JPS6251644B2 - - Google Patents

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JPS6251644B2
JPS6251644B2 JP58132341A JP13234183A JPS6251644B2 JP S6251644 B2 JPS6251644 B2 JP S6251644B2 JP 58132341 A JP58132341 A JP 58132341A JP 13234183 A JP13234183 A JP 13234183A JP S6251644 B2 JPS6251644 B2 JP S6251644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
desulfurization
exhaust gas
slurry
caso
furnace
Prior art date
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Expired
Application number
JP58132341A
Other languages
English (en)
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JPS6022920A (ja
Inventor
Yoshimasa Miura
Noboru Okigami
Yoshitoshi Sekiguchi
Kunio Sasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP58132341A priority Critical patent/JPS6022920A/ja
Publication of JPS6022920A publication Critical patent/JPS6022920A/ja
Publication of JPS6251644B2 publication Critical patent/JPS6251644B2/ja
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  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は排ガスの乾式脱硫法に関する。
従来、排ガスの脱硫法としては、アルカリ性の
脱硫液を排ガスと直接接触させる湿式法が一般的
であつた。しかしこの方法の場合、95%以上の高
い脱硫率が得られる反面、廃水の処理に苦慮し、
排ガスを再加熱する必要があり、さらに設備費や
運転費が高くつくうらみがあつた。このような点
から湿式法に代わつて消石灰スラリーを排ガス中
に噴霧する半乾式法や、燃焼炉内に脱硫剤を直接
投入する炉内脱硫法が提案されている。しかし前
者の場合、設備費や運転費の点では有利である
が、脱硫率が60〜80%程度にすぎず、さらに反応
副産物としてCaCO3が多量に生じ、これが排水
中のCOD値を高めて二次公害を生じるおそれが
あつた。また後者の方法は、脱硫率が60%程度と
低すぎ、実用的なものではなかつた。
この発明は、上記のような実情からなされたも
ので、半乾式法と炉内脱硫法の各長所を生かし
て、高い脱硫率を得、かつCaCO3による二次公
害問題をなくし、しかも設備費や運転費の点でも
有利に実施できる乾式脱硫法を提供することを目
的とする。
この発明による脱硫法は、Ca系脱硫剤を含む
スラリーを煙道内の排ガス中に噴霧して、脱硫剤
を排ガスの顕熱で乾燥粉状化させるとともにSO2
と反応させ、生じた粉体を排ガスから回収して再
びスラリー化し、再生スラリーを排ガス発生炉内
に噴霧して炉内脱硫を行なわせ、生じた粉体を排
ガスから除去することを特徴とするものである。
以下、この発明を実施例により具体的に説明す
る。
まず、この発明を実施するための脱硫装置につ
いて説明する。第1図において、微粉炭燃焼ボイ
ラ1にはバーナ11のほかにスラリー噴霧ノズル
12が設けられている。同ボイラ1で発生した排
ガスは、煙道10を経て系外へ排出されるが、煙
道10には、電気集塵機2と、これの後流側の脱
硫反応器3と、これの後流側のバグフイルタ4
と、これの後流側の誘引排風機5とが設けられて
いる。そして脱硫反応器3にはスラリー噴霧ノズ
ル31が設けられ、同ノズル31には攪拌機61
付きのスラリー調製槽6から供給ポンプ7を介し
て脱硫剤スラリーが供給される。バグフイルタ4
で回収された粉体は攪拌機81付きのスラリー調
製槽8に導かれ、ここで再生されたスラリーは供
給ポンプ9を介してボイラ1のスラリー噴霧ノズ
ル12に供給される。
上記構造の脱硫装置において、CaOおよび/ま
たはCa(OH)2よりなるCa系脱硫剤と水を調製槽
6に投入し、適度な濃度の脱硫剤スラリーを調製
する。このスラリーを噴霧ノズル31に供給し、
高圧空気で脱硫反応器3内に噴霧して排ガスと直
接接触させる。その結果スラリー中の水分は排ガ
スの顕熱によつて蒸発され、Ca系脱硫剤は乾燥
粉状化される。そして生じた脱硫剤粉体は排ガス
中の成分とつぎの反応式のように反応する。
Ca(OH)2+SO2→CaSO3+H2O ……(1) CaSO3の一部はさらにつぎのように変化する。
CaSO3+1/2O2→CaSO4 ……(2) なお、供給されたCa(OH)2の一部はつぎのよ
うに変化する。
Ca(OH)2+CO2→CaCO3+H2O ……(3) 上記反応により生じた反応生成物CaSO3
CaSO4、CaCO3および未反応脱硫剤Ca(OH)2
含む粉体をバグフイルタ4によつて排ガスから回
収してスラリー調製槽8に導き、ここで粉体を水
と混合して再びスラリー化する。得られた再生ス
ラリーをボイラ1の噴霧ノズル12に導き、高圧
空気でボイラ1内に噴霧する。ボイラ1内ではつ
ぎの反応が生じ、炉内脱硫がなされる。
Ca(OH)2→CaO+H2O ……(4) CaCO3→CaO+CO2 ……(5) CaO+SO2+1/2O2→CaSO4 ……(6) CaSO3+1/2O2→CaSO4 ……(7) 炉内脱硫により生じた反応生成物粉体を微粉炭
の燃焼灰とともに電気集塵機2によつて捕集し、
排ガスから系外に除去する。
上記反応式(7)から明らかなように、炉内脱硫の
結果CaSO3はCaSO4に変換される。したがつてこ
の発明の脱硫法によれば、CaSO3に起因する排水
のCOD値の増大という問題は回避される。
第2図は排ガス中の総S量に対する供給脱硫剤
中の総Ca量のモル比と脱硫率との関係を示す。
同図からわかるように、この発明の脱硫法によれ
ば高い脱硫率が得られる。
この発明による脱硫法は以上のとおり構成され
ているので、高い脱硫率を得ることができる上
に、CaSO3による排水のCOD値の増大をきたす
おそれがなく、しかも設備費や運転費の点でも極
めて有利に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による脱硫法のフロー図、第
2図はCa/Sモル比と脱硫率の関係を示すグラ
フである。 1…ボイラ(炉)、2…電気集塵機、3…脱硫
反応器、4…バグフイルタ、6,8…スラリー調
製槽、10…煙道、12,31…スラリー噴霧ノ
ズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Ca系脱硫剤を含むスラリーを煙道内の排ガ
    ス中に噴霧して、脱硫剤を排ガスの顕熱で乾燥粉
    状化させるとともにSO2と反応させ、生じた粉体
    を排ガスから回収して再びスラリー化し、再生ス
    ラリーを排ガス発生炉内に噴霧して炉内脱硫を行
    なわせ、生じた粉体を排ガスから除去することを
    特徴とする、排ガスの乾式脱硫法。
JP58132341A 1983-07-19 1983-07-19 排ガスの乾式脱硫法 Granted JPS6022920A (ja)

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JP58132341A JPS6022920A (ja) 1983-07-19 1983-07-19 排ガスの乾式脱硫法

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JPS6022920A JPS6022920A (ja) 1985-02-05
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JPS6022920A (ja) 1985-02-05

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