JPS6255019A - コンバイン等の穀粒収容装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンバイン等の穀粒収容装置に関する。

従来の技術 従来、この種の穀粒収容装置は、脱穀装置から揚穀され
る穀粒を一旦穀粒タンクに収容して伴走車や畦上のトラ
ック等に排出するか、又は該脱穀装置からの穀粒を穀粒
排出ホッパーに受けて排出処理するものであった。

発明が解決しようとする問題点 コンバイン作業等で脱穀装置から揚穀される穀粒を収容
し、この収容される穀粒を機外へ排出する揚穀装置を装
着した穀粒タンクを有する形態の穀粒収容装置にあって
は、一般に、この穀粒タンク内に一旦穀粒を収容しほぼ
満杯となれば、伴走車や畦上のトラック等に排出しなが
ら作業能率を高めて穀粒の収容並びに排出作業が行われ
るが、例えば、圃場が湿田であるとか、又圃場の区画整
理が未実施等で該穀粒タンクを活用できない圃場であっ
ても作業可能として適応範囲を拡大しようとするもので
ある。

問題点を解決するための手段 この発明は、脱穀装ｒｌ（１）から揚穀される穀粒を収
容すると共にこの収容される穀粒を機外へ排出する揚殻
装置（２）を装着した穀粒タンク（３）の上部に、該脱
穀装置（１）からの穀粒を受けて直接機外へ排出する排
出戸樋（４）を形成可能に設けてなるコンバイン等の穀
粒収容装置の構成とする。

発明の作用、および効果 コンバイン作業等で脱穀装′Ｉ！１（１）から４！Ｓ穀
された穀粒を穀粒タンク（３）内に収容し、この収容さ
れた穀粒がほぼ満杯状態となれば、揚穀装置（２）から
伴走車や畦上のトラック等に排出しながら穀粒の収容並
びに排出作業が行われるが、例えば、湿田地帯とか、又
圃場の区画整理が成されていない等で、該穀粒タンク（
３）を充分に活用できないｌ１ｆｊ場等では、この穀粒
タンク（３）の上部に排出戸樋（４）を形成して、この
排出戸樋（４）によって該脱穀装置（１）から揚穀され
た穀粒を受けて直接機外へ排出させて穀粒袋等に受けて
袋詰め作業を行う。

これによって圃場の作業条件に対応して、該脱穀装置（
１）からの穀粒を該穀粒タンク（３）内に収容して作業
能率を高めることができると共に、又該脱穀装！　（１
）からの穀粒を排出戸樋（４）によって直接機外へ排出
することができて作業条件に対する適用範囲を拡大する
ことができる。

実施例 なお図例において、コンバイン（５）は、下部にクロー
ラ（６）を有する走行装置（７）を設け、この走行装置
（７）に支持された機体（８）上部には脱穀装置（１）
、エンジン部、及び運転席（９）等を装設し、該脱穀装
置（１）前部には殻稈を刈取移送する刈取装置（ｌＯ）
を設け、この刈取装置（１０）で刈取られた穀稈を該脱
穀装置（１）のフィートチエンで供給移送しながら脱穀
し、脱穀済の排稈は、後部の排わら処理装置（１１）を
経て圃場へ排出させる構成としている。

該脱穀装置（１）で脱穀された穀粒は、この脱穀装置（
１）の側部で該運転席（９）後方に位置して、該機体（
８）上部に着脱可能に設けられた穀粒タンク（３）内へ
螺旋（１２）を内装する楊殻機（１３）によって移送排
出すべく構成している。

該穀粒タンク（３）底部には１前後方向に向かって螺旋
（１４）が内装され、該穀粒タンク（３）後側壁外側に
は、この螺旋（１４）に連通ずる揚穀装置（２）が装着
されて、該穀粒タンク（３）内に収容された穀粒を機外
に排出すべく構成し、該穀粒タンク（３）の上部に、該
脱穀装置（１）の揚穀ａ（１３）から供給される穀粒を
受けて、この脱穀装置（１）とは反対の側壁外方へ直接
排出する排出戸樋（４）を形成すべく、この排出戸樋（
４）を穀粒が流下する流下棚（１５）と排出口（Ｉｌｌ
）部へ穀粒を案内する案内棚（１７）　　（１８）とに
分割し、該流下棚（１５）は側面視コ字状に形成して、
これら６棚（１５）　　（１７）　　（１Ｂ）は、各々
軸（１９）にて開閉自在に枢着され、この軸（１９）一
端側には開閉レバー（２０）が設けられ、この開閉レバ
ー　（２０）　　（２０）・・・を下方へ操作すれば該
流下棚（１５）、案内棚（１７）　　（１８）は、開放
状態となって該穀粒タンク（３）の内側面に重合する垂
下状態となり、又逆に該開閉レバー（２０）　　（２０
）・・・を上方へ操作すれば該流下棚（１’５）、案内
棚（１７）　　（１８）は、閉鎖状１ムとなって該排出
戸樋（４）を形成する構成としている。又該排出口（１
６）部には摺動自在で該穀粒タンク（３）とこの排出口
（ｔｅ）とを連通する状態と遮断する状１ムとに！／］
科可能なシャッター（２１）を設けている。

該排出口（１８）下側には袋保持杆（２２）　　（２２
）を機体側方に延設させて、この袋保持杆（２２）　　
（２２）に穀粒袋（２３）の両端に設けられた吊下具を
挿通し該穀粒袋（２３）を排出口（１Ｂ）の下側に臨ま
せて穀粒受ができるようにし、この穀粒袋（２２）下部
を支受する穀粒受台（２０を該機体（８）側端部にピン
（２５）により上下回動自在で、支持板（２Ｂ）でほぼ
水平位置に支持しうる構成としている。

又該穀粒タンク（３）の前壁下部及び後壁下部にはスタ
ンド（２７）を設け、このスタンド（２７）は、上下回
動自在で左右方向に摺動可能で垂下状態に固定できると
共に、該スタンド（２７）下端部にはジヤツキ部（２８
）を設けて、該穀粒タンク（３）を上下に調節可能な構
成としている。

又前記機体（８）は、該スタンド（２７）を垂下状態と
してジヤツキｉ’ｉｔｌ　（２８）によって、該穀粒タ
ンク（３）部をこの機体（８）部より昇降させて、コン
バイン（５）を萌・後進させて、該穀粒タンク（３）部
を該機体（８）上部に積み下し可能とすべく、該機体（
８）部には該スタンド（２７）部の通過する切欠部（２
９）を設けた構成としている。

コンバイン作業は、作業者が運転席（９）に搭乗して運
転操作することによって行われるが、機体（８）の走行
はエンジン部からの回転により走行装置（７）が回転駆
動されて行われ、刈取装置（ｌＯ）で刈取られた穀稈は
、後方の脱穀装ｇ！Ｉ（１）へ供給され移送されながら
脱穀処理され、脱穀済の排わらは更に後方へ移送されて
排わら処理装置（１１）から圃場へ排出される。

脱穀処理された穀粒は、揚穀機（１３）によって上方へ
揚穀されて穀粒タンク（３）内へ移送排出されて収容さ
れ、この収容された穀粒が該穀粒タンク（３）にほぼ満
杯状態になれば、揚穀装置（２）から伴走車又はトラッ
ク等へ排出しながらコンバイン作業が行われる。

このコンバイン作業において、例えば、圃場が湿田地帯
とか、雨あがり等で、該脱穀装ｆｆ１（１）で脱穀処理
された穀粒を該穀粒タンク（３）内へ収容すれば、該走
行装置（７）が沈下を起し、この穀粒タンク（３）を充
分に活用できない圃場等では、開閉レバー（２０）　　
（２０）・・・を上方へ操作して案内棚（１７）　　（
１Ｂ）及び流下棚（１５）を閉鎖状態として排出戸樋（
４）を形成し、穀粒袋（２３）を袋保持杆（２２）　　
（２２）に挿通させて排出口（１Ｂ）の下側に臨ませて
、穀粒受台（２４）に支受けされた該穀粒袋（２３）内
へ取出すべくシャッター（２１）を摺動操作して、該穀
粒タンク（３）と排出口（１６）とを連通させて、該排
出戸樋（４）によって脱穀装２１　（１）から揚穀され
た穀粒を受けて直接機外へ排出させて穀粒袋（２３）へ
袋詰めが行われる。

又該穀粒タンク（３）をトラック等に積載して運搬し、
この穀粒タンク（３）に収容された穀粒を次の作業行程
である乾燥機等へ直接排出する場合は、該穀粒タンク（
３）と機体（８）との取付を外し、スタンド（２７）を
外方へ摺動させて引き出し、下方へ回動させて垂下状態
に固定してジヤツキ部（２８）にて該穀粒タンク（３）
を機体（８）上方に浮かせて、コンバイン（５）を前進
走行させて、トラック等を該穀粒タンク（３）下部に挿
入して、該ジヤツキ部（２８）を下降させてトラックに
積載して、該スタンド（２７）を上記逆手順にて格納し
て運搬する。又機体（８）に搭載する場合は、上記の逆
手順にて行う。

これによって圃場の作業条件に合せて、該脱穀装置（１
）からの穀粒を該穀粒タンク（３）内に収容して作業能
率を高めることができると共に、該脱穀装置（１）から
の穀粒をこの穀粒タンク（３）上部に排出戸樋（４）を
形成することによって直接機外へ排出させて袋詰め作業
ができて、圃場条件等に対する適用範囲を拡大させるこ
とができる。又該機体（８）から穀粒タンク（３）の積
み下し、及びトラック等への積み下しか容易となり、該
穀粒タンク（３）内に穀粒を収容した状態で運搬して乾
燥機等への直接排出も可能で、排出時にスタンド（２７
）を使用することによりトラックを他に利用することが
できる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は一部
破断せる側面図、第２図は一部破断せる背面図である。 図中、符す（１）は脱穀装置、（２）は揚穀装置、（３
）は穀粒タンク、（４）は排出戸樋を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱穀装置（１）から揚穀される穀粒を収容すると共にこ
   の収容される穀粒を機外へ排出する揚穀装置（２）を装
   着した穀粒タンク（３）の上部に、該脱穀装置（１）か
   らの穀粒を受けて直接機外へ排出する排出戸樋（４）を
   形成可能に設けてなるコンバイン等の穀粒収容装置。