JPS6258030A - 複式燃料デイ−ゼルエンジンの制御装置 - Google Patents

複式燃料デイ−ゼルエンジンの制御装置

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JPS6258030A
JPS6258030A JP60199025A JP19902585A JPS6258030A JP S6258030 A JPS6258030 A JP S6258030A JP 60199025 A JP60199025 A JP 60199025A JP 19902585 A JP19902585 A JP 19902585A JP S6258030 A JPS6258030 A JP S6258030A
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JP
Japan
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fuel
oil
gas
mode
amount
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Application number
JP60199025A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Beppu
治 別府
Shuhei Mizuhara
水原 修平
Naoyoshi Ishida
石田 直義
Kenji Koga
研二 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガスおよびオイルを燃料とする複式燃料ディ
ーゼルエンジンの制御装置に係り、特に各燃料の供給能
力等の供給条件が変動する場合、および燃料の噴射量が
所定値以下に制限される場合に好適なものに関する。
[従来の技術] 従来、一般にディーゼルエンジンといえば、A重油、B
重油、C重油、粗悪油あるいはガス製造過程などで発生
する副生油などの液体燃料(以下、燃料オイル又はオイ
ルと総称する。)を用いるものが多いが、LNG (天
然ガス)、メタンガス、水素ガス、副生ガスあるいはそ
れらの混合ガスなどの可燃性ガスを燃料とするガスディ
ーゼルエンジンも知られている。ガスディーゼルエンジ
ンでは、上火温度の高いガス燃料を確実にかつ安定に着
火させるため、通常、少量のオイル燃料をパイロット燃
料として噴射するようにしているが、これら従来のディ
ーゼルエンジンは、オイルまたはガスのいずれか一方を
主燃料とするものであった。
[発明が解決しようとする問題点] ところが最近、エネルギーの多角化あるいは有効利用と
いった面から、ガスとオイルの2種類の燃料を併用する
ことができる複式燃料ディーゼルエンジンの実現が要望
されるところとなっている。
かかる複式燃料ディーゼルエンジンにあって、ガスおよ
びオイル燃料の供給量が安定しているような場合には、
それら燃料の供給量に応じて一つの配分モードを決め、
これに基づいた一定モードの運転制御とすれば、運転お
よび制御も簡単なものとなるので、特に問題はない。
しかし、燃料の供給量が変動するような場合には、その
変動に応じてしばしば燃料配分パターンを変更しなけれ
ばならないという問題がある。このような供給量の変動
要因としては、例えば社会的または経済的な条件に影響
される燃料調達や運用計画に起因するものがあり、変動
周期も短期、長期、季節的、大気温度条件あるいは日照
条件などさまざまである。特に、エネルギー有効利用の
観点から副生ガスや余剰ガスを用いるような場合には、
ガス発生源の状態変化に応じて供給能力が大幅に変動す
るという問題がある。
例えば、LNGタンカーのLNGタンクから自然蒸発す
るLNG分を使用するような場合は、ガスの最大使用量
を自然蒸発量相当に制限しなければならない。同様に副
生ガスを使用する場合であっても、ガス発生源の運転条
件に支障を及ぼさない量に最大使用量が制限される。
そこで、本発明は、2種の燃料の供給条件の変動および
最大使用量の制限に対応させて、速やかに燃料配分モー
ドを変更することができ、かつその燃料配分モードに基
づいてディーゼルエンジンの安定運転を維持することが
できる複式燃料ディーゼルエンジンの制御装置を提供す
ることを目的とする。。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、ガス噴射量または
オイル噴射量の一方を定量とし他方を負荷に応じて可変
調整する2つの定量モードを含む燃料配分モードを択一
的に設定するモード設定手段と、定量モードの定量設定
値を設定する定量設定手段と、ガス噴射量とオイル噴射
量の少なくとも一方の上限値をそれぞれ設定する上限値
設定手段と、モード設定手段により設定されたモードと
前記定量設定値に基づいて、与えられる総燃料要求量を
ガス噴射量とオイル噴射量に配分するとともに、可変調
整される燃料の噴射量が前記上限値以上のときは、その
燃料の噴射量を上限値に保持する定量モードに変更して
再配分する燃料配分手段と、この配分されたガス噴射量
とオイル噴射量に応じて燃焼室に噴射する各燃料量を制
御する燃料噴射量制御手段と、を有することを特徴とす
るものである。
〔作用〕
このように構成すれば、燃料の供給条件に基づいて燃料
配分モードを選択するとともに、そのモードに応じて定
量とする燃料の設定値を定めてモード設定手段と定量設
定手段を操作するだけの簡単な操作により、負荷量に応
じて必要な総燃料要求量が自動的にガスとオイル噴射量
に配分調整され、また上限値が制限されている燃料の噴
射量がその上限値以上になるときは、モードが変更され
て上限値以下に保持されることになり、供給量変動およ
び燃料噴射量の最大使用量制限に速やかに対応させて、
安定した運転を維持させることができることになる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図に本発明を機械的なリンク機構を用いて実現して
なる第1実施例の構成図を示す。
第1図に示すように、本実施例は燃料ガスと燃料オイル
とをシリンダ1頂部に挿入して取り付けられている燃料
噴射弁2から燃焼室3に噴射する構成のディーゼルエン
ジンに適用したものである。
燃料噴射弁2は第2図に示した断面図のように、自刃弁
穴のガス噴射弁とオイル噴射弁とを一体化しで形成した
複式のものとなっている。
第2図において、燃料オイルは、燃料オイル供給[コ2
01から流入され、燃料オイル用ニードル202の軸心
部に穿設された油路203を通り、先端の弁体204の
外周部に形成された油室205に導かれている。弁体2
04は、燃料オイル用ニードル202と一体にされ、コ
イルスプリング206によって弁座部207に押接され
ている。
油室205内に供給される燃料オイルの圧力が所定値共
とに達すると、ニードル202を介して弁体204がコ
イルスプリング206に打ち勝って押し上げられ、燃料
オイルはアトマイザ208に形成された燃料オイル噴射
口209から、燃焼室3内に噴出されるようになってい
る。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給口210から流入され
、筒状の燃料ガス用ニードル211a。
bの外周面と外筒212とにより形成されたガス通路2
13に導かれるようになっている。ニードル211a、
bは、弁本体214の外側に摺動自在に嵌装されており
、ニードル211aの下端はコイルスプリング215に
よって弁座部216に押接されている。ガス噴射弁駆動
用のコンI−ロールオイルは、コンI〜ロールオイル供
給口217がら流入され、弁本体214とニードル21
1bとにより形成されたコン1−ロールオイ)I”tl
’A’M 218に導びかれている。ニードル211b
は、コントロールオイル油室218に供給されるコント
ロールオイルの圧力が所定値以上に達すると、コイルス
プリング215に打ち勝って押し上げられるようになっ
ている。これと同時に、ニードル21−18は燃料ガス
の圧力によって押し上げられ、ガス通路213内の燃料
ガスは、アトマイザ208に形成された燃料ガス噴射口
228から燃焼室3内に噴出されるようになっている。
また、ニードル211a、bと弁本体214の摺動面は
、シールオイル供給口229から流入されるシールオイ
ルによって気密が保持されるようになっている。
このように形成される燃料噴射弁2には、燃料オイル噴
射屋制御手段としての燃料噴射ポンプ4により昇圧され
た燃料オイルと、燃料ガス噴射量制御手段としてのコン
トロールオイル噴射ポンプ5により昇圧されたコントロ
ールオイルが供給されるようになっている。これら噴射
ポンプ4,5は5例えば第3図に示すような2連式のも
のとすることができる。図において噴射ポンプ4のポン
プ本体4(lは周知の構造となっており、プランジャー
402はコントロールラック捧6を出し入れすることに
よってその回転角度位置が調整され、燃料オイルの噴射
量を制御するようになっている。
噴射ポンプ5も同様である。プランジャー402を駆動
するポンプ1駆動部403は共用となっており、プラン
ジャー駆動部材404は、ローラ405を介して、図示
されていないクランクシャフトに関連して回転されるカ
ムにより、上下に往復動されるようになっている。した
がって、噴射ポンプ4.5の吐出口406,407から
は、コン!−ロールラック捧6,7の位置に応じた量の
燃料オイルとコントロールオイルが、それぞれ所定の圧
力に圧縮され、ディーゼルエンジンのピストン位置に対
応して定められた噴射タイミングに合わせて、燃料噴射
弁2に吐出されるようになっている。
なお、燃料噴射弁2は上記構成のものに限られるもので
はなく、ガス噴射弁とオイル噴射弁をそれぞれ独立に設
けてもよく、また燃料オイルまたは燃料ガス噴射量制御
手段としての噴射ポンプ4゜5にあっても、ガス噴射弁
またはオイル噴射弁の構成に対応させて噴射タイミング
と噴射量を制御可能なものであればよい。
次に、本発明の特徴部分にかかる制御装置本体の構成に
ついて詳しく説明する。
本実施例制御装置においては、燃料供給条件の変動に対
応させるため、燃料オイルと燃料ガスの燃料配分モード
を、第1表に示すように、3つの基本モード、すなわち
オイル専焼モートIとガス定量モード■とオイル定量モ
ード■とに区分している。オイル専焼モード■は、燃料
オイルだけで運転するモードであり、例えば燃料ガスが
得られない場合や、起動時に対応させたものである。
ガス定量モード■は、ガス噴射量Qaを一定量αGとし
、回転数または負荷に応してオイル噴射燃料ガス供給量
が制御され、燃料オイルが十分に得られるような場合に
対応させたものである。オイル定量モード■は、ガス定
量モード■と逆の場合であり、オイル噴射量Q0を一定
量α。とじ、ガス噴射量Qaを可変制御する運転モード
である。
なお、ガス専焼モードは前述したように着火用として一
定量の燃料オイル(パイロット燃料)が必要であるから
、実質的にオイル定量モード■の一態様になる。
ここで、第1図にもどり本実施例の構成を基本動作とと
もに説明する。速度制御手段としてのガバナ101には
、スピードコントローラ102から目標回転数Noが入
力されるとともに、ディーゼルエンジンのクランク軸に
係合された回転数検出器の出力41111103を介し
て検出回転数Nが入力されている。ガバナ101は負荷
変動などにより変動する検出回転数Nと目標回転数No
との偏差ΔNに応じて、ガバナ出力軸104の回転角度
位置を増減制御し、偏差ΔNが零のときは、そのときの
角度位置を保持するようになっている。また。
ガバナ出力軸104は図示契印の回転方向を燃料増方向
として設定されている。したがって、このガバナ出力軸
104の角度位置は総燃料要求量Qに相当し、アーム1
05、スプリングロッド106、アーム107を介して
燃料温!1sIi111108 (1)回転角度を制御
するようになっている。また燃料調整軸108は、手動
の操作ハンドル100によっても回転角度位置が調整で
きるようになっている。
この燃料調整軸108は、ストップ機構109を介して
バランスロッド120の中央部に回転自由に設けられた
支点120aに係合されており、支点120aは燃料調
整軸108の回転に応じて図示矢印118方向、すなわ
ちバランスロッド120の軸に直行する水平方向に変位
制御されるようになっている。
スリップ機構109は、第4図に示すように、燃料温[
1lilI1108の端部に固定されたアーム110と
、この燃料調整軸108と同軸に位置させて回転自由に
設けられた軸112に固定されたアーム113と、この
アーム113に当接させてアーム1−10の先端部に取
り付けれた案内板111と、この案内板111の先端部
に穿設された貫通孔に挿通させてアーム113に固定さ
れたバネ受体114と、このバネ受体114を介してア
ーム113を案内板111に押接するバネ115とから
形成されている。また、アーム113には、アーム11
3と案内板111とが所定寸法以上能れたことを検出す
るため、リミットスイッチなどが適用されてなるスリッ
プ検出器116が設けられている。したがって、燃料調
整軸108が図示矢印117の燃料増方向に回転される
と、案内板111によってアーム113が同一方向に回
転され、支点120aを図において左方に変位させる。
逆に燃料調整軸108が燃料減方向に回転されるとアー
ム113は案内板111の動きに合わせて逆回転され、
支点120aを図において右方に変位させる。この燃料
減動作のとき、何らかの理由によってバランスロッドL
20の動きが拘束されると、レバー113は案内板11
1の動きに追従できず、案内板111はバネ115を圧
縮してレバー113から離れ、燃料調整軸108とバラ
ンスロッド120の関連動作がスリップすることになる
。このような状態になると、総燃料要求量0以上の燃料
がディーゼルエンジンに供給されたままとなるので、過
速度などの異常を引き起すこと′になる。そこで上記ス
リップをスリップ検出器116によって検出し、この検
出4B号に基づいて後述するような安定運転を維持でき
る制御に切換えるようにしている。
さて、燃料配分手段はバランスロッド120と、このバ
ランスロッド120の両端にそれぞれ関節t(1121
,122を介して連結されたオイル斌調整ロッド123
とガス量調整ロッド124とポジショナ125,126
を含んで形成されている。
それらのロッド123と124は平行にかつ長手軸方向
に摺動自由に設けられ、一旦はそれぞれポジショナ12
5,126の駆動レバー127゜128にピンを介して
連結されている。そして、ロット123,124の軸方
向位置は、このポジショナ125,126によって定量
設定値α。またはα。に対応した位置に拘束したり、あ
るいは摺動自由にすることが可能となっている。したが
って、支点120aに加えられた変位量はロッド123
または124の拘束条件に応して、それらロッド123
または124の軸方向の変位量に配分され、後述するよ
うに燃料量の配分制御がなされるようになっている。
一方、これらのロッド123,124の他端は、スプリ
ングロット129,130と、回転自由に軸支されてい
るレバー1.31,132と、レバー133.134を
介して、それぞれ燃料オイル量調整輔135と燃料ガス
量調整軸136に連結されており、さらにこれら調整l
i+111135,136に固定されたアーム137,
138を介して、燃料噴射ポンプ4のコントロールラッ
ク棒6と、コントロールオイル噴射ポンプ5のコントロ
ールラック棒7に連結されている。したがって、コント
ロールラック棒6,7はロッド123,124の軸方向
変位量に比例して出し入れ制御されるようになっている
。これによって、燃料オイル噴射ポンプ4からオイル量
調整ロッド123の軸方向位置に応じた量の燃料オイル
が、コントロールオイル噴射ポンプ5からガス量調整ロ
ッド124の軸方向位置に応じた量のコントロールオイ
ルが、それぞれ燃料噴射弁2に供給され、燃料噴射弁2
からはそれらロット123,124の軸方向位置に応じ
た量の燃料オイルと燃料ガスが燃焼室3に噴射されるこ
とになる。
定量設定手段は燃料オイルまたは燃料ガスの定量設定値
α。またはα。を設定する定量設定器151と、その操
作ダイヤル152を含んで形成されている。
定量設定器151は、可変圧力調整弁であり、圧力調整
体をダイアル152に連動されたカムによって出し入れ
することにより、ダイアルの定量設定値に応じて2次圧
を0〜100%(対1次圧)の範囲で連続的に設定する
ことができるようになっている。この定量設定器151
により設定された圧力の空気はポジショナ125,12
6のパイロット圧としてパイロットシリンダに供給され
ている。
ポジショナ125,126は、第5図に示すよ502か
らなり、パイロットシリンダ501のシリンダ室503
には上記パイロット圧が、主シリンダ502のシリンダ
室504には弁部505を介して作動空気圧が供給され
るようになっている。
弁押捧506はパイロットピストン507がパイロット
圧に応じた量だけ図示右方に移動されると、弁部505
が開かれて、作動空気圧がシリンダ室504に供給され
、主ピストン508が押し出される。そして、弁体50
9が弁押捧506の先端から離れるまで押し出されると
、シリンダ室504の作動空気が弁押捧506の軸心部
に形成された通路510を介して排気ボート511に排
出され、主ピストン508はパイロットピストン507
の移動量だけ押し出される。そして、駆動レバー127
.128を介して燃料配分ロッド123゜124は定量
設定器151により設定された定量値α。、α。たけ第
1図において左方に変位されて保持されるようになって
いる。なお、パイロット圧が零のとき、すなわち主ピス
トン508が最も引き込まれた位置にて、各定量設定値
が0%(α。
またはα。=0%)となるように、またパイコツl−圧
が100%のとき、各定量設定値が100%(α。また
はαa: 100%)となるように設定されている。
モード設定手段は、燃料配分モードr、 n、 utを
設定するモード設定器150と、このモード設定器15
0から出力されるモード指令に応じて動作され、前記ポ
ジショナ125または126に作用させる作動空気圧ま
たはパ・イロノト圧等を切換え制御する切換弁153,
154,155.156157.158,159,16
0と、シャトル弁161を含んで形成されている。
モード設定器)50は切換スイッチ式のものであり、レ
バーを各モードI、H,Hに対応する位置に回転するこ
とによって、オイル専焼モードI、刀ス定斌モード■、
オイル定量モード■を択一的に設定可能となっている。
また、モード設定器150は切換駆動機170によって
オイル専焼モード■に自動的に切換えられるようになっ
ている。
そしてこの切換駆動@170には遅延タイマ171と切
換スイッチ172を介して、スリップ検出器116のス
リップ検出信号と、緊急停止指令が入力されており、こ
れらの信号又は指令が入力されたとき、モード設定器1
50をオイル専焼モード■に切換えるようになっている
。なお、遅延タイマ171にはガス定量モード■とオイ
ル定量モー3 Illのモード指令が入力されており、
オイル専焼モートIからそれらのモード■、■に切換え
られた際に、スリップ検出信号の出力を一定時間遅延さ
せるようにしている。これによって切換え過渡時の制御
不安定動作を防止するようにしている。
また、ガス定量モード■またはオイル定量モード■が選
択された場合、それらのモード指令によって、圧力検出
器162と163を介して切換弁153と154が切換
えられると同時に、ガス定量モードHの場合は切換弁1
55,157,166が切換えられるようになっている
。なお、圧力検出器162,163はそれぞれ燃料ガス
圧力が所定圧(例えば250kg/a(g)以上である
こと。
およびシールオイル圧が所定圧(例えば280kg/ 
ci g )以上であることを検出するものである。
即ち、燃料ガス圧力が十分高いこと、および燃料噴射弁
2の正常動作に必要なシールオイル圧力が十分であるこ
とを、燃料ガスを使用するモード■。
■の運転条件の1つとしているのである。
また、モード■、■のモード指令は燃料ガス圧縮機とシ
ールオイルポンプの運転指令として、それらの起動制御
装置165に入力されており、起動制御装置i¥165
は運転指令が入力されたとき、まずシールオイルポンプ
を起動させ、シールオイル圧が前記の所定圧に達したと
き燃料ガス圧縮機を起動させるようになっている。なお
、ガス噴射弁の構造によってシールオイルが不要の場合
は、シールオイルポンプにかかる自動運転制御は不要で
あり、逆に燃料ガスを使用するモード以外であってもシ
ールオイルを必要とするガス噴射弁の場合は、エンジン
始動時にシールオイルポンプを自動またはマニュアルに
より起動させることになる。
ところで、燃料ガスを使用するモード、すなわちガス定
量モード■とオイル定量モード■にあっては、着火安定
性を確保するため必要最小限のオイル通下限値βをパイ
ロット燃料として噴射しなりればならない。この量βは
ディーゼルエンジレによって異なるが、例えば5%程度
とされている。
本実施例では、燃料オイルの噴射量Q。をβ以上にする
ため、オイル+i調整ロッド123に係止ロッド139
を取り付け、二の係止ロッド139の動きをシリンダス
トッパ140により一方向のみ規制して、オイル址調整
ロッド123がβ未満の位置に変位されないようにして
いる。なお、シリンダストッパ140には切換弁166
.167を介して作動空気圧が供給されており、シリン
ダピストンが最も押し出された位置がオイル量下限値β
%に調整されている。
また、オイル定量モード111 kこおいて、すなわち
負荷または回転数に応じてガス噴射量を可変制御するモ
ードにおいて、燃料ガス使用量の最大値と最小値が制御
される場合がある。最大値が制限される例としては、燃
料ガスとしてLNGタンカーのLNGタンクから自然に
蒸発するLNGガスなどの余剰ガスや、他の装置から発
生される副生ガスを有効利用する場合など゛が挙げられ
、このよう ゛な場合、その最大値は種々の条件によっ
て変動する要素を有しているから、最大値は可変設定で
きるようにしなければならない。一方、最小値が制限さ
れるのは、主としてガス噴射弁の構造や作動特性に起因
するものであり、噴射量を精度よく制御できるガス噴射
量の下限界に応じて定められる。
そこで、第1図実施例では、これらのことに対応させて
、ガス噴射量Qaの上限値HGを設定するガス量上限設
定器141と、下限値LGを設定するガス量下限設定器
142とが設けられている。
ガス量上限設定器141は1図示していない設定器から
入力されるガス量上限値HGに応じて駆動されるパルス
モータ143と、このパルスモータ143により位置が
制御されるストッパ144を有して形成されている。そ
して、ストッパ144をガス量調整ロッド124に取り
付けられた係止ロッド145に対向させた位置に設置し
、係止ロッド145がストッパ144に当接することに
よって、ガス量調整ロッド124の動きを、上記HG以
上に規制するようになっている。また、ガス量上限設定
器141には、係止ロッド145がストッパ144に当
接したことを検知するため、リミットスイッチなどを適
用してなるガス量上限検知器146が設けられており、
この検知器146の動作(オン)信号によって切換弁1
59,160を切換えて、燃料オイルを定量設定値α。
に拘束していたポジショナ125を自由状態にするよう
にしている。つまり総燃料要求量Qの増大に対応させて
燃料オイルの噴射量Q。を可変制御できるようにし、実
質的に上限値Haを定量設定値αGとするガス定量モー
ト■に変更するようになっている。なお、燃料要求量Q
が減少してガス上限検知器146がオフになると、再び
オイル定量モード■に戻されるようになっている。
ガス量下限設定器142は、シリンダストッパが適用さ
れ、このシリンダのピストンの先端に当接可能に係止ロ
ッド147がガス量調整ロット124に取り付けられ、
ピストンが切換弁155゜156を介して供給される作
動空気圧により押し出された位置が、下限値LGに設定
されており、これによってガス量調整ロット124の動
きを下限値LG以上に規制するようになっている。
なお、緊急停止指令は、ディーゼルエンジンまたは関連
装置に異常(過速度、排気温または排気圧異常上昇、燃
料ガス供給系異常等)が発生したとき、ディーゼルエン
ジンを停止させるべく発せられるものである。この指令
が入力されると、切換弁173,174が切換えられて
、シリンダ175.176に作動空気圧が供給される。
これによって燃料オイル量調整軸135と燃料ガス短調
整頓136を介してコントロールラック捧6゜7が零位
置まで引き出され、燃料オイルと燃料ガスの噴射量を零
にして、ディーゼルエンジンを停止させるようになって
いる。また、これと同時に、切換スイッチ172、遅延
タイマ171を介して切換駆動機170が作動され、モ
ード設定器150をオイル専焼モード設定器に切換える
とともに、切換弁167を切換えてシリンダストッパ1
40を零位置に戻すようになっている。
上述した構成を有する第1実施例の動作について、特に
モード設定手段、定量設定手段、燃料噴射量決定手段、
燃料配分手段および燃料噴射制御手段の関連動作につい
て説明する。
まず、燃料の供給条件等に基づいて燃料配分モードを選
択決定し、モード設定器150を操作してオイル専焼モ
ードI、ガス定量モード■またはオイル定量モード■の
いずれかに切換えるのであるが1本実施例にあっても、
一般の大型のディーゼルエンジンを起動する場合と同様
、起動時は例えば圧縮空気をシリンダ内に送って、ある
程度回転を上げてから燃料オイルを噴射して暖気運転を
行い、しかるのも定常の自動運転に移行するようにされ
る。したがって、起動時(または燃料ガスを使用できな
い場合)はオイル専焼モード■が選択される。
オイル専焼モードIに切換えられると、切換弁153を
介して供給される作動空気圧によって切換弁155,1
57が切換えられ、第6図(A)に示すように、ポジシ
ョナ125は自由状態にされ、ポジショナ126は零位
置に拘束される。これによって、ガス量調整ロッド12
4はQa=O位置に拘束されるので、ガバナ101から
出力される総燃料要求量Qに応じて燃料調整軸108が
回転され、さらにスリップ機構109を介して、支点1
20aが変位されると、バランスロッド120は関節継
手122を支点として傾転されることになる。したがっ
て、オイル量調整ロッド123の動きはガバナ101の
動きに比例したものとなり。
燃料オイル噴射ポンプ4から吐出される燃料オイル噴射
量Q。は、総燃料要求thIQに一致して制御される。
次に、定量設定器151にて燃料ガスの定量設定値αG
を設定した後、ガス定量モードHに切換えると、起動制
御装置165にガス圧縮機とシールオイルポンプの自動
運転指令が出されると同時に、切換弁156,158が
切換えられる。
これによって、第6図(B)に示すように、ポジショナ
125は自由状態にされるが、シリンダストッパ140
1こよってオイル短調整ロッド123の動きはβ%位置
を下限として規制される。
そして、燃料ガス圧力とシールオイル圧力が十分高くな
って、それらの圧力検出器163,164が動作(オン
)すると、切換弁153,154が切換ねり、これによ
って切換弁155,157は第1図図示の状態に切換え
られ、ポジショナ126は定量設定器151により設定
されたパイロット圧に応じた位置に、すなわち定量設定
値αGに相当する位置にガス量調整ロッド124を変位
さ仕て拘束する。したがって、オイル量調整ロッド12
3とガス量調整ロッド124は、第6図(B)に示すよ
うに、バランスロッド120の位置にして・零位置(a
)から基準位置(b)に変位され、オイル噴射Q。は8
%異常に、ガス噴射量QaはαGに制御される。そして
、通常、ガス定量モードHに切換えられるとき、ガバナ
101から与えられる総燃料要求fIQはQ≧(α。十
β)となっていることから、バランスロッド120は関
節継手122を支点としてQに応じて傾転される。した
がって、オイル量調整ロッド123の軸方向位置は(Q
−αG)に比例制御され、これによって、第7図(A)
に示すように、コントロールオイル噴射ポンプ5からは
、ガス噴射量αGに対応する量のコントロールオイルが
燃料噴射弁2に吐出され、αGの燃料ガスが燃焼室3に
噴射されるとともに、燃料オイル噴射ポンプ4から(Q
−αG)の燃料オイルが燃料噴射弁2を介して燃焼室3
に噴射される。なお、Q<(α。+β)のときはスリッ
プ機構109が作動し、前述したようにオイル専焼モー
ドIに切換えられる。
次に、定量設定器151にて燃料オイルの定量設定値α
。(ただし、α0≧β)を設定した後、オイル定量モー
ド■に切換えると、起動制御装置165にガス圧縮機と
シールオイルポンプの運転指令が出力されると同時に、
切換弁156 、153は図示の状態に切換えられる。
これによって、第6図(C)に示すように、ポジショナ
126は自由状態にされる。このとき、ガス量下限設定
器142によってによってガス噴射量Qcの下限値り。
が設定されていると、ガス量調整ロッド124の動きは
、第6図(C)に示すように、LGに相当する位置を下
限として規制される。
つづいて、ガス定量モード■の場合と同様に圧力検出器
163,164が作動すると、切換弁153.154が
切換ねり、切換弁156,158が第1図図示の状態に
切換えられ、ポジショナ125は定量設定器151によ
り設定されたパイロット圧に応じた位置、すなわち定量
設定値α。
に相当する位置にオイル量調整ロッド123を変位させ
て拘束する。したがって、オイル量調整ロッド123と
ガス量調整ロッド124は・第6図(C)に示すように
、バランスロッド120の位置にして零位置(a)から
基準位置(C)に変位される・そして通常、オイル定量
モード■に切換えられるときには、ガバナ101から与
えられる総燃料要求量QがQ≧α。どなっているから、
バランスロッド120は関節継手121を支点としてQ
に応じて傾転される。したがって、ガス量調整ロッド1
24の軸方向位置は(Q−α。)に比例して制御される
。なお、Qくα。のときはスリップ機構109が作動し
、前述したようにオイル専焼モードlに切換えられる。
また、ガス量上限設定器141によってガス噴射量Q。
の上限値H,が設定されている場合、総燃料要求量Qが
増大してQ。= (Q−α0)≧HGに達すると、ガス
量上限検知器146が作動してポジショナ125が自由
状態にされ、Qc≧Haの範囲においては実質的にα。
=)(aとするガス定量モ−ド■に切換えられる。そし
て総燃料要求量Qがさらに増大するとバランスロッド1
20は、第6図(D)の示すように関節継手122を支
点として傾転され、これによってオイル量調整ロッド1
23の軸方向位置はQo= (Q  Ha)に比例して
制御される。この状態から総燃料要求量Qが減少すると
、バランスロッド120は両方の調整ロッド123,1
24を燃料減の方向に移動させるが、ガス最上限検知器
146がオフされるのでポジショナ125がオイル量調
整ロッド123をQ、=α。にするように引き戻す。し
たがって。
Q、=α。に達するまでガス量調整ロッド124は上限
値トエ。位置に保持される。そして、そらに総燃料要求
量QがCHG+α。)以下に減少すれば、当初のオイル
定量モード■に復帰して燃料配分制御がなされる。なお
、総燃料要求量Qが(La+α。)以下に減少したとき
は、スリップ機構109が作動してオイル専焼モードI
に切換えられる。
このようにオイル定量モード■においては、第7図(B
)に示すように、LG≦Qa≦HGの範囲のときはオイ
ル噴射ff1Q。=α。、ガス噴射量QG=Q−α。に
制御されることになり、Qa<Laのときはオイル専焼
モートIに切換え、Qa>Haのときは実質的にガス定
量モードにして、ガス噴射量Qaを上限値HGに保持す
るとともに、オイル噴射量Q。を(Q  Ha)に応じ
て制御する。
以上説明したように、本第1実施例によれば。
次に述べるような効果が得られる。
1)即ち、燃料配分モードをオイル専焼モードl、ガス
定量モード■、オイル定量モード■のつの簡潔なモード
に区分していることから、燃料供給条件の変動に対応さ
せたモードを容易に決定することができる。また、モー
ド設定手段によりそれらのモードを択一的に設定すると
ともに。
定量設定手段により定量モードの定量設定値を任意の値
に設定可能としていることから、モード設定操作を極め
て簡単なものとすることができる。
そして、設定されたモードと定量設定値に基づいて、燃
料配分手段により総燃料要求量を自動的に2つの燃料に
配分していることから、2種の燃料の供給条件に対応さ
せて速やかに燃料配分モードを変更することができると
ともに、変更された燃料配分モードに応じて複式燃料デ
ィーゼルエンジンの運転を安定に維持することができる
2)ガス定量モード■又はオイル定量モード■のように
燃料ガスを使用するモードに切換える操作がなされたと
き、モード設定手段から出力されるモード指令によって
、シールオイルポンプを自動運転させ、シールオイル圧
が所定圧力以上になったらガス圧縮機を自動運転させる
ようにしていることから、ガス使用モードに必要な補機
が自動的に起動させることになり、運転操作が簡単化さ
れるとともに、オイル専焼モードIのときはそれら補機
が自動的に停止されるので、省エネルギーなどの効果が
ある。しかも、シールオイル圧と燃料ガス圧が所定圧以
上であることを、ガス使用モードの切換条件としている
ことから、燃料ガス噴射弁の動作および燃料ガス噴射量
制御の信頼性が確保されるという効果がある。なお、燃
料ガス噴射弁の構造によっては、ガス使用モード以外の
場合でもシールオイルを必要とするものがある。この場
合はディーゼルエンジンの起動指令によってシールオイ
ルを自動運転するようにすればよい。
3)定量設定値α。のガス定量モード■にて、可変調整
されているオイル噴射量Q0を、予め設定されているオ
イル量下限値β以上に保持するため、オイル量調整ロッ
ドの動きをストッパにより規制するとともに、総燃料要
求量Qが(αG+β)以下に減少した場合は、スリップ
機構によってガバナ出力軸とオイル短調整ロッドおよび
ガス量調整ロッド間の信号伝達をスリップさせると同時
に、このスリップをスリップ検出器により検出してオイ
ル専焼モード■に切換えている9したがって、燃料ガス
の着火安定性が確保されるとともに、連続して(α。+
β)以下の総燃料要求量Qに追従させて安定な運転制御
を維持できるという効果がある。
4)定量設定値α。のオイル定量モードmにて、可変調
整されている燃料ガスの噴射量Qaを、燃料ガス噴射弁
の制御特性によって定まる下限値T、a以上に保持する
ため、ガス数調整ロッドの動きを下限設定器により規制
するとともに、総燃料要求IfQが(α。+LG)以下
に減少したとき、スリップ機構によってガバナ出力軸と
オイル量調整ロッドおよびガス!i調整ロッド間の信号
伝達をスリップさせると同時に、このスリップをスリッ
プ検出器により検出し、小噴射量領域の噴射量制御特性
に優れたオイル専焼モードIに切換えるようにしている
。したがって、あるガス量下限値り。
以];の小噴射量領域における噴射量制御特性の直線性
が悪い燃料ガス噴射弁を用いても、ガス噴射量Q。がそ
のり。以下になったとき、自動的にオイル専焼モード■
に切換えられるので、総燃料要求−1fQが(α。+L
a)以下の小噴射量領域に減少しても、その変化に追従
させて安定な運転制御を維持することができるという効
果がある。
S)オイル定量モード■にて、可変調整されている燃料
ガス噴射量Qaを可変設定されているガス量上限値H6
以下に保持するため、ガス数調整ロッドの動きを上限設
定器によって規制するとともに、Q、=HGに達したこ
とをガス上限検知器により検知したとき、オイル短調整
ロッドを自由状態にしている。そして、再びQ。<Ha
に減少したときにはオイル短調整ロッドを定量設定値α
。位置しこ拘束するようにしている。即ち、ガス量上限
値Haを基準としてガス噴射量QcがQ a < Ha
のときはモード設定されたオイル定量モード■に保持し
、Qa≧HGのときはガス噴射fitQσをHGに固定
したガス定量モードに自動的に切換えるようにしている
。したがって、燃料ガスの最大噴射量が所定の又は可変
設定される上限値に制限されている場合であっても、全
負荷領域にわたって安定な運転制御を維持することがで
きるという効果がある。
特に、余剰ガスや副生ガスなどのように発生量が変動す
る燃料ガスを有効に利用する場合において効果がある。
6)制御装置の主要部を機械的なリンク機構を用いて実
現していることから、船舶などの機関室のような高温の
雰囲気中にも設置することができる。また、主要部の作
業状態が一見してわかることから、故障などの発見が容
易であり、かつ修理1.1153整などの保守を簡単に
行なうことができるとり)う効果がある。
次に、第8図に示した本発明の第2実施例について説明
する。本第2実施例は、第1実施例のリンク機構に代え
て、コンピュータを適用して実現したものであり、基本
とする燃料配分モードは、第1実施例と同一である。
第8図に示すように、制w装置本体800は、入力回路
801,802.CPU803. メモリ804、出力
回路805,806を含んでなるコンピュータからなっ
ている。入力回路801には、スピードコントローラ8
10から目標回転数NOが、回転数検出器812から検
出回転数Nが、定量設定器813からオイル噴射iQ、
またはガス噴射量Qaの定量設定値α。またはα6が、
オイル1よ下限設定器814からオイル量下限値βが、
オイル量上限設定器815からオイル量上限値ト■。が
、ガス量下限設定器からガス量下限値Laが、ガス量上
限設定器81.7からガス量上限値H,が、燃料噴射弁
2に供給される燃料ガスの圧力を検出する圧力検出器8
19から検出圧力paが、同じくシールオイルの圧力を
検出する圧力検出器818から検出圧力Psが、それぞ
れ入力されており、それらの信号は、入力回路801に
てデジタル信号に変換されたのち、CPU803を介し
てメモリ804に格納されるようになっている。また、
CPU803には、入力回路802を介して、モート設
定器818からオイル専焼モー1−r、ガス定量モード
■、オイル定量モード■のモード指令信号の一つが入力
されている。
CPU803は、これら人力されたデータに基づいて、
第9図〜第12図に示すフローチャートにしたがって、
総燃料噴射量Q、オイル噴射量Q、ll、ガス噴射量Q
Gなどを求め、出力回路805を介してそれぞれ燃料オ
イル噴射ポンプ4とコントロールオイル噴射ポンプ5の
コンl−ロールラック捧6,7に連結されたポジショナ
821 、822に、噴射ff1Q0.Qaをアナログ
信号として出力するようになっている。また、CPU8
03は、出力回路806を介して、ガス圧縮機とシール
オイルポンプの起動制御装置に運転指令を出力するよう
になっている。
なお、CPU803には機関関係の異常検出手段830
から、即ち、掃気圧力検出器831.排気管内圧力・温
度検出器832、ガスもれ検知器833、機関保護袋@
834から、入力回路801又は802を介してそれぞ
れ信号が入力されており、CPU803はこれらの入力
信号に基づき、必要に応じて燃料噴射停止を含む機関の
緊急停止指令を出力するようになっている。
このように構成される第2実施例の制御機能と動作につ
いて、第9図〜第12図に示したフローチャートを参照
しながら説明する。
これらのフローチャートは一連のものであり、本発明の
特徴に係る主要部のみが示されており、所定の制御周期
ごとに実行されるようになっている。ステップ900に
て起動条件が満足され図示していない起動手段等によっ
てディーゼルエンジンが起動されると、まず、ステップ
902にて必要なデータが取り込まれ、つづくステップ
904〜910にて負荷および回転数に応した総燃料要
求量Qが演算される。この演算は目標回転数N。
に相関させて定められている関数f1によって基本燃料
要求MQ。を求めたのち(ステップ9o4)、検出回転
数NとN。どの偏差ΔNを求め(ステップ906)、さ
らにΔNに相関させて定められている関数f2によって
補正燃料量ΔQを求め(ステップ908)、このΔQに
よりQ。を補正して総燃料要求量Qを求める(ステップ
91o)。
次にステップ912に進んで、負荷量が燃料ガスを使用
する運転(以下、ガス運転と称する)が可能であるか否
かを、Qの値が着火安定性を確保できるオイル量下限値
βとガス噴射弁等の制御特性から制限されるガス量下限
値La(Oを含む)の和以上であるか否かにより判断す
る。この判断が否定の場合はガス運転不可能であるがら
、ステップ914に進んでオイル専焼モードIとし、オ
イル噴射量Q。をQ、燃料ガス噴射fQcを○に決定し
、ステップ916に進んでそれらの決定値Qo+QGを
ポジショナ821,822に出力してリターンする。
このポジショナ821,822は、例えばピストンシリ
ンダなどのような直線運動をするアクチュエータが適用
可能であり、それぞれQ。+Qaに応じてコントロール
ラック捧6,7の位置を出し入れ制御するように、フィ
ードバック機能を具えた位置制御手段からなっている。
したがって、第1実施例と同様に、燃料オイル噴射ポン
プ4とコンI〜ロールオイル噴射ポンプ5によって、上
記Q。、QG(ただし、この場合は0)に制御された燃
料オイルと燃料ガスが燃料噴射弁2から燃焼室3内に噴
射されることになる。
一方、ステップ912におけるガス運転可否の判断がq
定であれば、ステップ920に移行して、モード設定器
820により設定入力されたモード指令を取り込み、モ
ード指令がx、n、mのいずれであるかを判断し、モー
ドIであればステップ9]−4に進んで、前述した処理
手順によりオイル専焼モード設定器とする。
ステップ920の判断が■またはDIの場合は、第10
図に示したステップ924〜930において・ガス運転
に必要な補機の自動運転およびそれらの起動完了を確認
する。すなわち、シールオイルポンプの起動制御装置に
自動運転指令を出力したのち(ステップ924)、シー
ルオイル圧Psが所定圧P So(例えば、280kg
/cigに設定されメモリ804に格納されている。)
以−にになるのを待つ(ステップ925,926)。そ
してPs≧Psoになったら、ガス圧縮機の起動制御装
置に自動運転指令を出力したのち(ステップ928)、
燃料ガス圧PGが所定圧P。。(例えば、250kgc
igに設定されメモリ804に格納されている。)以上
になるのを待つ(ステップ929,930)。
そして、PG≧PGaに達したらステップ932に進ん
で、第11図のステップ934に、オイル定量モード■
であれば、第12図のステップ950に移行する。
ガス定量モードHの場合は、第11図に示すように、ス
テップ934にて総燃料要求量Qが燃料ガスの定量設定
値α。とオイル量下限値βの和以上であるか否かにより
、ガス定量モード■の運転が可能か否かを判断する。
この判断が前走判断であればステップ936に移行し、
ガス定量モードHに基づいてガス噴射量Qcを定量設定
値α。に定め、オイル噴射量Q。をQ−αGとして求め
る。そしてステップ938に進んで、オイル噴射量Q。
がその上限値H0以下か否か判断し、肯定判断であれば
燃料オイルの噴射iQ、を可変調整できることから、ス
テップ940に進んで、ステップ936で計算したQ。
+Qcに配分決定し、ステップ948にてそれらの決定
値Q。+ Qaをポジショナ821,822に出力して
リターンする。
一方、ステップ938の判断が否定判断であればステッ
プ942に移行し、ここにおいてオイル噴射iQ。をそ
の上限値H1に保持するオイル定量モート■に変更し、
これに基づいてガス噴射量Q。をQ  Haに決定した
後、ステップ948に進んでそれらの決定値を出力する
また、ステップ934における判断が否定判断のときは
ステップ944に移行し、オイル噴射量Q、をその下限
値βに保持するオイル定量モード■にモード変更し、こ
のモードに従ってガス噴射量QaをQ−βに決定した後
、ステップ948に進んでそれらの決定値を出力する。
このようにして、ガス定量モード■が選択された場合で
あっても、負荷および燃料使用量などの条件に応じて、
第13図(A)、CB)に示すように、自動的にモード
r、n、mが選択され、全負荷範囲にわたって安定な運
転制御が維持される。なお。
同図(A)はβのみが設定されている例を、同図(B)
はβ、 Ho、 LG、 HGが全て設定されている例
を示す。
オイル定量モード■の場合は、第12図に示すステップ
950に移行し、ここで前記ステップ910で求めた総
燃料要求iQの値が、燃料オイルの定量設定値α。と燃
料ガスの下限値LGの和以上か否かにより、現状にてオ
イル定量モード■によるガス運転が可能か否かを判断す
る。この判断が肯定ならばステップ952に移行して、
指定モード■に従ってオイル噴射量Q0を定量設定値α
に定め、ガス噴射fit Q aをQ−α。として求め
る。
つづいてステップ954に進み、求めたQa=(Q−α
。)がガス量の上限値H6未満か否かにより、指定モー
ドのオイル定量モード■による運転が可能か否かを判断
する。この判断が肯定のときはステップ956に進んで
、ステップ952で求めたQ。+Qcに配分決定し、ス
テップ960にてそれらの決定値をポジショナ821,
822に出力する。一方、ステップ954の判断が否定
のときは、それ以上ガス噴射量Qaを増大できないこと
から、ステップ958に進んでQaをその上限値HGに
保持するガス定量モードHにモード変更し、このモード
に従ってオイル噴射量Q。をQ  Haに決定した後、
ステップ960にてそれらの決定値をポジショナ821
,822に出力してリターンする。
また、ステップ950の判断が否定のときはステップ9
62に移行し、ガス噴射量QGをその下限値LGに保持
するガス定量モードHに変更し、このモードに従ってオ
イル噴射量Q。をQ−L、に決定した後、ステップ96
0に進んでそれらの決定値を出力する。  。
このように、オイル定量モード■が選択設定された場合
であっても、負荷および燃料使用量などの条件に応じて
、第13図(C)、(D)に示したように、自動的にモ
ードI、n、IIIが選択され、全負荷範囲にわたって
安定な運転・制御が維持される。第13図(C)はβの
みが設定されている例を。
同図(D)はβ、 Ho 、 LG、 HGの全てが設
定されている例を示している。
なお、ガス運転に拘らずオイル専焼モードIにおいても
燃料噴射弁2のシールオイルが必要な場合には、第10
図に示したステップ924−926は第9図のステップ
900よりも前のステップに組み込まれることになる。
以上説明したように、本第2実施例によれば、前記第1
実施例の1)、2)、3)、4)、5)と同一の効果が
得られる他、定量設定値、上下限値などの設定およびそ
の操作が極めて簡単に行えることから、燃料の供給条件
変動に対応させて自由度の高い燃料配分パターンを設定
、制御することができるという効果がある。また、第1
実施例に比較して、モード設定手段、定量設定手段、燃
料配分手段を簡単な構成のものとすることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、設定された定量
モードと定量設定値に基づいて、与えられる総燃料要求
量を2つの燃料に配分するとともに、可変調整される燃
料の噴射量が予め設定された上限値以上のときは、その
燃料の噴射量を上限値に保持する定量モードに変更して
再配分するようにしていることから、2種の燃料の供給
条件変動および最大使用量制限に対応させて、速やかに
燃料配分モードを変更することができ、かつその燃料配
分モードに基づいてディーゼルエンジンの安定運転を維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の全体構成図、第2図は第
1実施例の燃料噴射弁の断面図、第3図は第1実施例の
燃料オイル噴射ポンプとコントロールオイル噴射ポンプ
の一例の断面図、第4図は第1実施例のスリップ機構の
拡大斜視図、第5図は第1実施例のポジショナ−の詳細
断面図、第(3図(A)〜(D)は第1実施例の燃料配
分手段の動作説明図、第7図(A)、(B)は第1実施
例の動作を説明する線図、第8図は本発明の第2実施例
の全体ブロック構成図、第9図〜第12図は第2実施例
の主要制御手順を示すフローチャート、第13図(A)
〜(D)は第2実施例の動作を説明する線図である。 2・・・燃料噴射弁、4・・・燃料オイル噴射弁、5・
・コントロールオイル噴射弁、101・・・ガバナ、1
08・・・燃料調整捧、109・・・スリップ機構、1
16・・・スリップ検出器、120・・・バランスロッ
ド、121,122・・・関節継手、123・・・オイ
ル量調整ロット、124・・・ガス量調整ロッド、12
5゜126・・・ポジショナ、139・・・係止ロッド
、140・・・シリンダストッパ、141・・・ガス量
上限設定器、142・・・ガス量下限設定器、146・
・・ガス量上限検知器、150・・・モード設定器、1
51・・・定量設定器、162,163・・・圧力検出
器、170・・・切換駆動機、800・・・制御装置本
体、818・・・シールオイル圧力検出器、819・・
・燃料ガス圧力検出器、813・・・定量設定器、81
4・・・オイル量下限設定器、815・・・オイル量上
限設定器、816・・・ガス量下限設定器、817・・
・ガス量下限設定器、820・・・モード設定器、82
1,822・・・ポジショナ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ガス噴射量またはオイル噴射量の一方を定量と
    し他方を負荷に応じて可変調整する2つの定量モードを
    含む燃料配分モードを択一的に設定するモード設定手段
    と、 定量モードの定量設定値を設定する定量設定手段と、 ガス噴射量とオイル噴射量の少なくとも一方の上限値を
    それぞれ設定する上限値設定手段と、モード設定手段に
    より設定されたモードと前記定量設定値に基づいて、与
    えられる総燃料要求量をガス噴射量とオイル噴射量に配
    分するとともに、可変調整される燃料の噴射量が前記上
    限値以上のときは、その燃料の噴射量を上限値に保持す
    る定量モードに変更して再配分する燃料配分手段と、こ
    の配分されたガス噴射量とオイル噴射量に応じて燃焼室
    に噴射する各燃料量を制御する燃料噴射量制御手段と、 を有することを特徴とする複式燃料ディーゼルエンジン
    の制御装置。
JP60199025A 1985-04-15 1985-09-09 複式燃料デイ−ゼルエンジンの制御装置 Pending JPS6258030A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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