JPS6259130A - 4輪駆動装置 - Google Patents
4輪駆動装置Info
- Publication number
- JPS6259130A JPS6259130A JP19707585A JP19707585A JPS6259130A JP S6259130 A JPS6259130 A JP S6259130A JP 19707585 A JP19707585 A JP 19707585A JP 19707585 A JP19707585 A JP 19707585A JP S6259130 A JPS6259130 A JP S6259130A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- power distribution
- case
- drive gear
- direction change
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はエンジン横置式パートタイム4輪駆動車の4輪
駆動装置に関するものである。
駆動装置に関するものである。
(従来の技術)
この種4輪駆動車は、横置フロントエンジンフロントホ
イールドライブ車(FF車)又は横置リヤエンジンリヤ
ホイールドライブ車(RR車)を4輪駆動化させたもの
で、横置エンジンからの動力を変速後ディファレンシャ
ルギヤを介して2個の差動出力軸へ伝達し、前2輪(F
F車の場合)又は後2輪(RR車の場合)を駆動するト
ランスアクスルに、他の2輪へ動力を分配して伝える動
力分配ユニットを付加することにより、4輪駆動装置と
なすのが普通である。
イールドライブ車(FF車)又は横置リヤエンジンリヤ
ホイールドライブ車(RR車)を4輪駆動化させたもの
で、横置エンジンからの動力を変速後ディファレンシャ
ルギヤを介して2個の差動出力軸へ伝達し、前2輪(F
F車の場合)又は後2輪(RR車の場合)を駆動するト
ランスアクスルに、他の2輪へ動力を分配して伝える動
力分配ユニットを付加することにより、4輪駆動装置と
なすのが普通である。
この種4輪駆動装置としては例えば、特開昭57−12
6727号公報に記載の如きものが従来よりあり、この
4輪駆動装置は、上記ディファレンシャルギヤのケース
に同軸に駆動結合され、上記横置エンジンに並置した動
力分配ドライブギヤ、このギヤに噛合する動力分配ドリ
ブンギヤ、このギヤによりドッグクラッチを介して適宜
駆動される方向転換ドライブギヤ、及びこのギヤに噛合
させて分配動力出力軸に結合した方向転換ドライブギヤ
で前記の動力分配ユニットを構成し、これをトランスア
クスルケースに取付けた動力分配ケース内に収納してな
るものである。
6727号公報に記載の如きものが従来よりあり、この
4輪駆動装置は、上記ディファレンシャルギヤのケース
に同軸に駆動結合され、上記横置エンジンに並置した動
力分配ドライブギヤ、このギヤに噛合する動力分配ドリ
ブンギヤ、このギヤによりドッグクラッチを介して適宜
駆動される方向転換ドライブギヤ、及びこのギヤに噛合
させて分配動力出力軸に結合した方向転換ドライブギヤ
で前記の動力分配ユニットを構成し、これをトランスア
クスルケースに取付けた動力分配ケース内に収納してな
るものである。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしこの従来型4輪駆動装置にあっては、同軸配置さ
れた動力分配ドリブンギヤ及び方向転換ドライブギヤが
前者をトランスアクスルケース側に位置させる配置であ
った為、動力分配ドリブンギヤと噛合する動力分配ドラ
イブギヤがトランスアクスルケースの直近に位置するこ
ととなり、その収納スペースを確保するため動力分配ケ
ースがトランスアクスルケース取付部近傍において太き
(径方向へ張り出す形状となっていた。
れた動力分配ドリブンギヤ及び方向転換ドライブギヤが
前者をトランスアクスルケース側に位置させる配置であ
った為、動力分配ドリブンギヤと噛合する動力分配ドラ
イブギヤがトランスアクスルケースの直近に位置するこ
ととなり、その収納スペースを確保するため動力分配ケ
ースがトランスアクスルケース取付部近傍において太き
(径方向へ張り出す形状となっていた。
ところで、この部位にはトランスアクスルケースに対す
る横置エンジンの取付部が存在し、これと動力分配ケー
スの上記張出部とが干渉し合い、この干渉を避けるため
、横置エンジンと動力分配ドリブンギヤとの軸間距離を
大きくせざるをえず、4輪駆動装置が設置スペースの制
約にもかかわらず径方向に太き(なる問題を生じていた
。
る横置エンジンの取付部が存在し、これと動力分配ケー
スの上記張出部とが干渉し合い、この干渉を避けるため
、横置エンジンと動力分配ドリブンギヤとの軸間距離を
大きくせざるをえず、4輪駆動装置が設置スペースの制
約にもかかわらず径方向に太き(なる問題を生じていた
。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、トランスアクスルケースから離れた箇所なら
動力分配ケースが径方向に張出しても横置エンジンとの
干渉を懸念しないですむとの観点から、前記4輪駆動装
置において、動力分配ドリブンギヤ及び方向転換ドライ
ブギヤのうち、方向転換ドライブギヤをトランスアクス
ルケース側に配置したものである。
動力分配ケースが径方向に張出しても横置エンジンとの
干渉を懸念しないですむとの観点から、前記4輪駆動装
置において、動力分配ドリブンギヤ及び方向転換ドライ
ブギヤのうち、方向転換ドライブギヤをトランスアクス
ルケース側に配置したものである。
一方、動力分配ドライブギヤはその両側において軸受す
るのが軸受剛性を高める上で好ましいが、この場合トラ
ンスアクスルケース側の軸受部がトランスアクスルケー
スの近くにあるのでは、該軸受部がこの部位において動
力分配ケースを、トランスアクスルケースに対する横置
エンジンの取付部位と干渉する程に径方向へ張出させ、
上記の問題を再び生ずるし、該軸受部が方向転換ドライ
ブギヤとの干渉を避けられず、動力分配ドリブンギヤ及
び方向転換ドライブギヤの軸間距離を大きくする泌要が
生じ、4輪駆動装置の径方向大型化につながるばかりか
、これにともなう動力分配ギヤ組のギヤ比変化で適切な
ギヤ比を設定し得なくなる。
るのが軸受剛性を高める上で好ましいが、この場合トラ
ンスアクスルケース側の軸受部がトランスアクスルケー
スの近くにあるのでは、該軸受部がこの部位において動
力分配ケースを、トランスアクスルケースに対する横置
エンジンの取付部位と干渉する程に径方向へ張出させ、
上記の問題を再び生ずるし、該軸受部が方向転換ドライ
ブギヤとの干渉を避けられず、動力分配ドリブンギヤ及
び方向転換ドライブギヤの軸間距離を大きくする泌要が
生じ、4輪駆動装置の径方向大型化につながるばかりか
、これにともなう動力分配ギヤ組のギヤ比変化で適切な
ギヤ比を設定し得なくなる。
そこで本発明は、動力分配ドリブンギヤ及び方向転換ド
ライブギヤ間に無駄なスペースが存在し、このスペース
に上記の軸受部を収納すれば、動力分配ケースの軸受部
収納用径方向張出部がトランスアクスルケースに対する
横置エンジンの取付部位からずれると共に、軸受部が方
向転換ドライブギヤからずれて上述の問題を生ずること
のないとの観点から、上記に加えて動力分配ドリブンギ
ヤをその両側において軸受すると共にトランスアクスル
ケース側の軸受部を動力分配ドリブンギヤ及び方向転換
ドライブギヤ間の軸線方向位置に配置したものである。
ライブギヤ間に無駄なスペースが存在し、このスペース
に上記の軸受部を収納すれば、動力分配ケースの軸受部
収納用径方向張出部がトランスアクスルケースに対する
横置エンジンの取付部位からずれると共に、軸受部が方
向転換ドライブギヤからずれて上述の問題を生ずること
のないとの観点から、上記に加えて動力分配ドリブンギ
ヤをその両側において軸受すると共にトランスアクスル
ケース側の軸受部を動力分配ドリブンギヤ及び方向転換
ドライブギヤ間の軸線方向位置に配置したものである。
(作 用)
トランスアクスルは横置エンジンからの動力を変速後デ
ィファレンシャルギヤを介して2個の差動出力軸へ伝達
し、前又は後の2輪を駆動する。
ィファレンシャルギヤを介して2個の差動出力軸へ伝達
し、前又は後の2輪を駆動する。
ここでドッグクラッチを結合すると、エンジン動力はデ
ィファレンシャルギヤケース、動力分配ドライブギヤ、
動力分配ドリブンギヤ、ドッグクラッチ、方向転換ドラ
イブギヤ、方向転換ドリブンギヤ、及び分配動力出力軸
を経て他の2輪にも伝達され、これらを駆動することが
できる。
ィファレンシャルギヤケース、動力分配ドライブギヤ、
動力分配ドリブンギヤ、ドッグクラッチ、方向転換ドラ
イブギヤ、方向転換ドリブンギヤ、及び分配動力出力軸
を経て他の2輪にも伝達され、これらを駆動することが
できる。
ところで、動力分配ドリブンギヤ及び方向転換ドライブ
ギヤが後者をトランスアクスルケース側に位置させる配
置であるため、動力分配ドリブンギヤと噛合する動力分
配ドライブギヤがトランスアクスルケースから離れて位
置することになり、その収納スペースを確保するための
動力分配ケースの径方向張出部をトランスアクスルケー
スに対する横置エンジンの取付部からずらすことができ
、これとの干渉を生じない。従って、横置エンジンと動
力分配ドライブギヤとの軸間距離を大きくする必要がな
く、4輪駆動装置を径方向にコンパクトな構成になし得
る。
ギヤが後者をトランスアクスルケース側に位置させる配
置であるため、動力分配ドリブンギヤと噛合する動力分
配ドライブギヤがトランスアクスルケースから離れて位
置することになり、その収納スペースを確保するための
動力分配ケースの径方向張出部をトランスアクスルケー
スに対する横置エンジンの取付部からずらすことができ
、これとの干渉を生じない。従って、横置エンジンと動
力分配ドライブギヤとの軸間距離を大きくする必要がな
く、4輪駆動装置を径方向にコンパクトな構成になし得
る。
又、動力分配ドライブギヤをその両側において軸受した
ことでその軸受剛性を高めることができ、更にトランス
アクスルケース側の軸受部を動力分配ドリブンギヤ及び
方向転換ドライブギヤ間の軸線方向位置に配置したから
、動力分配ケースの軸受部収納用径方向張出部がトラン
スアクスルケースに対する横置エンジンの取付部位から
ずれると共に軸受部が方向転換ドライブギヤからずれ、
これらの点において動力分配ドリブンギヤと横置エンジ
ン及び方向転換ドライブギヤとの軸間距離が夫々大きく
なるのを防止でき、4輪駆動装置を径方向にコンパクト
な構成となし得る。
ことでその軸受剛性を高めることができ、更にトランス
アクスルケース側の軸受部を動力分配ドリブンギヤ及び
方向転換ドライブギヤ間の軸線方向位置に配置したから
、動力分配ケースの軸受部収納用径方向張出部がトラン
スアクスルケースに対する横置エンジンの取付部位から
ずれると共に軸受部が方向転換ドライブギヤからずれ、
これらの点において動力分配ドリブンギヤと横置エンジ
ン及び方向転換ドライブギヤとの軸間距離が夫々大きく
なるのを防止でき、4輪駆動装置を径方向にコンパクト
な構成となし得る。
(実施例)
以下、図示の実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
図面は本発明4輪駆動装置の一実施例で、図中1は横置
エンジン、2はトランスアクスル、3は動力分配ユニッ
トを夫々示す。トランスアクスル2はケース4内にクラ
ッチ又はトルクコンバータ、変速歯車機構(いずれも図
示せず)及びディファレンシャルギヤ5を収納して構成
する通常のものとし、横置エンジンlからの動力を変速
してリングギヤ6に伝達し、このリングギヤを介してデ
ィファレンシャルギヤ5のケース7を回転駆動する。
エンジン、2はトランスアクスル、3は動力分配ユニッ
トを夫々示す。トランスアクスル2はケース4内にクラ
ッチ又はトルクコンバータ、変速歯車機構(いずれも図
示せず)及びディファレンシャルギヤ5を収納して構成
する通常のものとし、横置エンジンlからの動力を変速
してリングギヤ6に伝達し、このリングギヤを介してデ
ィファレンシャルギヤ5のケース7を回転駆動する。
ディファレンシャルギヤ5はケース7内の差動歯車組を
介し変速動力を両側の差動出力軸8.9に伝達し、これ
らに結合した前2輪又は後2輪(図示せず)を駆動する
。
介し変速動力を両側の差動出力軸8.9に伝達し、これ
らに結合した前2輪又は後2輪(図示せず)を駆動する
。
動力分配ユニット3は上記のエンジン動力を他の2輪に
分配して伝達し、これらを駆動することにより4輪駆動
を可能にするもので、横置エンジン1に並置してトラン
スアクスルケース4に取着した動力分配ケース10内に
以下の伝動列を組込んで構成する。
分配して伝達し、これらを駆動することにより4輪駆動
を可能にするもので、横置エンジン1に並置してトラン
スアクスルケース4に取着した動力分配ケース10内に
以下の伝動列を組込んで構成する。
即ち、動力分配ケースを貫通する差動出力軸9上に動力
分配ドライブギヤ11を回転自在に設け、このギヤをそ
の両側においてボールベアリング12゜13により動力
分配ケース10内に回転自在に支持する。動力分配ドラ
イブギヤ11のボス部を図中左端外周においてディファ
レンシャルギヤケース7にスプライン貫入(llaで示
す)させることによりこれに同軸に駆動結合する。動力
分配ドライブギヤ11に動力分配ドリブンギヤ14を噛
合させ、これを差動出力軸9に平行な副軸15上に回転
自在に支持する。副軸15には、動力分配ドリブンギヤ
14よりトランスアクスルケース4側に配した方向転換
ドライブギヤ16をスプライン嵌合(16aで示す)し
、このギヤ16及びこれから遠い副軸15の端部を夫々
スラストローラベアリング17.18により動力分配ケ
ース10に回転自在に支持する。
分配ドライブギヤ11を回転自在に設け、このギヤをそ
の両側においてボールベアリング12゜13により動力
分配ケース10内に回転自在に支持する。動力分配ドラ
イブギヤ11のボス部を図中左端外周においてディファ
レンシャルギヤケース7にスプライン貫入(llaで示
す)させることによりこれに同軸に駆動結合する。動力
分配ドライブギヤ11に動力分配ドリブンギヤ14を噛
合させ、これを差動出力軸9に平行な副軸15上に回転
自在に支持する。副軸15には、動力分配ドリブンギヤ
14よりトランスアクスルケース4側に配した方向転換
ドライブギヤ16をスプライン嵌合(16aで示す)し
、このギヤ16及びこれから遠い副軸15の端部を夫々
スラストローラベアリング17.18により動力分配ケ
ース10に回転自在に支持する。
副軸15には更に、動力分配ドリブンギヤ14及び方向
転換ドライブギヤ16間に配してクラッチギヤ15aを
一体成形し、これに隣り合う動力分配ドリブンギヤ14
のボス部外周に同径のクラッチギヤ14aを形成する。
転換ドライブギヤ16間に配してクラッチギヤ15aを
一体成形し、これに隣り合う動力分配ドリブンギヤ14
のボス部外周に同径のクラッチギヤ14aを形成する。
クラッチギヤ14aにドッグクラッチ19を軸線方向摺
動自在に嵌合し、このドッグクラッチを適宜クラッチギ
ヤ15aにも噛み合う図示の位置にする時、動力分配ド
リブンギヤ14が副軸15、従って方向転換ドライブギ
ヤ16に駆動結合され得るようにする。
動自在に嵌合し、このドッグクラッチを適宜クラッチギ
ヤ15aにも噛み合う図示の位置にする時、動力分配ド
リブンギヤ14が副軸15、従って方向転換ドライブギ
ヤ16に駆動結合され得るようにする。
方向転換ドライブギヤ16は傘歯車とし、これに噛合す
る傘歯車型式の方向転換ドリブンギヤ2oを分配動力出
力軸21に一体成形する。そして、分配動力出力軸21
を一対のスラストローラベアリング22.23により動
力分配ケース10内に回転自在に支持し、この軸21を
図中下端において動力分配ケース10より突出させ、対
応する2輪のディファレンシャルギヤに駆動連結可能と
する。
る傘歯車型式の方向転換ドリブンギヤ2oを分配動力出
力軸21に一体成形する。そして、分配動力出力軸21
を一対のスラストローラベアリング22.23により動
力分配ケース10内に回転自在に支持し、この軸21を
図中下端において動力分配ケース10より突出させ、対
応する2輪のディファレンシャルギヤに駆動連結可能と
する。
なお、ボールベアリング12.13のうちトランスアク
スルケース4に近いボールヘアリング12は動力分配ド
リブンギヤ14及び方向転換ドライブギヤ16間の軸線
方向位置に配置し、このボールベアリング12を支える
動力分配ケース10の部分を方向転換ドライブギヤ16
と重合する箇所24において除去する。
スルケース4に近いボールヘアリング12は動力分配ド
リブンギヤ14及び方向転換ドライブギヤ16間の軸線
方向位置に配置し、このボールベアリング12を支える
動力分配ケース10の部分を方向転換ドライブギヤ16
と重合する箇所24において除去する。
又、潤滑についてはトランスアクスルケース4内におけ
る潤滑と、動力分配ケース10内ににおける潤滑とを夫
々個別に行なうようにし、この目的のため両ケース4.
10間で潤滑油の往来を禁するべく動力分配ドライブギ
ヤ11のボス部とトランスアクスルケース4及び動力分
配ケースIOとの間に夫々シール25.26を設けると
共に、動力分配ドライブギヤ11及び差動出力軸9間の
嵌合部中程にシール27を設ける。シール27を挟んで
図中左側における動力分配ドライブギヤ11及び差動出
力軸9の相互摺接部はトランスアクスルケース内の潤滑
油により潤滑され、シール27を挟んで図中右側におけ
る動力分配ドライブギヤ11及び差動出力軸9の相互摺
接部はギヤ11のボス部に設けた油孔28を経て供給さ
れる動力分配ケース10内の潤滑油により潤滑する。
る潤滑と、動力分配ケース10内ににおける潤滑とを夫
々個別に行なうようにし、この目的のため両ケース4.
10間で潤滑油の往来を禁するべく動力分配ドライブギ
ヤ11のボス部とトランスアクスルケース4及び動力分
配ケースIOとの間に夫々シール25.26を設けると
共に、動力分配ドライブギヤ11及び差動出力軸9間の
嵌合部中程にシール27を設ける。シール27を挟んで
図中左側における動力分配ドライブギヤ11及び差動出
力軸9の相互摺接部はトランスアクスルケース内の潤滑
油により潤滑され、シール27を挟んで図中右側におけ
る動力分配ドライブギヤ11及び差動出力軸9の相互摺
接部はギヤ11のボス部に設けた油孔28を経て供給さ
れる動力分配ケース10内の潤滑油により潤滑する。
上記実施例の作用を次に説明する。
横置エンジン1からの動力はトランスアクスル2により
変速され、該トランスアクスルのディファレンシャルギ
ヤ5にリングギヤ6及びディファレンシャルギヤケース
7を介して伝達される。ディファレンシャルギヤ5はこ
のエンジン動力を差動出力軸8,9に出力し、これらを
経て対応する2輪を駆動する。
変速され、該トランスアクスルのディファレンシャルギ
ヤ5にリングギヤ6及びディファレンシャルギヤケース
7を介して伝達される。ディファレンシャルギヤ5はこ
のエンジン動力を差動出力軸8,9に出力し、これらを
経て対応する2輪を駆動する。
ディファレンシャルギヤケース7に達したエンジン動力
は動力分配ドライブギヤ11を経て動力分配ドリブンギ
ヤ14にも達している。ここでドッグクラッチ19を図
中右行してクラッチギヤ15aとの噛合を解除する場合
、動力分配ドリブンギヤ14に達したエンジン動力はこ
こで行止まりとなり、他の2輪に伝わらない。よってこ
の場合2輪駆動状態が得られる。
は動力分配ドライブギヤ11を経て動力分配ドリブンギ
ヤ14にも達している。ここでドッグクラッチ19を図
中右行してクラッチギヤ15aとの噛合を解除する場合
、動力分配ドリブンギヤ14に達したエンジン動力はこ
こで行止まりとなり、他の2輪に伝わらない。よってこ
の場合2輪駆動状態が得られる。
ドッグクラッチ19を図示位置にしてクラッチギヤ15
aにも噛合させると、動力分配ドリブンギヤ14に達し
たエンジン動力はドッグクラッチ19を経て副軸15及
び方向転換ドライブギヤ16に達し、その後方向転換ド
リブンギヤ20及び分配動力出力軸21より他の2輪に
供給され、4輪駆動状態が得られる。
aにも噛合させると、動力分配ドリブンギヤ14に達し
たエンジン動力はドッグクラッチ19を経て副軸15及
び方向転換ドライブギヤ16に達し、その後方向転換ド
リブンギヤ20及び分配動力出力軸21より他の2輪に
供給され、4輪駆動状態が得られる。
(発明の効果)
かくして本発明4輪駆動装置は上述の如く、動力分配ド
リブンギヤ14及び方向転換ドライブギヤ16が後者を
前者よりトランスアクスルケース4側に位置させる配置
であるため、動力分配ドリブンギヤ14と噛合する動力
分配ドライブギヤ11がトランスアクスルケース4から
離れて位置することとなり、その収納スペースを確保す
るための動力分配ケース10の径方向張出部をトランス
アクスルケース4に対する横置エンジン1の取付部1a
からずらすことができ、これとの干渉を生じない。従っ
て、横置エンジン1と動力分配ドライブギヤ11との軸
間距離を大きくする必要がなく、4輪駆動装置を径方向
にコンパクトな構成となし得て制約のあるスペースにも
4輪駆動装置を設置することができる。
リブンギヤ14及び方向転換ドライブギヤ16が後者を
前者よりトランスアクスルケース4側に位置させる配置
であるため、動力分配ドリブンギヤ14と噛合する動力
分配ドライブギヤ11がトランスアクスルケース4から
離れて位置することとなり、その収納スペースを確保す
るための動力分配ケース10の径方向張出部をトランス
アクスルケース4に対する横置エンジン1の取付部1a
からずらすことができ、これとの干渉を生じない。従っ
て、横置エンジン1と動力分配ドライブギヤ11との軸
間距離を大きくする必要がなく、4輪駆動装置を径方向
にコンパクトな構成となし得て制約のあるスペースにも
4輪駆動装置を設置することができる。
又、動力分配ドライブギヤ11をその両側において軸受
(図示例ではポールベアリング12.13により)した
ことにより、軸受剛性を高めることができ、更にトラン
スアクスルケース4側の軸受部12を動力分配ドリブン
ギヤ14及び方向転換ドライブギヤ16間の軸線方向位
置に配置したから、この軸受部12を収納する動力分配
ケース10の径方向張出部もエンジン部分1aからずれ
、4輪駆動装置の径方向にコンパクトな構成は何等阻害
されない。しかも、軸受部12のかかる配置は方向転換
ドライブギヤ16との干渉を避けることができ、従って
動力分配ドライブギヤ11と方向転換ドライブギヤ16
との軸間距離が大きくならず、4輪駆動装置を径方向に
コンパクトにし得ると共に、当該軸間距離に係わるギヤ
11.14間のギヤ比を適当に設定することができる。
(図示例ではポールベアリング12.13により)した
ことにより、軸受剛性を高めることができ、更にトラン
スアクスルケース4側の軸受部12を動力分配ドリブン
ギヤ14及び方向転換ドライブギヤ16間の軸線方向位
置に配置したから、この軸受部12を収納する動力分配
ケース10の径方向張出部もエンジン部分1aからずれ
、4輪駆動装置の径方向にコンパクトな構成は何等阻害
されない。しかも、軸受部12のかかる配置は方向転換
ドライブギヤ16との干渉を避けることができ、従って
動力分配ドライブギヤ11と方向転換ドライブギヤ16
との軸間距離が大きくならず、4輪駆動装置を径方向に
コンパクトにし得ると共に、当該軸間距離に係わるギヤ
11.14間のギヤ比を適当に設定することができる。
(実施例の効果)
なお、特に図示例の如く軸受部12を支える動力分配ケ
ースlOの部分を方向転換ドライブギヤ16と重合する
箇所24において除去すれば、その肉厚骨だけ方向転換
ドライブギヤ16を軸受部12に一層接近させ得て4輪
駆動装置を径方向のみならず、軸線方向にも一層コンパ
クトな構成とすることができる。
ースlOの部分を方向転換ドライブギヤ16と重合する
箇所24において除去すれば、その肉厚骨だけ方向転換
ドライブギヤ16を軸受部12に一層接近させ得て4輪
駆動装置を径方向のみならず、軸線方向にも一層コンパ
クトな構成とすることができる。
図面は本発明4輪駆動装置の要部展開断面図である。
l・・・横置エンジン 2・・・トランスアクスル3
・・・動力分配ユニット 4・・・トランスアクスルケース 5・・・ディファレンシャルギヤケース8.9・・・差
動出力軸 10・・・動力分配ケース11・・・動力
分配ドライブギヤ 12、13・・・ボールベアリング(軸受部)14・・
・動力分配ドリブンギヤ 15・・・副軸 16・・・方向転換ドライブギヤ 19・・・ドッグクラッチ 20・・・方向転換ドリブンギヤ 21・・・分配動力出力軸 25〜27・・・シール2
8・・・油孔
・・・動力分配ユニット 4・・・トランスアクスルケース 5・・・ディファレンシャルギヤケース8.9・・・差
動出力軸 10・・・動力分配ケース11・・・動力
分配ドライブギヤ 12、13・・・ボールベアリング(軸受部)14・・
・動力分配ドリブンギヤ 15・・・副軸 16・・・方向転換ドライブギヤ 19・・・ドッグクラッチ 20・・・方向転換ドリブンギヤ 21・・・分配動力出力軸 25〜27・・・シール2
8・・・油孔
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、横置エンジンからの動力を変速後ディファレンシャ
ルギヤを介して2個の差動出力軸へ伝達可能なトランス
アクスルを具え、 前記ディファレンシャルギヤのケースに同軸に駆動結合
され、前記横置エンジンに並置した動力分配ドライブギ
ヤ、この動力分配ドライブギヤに噛合する動力分配ドリ
ブンギヤ、この動力分配ドリブンギヤによりドッグクラ
ッチを介して適宜駆動される方向転換ドライブギヤ、及
びこの方向転換ドライブギヤに噛合させて分配動力出力
軸に結合した方向転換ドリブンギヤを、前記トランスア
クスルのケースに取付けた動力分配ケース内に収納して
なる4輪駆動装置において、 前記動力分配ドリブンギヤ及び方向転換ドライブギヤの
うち、方向転換ドライブギヤを前記トランスアクスルケ
ース側に配置し、 前記動力分配ドライブギヤをその両側において軸受する
と共に前記トランスアクスルケース側の軸受部を前記動
力分配ドリブンギヤ及方向転換ドライブギヤ間の軸線方
向位置に配置したことを特徴とする4輪駆動装置。 2、前記トランスアクスルケース側軸受部を支える前記
動力分配ケースの部分を前記方向転換ドライブギヤと重
合する箇所において除去した特許請求の範囲第1項記載
の4輪駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19707585A JPS6259130A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 4輪駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19707585A JPS6259130A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 4輪駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6259130A true JPS6259130A (ja) | 1987-03-14 |
Family
ID=16368299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19707585A Expired - Lifetime JPS6259130A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 4輪駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6259130A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008111487A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Gkn ドライブライン トルクテクノロジー株式会社 | 動力伝達構造 |
EP1923605A2 (en) | 2006-11-10 | 2008-05-21 | GKN Driveline Torque Technology KK | Power transmission apparatus |
EP2083197A2 (en) | 2008-01-22 | 2009-07-29 | GKN Driveline Torque Technology KK | Power transmission apparatus |
DE102009021246A1 (de) | 2008-05-14 | 2009-12-03 | Gkn Driveline Torque Technology Kk | Kraftübertragungsvorrichtung |
US9371869B2 (en) | 2011-03-15 | 2016-06-21 | GKN Driveline Japan Ltd. | Power transmission apparatus |
-
1985
- 1985-09-06 JP JP19707585A patent/JPS6259130A/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008111487A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Gkn ドライブライン トルクテクノロジー株式会社 | 動力伝達構造 |
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US8667864B2 (en) | 2006-11-10 | 2014-03-11 | Gkn Driveline Torque Technology Kk | Power transmission apparatus |
EP2083197A2 (en) | 2008-01-22 | 2009-07-29 | GKN Driveline Torque Technology KK | Power transmission apparatus |
EP2083197A3 (en) * | 2008-01-22 | 2010-12-22 | GKN Driveline Torque Technology KK | Power transmission apparatus |
US8657073B2 (en) | 2008-01-22 | 2014-02-25 | Gkn Driveline Torque Technology Kk | Power transmission apparatus |
DE102009021246A1 (de) | 2008-05-14 | 2009-12-03 | Gkn Driveline Torque Technology Kk | Kraftübertragungsvorrichtung |
DE102009021246B4 (de) * | 2008-05-14 | 2012-10-04 | Gkn Driveline Torque Technology Kk | Kraftübertragungsvorrichtung |
US9371869B2 (en) | 2011-03-15 | 2016-06-21 | GKN Driveline Japan Ltd. | Power transmission apparatus |
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