JPS6253803A - ブレ−ド監視方法および精密切削装置 - Google Patents

ブレ−ド監視方法および精密切削装置

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JPS6253803A
JPS6253803A JP60193492A JP19349285A JPS6253803A JP S6253803 A JPS6253803 A JP S6253803A JP 60193492 A JP60193492 A JP 60193492A JP 19349285 A JP19349285 A JP 19349285A JP S6253803 A JPS6253803 A JP S6253803A
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JP
Japan
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blade
electrical signal
wear
sensor
monitoring
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Application number
JP60193492A
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English (en)
Inventor
一郎 稲崎
柿崎 純一
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Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6253803A publication Critical patent/JPS6253803A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ブレードの状態を監視して、ブレードの過
度の摩耗の発生を検出するとともに、ブレードの切込み
深さを制御するブレード監視方法および精密切削装置に
関する。
〔従来技術〕
精密切削装置、たとえば、半導体ウェーハ(以ド、ウェ
ーハという)のダイシングソーや、フェライトのスラー
サー等においては、ブレードの摩、 耗や欠けを無視で
きない。
たとえば、ウェーハのダイシングにおいては。
回路パターンの施された、厚さ約0.7ミリの、ウェー
ハを格子状切断ライン(ストリートと称する)に沿って
切断する。ここで、ブレードは、ストリートを完全に切
断することなく、ストリートの一部を残存させて、多数
の矩形領域、いわゆる、チップの分離を防止する。また
、ウェーハの裏面に接着テープを付着した場合には、接
着テープを残してストリートを完全に切断する。そして
、ウェーハは、ダイシングの終了後、チップが分離しな
い状態で、次工程に送られ、チップ毎に分難さの切込み
代を残して、ウェーハを切削する。そのために、Z軸方
向のブレードの位置、つまり、ブレードの切込み深さを
正確に設定しなければならない。
また、フェライトの溝付、スライシング加工においても
、ブレードの切込み深さを正確に設定する必要がある。
ブレードは、゛通常、合成または天然のダイヤモンド砥
粒、立方晶窒化ホウ素砥粒のような微細砥粒を電着、レ
ジンボンド、メタルボンド等によって結合して形成され
る。このようなブレードは、たとえば、両側から支持フ
ランジに挟持されて。
加工手段の駆動軸に装着される。そして、加工[手段に
対して、被加工物を支持した加工テーブルの、水平面で
の、つまり、X軸およびY軸での、相対位置を設定する
とともに、加工手段を昇降させて、ブレードの切込み深
さを設定する。しかしながら、切削加工に先立って、ブ
レードの切込み深さを正確に設定しても、切削加工の継
続に伴なうブレードの摩耗は避けられない、そして、ブ
レードの摩耗の進行に伴って、被加工物での実際の切込
み深さは浅くなり、過度に摩耗すれば、所望の切削深さ
での切削加工が、もはや、困難となる。
また、時として、ブレードに欠けが生じ、ブレードの欠
けは、予期せぬ切削を招き、不良品の発生に直結する。
たとえば、グイシングツ−において、厚さ18終朧のブ
レードが、幅40IL鵬のストリートに沿って、ウェー
ハを切断すると仮足する。
ブレードが、ストリートの中央に正確に位置決めされて
も、チッピング化として各サイドに 5IL鵬程度が必
要なため、各サイドに8終■ ((40−18−10)
÷2=6)が残存するにすぎない、しかし、ブレードに
欠けが生じると、ブレードは、欠は部分がウェーハに衝
撃力を4えながら、切削し、チッピング化の領域を越え
て、各サイドにチッピングが生じる。チッピング代領域
より外側に幅8μ 。
腸の領域がそれぞれ残存するにすぎないため、ブレード
の欠けに起因するこのチッピングが、各サイドの84m
の領域を越えて、ウェーハの回路パターンを損傷させる
虞れがある。
このように、ブレードの摩耗、欠けによって、所望の切
削加工が困難となれば、不良品が生じて歩留りが低下し
、好ましくない、従って、ブレードの状態を監視し、許
容公差内での切削加工が確保されるように、適切な処置
を迅速に取ることが必要とされる。たとえば、ブレード
の摩耗に対しては、摩耗量相当距離だけ、ブレードを、
Z軸方向の下方に移動、つまり、降−ドさせなければな
らない、また、ブレードの欠けに対しては、ブレードの
回転を直ちに停止させて、ブレードを交換しなければな
らない。
そして、従来は、ブレードに対するオペレータの目視検
査、または、切削された被加工物を適宜抽出検査して、
ブレードの状態を監視している。
しかし、このようなブレードの状態の監視は、前者では
、オペレータの経験等の人為的ファクターに依存するた
め、正確さに欠けるとともに効率的でない、また、後者
においては、不良品の発生を事後に知るのみであり、適
切でない。
そのため、ブレードの状態を自動的に監視するブレード
監視装置を備えた精密切削装置が、最近、提供されてい
る。この精密切削装置では、切削加工中、発信手段から
ブレードに向けて電磁波を発信し、受信手段がブレード
に干渉された電磁波を受信する。受信手段は、受信した
電磁波に応じた電気信号を発生し、この電気信号は、ブ
レードの状態に対応して変化する。そして、受信手段か
らの電気信号が、許容公差内での切削深さを妨げるブレ
ードの過度の摩耗、欠けの発生に対応する限界値、つま
り、しきい値に達すると、自動的に検出される。また、
過度の摩耗に至る以前での摩耗の進行に対しては、実験
によって求められたデータに従って、ブレードを自動的
に降下させて、許容交差内での切削加工を確保している
このようなブレード監視手段を備えた精密切削装置では
1人為的なファクターを排除し、ブレードを自動的に監
視しているため、ブレードの状態が正確かつ効率的に把
握される。そのため、適切な処置が迅速に取られ、許容
公差内での切削加工が確保でき、不良品の発生を防出し
て、高い歩留りの切削加工が可能となる。
〔従来技術の欠点〕
しかしながら、このブレード監視方法では、摩耗の進行
に対して、実験データに基いて、ブレードを降下させて
対処している。しかしながら、実験データでのブレード
の摩耗は、実際の切削条件を可能な限り再現して得られ
ているとはいえ、実際の摩耗の進行とは微妙に異なる。
そのため、従来の方法に比較して、不良品の防止が抑制
され、歩留りが改善されたとはいえ、たとえば、許容公
差の小さな精密切削加工においては、不良品がまま生じ
る虞れがある。
〔発明の目的〕
この発明は、ブレードの過度の摩耗の発生を検出すると
ともに0、実際の摩耗の進行に追従してブレードの切込
み深さを制御するブレード監視方法および精密切削装置
の提供を目的としている。
〔発明の概略〕
この目的を達成するため、この発明のブレード監視方法
によれば、まず、センサー手段によって、ブレードの状
態を監視し、ブレードの状態に対応した電気信号を発生
する。そして、センサー手段からの電気信号をブレード
制御手段が受け、ブレード制御手段は、電気信号が、ブ
レードの単位移動量に等しいブレードの摩耗に対応する
第1のしきい値に達したことを検出し、所定数のパルス
をパルスモータに供給しブレードを単位移動量r降させ
てブレードの切込み深さを制御する。更・に、ブレード
制御手段は、電気信号が、ブレードの過度の摩耗に対応
する第2のしきい値に達したごとを検出してブレード交
換を指示する。
また、この発明の精密切削装置において、ブレード監視
手段は、センサー手段と、ブレード制御手段とを備えて
いる。そして、センサー手段は、ブレードの状態を監視
し、ブレードの状態に対応した電気信号を発生する。ま
た、ブレード制御手段は、センサー手段からの電気信号
を受け、電気信号が、ブレードの単位移動量に等しいブ
レードの摩耗に対応すg第1のしきい値に達したことを
検出し、所定数のパルスをパルスモータに供給してブレ
ードの切込み深さを制御する。更に、ブレード制御手段
は、電気信号が、ブレードの過度の摩耗に対応する第2
のしきい値に達したことを検出してブレード交換を指示
する。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例につI、s
て詳細に説明する。
第1図に示すように、ウェーハをストリートに沿って切
断するに適するこの発明に係る精密切削装置10は、ブ
レード11を備える加工手段12と、ウェーハ13のよ
うな被加工物を支持する加工テーブル14とを具備して
いる。
加工手段!2のブレード11は、たとえば、リング状に
形成され、同じくリング状の一対の支持フランジ1Bに
よって挟持されている。そして、支持フランジ1Bは駆
動軸18の一端に固定され、駆動軸は、直流モータのよ
うな適当な駆動源20によって、支持フランジ、ブレー
ドと一体的に、回転駆動される。駆動軸1B、駆動源2
0は、スライダ22上に配設される。スライダは、基台
(図示しない)上に配設され、基台上の駆動源(図示し
ない)によって紙面に垂直なX軸方向に移動されるよう
に構成されている。また、スライダ22とともに、ブレ
ード111 Z軸方向に移動させる、つまり、昇降させ
るパルスモータ24が、基台−ヒに配設されている。
パルスモータ24は、駆動@20とともに、駆動手段2
5を構成する。パルスモータ24は、ブレード11を昇
降させて、切込み深さをaJ整できれば足り、図示の構
成に限定されない、たとえば、駆動軸!8とともに、ブ
レード11を直接昇降させるように、パルスモータ24
をスライダ22上に配設してもよい。
更に、ブレード11に冷却液を供給する一対の冷却液供
給パイプ2Bが、スライダ22上に配設されている。こ
れらの冷却液供給パイプ2Bは、ブレード11の後方を
下方にのび、その後、水平にのびている、そして、冷却
液供給パイプ26の先端は閉塞され、適当な個数の噴出
孔(図示しない)が、ブレードに対向して、冷却液供給
パイプに形成されている。なお、冷却液供給パイプ2B
の上流端は冷却液供給源(図示しない)に接続されてい
る。
他方、加工テーブル14は、円形に形成され、上面が水
平になるとともに、回転可能に基台上に配設され、基台
上の駆動源28によってY軸方向に移動されるように、
構成されている。加工テーブル14は、適当な方法、た
とえば、中央部分に多数の通気孔を形成し、通気孔に負
圧を作用させて、ウェーハ13を着脱自在に支持する。
精密切削袋M10は、ブレード11の状態を監視するブ
レード監視手段30を更に具備し、ブレード監視手段は
、センサー手段32と、ブレード制御手段34とを備え
ている。
センサー手段32は、ブレード11の状態を監視し、ブ
レードの状態に対応した電気信号を発生するように構成
されている、センサー手段32は、電磁°波、好ましく
は光を利用してブレード11の状態を監視する。つまり
、センサー手段32は、赤外光、可視光、紫外光等を発
光する発光素子36と、発光素子からの光を受光する受
光素子38とを有している。実施例において、発光素子
3Bは発光ダイオー−1から、受光素子38はフォトラ
ンジスタからそれぞれ構成されている0発光素子38ま
たは受光素子38にそれぞれ連結された発光ファイバー
37と受光ファイバー39とは1発光素子3Bからの光
がブレード11に干渉されて受光素子38に受光される
ように、それぞれの先端がブレードを挟んで対向してい
る。そして、ファイバー37.38は、スラーダ22に
組込まれて、ブレード11とともに移動する。そのため
、ブレード11に干渉された光伝送路が、ファイバー3
7.39間に常に形成される。受光ファ゛イバー39を
介して受光素子38に受光された光は、受光量に対応し
て、適当な電気信号、たとえば、電圧に変換され、アン
プ44によって増幅される。ブレード監視手段30は、
この電気信、号によってブレードの状態を自動的に監視
する。なお、実施例では、発光ダイオードおよびフォト
ランジスタから、発光素子36および受光素子38を構
成しているが、他の部材を利用できることはいうまでも
ない。
なお、ブレード11によってウェーハ13を切削する際
、切粉が主1るとともに、冷却液供給パイプ26から噴
出される冷却液によって霧が生じる。そして、霧や微細
な切粉が、光伝送路に浮遊すれば、発光素子からの光が
散乱され、受光素子の受光量が変動する虞れがある。ま
た、霧や微細な切粉が、ファイバー37.38の対向す
る先端に付着した場合も同様のことがいえる。このよう
な切粉や霧は、受光源を、つまりは、それに対応する電
気信号を、変動させ、ブレード状態の正確な監視を妨げ
る。そのため、ブレード11の下端で行われる切削加工
から最も離反したブレードの上端に、センサー手段32
が設けられている。しかし、ブレード11の回転に追随
して、微細な切粉や霧が、ブレードの上端に移動し、光
伝送路に浮遊したり、ファイバー37.3−9の対向す
る先端に付着する虞れがある。従って、受光量に対する
切粉や霧の影響を排除するために、ブレード監視手段3
0は、高圧気流を噴出する気流生成手段40を更に備え
ている。この気流生成手段40は、送風機のような気体
供給源(図示しない)に連結された気体供給パイプ42
を持っている。そして、気体供給パイプ42の先端開口
は、ファイバー37.3Sの各先端に隣接して配設され
、ファイバー37.39の先端や光伝送路に高圧気体を
、たとえば、高圧空気を、噴出する。このような構成で
は、微細な切粉や霧は、ファイバー37、39の先端や
光伝送路から排除さ゛れ、浮遊、付着が完全に妨げられ
る。
ブレード制御手段34は、受光素子38からの電気信号
に応じて、ブレードの交換を警告したり、ブレードの切
込み深さを制御するように構成されている。つまり、ブ
レード制御手段34は、アンプ44からの電気信号をデ
ィジタル化するA/Dコンバータ48と、ディジタル信
号を処理する中央処理ユニッ) ((:PU) 48と
を備えている。更に、ブレード制御手段34は、パルス
ジェネレータ50を備えている、この、パルスジェネレ
ータ50は、中央処理ユニット4日からのパルス発生指
示信号に従って、パルスをパルスモータ24に供給して
ブレード11を昇降させ、それによって、ブレードの切
込み深さを調整する。また、ブレード制御手段34は、
アンプ44からの電気信号を濾過してブレード11の欠
けを検出するハイパスフィルター45を備えている。
上記構成の精密切削装@10の切削加工自体については
、周知であるため、概略的な説明に留める、つまり、第
1図において、ウェーハ13をテーブル14に積載させ
、ブレード11を支持フランジ1Bとともに駆動軸18
に固定する。そして、駆動源28によって、スライダ2
2、つまりは、ブレードllに対して、加工テーブル1
4を相対的に移動させる。それから、所定の切込み深さ
が得られるように、駆動源24によってブレード11を
、スライダ22とともに、下降させる。その後、駆動源
20によって駆動軸18を回転駆動させ、図示しない駆
動源によってスライダ22をX軸方向(紙面に垂直な方
向)に移動させて、ウェーハ13をストリートに沿って
切削する。切削中、冷却液供給パイプ28から冷却液が
噴出されることはいうまでもない、−のストリートに沿
った切削が終了すれば、ストリートのビッチ相当量だけ
加工テーブルがY軸方向に移動されて次のストリートに
沿った切削が繰り返される。
ブレード監視手段30によるブレード状態の監視は以下
のようになされる。
まず、ブレード11の摩耗の検出について述べる切削加
工前、新しいブレード11に摩耗は生じていない、その
ため、発光素子3Bからの光は、ブレード11によって
1分に遮断され、僅かな光が受光素子38に受光される
。受光素子38に受光された光は、第1図および第2図
かられかるように、アンプ44で増幅され、更に、A/
Dコンバータで^l口変換されて、中央処理ユニット(
以下、CPUという)48に入力される。
A/[1変換されたディジタル信号をディジタル信号A
とおき、第2図に示すフローチャートを参照しながら、
CPIJ t8におけるディジタル信号Aの処理手順を
説明する。
センサー手段32は、受光量によって、ブレード11の
状態に対応した電気信号を発生するように構成され、受
光量がゼロということはない、従って、まず、A>Oの
判断がなされ、もし、A=0であれば、エラーカ(表示
される。エラー表示があれば、センサー手段32または
ブレード11を適当に移動させて、A>0となるように
、それらの相対位置を調節する。
その後、初期値としてデータEを読む、このデータEは
、ブレード11によって干渉された最初の受光量に対応
するディジタル信号を示す、切削開始前においては、ブ
レードに摩耗、変形、損傷等は生じておらず、当然に、
E=Aとなる。従って、ディジタル信号Aからディジタ
ル信号Eを除去しなければならず、まず、E=0を登録
する。
それから、データEを読み、E=0であるか否かを判断
する。当然、E=0であるため、イエス(Y)に進み、
Aの値をEに登録する。すると、E≠Oとなり、ノー(
N)に進む。
次に、A−EI:aに登録する(この場合、a=0であ
る)、それから、データCを読み、a≧Cか否かを判断
する。ここで、Cは、予め求められたブレードの許容摩
耗睦を示すしきい値であり。
イエスならば、過度の摩耗が生じたこととなり、警報ブ
ザー等の警告手段を作動させるように、ブレード11の
交換指示信号が生成される。ブレード11の交換指示信
号が生成されるとともに、ブレード11を直ちに自動的
に上昇させ、その後、駆動軸1日の駆動源20を停止さ
せて、切削加工を直ちに停止トすることが好ましい。
a≧Cの判断が、ノーであれば、データBXが読まれ、
a≧OXが判断される。 BXは、所定単位の摩耗が、
ブレード11に生じたことを知らせる別のしきい値に該
当する。このしきい値BXは、上記しきい値Cより小で
あることはいうまでもない、ここで、Bは、Z軸方向で
のブレード11の移動量に対応するディジタル量であり
、たとえば、ブレードの単位移動量に該当する。またX
は、ブレード11を単位量移動させた後に、lづつ加算
される値である。最初は、X−tであり、ブレードを単
位量移動させた後、lが加算され、X−2となる。従っ
てa≧OKの判断がイエスであれば、Yパルスの発生が
パルスジェネレータ50に指示される。パルスジェネレ
ータ50がYパルスを発生した後、X+1→Xに進む、
このYパルスは、たとえば、ブレード11を単位量だけ
移動させるに必要なパルス数を示し、ディジタル量Bと
密切な関係にある。
最初は、a=0であるため、a≧Bの判断はノーとなり
、パルスの発生が指示されない、しかし、ブレード11
の摩耗が進行して、摩耗量が、所定単位(この値はブレ
ードの単位移動量に等しい)。
たとえば、2、終■となれば、a≧Bの判断はイエスと
なる。すると、Yパルスが発生され、パルスモータ24
に供給されてブレード11を21L量降下させる。この
ように、ブレード11を降下させて、切込み深さを大き
くすることにより、ブレードの摩耗量が補償されて、許
容公差内での切削加工が確保される。
ソノ後、 X+l+Xに進み、l+l →2.!=A’
す、a≧2Bの判断がイエスとなるまで、その切込み深
さで、切削加工がImkIAされる。
もし、CPU 48にディジタル信号Aを常時供給すれ
ば、ストリートに沿ってウェーハ13を切削中に、ブレ
ード11が急激に下降する虞れがある。このようなウェ
ーハ11の下降は、ウェーハ13に衝撃を与え、損傷さ
せて、不良品を生じるとともに、ブレード自体が損傷す
る。そのため、1本のストリートに沿った切削の終了後
、または1枚ウェーハ13についての切削加工が終了し
た後に、ディジタル信号Aが供給される。このようなデ
ィジタル信号Aの供給周期は、たとえば、加工テーブル
14め駆動源28の制御手段(図示しない)に、または
加工テーブルにウェーハを搬送する搬送手段(図示しな
い)に、A/Dコンバータ4Bを連動させることによっ
て容易に可能となる。
なお、各データB、 CおよびYパルスは、実験によっ
て求められ、CPl 48に予め登録される。また、過
度の摩耗や欠けの発生によって、ブレード11を交換し
た場合には、E=O5x=1が、再度登録されることは
いうまでもない。
Y パルスを1パルスとし、lパルスによって、ブレー
ド11が61Ls(e<2)下降する゛とする。
そして、ブレードのeggの摩耗に対応するディジタル
酸をBとすれば、ブレードの摩耗に正確に追従して、ブ
レードを細かく下降させることができる。
実施例では、センサー手段32は、発光手段3Bと受光
手段38とを有する光センサーを利用している、しかし
、光センサーの代りに、他のセンサー、たとえば1m磁
気センサー利用してもよい、磁気センサーを利用する場
合、磁気センサーは、ブレード11の何方でなく、上方
に配設される。また。
磁気センサーにおいては、ディジタル信号Aはゼロより
常に大きく、第2図のフローチャートにおいて、A>0
の判断は省略される。そして、データEが直ちに読まれ
てE=0の判断がなされる。
他の処理手順については、磁気センサーであろうと、光
センサーであろうと同様である。
次に、ブレード11の欠けの監視について説明する。
第1−において、ブレード11に欠けが生じれば、受光
素子38の受光量は、ブレード11、つまりは、駆動軸
18の回転数に対応して1周期的に変動する。そのため
、駆動軸の回転数、たとえば、30.00Orpm、に
対応した周波数、たとえば、500Hz(30,000
÷60)のハイパスフィルター45によって、受光iに
対応する電圧のAC成分を検出する。すると、ブレード
11の回転に同期した受光量の変動が、ハイパスフィル
ター45の出力から把握される。ここで、ハイパスフィ
ルター45の出力は、500Hzとその高調波成分であ
る。ハイパスフィルター45の出力、または、そのパワ
ースペクトルは、ブレード11に欠けが生じれば、 5
00Hzとその高調波成分が、欠けの程度に応じて、変
動する。従って、 500)12とその高調波成分が、
認容できないブレード1!の欠けに対応したしきい値を
越えると、過度の摩耗が生じた場合と同様に、ブレード
の交換が、警報ブザーのような適当な警告手段によって
、指示される。
上記のように、この発明に係るブレード監視方法によれ
ば、ブレードの状態を監視し、ブレードの状態に対応し
た電気信号が、ブレードの単位移動槍に等しいブレード
の摩耗に対応する第1のしきい値に達したことを検出し
ている。そして、それによって、所定数のパルスをパル
スモータに供給してブレードを中位移動量下降してブレ
ードの切込み深さを制御している。このような方法では
、現実の摩耗の進行に正確に追従してブレードの切込み
深さが設定される。従って、許容公差内での切削加工が
確実に得られ、ブレードの摩耗の進行7に起因する不良
品の発生が、許容公−差の小さな精密切削加工において
も、確実に防止される。
また、更に、電気信号が、ブレードの過度の摩耗に対応
する第2のしきい値に達すれば、それを検出して、ブレ
ード交換を指示する。このようなブレードの監視は、人
為的ファクターを排除して自動的になされるため、ブレ
ードの状態が正確かつ効率的に把握される。従って、ブ
レードの交換が的確に行なえ、ブレードの過度の摩耗に
起因する不良品の発生が防止され、高い歩留りが確保さ
れる。ブレード制御手段によって、電気信号が。
認容にできないブレードの欠けに対応する第3のしきい
値に達したことを検出してブレード交換を指示すれば、
一層的確にブレードの交換が行なえる。
また、この発明の上記構成の精密切削装置においても、
ブレードの状態が正確かつ効率的に把握され、現実の摩
耗の進行に正確に追従してブレードの切込み深さが設定
できとともに、人為的ファクターを排除してブレードの
交換が指示される。
従って、許容公差内での切削加工が確実に得られ、ブレ
ードの摩耗の進行に起因する不良品の発生が、許容公差
の小さな精密切削加工においても、確実に防止される。
また、ブレードの交換が的確に行なえ、ブレードの欠け
や過度の摩耗に起因する不良品の発生が防止され、高い
歩留りが確保寄れる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであ
り、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技
術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明
に包含されることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、こめ発明の一実施例に係る精密切削装置の概
略正面図、 第2図は、ブレード監視手段の中央処理ユニットでの処
理手順を示すフローチャートである。 10:精密切削装置、llニブレード、12:加工手段
、13:ウェーハ、14:加工テーブル、16:支持フ
ランジ、18:駆動軸、20:駆動軸の駆動源、22ニ
スライダ、24:バルスモータ、28:加工テーブルの
一動源、30ニブレード監視手段、32:センサー手段
、34ニブレ一ド制御手段、3B:発光素子、38:受
光素子、40:気流発生手段、44:アンプ、45:ハ
イパスフィルター、48 : A/Dコンバータ、48
:中央処理ユニット(cpu)、50:パルスジェネレ
ータ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)センサー手段によって、ブレードの状態を監視し
    て、ブレードの状態に対応した電気信号を発生し、セン
    サー手段からの電気信号をブレード制御手段が受け、ブ
    レード制御手段は、電気信号が、ブレードの単位移動量
    に等しいブレードの摩耗に対応する第1のしきい値に達
    したことを検出し、所定数のパルスをパルスモータに供
    給しブレードを単位移動量下降させてブレードの切込み
    深さを制御するとともに、電気信号が、ブレードの過度
    の摩耗に対応する第2のしきい値に達したことを検出し
    てブレード交換を指示するブレードの監視方法。
  2. (2)ブレード制御手段は、電気信号が、認容できない
    ブレードの欠けに対応する第3のしきい値に達したこと
    を検出してブレード交換を指示する特許請求の範囲第1
    項記載のブレード監視方法。
  3. (3)ブレード制御手段は、センサー手段からの電気信
    号をハイパスフィルターによって濾過し、ブレードの回
    転数に対応した所定の周波数のAC成分を摘出して、ブ
    レードの欠けを監視する特許請求の範囲第2項記載のブ
    レード監視方法。
  4. (4)センサー手段からの電気信号をA/Dコンバータ
    によってディジタル化し、ディジタル信号を中央処理ユ
    ニットで処理してブレードの摩耗量に対応するパルス発
    生が指示され、ブレードによる被加工物の実際の切削中
    においては、ディジタル信号が中央処理ユニットに供給
    されない特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか
    記載のブレード監視方法。
  5. (5)ブレードを備えて回転可能に装着される加工手段
    と、加工手段を回転駆動させる駆動源と、ブレードをZ
    軸方向に移動させるパルスモータとを備えた駆動手段と
    、被加工物を支持し、加工手段との間で相対的に移動さ
    れてブレードによって被加工物が切削される加工テーブ
    ルと、ブレードの状態を監視し、ブレードの状態に対応
    した電気信号を発生するセンサー手段を備えるブレード
    監視手段と、を具備するとともに、ブレード監視手段は
    、ブレード制御手段を備え、ブレード制御手段は、セン
    サー手段からの電気信号を受け、電気信号が、ブレード
    の単位移動量に等しいブレードの摩耗に対応する第1の
    しきい値を達したことを検出し、所定数のパルスをパル
    スモータに供給しブレードを単位移動量下降させてブレ
    ードの切込み深さを制御するともに、電気信号が、ブレ
    ードの過度の摩耗に対応する第2のしきい値に達したこ
    とを検出してブレード交換を指示する精密切削装置。
  6. (6)ブレード制御手段は、センサー手段からの電気信
    号をディジタル化するA/Dコンバータと、A/Dコン
    バータからのディジタル信号を処理し、ブレードの摩耗
    量に対応するパルス発生を指示する中央処理ユニットと
    を有している特許請求の範囲第5項記載の精密切削装置
  7. (7)ブレード制御手段は、センサー手段からの電気信
    号を濾過して、ブレードの固定された加工手段の駆動軸
    の回転数に対応した所定の周波数のAC成分を摘出する
    ハイパスフィルターを有し、ハイパスフィルターで処理
    された電気信号が、許容できないブレードの欠けに対応
    する第3のしきい値に達したことを検出してブレード交
    換を指示する特許請求の範囲第5項または第6項記載の
    精密切削装置。
  8. (8)センサー手段は、発光手段と受光手段とを備え光
    センサーである特許請求の範囲第5項ないし第7項のい
    ずれか記載の精密切削装置。
  9. (9)センサー手段は、磁気センサーである特許請求の
    範囲第5項ないし第7項のいずれか記載の精密切削装置
  10. (10)ブレード監視手段は、高圧気流を噴出してセン
    サー手段の電気信号に対する切粉や冷却液等の影響を排
    除する気流生成手段を備えている特許請求の範囲第5項
    ないし第9項のいずれか記載の精密切削装置。
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