JPS626284A - 現像器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 粉末現像剤を使用する乾式の現像器であって。

現像器中の粉末現像剤°の濃度を均一化することによっ
て、記録品質の向上を図ったもの。

〔産業上の利用分野〕

本発明は複写機や電子写真式印刷装置等の記録装置に設
けられる現像器に関するものである。

たとえば電子写真式記録装置は、像形成体としてたとえ
ば金属円筒面上に無定形セレンによる感光層を形成した
感光ドラムと。

この感光ドラムの表面をコロナ放電等によって一様に帯
電して感光性を与える帯電器と。

感光性を与えられた感光ドラムの表面に、記録情報によ
って変調されたレーザビームを照射することによって、
静電潜像を作る露光器と。

露光器によって形成された静電潜像をトナーによって現
像する現像器と。

現像器によって作られたトナー像を用紙に転写する転写
器と。

転写器によって用紙に転写されたトナー像を加熱溶融等
によって定着させる定着器とを、主要構成要素として備
えている。

このような構成のうち、現像器では、感光ドラム上に作
られた静電潜像に対し反対極性の電荷を持つトナーを静
電吸着させるのであるが、一般に粉末状のトナーを用い
るとともに、前記の電荷を与えるため、トナーはキャリ
ヤと称される鉄粉等との混合物（この混合物を二成分現
像剤または単に現像剤と称する）として用いられ、現像
器内でトナーとキャリヤとが攪拌される際に生ずる摩擦
帯電を利用している。

一般に前記トナーの混合比（トナー濃度）は重量百分比
で表され、たとえば４％である。しかし使用中にトナー
濃度は次第に低下するので、所定の限界に達したときこ
れを検知してトナーの補給が行われる。

ところで、たとえば幅の異なる複数種の用紙を使用する
ことのできる電子写真式記録装置において、記録可能の
最大用紙幅より狭い用紙を長時間にわたって使用すると
、現像器内の用紙幅方向のトナー濃度が不均一になり、
このあとに幅の広い用紙を使用すると用紙幅方向に記録
濃度の差が住する。

したがって、とくに幅の異なる用紙を用いる記録装置に
おいては、用紙幅方向のトナー濃度の不均一を解消する
機能を設ける必要がある。

〔従来の技術〕

第３図は第一の従来例を斜視破断図によって示したもの
であり。

１は筐体、２は筺体１の底部に設けられる現像剤溜め。

３は、軸方向に平行な羽根（パドル）を備え矢印Ａの方
向に回転することによって、現像剤溜め２の中の現像剤
を円周方向にかき上げるパドルローラ。

４は、パドルローラ３によってかき上げられた現像剤を
、矢印Ｂのように回転しながら像形成体である感光ドラ
ム５に対して運ぶ現像ローラ。

６は現像ローラ４によって感光ドラム５に運ばれる現像
剤の層厚を規制、するブレード。

７は、ブレード６の規制によって除かれた現像剤を矢印
Ｃの方向に分流させて現像剤溜め２に戻すガイド板であ
る。

なお、ガイド板７には、現像ローラ４の軸に対して傾き
を持たせた複数枚のフィン７ａを設けている。

すなわち、ブレード６の規制によって除かれた現像剤を
、ガイド板７によって現像剤溜め２に戻すとき、フィン
７ａによって現像ローラ４の軸方向に拡散させることに
よって、現像剤の濃度の均一化を図ったものである。

第４図は第二の従来例の要部説明図であり。

７′は、第一の従来例とほぼ同様な形状のガイド板であ
るが、フィン７ａ　（設置場所のみを鎖線にて示す）の
傾きを第一の従来例よりも大きめにすることによって、
現像剤溜め２に戻る現像剤に対し、矢印りの方向に更に
大きな偏向を与えるともに、一端部に落とし孔７ｂを設
けている。

また、８は落とし孔７ｂからから落下する現像剤を矢印
Ｅの方向に移送するスクリューコンベヤであり、スクリ
ュー８ａと、スリーブ８ｂとから構成されている。

すなわち、第二の従来例は、ブレード６（第２図参照）
の規制によって除かれた現像剤を現像剤溜め２に戻すと
き、フィン７ａによって現像ローラ４の軸方向に偏向さ
せるとともに、偏向端側に現像剤が累積されるのを防止
するため、落とし孔７ｂから偏向端側に落下する現像剤
を他端側に還流させるものであり、このとき同時に現像
剤の濃度の均一化を図ったものである。

（発明が解決しようとする問題点〕 上記第一の従来例では、現像ローラ４の軸方向の局所的
な現像剤濃度の不均一を除く上では効果があるが、前述
のような幅の異なる用紙の使用によって生ずる現像剤濃
度の不均一に対しては効果が不充分である。

また、第二の従来例では、スクリューコンベヤ８におい
て現像剤にストレスが与えられるため。

現像剤の劣化が早められ寿命が短縮されるという問題点
、および２部品点数が多いため製造原価の上昇を避けら
れないという問題点がある。

したがって９本発明の目的は、現像剤の劣化を早めるこ
となく、現像ローラの軸方向の大幅な濃度の不均一を除
くことのできる安価な現像器を提供することにある。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 第１図は本発明の原理図であり。

９は、軸方向にねじれ角のある羽根または溝を有し、現
像剤溜め２中の粉末現像剤を現像ローラ４の軸方向（矢
印Ｅ）に移送するとともに円周方向（矢印Ｅ）に運び現
像ローラ４の外周に供給するスクリュー。

７“は、ブレード６の規制によって除かれたあと重力作
用によって移動する現像剤の流れ（矢印Ｃ）を、スクリ
ュー９による移送方向（矢印Ｅ）に対し反対方向（矢印
Ｄ）に偏向させるように作用する流れ規、刷板である。

〔作用〕

すなわち、現像剤溜め２中の現像剤を矢印Ａのように運
んで現像ローラ４に供給するとともに。

ガイド板７＃による矢印り方向に偏向された現像剤を矢
印Ｅの方向に還流させるようにしたものである。

〔実施例〕

第２図は実施例の斜視破断図であり。

スクリュ−９は、軸方向にねじれ角のある複数枚の羽根
を設けた構造とし、矢印Ａのような回転によって現像剤
溜め２の中の粉末現像剤を矢印Ｅの方向に移送するとと
もに９円周方向（矢印Ａ方向）に運び現像ローラ４に供
給している。

また流れ規制板７“は、第一の従来例におけるガイド板
７と同様に現像ローラ４の軸に対して傾きを持たせた複
数枚のフィン７ａを設けることによって、ブレード６の
規制によって除かれて現像剤溜め２に戻る現像剤に対し
矢印り方向の偏向を与えている。

〔発明の効果〕

以上説明したように２本発明によれば、スクリューによ
って従来例におけるパドルローラとスクリューコンベヤ
との機能を兼用させ、且つ現像剤溜めの中で現像剤を還
流させることによって、現像剤に与えるストレスを軽減
させている。

したがって、現像剤の劣化を早めることなく。

かつ部品点数を増加させることなく、現像ローラの軸方
向の大幅な濃度の不均一を除くことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図。 第２図は実施例の斜視破断図。 第３図は第一の従来例の斜視破断図。 第４図は第二の従来例の説明図である。 図中。 ２は現像剤溜め、　　　　３はバドルローラ。 ４は現像ローラ、　　　　５・は感光ドラム。 ６はブレード、　　　　　８はスクリューコンベヤ。 ９はスクリュー、　　　、７＃は流れ規制板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 像形成体上に形成された静電潜像を現像ローラによって
   運ばれる粉末現像剤を静電吸着させることによって現像
   する現像器であって、 軸方向にねじれ角のある羽根または溝を設け現像剤溜め
   中の粉末現像剤を前記現像ローラの軸方向に移送すると
   ともに円周方向に運び現像ローラに供給するスクリュー
   （９）と、 前記現像ローラによって像形成体に運ばれる粉末現像剤
   の層厚を規制するブレード（６）と、ブレード（６）の
   規制によって除かれ重力作用によって現像剤溜めに戻る
   粉末現像剤の流れをスクリュー（９）による移送方向に
   対し反対方向に偏向させる流れ規制板（７″）とを備え
   ることを特徴とする現像器。