JPS625330A

JPS625330A - 採血具

Info

Publication number: JPS625330A
Application number: JP60144162A
Authority: JP
Inventors: 達也斉藤
Original assignee: Kaijirushi Hamono Center KK
Current assignee: Kaijirushi Hamono Center KK
Priority date: 1985-07-01
Filing date: 1985-07-01
Publication date: 1987-01-12
Also published as: JPH0465687B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の目的（産業上の利用分野）この発明は血液検査等のために、人の耳たぶから血液を
採取する採血具に関するものである。

（従来の技術）従来、人の耳たぶから血液を採取する場合には、第９図
に示すように、先端２０ａを尖らせたステンレス等から
なる金属板状の採血針２０を使用している。従って、こ
のような採血針２０で採血する場合には、この針２０の
把持部２０ｂを手に持ち、使用者が手の力を加減し、適
度な力で針２０の先端２０ａを耳たぶに突刺して採血作
業をしなければならなかった。

ところが、このような採血の仕方では、誤って力を加え
過ぎて耳たぶを大きく傷付けてしまったり、逆に力が足
りず針２０−を何度も耳たぶに突刺す必要が生じたりす
るようなことがあ−った。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は採血する際に、使用者が力を自分で加減して
採血作業をしなければならないために、誤って力を加え
過ぎて耳たぶを大きく傷付けてしまったり、逆に、力が
足りず針を何度も耳たぶに突刺す必要が生じたりすると
いうような問題点を解決するためのものである。

発明の構成（問題点を解決するための手段）上記した問題点を解決するために、本発明はホルダー１
に対してその外方へ出没し得るように採血針３を取付け
、同採血針３をホルダー１内へ没入する方向へ付勢する
ための付勢部材を設けるとともに、同付勢部材の付勢力
に抗して採血針３をホルダー１の外部へ瞬間的にかつ常
に一定長さだけ突出させるための操作部材１６を設けた
ものである。

（作用）上記のように構成した採血具において、操作部材１６を
操作すると、付勢部材の付勢力に抗して採血針３がホル
ダー１の外部に瞬間的にかつ一定長さだけ突出して、耳
たぶを突刺す。

（実施例）以下、本発明を具体化した採血具の一実施例を第１〜８
図について説明すると、１は先端がテーパ状に若干細く
なった中空円筒形状をなすホルダーであって、プラスチ
ック製となっている。Ｏは特に・第２，３図に示すよう
に、同ホルダー１先端のテーパ状部分１ａを切欠いて形
成した開口部であって、ホルダー１の長さ方向へ延びて
いる。２は同ホルダー１先端の頭部であって、その内側
底面には採血針３の棒状部３ａが前後動可能に案内され
るガイド溝４が凹設されている。

２ａは前記ガイド溝４の両側方において頭部２に形成し
た一対の掛止孔である。

６は前記ホルダー１の開口部Ｏ向後端に、基端部をビン
Ｐによって開閉自在に取付けた開閉部材であって、閉じ
たときに前記開口部Ｏをちょうど塞ぎ得るようになって
いる。６ａは特に第１，６図に示すように、開閉部材６
の全端部両側に突設した一対の掛止突起であって、開閉
部材６を閉じたときに前記ホルダー１頭部２の一対の掛
止孔２ａに係入されて、その閉状態を保持し得るように
なっている。なお、第６，７図に示すように、開閉部材
６の前半部内面には、その長さ方向へ延びるガイド溝７
が凹設されており、同ガイド溝７は開閉部材６を閉じた
ときに、前記頭部２のガイド溝４と協働して針３をガイ
ドし得るようになっている。８は開閉部材６の外側前端
面に形成した凹凸状の指掛部であって、同指掛部８に指
（例えば親指）を掛けて開閉部材６を第１図二点鎖線に
示すように簡単に開き得るようになっている。

９は特に第１．３図に示すように、ホルダー１に対し、
前記開口部０後方において貫設した貫通孔であって、ホ
ルダー１の長さ方向とほぼ直交する方向へ延びている。

１０は第３．７．８図に示すように、前記ホルダー１内
に若干の前後動可能に設けた支持部材であって、前記採
血針３を取替え可能に支持し得るようになっている。こ
の支持部材１０はほぼ円柱状をなし、ホルダー１と同じ
くプラスチック製となっている。１１は支持部材１０の
先端部を構成する針受けであって、その−側面（第７図
において上面）は開放された開放面１１ａとなっている
。

１２は特に第５図に示すように、同針受け１１の開放面
１１ａに凹設した採血針３装着用の装着凹部である。な
お、同装着凹部１２は採血針３基端の取付部３ｂが前後
動不能に固定される固定部イ２ａと、採血針３の棒状部
３ａが載置される載置溝１２ｂとからなっている。この
支持部材１０の前後動に伴って、採血針３がホルダー１
の前方へ瞬間的にかつ常に一定長さだけ突出するように
なっている。

１３は第７，８図に示すように、支持部材１０に対しそ
の長さ方向とほぼ直交する方向に貫通したスライド孔で
あって、ホルダー１の貫通孔９と対応する所に位置して
いる。又、同スライド孔１３内の前端には後方へ突出す
る係合突部１３ａが設けられている。

１４はホルダー１の後端に嵌着した。キャップ、１５は
同キャップ１４と前記支持部材１０の後端との間に介装
した付勢部材としてのコイルバネであって、支持部材１
０を介して採血針３を常に後方へ引張るように付勢して
いる。

１６は第２，５図に示すように、ホルダー１の曲部に取
付けた操作部材であって、同ホルダー１の貫通孔９及び
支持部材１０のスライド孔１３内を緯方向に往復移動す
る。１７は特に第５．８図に示すように、操作部材１６
の前面に形成したカム面であって、中央に前方へ突出す
る山形状の突部１７ａを有するとともに、その両側には
、突部１７ａから滑かに連続して凹状に窪む一対の凹部
１７ｂを備えている。このカム面１７は前記操作部材１
６が支持部材１０のスライド孔１３内を横方向に往復移
動する。際に、その係合凸部１３ａに係合し得るように
なっている。

さて、上記のように構成した採血具は、その不使用状態
においては特に第２．３図に示すように、採血針３がホ
ルダー１内に没入している。そして、この状態では、操
作部材１６の端部がホルダー１のいずれか一側方へ突出
して、支持部材１０の係合突部１３ａと操作部材１６力
ム面１７のどちから一方の凹部１７ｂとが係合している
。又、支持部材１０はコイルバネ１５によって後方へ引
張られている。

上記不使用状態から採血針３を突出させるには、第３図
の状態で操作部材１６の突出端を矢印方向へ強く押し、
同操作部材１６をホルダー１の貫油孔９及び支持部材１
０のスライド孔１３内において横方向へ移動させる。こ
のようにすると、カム面１７の凹部１７ｂの底面と対応
していた係合凸部１３ａが徐々に前方へ押され、この係
合凸部１３ａを介して支持部材１０及び採血針３がコイ
ルバネ１５の弾性に抗して前動する。そして第５図に示
すように、操作部材１６のカム面１７中火の突部１７ａ
がスライド孔１３の係合凸部１３ａと係合すると、支持
部材１０及び採血針３が最前動位置まで押される。従っ
て、このとき採血針３の先端がホルダー１の頭部２から
前方へ一定長さだけ突出する。このとき、採血針３の棒
状部３ａは頭部２のガイド溝４と開閉部材６のガイド溝
７とによってガイドされる。

そして、第５図の状態から操作部材１６がさらに矢印方
向へ押されると、スライド孔１３内の係合凸部１３ａが
操作部材１６のもう一方の凹部１７ｂ内に係合される。

そのため、このときには支持部材１０全体がコイルバネ
１５に引張られて後退し、採血針３の先端もホルダー１
内に没入する。

このときも、採血針３の棒状部３ａは頭部２のガイド？
１ｔ４と開閉部材６のガイド溝７とによってガイドされ
る。又、この状態では第２図に二点鎖線で示すように、
操作部材１６は反対側へ突出している。

このように前記の採血具を用いて採血作業を行うと、操
作部材１６をコイルバネ１５の力に抗して移動させるだ
けで採血針３を瞬間的にかつ常に一定長さだけホルダー
１から突出させることができる。

従って、従来のように使用者が手の力を加減して針３を
耳たぶに突刺す必要がないので、誤って力を加え過ぎて
耳たぶを大きく傷付けてしまったり、逆に力が足りず針
３を何度も耳たぶに突刺さねばならなかったりするよう
な不都合を防止でき、簡単に採血作業を行うことができ
る。

又、採血針３は支持部材１０の装着溝１２内にしっかり
と装着されているのみならず、出没動作時には頭部２の
ガイド溝４及び開閉部材６のガイド溝７によつガイドさ
れている。従って、ホルダー１を傾けた状態で採血具を
使用しても、採血針３の動きが不安定となったり、同採
血針３がホルダー１から抜は落ちたりするようなことは
決してない。

さらに、採血針３を取替える場合には、第１゜５．６図
に示すように開閉部材６の指掛は部８に親指を掛けて、
これを外方へ起こす。このようにすると、ホルダー１の
テーパ状部分１ａの開口部０が露出するので、この開口
部Ｏを利用して採血針３を簡単に取替えることができる
。取替えた後は、前記とは逆に開閉部材６を閉じて、開
口部Ｏを塞げばよい。なお、同開閉部材６を閉じたとき
には、その両側に突設された一対の掛止突起６ａがホル
ダー１頭部２の一対の掛止孔２ａに掛は止めされるので
、この閉状態で開閉部材６が不用意に開いてしまうこと
はない。

なお、前記実施例では付勢部材としてコイルバネ１５を
用いたが、これに代えて板バネ等の弾性部材を用いても
よい。

発明の効果以上詳述したように、本発明は採血する際に、使用者が
力を自分で加減して採血作業をする必要がなく、ひいて
は誤って力を加え過ぎて耳たぶを大きく傷付けてしまっ
たり、針を何度も耳たぶに突刺さなければならなかった
りするというような不都合を防止でき、簡単に採血作業
を行うことができるという効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を具体化した一実施例を示す採血具の正
面図、第２図は同じくその平面図、第３図は同じく採血
具の不使用状態を開閉部材が開かれた状態で示す一部拡
大平面図、第４図は採血針のみの平面図、第５図は採血
針が突出した状態を開閉部材の開状態で示す一部拡大平
面図、第６図は同じく第３図の左側面図、第７図は採血
針の突出状態を針とともに示す拡大断面図、第８図は同
じく採血具を分解して示す平面図、第９図は従来の採血
針の平面図である。ホルダー１、採血針３、支持部材１０、コイルバネ１５
、操作部材１６゜

Claims

【特許請求の範囲】１、ホルダー（１）に対してその外方へ出没し得るよう
に採血針（３）を取付け、同採血針（３）をホルダー（
１）内へ没入する方向へ付勢するための付勢部材を設け
るとともに、同付勢部材の付勢力に抗して採血針（３）
をホルダー（１）の外部へ瞬間的にかつ常に一定長さだ
け突出させるための操作部材（１６）を設けたことを特
徴とする採血具。２、ホルダー（１）は中空円筒状をなし、採血針（３）
は同ホルダー（１）の前端から前方へ出没可能となって
いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の採血
具。３、付勢部材はホルダー（１）内に装着され、採血針（
３）を常に没入方向へ引張るコイルバネ（１５）である
こを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の採血具。４、採血針（３）はホルダー（１）内において支持部材
（１０）の針受け（１１）上に取替え可能に取付けられ
ており、この支持部材（１０）を介して没入方向へ引張
られていることを特徴とする特許請求の範囲第３項記載
の採血具。５、操作部材（１６）はホルダー（１）に対しその長さ
方向とほぼ直交する方向への移動可能に取付けられてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の採血具
。６、操作部材（１６）はその全面にカム面（１７）を有
していることを特徴とする特許請求の範囲第５項記載の
採血具。７、採血針（３）は支持部材（１０）上に取付けられて
おり、この支持部材（１０）の係合凸部（１３ａ）が操
作部材（１６）のカム面（１７）に係合することにより
、操作部材（１６）の移動に伴って採血針（３）が出没
されるようになっていることを特徴とする特許請求の範
囲第６項記載の採血具。８、ホルダー（１）はその先端部テーパ状部分（１ａ）
に開口部（０）が切欠形成されており、同開口部（０）
にはこれを塞ぎ得るように開閉部材（６）が開閉自在に
取付けられていることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の採血具。９、開閉部材（６）はその前端面に指掛部（８）を備え
ていることを特徴とする特許請求の範囲第８項記載の採
血具。