JPS625835B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS625835B2 JPS625835B2 JP54025061A JP2506179A JPS625835B2 JP S625835 B2 JPS625835 B2 JP S625835B2 JP 54025061 A JP54025061 A JP 54025061A JP 2506179 A JP2506179 A JP 2506179A JP S625835 B2 JPS625835 B2 JP S625835B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- collar
- bracket
- clamp screw
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 9
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 17
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 17
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 7
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 3
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は船外機をトランサムに固定するクラ
ンプ装置に関するものである。
ンプ装置に関するものである。
船外機は、船外機のクランプブラケツトを船尾
のトランサムにクランプスクリユにより締め付け
固定される。従つて船外機を船体から取り外した
り取り付け位置を変える際には、このクランプス
クリユを操作しなければならない。
のトランサムにクランプスクリユにより締め付け
固定される。従つて船外機を船体から取り外した
り取り付け位置を変える際には、このクランプス
クリユを操作しなければならない。
従来のクランプブラケツトはアルミ合金を使
い、ダイキヤストや金型鋳物によつて作られ、ま
たクランプスクリユはステンレス鋼で作られてい
る。しかしこれらクランプスクリユやクランプブ
ラケツトは、走行中のしぶき等、水がかかり易
く、腐蝕し易い環境にさらされる。従来のこの種
のねじ結合部分は、異種金属接触腐蝕（以下電蝕
という）やすきま腐蝕により極めて短期間でその
螺合部が腐蝕し、これに伴なう腐蝕生成物の成長
により螺合部が強固にかみ合つて、クランプスク
リユの回転が不可能になることがあつた。すなわ
ち、ステンレス鋼製のクランプスクリユをアルミ
合金製のクランプブラケツトに螺合し、しかもこ
の螺合部に水が侵入すると、異種金属と電解質溶
液の組合せが成立し、電位の低いアルミ合金の雌
ねじがアノードとなつてこの雌ねじが短期間で腐
蝕する。一方これら両金属間のわずかな隙間にお
ける溶液の濃度差などにより局部電池が構成さ
れ、この局部電池により腐蝕、すなわちすき間腐
蝕が発生しアルミ合金の雌ねじが早期に腐蝕す
る。
い、ダイキヤストや金型鋳物によつて作られ、ま
たクランプスクリユはステンレス鋼で作られてい
る。しかしこれらクランプスクリユやクランプブ
ラケツトは、走行中のしぶき等、水がかかり易
く、腐蝕し易い環境にさらされる。従来のこの種
のねじ結合部分は、異種金属接触腐蝕（以下電蝕
という）やすきま腐蝕により極めて短期間でその
螺合部が腐蝕し、これに伴なう腐蝕生成物の成長
により螺合部が強固にかみ合つて、クランプスク
リユの回転が不可能になることがあつた。すなわ
ち、ステンレス鋼製のクランプスクリユをアルミ
合金製のクランプブラケツトに螺合し、しかもこ
の螺合部に水が侵入すると、異種金属と電解質溶
液の組合せが成立し、電位の低いアルミ合金の雌
ねじがアノードとなつてこの雌ねじが短期間で腐
蝕する。一方これら両金属間のわずかな隙間にお
ける溶液の濃度差などにより局部電池が構成さ
れ、この局部電池により腐蝕、すなわちすき間腐
蝕が発生しアルミ合金の雌ねじが早期に腐蝕す
る。
またクランプスクユの回転が不可能であるた
め、ここに過大な力を加えるとクランプスクリユ
を折損するということもあつた。
め、ここに過大な力を加えるとクランプスクリユ
を折損するということもあつた。
この発明は以上のような事情に鑑みなされたも
のであり、材料の腐蝕電位列における電位差と、
一体成形による無間隙の場合に電位差の影響を受
けないことに着目し、クランプスクリユとクラン
プブラケツトとの螺合部の腐蝕発生を抑制し、ク
ランプスクリユの円滑な回転が可能となるクラン
プ装置を提供することを目的とする。この発明は
この目的達成のため、クランプスクリユが螺入さ
れるカラーをクランプスクリユと同種金属すなわ
ち同一材料または腐蝕電位が近接した材料で作
り、このカラーをクランプブラケツトと一体に成
形したものである。以下図面に基いてこの発明を
詳細に説明する。
のであり、材料の腐蝕電位列における電位差と、
一体成形による無間隙の場合に電位差の影響を受
けないことに着目し、クランプスクリユとクラン
プブラケツトとの螺合部の腐蝕発生を抑制し、ク
ランプスクリユの円滑な回転が可能となるクラン
プ装置を提供することを目的とする。この発明は
この目的達成のため、クランプスクリユが螺入さ
れるカラーをクランプスクリユと同種金属すなわ
ち同一材料または腐蝕電位が近接した材料で作
り、このカラーをクランプブラケツトと一体に成
形したものである。以下図面に基いてこの発明を
詳細に説明する。
第１図はこの発明の一実施例を適用した船外機
の側面図、第２図はその要部を拡大した断面図で
ある。第１図において符号１はカウリングであ
り、この内部に公知の動力装置が配置されてい
る。２はケーシング、３は推進用プロペラであ
る。４は側面略コ字状のクランプブラケツトであ
り、船尾のトランサム５の上縁に固定される。こ
のクランプブラケツト４はアルミ合金で作られ、
その船体内側の一端にはステンレス製のカラー６
が一体にインサート成形されている（第２図）。
このカラー６の内面には雌ねじが予め形成されて
いる。このカラー６にはステンレス製のクランプ
スクリユ７が螺入され、その先端の座金８が前記
トランサム５の内面に押圧されることにより、ク
ランプブラケツト４はトランサム５に固定され
る。なおクランプスクリユ７の他端には揺動可能
なハンドル９がピンによつて取付けられている。
なお、クランプブラケツト４は左右一対であつ
て、それらは一定間隙離間するように配設されて
いる。
の側面図、第２図はその要部を拡大した断面図で
ある。第１図において符号１はカウリングであ
り、この内部に公知の動力装置が配置されてい
る。２はケーシング、３は推進用プロペラであ
る。４は側面略コ字状のクランプブラケツトであ
り、船尾のトランサム５の上縁に固定される。こ
のクランプブラケツト４はアルミ合金で作られ、
その船体内側の一端にはステンレス製のカラー６
が一体にインサート成形されている（第２図）。
このカラー６の内面には雌ねじが予め形成されて
いる。このカラー６にはステンレス製のクランプ
スクリユ７が螺入され、その先端の座金８が前記
トランサム５の内面に押圧されることにより、ク
ランプブラケツト４はトランサム５に固定され
る。なおクランプスクリユ７の他端には揺動可能
なハンドル９がピンによつて取付けられている。
なお、クランプブラケツト４は左右一対であつ
て、それらは一定間隙離間するように配設されて
いる。
１０はスイベルブラケツトであり、前記した左
右一対のクランプブラケツト４間に略水平なピン
１１により回動自在に軸支されている。このスイ
ベルブラケツト１０には略垂直な筒状の軸受部１
２が一体に形成されている。前記の左右一対のク
ランプブラケツト４間には略水平にチルトロツク
ロツド１３が掛け渡され、軸受部１２はこのチル
トロツクロツド１３に当接してロツクされる。す
なわち、スイベルブラケツト１０には不図示のチ
ルトロツク機構が設けられ、前記プロペラ３を水
中に引き降した状態ではこのスルトロツク機構が
チルトロツクロツド１３に係合してロツクする。
コイルばね１４はこのチルトロツク機構に復帰習
性を付与する。また前記クランプブラケツト４の
前記船体内側の一端にはストツパ４ｂが突設さ
れ、スイベルブラケツト１０の上端縁がこのスト
ツパ４ｂに当接することにより、前記カウリング
１、ケーシング２、プロペラ３等から成る推進ユ
ニツトを引き揚げ位置に位置決めする。
右一対のクランプブラケツト４間に略水平なピン
１１により回動自在に軸支されている。このスイ
ベルブラケツト１０には略垂直な筒状の軸受部１
２が一体に形成されている。前記の左右一対のク
ランプブラケツト４間には略水平にチルトロツク
ロツド１３が掛け渡され、軸受部１２はこのチル
トロツクロツド１３に当接してロツクされる。す
なわち、スイベルブラケツト１０には不図示のチ
ルトロツク機構が設けられ、前記プロペラ３を水
中に引き降した状態ではこのスルトロツク機構が
チルトロツクロツド１３に係合してロツクする。
コイルばね１４はこのチルトロツク機構に復帰習
性を付与する。また前記クランプブラケツト４の
前記船体内側の一端にはストツパ４ｂが突設さ
れ、スイベルブラケツト１０の上端縁がこのスト
ツパ４ｂに当接することにより、前記カウリング
１、ケーシング２、プロペラ３等から成る推進ユ
ニツトを引き揚げ位置に位置決めする。
１５は前記軸受部１２に回転自在に軸支された
支軸である。この支軸１５の上・下端は軸受部１
２から突出し、この上・下端にはブラケツト１
６，１７を介して前記ケーシング２が結合されて
いる。
支軸である。この支軸１５の上・下端は軸受部１
２から突出し、この上・下端にはブラケツト１
６，１７を介して前記ケーシング２が結合されて
いる。
従つて前記推進ユニツトは、前記ピン１１を中
心にして第１，２図の紙面内で回動することによ
り、水中への引き降しと引き揚げがなされ、また
この推進ユニツトの引き降し状態では、前記軸受
部１２および支軸１５を中心にして左右に回動す
る。
心にして第１，２図の紙面内で回動することによ
り、水中への引き降しと引き揚げがなされ、また
この推進ユニツトの引き降し状態では、前記軸受
部１２および支軸１５を中心にして左右に回動す
る。
前記したように、クランプスクリユ７とカラー
６とは共にステンレスで作られ、しかもカラー６
はアルミ合金製クランプブラケツト４にインサー
ト成形されている。従つてクランプスクリユ７と
カラー６の螺合部は同種金属で構成されるからこ
こでは電蝕は起らない。またこの螺合部にはステ
ンレスが使われているから、すきま腐蝕もほとん
ど起らない。なお、カラー６とクランプブラケツ
ト４との間は異種金属が接触することになるが、
このカラー６はインサート成形によりクランプブ
ラケツト４と一体に成形されるから、その間隙は
無く、電解質となる水が侵水しない。従つてここ
では電蝕およびすきま腐蝕は起らない。
６とは共にステンレスで作られ、しかもカラー６
はアルミ合金製クランプブラケツト４にインサー
ト成形されている。従つてクランプスクリユ７と
カラー６の螺合部は同種金属で構成されるからこ
こでは電蝕は起らない。またこの螺合部にはステ
ンレスが使われているから、すきま腐蝕もほとん
ど起らない。なお、カラー６とクランプブラケツ
ト４との間は異種金属が接触することになるが、
このカラー６はインサート成形によりクランプブ
ラケツト４と一体に成形されるから、その間隙は
無く、電解質となる水が侵水しない。従つてここ
では電蝕およびすきま腐蝕は起らない。
この実施例ではカラー６をクランプブラケツト
４にインサート成形したが、この発明は両者の間
に間隙が無いよう一体に成形すればどのような方
法で成形してもよいことは明らかである。またこ
の実施例ではカラー６およびクランプスクリユ７
にステンレスを用いたが、他の材料であつてもこ
の発明は勿論可能である。ただ、すきま腐蝕の起
りにくい材料が好ましいことは勿論である。
４にインサート成形したが、この発明は両者の間
に間隙が無いよう一体に成形すればどのような方
法で成形してもよいことは明らかである。またこ
の実施例ではカラー６およびクランプスクリユ７
にステンレスを用いたが、他の材料であつてもこ
の発明は勿論可能である。ただ、すきま腐蝕の起
りにくい材料が好ましいことは勿論である。
この発明は以上のように、クランプスクリユが
螺入されるカラーをクランプスクリユと同種の金
属で作り、このカラーをクランプブラケツトと一
体に成形したので、クランプスクリユとカラーと
の螺合部での電蝕が起らない。従つて、この螺合
部の腐蝕が著しく少なくなり、腐蝕生成物の発生
も減り、クランプスクリユは長期間円滑に回転す
る。
螺入されるカラーをクランプスクリユと同種の金
属で作り、このカラーをクランプブラケツトと一
体に成形したので、クランプスクリユとカラーと
の螺合部での電蝕が起らない。従つて、この螺合
部の腐蝕が著しく少なくなり、腐蝕生成物の発生
も減り、クランプスクリユは長期間円滑に回転す
る。
第１図はこの発明の一実施例を適用した船外機
の側面図、第２図はその要部を拡大した断面図で
ある。 ４……クランプブラケツト、５……トランサ
ム、６……カラー、７……クランプスクリユ。
の側面図、第２図はその要部を拡大した断面図で
ある。 ４……クランプブラケツト、５……トランサ
ム、６……カラー、７……クランプスクリユ。
Claims (1)
- １ クランプブラケツトをトランサムに固定する
クランプスクリユを、前記クランプブラケツトと
異種の金属で作つた船外機において、前記クラン
プスクリユが螺入されると共に前記クランプスク
リユと同種の金属で作られたカラーを前記クラン
プブラケツトに一体に成形したことを特徴とする
船外機のクランプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2506179A JPS55119592A (en) | 1979-03-06 | 1979-03-06 | Cramp device for outboard engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2506179A JPS55119592A (en) | 1979-03-06 | 1979-03-06 | Cramp device for outboard engine |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55119592A JPS55119592A (en) | 1980-09-13 |
| JPS625835B2 true JPS625835B2 (ja) | 1987-02-06 |
Family
ID=12155398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2506179A Granted JPS55119592A (en) | 1979-03-06 | 1979-03-06 | Cramp device for outboard engine |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55119592A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0398948U (ja) * | 1990-01-22 | 1991-10-15 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007021019A1 (en) * | 2005-08-19 | 2007-02-22 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Outboard drive with mount unit |
| JP6073656B2 (ja) * | 2012-11-13 | 2017-02-01 | 京都機械工具株式会社 | 部材取付用クランプ、パネル用架台 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5329887U (ja) * | 1976-08-20 | 1978-03-14 | ||
| JPS5338308U (ja) * | 1976-09-08 | 1978-04-04 |
-
1979
- 1979-03-06 JP JP2506179A patent/JPS55119592A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5329887U (ja) * | 1976-08-20 | 1978-03-14 | ||
| JPS5338308U (ja) * | 1976-09-08 | 1978-04-04 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0398948U (ja) * | 1990-01-22 | 1991-10-15 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55119592A (en) | 1980-09-13 |
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