を圧送すると、吐出圧力1kg/cm2において吐出量8L/minとなり、実用上 充分な性能を示した。
【0014】 また、従来のユニバーサルジョイントを持った一軸偏心ねじポンプでは困難で あったスラリーを含有する液でも、ジョイント部の保護機構を特に必要としない ため安定して圧送することが可能である。 さらに、ロータ2が2回転する間にステータ1が1回転するため従来ポンプに 対して2倍の回転数を必要とするが、これにより、回転数制御による流量のコン トロールを行う場合、モータの回転ムラによる影響が1/2 になるため、より正確 な流量コントロールを行うことができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、一軸偏心ねじポンプにおいて、ステータを回転可能 に支承するとともに、偏心構造を持ったラジアル軸受を介してステータの回転軸 線が駆動軸に直結したロータの軸線から所定距離偏心するように設置したことに よって、ユニバーサルジョイントを用いることなく、一軸偏心ねじポンプを構成 できるため、構造が簡単で長期にわたり安定した運転が可能となる。
【0016】 また、本考案は、小型化が可能であり、圧送流体の付着物を容易に除去できる など、さまざまな特徴を持った一軸偏心ねじポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる一軸偏心ねじポンプを
示す縦断面図である。
【図2】従来の一軸偏心ねじポンプを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ステータ 2…ロータ 3…ラジアル軸受 4…スラスト軸受 5…駆動シャフト 6…軸封部材 7…吸込口 8…吐出口 9…ポンプハウジング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に対して偏心した円形断面を有す
    る雄ねじ状のロータを、長円形断面で雌ねじ状の内面を
    もったステータに内装してなる一軸偏心ねじポンプにお
    いて、上記ステータを回転可能に支承すると共に、該ス
    テータの回転軸線が駆動シャフトに直結したロータの回
    転軸線から所定距離偏心するように配置したことを特徴
    とする一軸偏心ねじポンプ。
JP5330792U 1992-07-29 1992-07-29 一軸偏心ねじポンプ Pending JPH0614479U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5330792U JPH0614479U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 一軸偏心ねじポンプ

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JP5330792U JPH0614479U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 一軸偏心ねじポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0614479U true JPH0614479U (ja) 1994-02-25

Family

ID=12939071

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JP5330792U Pending JPH0614479U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 一軸偏心ねじポンプ

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JP (1) JPH0614479U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012017660A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd 一軸偏心ねじポンプ
JP2013011188A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd 一軸偏心ねじポンプ
JP2013011189A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd 一軸偏心ねじポンプ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012017660A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd 一軸偏心ねじポンプ
JP2013011188A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd 一軸偏心ねじポンプ
JP2013011189A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd 一軸偏心ねじポンプ

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