JPS6259444B2 - - Google Patents

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JPS6259444B2
JPS6259444B2 JP22428083A JP22428083A JPS6259444B2 JP S6259444 B2 JPS6259444 B2 JP S6259444B2 JP 22428083 A JP22428083 A JP 22428083A JP 22428083 A JP22428083 A JP 22428083A JP S6259444 B2 JPS6259444 B2 JP S6259444B2
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JP
Japan
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proportional solenoid
signal
proportional
current
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JP22428083A
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JPS60117604A (ja
Inventor
Yasuo Tanaka
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP22428083A priority Critical patent/JPS60117604A/ja
Publication of JPS60117604A publication Critical patent/JPS60117604A/ja
Publication of JPS6259444B2 publication Critical patent/JPS6259444B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B11/00Automatic controllers
    • G05B11/01Automatic controllers electric
    • G05B11/26Automatic controllers electric in which the output signal is a pulse-train
    • G05B11/28Automatic controllers electric in which the output signal is a pulse-train using pulse-height modulation; using pulse-width modulation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は供給された電流値に比例した力を発生
する比例ソレノイドを有する電磁装置に係り、特
にその供給する電流値を制御するのに好適な比例
ソレノイドを有する電磁装置の制御装置に関す
る。
比例ソレノイドを有し、それに供給される電流
に比例した力を発生する電磁装置、例えば電磁比
例制御弁は極めて多くの分野において使用されて
いる。第1図にその1例を示す。
第1図で1は電磁比例制御弁の1つである電磁
比例減圧弁を示し、比例ソレノイド部2と減圧弁
部3で構成されている。比例ソレノイド部2は比
例ソレノイドと鉄心(いずれも図示されていな
い。)を有する。2a,2bは比例ソレノイドの
端子である。4は比例ソレノイド部2の鉄心と係
合した押し棒、5は減圧弁部3のスプール、5
a,5bはスプール5の両端面であり、端面5a
には押し棒4が当接している。5cはスプール5
に設けられた小穴である。6は圧油が供給される
供給ポート、7は油が排出される戻りポート、8
は圧油を出力する出力ポート、9は戻りポート7
と接続されたタンク、10は供給ポート6と接続
された油圧源である。
端子2a,2bから比例ソレノイドへ電流が供
給されると、比例ソレノイド部2の鉄心には、こ
の電流に比例した力が与えられ、この力は鉄心と
係合した押し棒4を介してスプール5の一方の端
面5aに伝えられる。これにより、スプール5は
図面の位置から右方へ移動してその小穴5cと供
給ポート6とを導通状態とするので、供給ポート
6と出力ポート8とは小穴5cを介して連通す
る。この結果、出力ポート8の油圧は上昇しスプ
ール5の端面5bの受ける圧力も上昇する。端面
5bの圧力が押し棒4の押圧力(即ち比例ソレノ
イド部2の鉄心に与えられた力)より大きくなる
と、スプール5は左方へ移動し、小穴5cと戻り
ポート7とを導通状態とするので、出力ポート8
と戻りポート7とは小穴5cを介して連通し、出
力ポート8の油圧は減少し、端面5bの受ける圧
力も低下する。端面5bの受ける圧力が押し棒4
の押圧力より低くなると、スプール5は再び図の
右方へ移動する。
このように、減圧弁部3のスプール5は比例ソ
レノイド部2の鉄心に与えられた力を受けて作動
するので、結局、出力ポート8に発生する油圧は
比例ソレノイドへ供給された電流に比例すること
となる。
第2図は、この電磁比例減圧弁1の従来の制御
装置の1例を示すブロツク図である。
図で11は定電圧源、12は定電圧源11をそ
の電圧源とし、指令入力信号Vpに比例した電流
値Iを発生する定電流増幅器である。13は定電
流増幅器12からの電流Iが供給される比例ソレ
ノイド部2の比例ソレノイドであり、電流Iに比
例した力を鉄心に与える。端子2a,2b、供給
ポート6、戻りポート7、出力ポート8、タンク
9、油圧源10は第1図に示すものと同じであ
る。
電磁比例減圧弁1に対する指令値に応じた指令
入力信号Vpが定電流増幅器12へ入力される
と、定電流増幅器12はこの信号Vpに比例した
電流Iを比例ソレノイド13へ供給する。ところ
で、比例ソレノイド13の抵抗値は比例ソレノイ
ド13の温度により変化し、その温度が高ければ
抵抗値は大きくなり、低くければ抵抗値は小さ
い。したがつて、単に指令入力信号Vpにのみ依
存して電流供給を行うと所期の電流を供給するこ
とができなくなるおそれがある。定電流増幅器1
2はこのような状態が発生することのないように
比例ソレノイドの抵抗値が変化しても所期の電流
を供給するため設けられているものである。
しかしながら、この定電流増幅器12は構成が
複雑でその調整も困難であり、かつ、きわめて高
価なものであるという欠点を有しており、特に電
磁比例制御弁を多数用いる装置には適していなか
つた。
第3図は、定電流増幅器12を使用しない電磁
比例減圧弁の従来の制御装置のブロツク図であ
る。
図で、第2図と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。14は駆動増幅器で、定電圧源
11、パルス幅変調器15、トランジスタ16お
よびダイオード17で構成されている。パルス幅
変調器15は指令入力信号Vpが入力すると、こ
れに応じて基準となるパルスのパルス幅を変化
し、この変調されたパルス幅を有するパルス幅変
調信号(以下、PWM信号という。)Vpを発生す
る。トランジスタ16は比例ソレノイド13の端
子2bに続されており、PWM信号Vpによりその
導通、非導通が制御される。比例ソレノイド13
の端子2aは定電圧源11に接続されているの
で、トランジスタ16が導通すると比例ソレノイ
ド13にはその導通時間に応じた電流が供給され
る。なお、ダイオード17はトランジスタ16の
保護のための要素である。又、トランジスタ16
をサイリスタ等の素子に代えることもできる。
第4図はパルス幅変調器15によるパルス幅変
調を説明するための波形図である。第4図で、横
軸には時間tが、縦軸にはPWM信号電圧Vpがと
られている。ここで、基準となるパルスは高レベ
ル電圧Vhと低レベル電圧Vlを有し、その周期は
pである。この基準パルスはパルス幅変調器1
5へ入力される指令入力信号Vpによりそのパル
ス幅を変化する。例えば、指令入力信号Vp1が入
力するとパルス幅はT1となり、これより小さい
指令入力信号Vp2が入力するとパルス幅T1より
小さいT2となる。基本周期Tpに対するパルス幅
を変調度(これをDで表す。)と称する。即ち、
指令入力信号Vp1のときの変調度DはD=(T1
p)×100(%)であり、指令入力信号Vp2のと
きは、D=(T2/Tp)×100(%)である。した
がつて、変調度Dと指令入力信号Vpとは比例す
る。
第5図は比例ソレノイド13に流れる電流の波
形図である。トランジスタ16はPWM信号Vp
高レベル電圧Vhであるとき導通、低レベル電圧
lであるとき非導通となる。今、比例ソレノイ
ド13のインピーダンスが理想的な抵抗であり、
PWM信号Vpのパルス幅がT1であるとすると、比
例ソレノイドには期間T1において図の点線で示
す電流Ipが供給される。この場合、基本周期Tp
における平均電流はI1であり、I1はI1=Ip×T1
pにより求められる。ところで、実際に比例ソ
レノイド13に流れる電流はそのインダクタンス
のため図の実線で示すように脈動するが、期間
T1の電流Ipに対する不足電流−Iは期間(Tp
T1)における余剰電流+Iとほぼ等しく、したが
つて、実際に流れる平均電流と前記平均電流I1
はほぼ等しくなることが確められている。
このように、指令入力信号Vpに比例して基準
パルスの変調度を変化させることができるので、
結局、指令入力信号Vpに比例して比例ソレノイ
ドへ電流を供給することができる。この制御装置
は、定電流増幅器を用いないので制御装置の構成
が簡単であり調整も容易となる。又、基本周期T
pの逆数、即ち基本周波数fpの成分を有すること
から、いわゆるデイザ効果が得られるという利点
もある。
第6図は第3図に示す制御装置を油圧駆動回路
に適用した場合のブロツク図である。図で、第3
図に示す部分と同一部分には同一符号が付してあ
る。18はアクチユエータであり、受圧室18
a、ばね18b、ピストン18cを有する。アク
チユエータ18としては、油圧パイロツト型の方
向切換弁、油圧ポンプの可変吐出量機構の油圧シ
リンダ等種々のものが考えられる。19はアクチ
ユエータ18を操作する操作レバー、20は操作
レバー19の操作量に応じた操作信号xを出力す
る操作量検出装置である。21は操作信号xを入
力し、これに対応した指令入力信号Vpを出力す
る演算回路である。演算回路21は第7図に示す
特性を有する。即ち、操作信号xがある定められ
た値x0未満では指令入力信号Vpは出力せず、値
x0に達してはじめて指令入力信号Vp0を出力す
る。そして、操作信号xが値x0以上においては、
p∝(x−x0)の関係にある。このように、値x0
未満の不感帯を設けることにより、誤つて操作レ
バー19に触れてもアクチユエータ18の作動を
防止し、産業機械等に使用された場合の安全が企
図されている。なお、演算回路21はコンパレー
タ、オペアンプ等により容易に構成される。
今、操作レバー19を操作すると、操作量検出
装置20からその操作量に応じた信号xが出力さ
れ、信号xを入力した演算回路21からは指令入
力信号Vpが出力される。駆動増幅器14では、
信号Vpに応じてパルス幅変調が行なわれ、変調
されたパルス幅に応じてトランジスタ16を開閉
することにより比例ソレノイド13に平均電流I1
を供給し電磁比例制御弁1を駆動する。このた
め、電磁比例制御弁1から圧力P1の油圧が出力さ
れる。この油圧P1はアクチユエータ18の受圧室
18aに導入され、ピストン18cを図の右方に
押し、ピストン18cを変位置yだけ移動させ
る。変位量yは油圧P1による右方向の押圧力とば
ね18bとの均り合いにより定るものである。圧
力P1と変位量yの関係が第8図に示されている。
図から明らかなように、アクチユエータ18は圧
力0〜P10までの不感帯を有し、導入された油圧
が圧力0〜P10においては、ピストン18cは作
動しない。
このような装置における指令入力信号Vpと圧
力P1との関係が第9図a乃至dにより示される。
即ち、圧力P1は第9図aに示すように比例ソレノ
イド13に供給される電流I1に比例し、平均電流
I10においてピストン18cの移動開始圧力P10
得られる。この平均電流I1は第9図bに示すよう
にパルス幅変調器15の変調度Dに比例し、変調
度D0において前述の平均電流I10が供給される。
この変調度Dは第9図cに示すように演算回路2
1からの指令入力信号Vpに比例し、信号Vp0
おいて前述の変調度D0が得られる。以上のこと
から、圧力P1と指令入力信号Vpとは第9図dに
示すように比例関係にあり、指令入力信号Vp0
おいて前述の圧力P10が発生する。このようにし
て、操作レバー19の操作量xに比例してアクチ
ユエータ18の変位yが得られる。
ところで、比例ソレノイド13に供給される平
均電流は、比例ソレノイド13の抵抗値が温度等
により変化すると変化してしまい、比例ソレノイ
ド13に対して常に指令入力信号に所定の関係で
比例する電流を供給することができないという欠
点がある。このような抵抗値変化の影響は第9図
bの特性の変化として現われる。即ち、ある温度
t0℃で比例ソレノイド13の抵抗値がR0Ωである
とき、この状態における変調度Dに対する比例ソ
レノイド13の平均電流をI1とすると、 I1=k1・D(k1は定数) となる。次に、温度がt1℃となり、比例ソレノイ
ド13の抵抗値がR1Ωになつたとすると、この
状態における変調度Dに対する平均電流I′1は、 I′1=R/RI1=R/R・k1・D となる。即ち、比例ソレノイド13が低温で抵抗
R1Ωが小さい値であると平均電流は大きくな
り、逆に比例ソレノイド13が高温で抵抗R1Ω
が大きい値であると平均電流は小さくなる。それ
故、第9図aから明らかなように、この平均電流
の変化により圧力P1が変化し、ひいてはアクチユ
エータ18の変化yも変化してしまうことにな
る。このような変化は、電磁比例減圧弁1を用い
た油圧シヨベル等の産業機械の性能および信頼性
の低下を招来するばかりでなく、これが、重量物
の操作や回転機構の操作に使用される場合には重
大な危険を生じるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、特性変化を防止すること
ができ、ひいては制御性能、制御精度および信頼
性を向上せしめることができる比例ソレノイドを
有する電磁装置の制御装置を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、アクチユ
エータの駆動を指令する指令装置がアクチユエー
タを作動させない位置にあるとき、比例ソレノイ
ドの抵抗値に応じた補正値を求め、この求められ
た補正値によつて指令装置からの指令値を補正
し、補正により得られた新らたな指令値に応じて
基本パルスのパルス幅変調を行ない、この変調さ
れたパルス幅に応じて比例ソレノイドに電流を供
給するようにしたことを特徴とする。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第10図は本発明の実施例に係る制御装置のブ
ロツク図である。図で、第6図に示す部分と同一
部分には同一符号が付してある。24は操作量検
出装置20からの操作信号xを入力し、これに対
応して指令入力信号Vpを出力する指令値演算回
路である。この指令値演算回路24の特性が第1
1図に示されている。第11図で、横軸には操作
信号xが、縦軸には指令入力信号Vpがとられて
いる。従来例の説明において述べたように、第6
図に示す演算回路21の特性は、第7図に示すよ
うに、操作信号xの値が値x0未満においては指令
入力信号Vpを出力せず、値x0に達して指令値Vp
を出力する特性となつている。しかし、本実施
例における指令値演算回路24の特性は、操作レ
バー19が中立位置にあるときから操作レバー1
9が操作されて操作信号xが値x0に達する直前ま
で指令入力信号Vp(0<Vp<Vp0)を出
力する特性とされている。即ち、操作信号xが値
0のときばかりでなく不感帯(x<x0)にあつて
も指令入力信号Vpを出力する。
25は比例ソレノイド13と直列に接続された
抵抗であり、その抵抗値は比例ソレノイド13の
抵抗値に比べて充分に小さく選定されている。抵
抗値25は比例ソレノイド13に供給された平均
電流値を検出する機能を有する。26は抵抗25
によりとり出された前記平均電流値に基づいて補
正値Kpを演算する補正値演算回路である。27
は補正値演算回路26から出力された補正値Kp
により指令値演算回路24からの指令入力信号V
pを補正し、補正された指令入力信号に基づいて
比例ソレノイド13に電流を供給する駆動回路で
ある。ここで、補正値演算回路26および駆動回
路27の具体例の説明に入る前に、補正値演算回
路26における補正値Kpを求める原理を説明す
る。
今、比例ソレノイドの標準的な抵抗値をR0
一定変調度D′0であるときこの比例ソレノイドに
流れる平均電流をI′0とする。ここで、この比例
ソレノイドの抵抗値が温度変化によりR1に変化
し、そのとき流れる平均電流もI′1に変化したと
する。このような場合、それぞれの平均電流
I′0、I′1は次式により求められる。
I′0=k2・D′0/R0 ……(1) I′1=k2・D′0/R1 ……(2) 抵抗値R0が抵抗値R1に変化しても比例ソレノ
イドの平均電流は変化しないようにしなければな
らない。そして、このようにI′0=I′1とするため
には、抵抗値R1のときの変調度を変えてやれば
よいのは明らかである。そこで、このときの変調
度として、さきの一定変調度D′0にある係数Kp
乗じた値、即ち、変調度Kp・D′0を考えると次式
が成り立つ。
k2・D′0/R0=k2・Kp・D′0/R1 したがつて、 Kp=R1/R0 となる。ところで、前記(1)、(2)式から、 R/R=k・D′/I′×I′/k
・D′=I′/I′ であるから、結局、 Kp=I′0/I′1 ……(3) となる。ここで、I′0は前述のように比例ソレノ
イドの標準的な抵抗値R0における一定変調度D′0
に対する平均電流であるからその値は一定であ
る。第12図は比例ソレノイドの電流値に対する
係数Kpの変化を示す曲線であり、反比例曲線と
なつている。このような係数Kpを補正値として
パルス幅変調器の指令入力信号Vpに乗じてやれ
ば、比例ソレノイドの抵抗が変化してもその平均
電流は変化せず、圧力P1にも変化が生じないとに
なる。以上補正値Kpの説明を終え、次に補正値
演算回路26および駆動回路27の具体例の構成
について説明する。
第13図は第10図に示す補正値演算回路およ
び駆動回路の具体例を示すブロツク図である。図
で、比例ソレノイド13、その両端子2a,2
b、定電圧源11、パルス変調器15、トランジ
スタ16、ダイオード17は第3図に示すものと
同じである。そこでまず、補正値演算回路26に
ついて説明する。28は抵抗25の両端の電位差
を検出する差動増幅器であり、その出力信号S1
第5図に示す電流Iと同様の波形となる。差動増
幅器28はオペアンプ、抵抗等により容易に構成
できる。29は信号S1を平滑するフイルタであ
り、その出力信号S2は第5図に示す平均電流I1
ように平滑された値となり、この平均電流I1に比
例する。フイルタ29はローパスフイルタであ
り、抵抗、コンデンサの組合せによる受動フイル
タを用いても、又、オペアンプによる能動フイル
タを用いてもよい。
30は比較回路である。比較回路30には第1
1図に示す操作信号の値x0が設定されており、操
作量検出装置20から出力される操作信号xを入
力して値x0と比較する。比較回路30は信号xが
値x0未満(x<x0)のとき信号S3として高レベル
信号Hを出力し、信号xが値x0以上(x≧x0)の
とき低レベル信号Lを出力する。31は一定周期
のパルス列を発生するパルス発生器である。32
は比較回路30の信号S3とパルス発生器31の信
号S4を入力し、両入力信号S3,S4が高レベルのと
きのみ高レベル信号を出力するAND回路であ
る。33はフイルタ29の信号S2とAND回路3
2の信号S5を入力するサンプルホールドであり、
信号S5が低レベルLから高レベルHに変化したと
きの入力信号S2の値を保持する機能を有する。3
4は前述の補正値Kpを出力する補正係数発生器
であり、第12図に示す特性、即ち、一定変調度
D′0における前記(3)式を満足する特性を有する関
数発生器が使用される。
次に、駆動回路27について説明する。35は
指令値演算回路24からの指令入力信号Vpと補
正係数発生器34からの補正値Kpを乗算する乗
算器であり、この乗算器35からの出力信号S7
たな指令入力信号となる。36は指令入力信号V
pの入力端と乗算器35のいずれか一方をパルス
変調器15に切換えて接続するスイツチ素子であ
る。スイツチ素子36は比較回路30の出力信号
S3を入力し、信号S3が高レベルHであるとき(x
<x0であるとき)には指令入力信号Vpをそのま
まパルス幅変調器15に入力されるように切換え
られ、又、信号S3が低レベルLであるとき(x≧
x0であるとき)には乗算器35の出力信号S7をパ
ルス幅変調器15に入力させるように切換えられ
る。
ここで、本実施例の動作を第14図に示すタイ
ムチヤートを参照しながら説明する。今、アクチ
ユエータ18を駆動するため中立位置にある操作
レバー19が操作される場合を考えると、その操
作信号xは当然値0から増加してゆく。信号xが
値x0未満(値0、即ち操作レバーが中立位置にあ
る場合も含む。)の範囲にある間、指令値演算回
路24は第11図に示す特性にしたがつて指令入
力信号Vpを出力する。一方、操作信号xは比
較回路30に入力され、x<x0であるためその出
力信号S3は第14図bに示すように高レベルHと
なる。この高レベルHの信号S3はスイツチ素子3
6に入力され、スイツチ素子36は信号Vpの入
力端子に切換えられる。したがつて、パルス変調
器15には、x<x0に対応する指令入力信号V
pが入力され、パルス幅変調器15は第9図c
に示すように信号p0に応じた変調度D′0でパルス
幅変調を行ない、トランジスタ16はこれに応じ
て比例ソレノイド13に電流を供給する。この比
例ソレノイド13の平均電流に応じて電磁比例減
圧弁1は油圧P1を発生するが、その値は指令値V
pが値Vp0以下であるため、第9図dに示すよ
うに値P10以下であり、この値は前述のようにア
クチユエータ18の不感帯に存在し、アクチユエ
ータ18は作動しない。
この場合、比例ソレノイド13に流れる電流は
抵抗25によりとり出され、差動増幅器28で増
幅され、フイルタ29で平滑されて変調度D′0
対する比例ソレノイド13の平均電流が得られ
る。一方、AND回路32には第14図cに示す
パルス発生器31からのパルス列信号S4と第14
図bに示す比較回路30からの高レベルHの信号
S3と入力され、第14図dに示すように時刻t1
おいて、その出力信号S5が高レベルHになる。フ
イルタ29の出力信号S2は第14図eに示すよう
な信号となり、この信号S2はサンプルホールド3
3に入力されるが、サンプルホールド33には、
AND回路32の出力信号S5が高レベルHなつた
時刻t1における入力信号S2の値がホールドされる
ことになる。サンプルホールド33からは、第1
4図fに示すように、このホールドされた値が信
号S6として出力される。即ち、信号S6は一定変調
度D′0に対するその時点での比例ソレノイド13
の平均電流I′1に応じた値である。信号S6は補正
係数発生器34に入力され、第12図に示すその
特性にしたがつて、信号S6に相当する値Kpが求
められる。補正係数発生器34はこの値Kpを補
正値として出力する。乗算器35は指令値演算回
路24の指令入力信号Vpと補正係数発生器34
の補正値Kpを入力し、両者の積Kp・Vpを作
り、これを新らしい指令入力信号S7として出力す
る。
操作信号xの値が値x0以上になると比較回路3
0の出力信号S3は第14図bに示すように低レベ
ルLとなり、スイツチ素子36が切換えられ、パ
ルス幅変調器15には乗算器35からの補正され
た信号S7が入力され、パルス幅変調器15からは
これに応じた変調度で変調されたパルスが出力さ
れる。したがつて、比例ソレノイド13にはこの
変調度に応じた平均電流が流れ、これに比例した
圧力P1を発生し、アクチユエータ18を駆動す
る。
操作レバー19が中立位置に戻され、アクチユ
エータ18の駆動が停止された後、再び操作レバ
ー19が操作されると、前述と全く同じ動作が繰
り返され、第14図に示されるように、その時刻
t3におけるサンプルホールドにより、そのときの
比例ソレノイド13の抵抗値に応じた補正値Kp
が得られることになる。
このように、本実施例では、操作信号が所定の
値未満のとき、指令値演算回路からアクチユエー
タを作動させるに至らないある所定の値の指令入
力信号を出力し、これに応じた所定の変調度によ
り比例ソレノイドに電流を流し、この電流に基づ
いて補正値を求め、操作信号が前記所定の値以上
になつたとき、その値に応じた指令入力信号に前
記補正値を乗じて補正された新らしい指令入力信
号を得、この信号をパルス幅変調器に入力するよ
うにしたので、操作レバーを非操作状態に戻す毎
に補正値が更新され、アクチユエータの操作を妨
げることなく常に正確な補正値を得ることがで
き、電磁装置の特性変化を防止して制御性能、制
御精度、信頼性を向上せしめることができる。
以上述べたように、本発明では、操作レバーの
ような指令装置がアクチユエータを作動させない
位置にあるとき、比例ソレノイドの抵抗値に応じ
た補正値を求め、この補正値により前記指令装置
の指令値を補正し、この補正された新らしい値に
応じてパルス幅変調器を得るようにしたので、常
に正確な補正値で電磁装置の特性変化を防止し、
その制御性能、制御精度および信頼性を向上せし
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電磁比例制御弁の概略構成図、第2図
は第1図に示す電磁比例制御弁の従来の制御装置
の1例を示すブロツク図、第3図は第1図に示す
電磁比例制御弁の従来の制御装置の他の例を示す
ブロツク図、第4図は変調されたパルスの波形
図、第5図は比例ソレノイドの電流の波形図、第
6図は第3図に示す制御装置を油圧駆動回路に適
用した場合のブロツク図、第7図は第6図に示す
演算回路の特性図、第8図は第6図に示す電磁比
例制御弁の油圧とアクチユエータの変位の関係を
示す特性図、第9図a,b,c,dは指令入力信
号と油圧の関係を説明するためのグラフ、第10
図は本発明の実施例に係る制御装置のブロツク
図、第11図は第10図に示す指令値演算回路の
特性図、第12図は比例ソレノイドの平均電流と
補正値との関係を示す特性図、第13図は第10
図に示す補正値演算回路および駆動回路の具体例
のブロツク図、第14図a,b,c,d,e,f
は第10図および第13図に示す制御装置の動作
を説明するフローチヤートである。 1……電磁比例制御弁、11……定電圧源、1
3……比例ソレノイド、15……パルス幅変調
器、16……トランジスタ、18……アクチユエ
ータ、19……操作レバー、20……操作量検出
装置、24……指令値演算回路、25……抵抗、
26……補正値演算回路、27……駆動回路、2
9……フイルタ、30……比較回路、31……パ
ルス発生器、32……AND回路、33……サン
プルホールド、34……補正係数発生器、35…
…乗算器、36……スイツチ素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 比例ソレノイドを有する電磁装置と、この電
    磁装置の作動に応じて駆動されるアクチユエータ
    と、このアクチユエータの駆動を指令する指令装
    置とを備えたものにおいて、前記指令装置が前記
    アクチユエータを作動させるに至らないある所定
    の指令信号を出力しているとき前記比例ソレノイ
    ドの抵抗値に応じた補正値を求める手段と、この
    手段により求められた補正値により前記指令装置
    から出力される指令値を補正する補正手段と、こ
    の補正手段により得られた新たな指令値に応じて
    パルス幅変調を行なうパルス幅変調手段と、前記
    比例ソレノイドに対して前記パルス幅変調手段に
    より変調されたパルス幅に応じた電流を供給する
    手段とを設けたことを特徴とする比例ソレノイド
    を有する電磁装置の制御装置。
JP22428083A 1983-11-30 1983-11-30 比例ソレノイドを有する電磁装置の制御装置 Granted JPS60117604A (ja)

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