JPS6253917B2 - - Google Patents
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- JPS6253917B2 JPS6253917B2 JP1883383A JP1883383A JPS6253917B2 JP S6253917 B2 JPS6253917 B2 JP S6253917B2 JP 1883383 A JP1883383 A JP 1883383A JP 1883383 A JP1883383 A JP 1883383A JP S6253917 B2 JPS6253917 B2 JP S6253917B2
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Landscapes
- Discharge Heating (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、製錬などに用いる電気炉の電極に
給電するための電気炉における給電装置に関す
る。
給電するための電気炉における給電装置に関す
る。
例えば金属などを製錬する製錬用電気炉は、炉
内通電を図るための電極が設けられており電極へ
の通電は通常給電クランプにて行なつているが、
特殊な目的のため電極自体を回転する必要のある
場合は、電極への給電方法として電極の外周近傍
に固定させた給電ブラシを、回転する電極の周囲
に直接接触させるブラシ周囲接触方式が採用され
ている。ところが、この種従来の給電方式では、
電極の回転に伴う電極の心ぶれにより給電ブラシ
の接触不良を生じてアークを発生し、給電ブラシ
の焼損などの事故が生じやすいばかりか、事故が
発生しないまでも給電ブラシの摩耗が著しく頻繁
にその交換を行なわなければならず、電気炉稼動
効率向上の妨げとなつていた。
内通電を図るための電極が設けられており電極へ
の通電は通常給電クランプにて行なつているが、
特殊な目的のため電極自体を回転する必要のある
場合は、電極への給電方法として電極の外周近傍
に固定させた給電ブラシを、回転する電極の周囲
に直接接触させるブラシ周囲接触方式が採用され
ている。ところが、この種従来の給電方式では、
電極の回転に伴う電極の心ぶれにより給電ブラシ
の接触不良を生じてアークを発生し、給電ブラシ
の焼損などの事故が生じやすいばかりか、事故が
発生しないまでも給電ブラシの摩耗が著しく頻繁
にその交換を行なわなければならず、電気炉稼動
効率向上の妨げとなつていた。
この発明は、以上の点に鑑み成されたものであ
つて、すなわちこの発明は、給電ブラシの焼損な
どの事故が発生するおそれがないばかりか給電ブ
ラシの摩耗を極力少なくし、かつ給電ブラシの接
触不良をなくして、電気炉稼動効率の向上が図れ
る電気炉における給電装置を提供することを目的
とする。
つて、すなわちこの発明は、給電ブラシの焼損な
どの事故が発生するおそれがないばかりか給電ブ
ラシの摩耗を極力少なくし、かつ給電ブラシの接
触不良をなくして、電気炉稼動効率の向上が図れ
る電気炉における給電装置を提供することを目的
とする。
したがつて、この目的を達成するためにこの発
明の電気炉における給電装置は、電気炉の回転電
極に給電する電気炉における給電装置において、
上記回転電極の周囲に取り付けられた給電リング
と、該給電リングの上下面を弾発的に挾持する給
電ブラシ、とを少くとも具備することを特徴とす
る。
明の電気炉における給電装置は、電気炉の回転電
極に給電する電気炉における給電装置において、
上記回転電極の周囲に取り付けられた給電リング
と、該給電リングの上下面を弾発的に挾持する給
電ブラシ、とを少くとも具備することを特徴とす
る。
以下、図示の一実施例によりこの発明を説明す
る。
る。
第1図は、この発明に係る電気炉の給電装置が
付設された電気炉としての亜鉛蒸留炉の正面方向
からの断面図であり、この亜鉛蒸留炉は、炉頂に
は数本の上部電極1が設けられていると共に、炉
底の排鉱皿2の中央位置には下方に突出して回転
電極としての単一の下部電極3が設けられてい
る。上記上部電極1は、炉頂に環状空隙を周囲に
残して垂直下方に向けて挿入されており、環状空
隙には例えば4つと云つた適宜数の装入物供給口
4が設けられていて、装入物は、図示しない供給
ホツパから適当な予熱器を経て例えば炉頂上に設
けられたホツパに送られ、そこから装入物供給口
4に通じる送入脚6を経て炉内に供給されるよう
になつている。
付設された電気炉としての亜鉛蒸留炉の正面方向
からの断面図であり、この亜鉛蒸留炉は、炉頂に
は数本の上部電極1が設けられていると共に、炉
底の排鉱皿2の中央位置には下方に突出して回転
電極としての単一の下部電極3が設けられてい
る。上記上部電極1は、炉頂に環状空隙を周囲に
残して垂直下方に向けて挿入されており、環状空
隙には例えば4つと云つた適宜数の装入物供給口
4が設けられていて、装入物は、図示しない供給
ホツパから適当な予熱器を経て例えば炉頂上に設
けられたホツパに送られ、そこから装入物供給口
4に通じる送入脚6を経て炉内に供給されるよう
になつている。
一方、上記下部電極3は、例えば直径800mmの
大きさを有し排鉱皿2の回転に伴い回転軸Gを中
心に回転されるようになつており、該下部電極3
の上端周囲には第1図と第2図に示すように電流
を分散する銅製リング3aが付設されていて、炉
内通電状態を良好にし、また炉下部での余剰発熱
現象を回避する構成となつている。
大きさを有し排鉱皿2の回転に伴い回転軸Gを中
心に回転されるようになつており、該下部電極3
の上端周囲には第1図と第2図に示すように電流
を分散する銅製リング3aが付設されていて、炉
内通電状態を良好にし、また炉下部での余剰発熱
現象を回避する構成となつている。
次に、上記下部電極3を中心にして設けられる
給電装置を第3図から第6図により説明する。
給電装置を第3図から第6図により説明する。
上記下部電極3の下部周囲には、例えば銅鋳物
でできた円板状の給電リング7が取り付けられて
おり、この給電リング7のリング幅Lはこの実施
例では例えば300mm程度に設定されていて、下部
電極3の電流流出面積の拡大を図るために流出面
積が例えば1.77×104cm2に設定されている。この
給電リング7の上部には、第4図に示すように少
くとも1箇所にスクレーパ8が吊下げられてお
り、このスクレーパ8により給電リング7上の粉
塵などの異物を給電リング7の回転に伴い除去で
きるようになつている。
でできた円板状の給電リング7が取り付けられて
おり、この給電リング7のリング幅Lはこの実施
例では例えば300mm程度に設定されていて、下部
電極3の電流流出面積の拡大を図るために流出面
積が例えば1.77×104cm2に設定されている。この
給電リング7の上部には、第4図に示すように少
くとも1箇所にスクレーパ8が吊下げられてお
り、このスクレーパ8により給電リング7上の粉
塵などの異物を給電リング7の回転に伴い除去で
きるようになつている。
上記給電リング7の近傍には、複数(この実施
例では9基)の給電ブラシ部9が床より絶縁して
支持されており、この各給電ブラシ部9は、第5
図に示すように水冷用給排水銅管Tに固定された
支持部材10の二葉の支持端10a,10aに
各々ボルトナツトで取り付けられた導電性材料よ
り成る可撓コーペル11,11と、この可撓コー
ペル11,11の先端に固着されて前記給電リン
グ7の上下面に摺接される給電ブラシ12,12
と、該給電ブラシ12,12を上記可撓コーペル
11,11に抗して給電リング7の上、下面に加
圧付勢する加圧装置13,14とより概略構成さ
れている。
例では9基)の給電ブラシ部9が床より絶縁して
支持されており、この各給電ブラシ部9は、第5
図に示すように水冷用給排水銅管Tに固定された
支持部材10の二葉の支持端10a,10aに
各々ボルトナツトで取り付けられた導電性材料よ
り成る可撓コーペル11,11と、この可撓コー
ペル11,11の先端に固着されて前記給電リン
グ7の上下面に摺接される給電ブラシ12,12
と、該給電ブラシ12,12を上記可撓コーペル
11,11に抗して給電リング7の上、下面に加
圧付勢する加圧装置13,14とより概略構成さ
れている。
上記給電ブラシ12,12は、第7図と第8図
に示すように、例えば銅粉と黒鉛とを混ぜた材料
で直方体形状に成形されその厚みはH3となつて
おり、この上面12aは、可撓コーペル11が接
合される給電面でかつ加圧装置13,14により
加圧される加圧面とされていると共に、下面12
bは、給電リング7の上面あるいは下面が摺動さ
れる摺動面とされていて、第5図に示すように給
電ブラシ12,12はコーペル押え板12c,1
2cを介して可撓コーペル11,11に対してボ
ルト締めして取り付けられている。また、上記加
圧装置13,14は、ボルトナツト15a,15
aを介して座板16に支持されて給電ブラシ12
を覆うブラシ枠17と、このブラシ枠17に内蔵
されたスプリング18の両端を受けるスプリング
受板19及びスプリング押え板20と、このスプ
リング受板19と上記コーペル押え板12cとの
間に介在される鋼球21と、を有しており、上記
スプリング押え板20を上下動操作する調節ボル
トナツト22によりスプリング18を介して給電
ブラシ12を給電リング7の上面あるいは下面に
所定の面圧たとえば200g/cm2〜650g/cm2で加圧
できるようになつている。
に示すように、例えば銅粉と黒鉛とを混ぜた材料
で直方体形状に成形されその厚みはH3となつて
おり、この上面12aは、可撓コーペル11が接
合される給電面でかつ加圧装置13,14により
加圧される加圧面とされていると共に、下面12
bは、給電リング7の上面あるいは下面が摺動さ
れる摺動面とされていて、第5図に示すように給
電ブラシ12,12はコーペル押え板12c,1
2cを介して可撓コーペル11,11に対してボ
ルト締めして取り付けられている。また、上記加
圧装置13,14は、ボルトナツト15a,15
aを介して座板16に支持されて給電ブラシ12
を覆うブラシ枠17と、このブラシ枠17に内蔵
されたスプリング18の両端を受けるスプリング
受板19及びスプリング押え板20と、このスプ
リング受板19と上記コーペル押え板12cとの
間に介在される鋼球21と、を有しており、上記
スプリング押え板20を上下動操作する調節ボル
トナツト22によりスプリング18を介して給電
ブラシ12を給電リング7の上面あるいは下面に
所定の面圧たとえば200g/cm2〜650g/cm2で加圧
できるようになつている。
しかして、各給電ブラシ部9の加圧装置13,
14の調節ボルトナツト22を調節して給電ブラ
シ12を加圧して給電リング7に摺接した状態で
は、第4図に示すように、加圧装置13のスプリ
ング押え板20の内面からコーペル押え板12c
の内面までの距離がH1とされ、同様に加圧装置
14のスプリング押え板20の内面からコーペル
押え板12cの内面までの距離がH2とされてい
て、この実施例では給電ブラシ12の面圧は第9
図に示すように上記H1,H2の値により設定でき
るようになつている。
14の調節ボルトナツト22を調節して給電ブラ
シ12を加圧して給電リング7に摺接した状態で
は、第4図に示すように、加圧装置13のスプリ
ング押え板20の内面からコーペル押え板12c
の内面までの距離がH1とされ、同様に加圧装置
14のスプリング押え板20の内面からコーペル
押え板12cの内面までの距離がH2とされてい
て、この実施例では給電ブラシ12の面圧は第9
図に示すように上記H1,H2の値により設定でき
るようになつている。
次に、下部電極3の周囲に設けられて給電リン
グ7および各給電ブラシ部9を覆つて保護する防
塵カバー23について説明する。
グ7および各給電ブラシ部9を覆つて保護する防
塵カバー23について説明する。
第3図と第5図に示すように、この実施例防塵
カバー23は、給電リング7の円周方向に沿つて
5分割され、かつ床より絶縁支持されていて、各
給電ブラシ部9に対応する位置には該給電ブラシ
部9の点検蓋23aが着脱自在にとり付けられて
いる。
カバー23は、給電リング7の円周方向に沿つて
5分割され、かつ床より絶縁支持されていて、各
給電ブラシ部9に対応する位置には該給電ブラシ
部9の点検蓋23aが着脱自在にとり付けられて
いる。
次に、以上の構成における作用を説明する。
排鉱皿2が回転駆動されると共に可撓コーペル
11,11がたとえば断面電流密度111A/cm2で
通電されると、下部電極3は給電ブラシ12,1
2と給電リング7を介して給電され、この下部電
極3と上部電極1の組合せにより炉内には装入物
を通して一様な通電分布状態が得られ、炉内温度
が最適に保たれる。この際の給電ブラシ12,1
2は、標準設定面圧が例えば450g/cm2程度とさ
れていると共に接触電流密度が15.0A/cm2とされ
ている。
11,11がたとえば断面電流密度111A/cm2で
通電されると、下部電極3は給電ブラシ12,1
2と給電リング7を介して給電され、この下部電
極3と上部電極1の組合せにより炉内には装入物
を通して一様な通電分布状態が得られ、炉内温度
が最適に保たれる。この際の給電ブラシ12,1
2は、標準設定面圧が例えば450g/cm2程度とさ
れていると共に接触電流密度が15.0A/cm2とされ
ている。
ところで、上述の通電状態において、下部電極
3が回転に伴い心ぶれをおこして給電リング7が
上下方向にふれを生じて給電ブラシ12,12に
無理な力が加わることが考えられるが、給電ブラ
シ12,12は給電リング7を弾発的に上下から
挾持しており、可撓コーペル11,11及び加圧
装置13,14内のスプリング18,18に抗し
て上下方向に移動して給電ブラシ12,12に加
わる無理な力を吸収できる。また給電リング7の
傾きに対しては、鋼球21の周りに給電ブラシ1
2が回転することにより、吸収できる。したがつ
て、給電ブラシ12,12の摺動面12b,12
bの摩耗を極力減少でき、かつ給電ブラシ12,
12の焼損などの事故を防げる共に、給電リング
7への摺接は確実に成され、給電ブラシ12,1
2の接触不良が生ずることはない。また、防塵カ
バー23により上方より落下する粉塵などの異物
から給電リング7および各給電ブラシ部9は保護
されると共に、たとえ防塵カバー23の下方から
舞上つた異物が給電リング7にかかつてもスクレ
ーパ8により完全に除去することができる。した
がつて、給電ブラシ12,12と給電リング7と
の接触を常に良好に保つことができる。
3が回転に伴い心ぶれをおこして給電リング7が
上下方向にふれを生じて給電ブラシ12,12に
無理な力が加わることが考えられるが、給電ブラ
シ12,12は給電リング7を弾発的に上下から
挾持しており、可撓コーペル11,11及び加圧
装置13,14内のスプリング18,18に抗し
て上下方向に移動して給電ブラシ12,12に加
わる無理な力を吸収できる。また給電リング7の
傾きに対しては、鋼球21の周りに給電ブラシ1
2が回転することにより、吸収できる。したがつ
て、給電ブラシ12,12の摺動面12b,12
bの摩耗を極力減少でき、かつ給電ブラシ12,
12の焼損などの事故を防げる共に、給電リング
7への摺接は確実に成され、給電ブラシ12,1
2の接触不良が生ずることはない。また、防塵カ
バー23により上方より落下する粉塵などの異物
から給電リング7および各給電ブラシ部9は保護
されると共に、たとえ防塵カバー23の下方から
舞上つた異物が給電リング7にかかつてもスクレ
ーパ8により完全に除去することができる。した
がつて、給電ブラシ12,12と給電リング7と
の接触を常に良好に保つことができる。
次に、給電装置のメインテナンスについて説明
する。
する。
まず、給電ブラシ12,12の摩耗に伴う交換
手順を説明する。止電していることと、排鉱皿2
の回転が停止していることを確認の上、防塵カバ
ー23を分割して取りはずしたあと、調節ボルト
ナツト22、ボルトナツト15a、座板16を取
り、スプリング押え板20およびスプリング18
を抜き取る。そして、可撓コーペル11,11の
ボルトナツトを緩めて、給電ブラシ12、可撓コ
ーペル11、コーペル押え板12c、鋼球21お
よびスプリング受板19をブラシ枠17の正面の
開口部(図示せず)より抜き取り、給電ブラシ1
2、可撓コーペル11およびコーペル押え板12
cを締めているボルトを緩めて、給電ブラシ12
の厚みH3が所定の厚み以下となつている場合は
新しい給電ブラシ12と交換する。尚、給電ブラ
シ12の交換後の組立は上述した分解手順と逆の
手順により行なえばよい。
手順を説明する。止電していることと、排鉱皿2
の回転が停止していることを確認の上、防塵カバ
ー23を分割して取りはずしたあと、調節ボルト
ナツト22、ボルトナツト15a、座板16を取
り、スプリング押え板20およびスプリング18
を抜き取る。そして、可撓コーペル11,11の
ボルトナツトを緩めて、給電ブラシ12、可撓コ
ーペル11、コーペル押え板12c、鋼球21お
よびスプリング受板19をブラシ枠17の正面の
開口部(図示せず)より抜き取り、給電ブラシ1
2、可撓コーペル11およびコーペル押え板12
cを締めているボルトを緩めて、給電ブラシ12
の厚みH3が所定の厚み以下となつている場合は
新しい給電ブラシ12と交換する。尚、給電ブラ
シ12の交換後の組立は上述した分解手順と逆の
手順により行なえばよい。
つづいて、給電ブラシ12の摺動面圧の調整に
ついて説明する。
ついて説明する。
止電していることと、排鉱皿2の回転が停止し
ていることを確認の上、事前に防塵カバー23の
点検蓋23aをはずしておく。摺動面圧の調整
は、調節ボルトナツト22により行い、その面圧
の確認は加圧装置13,14の各距離H1,H2で
行なわれる。すなわち、給電ブラシ12の面圧と
H1,H2の関係を示す第9図において、距離H1,
H2の大きさにより、各々の給電ブラシ12の面
圧が設定できるようになつており、たとえば面圧
を標準設定面圧450g/cm2にするには、H1を220.9
mm、H2を208.2mmにすればよいことが判る。
ていることを確認の上、事前に防塵カバー23の
点検蓋23aをはずしておく。摺動面圧の調整
は、調節ボルトナツト22により行い、その面圧
の確認は加圧装置13,14の各距離H1,H2で
行なわれる。すなわち、給電ブラシ12の面圧と
H1,H2の関係を示す第9図において、距離H1,
H2の大きさにより、各々の給電ブラシ12の面
圧が設定できるようになつており、たとえば面圧
を標準設定面圧450g/cm2にするには、H1を220.9
mm、H2を208.2mmにすればよいことが判る。
更に、スクレーパ8は、その下端が、給電リン
グ7に対して正しく当たる様に調整し、摩耗によ
り給電リング7の粉塵などの異物が除去できなく
なる直前にスクレーパ8を交換すれば、給電ブラ
シ12が粉塵などの異物により損傷されたり、接
触不良を生じたりするおそれはない。
グ7に対して正しく当たる様に調整し、摩耗によ
り給電リング7の粉塵などの異物が除去できなく
なる直前にスクレーパ8を交換すれば、給電ブラ
シ12が粉塵などの異物により損傷されたり、接
触不良を生じたりするおそれはない。
以上説明したようにこの発明によれば、電気炉
の回転電極の周囲に取り付けられた給電リング
と、該給電リングの上下面を弾発的に挾持する給
電ブラシ、とを少くとも具備する構成としたの
で、電極が回転に伴い心ぶれをおこしても、給電
ブラシは追随して弾発的にその位置を変えること
から給電ブラシに加わる無理な力を吸収でき、し
たがつて給電ブラシの摩耗を極力減少でき、かつ
アークを発生することなく給電ブラシの焼損など
の事故を防ぐことができると共に、給電リングに
対し確実に給電ブラシを摺接して接触不良をなく
することができることから、電気炉稼動効率の向
上が図れる効果がある。
の回転電極の周囲に取り付けられた給電リング
と、該給電リングの上下面を弾発的に挾持する給
電ブラシ、とを少くとも具備する構成としたの
で、電極が回転に伴い心ぶれをおこしても、給電
ブラシは追随して弾発的にその位置を変えること
から給電ブラシに加わる無理な力を吸収でき、し
たがつて給電ブラシの摩耗を極力減少でき、かつ
アークを発生することなく給電ブラシの焼損など
の事故を防ぐことができると共に、給電リングに
対し確実に給電ブラシを摺接して接触不良をなく
することができることから、電気炉稼動効率の向
上が図れる効果がある。
第1図は、この発明に係る電気炉の給電装置が
付設された電気炉としての亜鉛蒸留炉の正面方向
からの断面図、第2図は、下部電極付近に付設さ
れた給電装置の拡大断面図、第3図は、同給電装
置及び防塵カバーの平面図、第4図は、同防塵カ
バーを取つた状態を示す平面図、第5図は、同給
電装置の要部拡大図、第6図は、同要部平面図、
第7図は、給電ブラシの平面図、第8図は、第7
図の―線における断面図、第9図は、給電ブ
ラシの面圧と距離との関係を示す説明図である。 3…下部電極、7…給電リング、8…スクレー
パ、9…給電ブラシ部、11…可撓コーペル、1
2…給電ブラシ、13,14…加圧装置、23…
防塵カバー。
付設された電気炉としての亜鉛蒸留炉の正面方向
からの断面図、第2図は、下部電極付近に付設さ
れた給電装置の拡大断面図、第3図は、同給電装
置及び防塵カバーの平面図、第4図は、同防塵カ
バーを取つた状態を示す平面図、第5図は、同給
電装置の要部拡大図、第6図は、同要部平面図、
第7図は、給電ブラシの平面図、第8図は、第7
図の―線における断面図、第9図は、給電ブ
ラシの面圧と距離との関係を示す説明図である。 3…下部電極、7…給電リング、8…スクレー
パ、9…給電ブラシ部、11…可撓コーペル、1
2…給電ブラシ、13,14…加圧装置、23…
防塵カバー。
Claims (1)
- 1 電気炉の回転電極に給電する電気炉における
給電装置において、上記回転電極の周囲に取り付
けられた給電リングと、該給電リングの上下面を
弾発的に挾持する給電ブラシ、とを少くとも具備
することを特徴とする電気炉における給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1883383A JPS59146190A (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 電気炉における給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1883383A JPS59146190A (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 電気炉における給電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59146190A JPS59146190A (ja) | 1984-08-21 |
JPS6253917B2 true JPS6253917B2 (ja) | 1987-11-12 |
Family
ID=11982560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1883383A Granted JPS59146190A (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 電気炉における給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59146190A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02110478U (ja) * | 1989-02-18 | 1990-09-04 |
-
1983
- 1983-02-09 JP JP1883383A patent/JPS59146190A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02110478U (ja) * | 1989-02-18 | 1990-09-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59146190A (ja) | 1984-08-21 |
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