JPS6262014A - エンジンのクランクシヤフト - Google Patents

エンジンのクランクシヤフト

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Publication number
JPS6262014A
JPS6262014A JP20079185A JP20079185A JPS6262014A JP S6262014 A JPS6262014 A JP S6262014A JP 20079185 A JP20079185 A JP 20079185A JP 20079185 A JP20079185 A JP 20079185A JP S6262014 A JPS6262014 A JP S6262014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange portion
crankshaft
corrosion
rust
crank shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20079185A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tanabe
彰 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP20079185A priority Critical patent/JPS6262014A/ja
Publication of JPS6262014A publication Critical patent/JPS6262014A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、エンジンのクランクシャフトにかかり、特
にエンジン本体の内部と外部の境界部分に位置するクラ
ンクシャフトのフランジ部の改良に関するものである。
C従来の技術〕 従来から、クランクシャフトのフランジ部は研摩等の機
械加工によって製造されたままの状態で使用されている
しかしながら2 クランクシャフトは鍛造鋼、鋳鉄等の
材料が使用されており、基本的に錆易い性質を有してい
る。しかも、第4図に示すようにフランジ部6はエンジ
ン本体9の内部と外部をつなぐ境界部に位置するため密
閉度が低い構造となっている。
なお、2はクランクシャフト、4はシリンダブロック、
5はオイルパン、22はフライホイールである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このため、この境界部から水、海水、はこり等が侵入し
クランクシャフト2のフランジ部6に錆を発生させると
いう恐れがあった。
フランジ部6にはその摺動面62にオイルシール3がは
めこまれているため、錆が発生するとオイルシール3を
磨滅させオイル漏れを生じさせる恐れがある。
従って、本発明の目的は、クランクシャフトのフランジ
部に錆が発生することを防止することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明にかかるエンジンのクランクシャフト
は、フランジ部に耐腐食性合金を溶射したことを特徴と
するものである。
本発明の好ましい態様では、耐腐食性合金としNi基、
MO基、またはAl基合金のいずれかを?容射したもの
である。
(作用〕 上記の構成にかかる本発明の詳細な説明すると、フラン
ジ部の摺動面に形成された溶射層によって清の発生が防
止される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
(本発明品) 下記に示す実施例において、クランクシャフトのフラン
ジ部に耐腐食性合金を溶射したクランクシャフトを作成
した。
(第1実施例) 第1図は本発明の第1実施例を示すクランクシャフトの
概略構成を示す斜視図、第2図は同じくクランクシャフ
トのフランジ部を拡大して示す正面図である。
エンジンのクランクシャフト(以下クランクシャフトと
称する)1は、クランクジャーナル2と、クランクビン
4およびフランジ部8から構成されている。
フランジ部8はオイルシール(図示しない)との摺動面
82を有する。
本発明は、この摺動面82に耐腐食性合金からなる溶射
層84を形成したものである。すなわち、この溶射層8
4はフランジ部8の幅方向の中央に、摺動面82の全周
にわたって形成されている。
以下、この溶射層84を形成する方法について説明する
まず、耐腐食性合金として、Ni基合金(組成ニア4N
i−9Cr−7Aj!−5Mo−5Fe)を準備する。
次に、このニッケル基合金の粉末をフランジ部8の摺動
面82にガス溶射して溶射層84を形成する。
ガス溶射の条件は、ワーク(クランクシャフト1のフラ
ンジ部8)の回転数7Orpm、ワークと溶射ノズルの
距離230fl、溶射量(粉末供給量)2.3kg/h
rとした。
また、ガス消費量は、酸素2.7m’ /h r、アセ
チレン1.7m″/hr、窒素2.8m”/hrとした
また、溶射面積は2.7m” /h r ・0.1mm
厚、粉末所要量は0.83kg/hr−0,1mm厚と
した。
このようにして、摺動面82の表面に0. 5mmの厚
さの溶射N84を形成した。
この後、この摺動面82を研摩によって0. 6〜1.
37の面粗度に仕上げた。これにより、本発明にかかる
クランクシャフト1が完成した。
上記の構成にかかる実施例の作用を説明すると、フラン
ジ部8の摺動面82の全周にわたって形成されたNi基
合金の溶射層84は、錆の発生を防止してオイルシール
との気密を保つ作用をする。
(第2実施例) 第1図および第2図に示した本発明の第1実施例と同じ
構成のクランクシャフトで、第1実施例と同じ方法でフ
ランジ部8にAl基合金(組成=85Al−15Si)
の溶射層を形成したクランクシャフトを作成した。
(第3実施例) また、同様にしてMO基合金(組成14.5Mo−0,
IC−2,7Cr−11Ni−0,6Fe−0,5B−
0,6Si)の溶射層を形成したクランクシャフトを作
成した。
上記の実施例で作成したクランクシャフトの性能を評価
するため、腐食試験を行った。
腐食試験は第2図に示すクランクシャフトのフランジ部
8を大気中に保持し、錆が発生するまでの時間を測定す
ることにより行い、試験条件は温度40℃、湿度80%
に設定した。
(比較品) 比較のために、本発明の実施例の同じ構成のクランクシ
ャフトで、フランジ部8に純粋クロムのメッキ層を形成
したクランクシャフトを作成した。
このクロムメッキ層の性質は、メッキ液の化学組成およ
び電解条件によって決定される。メッキ液としては、ク
ロム酸と硫酸を主成分とするいわゆるサージェント浴を
使用した。
サージェント浴の成分組成は、クロム[1(CrOs 
) 250 g/It、硫酸(H2SO4)2.5g/
l、ケイ77化ソーダ(Naz S i Fh ) 5
g/llに設定した。
また、電解条件は陰極電流密度50A/dm”、浴温度
50℃に設定した。
このようにして、メッキ浴内に浸漬された陽極とクラン
クシャフトのフランジ部からなる陰極間で電解を行いフ
ランジ部にクロムメッキ層を形成した。
第3図に腐食試験結果のグラフを示す。
従来品は約20分で錆が発生しているが、Ni基合金を
溶射した本発明品は1000時間を越えるまで錆が発生
していない。
また、A/基合金、MO基合金を溶射した本発明品は5
00時間を越えるまで錆が発生していない。
これらから明らかなように、耐腐食性合金を溶射した本
発明品は、従来品に比較して耐腐食性が格段に向上して
いることがわかる。
また、クロムメッキを形成した比較品は800時間をこ
えるまでは錆が発生していない。これは、1基合金やM
O基合金を溶射したものよりも耐腐食性が優れているが
、Ni基合金を溶射したものよりは耐腐食性が劣ってい
る。
以上、本発明を特定の実施例に基づいて説明したがこれ
に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した
範囲内で当業者が実施可能な種々の別な態様が考えられ
る。
例えば、溶射はガス溶射によらなくても、プラズマ溶射
、アーク溶射によってもよい。
また、溶射材料の形状は粉末でなくても棒、ワイヤ等で
もよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明にかかるエンジンのクラン
クシャフトは、フランジ部に耐腐食性合金を溶射したた
め、錆が発生することを防止できるというすぐれた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例乃至第3実施例を示すクラ
ンクシャフトの概略構成を示す斜視図、第2図は同じく
クランクシャフトのフランジ部を拡大して示す正面図、
第3図は腐食試験の結果を示すグラフ、第4図はエンジ
ン本体のクランクシャフトの取り付は部分を概略的に示
す断面図である。 1・−・−クランクシャフト 8−−−−−−−一・フランジ部 84−・・−?容射層 出願人  トヨタ自動車株式会社 第1図 只4 纂2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ピストンの往復運動を回転運動に変換して動力を取り出
    すためのエンジンのクランクシャフトにおいて、前記ク
    ランクシャフトのフランジ部に耐腐食性合金を溶射した
    ことを特徴とするエンジンのクランクシャフト。
JP20079185A 1985-09-10 1985-09-10 エンジンのクランクシヤフト Pending JPS6262014A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20079185A JPS6262014A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 エンジンのクランクシヤフト

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JP20079185A JPS6262014A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 エンジンのクランクシヤフト

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JPS6262014A true JPS6262014A (ja) 1987-03-18

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ID=16430247

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JP20079185A Pending JPS6262014A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 エンジンのクランクシヤフト

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JP (1) JPS6262014A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0429834U (ja) * 1990-07-02 1992-03-10
WO1999020412A1 (fr) * 1997-10-17 1999-04-29 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Fabrication d'un arbre a surface rafinee

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0429834U (ja) * 1990-07-02 1992-03-10
WO1999020412A1 (fr) * 1997-10-17 1999-04-29 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Fabrication d'un arbre a surface rafinee
US6202283B1 (en) 1997-10-17 2001-03-20 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Method of manufacturing a shaft with surfaces thereof modified

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