JPS62628B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアラート機能を有するウエザーバンド
受信機を内蔵したテレビジヨン受像機に関するも
ので、アラート機能が動作するとき音声による警
報と同時にテレビジヨン受像機の画面を点滅さ
せ、視覚によつても警報を知らしめようとするも
のである。

第１図に従来のアラート機能付ウエザーバンド
受信機の構成を示す。第１図において、アンテナ
１より入つた電波は高周波増幅器・混合器２を経
て中間周波増幅器３により増幅される。音声中間
周波信号はさらに検波器・音声増幅器４により音
声信号として取出され、音声出力器６を通してス
ピーカ８より音声が発せられる。以上は通常のウ
エザーバンドラジオの動作を示す。

一方、アラート信号デコーダ５によりアラート
信号が検知されると、音声出力器６に内蔵された
電子スイツチ（図示せず）により音声出力器６
が、出力が大きくなるように動作せしめられ、ア
ラート信号の被変調周波数に相当する警報音がス
ピーカ８より発生せられる。この後、たとえば台
風情報等がスピーカ８より放送される。なお第１
図において、７は電源回路を示す。

本発明はこのようなアラート機能付ウエザーバ
ンド受信機をテレビジヨン受像機に内蔵せしめ、
音声による警報と同時にブラウン管画面を点滅さ
せて聴覚と視覚により警報を訴ようとするもので
ある。

以下その一実施例について第２図を用いて説明
する。なお、図中第１図と同一機能を有する回路
には同一番号を付して説明は省略する。

第２図はデコーダ５の出力側に分周器９を接続
し、分周器９の出力によりスイツチ回路１０を断
続的にオン・オフせしめて偏向出力器１１への電
源の供給を断続するものである。すなわち、アラ
ート信号を受信したときデコーダ５によつて検知
された警報音信号（通常1000Hzであり、以下1000
Hzとして説明する。）を分周器９にて、例えば1/1
００に分周して、人間が警報として認知しやすい低
周波の10Hz（例えば、30〜40Hz程度だと螢光灯の
点滅と類似し、警報として認知しにくい）の警報
信号を作り、この10Hzの警報信号をスイツチ回路
１０に入力せしめて、電源回路７より供給された
電流を10Hzの周期で偏向出力器１１に断続的に供
給する。

したがつて偏向出力器１１は10Hzの周期にて断
続動作を行ない、これによりブラウン管１４の画
面は点滅することになり、画面の表示内容にかか
わらず、緊急情報を確実に認知し、情報を視聴し
そこなうことがない。また点滅させるために、警
報音信号を分周した信号を用い、この信号にもと
づき、他の回路に電源を供給している電源回路の
出力を偏向出力器に断続的にして供給しているた
め、簡易な回路構成で安価に構成できるという利
点も有している。もちろん、このときスピーカ８
からも警報音が発せられる。なお、第２図におい
て１２は偏向回路以外のテレビジヨン受像機回
路、１３は偏向コイルを示す。

以上説明したように本発明によれば、アラート
機能付ウエザーバンド受信機をテレビジヨン受像
機に内蔵せしめ、アラート信号に基いてスピーカ
より警報音を発生せしめるとともに、テレビジヨ
ン受像機のブラウン管画面を人間が警報情報とし
て注意を喚起し、警報として認知できる低周波の
周期で点滅させて、聴覚と視覚の両方より警報を
訴えることにより、特に夜間のごとく音声を小さ
くおさえている場合に効果的である。また難聴者
にも効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のアラート機能を有するウエザー
バンド受信機のブロツク図、第２図は本発明の一
実施例におけるテレビジヨン受像機のブロツク図
である。 １……アンテナ、２……高周波増幅器、混合
器、３……中間周波増巾器、４……検波器音声増
幅器、５……アラート信号デコーダ、６……音声
出力器、７……電源回路、８……スピーカ、９…
…分周器、１０……スイツチ回路、１１……偏向
出力器、１２……偏向回路以外のテレビジヨン受
像機回路、１３……偏向コイル、１４……ブラウ
ン管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ アラート機能を有するウエザーバンド受信機
   を内蔵し、入力されたアラート信号に基づいて音
   声回路を駆動してスピーカより警報音を発生する
   とともに、前記アラート信号を分周して低周波の
   警報信号を作成するとともに、電源回路より偏向
   出力器に供給される電流を前記低周波の周期で断
   続的に供給してブラウン管画面を前記低周波の周
   期で点滅させることを特徴とするテレビジヨン受
   像機。