JPS625280B2 - - Google Patents

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JPS625280B2
JPS625280B2 JP18160980A JP18160980A JPS625280B2 JP S625280 B2 JPS625280 B2 JP S625280B2 JP 18160980 A JP18160980 A JP 18160980A JP 18160980 A JP18160980 A JP 18160980A JP S625280 B2 JPS625280 B2 JP S625280B2
Authority
JP
Japan
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liquid level
coolant
cooling system
heat exchanger
overflow tank
Prior art date
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Expired
Application number
JP18160980A
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English (en)
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JPS57105693A (en
Inventor
Akihiro Ooto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP18160980A priority Critical patent/JPS57105693A/ja
Publication of JPS57105693A publication Critical patent/JPS57105693A/ja
Publication of JPS625280B2 publication Critical patent/JPS625280B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば高速増殖炉用の中間熱交換器
の伝熱管リーク検出法に関する。
周知の通り、高速増殖炉プラントの原子炉冷却
系設備は、炉心を包含する原子炉系と、この原子
炉系で発生した熱をタービン発電機系へ伝えるた
めの1次冷却系、2次冷却系及び水・蒸気系と、
1次冷却系、2次冷却系間に設置され両冷却系間
の熱交換を行なう中間熱交換器とから構成されて
いる。
前記中間熱交換器は高速増殖炉の原子炉冷却系
機器の中でも主要な機器の1つであり、安定した
熱交換を行うためには内部に多数配置された伝熱
管のいずれにもリークを生じないようにすること
が理想的である。しかし、中間熱交換器内のすべ
ての伝熱管がプラントの寿命期間内にリークを生
じない、という確実性を得ることは困難である。
従つて万一、伝熱管の一部にリークを生じた場合
には、これを早期に検出することが、プラントの
安全性確保の点から強く望まれるのである。
ところで、低圧の1次冷却材は中間熱交換器内
において伝熱管の外部を通り、高圧の2次冷却材
は伝熱管内部を通るので、伝熱管の一部にリーク
が発生すると高圧の2次冷却材が1次冷却材中に
混入し、1次冷却材の容量が増加し、2次冷却材
の容量が減少することになる。
そこで従来では、1次冷却材の循環流路に接続
されたオーバフロータンク又は2次冷却材の循環
流路に接続されたオーバフロータンク内の冷却材
の液位を監視し、この液位変化を検出することに
よつてリークの発生を検出することが行なわれて
いた。
しかしながら、このように単にオーバフロータ
ンク内の液位を検出する方法では、循環流路中の
冷却材の温度変化に伴いその容量も変動するため
に、かなり多量のリークが生ずるまでリーク検出
を行なうことができない、という欠点があつた。
本発明はこのような事情にもとづいてなされた
もので、その目的は、冷却材流路内の温度変化を
検出し、その温度変化に伴う冷却材の容量変動を
液位監視装置にフイードバツクすることにより、
プラント通常運転時におけるオーバフロータンク
内の基準液位を一定に保持し、この基準液位に対
する液位変動を検出することにより伝熱管におけ
るリークを速やかに検出し、原子炉プラントの安
全性を確保することができる熱交換器の伝熱管リ
ーク検出法を提供することにある。
以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例にも
とづいて説明する。
第1図は高速増殖炉プラントの概略構成を示す
もので、原子炉1で発生した熱は1次冷却系配管
2を通して中間熱交換器3で伝達され、更に2次
冷却系配管4を通して蒸気発生器5へ伝達され
る。また原子炉1と中間熱交換器3との間には1
次主循環用配管6を介して1次主循環用ポンプ7
が接続され、中間熱交換器3と蒸気発生器5との
間には2次主循環用配管8を介して2次主循環ポ
ンプ9が接続されている。更に1次主循環ポンプ
7と1次主循環用配管6の中間熱交換器接続側と
の間には1次主循環ポンプオーバフローコラム1
0が戻り配管11を介して接続され、2次主循環
ポンプ9と2次主循環用配管8の蒸気発生器接続
側との間には2次主循環ポンプオーバフローコラ
ム12が戻り配管13を介して接続され、各オー
バフローコラム10,12により各ポンプ7,9
内の基準液面を一定に保持するようにしている。
1次冷却系及び2次冷却系には、それぞれオーバ
フロータンク14,15が設けられ、原子炉1よ
りオーバフローした1次冷却材は1次冷却系オー
バフロータンク14へ、また2次主循環ポンプオ
ーバフローコラム12よりオーバフローした2次
冷却材は2次冷却系オーバフロータンク15へ、
各オーバフロー配管16,17を介して導入させ
るようになつている。また、1次冷却系オーバフ
ロータンク14内の1次冷却材は汲上げ配管18
を介して原子炉1へ汲上げられ、2次冷却系オー
バフロータンク15内の2次冷却材は汲上げ配管
19を介して2次主循環用配管8へ汲上げられ
る。そして1次冷却系汲上げ配管19及び2次冷
却系オーバフロー配管17には、それぞれ温度計
20,21が取付けてあり、各オーバフロータン
ク14,15には液位監視装置22,23が取付
けてある。
第2図は前記中間熱交換器3の構造を示すもの
で、これは外タンク24と内タンク25とを一体
化して構成されている。
外タンク24は、外筒26の両端を球面状に形
成された上、下端板27,28にて閉塞して構成
され、外筒26には第1図の1次冷却系配管2に
接続する1次冷却材流入口29が、上端板27に
は2次主循環用配管8に接続する2次冷却材流出
口30が、下端板28には第1図の1次主循環用
配管6に接続する1次冷却材流出口31が、それ
ぞれ設けられている。
また、内タンク25は、内筒32の上端を上端
板33にて閉塞し、下端を球面状に形成された下
端板34にて閉塞し、更に内筒33内の下部位置
には中間板35を取着して構成されている。
前記外タンク24と内タンク25との間の空間
は、外筒26と上端板33との間、及び外筒26
と内筒32との間にそれぞれ取着した仕切壁3
6,37により3つの独立空間38,39,40
に区画され、特に上端板27,33間における最
上部の独立空間38を2次冷却材上部室としてい
る。また、内タンク25の下端板34と中間板3
5との間の空間を2次冷却材下部室41としてい
る。
前記内タンク25の内筒32には、前記独立空
間39と内タンク25の内部との間を連通する1
次冷却材流入口42、及び内タンク25の内部と
前記独立空間40との間を連通する1次冷却材流
出口43が、それぞれ設けられている。
また、外タンク24の上端板27、内タンク2
5の上端板33及び中間板35の各中心部を貫通
して、第1図の2次冷却系配管4に接続する2次
冷却材流入管44が設けられ、この流入管44を
通して2次冷却材ドレンノズル45が2次冷却材
下部室41内へ導入されている。
前記内タンク25の上端板33と中間板35と
の間には多数の伝熱管46…が取着され、これら
の伝熱管46…を介して前記2次冷却材上部室3
8と2次冷却材下部室41とを連通させている。
次に、プラント運転時におけるリーク検出につ
いて説明する。プラントの通常運転時、1次冷却
材は1次冷却材流入口29より独立空間39内へ
流入し、この空間39内を上昇して1次冷却材流
入口49より内タンク25内へ流入し、このタン
ク25内を下降して1次冷却材流出口43より独
立空間40へ達した後、この空間40内を再び下
降して1次冷却材流出口31より流出する。
一方、2次冷却材は2次冷却材流入管44より
2次冷却材下部室41内へ流入し、伝熱管46…
内を上昇して2次冷却材上部室38へ達し、2次
冷却材流出口30より流出する。
そこで、プラント運転時において伝熱管46…
の一部にリークが発生した場合、2次冷却材圧力
は1次冷却材圧力より高圧であるため、内タンク
25内において2次冷却材が1次冷却材中に混入
することになる。そして、その2次冷却材は1次
冷却材流出口31より流出して1次主循環用ポン
プ7及び原子炉1を経由して循環するが、1次冷
却系の冷却材のうちリークによつて増量した分は
原子炉1より1次冷却系オーバフロータンク14
内に貯留され、1次冷却系オーバフロータンク1
4内の液位がその分だけ余計に上昇することにな
る。逆に、2次冷却系においては、2次冷却系オ
ーバフロータンク15より汲上げられる2次冷却
材が、リーク量に相当する分だけ増量し、2次冷
却系オーバフロータンク15内の液位がその分だ
け下降することになる。
第3図は中間熱交換器3の伝熱室46…にリー
クが生じた場合の1次冷却系オーバフロータンク
14内の液位の経時的変化を示し、第4図は同様
の場合の2次冷却系オーバフロータンク15内の
液位の経時変化を示すものである。すなわち、各
図中一点鎖線は各冷却系オーバフロータンク1
4,15内の基準液位を示し、第3図中の実線及
び第4図中の点線はいずれもリーク発生時以後の
液位変化の状態を示している。なお、各冷却系オ
ーバフロータンク14,15内の冷却材の基準液
位は温度計20,21により検出した冷却材温度
の変化に伴う容量の変動量を各冷却系ごとに設け
られた液位監視装置にフイードバツクしている限
り、一定に保持される。
また、リーク発生時以後における1次冷却系オ
ーバフロータンク14内の液位上昇率(H1
T2)、及び2次冷却系オーバフロータンク15内
の液位下降率(H2/T2)は、単位時間当りのリー
ク量を示すことになり、これは当然リーク規模に
より異なるものとなるので、リーク発生を早期に
検出することができると同時に、そのリーク規模
を直ちに検出することができる。更に、液位監視
装置22,23の測定時間幅T1,T2を1点ある
いは複数点設定することにより、プラント通常運
転時及び運転負荷変更時の瞬時的な液位変動によ
る誤動作を防止できるとともに、液位監視装置自
体のもつ誤差幅を考慮して基準液位変動率を設定
することにより、誤検出を未然に防止することが
できる。
以上、実施例にもとづいて説明したように、本
発明に係る熱交換器の伝熱管リーク検出法によれ
ば、伝熱管のリークを早期に検出することがで
き、かつそのリーク規模も直ちに検出することが
でき、原子力プラントの安全性確保に寄与するこ
とができる。
なお、本発明のリーク検出法は、1次冷却系又
は2次冷却系のいずれか一方のみにおけるオーバ
フロータンクの液位検出によつて行なうものとし
てもよいが、第5図のように1次冷却系オーバフ
ロータンク14内の液位変化と2次冷却系オーバ
フロータンク15内の液位変化の2信号を同時に
採用するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における高速増殖炉
プラントの系統図、第2図は同実施例における中
間熱交換器の縦断面図、第3図ないし第5図はリ
ーク発生時におけるオーバフロータンク内の液位
変化を示すグラフ図である。 1…原子炉、3…中間熱交換器、5…蒸気発生
器、14,15…オーバフロータンク、20,2
1…温度計、22,23…液位監視装置、46…
伝熱管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱交換器内の伝熱管の外部を通して低圧の冷
    却材を循環させかつその循環流路に1次冷却系オ
    ーバフロータンクを接続するとともに、前記伝熱
    管の内部を通して高圧の冷却材を循環させかつそ
    の循環流路に2次冷却系オーバフロータンクを接
    続した原子炉プラントにおいて、少なくとも一方
    の冷却系のオーバフロータンク内の液位を監視す
    るとともに、その冷却系の循環流路内の温度変化
    を検出し、その温度変化に伴う冷却材の容量変動
    を前記液位監視装置にフイードバツクして通常運
    転時におけるオーバフロータンク内の基準液位を
    一定に保持し、この基準液位に対する液位変動を
    検出することにより前記伝熱管における冷却材の
    リークを検出するようにしたことを特徴とする熱
    交換器の伝熱管リーク検出法。 2 前記オーバフロータンク内における冷却材の
    液位の経時的変化を検出することにより、前記伝
    熱管におけるリーク規模を検出するようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱交
    換器の伝熱管リーク検出法。
JP18160980A 1980-12-22 1980-12-22 Leakage detecting method for heat transferring tube of heat exchanger Granted JPS57105693A (en)

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