JPS6257526B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6257526B2 JPS6257526B2 JP56147078A JP14707881A JPS6257526B2 JP S6257526 B2 JPS6257526 B2 JP S6257526B2 JP 56147078 A JP56147078 A JP 56147078A JP 14707881 A JP14707881 A JP 14707881A JP S6257526 B2 JPS6257526 B2 JP S6257526B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- valve
- pto clutch
- oil
- valve chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/28—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or type of power take-off
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、トラクタの如き移動農機に設けら
れている作動動力取出のためのPTOクラツチの
作動を制御する作動油圧制御装置に関するもので
あり、特に、従来の圧力油の油圧上昇を緩やかに
した作動油圧制御装置をPTOクラツチに採用す
るために改良されたPTOクラツチの作動油圧制
御装置に関するものである。
れている作動動力取出のためのPTOクラツチの
作動を制御する作動油圧制御装置に関するもので
あり、特に、従来の圧力油の油圧上昇を緩やかに
した作動油圧制御装置をPTOクラツチに採用す
るために改良されたPTOクラツチの作動油圧制
御装置に関するものである。
移動農機に連結している作業機の作業部を駆動
するにあたつては、作業機がロータリの場合には
PTOクラツチの接続の際にいわゆる半クラツチ
状態とならないように圧力油を1時にそのクラツ
チシリンダに供給するのが望ましいのであるが、
例えば、モアの如く作業部の慣性の大きい作業機
の場合には、半クラツチの状態をしばらく保つよ
うにPTOクラツチを徐々に接続するのが望まし
いのであつて、かかる配慮をせずにPTOクラツ
チを瞬時に接続すると作業部の大きな慣性のため
に大きな衝撃力が動力伝達系統に作用して、安全
ピンが切れてしまう等の問題がある。
するにあたつては、作業機がロータリの場合には
PTOクラツチの接続の際にいわゆる半クラツチ
状態とならないように圧力油を1時にそのクラツ
チシリンダに供給するのが望ましいのであるが、
例えば、モアの如く作業部の慣性の大きい作業機
の場合には、半クラツチの状態をしばらく保つよ
うにPTOクラツチを徐々に接続するのが望まし
いのであつて、かかる配慮をせずにPTOクラツ
チを瞬時に接続すると作業部の大きな慣性のため
に大きな衝撃力が動力伝達系統に作用して、安全
ピンが切れてしまう等の問題がある。
而して、移動車輌の油圧クラツチの圧力油の上
昇を緩やかにする装置は特開昭53−78527号公報
によつて知られている。そこで、従来公知の前記
技術的思想を上位概念とし、PTOクラツチに適
用するために解決せらるべき技術的問題点が生じ
てくるのであるが、この発明は、この問題点に鑑
み、之を解決せんとして提案せられたものであ
り、PTOクラツチシリンダに供給する作動圧力
油を昇圧コントロール弁の戻し側の弁室と絞りを
有する戻し阻止側の弁室に、夫々導入することに
より、上記圧力油の油圧上昇に伴つて戻し側の弁
室の圧力油をタンクに戻し、或は、この戻し動作
を停止するように交互に、これらの動作が繰返さ
れるようにこの昇圧コントロール弁を形成すると
共に、上記PTOクラツチシリンダ内の圧力が設
定値に到達するまでの間は上記の戻し阻止側の弁
室の圧力油を逃がすよう形成した1時逃がし弁を
併設した作動油圧制御装置において、上記PTO
クラツチシリンダはミツシヨンケース内に収容さ
れ、該ミツシヨンケースの側部には開口が設けら
れ、且つ、この開口部を蓋装するためのチエンジ
カバーに前記昇圧コントロール弁と1時逃がし弁
とを内装形成した1の制御弁体を着脱自在に装着
すると共に、上記チエンジカバー及び、PTOク
ラツチシリンダを支承するミツシヨンケースの壁
側には油路が形成され、該チエンジカバーをミツ
シヨンケースに取付けると、前記双方の油路が接
続されて昇圧制御回路が構成されるように形成し
たことを特徴とするPTOクラツチの作動油圧制
御装置を提供せんとするものである。
昇を緩やかにする装置は特開昭53−78527号公報
によつて知られている。そこで、従来公知の前記
技術的思想を上位概念とし、PTOクラツチに適
用するために解決せらるべき技術的問題点が生じ
てくるのであるが、この発明は、この問題点に鑑
み、之を解決せんとして提案せられたものであ
り、PTOクラツチシリンダに供給する作動圧力
油を昇圧コントロール弁の戻し側の弁室と絞りを
有する戻し阻止側の弁室に、夫々導入することに
より、上記圧力油の油圧上昇に伴つて戻し側の弁
室の圧力油をタンクに戻し、或は、この戻し動作
を停止するように交互に、これらの動作が繰返さ
れるようにこの昇圧コントロール弁を形成すると
共に、上記PTOクラツチシリンダ内の圧力が設
定値に到達するまでの間は上記の戻し阻止側の弁
室の圧力油を逃がすよう形成した1時逃がし弁を
併設した作動油圧制御装置において、上記PTO
クラツチシリンダはミツシヨンケース内に収容さ
れ、該ミツシヨンケースの側部には開口が設けら
れ、且つ、この開口部を蓋装するためのチエンジ
カバーに前記昇圧コントロール弁と1時逃がし弁
とを内装形成した1の制御弁体を着脱自在に装着
すると共に、上記チエンジカバー及び、PTOク
ラツチシリンダを支承するミツシヨンケースの壁
側には油路が形成され、該チエンジカバーをミツ
シヨンケースに取付けると、前記双方の油路が接
続されて昇圧制御回路が構成されるように形成し
たことを特徴とするPTOクラツチの作動油圧制
御装置を提供せんとするものである。
以下、この発明の一実施例を別紙添付図面に従
つて詳述する。尚、説明の都合上、従来公知に属
する構成も同時に説明する。第1図に示すよう
に、ポンプ1の圧力油は設定圧力を越えるときに
タンク2に戻すようにしたリリーフ弁3を介して
PTOクラツチ切替弁4に連通し、このPTOクラ
ツチ切替弁4の切替操作によつてタンク2に圧力
油を戻したり、或いは、PTOクラツチシリンダ
5へ絞り6を介して圧力油を供給するように設け
ている。そして、絞り6とPTOクラツチシリン
ダ5との間に昇圧コントロール弁7を接続し、こ
の昇圧コントロール弁7は絞り6から油路8を経
て流入する圧力油を油路9からタンク2へ圧力油
を戻す戻しポート10と、タンク2への戻しを阻
止する塞ぎ部11とを備え、前記の絞り6からの
圧力油を弁体12の戻り側の弁室13及び絞り1
4を介して戻り阻止側の弁室15夫々に供給し、
ばね16によつて弁体12が弁室13の方向へ押
動されて上記圧力油の作用を助けるように附勢す
る。そして、この他方の弁室15に供給される圧
力油は1時逃がし弁17にも供給するように設
け、ストツパ18に当接するまでばね19に抗し
てこの1時逃がし弁17の弁棒20が圧力油によ
つて押動されるように形成して、このストツパ1
8の位置を調節ねじ21にて移動調節できるよう
に構成している。
つて詳述する。尚、説明の都合上、従来公知に属
する構成も同時に説明する。第1図に示すよう
に、ポンプ1の圧力油は設定圧力を越えるときに
タンク2に戻すようにしたリリーフ弁3を介して
PTOクラツチ切替弁4に連通し、このPTOクラ
ツチ切替弁4の切替操作によつてタンク2に圧力
油を戻したり、或いは、PTOクラツチシリンダ
5へ絞り6を介して圧力油を供給するように設け
ている。そして、絞り6とPTOクラツチシリン
ダ5との間に昇圧コントロール弁7を接続し、こ
の昇圧コントロール弁7は絞り6から油路8を経
て流入する圧力油を油路9からタンク2へ圧力油
を戻す戻しポート10と、タンク2への戻しを阻
止する塞ぎ部11とを備え、前記の絞り6からの
圧力油を弁体12の戻り側の弁室13及び絞り1
4を介して戻り阻止側の弁室15夫々に供給し、
ばね16によつて弁体12が弁室13の方向へ押
動されて上記圧力油の作用を助けるように附勢す
る。そして、この他方の弁室15に供給される圧
力油は1時逃がし弁17にも供給するように設
け、ストツパ18に当接するまでばね19に抗し
てこの1時逃がし弁17の弁棒20が圧力油によ
つて押動されるように形成して、このストツパ1
8の位置を調節ねじ21にて移動調節できるよう
に構成している。
そして、PTOクラツチを接続するにあたつて
PTOクラツチ切替弁4を第1図のように昇圧コ
ントロール弁7へリリーフ弁3からの圧力油が供
給されるクラツチ接続位置に切換えれば、絞り6
を通つた圧力油は昇圧コントロール弁7の戻り側
の弁室13に供給されると同時に絞り14を通つ
て戻り阻止弁の弁室15及び1時逃がし弁17の
弁室22にも夫々供給されるが、絞り14を経由
するので弁室15及び22への圧力油の流入量が
少なくなつて弁体12は弁室15の方へ移動し、
このため戻しポート10は油路9に開口すること
になつてポンプ1からの圧力油の殆んどはタンク
2へ戻つてしまうのでPTOクラツチシリンダ5
には圧力油がわづかに供給されることになる。そ
して、しばらくすると、弁室15内に圧力油が充
満してばね16に附勢されて弁体12は、弁室1
3の方に押し戻されるので戻しポート10は油路
9から外れて塞ぎ部11が油路9と弁室13との
連絡を断つことになり、ポンプ1の圧力油はタン
ク2には戻らずに、主としてPTOクラツチシリ
ンダ5に供給されて一部は絞り14を経て弁室1
5にも供給されるのでPTOクラツチシリンダ5
内の油圧は上昇することになる。そして、この上
昇しつつある油圧と同圧の圧力油は弁室13にも
同時に作用するので、絞り14にて絞られて供給
される弁室15内の圧力よりもこの弁室13の圧
力は大きくなり、このため弁体12は弁室15の
方に押動されて戻しポート10が油路9に開口し
て弁室13の圧力は急速に低下し始める。そうす
ると弁室15の圧力とばね16によつて再び弁体
12が弁室13の方に押し戻されるので、タンク
2への戻り油は阻止されてPTOクラツチシリン
ダ5内の圧力油の圧力は上昇することになり、こ
のようにして弁体12の小刻みな左右移動によつ
てポンプ1からの圧力油の一部をタンク2に逃が
したり、或いはPTOクラツチシリンダ5内に供
給しながらPTOクラツチシリンダ5の圧力は第
3図の圧力上昇図の実線の圧力曲線F1の範囲R1
で示すように緩かに上昇することになる。
PTOクラツチ切替弁4を第1図のように昇圧コ
ントロール弁7へリリーフ弁3からの圧力油が供
給されるクラツチ接続位置に切換えれば、絞り6
を通つた圧力油は昇圧コントロール弁7の戻り側
の弁室13に供給されると同時に絞り14を通つ
て戻り阻止弁の弁室15及び1時逃がし弁17の
弁室22にも夫々供給されるが、絞り14を経由
するので弁室15及び22への圧力油の流入量が
少なくなつて弁体12は弁室15の方へ移動し、
このため戻しポート10は油路9に開口すること
になつてポンプ1からの圧力油の殆んどはタンク
2へ戻つてしまうのでPTOクラツチシリンダ5
には圧力油がわづかに供給されることになる。そ
して、しばらくすると、弁室15内に圧力油が充
満してばね16に附勢されて弁体12は、弁室1
3の方に押し戻されるので戻しポート10は油路
9から外れて塞ぎ部11が油路9と弁室13との
連絡を断つことになり、ポンプ1の圧力油はタン
ク2には戻らずに、主としてPTOクラツチシリ
ンダ5に供給されて一部は絞り14を経て弁室1
5にも供給されるのでPTOクラツチシリンダ5
内の油圧は上昇することになる。そして、この上
昇しつつある油圧と同圧の圧力油は弁室13にも
同時に作用するので、絞り14にて絞られて供給
される弁室15内の圧力よりもこの弁室13の圧
力は大きくなり、このため弁体12は弁室15の
方に押動されて戻しポート10が油路9に開口し
て弁室13の圧力は急速に低下し始める。そうす
ると弁室15の圧力とばね16によつて再び弁体
12が弁室13の方に押し戻されるので、タンク
2への戻り油は阻止されてPTOクラツチシリン
ダ5内の圧力油の圧力は上昇することになり、こ
のようにして弁体12の小刻みな左右移動によつ
てポンプ1からの圧力油の一部をタンク2に逃が
したり、或いはPTOクラツチシリンダ5内に供
給しながらPTOクラツチシリンダ5の圧力は第
3図の圧力上昇図の実線の圧力曲線F1の範囲R1
で示すように緩かに上昇することになる。
そしてこの圧力上昇の際に、弁室15内に供給
される圧力油の一部は1時逃がし弁17の弁室2
2に逃げることになるので弁体12を弁室13の
方へ移動する力は弱くなつて弁室13内の圧力油
がタンク2に戻つている時間は長くなり、このた
め、PTOクラツチシリンダ5内の油圧上昇率は
上述の範囲R1のように緩かとなるのである。そ
して、1時逃がし弁17の弁棒20がストツパ1
8に当接するとPTOクラツチシリンダ5内の油
圧は第3図の圧力P1に到達し、以後は弁室22に
は圧力油が逃げないので、弁体12を弁室13の
方へ押動する力は大きくなつてこのため、PTO
クラツチシリンダ5内の圧力上昇率は第3図の範
囲R2のように大きくなる。そして、PTOクラツ
チシリンダ5内の圧力がリリーフ弁3にて設定さ
れている所定の圧力P2に到達すると、リリーフ弁
3はポンプ1の圧力油をタンク2に戻すことにな
つて、以後は所定の圧力が保持されるのであり、
第4図には上述の圧力上昇経過に対応するPTO
シヤフトの回転速度の立上り状態を回転速度曲線
S1で示したとおり、範囲R1では緩やかに、又、
範囲R2ではその立上りがやや急となるものであ
る。
される圧力油の一部は1時逃がし弁17の弁室2
2に逃げることになるので弁体12を弁室13の
方へ移動する力は弱くなつて弁室13内の圧力油
がタンク2に戻つている時間は長くなり、このた
め、PTOクラツチシリンダ5内の油圧上昇率は
上述の範囲R1のように緩かとなるのである。そ
して、1時逃がし弁17の弁棒20がストツパ1
8に当接するとPTOクラツチシリンダ5内の油
圧は第3図の圧力P1に到達し、以後は弁室22に
は圧力油が逃げないので、弁体12を弁室13の
方へ押動する力は大きくなつてこのため、PTO
クラツチシリンダ5内の圧力上昇率は第3図の範
囲R2のように大きくなる。そして、PTOクラツ
チシリンダ5内の圧力がリリーフ弁3にて設定さ
れている所定の圧力P2に到達すると、リリーフ弁
3はポンプ1の圧力油をタンク2に戻すことにな
つて、以後は所定の圧力が保持されるのであり、
第4図には上述の圧力上昇経過に対応するPTO
シヤフトの回転速度の立上り状態を回転速度曲線
S1で示したとおり、範囲R1では緩やかに、又、
範囲R2ではその立上りがやや急となるものであ
る。
そして以上の構成において、この昇圧コントロ
ール弁7と1時逃がし弁17とを第2図のように
一個の制御弁体23に内装形成し、ミツシヨンケ
ース24の外側部に取付けられているPTOクラ
ツチ切替弁4(第2図には図示を省略)を制御弁
体23を介してPTOクラツチシリンダ5に連通
し、このミツシヨンケース24に設けられている
油路25に制御弁体23の油路8をのぞませてこ
の制御弁体23を取付けるものであつて、図示例
では制御弁体23の油路8の外周部をテーパー状
の取付ねじ26に形成し、変速操作レバー27を
支承しているチエンジカバー28に油路29とこ
の油路29に連通するテーパー状のめねじ30と
を設け、このチエンジカバー28をミツシヨンケ
ース24に取付けたとき、チエンジカバー28の
油路29がミツシヨンケース24の油路25に連
通するように構成している。又、第1図のよう
に、ポンプ1の圧力油はコントロールバルブ31
を介してリフト機構32のシリンダ33にも供給
されている。したがつて、PTOクラツチ切替弁
4をクラツチ接続位置に切替えたときは、昇圧コ
ントロール弁7の弁体12が左右に小刻みに移動
してポンプ1の圧力油をタンク2に逃がす動作、
或いはPTOクラツチシリンダ5内に供給する動
作を交互に繰返すので、PTOクラツチシリンダ
5内の圧力上昇はタンク2への逃がし動作によつ
て緩やかとなるものである。そして、この逃がし
動作を中断させるために弁室15に供給される圧
力油は、1時逃がし弁17の弁室22に逃がされ
るのでこの1時逃がし弁17の作用が継続してい
る間は、PTOクラツチシリンダ5内の圧力上昇
は一そう緩かとなるものであつて、第3図にかか
る昇圧コントロール弁7と1時逃がし弁17を備
えていない従来の制御装置を使用したPTOクラ
ツチシリンダ5内の圧力上昇を示した点線の圧力
曲線F2と比べれば、この発明装置を使用したと
きの圧力曲線F1で示すとおりとなるのであつ
て、このPTOクラツチシリンダ5のクラツチピ
ストンにて回転力を伝達されるPTOシヤフトの
回転速度は、第4図に示す従来の制御装置による
回転速度曲線S2に比べてこの発明装置使用の回転
速度曲線S1は緩やかな立上りを示しているのであ
る。
ール弁7と1時逃がし弁17とを第2図のように
一個の制御弁体23に内装形成し、ミツシヨンケ
ース24の外側部に取付けられているPTOクラ
ツチ切替弁4(第2図には図示を省略)を制御弁
体23を介してPTOクラツチシリンダ5に連通
し、このミツシヨンケース24に設けられている
油路25に制御弁体23の油路8をのぞませてこ
の制御弁体23を取付けるものであつて、図示例
では制御弁体23の油路8の外周部をテーパー状
の取付ねじ26に形成し、変速操作レバー27を
支承しているチエンジカバー28に油路29とこ
の油路29に連通するテーパー状のめねじ30と
を設け、このチエンジカバー28をミツシヨンケ
ース24に取付けたとき、チエンジカバー28の
油路29がミツシヨンケース24の油路25に連
通するように構成している。又、第1図のよう
に、ポンプ1の圧力油はコントロールバルブ31
を介してリフト機構32のシリンダ33にも供給
されている。したがつて、PTOクラツチ切替弁
4をクラツチ接続位置に切替えたときは、昇圧コ
ントロール弁7の弁体12が左右に小刻みに移動
してポンプ1の圧力油をタンク2に逃がす動作、
或いはPTOクラツチシリンダ5内に供給する動
作を交互に繰返すので、PTOクラツチシリンダ
5内の圧力上昇はタンク2への逃がし動作によつ
て緩やかとなるものである。そして、この逃がし
動作を中断させるために弁室15に供給される圧
力油は、1時逃がし弁17の弁室22に逃がされ
るのでこの1時逃がし弁17の作用が継続してい
る間は、PTOクラツチシリンダ5内の圧力上昇
は一そう緩かとなるものであつて、第3図にかか
る昇圧コントロール弁7と1時逃がし弁17を備
えていない従来の制御装置を使用したPTOクラ
ツチシリンダ5内の圧力上昇を示した点線の圧力
曲線F2と比べれば、この発明装置を使用したと
きの圧力曲線F1で示すとおりとなるのであつ
て、このPTOクラツチシリンダ5のクラツチピ
ストンにて回転力を伝達されるPTOシヤフトの
回転速度は、第4図に示す従来の制御装置による
回転速度曲線S2に比べてこの発明装置使用の回転
速度曲線S1は緩やかな立上りを示しているのであ
る。
この発明は、上述せる一実施例に於て詳述した
ような効果を奏する。特に、PTOクラツチが接
続される際の衝撃を緩和するためには昇圧制御弁
を必要とし、製作、加工及び点検、整備等のメン
テナンスを容易にする必要から、昇圧制御弁体を
カートリツジ型とし、そして、このカートリツジ
型の制御弁体を、ミツシヨンケース上部の開口部
に蓋装せられるチエンジカバーに着脱自在に取付
けると共に、該チエンジカバーと、PTOクラツ
チシリンダを支承するミツシヨンケースの壁側に
油路が形成されており、そして、該チエンジカバ
ーをミツシヨンケースに取付けると、双方の油路
が接続されて昇圧制御回路が構成されるよう形成
されている為、制御弁体とPTOクラツチシリン
ダとの間に特別な油管を設ける必要が無くなつた
ものであつて、制御弁体の取付けも極めて容易と
なるのである。
ような効果を奏する。特に、PTOクラツチが接
続される際の衝撃を緩和するためには昇圧制御弁
を必要とし、製作、加工及び点検、整備等のメン
テナンスを容易にする必要から、昇圧制御弁体を
カートリツジ型とし、そして、このカートリツジ
型の制御弁体を、ミツシヨンケース上部の開口部
に蓋装せられるチエンジカバーに着脱自在に取付
けると共に、該チエンジカバーと、PTOクラツ
チシリンダを支承するミツシヨンケースの壁側に
油路が形成されており、そして、該チエンジカバ
ーをミツシヨンケースに取付けると、双方の油路
が接続されて昇圧制御回路が構成されるよう形成
されている為、制御弁体とPTOクラツチシリン
ダとの間に特別な油管を設ける必要が無くなつた
ものであつて、制御弁体の取付けも極めて容易と
なるのである。
各図はこの発明の一実施例を示し、第1図は油
圧回路図、第2図は制御弁体の取付状態を示すミ
ツシヨンケース内の要部縦断側面図、第3図は
PTOクラツチシリンダ内の油圧の圧力上昇図、
第4図はPTOシヤフトの回転速度の立上り状態
を示す回転速度曲線図である。 符号説明 1……ポンプ、2……タンク、3…
…リリーフ弁、4……PTOクラツチ切替弁、5
……PTOクラツチシリンダ、6,14……絞
り、7……昇圧コントロール弁、8,9……油
路、10……戻しポート、11……塞ぎ部、12
……弁体、13,15……弁室、22……弁室、
16,19……ばね、17……1時逃がし弁、1
8……ストツパ、20……弁棒、21……調節ね
じ、23……制御弁体、24……ミツシヨンケー
ス、25,29……油路、26……取付ねじ、2
7……変速操作レバー、28……チエンジカバ
ー、30……めねじ、31……コントロールバル
ブ、32……リフト機構、33……シリンダ、
F1,F2……圧力曲線、P1,P2……圧力、S1,S2
……回転速度曲線、R1,R2……範囲。
圧回路図、第2図は制御弁体の取付状態を示すミ
ツシヨンケース内の要部縦断側面図、第3図は
PTOクラツチシリンダ内の油圧の圧力上昇図、
第4図はPTOシヤフトの回転速度の立上り状態
を示す回転速度曲線図である。 符号説明 1……ポンプ、2……タンク、3…
…リリーフ弁、4……PTOクラツチ切替弁、5
……PTOクラツチシリンダ、6,14……絞
り、7……昇圧コントロール弁、8,9……油
路、10……戻しポート、11……塞ぎ部、12
……弁体、13,15……弁室、22……弁室、
16,19……ばね、17……1時逃がし弁、1
8……ストツパ、20……弁棒、21……調節ね
じ、23……制御弁体、24……ミツシヨンケー
ス、25,29……油路、26……取付ねじ、2
7……変速操作レバー、28……チエンジカバ
ー、30……めねじ、31……コントロールバル
ブ、32……リフト機構、33……シリンダ、
F1,F2……圧力曲線、P1,P2……圧力、S1,S2
……回転速度曲線、R1,R2……範囲。
Claims (1)
- 1 PTOクラツチシリンダに供給する作動圧力
油を、昇圧コントロール弁の戻し側の弁室と絞り
を有する戻し阻止側の弁室に、夫々導入すること
により、上記圧力油の油圧上昇に伴つて戻し側の
弁室の圧力油をタンクに戻し、或は、この戻し動
作を停止するように交互に、これらの動作が繰返
されるようにこの昇圧コントロール弁を形成する
と共に、上記PTOクラツチシリンダ内の圧力が
設定値に到達するまでの間は上記の戻し阻止側の
弁室の圧力油を逃がすよう形成した1時逃がし弁
を併設した作動油圧制御装置において、上記
PTOクラツチシリンダはミツシヨンケース内に
収容され、該ミツシヨンケースの側部には開口が
設けられ、且つ、この開口部を蓋装するためのチ
エンジカバーに前記昇圧コントロール弁と1時逃
がし弁とを内装形成した1の制御弁体を着脱自在
に装着すると共に、上記チエンジカバー及び、
PTOクラツチシリンダを支承するミツシヨンケ
ースの壁側には油路が形成され、該チエンジカバ
ーをミツシヨンケースに取付けると、前記双方の
油路が接続されて昇圧制御回路が構成されるよう
に形成したことを特徴とするPTOクラツチの作
動油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56147078A JPS5847625A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | Ptoクラツチの作動油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56147078A JPS5847625A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | Ptoクラツチの作動油圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5847625A JPS5847625A (ja) | 1983-03-19 |
JPS6257526B2 true JPS6257526B2 (ja) | 1987-12-01 |
Family
ID=15421968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56147078A Granted JPS5847625A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | Ptoクラツチの作動油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847625A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62170425U (ja) * | 1986-04-16 | 1987-10-29 | ||
JP2001050314A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-02-23 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Gmbh | クラッチ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5378527A (en) * | 1976-12-21 | 1978-07-12 | Kubota Ltd | Hydraulic clutch device for vehicle |
-
1981
- 1981-09-18 JP JP56147078A patent/JPS5847625A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5378527A (en) * | 1976-12-21 | 1978-07-12 | Kubota Ltd | Hydraulic clutch device for vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5847625A (ja) | 1983-03-19 |
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