JPS6259717B2 - - Google Patents

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JPS6259717B2
JPS6259717B2 JP54135340A JP13534079A JPS6259717B2 JP S6259717 B2 JPS6259717 B2 JP S6259717B2 JP 54135340 A JP54135340 A JP 54135340A JP 13534079 A JP13534079 A JP 13534079A JP S6259717 B2 JPS6259717 B2 JP S6259717B2
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JP
Japan
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methyl
trideoxy
trifluoroacetamide
chloroform
group
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Application number
JP54135340A
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English (en)
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JPS5557599A (en
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Barujotsuchi Aruberuto
Katsushineri Jusetsupe
Arukamone Fuederiko
Ji Maruko Maurerio
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUARUMITARIA KARURO ERUBA SpA
Original Assignee
FUARUMITARIA KARURO ERUBA SpA
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Publication date
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Publication of JPS5557599A publication Critical patent/JPS5557599A/ja
Publication of JPS6259717B2 publication Critical patent/JPS6259717B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/20Carbocyclic rings
    • C07H15/24Condensed ring systems having three or more rings
    • C07H15/252Naphthacene radicals, e.g. daunomycins, adriamycins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はアントラサイクリン型の抗腫瘍性グリ
コシド特にある種の4′−C−メチル−4′−O−メ
チルダウノマイシン(およびアドリアマイシン)
誘導体、それらの製造、それらの中間体、および
腫瘍の治療におけるそれらの使用に関する。 本発明の化合物は双方とも既知の抗腫瘍性抗生
物質であるダウノマイシンおよびアドリアマイシ
ンの誘導体であり、それらはダウノマイシンのア
グリコンすなわち既知化合物であるダウノマイシ
ノンから製造される。 本発明の一面により式(A) (ただし式中、Rは水素またはヒドロキシであ
り、そしてXは
【式】または
【式】である)を有する新規な種 類の抗腫瘍性抗生物質が提供される。 明らかにRが水素である場合にはこれらの化合
物はダウノマイシン誘導体であり、そしてRがヒ
ドロキシである場合にはアドリアマイシン誘導体
である。これらの新規な抗腫瘍性化合物は4′−C
−メチル−4′−O−メチルダウノマイシン、4′−
C−メチル−4′−O−メチルアドリアマイシン、
4′−エピ−4′−C−メチル−4′−O−メチル−ダ
ウノマイシンおよび4′−エピ−4′−C−メチル−
4′−O−メチルアドリアマイシンである。 これらの化合物の製造法はまた本発明の一部分
を構成する。本発明の方法によれば、式のヒド
ロキシ−アントラキノン発色系を有する四環性の
アグリコンはグリコシド型で3−アミノ−2,
3,6−トリデオキシ−4−C−メチル−4−O
−メチル−L−ヘキソピラノースに結合せしめら
れる。 その方法を実施する際にはダウノマイシノンで
ある式のアグリコンは2,3,6−トリデオキ
シ−3−トリフルオロアセトアミド−4−C−メ
チル−4−O−メチル−L−リキソ−ヘキソピラ
ノシルクロリド(−E)、および2,3,6−
トリデオキシ−3−トリフルオロアセトアミド−
4−C−メチル−4−O−メチル−L−アラビノ
−ヘキソピラノシルクロリド(−E) から成る群中より選ばれた分枝鎖状アミノ−デオ
キシ糖の保護された(N−トリフルオロアセチ
ル)1−ハロ誘導体と縮合せしめられてそれぞれ
式および の保護されたα−グリコシドを与える。それから
保護基であるN−トリフルオロアセチル基を除去
したのちに最終生成物およびが得られる。 α−グリコシド結合を形成するためのアグリコ
ン()および保護されたハロゲン化糖(−E
または−E)の縮合反応は、ベルギー特許第
841266号明細書に記載された方法により、不活性
有機溶媒たとえばクロロホルムまたはメチレンジ
クロリド中触媒である可溶性の銀塩たとえばトリ
フルオロメタンスルホン酸銀(AgSO3CF3)およ
び脱水剤として分子ふるいの存在下に行なわれ
る。 保護されたハロゲン化糖−Eおよび−Eは
また新規な化合物であり、従つて本発明の範囲内
に含まれる。 ハロゲン化糖−Eおよび−Eを製造するた
めの出発物質はメチル2,3,6−トリデオキシ
−3−トリフルオロアセトアミド−α−L−スレ
オ−ヘキソピラノシド−4−ウロース()であ
り、それは米国特許第4039663号明細書に記載さ
れている。 メチルマグネシウムヨージドの出発物質である
カルボニル化合物Xへの付加は、反応温度および
溶媒により極めて立体特異的である。たとえばメ
チル2,3,6−トリデオキシ−3−トリフルオ
ロアセトアミド−α−L−スレオ−ヘキソピラノ
シド−4−ウロース()のエーテル溶液を−78
゜でメチルマグネシウムヨージドを用いて処理す
るとメチル2,3,6−トリデオキシ−4−C−
メチル−3−トリフルオロアセトアミド−α−L
−リキソ−ヘキソピラノシド(−A)が得られ
るが、他方テトラヒドロフラン中還流下にメチル
マグネシウムヨージドを付加させるとメチル2,
3,6−トリデオキシ−4−C−メチル−3−ト
リフルオロアセトアミド−α−L−アラビノ−ヘ
キソピラノシド(−A)が得られる。 新規な中間体(−Aおよび−A)をJ.O.
Deferrari氏ら〔Methods in Carbohydrate
Chemistry第巻第365頁(1972年)(アカデミツ
クプレス社発行)参照〕および本発明者(英国特
許出願第53454/76号明細書参照)により記載さ
れたようにしてメチレンクロリド中で試薬である
ジアゾメタン−三弗化硼素エーテル化物で処理す
るが、ただしさらに低温(−70゜)で行なうと以
前には知られていない対応する4−O−メチル誘
導体(−Bおよび−B)が好収率で得られ
る。 化合物−Bおよび−Bを酸加水分解すると
それぞれ1位に遊離のヒドロキシル基を含む対応
する化合物−Cおよび−Cが得られる。 対応する1−O−p−ニトロベンゾイル誘導体
−Dおよび−D (ただし式中、R2
【式】で ある)を得るために、それぞれ化合物−Cおよ
び−Cをピリジン中でp−ニトロベンゾイルク
ロリドと反応させる。 最後に化合物−Dおよび−Dを無水メチレ
ンジクロリド中で乾燥塩化水素を用いて処理する
と対応する1−クロロ誘導体(−Eおよび−
E)が得られる。 式(A)の化合物すなわちRが水素またはヒ
ドロキシであり、そしてXが
【式】または
【式】である場合の化合物を 製造するためには、上記の縮合反応はアグリコン
としてダウノマイシノン()を使用し、そして
試薬である保護されたハロゲン化糖として2,
3,6−トリデオキシ−4−C−メチル−4−O
−メチル−3−トリフルオロアセトアミド−L−
リキソ−ヘキソピラノシルクロリド(−E)ま
たは2,3,6−トリデオキシ−4−C−メチル
−4−O−メチル−3−トリフルオロアセトアミ
ド−L−アラビノ−ヘキソピラノシルクロリド
(−E)を使用して行なわれる。このカツプリ
ング反応により保護されたα−グリコシドおよ
びが得られ、それらからN−トリフルオロアセ
チル基を除去するために穏和なアルカリ処理を行
なうことによりそれぞれ4′−C−メチル−4′−O
−メチル−ダウノマイシン()および4′−エピ
−4′−C−メチル−4′−O−メチル−ダウノマイ
シン()が得られ、そして結晶性の塩酸塩とし
て単離される。 つぎに化合物()および()を米国特許第
3803124号明細書に記載された方法に従つて処理
することにより、それぞれ4′−C−メチル−4′−
O−メチル−アドリアマイシン()および4′−
エピ−4′−C−メチル−4′−O−メチル−アドリ
アマイシン()が導かれる。 本発明をさらによく理解せしめるために以下に
実施例をあげて説明する。実施例においてはすべ
ての部は特に記載しない限り重量によるものであ
る。 実施例 1 2,3,6−トリデオキシ−4−C−メチル−
4−O−メチル−3−トリフルオロアセトアミ
ド−L−リキソ−ヘキソピラノシルクロリド
(−E)(中間体)の製造 −78゜に冷却したメチルマグネシウムヨージド
(マグネシウム2.06gおよびメチルヨージド7
ml)のエーテル溶液(100ml)にメチル2,3,
6−トリデオキシ−3−トリフルオロアセトアミ
ド−α−L−スレオ−ヘキソピラノシド−4−ウ
ロース(X,1.170g,4.6ミリモル)のエーテル
溶液(20ml)を撹拌しながら加える。 −78゜で3時間保持したのち水を加え、エーテ
ル層を分離し、そして水層をエチルエーテルで抽
出する。合したエーテル抽出液を水洗し且つ無水
硫酸ナトリウム上で乾燥する。 蒸発させることにより得られた残留物をエチル
エーテル−ヘキサンから結晶化するとメチル2,
3,6−トリデオキシ−4−C−メチル−3−ト
リフルオロアセトアミド−α−L−リキソ−ヘキ
ソピラノシド(−B,1.180g,95%)が得ら
れる。m.p.133〜134゜、〔α〕D=−128゜(c=
1 クロロホルム中)。 化合物−Bの炭素−13核磁気共鳴スペクトル
(DMSOd6)は21.3ppm(内部標準物質として使用
されたテトラメチルシランから低磁場に)にC−
4位のメチル基のシグナルを示し、それは分枝鎖
状の糖におけるエクアトリアルのメチル基に対し
て特徴的な化学シフトの値である。 無水メチレンジクロリド10ml中メチル2,3,
6−トリデオキシ−4−C−メチル−3−トリフ
ルオロアセトアミド−α−L−リキソ−ヘキソピ
ラノシド(−A)1g(3.7ミリモル)の溶液
を−70℃で三弗化硼素エーテル化物0.05mlを用い
て処理する。その温度を−70゜に保持しながら微
黄色が消えなくなるまでメチレンジクロリドに溶
解した過剰のジアゾメタンを加える。−70゜で60
分間保持したのち白色固体分(ポリメチレン)を
去し、液を順次10%炭酸水素ナトリウム溶液
および水で洗浄し、その後無水硫酸マグネシウム
で乾燥する。蒸発させることにより得られた残留
物をシリカゲルのカラムクロマトグラフイーに付
す。クロロホルム/アセトン(95:5)の混合物
で溶出すると純粋なメチル2,3,6−トリデオ
キシ−4−C−メチル−4−O−メチル−3−ト
リフルオロアセトアミド−α−L−リキソ−ヘキ
ソピラノシド(−B,0.68g,65%)がシロツ
プとして得られる。〔α〕D=−129゜(c=1.1、
クロロホルム中)、マススペクトルm/e285
(M+)。pmrスペクトル(CDCl3)は1.22(s,
CH3−C−4)、1.28(d,CH3−C−5)、3.33
および3.48(2個のs,−OCH3)および4.77δ
(幅広いs,C−1−H)に吸収を示す。 酢酸12ml中化合物−B0.60g(2.1ミリモル)
の溶液を水48mlに加え、そして100゜で2時間加
熱する。その溶液を蒸発させると2,3,6−ト
リデオキシ−4−C−メチル−4−O−メチル−
3−トリフルオロアセトアミド−α−L−リキソ
−ヘキソピラノース(−C,2g,97%)がシ
ロツプとして得られる。〔α〕D=−95゜(c=
1.1、クロロホルム中)。そのpmrスペクトル
(CDCl3)は1.22(s,CH3−C−4)、1.26(d,
CH3−C−5)、3.46(s,CH3O)および5.37δ
(幅広いs,C−1−H)に吸収を示す。 無水ピリジン12ml中化合物−C0.50g(1.85
ミリモル)の溶液を0゜で撹拌下にp−ニトロベ
ンゾイルクロリド0.68gで処理する。室温で10時
間放置後この反応混合物を氷水に注ぎ、生成した
沈澱を別し、そして中性になるまで水洗する。
沈澱した1−p−ニトロベンゾエート(αおよび
β−アノマーの混合物)をクロロホルムに溶解
し、そして硫酸マグネシウム上で乾燥する。蒸発
させることにより得られた残留物は2,3,6−
トリデオキシ−4−C−メチル−4−O−メチル
−1−O−p−ニトロベンゾイル−3−トリフル
オロアセトアミド−L−リキソ−ヘキソピラノー
ス0.735g(−D,90%)を与える。m.p.180〜
181゜,〔α〕D=−42゜(c=1、クロロホルム
中)。 無水メチレンジクロリド15ml中化合物−
D0.70g(1.66ミリモル)の溶液を0゜で無水塩
化水素で飽和する。生成したp−ニトロ安息香酸
の沈澱を無水の条件下に別し、そして液を蒸
発させると残留物が得られ、それは2,3,6−
トリデオキシ−4−C−メチル−4−O−メチル
−3−トリフルオロアセトアミド−L−リキソ−
ヘキソピラノシルクロリド(−E,0.45g)で
ある。この物質はさらに精製することなくカツプ
リング反応において使用するのに適している。 実施例 2 2,3,6−トリデオキシ−4−C−メチル−
4−O−メチル−3−トリフルオロアセトアミ
ド−L−アラビノ−ヘキソピラノシルクロリド
(−E)(中間体)の製造 無水テトラヒドロフラン(150ml)中メチルマ
グネシウムヨージド(マグネシウム3.1gおよび
メチルヨージド10.5ml)の還流溶液に無水テトラ
ヒドロフラン(35ml)中のメチル2,3,6−ト
リデオキシ−3−トリフルオロアセトアミド−α
−L−スレオ−ヘキソピラノシド−4−ウロース
(X,1.76g,6.9ミリモル)を加える。 3時間還流後この反応混合物をクロロホルムお
よび水で希釈し、それらの相を分離し、そしてつ
ぎに水層をクロロホルムで抽出する。 合したクロロホルム抽出液を水洗し、そして無
水硫酸ナトリウム上で乾燥する。 蒸発させることにより得られた残留物(1.85
g)をシリカゲルのカラムクロマトグラフイーに
付す。 クロロホルム/アセトン(97:3)の混合物で
溶出すると2種の化合物が得られる。副生成物は
メチル2,3,6−トリデオキシ−4−C−メチ
ル−3−トリフルオロアセトアミド−α−L−リ
キソ−ヘキソピラノシド(−B,0.280g,15
%)と同定され、他方主生成物はイソプロピルエ
ーテルから結晶化され、そしてメチル2,3,6
−トリデオキシ−4−C−メチル−3−トリフル
オロアセトアミド−α−L−アラビノ−ヘキソピ
ラノシド(−B,1.40g,75%)と同定され
る。m.p.140〜141゜,〔α〕23=−155゜(c=
1.1、クロロホルム中)、マススペクトルm/e271
(m+)。化合物−Bの炭素−13核磁気共鳴スペ
クトル(DMSOd6)は13.6ppm(内部標準物質と
して使用されるテトラメチルシランから低磁場
に)にC−4位のメチル基のシグナルを示し、そ
れは分枝鎖状の糖におけるアキシアルのメチル基
に対して特徴的な化学シフトの値である。 メチレンジクロリド(10ml)中のメチル2,
3,6−トリデオキシ−4−C−メチル−3−ト
リフルオロアセトアミド−α−L−アラビノ−ヘ
キソピラノシド(−A,1.30g,4.8ミリモ
ル)を実施例1に記載されたようにしてジアゾメ
タン/三弗化硼素で処理すると対応する4−O−
メチル誘導体(−B,1.03g,75%)がシロツ
プとして得られる。〔α〕23=−118゜(c=
1、クロロホルム中)、マススペクトルm/e285
(M+)、pmrスペクトル(CDCl3):1.12(s,
CH3−C−4)、1.17(d,CH3−C−5)、3.22
および3.33(2個のs,OCH3)および4.66δ
(m,C−1−H)。実施例1の場合と同様にして
化合物−B(1g,3.5ミリモル)を酸加水分
解に付すと2,3,6−トリデオキシ−4−C−
メチル−4−O−メチル−3−トリフルオロアセ
トアミド−L−アラビノ−ヘキソピラノース(
−C,0.94g,95%)がシロツプとして得られ
る。〔α〕23=−70゜(c=1、クロロホルム
中)、pmrスペクトル(CDCl3):1.12(s,CH3
−C−4)、1.16(d,CH3−C−5)、3.24
(s,OCH3)および5.28δ(幅広いs,C−1−
H)。 実施例1に記載されたようにして化合物−C
(0.90g,3.3ミリモル)をピリジン中でp−ニト
ロベンゾイルクロリドを用いて処理すると対応す
る1−O−p−ニトロベンゾイル誘導体(−
D,1.26g,90%)が得られる。m.p.175〜176
゜、〔α〕23=−40゜(c=1.1、クロロホルム
中)。 無水メチレンジクロリド中化合物−D(1
g,2.4ミリモル)の溶液を0゜で無水塩化水素
で飽和する。沈澱したp−ニトロ安息香酸を過
したのち、その溶液を蒸発乾固すると2,3,6
−トリデオキシ−4−C−メチル−4−O−メチ
ル−トリフルオロアセトアミド−L−アラビノ−
ヘキソピラノシルクロリド(−E,0.65g)が
得られる。 実施例 3 4′−C−メチル−4′−O−メチル−ダウノマイ
シン(IMI96) 無水メチレンジクロリド(80ml)中ダウノマイ
シノン(0.816g,2.05ミリモル)の溶液にメチ
レンジクロリド10ml中の2,3,6−トリデオキ
シ−4−C−メチル−4−O−メチル−3−トリ
フルオロアセトアミド−L−リキソ−ピラノシル
クロリド(−E,0.45g)および分子ふるい
(4Å、メルク社製、5g)を加え、つぎに急激
に撹拌しながら無水エチルエーテル(10ml)中の
トリフルオロメタンスルホン酸銀(AgSO3CF3
0.40gで処理する。室温で1時間放置後その反応
混合物を飽和の水性炭酸水素ナトリウム溶液で中
和し、そして有機相を分離し且つ真空下に蒸発さ
せる。粗製の残留物を硅酸のカラムクロマトグラ
フイーに付し溶出剤としてクロロホルム/アセト
ン(95:5)を使用することにより精製すると
4′−C−メチル−4′−O−メチル−N−トリフル
オロアセチルダウノマイシン()0.72gが得ら
れる。m.p.91〜93゜、〔α〕23=+222゜(c=
0.05、クロロホルム中)。pmrスペクトル
(CDCl3)は1.19(s,CH3−C−4′)、1.32(d,
CH3−C−5′)、2.39(s,CH3−CO)、3.45
(s,C−4′−O−CH3)、4.04(s,C−4−O
−CH3)、5.25(幅広いs,C−7−H)、5.47
(幅広いs,C−1′−H)、13.17および13.86δ
(2個のs、フエノール性OH)に吸収を示す。 アセトン10ml中化合物0.6gの溶液を0.2N水
性水酸化ナトリウム45mlで処理し、且つ室温で窒
素下にて撹拌する。2時間後にその反応混合物を
1N水性塩化水素でPH3.5に調節し、つぎにクロロ
ホルムで抽出して不純物を除去する。PH8.2に調
節した水相をクロロホルムで2回(それぞれ50ml
および30ml)で抽出する。合した有機抽出液を硫
酸ナトリウム上で乾燥し、少量になるまで濃縮
し、そして0.5Nメタノール性塩化水素でPH4.5ま
で酸性にする。過剰のジエチルエーテルを加える
と4′−C−メチル−4′−O−メチルダウノマイシ
ン()が塩酸塩(0.38g,68%)として得られ
る。m.p.178〜180゜(分解)、〔α〕D=+285゜
(c=0.05、メタノール中)。 実施例 4 4′−C−メチル−4′−O−メチル−アドリアマ
イシン()(IMI97) 無水メタノール4ml、ジオキサン11.5mlおよび
エチルオルトホルメート0.30mlの混合物中4′−O
−メチル−ダウノマイシン塩酸塩(0.3g,0.5ミ
リモル)の溶液をクロロホルム10ml中に臭素0.93
gを含有する溶液1.2mlで処理する。10℃で2時
間保持したのちその反応混合物をエチルエーテル
60mlおよび石油エーテル30mlの混合物に注ぐ。生
成した赤色沈澱を過し、そして酸を完全に除去
するためにエチルエーテルで数回洗浄したのちア
セトン10mlおよび0.25N臭化水素酸10mlの混合物
に溶解する。30゜で20時間保持したのちその反応
混合物を水5ml中の蟻酸ナトリウム0.45gで処理
し、そして30゜で48時間撹拌する。得られた混合
物をクロロホルムで抽出して親油性不純物を除去
する。水相を水性炭酸水素ナトリウムでPH7.6に
調節したのち、抽出液が無色になるまでクロロホ
ルムでくり返し抽出する。合したクロロホルム抽
出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして少量(約
15ml)になるまで真空下に蒸発させる。得られた
赤色溶液を無水のメタノール性塩化水素でPH3.5
に調節し、それに過剰のエチルエーテルを加える
と4′−C−メチル−4′−O−メチル−アドリアマ
イシン(,0.21g)が塩酸塩として得られる。
m.p.185〜186゜(分解)、〔α〕23=+291゜(

=0.05、メタノール中)。 実施例 5 4′−エピ−4′−C−メチル−4′−O−メチル−
ダウノマイシン()(IMI98) ダウノマイシノン()および2,3,6−ト
リデオキシ−4−C−メチル−4−O−メチル−
3−トリフルオロアセトアミド−L−アラビノ−
ヘキソピラノシルクロリド(−E)から出発す
る化合物の合成は実施例3に記載された操作に
従つて行なわれる。 4′−エピ−4′−C−メチル−4′−O−メチルダ
ウノマイシン()は赤色結晶の形で塩酸塩とし
て得られる。m.p.187〜188゜(分解)、〔α〕23
=+251゜(c=0.05、メタノール中)。 実施例 6 4′−エピ−4′−C−メチル−4′−O−メチル−
アドリアマイシン()(IMI) 実施例4に記載された操作に従つて化合物の
14−ブロモ誘導体が得られ、つぎにヒドロキシル
化される。この操作により4′−エピ−4′−C−メ
チル−4′−O−メチル−アドリアマイシン()
が赤色結晶の形で塩酸塩として得られる。m.
p.190〜191℃(分解)、〔α〕23=+272゜(c

0.025、メタノール中)。 本発明において記載された新規なアントラサイ
クリングリコシドは抗腫瘍活性を示す。それらの
化合物はダウノルビシンおよびドキソルビシンと
の比較において、試験管内でヘラ細胞(HeLa
cells)に対して(薬剤にさらす時間、24時間)
試験され、またマウスにおいて、P388ロイケミ
アに対して試験される。表1に示された試験管内
での結果はID50(50%を阻害するための投与量で
ng/mlで表わされる)として記載される。すべ
ての化合物は試験管内でヘラ細胞の細胞生活力を
阻害することが観察される。抗腫瘍活性はダウノ
ルビシンおよびドキソルビシンとの比較において
生体内でP388ロイケミアに対して試験される。
表2に記載されたデータはすべての新規なアント
ラサイクリングリコシドが毒性を示さない投与量
で抗腫瘍活性を示すことを表示している。
【表】
【表】 チル〓ダウノル
ビシン(I〓B)
22.5 150 0/8
【表】 チル〓ドキソル
ビシン(I〓D)
10.0 205 0/8
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (ただし式中、Rは水素原子またはヒドロキシ
    基を表わし、R1およびR2の一方はメチル基を表
    わし、そしてR1およびR2の他方はメトキシ基を
    表わす)の化合物およびその薬学上許容しうる酸
    付加塩。 2 4′−C−メチル−4′−O−メチル−ダウノル
    ビシン塩酸塩である前記第1項に記載の塩。 3 4′−エピ−4′−C−メチル−4′−O−メチル
    −ダウノルビシン塩酸塩である前記第1項に記載
    の塩。 4 4′−C−メチル−4′−O−メチル−ドキソル
    ビシン塩酸塩である前記第1項記載の塩。 5 4′−エピ−4′−C−メチル−4′−O−メチル
    −ドキソルビシン塩酸塩である前記第1項記載の
    塩。 6 治療上許容しうる希釈剤または担体とともに
    一般式 (ただし式中、Rは水素原子またはヒドロキシ
    基を表わし、R1およびR2の一方はメチル基を表
    わし、そしてR1およびR2の他方はメトキシ基を
    表わす)の化合物および/またはその薬学上許容
    しうる酸付加塩を含有する抗腫瘍組成物。
JP13534079A 1978-10-25 1979-10-22 Novel antiitumor anthracyclines and their manufacture Granted JPS5557599A (en)

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IT1212373B (it) 1989-11-22
CH642973A5 (de) 1984-05-15
DE2942818A1 (de) 1980-05-08
DE2942818C2 (de) 1986-05-22
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