JPS6258028A - 複式燃料デイ−ゼルエンジンの制御装置 - Google Patents

複式燃料デイ−ゼルエンジンの制御装置

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Publication number
JPS6258028A
JPS6258028A JP60199023A JP19902385A JPS6258028A JP S6258028 A JPS6258028 A JP S6258028A JP 60199023 A JP60199023 A JP 60199023A JP 19902385 A JP19902385 A JP 19902385A JP S6258028 A JPS6258028 A JP S6258028A
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JP
Japan
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gas
oil
fuel
mode
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP60199023A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Beppu
治 別府
Shuhei Mizuhara
水原 修平
Naoyoshi Ishida
石田 直義
Kenji Koga
研二 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6258028A publication Critical patent/JPS6258028A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガスおよびオイルを燃料とする複式燃料ディ
ーゼルエンジンの制御装置に係り、特に各燃料の供給能
力等の供給条件が変動する場合に好適なものに関する。
[従来の技術] 従来、一般にディーゼルエンジンといえば、A重油、B
重油、C重油、粗悪油あるいはガス製造過程などで発生
する副生油などの液体燃料(以下、燃料オイル又はオイ
ルと総称する。)を用いるものが多いが、LNG (天
然ガス)、メタンガス、水素ガス、副生ガスあるいはそ
れらの混合ガスなどの可燃性ガスを燃料とするガスディ
ーゼルエンジンも知られている。ガスディーゼルエンジ
ンでは、着火温度の高いガス燃料を確実にかつ安定に着
火させるため1通常、少量のオイル燃料をパイロット燃
料として噴射するようにしているが、これら従来のディ
ーゼルエンジンは、オイルまたはガスのいずれか一方を
主燃料とするものであった。
[発明が解決しようとする問題点コ ところが最近、エネルギーの多角化あるいは有効利用と
いった面から、ガスとオイルの2種類の燃料を併用する
ことができる複式燃料ディーゼルエンジンの実現が要望
されるところとなっている。
かかる複式燃料ディーゼルエンジンにあって、ガスおよ
びオイル燃料の供給量が安定しているような場合には、
それら燃料の供給量に応じて一つの配分モードを決め、
これに基づいた一定モードの運転制御とすれば、運転お
よび制御も簡単なものとなるので、特に問題はない。
しかし、燃料の供給量が変動するような場合には、その
変動に応じてしばしば燃料配分パターンを変更しなけれ
ばならないという問題がある。このような供給量の変動
要因としては、例えば社会的または経済的な条件に影響
される燃料調達や運用計画に起因するものがあり、変動
周期も短期、長期、季節的、大気温度条件あるいは日照
条件などさまざまである。特に、エネルギー有効利用の
観点から副生ガスや余剰ガスを用いるような場合には、
ガス発生源の状態変化に応じて供給能力が大幅に変動す
るという問題がある。
また、燃料オイルと燃料ガスを機関内に噴射させるにあ
たっては、それら燃料を所定の圧力に昇圧しなければな
らない。燃料オイルは周知の噴射ポンプなどにより容易
に所定圧に昇圧できるのが。
燃料ガスの場合は圧縮性流体であることから、所定圧に
昇圧させるためのガス圧縮機を必要とする。
また、燃料ガスの圧力が低下すると所望の噴射量が得ら
れず、安定な運転を維持することができなくなるという
問題がある。
そこで、本発明は、2種の燃料の供給条件に対応させて
速やかに燃料配分モードを変更することができるととも
に、ガスを使用するモードに変更されたときは自動的に
ガス運転に要する条件を満足させ、変更された燃料配分
モードに基づいてディーゼルエンジンの安定運転を維持
することができる複式燃料ディーゼルエンジンの制御装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成させるため、オイルのみを燃
料とするオイル専焼モードと、ガスを一定量としてオイ
ルを負荷に応じた量に調整するガス定量モードと、オイ
ルを一定量としてガスを負荷に応じた量に調整するオイ
ル定量モードとに区分された燃料配分モードを切換え設
定するモード設定手段と、ガスまたはオイル定量モード
の定量設定値を設定する定量設定手段と、モード設定手
段がガスまたはオイル定量モードに切換えられたときガ
ス運転に要する補機を自動運転させる補機自動運転手段
と、ガス運転に要する条件が満足されたことを検出する
ガス運転条件検出手段と、モード設定手段から出力され
るモード指令とガス運転条件検出手段から出力される検
出信号によって燃料配分モードを決定し、この決定され
た燃料配分モードと定量設定器から出力される定量設定
値に基づいて、与えられる総燃料要求量をオイル噴射量
とガス噴射量に配分する燃料配分手段と、この配分され
たオイル噴射量とガス噴射量に従って燃料室に噴射する
各燃料量を制御する燃料噴射量制御手段と、を有するこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
このように構成すれば、燃料の供給条件に基づいて燃料
配分モードを選択するとともに、そのモードに応じて定
量とする燃料の設定値を定めて、モード設定手段と定量
設定手段を操作するだけの簡単な操作により、ガスを使
用するモードに切換えられた場合は自動的にガス運転に
要する補機が運転され、しかもガス運転条件が満足され
たときに、負荷量に応じて必要な総燃料要求量が自動的
に2種の燃料に配分制御され、供給量変動に速やかに対
応させて、安定した運転を維持させることができること
になる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図に本発明を機械的なリンク機構を用いて実現して
なる第1実施例の構成図を示す。
第1図に示すように、本実施例は燃料ガスと燃料オイル
とをシリンダ1頂部に挿入して取り付けられている燃料
噴射弁2から燃焼室3に噴射する構成のディーゼルエン
ジンに適用したものである。
燃料噴射弁2は第2図に示した断面図のように、自刃弁
式のガス噴射弁とオイル噴射弁とを一体化して形成した
複式のものとなっている。
第2図において、燃料オイルは、燃料オイル供給口20
1から流入され、燃料オイル用ニードル202の軸心部
に穿設された油路203を通り、先端の弁体204の外
周部に形成された油室205に導かれている。弁体20
4は、燃料オイル用ニードル202と一体にされ、コイ
ルスプリング206によって弁座部207に押接されて
いる。
油室205内に供給される燃料オイルの圧力が所定値以
上に達すると、ニードル202を介して弁体204がコ
イルスプリング206に打ち勝って押し上げられ、燃料
オイルはアトマイザ208に形成された燃料オイル噴射
口209から、燃焼室3内に噴出されるようになってい
る。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給口210から流入され
、筒状の燃料ガス用ニードル211a。
bの外周面と外筒212とにより形成されたガス通路2
13に導かれるようになっている。ニードル211a、
bは、弁本体214の外側に摺動自在に嵌装されており
、ニードル211aの下端はコイルスプリング215に
よって弁座部216に押接されている。ガス噴射弁駆動
用のコントロールオイルは、コントロールオイル供給口
217から流入され、弁本体214とニードル211b
とにより形成されたコントロールオイル油室218に導
びかれている。ニードル211bは、コントロールオイ
ル油室218に供給されるコントロールオイルの圧力が
所定値以上に達すると、コイルスプリング215に打ち
勝って押し上げられるようになっている。これと同時に
、ニードル211aは燃料ガスの圧力によって押し上げ
られ、ガス通路213内の燃料ガスは、アトマイザ20
8に形成された燃料ガス噴射0228から燃焼室3内に
噴出されるようになっている。また、ニードル211a
、bと弁本体214の摺動面は、シールオイル供給口2
29から流入されるシールオイルによって気密が保持さ
れるようになっている。
このように形成される燃料噴射弁2には、燃料オイル噴
射量制御手段としての燃料噴射ポンプ41こより昇圧さ
れた燃料オイルと、燃料ガス噴射量制御手段としてのコ
ントロールオイル噴射ポンプ5により昇圧されたコント
ロールオイルが供給されるようになっている。これら噴
射ポンプ4,5は、例えば第3図に示すような2連式の
ものとすることができる。図において噴射ポンプ4のポ
ンプ本体401は周知の構造となっており、プランジャ
ー402はコントロールラック棒6を出し入れすること
によってその回転角度位置が調整され。
燃料オイルの噴射量を制御するようになっている。
噴射ポンプ5も同様である。プランジャー402を駆動
するポンプ駆動部403は共用となっており、プランジ
ャー駆動部材404は、ローラ405を介して1図示さ
れていないクランクシャフトに関連して回転されるカム
により、上下に往復動されるようになっていも。したが
って、噴射ポンプ4.5の吐出口406,407からは
、コントロールラック棒6,7の位置に応じた量の燃料
オイルとコントロールオイルが、それぞれ所定の圧力に
圧縮され、ディーゼルエンジンのビス1−ン位置に対応
して定められた噴射タイミングに合わせて、燃料噴射弁
2に吐出されるようになっている。
なお、燃料噴射弁2は上記構成のものに限られるもので
はなく、ガス噴射弁とオイル噴射弁をそれぞれ独立に設
けてもよく、また燃料オイルまたは燃料ガス噴射量制御
手段としての噴射ポンプ4゜5にあっても、ガス噴射弁
またはオイル噴射弁の構成に対応させて噴射タイミング
と噴射量を制御可能なものであればよい。
次に、本発明の特徴部分にかかる制御装置本体の構成に
ついて詳しく説明する。
本実施例制御装置においては、燃料供給条件の変動に対
応させるため、燃料オイルと燃料ガスの燃料配分モード
を、第1表に示すように、3つの基本モード、すなわち
オイル専焼モードIとガス定量モード■とオイル定量モ
ード■とに区分している。オイル専焼モード■は、燃料
オイルだけで運転するモードであり、例えば燃料ガスが
得られない場合や、起動時に対応させたものである。
ガス定量モード■は、ガス噴射量Qaを一定量α。とじ
、回転数または負荷に応じてオイル噴射燃料ガス供給量
が制御され、燃料オイルが十分に得られるような場合に
対応させたものである。オイル定量モード■は、ガス定
量モード■と逆の場合であり、オイル噴射量Q0を一定
量α。とじ、ガス噴射量Qaを可変制御する運転モード
である。
なお、ガス専焼モードは前述したように着火用として一
定量の燃料オイル(パイロット燃料)が必要であるから
、実質的にオイル定量モード■の一態様になる。
ここで、第1図にもどり本実施例の構成を基本動作とと
もに説明する。速度制御手段としてのガバナ101には
、スピードコーントローラ102から目標回転数NOが
入力されるとともに、ディーゼルエンジンのクランク軸
に係合された回転数検出器の出力軸103を介して検出
回転数Nが入力されている。ガバナ101は負荷変動な
どにより変動する検出回転数Nと目標回転数Noとの偏
差ΔNに応じて、ガバナ出力軸104の回転角度位置を
増減制御し、偏差ΔNが零のときは、そのときの角度位
置を保持するようになっている。また、ガバナ出力軸1
04は図示矢印の回転方向を燃料増方向として設定され
ている。したがって、このガバナ出力軸104の角度位
置は総燃料要求量Qに相当し、アーム105、スプリン
グロッド106、アーム107を介して燃料調整軸10
8の回転角度を制御するようになっている。また燃料調
整軸108は、手動の操作ハンドル100によっても回
転角度位置が調整できるようになっている。
この燃料調整軸108は、ストップ機構109を介して
バランスロッド120の中央部に回転自由に設けられた
支点120aに係合されており、支点120aは燃料調
整軸108の回転に応じて図示矢印118方向、すなわ
ちバランスロッド120の軸に直行する水平方向に変位
制御されるようになっている。
スリップ機構109は、第4図に示すように、燃料調整
軸108の端部に固定されたアーム110と、この燃料
調整軸108と同軸に位置させて回転自由に設けられた
軸112に固定されたアーム113と、このアーム11
3に当接させてアーム110の先端部に取り付けれた案
内板111と、この案内板111の先端部に穿設された
貫通孔に挿通させてアーム113に固定されたバネ受体
114と、このバネ受体114を介してアーム113を
案内板111に押接するバネ115とから形成されてい
る。tまた、アーム113には、アーム113と案内板
111とが所定寸法以上前れたことを検出するため、リ
ミットスイッチなどが適用されてなるスリップ検出器1
16が設けられている。したがって、燃料調整軸108
が図示矢印117の燃料増方向に回転されると、案内板
111によってアーム113が同一方向に回転され、支
点120aを図において左方に変位させる。
逆に燃料調整軸108が燃料減方向に回転されるとアー
ム113は案内板111の動きに合わせて逆回転され、
支点120aを図において右方に変位させる。この燃料
減動作のとき、何らかの理由によってバランスロッド1
20の動きが拘束されると、レバー113は案内板11
1の動きに追従できず、案内板111はバネ115を圧
縮してレバー113から離れ、燃料調整軸108とバラ
ンスロッド120の関連動作がスリップすることになる
。このような状態になると、総燃料要求量9以上の燃料
がディーゼルエンジンに供給されたままとなるので、過
速度などの異常を引き起すことになる。そこで上記スリ
ップをスリップ検出器116によって検出し、この検出
信号に基づいて後述するような安定運転を維持できる制
御に切換えるようにしている。
さて、燃料配分手段はバランスロッド120と、このバ
ランスロッド120の両端にそれぞれ関節継手121,
122を介して連結されたオイル量調整ロッド123と
ガス量調整ロッド124とポジショナ125,126を
含んで形成されている。
それらのロッド123と124は平行にかつ長手軸方向
に摺動自由に設けられ、一旦はそれぞれポジショナ12
5,126の駆動レバー127゜128にピンを介して
連結されている。そして、ロッド123,124の軸方
向位置は、このポジショナ125,126によって定量
設定値α。またはαGに対応した位置に拘束したり、あ
るいは摺動自由にすることが可能となっている。しだが
って、支点120aに加えられた変位量はロッド123
または124の拘束条件に応じて、それらロッド123
または124の軸方向の変位量に配分され、後述するよ
うに燃料量の配分制御がなされるようになっている。
一方、これらのロッド123,124の他端は。
スプリングロッド129,130と、回転自由に軸支さ
れているレバー131,132と、レバー133.13
4を介して、それぞれ燃料オイル量調整軸135と燃料
ガス量調−整軸136に連結されており、さらにこれら
調整軸135,136に固定されたアーム137,13
8を介して、燃料噴射ポンプ4のコントロールラック捧
6と、コーントロールオイル噴射ポンプ5のコントロー
ルラック捧7に連結されている。したがって、コントロ
ールラック捧6,7はロッド123,124の軸方向変
位量に比例して出し入れ制御されるようになっている。
これによって、燃料オイル噴射ポンプ4からオイル量調
整ロッド123の軸方向位置に応じた量の燃料オイルが
、コン1−ロールオイル噴射ポンプ5からガス量調整ロ
ッド124の軸方向位置に応じた量のコントロールオイ
ルが、それぞれ燃料噴射弁2に供給され、燃料噴射弁2
からはそれらロッド123,124の軸方向位置に応じ
た量の燃料オイルと燃料ガスが燃焼室3に噴射されるこ
とになる。
定量設定手段は燃料オイルまたは燃料ガスの定量設定値
α。またはαGを設定する定量設定器151と、その操
作ダイヤル152を含んで形成されている。
定量設定器151は、可変圧力調整弁であり、圧力調整
体をダイアル152に連動されたカムによって出し入れ
することにより、ダイアルの定量設定値に応じて2次圧
を0〜100%(対1次圧)の範囲で連続的に設定する
ことができるようになっている。この定量設定器151
により設定された圧力の空気はポジショナ125,12
6のパイロット圧としてパイロットシリンダに供給され
ている。
ポジショナ125,126は、第5図に示すように、パ
イロットシリンダ501と主シリンダ502からなり、
パイロットシリンダ501のシリンダ室503には上記
パイロット圧が、主シリンダ502のシリンダ室504
には弁部505を介して作動空気圧が供給されるように
なっている。
弁押捧506はパイロットピストン507がパイロット
圧に応じた量だけ図示右方に移動されると、弁部505
が開かれて、作動空気圧がシリンダ室504に供給され
、主ピストン508が押し出される。そして、弁体50
9が弁押捧506の先端から離れるまで押し出されると
、シリンダ室504の作動空気が弁押捧506の軸心部
に形成された通路510を介して排気ポート511に排
出され。
主ピストン508はパイロットピストン507の移動量
だけ押し出される。そして、駆動レバー127.12’
8を介して燃料配分ロッド123゜124は定量設定器
151により設定された定量値α。、α。たけ第1図に
おいて左方に変位されて保持されるようになっている。
なお、パイロット圧が零のとき、すなわち主ピストン5
08が最も引き込まれた位置にて、各定量設定値が0%
(α。
またはαa”0%)となるように、またパイロット圧が
100%のとき、各定量設定値が100%(α。または
αa”100%)となるように設定されている。
モード設定手段は、燃料配分モードI、II、nIを設
定するモード設定器150と、このモード設定器150
から出力されるモード指令に応じて動作され、前記ポジ
ショナ125または126に作用させる作動空気圧また
はパイロット圧等を切換え制御する切換弁153,15
4,155.156157.158,159,160と
、シャトル弁161を含んで形成されている。
モード設定器150は切換スイッチ式のものであり、レ
バーを各モードr、n、mに対応する位置に回転するこ
とによって、オイル専焼モード■、ガス定量モード■、
オイル定量モード■を択一的に設定可能となっている。
また、モード設定器150は切換駆動機170によって
オイル専焼モード■に自動的に切換えられるようになっ
ている。
そしてこの切換駆動機170には遅延タイマ171と切
換スイッチ172を介して、スリップ検出器116のス
リップ検出信号と、緊急停止指令が入力されており、こ
れらの信号又は指令が入力されたとき、モード設定器1
50をオイル専焼モード■に切換えるようになっている
。なお、遅延タイマ171にはガス定量モード■とオイ
ル定量モード■のモード指令が入力されており、オイル
専焼モード■からそれらのモード■、■に切換えられた
際に、スリップ検出信号の一出力を一定時間遅延させる
ようにしている。これによって切換え過渡時の制御不安
定動作を防止するようにしている。
また、ガス定量モード■またはオイル定量モード■が選
択された場合、それらのモード指令によって、圧力検出
器162と163を介して切換弁153と154が切換
えられると同時に、ガス定量モード■の場合は切換弁1
55,157,166が切換えられるようになっている
。なお、圧力検出器162,163はそれぞれ燃料ガス
圧力が所定圧(例えば250kg/aJg)以上である
こと、およびシールオイル圧が所定圧(例えば280k
g/ d g )以上であることを検出するものである
即ち、燃料ガス圧力が十分高いこと、および燃料噴射弁
2の正常動作に必要なシールオイル圧力が十分であるこ
とを、燃料ガスを使用するモード■。
■の運転条件の1つとしているのである。
また、モード■、■のモード指令は燃料ガス圧縮機とシ
ールオイルポンプの運転指令として、それらの起動制御
装置165に入力されており、起動制御装置165は運
転指令が入力されたとき、まずシールオイルポンプを起
動させ、シールオイル圧が前記の所定圧に達したとき燃
料ガス圧縮機を起動させるようになっている。なお、ガ
ス噴射弁の構造によってシールオイルが不要の場合は、
シールオイルポンプにかかる自動運転制御は不要であり
、逆に燃料ガスを使用するモード以外であってもシール
オイルを必要とするガス噴射弁の場合は、エンジン始動
時にシールオイルポンプを自動またはマニュアルにより
起動させることになる。
ところで、燃料ガスを使用するモード、すなわちガス定
量モード■とオイル定量モード■にあっては、着火安定
性を確保するため必要最小限のオイル量下限値βをパイ
ロット燃料として噴射しなければならない、こΦ量βは
ディーゼルエンジンによって異なるが、例えば5%程度
とされている。
本実施例では、燃料オイルの噴射量Q0をβ以上にする
ため、オイル量調整ロッド123に係止ロッド139を
取り付け、この係止ロッド139の動きをシリンダスト
ッパ140により一方向のみ規制して、オイル量調整ロ
ッド123がβ未満の位置に変位されないようにしてい
る。なお、シリンダストッパ140には切換弁166.
167を介して作動空気圧が供給されており、シリンダ
ピストンが最も押し出された位置がオイル量下限値β%
に調整されている。
また、オイル定量モード■において、すなわち負荷また
は回転数に応じてガス噴射量を可変制御するモードにお
いて、燃料ガス使用量の最大値と最小値が制御される場
合がある。最大値が制限される例としては、燃料ガスと
してLNGタンカーのLNGタンクから自然に蒸発する
LNGガスなどの余剰ガスや、他の装置から発生される
副生ガスを有効利用する場合などが挙げられ、このよう
な場合、その最大値は種々の条件によって変動する要素
を有しているから、最大値は可変設定できるようにしな
ければならない。一方、最小値が制限されるのは、主と
してガス噴射弁の構造や作動特性に起因するものであり
、噴射量を精度よく制御できるガス噴射量の下限界に応
じて定められる。
そこで、第1図実施例では、これらのことに対応させて
、ガス噴射量Qaの上限値Uaを設定するガス量上限設
定器141と、下限値り、を設定するガス量下限設定器
142とが設けられている。
ガス量上限設定器141は、図示していない設定器から
入力されるガス量上限値H,に応じて駆動されるパルス
モータ143と、このパルスモータ143により位置が
制御されるストッパ144を有して形成されている。そ
して、ストッパ144をガス量調整ロッド124に取り
付けられた係止ロッド145に対向させた位置に設置し
、係止ロッド145がストッパ144に当接することに
よって、ガス量調整ロッド124の動きを、上記H,以
上に規制するようになっている。また、ガス量上限設定
器141には、係止ロッド145がストッパ144に当
接したことを検知するため、リミットスイッチなどを適
用してなるガス量上限検知器146が設けられており、
この検知器146の動作(オン)信号によって切換弁1
59,160を切換えて、燃料オイルを定量設定値α。
に拘束していたポジショナ125&−自由状態にするよ
うにしている。つまり総燃料要求量Qの増大に対応させ
て燃料オイルの噴射量Q。を可変制御できるようにし、
実質的に上限値Haを定量設定値α1とするガス定量モ
ード■に変更するようになっている。なお、燃料要求量
Qが減少してガス上限検知器146がオフになると、再
びオイル定量モード■に戻されるようになっている。
ガス量下限設定器142は、シリンダストッパが適用さ
れ、このシリンダのピストンの先端に当接可能に係止ロ
ッド147がガス量調整ロッド124に取り付けられ、
ピストンが切換弁155゜156を介して供給される作
動空気圧により押し出された位置が、下限値Laに設定
されており、これによってガス量調整ロッド124の動
きを下限値LG以上に規制するようになっている。
なお、緊急停止指令は、ディーゼルエンジンまたは関連
装置に異常(過速度、排気温または排気圧異常上昇、燃
料ガス供給系異常等)が発生したとき、ディーゼルエン
ジンを停止させるべく発せられるものである。この指令
が入力されると、切換弁173,174が切換えられて
、シリンダ175.176に作動空気圧が供給される。
これによって燃料オイル量調整軸135と燃料ガス量調
整軸136を介してコントロールラック捧6゜7が零位
置まで引き出され、燃料オイルと燃料ガスの噴射量を零
にして、ディーゼルエンジンを停止させるようになって
いる。また、これと同時に。
切換スイッチ172.遅延タイマ171を介して切換駆
動機170が作動され、モード設定器150をオイル専
焼モード設定器に切換えるとともに。
切換弁167を切換えてシリンダストッパ140を零位
置に戻すようになっている。
上述した構成を有する第1実施例の動作について、特に
モード設定手段、定量設定手段、燃料噴射量決定手段、
燃料配分手段および燃料噴射制御手段の関連動作につい
て説明する。
まず、燃料の供給条件等に基づいて燃料配分モードを選
択決定し、モード設定器150を操作してオイル専焼モ
ード■、ガス定量モード■またはオイル定量モード■の
いずれかに切換えるのであるが、本実施例にあっても、
一般の大型のディーゼルエンジンを起動する場合と同様
、起動時は例えば圧縮空気をシリンダ内に送って、ある
程度回転を上げてから燃料オイルを噴射して暖気運転を
行い、しかるのち定常の自動運転に移行するようにされ
る。したがって、起動時(または燃料ガスを使用できな
い場合)はオイル専焼モードIが選択される。
オイル専焼モードIに切換えられると、切換弁153を
介して供給される作動空気圧によって切換弁155,1
57が切換えられ、第6図(A)に示すように、ポジシ
ョナ125は自由状態にされ、ポジショナ126は零位
置に拘束される。これによって、ガス量調整ロッド12
4はQa=O位置に拘束されるので、ガバナ101から
出力される総燃料要求量Qに応じて燃料調整軸108が
回転され、さらにスリップ機構109を介して、支点1
20aが変位されると、バランスロッド120は関節継
手122を支点として傾転されることになる。したがっ
て、オイル量調整ロッド123の動きはガバナ101の
動きに比例したものとなり、燃料オイル噴射ポンプ4か
ら吐出される燃料オイル噴射量Q。は、総燃料要求量Q
に一致して制御される。次に、定量設定器151にて燃
料ガスの定量設定値α。を設定した後、ガス定量モード
■に切換えると、起動制御装置165にガス圧縮機とシ
ールオイルポンプの自動運転指令が出されると同時に、
切換弁156,158が切換えられる。
これによって、第6図(B)に示すように、ポジショナ
125は自由状態にされるが、シリンダストッパ140
によってオイル量調整ロッド123の動きはβ%位置を
下限として規制される。
そして、燃料ガス圧力とシールオイル圧力が十分高くな
って、それらの圧力検出器163,164が動作(オン
)すると、切換弁153,154が切換ねり、これによ
って切換弁155,157は第1図図示の状態に切換え
られ、ポジショナ126は定量設定器151により設定
されたパイロット圧に応じた位置に、すなわち定量設定
値α。に相当する位置にガス量調整ロッード124を変
位させて拘束する。したがって、オイル量調整ロッド1
23とガス量調整ロッド124は、第6図(、B)に示
すように、バランスロッド120の位置にして、零位置
(a)から基準位置(b)に変位され、オイル噴射Q。
は9%異常に、ガス噴射量Qaはα。
に制御される。そして1通常、ガス定量モード■に切換
えられるとき、ガバナ101から与えられる総燃料要求
量QはQ≧(αG+β)となっていることから、バラン
スロッド120は関節継手122を支点としてQに応じ
て傾転される。したがって、オイル量調整ロッド123
の軸方向位置は(Q−αa)に比例制御され、これによ
って、第7図(A)に示すように、コントロールオイル
噴射ポンプ5からは、ガス噴射量αGに対応する量のコ
ントロールオイルが燃料噴射弁2に吐出され、αGの燃
料ガスが燃焼室3に噴射されるとともに、燃料オイル噴
射ポンプ4から(Q−α。)の燃料オイルが燃料噴射弁
2を介して燃焼室3に噴射される。なお、Q<(αG+
β)のときはスリップ機構109が作動し、前述したよ
うにオイル専焼モードIに切換えられる。
次に、定量設定器151にて燃料オイルの定量設定値α
。(ただし、α。≧β)を設定した後、オイル定量モー
ド■に切換えると、起動制御装置165にガス圧縮機と
シールオイルポンプの運転指令が出力されると同時に、
切換弁156,158は図示の状態に切換えられる。こ
れによって、第6図(C)に示すように、ポジショナ1
26は自由状態にされる。このとき、ガス量下限設定器
142によってによってガス噴射量Qaの下限値LGが
設定されていると、ガス量調整ロッド124の動きは、
第6図(C)に示すように、Laに相当する位置を下限
として規制される。
つづいて、ガス定量モード■の場合と同様に圧力検出器
163,164が作動すると、切換弁153.154が
切換わり、切換弁156,15gが第1図図示の状態に
切換えられ、ポジショナ125は定量設定器151によ
り設定されたパイロット圧に応じた位置、すなわち定量
設定値α。
に相当する位置にオイル量調整ロッド123を変位させ
て拘束する。したがって、オイル量調整ロッド123と
ガス量調整ロッド124は、第6図(C)に示すように
、バランスロッド120の位置にして零位置(a)から
基準位置(C)に変位される。
そして通常、オイル定量モード■に切換えられるときに
は、ガバナ101から与えられる総燃料要求量QがQ≧
α。どなっているから、バランスロッド120は関節継
手121を支点としてQに応じて傾転される。したがっ
て、ガス量調整ロッド124の軸方向位置は(Q−α。
)に比例して制御される。なお、Qくα。のときはスリ
ップ機構109が作動し、前述したようにオイル専焼モ
ード■に切換えられる。
また、ガス量上限設定器141によってガス噴射量Q。
の上限値Haが設定されている場合、総燃料要求量Qが
増大してQ。= (Q−αI、)≧Haに達すると、ガ
ス量上限検知器146が作動してポジショナ125が自
由状態にされ、Qa≧H,の範囲においては実質的にα
G=HGとするガス定量モード■に切換えられる。そし
て総燃料要求量Qがさらに増大するとバランスロッド1
20は、第6図(D)の示すように関節継手122を支
点として傾転され、これによってオイル量調整ロッド1
23の軸方向位置はQ、= (Q  Ha)に比例して
制御される。この状態から総燃料要求量Qが減少すると
、バランスロッド120は両方の調整ロッド123,1
24を燃料減の方向に移動させるが、ガス最上限検知器
146がオフされるのでポジショナ125がオイル量調
整ロッド123をQ、=α。にするように引き戻す。し
たがって、Q、=α。に達するまでガス量調整ロッド1
24は上限値HG位置に保持される。そして、そらに総
燃料要求量Qが(Ha+α。)以下に減少すれば、当初
のオイル定量モード■に復帰して燃料配分制御がなされ
る。なお、総燃料要求量QがCLa+α。)以下に減少
したときは、スリップ機[109が作動してオイル専焼
モードIに切換えられる。
このようにオイル定量モード■においては、第7図(B
)に示すように、La≦Qa≦HGの範囲のときはオイ
ル噴射量Q、=α。−、ガス噴射量Qa=Q−α。に制
御されることになり、Qa<Laのときはオイル専焼モ
ード■に切換え、Q a > Haのときは実質的にガ
ス定量モードに−して、ガス噴射量Qaを上限値HGに
保持するとともに、オイル噴射量Q0を(Q  Ha)
に応じて制御する。
以上説明したように、本第1実施例によれば、次に述べ
るような効果が得られる。
1)即ち、燃料配分モードをオイル専焼モードI、ガス
定量モード■、オイル定量モード■のつの簡潔なモード
に区分していることから、燃料供給条件の変動に対応さ
せたモードを容易に決定することができる。また、モー
ド設定手段によりそれらのモードを択一的に設定すると
ともに、定量設定手段により定量モードの定量設定値を
任意の値に設定可能としていることから、モード設定操
作を極めて簡単なものとすることができる。
そして、設定されたモードと定量設定値に基づいて、燃
料配分手段により総燃料要求量を自動的に2つの燃料に
配分していることから、2種の燃料の供給条件に対応さ
せて速やかに燃料配分モードを変更することができると
ともに、変更された燃料配分モードに応じて複式燃料デ
ィーゼルエンジンの運転を安定に維持することができる
2)ガス定量モード■又はオイル定量モード■のように
燃料ガスを使用するモードに切換える操作がなされたと
き、モード設定手段から出力されるモード指令によって
、シールオイルポンプを自動運転させ、シールオイル圧
が所定圧力以上になったらガス圧縮機を自動運転させる
ようにしていることから、ガス使用モードに必要な補機
が自動的に起動させることになり、運転操作が簡単化さ
れるとともに、オイル専焼モードIのときはそれら補機
が自動的に停止されるので、省エネルギーなどの効果が
ある。シ、かも、シールオイル圧と燃料ガス圧が所定圧
以上であることを1、ガス使用モードの切換条件として
いることから、燃料ガス噴射弁の動作および燃料ガス噴
射量制御の信頼性が確保されるという効果がある。なお
、燃料ガス噴射弁の構造によっては、ガス使用モード以
外の場合でもシールオイルを必要とするものがある。こ
の場合はディーゼルエンジンの起動指令によってシール
オイルを自動運転するようにすればよい。
3)定量設定値α。のガス定量モード■にて、可変調整
されているオイル噴射量Q0を、予め設定されているオ
イル量下限値β以上に保持するため、オイル量調整ロッ
ドの動きをストッパにより規制するとともに、総燃料要
求量Qが(αG+β)以下に減少した場合は、スリップ
機構によってガバナ出力軸とオイル量調整ロッドおよび
ガス量調整ロッド間の信号伝達をスリップさせると同時
に、このスリップをスリップ検出器により検出してオイ
ル専焼モードIに切換えている。したがって、燃料ガス
の着火安定性が確保されるとともに、連続して(αG+
β)以下の総燃料要求量Qに追従させて安定な運転制御
を維持できるという効果がある。
4)定量設定値α。のオイル定量モード■にて、可変調
整されている燃料ガスの噴射量Qaを、燃料ガス噴射弁
の制御特性によって定まる下限値LG以上に保持するた
め、ガス量調整ロッドの動きを下限設定器により規制す
るとともに、総燃料要求量Qが(α。+La)以下に減
少したとき、スリップ機構によってガバナ出力軸とオイ
ル量調整ロッドおよびガス量調整ロッド間の信号伝達を
スリップさせると同時に、このスリップをスリップ検出
器により検出し、小噴射量領域の噴射量制御特性に優れ
たオイル専焼モード■に切換えるようにしている。した
がって、あるガス量下限値La以下の小噴射量領域にお
ける噴射量制御特性の直線性が悪い燃料ガス噴射弁を用
いても、ガス噴射量QaがそのLG以下になったとき、
自動的にオイル専焼モード■に切換えられるので、総燃
料要求量Qが(α。+La)以下の小噴射量領域に減少
しても、その変化に追従させて安定な運転制御を維持す
ることができるという効果がある。
5)オイル定量モード■にて、可変調整されている燃料
ガス噴射量Qaを可変設定されているガス世上限値H,
以下に保持するため、ガス量調整ロッドの動きを上限設
定器によって規制するとともに、QG=HGに達したこ
とをガス上限検知器により検知したとき、オイル量調整
ロッドを自由状態にしている。そして、再びQG<HG
に減少したときにはオイル量調整ロッドを定量設定値α
。−位置に拘束するようにしている。即ち、ガス量上限
値HGを基準としてガス噴射量QaがQ a < Ha
のときはモード設定されたオイル定量モード■に保持し
、Qa≧H,のときはガス噴射量QaをHCXに固定し
たガス定量モードに自動的に切換えるようにしている。
したがって、燃料ガスの最大噴射量が所定の又は可変設
定される上限値に制限されている場合であっても、全負
荷領域にわたって安定な運転制御を維持することができ
るという効果がある。
特に、余剰ガスや副生ガスなどのように発生量が変動す
る燃料ガスを有効に利用する場合において効果がある。
6)制御装置の主要部を機械的なリンク機構を用いて実
現していることから、船舶などの機関室のような高温の
雰囲気中にも設置することができる。また、主要部の作
業状態が一見してわかることから、故障などの発見が容
易であり、かつ修理、調整などの保守を簡単に行なうこ
とができるという効果がある。
次に、第8図に示した本発明の第2実施例について説明
する。本第2実施例は、第1実施例のリンク機構に代え
て、コンピュータを適用して実現したものであり、基本
とする燃料配分モードは、第1実施例と同一である。
第8図に示すように、制御装置本体800は、入力回路
801,802.CPU803.メモリ804、出力回
路805,806を含んでなるコンピュータからなって
いる。入力回路801には、スピードコントローラ81
0から目標回転数N。
が、回転数検出器812がら検出回転数Nが、定量設定
器813から攻イル噴射量Q。またはガス噴射量Qaの
定量設定値α。またはα。が、オイル量下限設定器81
4からオイル量下限値βが、オイル量上限設定器815
からオイル量上限値H,が、ガス量下限設定器からガス
量下限値り。が、ガス量上限設定器817からガス量上
限値Haが、燃料噴射弁2に供給される燃料ガスの圧力
を検出する圧力検出器819がら検出圧力Paが、同じ
くシールオイルの圧力を検出する圧力検出器818から
検出圧力Psが、それぞれ入力されており、それらの信
号は、入力回路801にてデジタル信号に変換されたの
ち、CPU803を介してメモリ804に格納されるよ
うになっている。また、CPU803には、入力回路8
02を介して、モード設定器818からオイル専焼モー
ド■、ガス定量モード■、オイル定量モード■のモード
指令信号の一つが入力されている。
CPU803は、これら入力されたデータに基づいて、
第9図〜第12図に示すフローチャー1−にしたがって
、総燃料噴射量Q、オイル噴射量Qo、ガス噴射量Qa
などを求め、出力回路805を介してそれぞれ燃料オイ
ル噴射ポンプ4とコントロールオイル噴射ポンプ5のコ
ントロールラック捧6,7に連結されたポジショナ82
1,822に、噴射量Q、、Qaをアナログ信号として
出力するようになっている。また、CPU803は、出
力回路806を介して、ガス圧縮機とシールオイルポン
プの起動制御装置に運転指令を出力するようになってい
る。
なお、CPU803には機関関係の異常検出手段830
から、即ち、掃気圧力検出器831、排気管内圧力・温
度検出器832、ガスもれ検知器833、機関保護装置
834から、入力回路801又は802を介してそれぞ
れ信号が入力されており、CPU803はこれらの入力
信号に基づき、必要に応じて燃料噴射停止を含む機関の
緊急停止指令を出力するようになっている。
このように構成される第2実施例の制御機能と動作につ
いて、第9図〜第12図に示したフローチャートを参照
しながら説明する。
これらのフローチャートは一連のものであり。
本発明の特徴に係る主要部のみが示されており、所定の
制御周期ごとに実行されるようになっている。ステップ
900にて起動条件が満足され図示していない起動手段
等によってディーゼルエンジンが起動されると、まず、
ステップ902にて必要なデータが取り込まれ、つ−づ
くステップ904〜910にて負荷および回転数に応じ
た総燃料要求量Qが演算される。この演算は目標回転数
N。
に相関させて定められている関数f□によって一基本燃
料要求量Q0を求めたのち(ステップ904)。
検出回転数NとNoとの偏差ΔNを求め(ステップ90
6)、さらにΔNに相関させて定められている関数f2
によって補正燃料量ΔQを求め(ステップ908)、こ
のΔQによりQ。を補正して総燃料要求量Qを求める(
ステップ910)。
次にステップ912に進んで、負荷量が燃料ガスを使用
する運転(以下、ガス運転と称する)が可能であるか否
かを、Qの値が着火安定性を確保できるオイル量下限値
βとガス噴射弁等の制御特性から制限されるガス量下限
値LG(Oを含む)の和以上であるか否かにより判断す
る。この判断が否定の場合はガス運転不可能であるから
、ステップ914に進んでオイル専焼モード■とし、オ
イル噴射量Q。をQ、燃料ガス噴射量QaをOに決定し
、ステップ916に進んでそれらの決定値Q。、Qoを
ポジショナ821,822に出力してリターンする。
このポジショナ821,822は、例えばピストンシリ
ンダなどのような直線運動をするアクチュエータが適用
可能であり、それぞれQo、Qaに応じてコントロール
ラック捧6,7の位置を出し入れ制御するように、フィ
ードバック機能を具えた位置制御手段からなっている。
したがって、第1実施例と同様に、燃料オイル噴射ポン
プ4とコントロールオイル噴射ポンプ5によって、上記
Q。、QG(ただし、この場合はO)に制御された燃料
オイルと燃料ガスが燃料噴射弁2から燃焼室3内に噴射
されることになる。
一方、ステップ912におけるガス運転可否の判断が肯
定であれば、ステップ920に移行して、モード設定器
820により設定入力されたモード指令を取り込み、モ
ード指令がI、n、Hのいずれであるかを判断し、モー
ド■であればステップ914に進んで、前述した処理手
順によりオイル専焼モード設定器とする。
ステップ920の判断が■または■の場合は。
第10図に示したステップ924〜930において、ガ
ス運転に必要な補機の自動運転およびそれらの起動完了
を確認する。すなわち、シールオイルポンプの起動制御
装置に自動運転指令を出力したのち(ステップ924)
、シールオイル圧Psが所定圧P so(例えば、28
0kg/dgに設定されメモリ804に格納されている
。)以上になるのを待つ(ステップ925,926)。
そしてPs≧Ps、になったら、ガス圧縮機の起動制御
装置に自動運転指令を出力したのち(ステップ928)
 。
燃料ガス圧Paが所定圧P。。(例えば、250kga
1gに設定されメモリ804に格納されている。)以上
になるのを待つ(ステップ929,930)。
そして、pa≧PGoに達したらステップ932に進ん
で、第11図のステップ934に、オイル定量モード■
であれば、第12図のステップ950に移行する。
ガス定量モード■の場合は、第11図に示すように、ス
テップ934にて総燃料要求ff1Qが燃料ガスの定量
設定値α。とオイル量下限値βの和以上であるか否かに
より、ガス定量モード■の運転が可能か否かを判断する
この判断が肯定判断であればステップ936に移行し、
ガス定量モード■に基づいてガス噴射量Qaを定量設定
値ασに定め、オイル噴射量Q0をQ−αGとして求め
る。そしてステップ938に進んで、オイル噴射量Q0
がその上限値H0以下か否か判断し、肯定判断であれば
燃料オイルの噴射iQ、を可変i$il整できることか
ら、ステップ940に進んで、ステップ936で計算し
たQ。tQaに配分決定し、ステップ948にてそれら
の決定値Q。rQaをポジショナ821,822に出力
してリターンする。
一方、ステップ938の判断が否定判断であればステッ
プ942に移行し、ここにおいてオイル噴射量Q。をそ
の上限値H6に保持するオイル定量モード■に変更し、
これに基づいてガス噴射iQ。をQ−Hoに決定した後
、ステップ948に進んでそれらの決定値を出力する。
また、ステップ934にお−ける判断が否定判断のとき
はステップ944に移行し、オイル噴射量Q0をその下
限値βに保持するオイル定量モード■にモード変更し、
このモードに従ってガス噴射fit Q aをQ−βに
決定した後、ステップ948に進んでそれらの決定値を
出力する。
このようにして、ガス定量モード■が選択された場合で
あっても、負荷および燃料使用量などの条件に応じて、
第13図(A)、CB)に示すように、自動的にモード
1.n、mが選択され、全負荷範囲にわたって安定な運
転制御が維持される。なお、同図(A)はβのみが設定
されている例を、同図(B)はβ+ Hol Lo、H
Gが全て設定されている例を示す。
オイル定量モード■の場合は、第12図に示すステップ
950に移行し、ここで前記ステップ910で求めた総
燃料要求量Qの値が、燃料オイルの定量設定値α。と燃
料ガスの下限値LGの和以上か否かにより、現状にてオ
イル定量モード■によるガス運転が可能か否かを判断す
る。この判断が肯定ならばステップ952に移行して、
指定モート■に従ってオイル噴射量Q0を定量設定値α
に定め、ガス噴射mQaをQ−α。として求める。
つづいてステップ954に進み、求めたQG=(Q−α
。)がガス量の上限値H6未満か否かにより、指定モー
ドのオイル定量モード■による運転が可能か否かを判断
する。この判断が肯定のときはステップ956に進んで
、ステップ952で求めたQ−、Qaに配分決定し、ス
テップ960にてそれらの決定値をポジショナ821,
822に出力する。一方、ステップ954の判断が否定
のときは、それ以上ガス噴射量Qaを増大できないこと
から、ステップ958に進んでQaをその上限値Haに
保持するガス定量モード■にモード変更し、このモード
に従ってオイル噴射量Ql、をQ  Haに決定した後
、ステップ960にてそれらの決定値をポジショナ82
1,822に出力してリターンする。
また、ステップ950の判断が否定のときはステップ9
62に移行し、ガス噴射ik Q aをその下限値り。
に保持するガス定量モード■に変更し、このモードに従
ってオイル噴射量Q0をQLaに決定した後、ステップ
960に進んでそれらの決定値を出力する。
このように、オイル定量モードmが選択設定さ ゛れた
場合であっても、負荷および燃料使用量などの条件に応
じて、第13図(C)、(D)に示したように、自動的
にモードI、n、IIIが選択され、全負荷範囲にねた
って安定な運転・制御が維持される。第13図(C)は
βのみが設定されている例を。
同図(D)はβ、 Ho + L g r Hgの全て
が設定されている例を示している。
なお、ガス運転に拘らずオイル専焼モード■においても
燃料噴射弁2のシールオイルが必要な場合には、第10
図に示したステップ924−926は第9図のステップ
900よりも前のステップに組み込まれることになる。
以上説明したように、本第2実施例によれば、前記第1
実施例の1)、2)、3)、4)、5)と同一の効果が
得られる他、定量設定値、上下限値などの設定およびそ
の操作が極めて簡単に行えることから、燃料の供給条件
変動に対応させて自由度の高い燃料配分パターンを設定
、制御することができるという効果がある。また、第1
実施例に比較して、モード設定手段、定量設定手段、燃
料配分手段を簡単な構成のものとすることができる。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、2種の燃料の供
給条件に対応させて速やかに燃料配分モードを変更する
ことができるとともに、ガスを使用するモードに変更さ
れたときは自動的にガス運転に要する条件を満足させ、
変更された燃料配分モードに基づいてディーゼルエンジ
ンの安定運転を維持することができるという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の全体構成図、第2図は第
1実施例の燃料噴射弁の断面図、第3図は第1実施例の
燃料オイル噴射ポンプとコントロールオイル噴射ポンプ
の一例の断面図、第4図は第1実施例のスリップ機構の
拡大斜視図、第5図は第1実施例のポジショナ−の詳細
断面図、第6図(A)〜(D)は第1実施例の燃料配分
手段の動作説明図、第7図(A)、(B)は第1実施例
の動作を説明する線図、第8図は本発明の第2実施例の
全体ブロック構成図、第9図〜第12図は第2実施例の
主要制御手順を示すフローチャート、第13図(A)〜
(D)は第2実施例の動作を説明する線図である。 2・・・燃料噴射弁、4・・・燃料オイル噴射弁、5・
・・コントロールオイル噴射弁、101・・・ガバナ、
108・・・燃料調整捧、109・・・スリップ機構、
116・・・スリップ検出器、120・・・バランスロ
ッド、121,122・・・関節継手、123・・・オ
イル量調整ロッド、124・・・ガス量調整ロッド、1
25゜126・・・ポジショナ、139・・・係止ロッ
ド、14019.シリンダストッパ、141・・・ガス
量上限設定器、142・・・ガス量下限設定器、146
・・・ガス量上限検知器、150・・・モード設定器、
151・・・定量設定器、162,163・・・圧力検
出器、170・・・切換駆動機、800・・・制御装置
本体、818・・・シールオイル圧力検出器、819・
・・燃料ガス圧力検出器、813・・・定量設定器、8
14・・・オイル量下限設定器、815・・・オイル量
上限設定器、816・・・ガス屋下限設定器、817・
・・ガス量上限設定器、820・・・モード設定器、8
21,822・・・ポジショナ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) オイルのみを燃料とするオイル専焼モードと、
    ガスを一定量としてオイルを負荷に応じた量に調整する
    ガス定量モードと、オイルを一定量としてガスを負荷に
    応じた量に調整するオイル定量モードとに区分された燃
    料配分モードを切換え設定するモード設定手段と、ガス
    またはオイル定量モードの定量設定値を設定する定量設
    定手段と、モード設定手段がガスまたはオイル定量モー
    ドに切換えられたときガス運転に要する補機を自動運転
    させる補機自動運転手段と、ガス運転に要する条件が満
    足されたことを検出するガス運転条件検出手段と、モー
    ド設定手段から出力させるモード指令とガス運転条件検
    出手段から出力される検出信号によって燃料配分モード
    を決定し、この決定された燃料配分モードと定量設定器
    から出力される定量設定値に基づいて、与えられる総燃
    料要求量をオイル噴射量とガス噴射量に配分する燃料配
    分手段と、この配分されたオイル噴射量とガス噴射量に
    従って燃焼室に噴射する各燃料量を制御する燃料噴射料
    制御手段と、を有することを特徴とする複式燃料ディー
    ゼルエンジンの制御装置。
JP60199023A 1985-04-15 1985-09-09 複式燃料デイ−ゼルエンジンの制御装置 Pending JPS6258028A (ja)

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JP (1) JPS6258028A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510101A (ja) * 2004-08-16 2008-04-03 ドレッサ、インク パイロット点火エンジンにおける燃料量調節
JP2020523250A (ja) * 2017-09-26 2020-08-06 デウ シップビルディング アンド マリン エンジニアリング カンパニー リミテッド 船舶用エンジンの運転方法

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JP2020523250A (ja) * 2017-09-26 2020-08-06 デウ シップビルディング アンド マリン エンジニアリング カンパニー リミテッド 船舶用エンジンの運転方法

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