JPS6256514B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6256514B2
JPS6256514B2 JP55001935A JP193580A JPS6256514B2 JP S6256514 B2 JPS6256514 B2 JP S6256514B2 JP 55001935 A JP55001935 A JP 55001935A JP 193580 A JP193580 A JP 193580A JP S6256514 B2 JPS6256514 B2 JP S6256514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrato
signal
circuit
output
counter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55001935A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5699399A (en
Inventor
Hideo Suzuki
Makoto Kaneko
Susumu Kawashima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Gakki Co Ltd filed Critical Nippon Gakki Co Ltd
Priority to JP193580A priority Critical patent/JPS5699399A/ja
Publication of JPS5699399A publication Critical patent/JPS5699399A/ja
Publication of JPS6256514B2 publication Critical patent/JPS6256514B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は集積回路化に適した電子楽器のビブ
ラート信号発生装置に関する。 従来、電子楽器のビブラート信号発生装置とし
ては第1図に示すような回路が提案されている
(特願昭53−157009号、発明の名称「電子楽器の
ビブラート信号発生装置」)。この回路は発振器
OCから出力されるパルスをカウンタCUによつて
計数し、このカウンタCUの出力をデコーダDEに
よつてデコードすることにより、抵抗分圧回路
RVおよび電界効果トランジスタ(以下単にトラ
ンジスタという)TR1〜TRnからなるビブラー
ト変調波形メモリVWMのアドレス信号を形成
し、このアドレス信号によつてトランジスタTR
1〜TRnを順次オンにして変調波形メモリVWM
から所定の波形信号を読み出し、これをビブラー
ト信号VOとして発生するものである。この場
合、この回路においてはデイレイビブラート機能
(鍵が押下されてから所定時間遅延してビブラー
トをかける機能)を得るためにビブラート禁止制
御回路VICが設けられており、鍵が押下されてか
ら所定時間の間ビブラート信号VOの発生を禁止
するようになつている。すなわちビブラート禁止
制御回路VICは鍵が押下されていることを示すキ
ーオン信号KON(第2図a参照)を受入してこ
のキーオン信号KONの立上りに同期して立下
り、所定時間(TO)経過後に立上るビブラート
禁止制御信号VC(第2図b参照)を出力し、こ
の信号VCを変調波形メモリVWMのトランジスタ
TRaよびTRbのゲートに加えるとともにこの信
号VCを反転した信号をトランジスタTRcおよび
TRdのゲートに加える。したがつて鍵が押下さ
れビブラート禁止制御信号VCが立下るとトラン
ジスタTRa,TRbはオフ、トランジスタTRc,
TRdはオンとなるので抵抗分圧回路RVのA点、
B点、C点の電位は全て−1/2Vとなつてビブラ
ート信号VOは振幅中心電位である−1/2Vとな
る。その後信号VCが立上るとトランジスタ
TRa,TRbはオン、トランジスタTRc,TRdは
オフとなり、コンデンサC1およびC2はそれぞ
れトランジスタTRaと抵抗R1、トランジスタ
TRbと抵抗R2を介してOVおよび−Vに充電さ
れる。この結果抵抗分圧回路RVのA点およびC
点の電位はそれぞれ−1/2VからOV、−1/2Vから
−Vに向つて除々に変化し、ビブラート信号VO
には抵抗R1とコンデンサC1により決定される
時定数および抵抗R2とコンデンサC2により決
定される時定数にしたがつて徐々に増大する振幅
エンベロープが付与される。このビブラート信号
VOの1例を示すと第2図cのようになる。 しかし上記従来の回路はコンデンサC1,C2
を有し、この回路を集積回路化する場合はこのコ
ンデンサC1,C2を外付けしなければならず完
全な集積回路化は困難であつた。 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
デイレイビブラート機能を有するビブラート信号
発生回路を、コンデンサを全く用いずに構成し、
電子楽器のビブラート信号発生装置の完全集積回
路化を可能にすることを目的とする。 この発明では、所定のエンベロープ波形を記憶
するエンベロープ波形メモリを設け、このエンベ
ロープ波形メモリの出力によつてビブラート変調
波形を記憶する変調波形メモリの出力波形の振幅
を制御してビブラート信号に所定の振幅エンベロ
ープを付与するようにし、これによつてビブラー
ト信号に振幅エンベロープを付与するため従来用
いられていたコンデンサを省略している。 以下この発明を添付図面に示した一実施例を参
照して詳細に説明する。 第3図はこの発明に係わるビブラート信号発生
装置10を用いた電子楽器の一例を示す。この電
子楽器は、各鍵の音高に対応する音源信号を発生
する音源回路11、鍵盤(図示せず)の各鍵に対
応するキースイツチを有するキースイツチ回路1
2、音源回路11から発生される音源信号のうち
押下鍵に対応する音源信号をキースイツチ回路の
出力に応じて選択する開閉回路13、開閉回路1
3から開閉出力された音源信号に所望の音色を付
与する音色回路14および音色回路14の出力に
基づき楽音を発音するサウンドシステム15を具
えている。キースイツチ回路12からは、いずれ
かの鍵が押下されていれば“1”となり、全ての
鍵が離鍵されると“0”になるキーオン信号
KONが出力され、このキーオン信号KONはビブ
ラート信号発生装置10に加えられる。 ビブラート信号発生装置10は、デイレイビブ
ラート機能選択スイツチ1、デイレイビブラート
機能のためのエンベロープ波形を記憶するエンベ
ロープ波形メモリ2、このエンベロープ波形メモ
リ2をアドレスするアドレスジエネレータ3、ビ
ブラート変調波形に対応する波形を記憶する変調
波形メモリ4、この変調波形メモリ4をアドレス
するアドレスジエネレータ5、アドレスジエネレ
ータ3および5にクロツクパルスCKを供給する
クロツク発振器6、キースイツチ回路12から加
えられるキーオン信号KONの立上り微分をとる
微分回路7、を具えている。デイレイビブラート
機能選択スイツチ1がオンのときにはアドレスジ
エネレータ3を微分回路7の出力によつて初期状
態にリセツトし、これによつてエンベロープ波形
メモリ2からのエンベロープ波形読み出し動作を
鍵の押下時点に同期して開始させ、このエンベロ
ープ波形メモリ2から出力されるエンベロープ波
形によつて変調波形メモリ4からの読み出し波形
に所定の振幅エンベロープを付与し、デイレイビ
ブラート機能のためのビブラート信号VOを発生
する。このデイレイビブラート機能のためのビブ
ラート信号VOは鍵の押下時点から所定時間遅延
して所定のエンベロープ波形にしたがつてその振
幅が立上る所定周波数の信号である。 またデイレイビブラート機能選択スイツチ1が
オフのときには、エンベロープ波形メモリ2に記
憶されているエンベロープ波形のうち最大値に対
応するアドレスをアドレスジエネレータ3によつ
て常時指定するようにし、これによつて変調波形
メモリ4からノーマルビブラート機能のためのビ
ブラート信号VOを発生させる。このノーマルビ
ブラート機能のためのビブラート信号VOは鍵の
押下時点に影響されない所定振幅、所定周波数の
信号である。 ビブラート信号発生装置10から発生されたビ
ブラート信号VOは音源回路11に加えられ、こ
の音源回路11から発生される音源信号はこのビ
ブラート信号VOに応じて周波数変調される。し
たがつてデイレイビブラート機能選択スイツチ1
がオンのときには鍵の押下後所定時間遅延してビ
ブラートが徐々にかかるデイレイビブラート効果
の付与された楽音がサウンドシステム15から発
音され、デイレイビブラート機能選択スイツチ1
がオフのときにはノーマルビブラート効果の付与
された楽音がサウンドシステム15から発音され
る。 第4図は第3図に示したビブラート信号発生装
置10の詳細回路例を示したものである。 まずデイレイビブラート機能選択スイツチ1が
オンでデイレイビブラート機能が選択されている
場合における第4図の回路の動作を説明する。鍵
の押下によりキースイツチ回路12(第3図)か
らキーオン信号KONが生じると、この信号KON
は微分回路7で立上り微分がとられ信号KON′と
してアンド回路A1に加えられる。アンド回路A
1は他の入力にデイレイビブラート機能選択スイ
ツチ1の出力が加えられている。ところでこの場
合デイレイビブラート機能選択スイツチ1はオン
であり、デイレイビブラート機能選択スイツチ1
の出力は“1”であるのでアンド回路A1は動作
可能になつており、微分回路7から出力される信
号KON′はこのアンド回路A1を介して分周器3
1のリセツト端子Rおよびカウンタ32の各ビツ
トのリセツト端子Rに加えられ、またオア回路
OR1を介してデイレイフリツプフロツプ33に
加えられる。 分周器31はクロツクパルス発振器6から発振
されるクロツクパルスCKを受入し、これを分周
してカウンタ32のカウント入力Tiに加える。
ここでクロツクパルスCKとして例えば周期
4.5msec.のものを用い、分周器31として1/36分
周器を用いればカウンタ32には周期4.5×10-3
×36=0.162(sec)のパルスが加えられる。 したがつて鍵の押下時点において分周器31が
リセツトされるとともにカウンタ32の全ビツト
の内容が“0”にリセツトされ、続いてカウンタ
32は分周器31の出力パルス(周期0.162sec.
)に同期してカウントアツプする。この様子をタ
イミングチヤートに示すと第5図a,b,cのよ
うになる。すなわち第5図aはキースイツチ回路
12(第3図)から出力されるキーオン信号
KONを示し、第5図bはこのキーオン信号KON
の立上り微分をとつた微分回路7の出力信号
KON′を示し、第5図cはカウンタ32の各ビツ
トの出力Q1,Q2,Q3を示している。 またデイレイフリツプフロツプ33はその出力
をアンド回路A2、オア回路OR1を介してその
入力に帰還することにより、記憶回路を構成して
いるので、オア回路OR1を介してデイレイフリ
ツプフロツプ33に加えられた信号KON′はこの
デイレイフリツプフロツプ33に記憶される。 カウンタ32の各ビツトの出力Q1,Q2、Q
3はアンド回路A3〜A13からなるデコーダ3
4に加えられる。デコーダ34はカウンタ32の
出力Q1,Q2,Q3をエンベロープ波形メモリ
2に対するアドレス指定信号に変換するために該
出力Q1,Q2,Q3をデコードする。ここでア
ンド回路A3〜A12にはオア回路ORIの出力す
なわちデイレイフリツプフロツプに記憶された信
号“1”がライン35を介して加えられており、
アンド回路A3〜A12は動作可能になつてい
る。デコーダ34の出力(アンド回路A3〜A1
3の出力)をカウンタ32の出力Q1,Q2,Q
3との関係のもとに表に示すと第1表のようにな
る。
【表】
【表】 第1表から明らかなようにカウンタ32の出力
Q1,Q2,Q3が“000”(10進数で「0」)の
ときはアンド回路A7およびA8のみのアンド条
件が成立してアンド回路A7およびA8から信号
“1”が出力され、カウンタ32の出力Q1,Q
2,Q3が“100”(10進数で「1」)になるとア
ンド回路A6およびA9から信号“1”が出力さ
れ、同様にカウンタ32の出力Q1,Q2,Q3
で示される計数値の増加にしたがつてアンド回路
A5,A10→A4,A11→A3,A12から
順次信号“1”が出力される。そしてカウンタ3
2の出力Q1,Q2,Q3が“101”(10進数で
「5」)になるとアンド回路A13のアンド条件が
成立し、アンド回路A13から信号“1”が出力
される。このアンド回路A13の出力“1”はノ
ア回路NR1を介してアンド回路A2に加えられ
る。これによりアンド回路A2は不動作になつて
デイレイフリツプフロツプ33の記憶はクリアさ
れ、ライン35の信号は“0”となる。ライン3
5の信号が“0”となるとアンド回路A3〜A1
2は全て不動作となり、以後信号“1”は生じな
い。なお第5図dおよびeはこのライン35の信
号およびアンド回路A13の出力を示したもので
ある。 エンベロープ波形メモリ2は一端を接地し、他
端を電極−Vに接続した抵抗分圧回路20および
各分圧点の電圧を取り出すためのトランジスタ
TR21〜TR32を具えており、トランジスタ
TR22〜TR31のゲートにはデコーダ34のア
ンド回路A3〜A12の出力がそれぞれ加えられ
トランジスタTR21,TR32のゲートにはライ
ン35の信号をインバータIN1で反転した信号
が加えられている。そしてトランジスタTR21
〜TR26のドレイン側はそれぞれ共通接続され
てライン201に導かれ、トランジスタTR27
〜TR32のドレイン側はそれぞれ共通接続され
てライン202に導かれる。したがつて鍵が未だ
押下されていないとき、すなわちデイレイフリツ
プフロツプ33に未だ信号KON′が記憶されてい
ず、ライン35に信号“0”が生じているときに
はトランジスタTR21およびTR32のみがオン
し、ライン201には接地レベルの信号が生じ、
ライン202には電位−Vが生じている。鍵が押
下されると、カウンタ32の出力Q1,Q2,Q
3は“000”にリセツトされるとともにデイレイ
フリツプフロツプ33に記号“1”が記憶され、
ライン35の信号は“1”となるので、まずデコ
ーダ34のアンド回路A7およびA8から信号
“1”が出力され、これによつてトランジスタTR
26,TR27がオンになる。トランジスタTR2
6,TR27のソース側はいずれも抵抗分圧回路
20の中点、すなわち電位−1/2Vの点に接続さ
れているので、ライン201,202の電位はい
ずれも−1/2Vとなる。続いてカウンタ32の出
力Q1,Q2,Q3が“100”となるとアンド回
路A6およびA9から信号“1”が生じ、これに
よつてトランジスタTR25およびTR28がオン
になり、以下同様にカウンタ32の計数値(出力
Q1,Q2,Q3の値)が増加するにしたがつて
トランジスタTR24およびTR29,TR23お
よびTR30、TR22およびTR31が順次オン
になり、ライン201には接地電位に向つて順次
増加する電位が現われ、ライン202には一Vに
向つて順次減少する電位が現われる。そしてカウ
ンタ32の出力Q1,Q2,Q3が“101”とな
るとアンド回路A13から出力される信号“1”
によつてライン35の信号は“0”になり、これ
によつてトランジスタTR21およびTR32がオ
ンになりライン201の電位は接地レベル、ライ
ン202の電位は−Vとなる。このライン201
およびライン202の信号(エンベロープ波形)
の1例を示すと第5図fの点線のようになる。第
5図fにおいて点線Iはライン201の信号に対
応し、点線はライン202の信号に対応してい
る。 エンベロープ波形メモリ2から出力されるライ
ン201の信号およびライン202の信号は変調
波形メモリ4に加えられる。変調波形メモリ4は
ライン201の信号およびライン202の信号に
よつてその両端子電圧が規制される抵抗分圧回路
40およびこの分圧回路40の各分圧点の電位を
取り出すためのトランジスタTR41〜TR48を
具えており、トランジスタTR41〜TR48はア
ドレスデコーダ53の出力によつて順次オンにさ
れ、所定周波数、所定波形のビブラート信号VO
を読み出す。ここで変調波形メモリ4の記憶波形
は半周期分でありアドレスデコーダ53の出力が
(0)から(7)に順次変化し、再び(7)から(0)に
戻ることによつて1周期分の波形が読み出され
る。なおアドレスデコーダ53はイクスクルーシ
ブオア回路EX1〜EX3の出力によつて制御され
るのであるが、この制御動作に関しては後に説明
する。ここでは変調波形メモリ4の記憶波形が所
定の速度で読み出されるものとして説明を進め
る。変調波形メモリ4から読み出されるビブラー
ト信号VOの振幅は抵抗分圧回路40の両端子電
圧によつて規制される。したがつてこの変調波形
メモリ4から読み出されるビブラート信号VOに
はエンベロープ波形メモリ2から出力される信号
(ライン201および202の信号)に応じた振
幅エンベロープが付与される。第5図fで実線で
示す波形信号はこの変調波形メモリ4から読み出
されるビブラート信号VOの一例を示したもので
ある。すなわちビブラート信号VOの振幅は押鍵
時には零になり、続いてエンベロープ波形メモリ
2から読み出されるエンベロープ波形にしたがつ
て増加し、一定値に達する。このビブラート信号
VOによる楽音のビブラート制御を考えると、押
鍵直後はビブラートは付与されないが、所定時間
経過後にビブラートの深さが所定のエンベロープ
波形にしたがつて増加し、一定深さにデイレイビ
ブラート効果が付与された楽音を得ることができ
る。この場合デイレイビブラート機能のエンベロ
ープ波形はエンベロープ波形メモリ2の出力によ
つて決定される。第5図において期間Tは分周器
31の出力パルスの周期によつて決定される。す
なわちクロツクパルス発振器6の出力パルス周期
が4.5msec.分周器31の分周比が1/36であると
すると、T=4.5×10-3×36=0.162(sec.)とな
る。この期間Tはクロツクパルス発振器6の発振
周波数または分周器31の分周比を適宜設定すれ
ば任意に変えることができるのはもちろんであ
る。 なお、以上の説明はデイレイビブラート機能選
択スイツチ1がオンの場合を示したが、オフの場
合は、デイレイビブラート機能選択スイツチ1の
出力“0”をインバータIN2で反転した信号が
ノア回路NR1を介してアンド回路A2に加わ
り、アンド回路A2を不動作にする。したがつて
キーオン信号KONによつてデイレイフリツプフ
ロツプ33には信号“1”は記憶されず、ライン
35の信号は“0”である。これによりエンベロ
ープ波形メモリ2ではトランジスタTR21およ
びTR32がキーオン信号KONにかかわらずオン
状態を続け、エンベロープ波形メモリ2からは常
にその最大値、すなわちライン201には接地レ
ベルの電位が現われ、ライン202には電位−V
が現われる。この場合変調波形メモリ4からは常
に一定の振幅のビブラート信号VOが読み出され
る。したがつてサウンドシステム15からは深さ
一定のビブラート効果が付与された楽音が発音さ
れる。 変調波形メモリ4のトランジスタTR41〜TR
48のゲートに順次信号を送出するアドレスデコ
ーダ53は次のようにして制御される。なお第4
図に示す回路では変調波形メモリ4の読み出し速
度を切り換えることによつてビブラート機能とビ
ブラフオン機能の両者を選択制御することができ
るようになつている。この選択は信号ViBによつ
て行われ、信号ViBが“1”のときはビブラート
機能が選択され、“0”のときはビブラフオン機
能が選択される。まず信号ViBが“1”でありビ
ブラート機能が選択されている場合について説明
する。2ビツトのカウンタ51はクロツクパルス
発振器6から発生されるクロツクパルスCKによ
つて駆動され、カウンタ51の第1ビツトの出力
Q1が“1”となると信号ViB、クロツクパルス
CK、カウンタ51の出力Q1およびインバータ
IN6の出力のアンド条件をとるアンド回路A1
7のアンド条件が成立し信号“1”をオア回路
OR3を介して4ビツトのカウンタ52のカウン
ト入力Tiに加える。このオア回路OR3の出力は
オア回路OR4を介してカウンタ51の各ビツト
のリセツト端子Rに加えられる。したがつてカウ
ンタ51は出力Q1が“1”になるとクロツクパ
ルスCKのタイミングでリセツトされ、この結果
カウンタ52にはクロツクパルスCKが1個おき
に加えられることになる。カウンタ52はこのク
ロツクパルスを計数し、その出力Q1,Q2,Q
3,Q4が、“1110”(10進数で7)に達するとカ
ウンタ52の第1〜第3ビツトの出力Q1〜Q3
のアンド条件をとるアンド回路A15のアンド条
件が成立する。アンド回路A15から出力される
信号“1”はインバータIN6を介してアンド回
路A17に加えられるとともに、オア回路OR2
を介してアンド回路A16に加えられる。これに
よりアンド回路A17は不動作になり、一方クロ
ツクパルスCKとカウンタ51の第2ビツトの出
力Q2とオア回路OR2の出力とのアンド条件を
とるアンド回路16が動作可能となつてカウンタ
51の出力Q2が“1”で、かつクロツクパルス
CKのタイミングでアンド回路A16から信号
“1”が出力される。この信号“1”はオア回路
OR3を介してカウンタ52のカウント入力Tiに
加えられるとともにオア回路OR3の出力はオア
回路OR4を介してカウンタ51の各ビツトのリ
セツト端子Rに加えられる。すなわちカウンタ5
2の計数値が10進数で7に達するとクロツクパル
スCKを2個とばして信号“1”がカウンタ52
のカウント入力Tiに加わる。カウンタ52の計
数値が10進数で7を越えると、再びアンド回路A
17の出力によつてクロツクパルスCKが1個づ
つとばしてカウンタ52に加わり、カウンタ52
の出力Q1〜Q4が“1111”(10進数で15)に達
すると再びアンド回路A15から信号“1”が出
力され、これによつて上記と同様にしてクロツク
パルスCKを2個とばして信号“1”が加わる。
以下同様に繰り返えされる。カウンタ52の出力
Q1とQ2、出力Q2とQ3、出力Q3とQ4は
それぞれイクスクルーシブオア回路EX1,EX
2,EX3でイクスクルーシブオア条件がとら
れ、アドレスデコーダ53に加えられる。したが
つてアドレスデコーダ53には(0)から順次(7)
まで増加し、再び(7)から(0)に減少し、これを
繰り返す信号が加えられることになる。そしてこ
の信号の周期はクロツクパルスCKが34個で1周
期となる。したがつてビブラート機能(デイレイ
ビブラート機能およびノーマルビブラート機能)
選択時において変調波形メモリ4から読み出され
るビブラート信号VOの周波数はクロツクパルス
CKの周期を4.5msec.とすると、1/4.5×10−3
×34= 6.54(Hz)となる。 またデコーダ34のアンド回路A8の出力がカ
ウンタ52の各ビツトのリセツト端子Rおよびオ
ア回路OR4を介してカウンタ51の各ビツトの
リセツト端子Rに加えられている。これはデイレ
イビブラート機能が選択されたときエンベロープ
波形メモリ2の読出し開始に同期してカウンタ5
1および52をリセツトし、ビブラートのかかり
始めをなめらかにするためである。 次に信号ViBが“0”であり、ビブラフオン機
能が選択されている場合について説明する。ビブ
ラフオン機能が選択されている場合は、カウンタ
52の第1ビツトの出力Q1が“0”であればカ
ウンタ51のキヤリイ出力T0によつてカウンタ
52が駆動されるとともにウンタ51の各ビツト
の内容がリセツトされ、カウンタ52の出力Q1
が“1”であれば該出力Q1と信号ViBをインバ
ータIN3で反転した信号とのアンド条件をとる
アンド回路A14のアンド条件が成立するのでこ
のアンド回路A14の出力がオア回路OR2を介
して加わるアンド回路A16が動作可能になりア
ンド回路A16の出力によつてカウンタ52が駆
動されるとともにカウンタ51の内容がリセツト
される。したがつてカウンタ52の第1ビツトの
出力Q1が“0”であるとクロツクパルスCKを
3つとばして信号“1”がカウンタ52のカウン
ト入力Tiに加わり、“1”であるとクロツクパル
スCKを2つとばして信号“1”がカウンタ52
のカウント入力Tiに加わる。したがつてカウン
タ52はクロツクパルスCKの56個で1巡し、こ
のカウンタ52の出力Q1とQ2,Q2とQ3,
Q3とQ4はそれぞれイクスクルーシブオア回路
EX1,EX2,EX3でイクスクルーシブオア条
件がとられアドレスデコーダ53に加えられる。
したがつてビブラフオン機能が選択されている場
合における変調波形メモリ4から読み出されるビ
ブラート信号VOの周波数はクロツクパルスCKの
周期を4.5msec.とすると、1/4.5×10−3×5
6=3.95 (Hz)となる。 なお、このビブラフオン機能選択時において
は、変調波形メモリ4から読み出されるビブラー
ト信号VOを音源回路11(第3図)に加えず
に、音色回路14の出力側に設けられたビブラフ
オン効果回路(振幅変調回路、図示せず)に加え
るようにするものである。従つて、ビブラート機
能とビブラフオン機能の切換に際してはこれと連
動して信号VOを音源回路に加えるか、ビブラフ
オン効果回路に加えるかを切換える必要がある。 なお、変調波形メモリ4から読み出されるビブ
ラート信号VOの周波数はクロツクパルス発振器
6の発振周波数を適宜変更すればこれによつて任
意の値に設定することができるのはもちろんであ
る。 また、第4図に示す実施例においてはビブラー
ト信号VOの振幅中心電圧を−1/2Vとしたが、こ
れに限定されない。例えばOVを中心電圧として
もよい。また変調波形メモリ4には半周期分のビ
ブラート変調波形を記憶するようにしたが、一周
期分またはそれ以上を記憶するようにしてもよ
い。特にビブラート信号VOとして非対称な波形
のものが必要な場合は変調波形メモリ4には少な
くとも1周期分の変調波形を記憶する必要があろ
う。この場合は変調波形メモリ4の波形読み出し
を行うアドレスジエネレータとしてイクスクルー
シブオア回路EX1,EX2,EX3を含む回路が
不要となり、アドレスジエネレータの構成は若干
簡単になる。またビブラート(またはビブラフオ
ン)の速度および深さの調節はクロツクパルス発
振器6の発振周波数の調節およびエンベロープ波
形メモリ2の端子電圧−Vの調節によつて行われ
る。またビブラートの速度調節として独立してデ
イレイビブラート機能におけるエンベロープ波形
の変化速度を制御するためには分周器31の分周
比を調節可能にするように構成すればよい。 以上説明したようにこの発明によれば、コンデ
ンサを全く用いずにデイレイビブラート機能を有
するビブラート信号発生装置を構成することがで
き、これにより電子楽器のビブラート信号発生装
置の完全集積回路化が可能となり、これにより集
積回路化した場合のピン数を減少することができ
る。製造工程数を減少することができる、信頼性
を向上することができる、コストダウンをはかる
ことができる、等の種々のメリツトがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のビブラート信号発生回路の一例
を示す回路図、第2図は第1図に示す回路の動作
を説明するグラフ、第3図はこの発明の電子楽器
のビブラート信号発生装置を用いた電子楽器の1
構成例を示すブロツク図、第4図はこの発明の電
子楽器のビブラート信号発生装置の一実施例を示
す回路図、第5図は第4図に示す回路の動作を説
明するグラフである。 1……デイレイビブラート機能選択スイツチ、
2……エンベロープ波形メモリ、3……アドレス
ジエネレータ、4……変調波形メモリ、5……ア
ドレスジエネレータ、6……クロツクパルス発振
器、7……微分回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の抵抗分圧回路からなり、ビブラート変
    調波形に対応する波形を記憶する変調波形メモリ
    と、 この変調波形メモリからの波形読み出しを制御
    する第1のアドレスジエネレータと、 第2の抵抗分圧回路からなり、アドレスを初期
    値から進めるに従つて所定電圧を中心電圧としそ
    の両側に順次増加および減少する2つの電圧信号
    をエンベロープ波形として発生し、これらエンベ
    ロープ波形を前記第1の抵抗分圧回路の両端子に
    それぞれ加えるエンベロープ波形メモリと、 このエンベロープ波形メモリからの波形読み出
    しを制御する第2のアドレスジエネレータと、 デイレイビブラート機能またはノーマルビブラ
    ート機能のいずれか一方を選択する選択手段と、 この選択手段によつてデイレイビブラート機能
    が選択されていることを条件に鍵の押下時点に対
    応して前記第2のアドレスジエネレータの指定ア
    ドレスを前記初期値に設定し、ノーマルビブラー
    ト機能が選択されていることを条件に前記エンベ
    ロープ波形メモリの出力をその最大値に設定する
    制御回路と を具えた電子楽器のビブラート信号発生装置。
JP193580A 1980-01-11 1980-01-11 Vibrato signal generator for electronic musical instrument Granted JPS5699399A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP193580A JPS5699399A (en) 1980-01-11 1980-01-11 Vibrato signal generator for electronic musical instrument

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP193580A JPS5699399A (en) 1980-01-11 1980-01-11 Vibrato signal generator for electronic musical instrument

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5699399A JPS5699399A (en) 1981-08-10
JPS6256514B2 true JPS6256514B2 (ja) 1987-11-26

Family

ID=11515458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP193580A Granted JPS5699399A (en) 1980-01-11 1980-01-11 Vibrato signal generator for electronic musical instrument

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5699399A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106022A (en) * 1977-02-26 1978-09-14 Nippon Gakki Seizo Kk Electronic musical instrument
JPS53132327A (en) * 1977-04-23 1978-11-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Electronic musical instrument

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106022A (en) * 1977-02-26 1978-09-14 Nippon Gakki Seizo Kk Electronic musical instrument
JPS53132327A (en) * 1977-04-23 1978-11-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Electronic musical instrument

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5699399A (en) 1981-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4358980A (en) Electronic musical instrument
US4273019A (en) Electronic tone generator
US4365533A (en) Musical instrument
NL7908017A (nl) Toongenerator voor elektronisch muziekinstrument.
JPS6256514B2 (ja)
US5254805A (en) Electronic musical instrument capable of adding musical effect to musical tones
US4154132A (en) Rhythm pattern variation device
US4103581A (en) Constant speed portamento
US3974729A (en) Automatic rhythm playing apparatus
US4575832A (en) Device for timepiece electronically signalling a time by melody sounds and time striking sounds
JPS6116080B2 (ja)
US4545279A (en) Electronic music note generator
US4326442A (en) Electronic musical instruments with tone color selection
US4934239A (en) One memory multi-tone generator
JPH021315B2 (ja)
JPS592034B2 (ja) 電子楽器
US4392406A (en) Switched capacitor sine wave generator and keyer
JPS6230639B2 (ja)
GB2216739A (en) Generating sound waveform signals
JPS60126698A (ja) 電子楽器
JPS5846395A (ja) 打楽器音形成回路
JPS6235117Y2 (ja)
US4233875A (en) Electronic musical instrument with automatic trill performance function
JP2621234B2 (ja) 電子楽器の制御信号発生装置
JPS6250898A (ja) 電子楽器