JPS6258236B2 - - Google Patents

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JPS6258236B2
JPS6258236B2 JP11181380A JP11181380A JPS6258236B2 JP S6258236 B2 JPS6258236 B2 JP S6258236B2 JP 11181380 A JP11181380 A JP 11181380A JP 11181380 A JP11181380 A JP 11181380A JP S6258236 B2 JPS6258236 B2 JP S6258236B2
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JP
Japan
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wire
winding
coil
slot
cylinder
Prior art date
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Application number
JP11181380A
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English (en)
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JPS5736562A (ja
Inventor
Kazuo Kimura
Kihachiro Komatsu
Hiromizu Mashida
Hiromi Akiba
Sadao Takaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11181380A priority Critical patent/JPS5736562A/ja
Publication of JPS5736562A publication Critical patent/JPS5736562A/ja
Publication of JPS6258236B2 publication Critical patent/JPS6258236B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/06Embedding prefabricated windings in machines
    • H02K15/062Windings in slots; salient pole windings
    • H02K15/065Windings consisting of complete sections, e.g. coils, waves
    • H02K15/066Windings consisting of complete sections, e.g. coils, waves inserted perpendicularly to the axis of the slots or inter-polar channels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、軸方向に空隙を有する回転電機の環
状鉄心に電線を巻組線する巻組線装置に関するも
のである。
環状鉄心の側面にスロツトを有する、例えばポ
ンプ用モータの如き軸方向空隙形モータは、その
軸方向寸法を縮小でき、近年における機器の小形
軽量化の目的に適うため、幅広い需要があり、そ
の量産化が強く望まれている。
軸方向空隙形モータの固定子側環状鉄心1は、
第1図に示す如く、巻鉄心からなり、その一側面
に放射状に等間隔でスロツト2を形成したもの
で、この環状鉄心1に固定子巻線を巻装するに
は、第2図および第3図に示す如く、一定の角度
を形成する1組のスロツト2A,2Bの間にコイ
ル3を形成する工程が必要である。
そのため、従来は、第4図に示す如く、駆動装
置4の回転軸に、一定の曲率半径Rで形成された
外周部を有する扇形状の複数の巻枠5を締結ボル
ト6を用いて取付け、これを回転させながら、複
数本の電線7をボビン8から電線ガイド9を経
て、各巻枠5に所定巻数同時に巻付けて各コイル
3を形成し、次いで締結ボルト6を取外し、各巻
枠5を順次解体しながらコイル3の任意の箇所に
糸しばりしたり、テーピングした後、これらを第
5図に示す如く、手作業で環状鉄心1の側面から
スロツト2内に順次挿着していた。
しかし、環状鉄心1のスロツト2の入口は狭い
ため、所定巻数巻かれたコイル3を一度にまとめ
てスロツト2内に挿入することができず、またこ
の時、環状鉄心1と接触してコイル3が損傷する
のを防ぐため、1本ずつスロツト2内に指先でほ
ぐしながら挿入しなければならず、著しく作業性
が悪いという欠点があつた。
また、上記した従来方法では、巻枠5の回転に
より複数本の多列巻線ができるが、巻回されたコ
イル3は乱巻きに巻線されており、手作業で巻枠
から手外したり、組線の時には細心の注意を払い
ながら環状鉄心1のスロツト2中に挿入する必要
があるため、多くの段取り時間、工数を要し、巻
線の作業工数は全製造工程に占める割合が極めて
大きく、量産化の溢路にもなつていた。されに、
第4図に示すように巻線装置で巻回されたコイル
3を環状鉄心1に装着するまでそれらを保管して
おくスペースが必要である。
また、コイル3を挿入したスロツト2の開口部
とコイル3との絶縁耐圧を保つためにウエツジを
前記開口部の下側へ挿入する訳であるが、従来は
スロツト3内に挿入したコイル3がウエツジの挿
入に邪魔にならないように手で押えてから、ウエ
ツジを挿入しており、これらも手作業で行なつて
いたため、作業能率が非常に悪い。
本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、自動的に能率良く、しかもさほどスペース
を必要としない軸方向空隙形回転電機の巻組線装
置を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、インデツ
クス手段と巻組線手段とウエツジ挿入手段と端末
引出線保持手段と渡り線形成手段とを備え、前記
巻組線手段が前記インデツクス手段の上方に配置
され、これらの周囲に前記ウエツジ挿入手段と端
末引出線保持手段と渡り線形成手段とが配置さ
れ、前記インデツクス手段が、ほぼ径方向に延び
るスロツトを周方向に沿つて所定の間隔をおいて
複数形成した環状鉄心をそのスロツトを上にして
固定することのできるプラテンと、そのプラテン
を前記スロツトのピツチに対応させて間欠回転さ
せる駆動部とを有し、前記巻組線手段が、環状鉄
心のスロツトが形成された上面に接するように配
置される巻枠と、その巻枠の周囲を回転して巻枠
に電線を巻付けてコイルを形成するフライヤと、
そのコイルの巻付方向とほぼ直角な方向に移動し
て前記巻枠に巻付けられたコイルを環状鉄心のス
ロツト内へ落し込むかき落し機構とを有し、前記
ウエツジ挿入手段が、環状鉄心のスロツト内に落
し込まれたコイルのスロツトより外側へ突出して
いる部分を上方から押しつけて押圧状態を保持す
ることのできるコイル押え部を設け、そのコイル
押え部に貫通した中空部が形成され、その中空部
にウエツジ挿入経路が設けられている押え機構
と、その押え機構によつて押しつけられたコイル
部分の上を通つて当該スロツト内にウエツジを挿
入するウエツジ挿入機構とを有し、前記端末引出
線保持手段が、前記巻組線手段のフライヤ端部か
ら突出した電線をクランプしたままの状態でフラ
イヤから後退して引出線を形成する引出線形成機
構と、引出された所定の電線を切換するカツタ機
構とを有し、前記渡り線形成手段が、電線を巻枠
に巻付けて形成したコイルの始端側をクランプし
て、そのクランプしたままの状態で所定位置まで
後退し、次にフライヤで電線を巻枠に巻付けると
クランプ状態を開放するクランプ機構を有してい
ることを特徴とする。
次に本発明の一実施例を図とともに説明する。
第6図は巻組線装置の全体の配置状態を示す平面
図、第7図はその要部側面図である。
巻組線装置Aは、主に巻組線手段Bと、インデ
ツクス手段Cと、ウエツジ挿入手段Dと、端末引
出し線保持手段Eと、渡り線形成手段Fとから構
成されている。そして巻組線手段Bおよびその下
方に配置されたインデツクス手段Cを中心にし
て、その外周にウエツジ挿入手段D、端末引出し
線保持手段E、渡り線形成手段Fなどが配置され
ている。次にこれら各要部の構造ならびに動作に
ついて詳述する。
巻組線手段 B 第8図および第9図は、巻組線手段Bを説明す
るための図である。
フレーム10にベアリング11を介して円筒駆
動軸12が回転自在に支持され、またフレーム1
0の所定位置には前記円筒駆動軸12を回転させ
るための駆動モータ13が取付けられている。円
筒駆動軸12の上端にはキー14を介してプリー
15が固着され、ベルト16を介して前記駆動モ
ータ13と接続されている。さらに円筒駆動軸1
2の中間部にはフライヤ17が取付けられてお
り、フライヤ17には所定の間隔をおいて複数の
ガイドローラ18が配置されている。円筒駆動軸
12の下部には、下面がカム面になつた円形状の
板カム19が固着されている。
円筒駆動軸12の中空部には中空軸20が挿入
されており、この中空軸20はそれと円筒駆動軸
12との間に介在されたキー21によつて円筒駆
動軸12と一緒に回転するが、その軸心方向(上
下方向)には摺動可能になつている。中空軸20
の上部は円筒駆動軸12を貫通して上方へ突出し
ており、途中に外向きフランジ22が突設され、
電線ガイド筒体23の近くまで延びている。前記
外向きフランジ22には、基端がシリンダ24に
連結された回動レバー25の自由端が係合してお
り、シリンダ24によつて中空軸20が上下動が
できるようになつている。
中空軸20の下端開口には、ベアリング26を
介して整形軸27の上端が回転自在に挿入されて
いる。第10図に示すように、整形軸27は巻枠
5のほぼ中央部を上下動可能に貫通しており、整
形軸27の中心から水平方向に放射状に延びる複
数本のアーム28が連設され、さらに各アーム2
8の先端部には軸心の下方向に突出した整形爪2
9が設けられている。巻枠5の整形爪29と対向
する部分には、整形爪29の上下動を許容するた
めにそれぞれ縦溝が形成されている。第9図に示
すように整形軸27の下端には、それの上下動を
ガイドするためのガイド軸30が嵌入されてお
り、ガイド軸30の外周には上端が整形軸27と
係合するコイルスプリング31が遊嵌されてい
る。
第8図および第11図イ,ロに示すように、巻
枠5には複数のかき落し軸32が上下動可能に貫
通しており、その上端には前記板カム19のカム
面に転接するローラ33が取付けられ、ローラ3
3はコイルスプリング34により板カム19側へ
付勢されている。かき落し軸32の下端にはかき
落し駒35がそれぞれ取付けられ、第11図に示
すように巻枠5のかき落し駒35と対向する側面
にはそれぞれガイド溝36が上下方向に形成され
ている。またかき落し軸32の側面には、その軸
方向に沿つて係止溝37が設けられ、巻枠5の外
周から挿入されたピン38の先端が係止溝37に
嵌入している。
中空軸20の上端周囲には架台39が固着さ
れ、架台39には環状のインナーガイド板40が
取付けられている。インナーガイド板40はベア
リング41を介して回転円板42を支持してお
り、回転円板42には上端が若干内側に寄るよう
に傾斜したボビン軸43が複数立設され、各ボビ
ン軸43には電線7を巻付けたボビン8が遊嵌さ
れている。中空軸20の上方に配置された電線ガ
イド筒体23には、上端にガイドノズル44を有
するガイドアーム45と、供給される電線7に所
定の張力を付与するためのテンシヨン部材46と
が取付けられている。
回転円板42の内周部にはスリーブ47が取付
けられ、キー48を介して中空軸20と係合して
いる。従つて円筒駆動軸12の回転力は、キー2
1、中空軸20、キー48、スリーブ47を介し
て回転円板42に伝達され、ボビン8はフライヤ
17と同期回転するようになつている。なお、中
空軸20はキー48を介してスリーブ47と係合
しているが、中空軸20の上下動が許容されるよ
うにキー48のキー溝49は上下方向に長く形成
されている。
次に巻組線の順序について説明する。
最初、シリンダ24(第8図参照)によつて中
空軸20が最上位置に持ち上げられており、整形
軸27もコイルスプリング31(第9図参照)の
バネ弾性で最上位置に押し上げられている。
一方、ボビン8からそれぞれ解かれた複数の電
線7は、ガイドノズル44、テンシヨン部材46
の中央孔、電線ガイド筒体23および中空軸20
の中空部を通り、中空軸20ならびに円筒駆動軸
12の周壁に開設された取出口52から取出され
る。そしてフライヤ17の各ガイド18に掛けら
れ、電線7の始端が第15図に示すように端末引
出線保持手段Eのガイドローラ54と電線押え5
5との間に挾着固定される。
環状鉄心1は、インデツクス手段Cのプラテン
50にスロツト2を上にして載置・固定される。
このインデツクス手段Cは第6図,第7図に示す
ようにレール56上に塔載され、巻組線手段Bの
下方ばで搬送できるようになつている。インデツ
クス手段Cとともに環状鉄心1を巻線5の下方ま
で搬送すると、シリンダ24の作動により中空軸
20を下げ、巻枠5の下端を環状鉄心1の上端と
接触させる。このとき巻枠5の下端に形成された
突部51が環状鉄心1のスロツト2内に嵌入され
て、巻枠5の回転止めがなされる(第8図参
照)。
この状態で駆動モータ13により円筒駆動軸1
2を回転させると、それにともなつて中空軸2
0、フライヤ17、板カム19、回転円板42、
ボビン8などが一緒に回転し、順次ボビン8から
繰出される電線7はフライヤ17によつて巻枠5
の下部外周に巻付けられ、コイル53が形成され
る。なお、整形軸27は巻枠5が固定されている
から回転しないでそのままの位置に保持され、整
形爪29は電線7の巻付けに邪魔にならないよう
に電線巻付位置より上方に配置されている。
巻枠5の両側に配置されているかき落し軸32
(第10図参照)は、板カム19の回転とコイル
スプリング34のバネ弾性とによつて上下動す
る。第11図イはかき落し駒35が最上位置にあ
る状態を、同図ロはかき落し駒35が降下途中の
状態を示している。このかき落し駒35の降下に
よりコイル53は1巻毎に巻枠5から環状鉄心1
のスロツト2A,2B内に押し込まれる。所要の
巻数のコイル53を環状鉄心1の所定のスロツト
2A,2Bに落し込んだのち、円筒駆動軸12の
回転が停止される。
次にシリンダ24の作動により中空軸20がさ
らに下方へ押し下げられ、それに連動して整形軸
27も押し下げられる。この整形軸27の降下に
より、それぞれの整形爪29でコイル53のエン
ドコイル部を押し上げ、スロツト2A,2B間の
他のスロツト2の側面開口を開ける。これらの状
態を第9図に示す。
ついでシリンダ24を逆方向に作動させ、回動
レバー25を介して中空軸20を引上げる。この
引上げにともない、整形軸27が持上げられ、さ
らに中空軸20を引上げることにより巻枠5が環
状鉄心1から離れ、第16図に示すように巻枠回
り止めシリンダ57が伸び巻枠5の周面に当接し
て、巻枠5の回り止めがなされる。そしてインデ
ツクス手段Cによつて環状鉄心1を所定角度だけ
回転させ、再び前述の操作を繰返すことにより順
次巻組線がなされる。
ウエツジ挿入手段 D ウエツジは巻組線が終り、コイルの端末保持後
に鉄心1のスロツト2に挿入されるもので、ウエ
ツジ挿入手段Dを第12図ないし第14図と共に
説明する。
2枚の板を所定の間隔をおいて対向させたもの
からなる架台58の上縁にはレール59が敷設さ
れ、このレール59は4対のローラ61によつて
挾持されている。各ローラ61はローラ支持体6
2によつて支持され、さらにローラ支持体62は
搬送基体60に連結されているとともに、後方の
シリンダ63と連結されている。従つてシリンダ
63の作動で前記搬送基体60はレール59に沿
つて前後進するようになつている。
搬送基体60の前側部分には筒体支持フレーム
64が、後側部分にはシリンダ支持体65がそれ
ぞれ立設されている。筒体支持フレーム64の上
部には筒体66が回転自在に支持され、その筒体
66の下部にはコイル押えレバー67の中間部が
連結されている。コイル押えレバー67の先端部
には、その長手方向に貫通した透孔68を有する
環状体69が設けられ、コイル押えレバー67の
後端部は前記シリンダ支持体65に支持されたシ
リンダ70に連結されている。従つてシリンダ7
0の作動により、コイル押えレバー67は筒体支
持フレーム64の上端を支点として回動し、それ
にともない環状体69は上下動する。
コイル押えレバー67の内側には、第14図に
示すようにウエツジ挿入ガイド溝71を上部に形
成した挿入ガイド部材72が配置され、挿入ガイ
ド部材72はその下方に配置されているプツシヤ
ーシリンダ取付板73に固着されている。挿入ガ
イド部材72の先端は、前記コイル押えレバー6
7における環状体69の透孔68内に挿入されて
いる。挿入ガイド部材72の上方には、ウエツジ
74を多数積重したマガジン75が設置され、マ
ガジン75の下端開口は挿入ガイド部材72のウ
エツジ挿入ガイド溝71と連通している。
第12図に示すように、前記プツシヤーシリン
ダ取付板73の後端にはプツシヤーシリンダ76
が取付けられ、プツシヤーシリンダ76の可動部
に連結されたプツシヤー77の先端部は、前記挿
入ガイド部材72のウエツジ挿入ガイド溝71に
臨ませてある(第14図参照)。プツシヤーシリ
ンダ取付板73の中間部は、筒体支持フレーム6
4に回動自在に支持された支軸78に連結され、
この支軸78との連結部より後方には、前記シリ
ンダ支持体65に支持されたシリンダ79が連結
されている。従つてシリンダ79の作動により、
挿入ガイド部材72およびプツシヤーシリンダ取
付板73は支軸78を中心として回動する。
次にウエツジ74の挿入順序について説明す
る。
環状鉄心1へのコイル53の巻組線が終了する
と、前述のように巻枠5が環状鉄心1から離れて
上方へ持ち上げられる。これより別個に、シリン
ダ70および79の作動によりコイル押えレバー
67およびプツシヤーシリンダ取付板73の先端
部をともに持ち上げ、この状態でシリンダ63を
作動させて搬送基体60を環状鉄心1側へ押し出
す。この時第14図に一点鎖線で示すように、コ
イル押えレバー67の環状体69が巻枠5に衝突
しないように予め高さ調整がなされている。
環状体69の先端が環状鉄心1の外周面上の若
干手前に到達すると搬送基体60の前進を停止
し、シリンダ70と79を共に作動させて、コイ
ル押えレバー67およびプツシヤーシリンダ取付
板73の先端部を押し下げる。この押し下げによ
り、環状体69の下部で環状鉄心1のスロツト2
より外側へ出ているコイル53の部分を押えつ
け、その状態に保持される。次にプツシヤーシリ
ンダ76を作動させ、プツシヤー77を前進させ
てマガジン77の最下部にあるウエツジ74を押
し出し、環状鉄心1のスロツト2内に圧入する。
ウエツジ74の挿入後プツシヤー77を所定位置
まで後退させ、再びシリンダ70と79を作動さ
せて、コイル押えレバー67とプツシヤーシリン
ダ取付板73の先端部を持ち上げる。そしてイン
デツクス手段Cにより環状鉄心1を所定角度回転
させ、前述と同様の操作を繰返して各スロツト2
に順次ウエツジ74を挿入する。
端末引出線保持手段 E 端末引出線の保持は、前述の巻組線手段Bで巻
線が終り、次のインデツクスに移る間に行なわれ
る。この端末引出線保持手段Eについて、第15
図および第16図を用いて説明する。
前記巻組線手段Bにおいてボビン8を載置した
回転円板42を支承する架台39の側面には、ブ
ラケツト80を介してシリンダ81が取付けられ
ている。このシリンダ81の下方にはそれと平行
にガイドバー82が長手方向に摺動自在に支承さ
れており、このガイドバー82の先端部から前記
シリンダ81のロツド先端部にかけてブラケツト
83が取付けられ、それにシリンダ84が固定さ
れている。シリンダ84のロツド先端部は回動レ
バー85に連結され、回動レバー85の基端はピ
ン86によつて前記ブラケツト83の上端に枢着
されている。回動レバー85の先端部には、ガイ
ドローラ54が設けられ、一方、回動レバー85
の後側部にはシリンダ87が固着されている。こ
のシリンダ87のロツド先端部にはジヨイント8
8が取着され、このジヨイント88は回動レバー
85のガイドローラ54取付位置より後方の所に
枢着された駆動レバー89の一端と回動自在に連
結されている。また駆動レバー89の他端は、ガ
イドローラ54と対向する側に摺動可能に支持さ
れた電線押え55と連結されている。
第16図に示すように、ガイドローラ54の前
方にはカツター90を有するブラケツト91が配
置され、このブラケツト91は架台39に取付け
られており、前記カツター90はシリンダ92の
作動によつて切断動作が行なわれる。
次に電線7の端末保持順序について説明する。
第15図に示すように、シリンダ81を作動さ
せてガイドローラ54ならびに電線押え55など
をフライヤ17の近くまで押し出し、シリンダ8
4によつてガイドローラ54をフライヤ17の横
まで押し上げる。フライヤ17の下端から突出し
た電線7の中間をガイドローラ54の中央溝に沿
つて巻き掛け、次にシリンダ87を作動させて電
線押え55をガイドローラ54側へ押し進め、ガ
イドローラ54と電線押え55との間で電線7の
端部を挾持する。この状態でシリンダ81を作動
させて、フライヤ17から電線7を引出しながら
所定位置まで後退する。
その後、図示しないシリンダによりカツタ90
が第16図の紙面に対して垂直な方向へ移動さ
れ、ガイドローラ54の前で停止する。そしてシ
リンダ92を作動させ、フライヤ17とガイドロ
ーラ54間に張架されている電線7のうちの片側
をカツタ90で切断する。切断された電線7の一
端は、次のスロツト2でのコイル53の巻始め端
となり、そのままガイドローラ54と電線押え5
5との間にクランプされている。
渡り線形成手段 F 環状鉄心1における一対のスロツト2に挿入さ
れるコイル53と、その一対のスロツト2と隣接
する一対のスロツト2に挿入されるコイル53と
の間を接続する渡り線の渡り線形成手段Fについ
て、第17図とともに説明する。架台93にはシ
リンダ94が固着され、さらにシリンダ94と平
行にガイドバー95が摺動自在に支承されてい
る。前記シリンダ94のロツドならびにガイドバ
ー95の上端はブラケツト96に連結されてい
る。ブラケツト96の後端にはシリンダ97が取
付けられ、それのロツドはブラケツト96上を前
後進する搬送基台98に接続されている。搬送基
台98の上部にはブラケツト99が固着され、そ
れの後端にはシリンダ100が取付けられ、シリ
ンダ100のロツドはブラケツト99上を前後進
する搬送基台101に接続されている。
搬送基台101上には、クランプベース102
が立設されているとともにシリンダ103が取付
けられている。クランプベース102には固定ク
ランプ片104が固着され、その上に可動クラン
プ片105が摺動可能に支持されている。また固
定クランプ片104にはクランプレバー106が
枢着され、クランプレバー106の一端は前記シ
リンダ103のロツドに、また他端は可動クラン
プ片105にそれぞれ回動自在に連結されてい
る。従つてシリンダ103の作動により、クラン
クレバー106を介して可動クランプ片105が
前後進するようになつている。
次に渡り線形成手段Fの動作順序について説明
する。
シリンダ94を作動させて渡り線形成手段Fの
全体を持ち上げ、シリンダ97,100の作動に
より固定クランプ片104を巻枠5に巻回される
電線7の近くに運ぶ。そしてシリンダ103を作
動させ、電線7を固定クランプ片104と可動ク
ランプ片105とでクランプし、その状態でシリ
ンダ94を作動させ、フライヤ17の回転に支承
のない位置まで降下させ、クランプした電線部分
を渡り線とする。フライヤ17で電線7の他の部
分を巻枠5に巻付けると、シリンダ103を前述
と逆方向に作動させて、可動クランプ片105を
後退させ渡り線を放す。
インデツクス手段 C インデツクス手段Cについて、主に第7図,第
12図,第18図を用いて説明する。インデツク
ス手段Cは巻組線手段Bに向けて延びたレール5
6上に移動可能に塔載されている。下端にラチエ
ツト107を固着した状態で(第7図参照)立設
された駆動シヤフト108の上端は、プラテン5
0を支持したテーブル109に連結されている。
第12図に示すように、駆動シヤフト108はベ
アリング110を介して外筒111に回転自在に
支持されている。環状鉄心1は、前記プラテン5
0に着脱可能に固定される。
ラチエツト107の歯112と噛合する爪片1
13はロツド114の先端と接続され、板バネ1
15により先端部が常にラチエツト107側に付
勢されている。ロツド114は、中間部が支軸1
15で枢支されたレバー116を介してシリンダ
117のロツドに連結されている。なお、ラチエ
ツト107の歯112の数とそのピツチは、環状
鉄心1のスロツト2の数とそのピツチに対応する
ように設計されている。
前記シリンダ117を作動させてそのロツドを
押し出せば、レバー116が回動し、それによつ
てロツド114および爪片113が前進して、爪
片113はラチエツト107の1つ前の歯112
を乗り越えてその歯112と係合する。次にシリ
ンダ117を作動させてそのロツドを引き込めれ
ば、レバー116が逆方向に回動し、それによつ
てロツド114および爪片113が後退する。こ
の爪片113の後退により、ラチエツト107は
矢印R方向に回転し、それにより駆動シヤフト1
08を介して環状鉄心1が同様に矢印R方向に回
転する。このようにシリンダ117の往復作動に
より、環状鉄心1が順次所定方向に回転して、イ
ンデツクス操作が行なわれる。
前述した巻組線手段B、インデツクス手段C、
ウエツジ挿入手段D、端末引出線保持手段E、渡
り線形成手段Fの組合せ動作により、環状鉄心1
のスロツト2に変則重ね巻きで組組線される。
本発明は前述のような構成になつており、巻組
線作業が自動的に能率よく行なわれ、品質が安定
しており、しかもさほど大きな作業スペースを必
要としないなどの諸種の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は軸方向空隙形モータに用いる環状鉄心
の斜視図、第2図および第3図はその環状鉄心に
コイルを挿入した状態を示す一部平面図および正
面図、第4図は従来のコイル巻線装置の斜視図、
第5図はそのコイル巻線装置で作られたコイルを
手作業で環状鉄心に組線している状態を示す斜視
図、第6図ないし第18図は本発明の実施例に係
る巻組線装置を説明するためのもので、第6図お
よび第7図は巻組線装置の平面図および要部側面
図、第8図および第9図は巻組線手段の一部を断
面にした正面図、第10図は第8図―線上の
拡大断面図、第11図イ,ロは巻組線手段のかき
落し機構を説明するための一部を断面とした拡大
正面図、第12図,第13図,第14図はウエツ
ジ挿入手段の斜視図、正面図、要部拡大断面図、
第15図および第16図は端末引出線保持手段の
側面図、第17図は渡し線形成手段の側面図、第
18図はインデツクス手段の要部平面図である。 1…環状鉄心、2…スロツト、5…巻枠、7…
電線、17…フライヤ、19…板カム、32…か
き落し軸、35…かき落し駒、50…プラテン、
53…コイル、54…ガイドローラ、55…電線
押え、67…コイル押えレバー、68…透孔、6
9…環状体、71…ウエツジ挿入ガイド溝、72
…挿入ガイド部材、74…ウエツジ、90…カツ
ター、104…固定クランプ片、105…可動ク
ランプ片、107…ラチエツト、108…駆動シ
ヤフト、A…巻組線装置、B…巻組線手段、C…
インデツクス手段、D…ウエツジ挿入手段、E…
端末引出線保持手段、F…渡り線形成手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インデツクス手段と巻組線手段とウエツジ挿
    入手段と端末引出線保持手段と渡り線形成手段と
    を備え、前記巻組線手段が前記インデツクス手段
    の上方に配置され、これらの周囲に前記ウエツジ
    挿入手段と端末引出線保持手段と渡り線形成手段
    とが配置され、 前記インデツクス手段が、ほぼ径方向に延びる
    スロツトを周方向に沿つて所定の間隔をおいて複
    数形成した環状鉄心をそのスロツトを上にして固
    定することのできるプラテンと、そのプラテンを
    前記スロツトのピツチに対応させて間欠回転させ
    る駆動部とを有し、 前記巻組線手段が、前記環状鉄心のスロツトが
    形成された上面に接するように配置される巻枠
    と、その巻枠の周囲を回転して巻枠に電線を巻付
    けてコイルを形成するフライヤと、そのコイルの
    巻付方向とほぼ直角な方向に移動して前記巻枠に
    巻付けられたコイルを環状鉄心のスロツト内へ落
    し込むかき落し機構とを有し、 前記ウエツジ挿入手段が、環状鉄心のスロツト
    内に落し込まれたコイルのスロツトより外側に突
    出している部分を上方から押しつけて押圧状態を
    保持することのできるコイル押え部を設け、その
    コイル押え部に貫通した中空部が形成され、その
    中空部にウエツジ挿入経路が設けられている押え
    機構と、その押え機構によつて押しつけられたコ
    イル部分の上を通つて当該スロツト内にウエツジ
    を挿入するウエツジ挿入機構とを有し、 前記端末引出線保持手段が、前記巻組線手段の
    フライヤ端部から突出した電線をクランプしたま
    まの状態でフライヤから後退して引出線を形成す
    る引出線形成機構と、引出された所定の電線を切
    断するカツタ機構とを有し、 前記渡り線形成手段が、電線を巻枠に巻付けて
    形成したコイルの始端側をクランプして、そのク
    ランプしたままの状態で所定位置まで後退し、次
    にフライヤで電線を巻枠に巻付けるとクランプ状
    態を開放するクランプ機構を有していることを特
    徴とする軸方向空隙形回転電機の巻組線装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記巻組線
    手段に対してインデツクス手段とウエツジ挿入手
    段と端末引出線保持手段と渡り線形成手段とが前
    後進可能に配置されていることを特徴とする軸方
    向空隙形回転電機の巻組線装置。
JP11181380A 1980-08-15 1980-08-15 Jikuhokokugekigatakaitendenkinomakigumisensochi Granted JPS5736562A (ja)

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JPS59176375U (ja) * 1983-05-10 1984-11-26 株式会社 海正社 捲線機用ラインリ−ダ
KR101169913B1 (ko) * 2012-01-19 2012-08-06 주식회사 야호텍 모터 코일 와인딩기의 코일 정렬 공급장치

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JPS5736562A (ja) 1982-02-27

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