JPS6262997A - 導電紙 - Google Patents
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- JPS6262997A JPS6262997A JP20244385A JP20244385A JPS6262997A JP S6262997 A JPS6262997 A JP S6262997A JP 20244385 A JP20244385 A JP 20244385A JP 20244385 A JP20244385 A JP 20244385A JP S6262997 A JPS6262997 A JP S6262997A
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- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、紙に導電性を与えることによって、静電気発
生防止性や、電磁波に対するシールド性をもたせた導電
紙及びその積層体に関するものである。
生防止性や、電磁波に対するシールド性をもたせた導電
紙及びその積層体に関するものである。
従来、静電気発生防止用の紙として、炭素繊維や金属繊
維をパルプと抄紙したものが知られているが、いずれも
コスト高であるという欠点を有する。
維をパルプと抄紙したものが知られているが、いずれも
コスト高であるという欠点を有する。
近年、電子機器の小型化、精密化が進み、それらのパッ
ケージや筐体材料はプラスチックが殆んどである為、電
磁波を透過する。このために、電子機器から発生する電
磁波により誤動作、ノイズが大きな問題となっている。
ケージや筐体材料はプラスチックが殆んどである為、電
磁波を透過する。このために、電子機器から発生する電
磁波により誤動作、ノイズが大きな問題となっている。
また、ＩＣやＬＳＩ等の半導体素子は静電気放電による
破損が生じ易い。
破損が生じ易い。
さらに磁気テープやカード、フロッピーディスク、ハー
ドディスク等の磁気記録媒体において、静電気放電や電
磁波によって記録が消失する事故が起きている。それら
の対策として、導電性を有する紙をパッケージ材料とし
て用いたり、あるいはこれを電子機器の筐体内面に貼り
付けて用いることが考えられるが、従来、このような目
的に適合し得る安価な導電紙は未だ開発されていない。
ドディスク等の磁気記録媒体において、静電気放電や電
磁波によって記録が消失する事故が起きている。それら
の対策として、導電性を有する紙をパッケージ材料とし
て用いたり、あるいはこれを電子機器の筐体内面に貼り
付けて用いることが考えられるが、従来、このような目
的に適合し得る安価な導電紙は未だ開発されていない。
本発明は、前記のような事情に鑑み、静電気発生防止性
にすぐれ、また電磁シールド性の高い導重紙を提供する
ことを目的とする。
にすぐれ、また電磁シールド性の高い導重紙を提供する
ことを目的とする。
本発明によれば、第１の発明として、繊維と、導電性繊
維と、必要に応じて用いられる導電性金属被覆マイカを
主成分とする紙料を抄紙して得られた導電紙が提供され
、第２の発明として、繊維と、導電性繊維と、必要に応
じて用いられる導電性金属被覆マイカを主成分とする紙
料を抄紙して得られた導電紙の少なくとも一方の面にシ
ート状部材を積層させたことを特徴とする導電紙積層体
が提供される。
維と、必要に応じて用いられる導電性金属被覆マイカを
主成分とする紙料を抄紙して得られた導電紙が提供され
、第２の発明として、繊維と、導電性繊維と、必要に応
じて用いられる導電性金属被覆マイカを主成分とする紙
料を抄紙して得られた導電紙の少なくとも一方の面にシ
ート状部材を積層させたことを特徴とする導電紙積層体
が提供される。
本発明において、導電紙の導電性は、金属で被覆した導
電性繊維やマイカの長さ、直径、皮膜金属の種類と厚さ
及び紙屑繊維中の含有量に依存する。従って本発明にか
かる導電紙の導電性は、その使用目的や抄紙条件等にお
いて、前記条件を選び、適宜所望のレベルになるように
設定すべきである。
電性繊維やマイカの長さ、直径、皮膜金属の種類と厚さ
及び紙屑繊維中の含有量に依存する。従って本発明にか
かる導電紙の導電性は、その使用目的や抄紙条件等にお
いて、前記条件を選び、適宜所望のレベルになるように
設定すべきである。
本発明で用いる金属被覆する基材繊維としては、例えば
、ポリエステル、ナイロン、アクリル系高分子、ポリ塩
化ビニル、ポリプロピレン、ビニロン等の合成高分子繊
維、綿、麻、絹等の天然繊維、−ガラス、シリカ、アル
ミナ、スラグウール等の無機繊維がある。
、ポリエステル、ナイロン、アクリル系高分子、ポリ塩
化ビニル、ポリプロピレン、ビニロン等の合成高分子繊
維、綿、麻、絹等の天然繊維、−ガラス、シリカ、アル
ミナ、スラグウール等の無機繊維がある。
また、金属被覆マイカ基材としては、フロゴバイト（金
雲母）、マスコバイト（白雲母）、バイオタイト（黒雲
母）、セリサイト（絹雲母）等の天然産のフレーク状マ
イカ鉱物及び合成雲母がある。
雲母）、マスコバイト（白雲母）、バイオタイト（黒雲
母）、セリサイト（絹雲母）等の天然産のフレーク状マ
イカ鉱物及び合成雲母がある。
被覆する金属には、ニッケル、コバルト、銅、銀等の各
種の導電性金属及びそれらの合金が単層又は二層で用い
られる。
種の導電性金属及びそれらの合金が単層又は二層で用い
られる。
被覆する金属量は、＃ａ維については１０〜５０重量％
程度であり、マイカについては２０〜８０重量％が適当
である。また、この金属被Ｗ１繊維やマイカは、抄紙時
の分散性や他の紙層繊維との密着性を改善するために、
必要に応じて界面活性剤や、カップリング剤等の表面改
質剤を用いて表面処理を施すこともできる。
程度であり、マイカについては２０〜８０重量％が適当
である。また、この金属被Ｗ１繊維やマイカは、抄紙時
の分散性や他の紙層繊維との密着性を改善するために、
必要に応じて界面活性剤や、カップリング剤等の表面改
質剤を用いて表面処理を施すこともできる。
繊維やマイカに対する金属の被覆方法としては、無電解
めっき法及び無電解めっき法と電気めっき法の併用等を
採用することができ、その被覆操作は特し；限定される
ものではない。
めっき法及び無電解めっき法と電気めっき法の併用等を
採用することができ、その被覆操作は特し；限定される
ものではない。
本発明の導電紙における紙層繊維原料としては、木材パ
ルプ、靭皮繊維、種毛繊維、葉繊維等の各種の植物繊維
の他、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン等
の合成繊維、ガラス繊維、アスベスト繊維、アルミナ繊
維等の無機繊維、炭素繊維及びそれらの繊維の混合物等
が挙げられる。
ルプ、靭皮繊維、種毛繊維、葉繊維等の各種の植物繊維
の他、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン等
の合成繊維、ガラス繊維、アスベスト繊維、アルミナ繊
維等の無機繊維、炭素繊維及びそれらの繊維の混合物等
が挙げられる。
本発明の導電紙を抄造するには、通常の抄紙法に従って
、紙層繊維と導電性繊維を主成分とするか、又は紙屑繊
維と導電性繊維と導電性金属被覆マイカ（以下、単に導
電性マイカともいう）とを主成分とする紙料を、水中に
分散させ、抄紙すればよい。この場合、金属で被覆した
導電性繊維の繊維長は特に限定する必要はないが、直径
が１５μｍ前後の小さなものは１００μｍ〜２０ｍｍ、
一方直径が４５μｍ前後のものは１００μｍ〜５００１
１１、またマイカの粒径は、抄紙上、４０μｍ〜２５０
μｍの範囲に規定するのが好ましい。この理由は次の通
りである。即ち、繊維についてはできる限り、長繊維で
使用するととが少ない充填率で優れた導電性を得るのに
望ましいが、アスペクト比（繊維長／直径）が大きいと
ブロック現象が呪われ、繊維がからまって均一分散が困
難になる。マイカについては、その粒径が４０μＩより
小さくなると、抄紙に際しては、抄き網を通過するマイ
カ粉の量が多くなり、一方２５０μ―を越えるようにな
ると、繊維とマイカの混合状態に不均一性が生じるよう
になる。
、紙層繊維と導電性繊維を主成分とするか、又は紙屑繊
維と導電性繊維と導電性金属被覆マイカ（以下、単に導
電性マイカともいう）とを主成分とする紙料を、水中に
分散させ、抄紙すればよい。この場合、金属で被覆した
導電性繊維の繊維長は特に限定する必要はないが、直径
が１５μｍ前後の小さなものは１００μｍ〜２０ｍｍ、
一方直径が４５μｍ前後のものは１００μｍ〜５００１
１１、またマイカの粒径は、抄紙上、４０μｍ〜２５０
μｍの範囲に規定するのが好ましい。この理由は次の通
りである。即ち、繊維についてはできる限り、長繊維で
使用するととが少ない充填率で優れた導電性を得るのに
望ましいが、アスペクト比（繊維長／直径）が大きいと
ブロック現象が呪われ、繊維がからまって均一分散が困
難になる。マイカについては、その粒径が４０μＩより
小さくなると、抄紙に際しては、抄き網を通過するマイ
カ粉の量が多くなり、一方２５０μ―を越えるようにな
ると、繊維とマイカの混合状態に不均一性が生じるよう
になる。
紙層繊維に対する導電性繊維の添加割合は、導電性繊維
の直径、長さ、皮膜金属の種類と厚さ、あるいは金属被
覆マイカの併用及びその使用目的によって異なるが、多
くの場合、乾燥基準で５重量％以上である。この場合、
添加量の低い範囲においては、静電気発生防止を目的と
した導電紙として有効であり、また添加量が約１５重量
％以上、好ましくは２５重量％以上のものにあっては、
表面抵抗が小さい導電紙となるので特に電磁波シールド
に有効である。
の直径、長さ、皮膜金属の種類と厚さ、あるいは金属被
覆マイカの併用及びその使用目的によって異なるが、多
くの場合、乾燥基準で５重量％以上である。この場合、
添加量の低い範囲においては、静電気発生防止を目的と
した導電紙として有効であり、また添加量が約１５重量
％以上、好ましくは２５重量％以上のものにあっては、
表面抵抗が小さい導電紙となるので特に電磁波シールド
に有効である。
更に１本発明にかかる導電紙は前記導電性繊維のほかに
必要に応じて金属被覆マイカを併用して混在させること
ができ、その量は適宜選定すればよい。
必要に応じて金属被覆マイカを併用して混在させること
ができ、その量は適宜選定すればよい。
本発明者らの実験によれば、金属被覆マイカを併用する
場合、導電性繊維の使用量を低減でき、導電性繊維の分
散性の向上、耐熱性の向上、−また表面抵抗等の導電特
性を連続的に広範囲に変化させることができ、都合のよ
い場合が多い。しかし導電紙中に導電性繊維と金属被覆
マイカの合計添加量が９５重量％を越える場合は、得ら
れる導電紙は紙質の著しく劣ったものになる傾向にあり
、通常８０重量％以下にするのがよい。
場合、導電性繊維の使用量を低減でき、導電性繊維の分
散性の向上、耐熱性の向上、−また表面抵抗等の導電特
性を連続的に広範囲に変化させることができ、都合のよ
い場合が多い。しかし導電紙中に導電性繊維と金属被覆
マイカの合計添加量が９５重量％を越える場合は、得ら
れる導電紙は紙質の著しく劣ったものになる傾向にあり
、通常８０重量％以下にするのがよい。
本発明において、紙層繊維と導電性繊維を含む紙料、又
は紙層繊維と導電性繊維と導電性マイカとを含む紙料を
抄紙する場合、各紙料成分の結合性を高めるために、変
性デンプン、植物ガム、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリルアミド、尿素樹脂、メラミン樹脂等のバイ
ンダーを添加することができ、また必要に応じ、その他
の慣用の補助成分１例えば、硫酸アルミニウム２、炭酸
カルシウム、クレー等の填料、その他を添加することが
できる。
は紙層繊維と導電性繊維と導電性マイカとを含む紙料を
抄紙する場合、各紙料成分の結合性を高めるために、変
性デンプン、植物ガム、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリルアミド、尿素樹脂、メラミン樹脂等のバイ
ンダーを添加することができ、また必要に応じ、その他
の慣用の補助成分１例えば、硫酸アルミニウム２、炭酸
カルシウム、クレー等の填料、その他を添加することが
できる。
本発明の導電紙は、紙中に導電性繊維、又は導電性繊維
と導電性マイカが均一分散された構造を有するが、この
ような導電紙は、紙層繊維のみによる紙と比べて引張強
さ等に劣る場合がある。本発明においては、このような
導電紙の強度を向上させるため、また使用態様を拡大さ
せるために、その少なくとも一方の面、即ち、その片面
又は両面に対して、シフト状部材を積層接着させた積層
体として用いることができる。この場合、シート状部材
としては、例えば、天然パルプ紙、合成紙。
と導電性マイカが均一分散された構造を有するが、この
ような導電紙は、紙層繊維のみによる紙と比べて引張強
さ等に劣る場合がある。本発明においては、このような
導電紙の強度を向上させるため、また使用態様を拡大さ
せるために、その少なくとも一方の面、即ち、その片面
又は両面に対して、シフト状部材を積層接着させた積層
体として用いることができる。この場合、シート状部材
としては、例えば、天然パルプ紙、合成紙。
プラスチックフィルム、不織布等が挙げられる。
積層方法としては、種々の方法を用いることができ、例
えば、２層構造又は３層構造の積層紙の場合には、抄紙
法や接着法を用いることができ、また、導電紙を市販の
天然パルプ紙、合成紙、プラスチックフィルム、不織布
等に対して積層する場合には、接着法等が使用される。
えば、２層構造又は３層構造の積層紙の場合には、抄紙
法や接着法を用いることができ、また、導電紙を市販の
天然パルプ紙、合成紙、プラスチックフィルム、不織布
等に対して積層する場合には、接着法等が使用される。
このような積層体は、導電紙からの導電性繊維やマイカ
の剥離が防止され。
の剥離が防止され。
しかも強度も大きいので、実用上極めて好都合である。
また、強度の大きな導電紙を得るには、紙層繊維として
ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂繊維を
用いると共に、抄紙後、カレンダー装置を通し、繊維間
を熱融着させるのも有効な方法である。このような導電
紙は、導電性繊維又は導電性繊維と導電性マイカが強固
に紙層繊維に固定化されたもので、導電性繊維や導電性
マイカの導電紙からの剥離の防止された強度の大きいも
のである。
ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂繊維を
用いると共に、抄紙後、カレンダー装置を通し、繊維間
を熱融着させるのも有効な方法である。このような導電
紙は、導電性繊維又は導電性繊維と導電性マイカが強固
に紙層繊維に固定化されたもので、導電性繊維や導電性
マイカの導電紙からの剥離の防止された強度の大きいも
のである。
本発明の導電紙に、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等のプラスチ
ックフィルムをラミネートしたものは、そのプラスチッ
クフィルムの熱融着性を利用したヒートシール性の導電
紙として用いることができる。
リプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等のプラスチ
ックフィルムをラミネートしたものは、そのプラスチッ
クフィルムの熱融着性を利用したヒートシール性の導電
紙として用いることができる。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例１
ポリエステル繊維（直径１４μｍ）を約１ｍｍに切断し
、その表面に通常の方法で無電解ニッケルめっきし、金
属化率（めっき被覆金属の金属被覆ポリエステル繊維に
対する重量割合）４７．４％、密度２．２８ｇ／ｃｊの
導電性ポリエステル繊維を得た。
、その表面に通常の方法で無電解ニッケルめっきし、金
属化率（めっき被覆金属の金属被覆ポリエステル繊維に
対する重量割合）４７．４％、密度２．２８ｇ／ｃｊの
導電性ポリエステル繊維を得た。
このようにして得たニッケル被Ｍｍ維と針葉樹晒クラフ
トパルプ（ＮＢＫＰ）を紙料成分として用い。
トパルプ（ＮＢＫＰ）を紙料成分として用い。
これらを−故紙に抄く毎に、手抄き機の円筒容器に入れ
、ＪＩＳ規格（ＪＩＳ Ｐ−８２０９）に従って抄紙し
た。
、ＪＩＳ規格（ＪＩＳ Ｐ−８２０９）に従って抄紙し
た。
この場合、パルプ（ＮＢＫＰ）としては、ＰＦＩミルを
用いて７００回叩解したもの（カナディアンフリーネス
テスト３７０ｍ Ｑ ）を用いた。
用いて７００回叩解したもの（カナディアンフリーネス
テスト３７０ｍ Ｑ ）を用いた。
抄紙された単層構造の紙について、表面抵抗（Ω／口）
と、管内法による４ＧＨｚにおける電磁波透過損失（ｄ
Ｂ）をそれぞれ測定し、その導電性と電磁波シールド性
をそれぞれ評価した。その測定結果を、各抄紙サンプル
について第１表に示す。
と、管内法による４ＧＨｚにおける電磁波透過損失（ｄ
Ｂ）をそれぞれ測定し、その導電性と電磁波シールド性
をそれぞれ評価した。その測定結果を、各抄紙サンプル
について第１表に示す。
また各抄紙サンプルについては、さらにＡＳＴＭ［：Ｓ
７−８３による近接界測定用治具（エレクトロメトリッ
ク社製、ＮＦＣ−１０００）を用いて周波数特性を測定
し、その結果を第２表に示す。
７−８３による近接界測定用治具（エレクトロメトリッ
ク社製、ＮＦＣ−１０００）を用いて周波数特性を測定
し、その結果を第２表に示す。
前記第１表及び第２表に示した結果かられかるように、
導電性ポリエステル繊維を少なくとも１６．７重量％含
有するものは静電気発生防止性能を有し。
導電性ポリエステル繊維を少なくとも１６．７重量％含
有するものは静電気発生防止性能を有し。
また２５重量％含有するものは、導電性及び電磁波シー
ルド性のいずれにおいてもすぐれた特性を示すことがわ
かる。
ルド性のいずれにおいてもすぐれた特性を示すことがわ
かる。
実施例２
実施例１に示した針葉樹晒クラフトパルプと導電性ポリ
エステル繊維、それに通常の方法で無電解ニッケルめっ
きした平均粒子径１１０μ−のマスコバイトマイカ（金
属化率３２．６％、密度３．５ｇ／ｃｕ？）の各抄紙用
原料を手抄き機の円筒容器中で混合し、実施例１と同様
の方法で抄紙した。
エステル繊維、それに通常の方法で無電解ニッケルめっ
きした平均粒子径１１０μ−のマスコバイトマイカ（金
属化率３２．６％、密度３．５ｇ／ｃｕ？）の各抄紙用
原料を手抄き機の円筒容器中で混合し、実施例１と同様
の方法で抄紙した。
得られた紙について、実施例１と同様の方法で表面抵抗
（Ω／口）と管内法による４ＧＨｚでの電磁波シールド
特性について測定し、その結果を第３表に示す。また近
傍界測定用冶具を用いて測定した電磁波シールドの周波
数特性を第４表に示す。
（Ω／口）と管内法による４ＧＨｚでの電磁波シールド
特性について測定し、その結果を第３表に示す。また近
傍界測定用冶具を用いて測定した電磁波シールドの周波
数特性を第４表に示す。
前記のようにして得られた紙は針葉樹晒パルプの中に導
電性ポリエステル繊維と導電性マイカフレークが分散し
た構造であり、導電性マイカフレークを導電性繊維で接
続した状態が得られ、マイカ単独を用いて抄紙したもの
よりも効率的に電磁波シールド性が得られた。
電性ポリエステル繊維と導電性マイカフレークが分散し
た構造であり、導電性マイカフレークを導電性繊維で接
続した状態が得られ、マイカ単独を用いて抄紙したもの
よりも効率的に電磁波シールド性が得られた。
実施例３
直径１４μｍのポリアクリロニトリル繊維を約０．３ｍ
ｍに切断した後通常の方法で無電解ニッケルめっきして
、金属化率４９．３％、密度１．９４ｇ／ｃｏ？の導電
性繊維を得た。この導電性繊維と、実施例１で示した導
電性マイカフレーク及び針葉樹晒りラフＩ・パルプを用
い、実施例１と同様にして導電紙を抄造し、その表面抵
抗（Ω／口）、管内法での４ＧＩＩｚにおける電磁波シ
ールド特性及び近接界測定治具を用いての電磁波シール
ドの周波数特性を第５表と第６表に示す。第５表及び第
６表から導電性繊維の長さが実施例１の１７３の場合で
も良い導電性の紙が得られることがわかる。また、導電
性マイカを入れることで導電性繊維含量を減少でき、紙
の難燃化が達成される。
ｍに切断した後通常の方法で無電解ニッケルめっきして
、金属化率４９．３％、密度１．９４ｇ／ｃｏ？の導電
性繊維を得た。この導電性繊維と、実施例１で示した導
電性マイカフレーク及び針葉樹晒りラフＩ・パルプを用
い、実施例１と同様にして導電紙を抄造し、その表面抵
抗（Ω／口）、管内法での４ＧＩＩｚにおける電磁波シ
ールド特性及び近接界測定治具を用いての電磁波シール
ドの周波数特性を第５表と第６表に示す。第５表及び第
６表から導電性繊維の長さが実施例１の１７３の場合で
も良い導電性の紙が得られることがわかる。また、導電
性マイカを入れることで導電性繊維含量を減少でき、紙
の難燃化が達成される。
第６表
実施例４
直径１４μｍ、長さ２Ｉのポリエステル繊維を通常の方
法で無電解ニッケルめっきして得られた導電性繊維（比
重、 ２．１９）と実施例１で示したパルプを用い、実
施例１と同一方法で抄紙して導電紙を得た。この導電紙
を中間層とし、その上下層に別途抄造したパルプ紙を重
ね、接着剤により接着させ、三層構造の導電紙積層体を
得た。この三層構造の紙は、表面はパルプ繊維のみから
なり、表面抵抗が高く、中間層に少量のパルプ繊維と導
電性の有機繊維が存在する。このものについて、実施例
１と同様にして電磁波吸収特性を調べた。その結果を第
７表に示す・ 第７表の結果かられかるように、抄紙にあたり全体とし
て使用する導電性繊維の量は同じでも、導電性繊維の密
度の高い層を存在させることによって、導電紙の特性で
ある電磁波シールド性能を上げることができる。さらに
その表面は１０’ ０７口以上の表面抵抗を示し、紙の
強度も単層構造に比べて約２〜３倍程度強いものが得ら
れる。
法で無電解ニッケルめっきして得られた導電性繊維（比
重、 ２．１９）と実施例１で示したパルプを用い、実
施例１と同一方法で抄紙して導電紙を得た。この導電紙
を中間層とし、その上下層に別途抄造したパルプ紙を重
ね、接着剤により接着させ、三層構造の導電紙積層体を
得た。この三層構造の紙は、表面はパルプ繊維のみから
なり、表面抵抗が高く、中間層に少量のパルプ繊維と導
電性の有機繊維が存在する。このものについて、実施例
１と同様にして電磁波吸収特性を調べた。その結果を第
７表に示す・ 第７表の結果かられかるように、抄紙にあたり全体とし
て使用する導電性繊維の量は同じでも、導電性繊維の密
度の高い層を存在させることによって、導電紙の特性で
ある電磁波シールド性能を上げることができる。さらに
その表面は１０’ ０７口以上の表面抵抗を示し、紙の
強度も単層構造に比べて約２〜３倍程度強いものが得ら
れる。
第７表
実施例５〜７
第８表に示す各種の長さに切断した直径１４μ層のポリ
アクリロニトリル繊維を通常の方法で無電解銅めっきし
、金属化率３９．０％、密度１．７７ ｇ ／ｃｊの導
電性繊維を得た。更にこの導電性繊維上に無電解銀めっ
きを１．６重量％被覆させ、密度１．７９ ｇ ／ａＪ
の導電性繊維を得た。この様にして得られた銀。
アクリロニトリル繊維を通常の方法で無電解銅めっきし
、金属化率３９．０％、密度１．７７ ｇ ／ｃｊの導
電性繊維を得た。更にこの導電性繊維上に無電解銀めっ
きを１．６重量％被覆させ、密度１．７９ ｇ ／ａＪ
の導電性繊維を得た。この様にして得られた銀。
銅二層被覆繊維を実施例１と同一の方法で抄紙した。得
られた紙について実施例１と同様の方法で表面抵抗（Ω
／口）を測定した結果を第８表に示す。
られた紙について実施例１と同様の方法で表面抵抗（Ω
／口）を測定した結果を第８表に示す。
第８表
実施例８〜１１
第９表に示す各種の繊維を実施例１と同じ方法で無電解
ニッケルめっきした。紙層中の導電繊維含有量５０％、
坪量ｌｏｎｇ／ｒｒ？の紙を実施例１と同じ抄紙法で夫
々作製した。得られた紙について実施例１と同様の方法
で表面抵抗（Ω／口）を測定した結果を第９表に示す。
ニッケルめっきした。紙層中の導電繊維含有量５０％、
坪量ｌｏｎｇ／ｒｒ？の紙を実施例１と同じ抄紙法で夫
々作製した。得られた紙について実施例１と同様の方法
で表面抵抗（Ω／口）を測定した結果を第９表に示す。
第９表
（構成： パルプ１．０ｇ＋導電繊維１．０ｇ）〔効
果〕 本発明の導電紙は、繊維中に金属で被覆した導電性繊維
又は導電性繊維と導電性マイカを分散含有させたことに
より良好な導電性を有するものであり、すぐれた静電気
発生防止性と電磁波シールド性を示す。従って、本発明
の導電紙はフロッピーディスク用の袋や収納箱、各種電
子機器用筐体の表面素材及びＩＣやＬＳＩ等の半導体素
子用包装材料として有利に用いることができ、しかもそ
のコス１へは安い。
果〕 本発明の導電紙は、繊維中に金属で被覆した導電性繊維
又は導電性繊維と導電性マイカを分散含有させたことに
より良好な導電性を有するものであり、すぐれた静電気
発生防止性と電磁波シールド性を示す。従って、本発明
の導電紙はフロッピーディスク用の袋や収納箱、各種電
子機器用筐体の表面素材及びＩＣやＬＳＩ等の半導体素
子用包装材料として有利に用いることができ、しかもそ
のコス１へは安い。
指定代理人 工業技術院製品科学研究所長高橋玖司
Claims (2)
- （１）繊維と、導電性繊維と、必要に応じて用いられる
導電性金属被覆マイカを主成分とする紙料を抄紙して得
られた導電紙。 - （２）繊維と、導電性繊維と、必要に応じて用いられる
導電性金属被覆マイカを主成分とする紙料を抄紙して得
られた導電紙の少なくとも一方の面に、シート状部材を
積層させたことを特徴とする導電紙積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20244385A JPS6262997A (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 導電紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20244385A JPS6262997A (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 導電紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6262997A true JPS6262997A (ja) | 1987-03-19 |
Family
ID=16457607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20244385A Pending JPS6262997A (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 導電紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6262997A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62196399U (ja) * | 1986-06-03 | 1987-12-14 |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS493921U (ja) * | 1972-04-14 | 1974-01-14 | ||
| JPS56134298A (en) * | 1980-03-21 | 1981-10-20 | Toray Industries | Special paper |
| JPS5739299A (en) * | 1980-08-14 | 1982-03-04 | Teijin Ltd | Antistatic synthetic paper |
| JPS5982497A (ja) * | 1982-11-01 | 1984-05-12 | 株式会社 興人 | 導電紙 |
| JPS6060168A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-06 | Toppan Printing Co Ltd | 導電性塗料 |
| JPS60134099A (ja) * | 1983-12-22 | 1985-07-17 | 旭化成株式会社 | 制電性合成紙 |
| JPS60164404A (ja) * | 1984-02-03 | 1985-08-27 | 結城 忠弘 | 耕うん刀の取付け方法及びこの装置 |
| JPS61225398A (ja) * | 1985-03-28 | 1986-10-07 | 愛媛県 | 導電繊維含有シ−ト状組成物 |
| JPS61239098A (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-24 | 株式会社 興人 | 金属一無機繊維複合シ−ト状物及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-09-12 JP JP20244385A patent/JPS6262997A/ja active Pending
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