JP3535369B2 - 導水流量制御方法 - Google Patents

導水流量制御方法

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JP3535369B2 JP00774198A JP774198A JP3535369B2 JP 3535369 B2 JP3535369 B2 JP 3535369B2 JP 00774198 A JP00774198 A JP 00774198A JP 774198 A JP774198 A JP 774198A JP 3535369 B2 JP3535369 B2 JP 3535369B2
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導水流量制御方法
に係り、特に、長距離の導水路入口に設けられたポンプ
の流量、及び出口に設けられたゲート及び流量調節弁を
開閉制御するための導水流量制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、或る河川(または池等)と他
の河川(または池等)との間を導水路で連結し、一方の
河川を流れる水の一部を導水路を通して他方の河川に供
給できるようにした導水設備がある。このような導水設
備においては、ゲートの開閉及び流量調整弁の弁開度、
さらにポンプの回転数を自動制御する制御システムが採
用され、導水先の河川(または湖、池等)への導水量を
自動的に制御し、適量の導水が行えるようにしている。
そしてこの導水量の制御方法としては、実際の導水量を
導水路出口で検出して導水流量の超過・不足を検出し、
この超過・不足を検出した時点で導水路出口のゲート操
作量と流量調節弁の開度操作量、及び導水路入口ポンプ
の回転数の制御指令値を決定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
導水路出口付近で検出された流量に基づき導水路入口の
流量を制御するから、入口に於ける流入流量が変化して
からその変化が出口に現れるまでには、導水路の長さに
応じた時間がかかる。このため、導水路が長い場合に
は、例えば流入流量を増やしてもその増加がすぐには出
口には現れないので、制御系はさらに流入量を増やす制
御を繰り返す。そうすると、出口での流量はやがて制御
目標値をオーバーして、今度は逆方向の制御が行われる
が、そのときも目標値よりも少ない方へオーバー制御さ
れてしまう。このため、長距離輸送の場合には、フィー
ドバック制御が不安定気味になり、いつまでも流量が一
定にならず、導水流量が安定になるには時間を要すると
いう問題があった。更に、設備の経年変化によって、導
水路の管路損失、ゲート開度特性、弁特性、流入側のポ
ンプ特性等に影響が現れ、制御が更に複雑になるという
問題があった。なお、導水距離が近距離であれば、特に
制御指令に対する応答時間遅れを考慮する必要はない。
【0004】そこで、本発明は、長い導水路の場合で
も、流量の安定な制御が可能で、かつ各種設備の特性が
経年変化により変わってもそれに自動的に対応できるよ
うにした導水流量制御方法を提供することを目的として
いる。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、導水路出口に
設けられた1ないし複数のゲートもしくは弁の各々から
の流出量に対する流出目標値を設定し、前記ゲートもし
くは弁の各々に対して設定された流出目標値の合計流量
が得られるように導水路入り口の取水用ポンプを制御す
るとともに、導水路のモデルと前記設定された流出目標
値とを用いて前記ゲートもしくは弁の各々の損失係数を
算出し、該算出した損失係数からその損失係数と前記ゲ
ートもしくは弁の開度との関係を示す開度対損失係数特
性を用いて前記ゲートもしくは弁の各々の所要開度を算
出し、さらに該算出した所要開度と現在の実際の開度と
から開度操作量を求めるという操作量算出処理を行い、
この処理によって算出した開度操作量にもとづいてゲー
トもしくは弁の開度操作を行うようにした導水流量制御
方法であって、前記ゲートもしくは弁からの流出目標値
が与えられてその合計流量が得られるように前記取水用
ポンプが制御され、前記操作量算出処理によって求めら
れた操作量に基づくゲートもしくは弁の操作が行われた
後に、あらかじめ定められた制御タイミングごとに前記
ゲートもしくは弁の流量検出とその目標値との比較を行
い、前記ゲートもしくは弁のすべてについてその検出流
量と前記目標流出量との誤差が許容値以下という定常条
件が満たされない状態があらかじめ定められた第1設定
時間継続したときは、前記誤差が小さくなるようにあら
かじめ定められた量だけ前記損失係数を増大または減少
させるというモデル修正とこのモデル修正に基づく前記
操作量算出処理とその結果によるゲートもしくは弁の操
作を行い、その後さらに前記第1設定時間の間前記定常
条件が満たされないときは前記モデル修正、前記操作量
算出処理とその結果によるゲートもしくは弁の操作を行
うという制御を、前記定常条件が満たされるまで繰り返
すようにしたことを特徴とする導水流量制御方法を開示
する。
【0006】さらに本発明は、前記の導水流量制御方法
において、前記定常条件が満たされた状態が継続した後
に、前記定常条件が満たされない時間があらかじめ定め
られた第2設定時間継続したときは、前記誤差が小さく
なるようにあらかじめ定められた量だけ前記損失係数を
増大または減少させるというモデル修正とこのモデル修
正に基づく前記操作量算出処理とその結果によるゲート
もしくは弁の操作を行い、その後さらに前記第1設定時
間の間前記定常条件が満たされないときは前記モデル修
正、前記操作量算出処理とその結果によるゲートもしく
は弁の操作を行うという制御を、前記定常条件が満たさ
れるまで繰り返すようにしたことを特徴とする導水流量
制御方法。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る導水流量制御
方法が適用された流量制御システム及び導水設備の概要
を示す構成図である。図1において、導水設備は、川1
と湖2の間に設けた導水路3aを有し、この導水路3a
を介して川1から湖2へ水を導いている。導水路3aは
数キロメートルに及ぶ長距離の輸送路であり、その途中
には、圧力調整用の立坑4a、4b、4cが数キロ間隔
に設置されている。この立坑4a、4b、4cは導水路
3aに対し鉛直方向に立設されており、立坑4a、4
b、4c内には所定の水位に水が入っており、導水路3
a内の水圧の変動に応じて水が立坑内に流入または流出
し、負圧を生じさせないようにしている。
【0008】導水路3aの取水口の近傍にはポンプ6が
設置され、川1の水を汲み上げて導水路3aに流入させ
る。ポンプ6の近傍には導水路3aから流入流量QBを
検出するための流量計7が設置されている。導水路3a
には、立坑4cに連結された状態で導水路3bが分岐
し、湖2へ水を導いている。導水路3bの途中には開閉
可能な流量調節弁5が設けられ、湖2への水の供給及び
停止が行われおり、流量調節弁5の入り口近傍には導水
路3bから流出する流出流量QVを検出するための流量
計8が設置されている。更に、立坑4cの後部の導水路
3a内には、ゲート9とそこからの流出流量QGを検出
するための流量計13が設置されていて、ゲート9の開
度は開度計10により検出される。流量調節弁5の開度
は開度計11により検出され、さらにゲート9を駆動す
るために、ゲート駆動装置12が設けられている。
【0009】制御装置20は、上記の流量計7,8,1
3,開度計10,11の検出結果を取り込み、設定器2
1で設定された流量の目標値QV=Qv0およびQG=QG0
が実現されるように、ポンプ6の回転数、ゲート9及び
弁5の開度を制御するもので、演算装置やメモリを備え
た電子計算機などで構成されている。
【0010】次に、制御装置20における制御方法につ
いて説明する。この制御方法が図2のフローチャートに
示されており、これは、本発明の導水流量制御方法の例
である。図2において、まず設定器21より導水設備の
モデルが初期設定される(ステップ201)。このモデ
ルは、導水設備の構造寸法や水流に対する損失係数、流
量調節弁5やゲート9の特性などをパラメータとして、
各部の水位、流速、流量などの関係を表す数式モデル
で、導水路の各部サイズや損失係数、ゲート及び流量調
節弁の流出量目標値を与えると、ゲート及び流量調節弁
の損失係数fG、fVを算出することができる。このモデ
ルについての詳細は後述する。
【0011】次に設定器21により、流出量QG、QVの
目標値QG0、QV0を初期設定する(ステップ202)。
流入量QBと流出量QG、QVとの間には、定常状態では
【数1】 の関係が成立しているので、流出量の目標値QG0、QV0
が与えられると流入量の目標値QB0はそれらの和で与え
られる:
【数2】 設定器21で目標値の設定(再設定を含む)を行ったと
きは、設定器21から設定変更があったことを知らせる
ための信号を制御装置20へ送り、制御装置20内の変
更フラグをオンとしておくものとする。
【0012】こうしてステップ201、202で初期設
定が終了すると、次に制御パラメータj、jmをそれぞ
れ0、j1(正の整数)にセットし(ステップ20
3)、前述の変更フラグをチェックする(ステップ20
4)。流出量の目標値が初期設定された直後には、変更
フラグがオンになっているので、ステップ205へ進
み、まず変更フラグをオフにし、それから設定された流
出量の目標値QG0、QV0とそれらの和である流入量の目
標値QB0を用いてモデル計算を行い、その目標値の時の
ゲート9及び流量調節弁5の損失係数fG、fVを算出す
る(ステップ205)。次にゲート9,流量調節弁5の
開度を開度計10,11から取り込み(ステップ20
6)、ゲート9,弁5の操作量を算出する(ステップ2
07)。この操作量の算出は、ゲート9及び流量調節弁
5のそれぞれの「開度−損失係数」曲線があらかじめ制
御装置20に格納されており、これを参照することによ
りステップ205で算出した損失係数に対応する開度を
算出し、さらにその算出した開度とステップ206で取
り込んだ現在の開度とから、ゲート9及び弁5の開度を
どれだけ操作すればよいかを算出するものである。
【0013】ゲート及び弁の開度操作量が決定される
と、次にその求めた操作量に従ってゲート9及び流量調
節弁5を操作し、さらに、そのときの目標流量から(数
2)で求めた流入量を与えるように、ポンプ6の回転数
を制御する(ステップ208)。そして制御パラメータ
j、jmをそれぞれ0,j2にセットし(ステップ20
9)、定常時の制御へ移行する。
【0014】定常時の制御においては、流出量の監視を
周期的に行い、それが目標値に対して許容偏差以上の誤
差を生じたときにモデルの修正を行うものである。すな
わちまず、制御タイミングになったかを調べる(ステッ
プ210)。このタイミングはあらかじめ定めておき、
その周期をTとする。制御タイミングになると、流量計
7,8,13の検出した流量QB、QG、QVを取り込み
(ステップ211)、流出量QG、QVとその目標値QG
0、QV0との偏差がともにあらかじめ定められた許容偏
差以下かを調べる(ステップ212)。ここでもし許容
偏差を超えていれば、パラメータjを+1し(ステップ
213)、j≧jmかを調べる(ステップ214)。こ
の条件が満たされていなければステップ204へ戻る
が、ここでは変更フラグはオフとされているのでステッ
プ210へ進み、以下、制御タイミングごとに検出流量
が許容偏差以下かのチェックが行われる。こうして許容
偏差以下、という条件が満たされない状態が続くと、上
記動作をくりかえしている内に、j≧jmの条件が満た
されるから(ステップ214でYes)、そのときはモデ
ルを修正し(ステップ215、この内容は後述)、ステ
ップ205以下の処理により改めてゲート9,流量調節
弁5、及びポンプ6の操作を行う。また、ステップ21
4の条件が満たされるまでの間に、流出量QG、QVがと
もに許容偏差以下になれば(ステップ212でYes)、
パラメータjを改めて0にリセットする(ステップ20
3)。また、上記の繰り返し制御の途中で、設定器21
により目標値の変更が行われると、変更フラグがオンに
なるので、このときも初期設定時と同様に、ステップ2
05以下のモデル計算、ゲート9,弁5,及びポンプ6
の操作が行われる。
【0015】以上の処理によると、制御周期Tとパラメ
ータj1の積で与えられる時間j1・T以上、続けて流出
量QG、QVの少なくとも一方がその設定値に対して許容
偏差以上の誤差を有している状態が続くと、それは経年
変化によるものとしてモデルの修正が行われる。また、
ゲート9,弁5,ポンプ6を操作した後、上記の周期T
とパラメータj2の積で与えられる時間j2・T以上、続
けて流出量QG、QVの少なくとも一方がその設定値に対
して許容偏差以上の誤差を有している状態が続くと、や
はりモデル修正が行われることになる。従って、目標値
の変更時や、経年変化に基づくモデル修正時には、ゲー
トなどの操作が行われ、その操作による流量変化が流出
口で十分落ち着くかを時間j2・Tの間観測することに
なる。以上より、パラメータj1、j2、Tを導水路の長
さに応じて適切に定めておけば、目標値の変更時もモデ
ル修正時にも安定な制御を行うことができる。
【0016】なお、操作量の決定後に、例えば流量調節
弁5に流れる流量が増加するように操作する場合、先に
流量調節弁5を開き、その後にゲート9のゲート操作を
行ってから流量調節弁5を閉めるようにする。つまり、
流量調節弁5とゲート9は同時には操作せず、開く操作
を優先させる。こうすると、立坑4の水位がオーバーフ
ローするのが防止される。また、ハンチング防止のた
め、操作を徐々に行うと共に、片方の操作の終了後に他
方の操作を行うようにする。
【0017】次に、ステップ215に於けるモデルの修
正方法について説明する。これは、修正される前に算出
されていた損失係数をfG、fVとすると、
【数3】 で求めた計数fG’、fV’を損失係数として、これに対
してステップ207に於ける操作量を決定するものであ
る。ここでCG、CVの値としては、その大きさは一定と
し、その符号は実測流出量がその目標値よりも大きくて
許容偏差を超えていれば負、小さくて許容偏差を超えて
いれば正とし、許容偏差以内であれば0とする。
【0018】次に、ステップ205において用いるモデ
ルの詳細を説明する。図3は、図1に示した導水設備を
より詳しく示したもので、図1と同一の設備などには同
一の符号が付されている。図1の導水設備は、上から見
た概略的な平面図(ただし立坑の部分は垂直断面図)で
あるが、図3は導水路3a、3bや立坑4a〜4dなど
に沿ってその垂直方向の断面でみた展開図である。ま
た、ゲート9から湖2への導水路部分は図1では簡略化
しているが、ここにも立坑4dが有り、この立坑4dを
介して地下の導水路3aから湖2へ水が運ばれるものと
している。この図3にて、位置A〜Kを表1のように
【表1】 選び、各位置αに於ける水位をHα、管路の内径をD
α、流速をVα、流量をQαとし、また位置αから位置
βへの流速をVαβ、位置α、β間の距離をLαβとす
ると(α、βは表1のA〜Kの内の該当するもの)、以
下の(数4)〜(数16)が成立する。
【数4】
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【数10】
【数11】
【数12】
【数13】
【数14】
【数15】
【数16】 ここで定数nはマニングの式で与えられ、gは重力加速
度、fαβは位置α、β間の損失水頭係数でこれらはあ
らかじめ与えられた定数である。また、fG、fVはゲー
ト9及び流量調節弁5の損失係数である。(数4)、
(数7)、(数8)、(数11)および(数13)は位
置α、β間の摩擦による損失水頭の式を表し、(数
5)、(数6)、(数9)、及び(数10)は分流によ
る損失水頭の式を表し、(数12)は立坑4cから湖2
までの流量調節弁5による損失水頭の式を表し、(数1
4)は立坑4dから湖2までの水頭による損失水頭の式
を表し、さらに(数15)(数16)は分流に伴う流量
配分の式を表している。
【0019】(数4)〜(数16)と
【数17】 の関係とを用いて損失係数fG、fVを求めると(数1
8)(数19)が得られる。
【数18】
【数19】 従って、流入流量QB、流量調節弁5からの流出流量QV
の目標値QB0、QV0を用いて(数18)から損失係数f
Vを算出することができる。ただし(数18)のDIK、
QIKは立坑4cから導水路3bへ分岐した位置の管路の
直径と流量であり、QIK=QVである。また(数19)
から、定常状態ではQC=0、QD=QBであることに注
目して、流入流量QB、流出流量QV、QGの目標値QB
0、QV0、QG0を用いて損失係数fGが算出できる。以上
が図2のステップ205で用いる数式モデルである。
【0020】なお、以上に述べた実施の形態において
は、河川から池に導水を行うものとしたが、河川から河
川、池から河川、池から池等であってもよいことはいう
までもない。また、導水路は3aと3bの2分岐の例を
示したが、本発明は2分岐に限定されるものではなく、
1出口でもよいし、2分岐以上であってもよく、また導
水路の長さに応じて立坑の個数が変わっても適用可能で
ある。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の導水流量制
御方法によれば、流量の安定な制御が可能になり、ま
た、設備特性の経年変化にも自動的に対応できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導水流量制御方法が適用された流
量制御システム及び導水設備の概要を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の導水流量制御方法を説明するフローチ
ャートである。
【図3】導水設備モデルの説明図である。
【符号の説明】
1 川 2 湖 3a、3b 導水路 4a、4b、4c 立坑 5 流量調節弁 6 ポンプ 7、8、13 流量計 9 ゲート 10、11 開度計 12 ゲート駆動装置 20 制御装置 21 設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 7/00 - 7/06 G05B 11/00 - 13/04 G05B 23/00 - 23/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導水路出口に設けられた1ないし複数の
    ゲートもしくは弁の各々からの流出量に対する流出目標
    値を設定し、前記ゲートもしくは弁の各々に対して設定
    された流出目標値の合計流量が得られるように導水路入
    り口の取水用ポンプを制御するとともに、導水路のモデ
    ルと前記設定された流出目標値とを用いて前記ゲートも
    しくは弁の各々の損失係数を算出し、該算出した損失係
    数からその損失係数と前記ゲートもしくは弁の開度との
    関係を示す開度対損失係数特性を用いて前記ゲートもし
    くは弁の各々の所要開度を算出し、さらに該算出した所
    要開度と現在の実際の開度とから開度操作量を求めると
    いう操作量算出処理を行い、この処理によって算出した
    開度操作量にもとづいてゲートもしくは弁の開度操作を
    行うようにした導水流量制御方法であって、 前記ゲートもしくは弁からの流出目標値が与えられてそ
    の合計流量が得られるように前記取水用ポンプが制御さ
    れ、前記操作量算出処理によって求められた操作量に基
    づくゲートもしくは弁の操作が行われた後に、あらかじ
    め定められた制御タイミングごとに前記ゲートもしくは
    弁の流量検出とその目標値との比較を行い、前記ゲート
    もしくは弁のすべてについてその検出流量と前記目標流
    出量との誤差が許容値以下という定常条件が満たされな
    い状態があらかじめ定められた第1設定時間継続したと
    きは、前記誤差が小さくなるようにあらかじめ定められ
    た量だけ前記損失係数を増大または減少させるというモ
    デル修正とこのモデル修正に基づく前記操作量算出処理
    とその結果によるゲートもしくは弁の操作を行い、その
    後さらに前記第1設定時間の間前記定常条件が満たされ
    ないときは前記モデル修正、前記操作量算出処理とその
    結果によるゲートもしくは弁の操作を行うという制御
    を、前記定常条件が満たされるまで繰り返すようにした
    ことを特徴とする 導水流量制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の導水流量制御方法にお
    いて、前記定常条件が満たされた状態が継続した後に、
    前記定常条件が満たされない時間があらかじめ定められ
    た第2設定時間継続したときは、前記誤差が小さくなる
    ようにあらかじめ定められた量だけ前記損失係数を増大
    または減少させるというモデル修正とこのモデル修正に
    基づく前記操作量算出処理とその結果によるゲートもし
    くは弁の操作を行い、その後さらに前記第1設定時間の
    間前記定常条件が満たされないときは前記モデル修正、
    前記操作量算出処理とその結果によるゲートもしくは弁
    の操作を行うという制御を、前記定常条件が満たされる
    まで繰り返すようにしたことを特徴とする導水流量制御
    方法。
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