JPS6256354B2 - - Google Patents

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JPS6256354B2
JPS6256354B2 JP6004878A JP6004878A JPS6256354B2 JP S6256354 B2 JPS6256354 B2 JP S6256354B2 JP 6004878 A JP6004878 A JP 6004878A JP 6004878 A JP6004878 A JP 6004878A JP S6256354 B2 JPS6256354 B2 JP S6256354B2
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JP
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water
water level
pump
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water tank
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JP6004878A
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Osamu Ito
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、応答に時間遅れを伴う水系からの
取水制御装置に関するものである。
一般に、河川から水路を設けて水を引き入れる
取水系は、取水量の急激な変動には即応できな
い。水路を流れる水は、そのとき現在の流速(運
動エネルギー)、水路の上流および下流の各水
位、水相互の粘性、水路壁と流れの摩擦、などの
諸要因により流れの態様が定まる。このような粘
性や摩擦のため、取水量が急激に変動しても、水
の流れはそれに直ぐには追従できず、応答に時間
遅れを生じ、この間特有な振舞をする。このよう
な事情のため、従来の取水制御方式は、精度の高
い制御が望めないという欠点があつた。
この発明は、従来の取水制御装置におけるこの
ような欠点を除去するためになされたものであ
り、従つてこの発明の目的は、高精度の制御を可
能ならしめた取水制御装置を提供することにあ
る。
この発明の構成の要点は、従来の制御装置が、
河川から水路を経て水の流れ込む貯水槽の水位が
一定になるように、該水位を検出して調節計に取
水ポンプを制御させる装置であつたところ、さら
に水路上流にも水位計を設けると共に、ポンプに
よる取水流量をも測定し、これらのデータから演
算器によつて制御パラメータを算出し、これによ
り調節計に取水ポンプを制御させるようにした点
にある。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を詳
細に説明する。
第1図は、この発明の一実施例を示す図であ
る。第1図において、1は開水路、2は貯水槽、
3はポンプ、4は第2の貯水槽、5は調節計、6
と7はそれぞれ水位計、8は流量計、9は演算
器、を示す。
第1図を参照する。図示せざる河川から開水路
1を経て貯水槽2へ水が流入しており、ポンプ3
が貯水槽2から第2の貯水槽4へ揚水することに
より取水している。従来は、水位計6により貯水
槽2の水位を検出し、それが一定になるように調
節計5により取水ポンプ3を制御する装置であつ
たが、これでは取水量の急激な変動に対し、開水
路1から流入する水の流量変化に時間遅れがある
ため、精度の高い制御は望めなかつた。この発明
では、水位計6のほかに上流の開水路1に第2の
水位計7を設置して両水位の差を求めると共に、
流量計8によりポンプ吐出流量(これは、ポンプ
の回転数とポンプ吸込側および吐出側の各水位か
らも算出できる)を測定し、これらのデータによ
り演算器9を用いて、推定される水系の流量変化
に対応できる制御パラメータを決定し、これを調
節計5に渡してポンプ3を制御させ、高精度の貯
水槽2の水位制御を実現するものである。
次に、第2図、第3図を参照して、第1図に示
した水系の挙動およびこの発明の実施例を詳しく
説明する。
第2図および第3図は、ポンプ3の吐出流量が
増加の傾向にある場合の貯水槽2における水位変
化の過渡応答特性をそれぞれ例示的に示す模式図
である。第2図を参照する。今、貯水槽2の水位
がh1であつたところ、ポンプ3による水の吐出量
が増加したため、貯水槽2の水位が減少し始めた
とする。貯水槽2の水位や低下し始めても、開水
路1からの水の流入量はそれに直ちに追従して増
加することは出来ないから、初めは水位計7によ
る上流開水路の水位測定値はほとんど変化せず、
貯水槽2の水位が一方的に抵下する(第2図○イの
領域)。次に貯水槽2の水位がh2に至り、上流開
水路の水位との落差も大きくなつたため、開水路
1から貯水槽2へ流入する流量が増加し、ポンプ
3による吐出流量にほゞ見合うに至つたとする
と、水位計7による上流の測定水位と、水位計6
による貯水槽2の測定水位との水位差の増加がほ
とんどなくなり、貯水槽2の水位と開水路1の水
位がほゞ同じ速度で減少してゆく(第2図○ロの領
域)。さらに、この状態が長時間続くと、開水路
1の水位が限界水深に達し、これ以後は開水路1
から貯水槽2への流入量は一定になる。このとき
の貯水槽2における水位をh3とする。開水路1か
らの流入量が一定限度になつたにもかかわらず、
ポンプ3の吐出量は相変らず増加した状態にある
ので、貯水槽2の水位は再び急激に減少してゆき
(第2図○ハの領域)、やがて貯水槽2は空になる。
第3図を参照する。第3図は、貯水槽2の水位
が最初から水位h3以下にあつた場合で、開水路1
からの流入量が初めから一定限度に達しているの
で、ポンプ3の吐出量の増加により貯水槽2の水
位が急激に低下する場合の特性を示す。つまり、
貯水槽2の水位の変化状況は、最初から領域○ハに
ある場合を示した特性図である。
上述の、第2図○イまたは○ロの領域に流入状態が
あるときの水位計7による測定水位と水位計6に
よる測定水位との水位差Hは、一般に次の式で与
えられる。
H=HL+HS 但し、HLは摩擦損失水頭であり、HSは水路の
形状変化による損失水頭であり、それぞれ次の式
で与えられる。
L=f′L/R o/2g HS=f″o/2g 故に H=(f′L/R+f″)o/2g ここで、f′は摩擦損失係数、Lは水位計7と6
の間の距離、Rは径深、gは重力加速度、oは流
速、f″は損失係数、を示す。
従つて、ポンプ3の吐出流量Qと、水位計7の
所在する位置の開水路1の通水断面積Aを用い
て、次の如き、制御のための基準量H1、H2を算
出することができる。
H1=α(f′L/R+f″)1/2g(Q/A)
H2=α(f′L/R+f″)1/2g(Q/A)
αとαはそれぞれ補正係数であつて、α
αの関係である。
なお、上式の算出にあたり、吐出流量Qとして
は、瞬時値または過去の値の平均値を用い、Aと
Rの値は水位から算出可能であり、距離Lの長さ
のとり方は、余り短かすぎると水位計7による水
位測定値が誤差範囲に入つてしまい有効でなくな
るので、地理的な土木条件や水位計の精度などを
勘案して適当な長さにとることが大切である。
さて、ポンプ3の吐出流量Qが、或る量△
Qminを超えて変化したとき、調節計5の制御パ
ラメータの変更をおこなうものとし、その変更の
態様を一例として次のように定める。なお、水位
計6と7による各測定水位の差を△Hとし、△H
の比較基準として上述の量H1、H2を用い、この
比較結果によつても調節計5の制御パラメータの
変更をおこなう。
(A) 貯水槽における水位変化の初期状態が第2図
○ロの領域にあるとき、ポンプ3の吐出流量Qが
△Qmin.を超えて更に増加したとき…制御パラ
メータ1を採用 (B) 貯水槽2における水位変化の初期状態が第2
図○イの領域にあり、△Hが量H1を超えたとき
…制御パラメータ2を採用 (C) 貯水槽2における水位変化の初期状態が第2
図○ロの領域であり、△Hが量H2を超えたとき
…制御パラメータ3を採用 ここで、制御パラメータ1、2および3と
は、貯水槽2における水位の変化状態○イ、○ロお
よび○ハに対応させて予め定めた調節計5の制御
パラメータである。なお、粗い制御でよけれ
ば、基準H1、H2を算出しないで、適宜に△H
の比較基準量を定めてもよい。
次に、ポンプ3の吐出流量が減少の傾向にあ
る場合、または増加傾向から減少傾向に反転す
る場合、には制御パラメータの採り方は次のよ
うにする。その説明に入る前に、第4図および
第5図を参照されたい。
第4図および第5図は、ポンプ3の吐出流量
が減少の傾向にある場合の貯水槽2における水
位変化の過渡応答特性をそれぞれ例示的に示す
模式図である。
第4図を参照する。ポンプ3の吐出流量が減
少すれば、貯水槽2における水位は上昇し始め
る。今、貯水槽2における水位の変化状況が低
下傾向にあり、第2図○ハの領域にあつたものと
する。このときは、先にも説明したように、開
水路1から貯水槽2へ流入する水量は一定限度
になつており、貯水槽2のおけるレベル変化と
開水路1における水位、または開水路1から貯
水槽2へ流入する水量とは全く関係がなくなつ
ている。従つて、この状態においてポンプ3の
吐出流量が減少し始めれば、貯水槽2の水位は
開水路1の影響を全く受けないで上昇してゆ
く。この状態が第4図の領域〓に相当する。次
に貯水槽2の水位がh′3に達すると、それ後
は、貯水槽2の水位の上昇が開水路1における
水位との落差を減少させるため、貯水槽2への
流量が減少してくるので、開水路1における水
位の影響を若干受けながら貯水槽2の水位が上
昇する状態となり、これは第4図〓の領域に相
当する。さらに水位がh′2を超えると、今度は
貯水槽2における水位の上昇が開水路1におけ
る水位の上昇をもたらし、両水位は連動して上
昇する状態となり、これは第4図〓の領域に相
当する。
第5図を参照する。これは、貯水槽2の水位
が最初からレベルh′3を超えたところにあり、
そのためポンプ3の吐出流量の減少により、第
4図に示す領域〓を経ないで、いきなり領域〓
から始まる場合を示した応答特性図である。
そこで、先にならい制御パラメータの採り方
を次のようにする。
(D) 貯水槽2における水位変化の初期状態が第4
図〓の領域にあり、ポンプ3の吐出流量Qがさ
らに△Qmin.を超えて減少したとき…制御パラ
メータ1′を採用 (E) 貯水槽2における水位変化の初期状態が第4
図〓の領域にあり、△Hが量H1以下になつた
とき…制御パラメータ2′を採用 (F) 貯水槽2における水位変化の初期状態が第4
図〓の領域にあり、△Hが量H2以下になつた
とき…制御パラメータ1′を採用 但し、補正係数α、αは先とは異なつた
値にしてもよい。さらに、 (G) 貯水槽2における水位変化の初期状態が第5
図〓、〓の領域にあり、ポンプ3の吐出流量Q
が△Qmin.を超えて増加したとき…制御パラメ
ータ1を採用 (I) 貯水槽2における水位変化の初期状態が第4
図〓の領域にあり、ポンプ3の吐出流量Qが△
Qmin.を超えて増加したとき…制御パラメータ
3を採用 (J) 貯水槽2における水位変化の初期状態が第2
図○イ、○ロの領域にあり、ポンプ3の吐出流量Q
が△Qmin.を超えて減少したとき…制御パラメ
ータ1′を採用 (K) 貯水槽2における水位変化の初期状態が第3
図○ハの領域にあり、ポンプ3の吐出流量Qが△
Qmin.を超えて減少したとき…制御パラメータ
3′を採用 ここで制御パラメータ1′、2′、3′は、貯水槽2
における水位変化の状態、つまり第4図〓、〓、
〓の各領域に対応させて、予め定めた調節計5の
制御パラメータ値である。但し、ポンプ3の吐出
流量Qが変化しても、貯水槽2における水位変化
の状態に変更がない場合は、制御パラメータの変
更はおこなわないようにしてある。
以下、若干説明を補足する。
本発明は、次の3つの状態を判定し、制御パラ
メータを使い分けるものと云うことができる。
ケース1:限界水深以上(常流と呼ぶ)でポンプ
吐出量変化により貯水槽水位が変化するが、上
流の開水路部の流れに影響が出ない状態(第2
図○イ、第4図〓)。
ケース2:ケース1の後、上流の開水路部の流れ
に影響が出る状態で貯水槽水位変化はケース1
に比較しゆるくなる(第2図○ロ、第4図〓)。
ケース3:限界水深以下(射流と呼ぶ)で貯水槽
への流入はその水位の影響を受けず、水位変化
は一番大きい(第2図○ハ、第4図〓)。
従つて上述の(A)から(K)では次のパラメータを使
用すれば良好な制御となる。
(1)(A):ケース2の状態で吐出流量が急増したので
あるからケース1に移行し、制御パラメータ
1を使用する。
(G):常流状態で貯水槽水位が上昇中に吐出流量
が急増したのであるから、水位停止後、ケー
ス1に移行するので制御パラメータ1を使用
する。
故に(A)、(G)とも吐出流量変化によりケース
1の状態になるため同一の制御パラメータを
使うことになる。
(2)(D):ケース2の状態で吐出量や急減したのであ
るからまずケース1に移行し制御パラメータ
1′を使用する。
(F):〓の領域即ち射流状態であつたのが貯水槽
の水位の上昇により、その水位差△HがH2
以下になつた場合であるから常流に移行した
と判断できる。従つて、その時点からケース
1の状態に移行したので制御パラメータ1′を
使用する。ここでH2は常流か射流かを2つ
の水位計の差で判断する基準値として使用す
る。
(J):常流状態で水位下降時に吐出流量が急減し
たのであるから水位下降が止まり、逆に水位
上昇に転じている。従つてその時点からケー
ス1になるのであるから制御パラメータ1′を
使用する。
故に(D)、(F)、(J)とも常流で水位上昇が開始
した状態であるため同一の制御パラメータを
用いることになる。
(3)(C):2つの水位計の水位差がH2を超えたた
め、射流(ケース3)に移行したと判断し、
制御パラメータ3を使用する。
(I):射出状態で水位上昇中に吐出流量が急激
し、水位の下降(ケース3)となり、射流状
態は継続しており制御パラメータ3を使用す
る。
故に、いずれも射流状態における水位下降
時であるから同一制御パラメータを用いるこ
とになる。
尚、H1、H2、△Qminは次の量である。
H1:ケース1とケース2の判定を行う水位差の
基準値 H2:常流と射流の判定を水位差の基準値 △Qmin:通常運転の場合、貯水槽への流入量と
ポンプ吐出量はほぼ等しく、△Qmin≒0しか
しポンプ吐出量を変化させたとき、ケース1、
ケース2、ケース3の移行や水位の上下降の逆
転を生じる基準判定値である。変化がこの値以
下ならば水位や状態の移行が生じても大きな変
動がないので使用中の制御パラメータをそのま
ま使用しても良いと判断する。従つて制御パラ
メータの変更が必要となる変化幅としてこの値
を設定する。
以上、ポンプ3の吐出流量Qが増加または減少
する場合について、貯水槽2における水位変化の
状態により、3種類の制御パラメータを切り替え
て用いるものとして説明したが、水位変化の状態
を更に細かく分類して、もつと多種類の制御パラ
メータを採用するようにすることもできる。また
ポンプ3の吐出流量5の変化幅が大きい取水系で
は、吐出流量Qの変化幅に応じて制御パラメータ
を設定する必要がある。なお、前述の例でポンプ
3の吐出側貯水槽の水位が変動し、取水量が小刻
みに変動するような取水系では、制御パラメータ
1および1′を採用し、取水量が長時間にわたつて
大きく変動する系では主に制御パラメータ2また
は2′を用いて制御する。
また上記実施例のほかに、貯水槽2における水
位変化の状態が第2図○イまたは第4図〓の領域に
ある状態を無視し、貯水槽2の水位が限界水深以
上にある場合(第2図ロまたは第4図ロ′)と、
限界水深以下にある場合(第2図ハまたは第4図
ハ′)に分けて、異なつた制御パラメータを用い
る手法もある。この場合、限界水深以上か以下か
の判定には、流量計8により測定した取水流量、
水位計6,7により測定した各水位、比較のため
の基準量H2などを用いる。このようにして、貯
水槽2の水位が限界水深以下になつたら調節計5
によりポンプ3の如き取水機器(バルブ、ゲート
など連続制御可能なものなら何でも可)を自動的
に操作し、貯水槽2が空になるのを防止すること
ができる。この場合、取水機器の運転制御のた
め、貯水槽2の水位を検出するほか、流量計8に
より測定すべき取水流量、第2の貯水槽4の水
位、貯水槽4からの取水量またはさらに下流の需
要先の取水流量などを検出する制御装置もあり、
このような制御装置に対してこの発明を適用する
こともできる。
次に、この発明を実施するに際しての具体的な
事項を説明する。ポンプ3の運転方式としては、
オン・オフ制御運転、速度制御運転(回転数制御
運転)、2台以上の場合は両者の混合運転などが
あるが、この発明の実施のためには速度制御運転
を採用するのが適している。ポンプ3の制御装置
としては、貯水槽2の水位一定制御、吐出流量
(流量計8により測定可能)一定制御、貯水槽4
の水位一定制御、貯水槽4からの取水量またはそ
の先にある需要家の取水量の測定値を用いた予測
制御、などが考えられ、そのほか不感帯や設定値
変更を組合せる装置などもあるが、この発明の実
施例では貯水槽2の水位を一定に制御するものと
して説明してある。調節計5の制御形式としては
PID(比例、積分、微分)制御が良く使用される
形式で、その場合、制御パラメータとしては比例
感度、積分時間、微分時間などがあるので、これ
らを予め何種類かの値に設定しておき、先に説明
した如く、貯水槽2における水位変化の初期状態
やポンプ2の吐出流量Qの増減などに応じて演算
器により適宜選択して調節計5に与えることにな
る。なお、周知のように、PID制御の式から位置
形と速度形の二つの基本式が得られるが、その場
合は、それに応じた制御パラメータを採用すれば
よいことは勿論である。
以上、説明したとおりであるので、この発明に
よれば、取水量の変化に対して流量変化を生じる
のに時間遅れを伴う水系の取水制御に際し、従来
の調節計に設定する制御パラメータを固定してい
たのに対し、この発明では多数の制御パラメータ
を予め定めておき、状態変化の種類によつて最適
なパラメータを演算器により選択して調節計に設
定するようにしたので、非線形な取水制御を実現
しており、そのため精度の高い制御性が得られる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す概要図で
あり、第2図および第3図は、ポンプの吐出流量
が増加傾向にある場合の貯水槽における水位変化
の過渡応答特性をそれぞれ例示的に示す模式図、
第4図および第5図は、ポンプ吐出流量が減少傾
向にある場合のそれぞれ同様な模式図である。 図において、1は開水路、2は貯水槽、3はポ
ンプ、4は第2の貯水槽、5は調節計、6と7は
それぞれ水位計、8は流量計、9は演算器、を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 河川から水路を経て貯水槽に引き入れた水を
    ポンプにより取水する応答遅れを伴う系におい
    て、 貯水槽水位検出器と水路上流の水位検出器とポ
    ンプ取水流量測定器を設けると共に、取水ポンプ
    を制御する調節計と、前記貯水槽水位と水路上流
    の水位とポンプ取水流量とを入力されて前記調節
    計の制御パラメータを算出する演算器とを備えて
    成り、 演算器が、貯水槽水位と水路上流の水位との水
    位差、ポンプ吐出流量の単位時間当たりの変化
    量、貯水槽における水位変化の初期状態を求める
    と共に、前記水位差、吐出流量の単位時間当たり
    の変化量がそれぞれ所定値を超えているか否かと
    前記初期状態とを併せ判断して算出する制御パラ
    メータを調節計が与えられてそれにより取水ポン
    プを制御することを特徴とする取水制御装置。
JP6004878A 1978-05-22 1978-05-22 Water-intake control method Granted JPS54152201A (en)

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