JPS6254047A

JPS6254047A - フル−ト用パイプ材

Info

Publication number: JPS6254047A
Application number: JP60193487A
Authority: JP
Inventors: Koji Ikeda; 幸治池田
Original assignee: Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Current assignee: Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority date: 1985-09-02
Filing date: 1985-09-02
Publication date: 1987-03-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、フルート用パイプ材の改良に関するものであ
る。

（従来技術とその問題点）従来、フルート用パイプ材としては、−ａにＡｇ、Ａｇ
合金等のパイプ材が用いられてきたがフルートの音色の
面で十分とは云えないものであった。

また一部では良い音色のでる１４金や１８金等より成る
パイプ材も用いられてきたが、価格的に高価な為、低価
格或いは中価格のパイプ材としてＡｕの含有率の低いパ
イプ材が要望されていた。

そこでＡｕの含有率の低い９金（Ａｕ３７．５ｗｔ％−
Ｃｕ６２．５ｗｔ％）をフルート用パイプ材とする試み
がなされたが、加工割れが発生し、パイプ加工が極めて
困難であった。

（発明の目的）本発明の斯かる諸事情に鑑みなされたものであり、Ａｕ
の含有量が低く、加工割れすることが無く、良い音色の
でるフルート用パイプ材を提供せんとするものである。

（発明の構成）本発明のフルート用パイプ材は、Ａｕを２３〜５０ｗｔ
％含有し、且つＡｇ３〜５ｗｔ％、Ｃｕ４３〜７５ｗｔ
％、Ｚｎ１〜３ｗｔ％の内Ｃｕ及びＺｎが必須成分とし
て蒼有して成るものである。

本発明のフルート用パイプ材に於いて、Ａｕを２３〜５
０−ｔ％含有する理由は、フルートを制作した場合良い
音色を出せるようにするためであり、２３ｗｔ％未満で
は効果が薄く、５０ｗｔ％を超えると価格的に高価にな
るからである。またＣｕ４３〜７５ｗｔ％ｔ％含有する
理由は、材料費を低減する為で、４３ｉｖｔ％未満では
その効果が薄く、７５−ｔ％を超えると加工性が著しく
悪くなり、後述のＺｎを添加しても加工性の向上を図る
ことが不可能となるからである。さらにＺｎ１〜３ｗｔ
％添加する理由は、Ａｕ−Ｃｕ合金の加工性を向上する
為で、１ｗｔ％未満ではその効果が無く、３ｗｔ％を超
えるとフルートを制作した場合良い音色が出にく（なる
からである。

一般にフルートの音色の良否は、材料の比重、硬度に大
きく左右されると言われている。本発明のフルート材料
はＡｕを含有することにより比重が従来のＡｇ、Ａｇ合
金のフルート材料よりも高く、硬度も高くなるので、こ
れにより制作したフルートは良い音色が出るものである
。

以下本発明によるフルート用材料の効果を明瞭にする為
にその具体的な実施例と従来例について説明する。

（実施例及び従来例）下記の表の左欄に示す成分組成、比重、硬度の実施例１
〜４及び従来例の１〜３のフルート用パイプ材にてフル
ートを制作し、加工性及び音色の良否を検査した処、下
記の表の右欄に示すような結果を得た。

（以下余白）上記の表で明らかなように実施例の１〜４のフルート用
パイプ材は、従来例１．２のフルート用パイプ材に較べ
比重が高く且つ硬度が高いので、フルートを制作した場
合極めて良い音色が出るものである。また実施例１〜４
のフルートは、Ｚｎが含有されているので、従来例１〜
３ととりわけ従来例３のフルート用パイプ材に較べ著し
く加工性に優れている。

（発明の効果）以上の説明で判るように本発明のフルート用パイプ材は
、Ａｕの含有量が少なくて価格的に安価であり、また加
工性に優れているのでフルートの制作が容易であり、さ
らに比重および硬度が高いので良い音色のそるフルート
を得ることができるという優れた効果がある。

Claims

【特許請求の範囲】

Ａｕを２３〜５０ｗｔ％を含有し、且つＡｇ３〜５ｗｔ
％、Ｃｕ４３〜７５ｗｔ％、Ｚｎ１〜３ｗｔ％の内のＣ
ｕおよびＺｎが必須成分として含有して成るフルート用
パイプ材。