JPS6253262A

JPS6253262A - 装飾成形品

Info

Publication number: JPS6253262A
Application number: JP19121685A
Authority: JP
Inventors: Takao Iwata; 岩田　孝雄
Original assignee: Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Current assignee: Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Priority date: 1985-08-30
Filing date: 1985-08-30
Publication date: 1987-03-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業−にの利用分野本発明は、文字９図形、記号等の模様を識別表示として
有する装飾成形品の改良に関するものである。

従来の技術この種の装飾成形品として自動車における使用例を挙げ
ると、第１１図で示す如くボディサイトモールディング
Ｍ＋　　、Ｍ２　、Ｍ３　やマーク・エンブレムＥ、オ
ペラウィンドＯ，ホイールカバーオーナメントＷ、フー
ドマークＨ等があり、また第１２図で示すようなリア・
フィニッシャＦなどがある。これらには、中種、型式等
を表示する識別表示が設けられているのが通常である。

従来、その識別表示はボディサイドモールディングＭｌ
　　、Ｍ２　　、Ｍ３の場合には表面にホットスタンプ
で、或いはリア・フィニッシャＦの場合には透明な合成
樹脂で成形したフィニッシャ本体の裏面にホットスタン
プや塗装等で形成することにより、外表面側から目視可
能に設けられている。

また、夜間においても識別表示を視認可能にするべく、
透明な合成樹脂で形成した成形品本体の内面にエレクト
ロルミネッセンスや発光ダイオード等を配置して通電す
ることにより、各種の色を発光ｙせるよう構成したもの
もある（特開昭５８−１１０３３２号及び特開昭５８−
１３３９４０号参照）。

発明が解決しようとする問題点殊に、車輌用の装飾成形品においてはユーザーのニーズ
の多様化に応じてより高級な色調を呈する識別表示を設
けることが望まれるところであるが、ホットスタンプや
塗装等による識別表示では単調すぎてしかも深みのある
色調を呈することが困難である。また、エレクトロルミ
ネッセンスや発光ダイオード等を透明な樹脂で形成する
成形品本体に埋設したものでは模様の造形できる範囲に
限界があって多様なニーズに対応できないばかりでなく
、発光ダイオード等に接続する導電線を隠すべく成形品
本体の外表面に不透明な隠蔽部分を設けなければならな
いところから意匠的に制約を受けるものである。

問題点を解決するための手段本発明に係る装飾成形品においては、成形品本体を光透
過可能な材質で略板状に形成すると共に、この裏面側に
所望の識別表示に対応した形状の凹部を成形し、その凹
部面で反射して成形品本体の外表面側に射出する光を成
形品本体の端部側から入射可能に形成し、それに加えて
、この成形品本体の裏面に略同形の背板を一体に固着し
、また、成形品本体の端部側に光を入射可能にする採光
部を備えて縁取り枠で成形品本体を支持することにより
構成されている。

作　　用この装飾成形品では、成形品本体の端部側から入射する
光が凹部の内面で反射して成形品本体の外表面側に射出
することにより識別表示に対応する凹部をひかり輝いて
目視させるものであり、才た、その凹部が背板を一体固
着することにより浮上って視認できるようになり、しか
も成形品本体の端部側に採光部を備えて縁取り枠で成形
品本体を支持することにより例えば車輌用のマーク−エ
ンブレム等として簡単に取付けることができるようにな
る。

実施例以ド、第１〜１０図を参照して説明すれば、次の通りで
ある。

図示実施例は、装飾成形品として車輌用のもののうちマ
ーク・エンブレムを主に例示し、しかも識別表示として
フードマークＨ″を例に取って構成するものである。

その成形品本体１は、無機質透明ガラス或いはポリカー
ボネー　ト、メチルメタクリル樹脂の如き透明なプラス
チック材料な用い、第１図で示すように光透過可能で略
円板形を呈するよう成形されている。その本体裏面には
、約９０６の角度を有するＶ溝で凹部２がフードマーク
゛Ｈ”に相応するよう設けられている。このＨ″形の凹
部は成形品本体１が透明に形成されているため通常でも
表面側から目視することができ、その形状をより明瞭に
するには凹部２の内面を除き成形品本体１の裏面にホッ
トスタンプや塗装等で不透明着色層３を設けるとよい。

この成形品本体１には自然光が肉厚を透して入射するも
のであり、その光のうち成形品本体１の端部側より肉厚
を透して凹部２の傾斜面で反射すると共に成形品本体ｌ
の外表面側に射出するものがＨ”形の凹部２を視認させ
る光となる。この光を着色光とするためには成形品本体
１の端部面を透明着色に形成すればよく、その着色は成
形品本体１の外周に光が透過し得る程度に着色された環
状のブロック体４を嵌着固定することにより形成するこ
とができる。なお、成形品本体ｌをプラスチックで形成
するときには耐候性、耐スクラッチ性を高めるべく、外
表面にクリアな硬化被膜５を形成するとよい。

この装飾成形品では、自然の太陽光線のうち成形品本体
ｌの外周に相当する端部側から入射する光線Ｘが成形品
本体１の中心側に向けて通過し、凹部２の内面を形成す
る傾斜面に当って外表面側に反射されるようになる。そ
の結果で外表面側から成形品本体ｌを見ると、凹部２が
何形する識別表示”　Ｈ”はひかり輝いて見えるように
なり、ホットスタンプや塗装等では表現できない特異な
識別表示を醸し出せるようになる。この呻きは端部を着
色するブロック体４を透すときには着色光線で描出する
ことができるものであり、あたかも凹部２の内面が着色
されているようにひかり輝いて視認されるようになる。

凹部２の内面は第２図で示す如くミクロ的に粗面化する
と（同図ａ参照）光輝度合を柔らかくして目視可能にす
ることかでき、また若干湾曲させて形成すると（同図す
参照）全体的に曇った感じに識別表示を表現できる。そ
れら以外に、成形品本体ｌの外表面に凸レンズ状の膨出
部分６を形成すると（同図Ｃ参照）、成形品本体ｌに設
けた凹部２と若干異なった形状の識別表示を表現できる
ようになる。また、第３図で示すように２枚の成形品本
体ｌ。

１′を重ね、その各裏面に大小異なる相似形の凹部２，
２′を設けて各々に異なった着色光線を入射するように
すれば、１つの識別表示に異なった色調部分を有するも
のとして描出できることによリファンタジックな装飾性
を醸し出すことができる。

なお、凹部２の内面は第４図で示すように識別表示の周
縁部分のみを傾斜面にするよう形成してもよく、また、
第５図で示す如く全体を球面状に形成しても識別表示を
ひかり輝かせるよう光を反射することが可能である。着
色光線を入射可能にする成形品本体１の着色はブロック
体４に代えて、第６図で示すように着色フィルムやコー
ティング層４′で形成することができる。また、凹部２
の内面には第７図で示すように光反射率の高いコーティ
ング層７を設けて光線を強く反射可能に形成することが
でき、そのコーティング層７は例えば金属蒸着等のメッ
キ層で形成すると識別表示の光輝色を金属的な色調に表
現することができる。

第８図で示す装飾成形品は、成形品本体１の裏面に略同
形形状の背板８を積層させて一体固着したものであり、
この背板８で凹部２内にゴミ等の異物が侵入或いは付着
するのを防止できると共に、その背板８を透明なプレー
ト状にすることにより識別表示が肉厚で空中に完全に浮
上ったように目視できるようになる。この場合には不透
引着　　　　　□色層３を背板８の背面に形成し、背板
８の肉厚を強調するとよい。

この装飾成形品をマーク・エンブレムとして構成するに
は、第１図で示すように成形品本体１を縁取り枠９で支
持すればよい。この縁取り枠９はＡＢＳ樹脂のような硬
質な合成樹脂で成形品本体１の背面からあてがい支持す
る略円盤状の保持部９ａと車体のフードに取付ける基部
と連続した立上り部８ｂとで形成することができ、その
表面は塗装やメッキ処理で金属光沢色に着色することが
できる。また、成形品本体ｌの端部面に形成する着色層
４，４′が外部から見えないようにすることが好ましい
ときは不透明な材料で形成したシールリング８ｃを外表
面にあてがい固定するとよい。この場合には着色層４，
４′を外部に露呈して採光部として残し、立上り部８ｂ
を除く全周縁から光を入射可能に構成するとよい。この
縁取り枠９はスプリング等を介して車輌のフードに可倒
式に取付けるものであり、フードマーク等として装飾成
形品を容易に装備することを可能にするものである。

なお、上述した実施例では成形品本体１の片面から識別
表示を目視可能にするよう構成したが、これを前後両面
から目視できるようにするためには第９図で示すように
成形品本体１　、１　”に相対向する凹部２　、２　″
を形成し、それら各成形品本体１　、１　″の端部側か
ら入射する光を各凹部２゜２″で反射して円外表面側に
射出可能に構成すればよい。またマーク・エンブレム以
外に第１０図で示す如きリアーフィニッシャのような成
形品本体１０が比較的長尺で識別表示を複数段は得るも
のの場合には端部の着色を各識別表示毎に違えるよう異
なる色調のものを交互に取付けることにより多様な色調
の識別表示を表現するようにできる。更に、この装飾成
形品は車輌用以外に人工または自然な光線が得られると
ころの室内装飾品。

広告板、ディスプレイ等にも適用することができる。

発明の効果以上の如く、本発明に係る装飾成形品に依れば、光を応
用して特異な色調を呈ししかも極めて装飾性に富んだ装
飾成形品を形成できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ａは本発明に係る装飾成形品の一例を示す正面図
、第１図すは同側断面図、第２図ａ−ｃは光の射出状態
を違える変形例を示す装飾成形品の部分断面図、第３図
は更に別の変形例を示す装飾成形品の部分断面図、第４
及び５図番ａ、ｂは凹部の内面形状を変えた装飾成形品
の説明図、第６図は成形品本体の端部に形成する着色層
の変形例を示す部分断面図、第７図は凹部の内面に高反
射被膜を設けたものの側断面図、第８図は背板を設けた
装飾成形品の側断面図、第９図は両面側から識別表示を
目視可能にする装飾成形品の部分断面図、第１０図は複
数の識別表示を有する装飾成形品の斜視図、第１１及び
１２図は装飾成形品の車輌用を例示する説明図である。１．１’、１”　（１０）：成形品本体、２゜２　’　
、　２　”　：凹部、３：不透明着色層、４．４′：成
形品本体の端面着色部、７：光反射率の高し）コーティ
ング層、８：背板、９：縁取り枠。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）成形品本体を光透過可能な材質で略板状に形成す
ると共に、この裏面側に所望の識別表示に対応した形状
の凹部を成形し、その凹部面で反射して成形品本体の外
表面側に射出する光を成形品本体の端部側から入射可能
に形成したことを特徴とする装飾成形品。
（２）上記成形品本体の端部が、着色透明に形成されて
いるところの特許請求の範囲第１項記載の装飾成形品。
（３）上記成形品本体の端部が、交互に異色を呈する色
調で着色透明に形成されているところの特許請求の範囲
第１項記載の装飾成形品。
（４）上記成形品本体の端部が、成形品本体と別体に成
形したブロック体或いは着色フィルム若しくはコーティ
ング層で着色透明に形成されているところの特許請求の
範囲第２または３項記載の装飾成形品。
（５）上記成形品本体の裏面が、凹部内面を除き、不透
明着色層で被覆されているところの特許請求の範囲第１
項記載の装飾成形品。
（６）上記凹部の内面が、光反射率の高いコーティング
層で被覆されているところの特許請求の範囲第１または
５項記載の装飾成形品。
（７）上記成形品本体が、成形品本体の凹部と対応する
形状の凹部を有する別の成形品本体と積層されていると
ころの特許請求の範囲第１項記載の装飾成形品。
（８）上記別の成形品本体に付形する凹部が、成形品本
体の凹部と相似形で重なり合うよう設けられているとこ
ろの特許請求の範囲第７項記載の装飾成形品。
（９）上記別の成形品本体に付形する凹部が、成形品本
体の凹部と相対して整合するよう設けられているところ
の特許請求の範囲第７項記載の装飾成形品。
（１０）成形品本体を光透過可能な材質で略板状に形成
し、この裏面側に所望の識別表示に対応した形状の凹部
を成形すると共に、成形品本体と略同形の背板を裏面に
一体固着し、更に成形品本体の凹部面で反射して表面側
に射出する光を成形品本体の端部側から入射可能に形成
したことを特徴とする装飾成形品。
（１１）上記背板が、光透過可能な材質で形成されてい
るところの特許請求の範囲第１０項記載の装飾成形品。
（１２）成形品本体を光透過可能な材質で略板状に形成
すると共に、この裏面側に所望の識別表示に対応した形
状の凹部を成形し、その凹部面で反射して成形品本体の
外表面側に射出する光を成形品本体の端部側から入射可
能にする採光部を備えて縁取り枠で成形品本体を支持し
てなることを特徴とする装飾成形品。