JPS6254950B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6254950B2
JPS6254950B2 JP57041027A JP4102782A JPS6254950B2 JP S6254950 B2 JPS6254950 B2 JP S6254950B2 JP 57041027 A JP57041027 A JP 57041027A JP 4102782 A JP4102782 A JP 4102782A JP S6254950 B2 JPS6254950 B2 JP S6254950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mortar
layer
foam concrete
adhesive
tiles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57041027A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58156657A (ja
Inventor
Koji Fujii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJII KENZAI KOGYO KK
Original Assignee
FUJII KENZAI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJII KENZAI KOGYO KK filed Critical FUJII KENZAI KOGYO KK
Priority to JP4102782A priority Critical patent/JPS58156657A/ja
Publication of JPS58156657A publication Critical patent/JPS58156657A/ja
Publication of JPS6254950B2 publication Critical patent/JPS6254950B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、建築物の外装壁として用いる発泡
体コンクリートにタイルを貼付けるための工法に
関するものである。
建築物の壁材として、軽量で断熱性に優れた発
泡体コンクリートの使用が増大しているが、通水
性があるため表面に防水性の外装を施さなければ
ならない。
ところで、発泡体コンクリートは、引張り強度
が3Kg/cm2と柔軟なため、表面にモルタルを塗つ
てタイル貼りの外装を採用しようとすると、モル
タルとタイルの重量による負荷に耐えかね、コン
クリート面での剥離や破壊を引き起す危険があ
る。
このため、発泡体コンクリートの壁面にはタイ
ル貼外装を施すことができず、表面を薄塗りの塗
料吹付材による外装に頼つているのが現状であ
る。
また、発泡コンクリートは温度の変化によつて
膨脹、収縮を起すため、表面に厚塗りのモルタル
を直接塗布すると、コンクリートとモルタルの膨
脹、収縮の差によつて破壊が発生し、このような
面からもタイルの貼付けを困難にしている。
この発明は、発泡コンクリートを用いた壁面の
外装にタイル貼りを採用したいという希望にこた
えて研究開発されたものであり、発泡コンクリー
トと表面にタイルを剥離や破壊を生じることなく
貼付けることができ、外装にタイル貼を採用する
ことができる発泡体コンクリートへのタイル貼付
工法を提供するのが目的である。
この発明の構成は、発泡体コンクリートの表面
をゴム物質の水溶液で塗布処理した後、上記表面
に塗膜防水材とモルタル接着材を兼ねるゴム塗膜
層を形成し、この塗膜層の上に接着防水剤を混入
した下地モルタル層を設け、乾燥した下地モルタ
ル層上に圧着用モルタル層を形成してからタイル
を貼付ゴム塗膜層により発泡体コンクリートとモ
ルタルの膨脹、収縮差を吸収し、ゴム塗膜層及び
下地モルタル層より二重の防水処理を施すように
したものである。
以下、この発明を添付図面の実施例に基づいて
説明する。
第1図に示すように、建築物の壁面に取付けた
発泡体コンクリート1の表面を清浄にした状態
で、水性の塗膜防水材兼モルタル接着材の3倍程
度の水溶液2をプライマーによつてコンクリート
1の表面に塗布する。
この水溶液2は発泡体コンクリート1の内部に
浸透し、コンクリートの吸水性をセーブすると同
時に浸透部分におけるコンクリートの強度を強化
することになる。
次に、第2図のように、発泡体コンクリート1
間接着防水剤を混和したジヨイント用モルタル3
を充填し、このジヨイント部分の外面に必要に応
じ寒冷紗のような補強部材4を貼付け、(第3図
参照)この後、第4図のように、水性の塗膜防水
材兼モルタル接着材を用いてゴム塗膜層5を全面
に均一形成する。
上記水溶液2及びゴム塗膜層5に用いる水性の
塗膜防水材兼モルタル接着材は、ゴム物質の水溶
性粘液であり、ゴム物質としては、アクリルゴ
ム、スチレンブタジエンラバー、プチレンゴム、
イソプレンラテツクス、クロロプレンラテツクス
等を用いることができ、市販品としてエマル、マ
ツト(商品名)をあげることができる。
このモルタル接着材の原液は3万CPSという高
粘度を有し、コテで塗つても垂れない程度の固い
ものであり、ゴム塗膜層5を形成する場合は、30
%の水で稀釈し、刷毛やローラで塗布すればよ
い。
上記ゴム塗膜層5の層厚は、0.5mm〜2mmにな
るように形成し、乾燥により発泡体コンクリート
1の表面に軟かいゴムシートを貼つた状態にな
り、同質の水溶液2との結合により、強固な貼付
け状態が得られると同時に、防水塗膜を構成する
ことになる。
ゴム塗膜層5が乾燥すると第5図のように、接
着防水剤を混入した下地モルタル層6を3mm〜5
mm程度の厚みをもつて均一に押圧塗着し、3日〜
7日間程度の日数をかけて養生させる。
この場合、夏季や風の強いときには、急激な水
分飛散による下地モルタル層6の亀裂発生を防止
するため、アルカリに強い増粘保水剤をセメント
40Kgに対して70g程度混和し、保水を行なうよう
にするのが好ましい。
下地モルタル層6の養生が完了すると、上記と
同様接着防水剤を混入した圧着用モルタル7を下
地モルタル層6上に2mm程度の厚さで塗布し(第
5図参照)、この圧着用モルタル7を利用してタ
イル8の貼付けを行ない(第6図参照)、次に各
タイル8間に接着防水剤を混合した防水目地ノロ
9を施し、第7図のように仕上げる。
前記ジヨイント用モルタル3と下地モルタル層
6及び圧着用モルタル7の混和する接着防水剤
は、水性エマルジヨンタイプのゴムを主成分とす
るカチオン系のものが用いられる。
この接着防水剤は、陽イオン電気をおびた特殊
樹脂液であり、下地側の陰イオンとの結合による
電荷作用で強力接着する物性を有し、モルタルに
混和して硬化乾燥させると、ゴムの粒子がモルタ
ルの隙間や空間に充満し、完全な防水と同時に、
モルタルの軟性化と耐衝撃性の向上を図ることが
できるものであり、市販品として、モル、キツス
(商品名)をあげることができる。
なお、モルタル塗工面やタイル貼着面が大きく
なる程、表面応力及び発泡体コンクリート1との
動きの差が大きくなるため、下地モルタル層6を
縦3m、横4m程度の大きさに区切り、この区切
つた部分にモルタルでタイル目地10を施して安
全性を向上させるようにするのが好ましい。
また、下地モルタル層6を形成するとき、第8
図に示すように、発泡スチロールや合成繊維のよ
うな軽量骨材11を混入したモルタルを使用する
ようにしてもよく、軽量骨材11の使用によりモ
ルタル重量を砂モルタルの3分の1程度に軽量化
でき、セメント及び骨材の使用量も減少させるこ
とができ、断熱効果も向上する。
次に、第9図に示す例は、事前処理としての発
泡体コンクリート1間へのモルタル接着プライマ
ーの塗布やモルタルの充填及び補強部材を省略す
るようにした場合であり、発泡体コンクリート1
上に水溶液2の塗布とゴム塗膜層5を継目部分ま
で一体に施し、このゴム塗膜層5上に、下地モル
タル層6、圧着用モルタル層7、タイル7を順次
取付ければよく、継目部分の凹部が下地モルタル
層によつて埋められることになる。
このようにすると、事前処理が省け、工期の短
縮化を図ることができる。
以上のように、この発明によると、上記のよう
な構成であるので、以下に列挙する効果がある。
(1) ゴム塗膜層と接着防水剤を混入した下地モル
タル層を用いて発泡体コンクリートの表面にタ
イルを貼付けるようにしたので、ゴム塗膜層が
発泡体コンクリートと下地モルタル層との動き
の差をゴムパツキンのように吸収すると同時
に、発泡体コンクリートへのモルタル層の薄厚
化塗布及びタイルの強固な固定を得ることがで
き、従つて引張り強度の比較的弱い発泡体コン
クリートの外装としてタイルの貼付け仕上げを
採用することができる。
(2) ゴム塗膜層及び接着防水剤を混合した下地モ
ルタル層の使用により、最外層のタイルとによ
つて多数段の防水処理が施せることになり、防
水性能が大幅に向上する。
(3) ゴム塗膜層がパツキンの役目を果し、下地モ
ルタル層が軟性をもつているため、発泡体コン
クリートの膨脹、収縮を有効に吸収し、剥離や
破壊の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図の各々は、この発明に係る貼
付工法の工程を順番に示す縦断面図、第8図と第
9図の各々は仕上り状態の異なつた例を示す従断
面図である。 1……発泡体コンクリート、2……塗膜防水材
兼モルタル接着材の水溶液、5……ゴム塗膜層、
6……下地モルタル層、7……圧着用モルタル、
8……タイル、9……防水目地ノロ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発泡体コンクリートの表面をゴム物質の水溶
    液で塗布処理した後、上記表面に塗膜防水材とモ
    ルタル接着材を兼ねるゴム塗膜層を形成し、この
    塗膜層の上に接着防水剤を混入した下地モルタル
    層を設け、乾燥した下地モルタル層上に圧着用モ
    ルタル層を形成してからタイルを貼付けることを
    特徴とする発泡体コンクリートへのタイル貼付方
    法。
JP4102782A 1982-03-12 1982-03-12 発泡体コンクリ−トへのタイル貼付工法 Granted JPS58156657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4102782A JPS58156657A (ja) 1982-03-12 1982-03-12 発泡体コンクリ−トへのタイル貼付工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4102782A JPS58156657A (ja) 1982-03-12 1982-03-12 発泡体コンクリ−トへのタイル貼付工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58156657A JPS58156657A (ja) 1983-09-17
JPS6254950B2 true JPS6254950B2 (ja) 1987-11-17

Family

ID=12596906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4102782A Granted JPS58156657A (ja) 1982-03-12 1982-03-12 発泡体コンクリ−トへのタイル貼付工法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06240845A (ja) * 1993-02-12 1994-08-30 Shimizu Corp 吸水率が大きな焼成物による外装材の施工法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622748Y2 (ja) * 1987-02-27 1994-06-15 株式会社タイルメント 建物の表装構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51115019A (en) * 1975-04-03 1976-10-09 Tanto Kk Method of laying tiles on foaming concrete body
JPS55148861A (en) * 1979-05-10 1980-11-19 Akirou Kumagai Method of bonding tile

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JPS58156657A (ja) 1983-09-17

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