JPS62503095A - 改良された履物収納容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 改良された履物収納容器 発明の詳細な説明 本発明は一般的に物品の収納容器に関し、特に改良された履物収納容器に関する 。

伝統的に靴及びブーツ等の多くのタイプの履物は、一端が開口しておりその開口 端部を蓋により閉鎖することのできる長方形状のダンボール箱中に収納されてい る。

このタイプの靴箱は長年の間使用されてきたが、このような靴箱は特に靴の販売 前に筒中に収納された靴を貯蔵するのに関連して幾つかの不利益を有している。

一般的に靴箱は、貯蔵室あるいは販売領域において、積重ねられる。このように 積重ねると、靴箱の下側の列は上側の列の比較的重い負荷にさらされ、ダンボー ル箱が潰され易い傾向になる。この問題は、靴の購入者が靴を購入する前にその サイズ及びスタイルを選択する要求により靴箱が常に移動されるために、より大 きなものとなる。靴箱が潰れると、擦傷等により中に収納されている靴が損傷を 受けることになる。

さらに、上述した靴箱により上述したような方法で靴を収納すると、取扱上の問 題が発生する。例えば、下方の列の靴箱を取除くのは困難である。この下方の列 の靴箱を取除くのは通常蓋を掴んで行なわれ、これにより一般に蓋が裂ける結果 となる。このような状況のため、過去においては箱を再使用することはほとんど 行なわれていなかった。これは特に靴の購入者が靴箱を必要としないときには、 比較的大きな不要品廃棄物の問題を提起する。

このタイプの靴箱に関連する他の問題は、サイズ、色、スタイル等に関する適当 な識別方法を提供することである。これは通常要求される識別物質を付着された ステッカ（ラベル）を箱の外側に貼付けることにより達成される。よって一つの タイプの靴には一つの箱のみが使用可能である。靴を靴箱中に再収納するときの エラーは容易に検出することができないので、靴が購入者により試されるときに は、絶えず靴箱中から靴を取出したり再収納したりするため、これは大きな問題 となる。

靴箱を積重ねるときの他の問題は、靴箱を積重ねられた列から絶えず取除いたり 又交換したりするので、積重ねが不安定になることである。他の問題は、これら の箱は靴の購入者にラベルにより提供される情報以外は靴がどのようなものであ るかという知識を与えられないので、展示目的の為には全く不満足なものである 。

よって本発明の主たる目的は一つ又はそれ以上の上述した不利益を解消した改良 された履物収納容器を提供することである。

よって本発明は、ハウジング及び蓋がプラスッチク物質のモールド加工により望 ましい形状に形成されており、モールド時には柔軟性を有しているが、これらの 箱が積重ねられたときには履物を収容した多くの数の同様の箱を支持するのに充 分な剛性を有しており、ハウジングは開口端部に向ってその断面形状が僅かばか り増加するようなテーバ形状に形成されているため、蓋を取除いて複数のハウジ ングを組み重ねられることを特徴とする、一端が開口しておりそのなかに履物を 収容できる箱形状のハウジングと、開口端部を閉鎖する蓋とから構成される靴箱 を提供する。

本発明をより良く理解するために、添付図面を参照して本発明をその実施態様に 基づいて説明する。

第１図は蓋が持ち上げられた状態の本発明の一実施態様による靴箱及び蓋の上方 斜視図、 第２図は第１図に示された箱の底面図、第３図は蓋が取除かれた状態の第１図に 示された靴箱の下方斜視図、 第４図は第１図に示された箱及び蓋の断面側面図、第５図は蓋が閉鎖された状態 の本発明の他の実施態様による靴箱及び蓋の上方からの前方斜視図、第６図は第 ５図の靴箱の上方からの後方斜視図、第７図は蓋が開放位置にある第５図と同様 な斜視図、第８図は蓋が取除かれた状態にある第５図及び第７図と同様な斜視図 である。

第１図〜第４図に示される実施態様について説明すると、靴箱あるいは靴収納容 器は箱形状ハウジング１０と、ハウジング１０とは分離して示されている、すな わち、開放あるいは取除かれた状態にある１１１とから構成される。ハウジング １０及び蓋１１は、収納された商品が収納容器の外側から見られるように透明な プラスチック物質から形成されている。収納容器は非常に薄い壁部から形成され ているので、強度付加のためのリブ１２がハウジング１０の回りに形成されてい る。さらに同様な強度付加のためにハウジング１０の上端部には肉厚部１３が形 成されている。

ハウジング１０の上端エツジ部の回りには、後述の説明により明らかとなる蓋１ １との係合のためのリップ１４が形成されている。カードをその位置に挿入し保 持する目的のために、バッフル部材１５がハウジング１０の一端部に垂直方向の スロットを画成している。カード上にはディスプレイ情報が記載されており、こ のディスプレイ情報はハウジング１０の端部壁を通して見ることができる。ハウ ジング１０の底部壁内部に形成された突起部１６は、ハウジング１０内で靴を所 定位置に保持するための踵ストップを提供している。

第１図及び第４図から明らかなように、蓋１１はその外側の周囲に伸長した連続 した溝１７を有している。第３図に最も良く示されているように、ハウジング１ ０の底部にはその各々の隅部に隣接して直角の隆起部材１８が設けられている。

これらの隆起部材１８は、積重ねられた収納容器間での横方向の移動を阻止し積 重ねの安定性を顕著に改良するために、収納容器が積重ねられたとすると、その 下方の収納容器の蓋に設けられた溝１７中に嵌るような位置関係で配置されてい る。当業者にとっては明らかなように、蓋１１上の溝１７の代りに隆起部材１８ のすぐ外側で係合可能なように位置付けされている隆起部材を設けることによっ ても同様な結果が達成できる。

第４図より、より一層明らかなように、第４図においては図示のために誇張され てはいるが箱形状ハウジング１０はテーパ形状をしている。換言すると、ハウジ ング１０はその上部が下部に比較して大きな寸法を有しており、側部が内側方向 に僅かばかり傾斜している。このテーバ形状の目的は、一つの箱形状ハウジング １０が他のハウジング１０の内部に嵌り合うのを可能にすることであり、これに より複数のこのようなハウジングが積重ねられ、収納及び運搬時の占有スペース が最小になり、あるいは使用後の貯蔵スペースあるいは廃棄目的のための貯蔵ス ペースを最小にすることができる。換言すると、ハウジングは組み重ね可能であ り、蓋１１も同様にテーバが着けられていて、複数の蓋が組み重ね可能である。

本実施例の収納容器は、長さ３００ｍ＋＋、幅１５０＃Ｉ、深さ１００Ｉｒｎで ある。しかし女性用及び子供用の靴を収納するために他のサイズも使用可能であ ること明らかである。第４図はハウジング１０と同様に同じブラスツチク物質よ り形成されている点を除いて、従来の箱形状の蓋に非常に類似した蓋１１を示し ている。もし必要とあれば、蓋１１は、それが箱１０の上に配置されたときに所 定位置に強固に保持されるために、箱のリップ１４に係合するために内側方向に 向った隆起部（図示せず）を下側方向に垂れ下がった側部１９の内側凹りに有し ていても良い。代案としては蓋は第４図に示されるような形状をしており、この 場合には蓋は単にリップ１４上をスライドするか、あるいはもし望ましいならば 、この場合にリップ１４を省略しても良い。

プラスチックハウジング１０及びＷｌｌは射出成形あるいは他の適当な方法によ り製造される。

上述した収納容器は収納物（靴）が容器の外部から見えるように透明なプラスチ ック物質により製造されるが、半透明ブラスツチクあるは不透明プラスチック物 質により製造することも明らかに可能である。収納容器は多くの異なる色のプラ スチックより製造可能である。補強リブ１２及び肉厚部１３は要求される強度及 び収納容器を製造するのに使用される物質及びプロセスにより変えられることは 明らかであり、最終製品がその上に同様な収納容器の標準的な荷重を支持するの に充分な強度を有していることだけが重要である。一般的に、収納容器は潰れず にその上に３．２Ｋｇの荷重を支持可能でなければならない。特にプラスチック 物質が半透明あるいは不透明の場合には、ハウジング１０の内側にはその中に収 納された靴を箱に収納されたまま展示できるのを可能にするインサートを支持す る支持手段（図示せず）が設けられていても良い。このようなインサートは、一 般的に良く知られている方法により靴を上昇させる作用をする。

次に第５図〜第８図を参照すると本発明の他の実施態様が示されており、この実 ｍ態様においては蓋１１の一端部に配置されている可撓性ヒンジ２０により蓋１ １はハウジング１０に連結されている。ヒンジ２０は蓋の一部としてモールドさ れ、ハ・クジング１ｏの一端に固着されているブラケット２１により形成される スロットを通過させることによりハウジング１０に連結される。ブラケット２１ は接着あるいは他の方法によりハウジングに固着されるか、あるいはハウジング と一体的に成形される。ヒンジ２０は図示されているようにフック形状であり、 スロット中を通過するために僅がばかり歪められその位置で保持される。

第５図〜第８図に示す箱あるいは収納容器は、プラスチック物質によりモールド 成形されており、ハウジング１０及び蓋１１の厚さは前に説明した実施態様の厚 さよりも厚くなるように形成されている。よってより強い構造の箱あるいは収納 容器を得ることができ、リブ１２を省略することができる。図面より明らかなよ うに、ヒンジブラケット２１の反対側のハウジング１ｏにはハンドル２２が設け られている。ハンドル２２は内側方向に突出した壁部２３によりハウジング１ｏ の端部に形成された凹部中に収納されている。内側方向に突出した壁部２３はハ ウジングに強度を付加すると共にヒンジピン（図示せず）によりハンドルが回動 可能に連結される表面を提供している。収納位置においてはハンドルは完全に凹 部中に収納されるため、ハンドルを設けたことにより組み重ねられるというハウ ジング１ｏの特徴は妨げられることはない。ハンドル２２は壁部２３に設けられ た突起（図示せず）がハンドルの側部に係合することにより収納位置に保持され る。これらの突起（図示せず）はハンドルが伸長位置あるいは使用位置く図示せ ず）まで９０度回動されたときハンドルの側部を係合する作用を成し、これによ りハンドルが収納位置に強制的にもどされるまでハンドルを使用位置に保持する 。

第５図〜第８図に示された実施態様によると、プラスチック物質は不透明であり 、よって蓋が閉鎖されたときには外部から箱の収納物を見ることは不可能である 。よって、ラベル２４あるいはラベルホルダー（図示せず）がハンドルを収容し た凹部中の箱の前面に設けられる。

第７図及び第８図より明らかなように、ハウジング１０の相対する内部表面には リブ２５が設けられている。

非常に狭い間隔で設けられた一対のリブ２５は、バッフル部材（図示せず）のエ ツジ部を収納する溝を形成しており、バッフル部材はハウジングの幅方向にわた り伸長して対向する溝中に下方向に挿入されるのに適している。

よって一つのバッフル部材が箱を横切って箱の前方向あるいは後方向に設けられ た対向する溝中に挿入され、一対の靴を収納する空間のサイズを減少する。上述 したように一つのバッフルが使用されると、例えば少女あるいは子供の靴を収納 するのに適している。ハウジング中で二つのバッフルが使用されると、バッフル とバッフルの間の中間スペースは非常に小さな子供の靴を収納するのに適してい る。勿論バッフルが使用されないときには箱は大人の靴を収納するようになって いる。リブ２５はハウジング１０と一体的にモールド成形されるか、あるいは後 でハウジング１０上に固着される。本実施態様の蓋１１は中央凹部２７を画成す る隆起された周辺部分２６を有している。中央凹部部分は、その上に同様な靴箱 が積重ねされたとき、その靴箱の底部を収納するように形成されており、これに より上述した実１Ｍ態様の溝１７及び隆起部材１８と同様に積重ねられた箱の間 での滑りを防止するようになっている。

器１１の前方で蓋の下方向に垂れ下がった側部１９の内側に設けられたブロック ２８は、ハウジング１０の前方上端部近傍に設けられたテーバ形状のブロック２ ９と協働することにより、ｉｌｌを閉鎖位置にラッチする。

蓋を取除くためには、ブロック２９に近いハウジング１０の前方部分にほんの僅 かばかりの圧力をかけるだけで良い。

本発明は従来の靴箱に対して顕著な改善を提供していることは明らかである。例 えば、最も簡単な形状での箱あるいは収納容器は製造コストが非常に安く、もし 必要なら容器の外側から収納された商品を見ることができ、また貯蔵あるいは廃 棄の目的のために入子式にして簡単に収納することができる。さらに、一つの箱 の底部が他の箱の上部に係合するという割出し構造により、箱を積重ね合ったと きの顕著な安定性が提供される。箱の外側　゛から筒中に収納された靴を見るこ とができるため、店員あるいは靴の購入者は、箱あるいは収納容器を積重ねられ た山中から取除くことなしに商品を選択することができる。

本発明の二つの実施態様について説明したが、上述した多くの特徴を組合わせて 多くの異なる実施態様を提供できることは勿論である。第５図乃至第８図に示さ れた靴箱は第１図乃至第４図に示された靴箱に比較してその製造がより高価であ ることは明らかであるが、より大きな構造的強度、ヒンジ式蓋及び持運びハンド ルにより、この実施態様は靴の持運び自在収納容器として適しておリ、これによ り通常店から靴の購入者に只で提供されるプラスチックキャリーバッグ等のキャ リーバッグの必要性をなくすことができる。さらに靴を使用しないときにはこの 靴箱を靴の永久的貯蔵容器として使用することができる。

製造にプラスチック物質を使用することと入子式の特徴により、本発明の靴箱あ るいは収納容器は製造及び貯蔵の両方において経済的である。

Ｂ ２Ｒ 国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＨＥ　ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥＰ ＯＲＴ　０ＮＧＢ　２１４７８８３　ＦＲ２５４２７１３ＡＵ　２４０７１／７ ７　ＣＡ　１０８１１７８　ＩＩｓ　４１９０１７２ＥＮＤ　ＯＦ　ＡＮＮＥＸ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．ハウジング及び蓋がプラスチック物質によりモールド時に可撓性を有するよ うに所定形状にモールド成形されており、履物を収納した靴箱が積重ねられたと き数多くの同様な靴箱を支持できるのに充分な剛性を有しており、前記ハウジン グはその開口端部に向けて僅かばかり横断面積が増加するようにテーパ形状に形 成されており、これにより蓋を取除いたとき複数のハウジングが入子式に重ねら れることを特徴とする、一端部が開口しておりその内部に履物を収容可能な箱形 状ハウジングと、前記ハウジングの開口端部を閉鎖する蓋とから構成される靴箱 。
2. ２．前記蓋は浅い箱でその側面が外側方向に僅かばかり傾斜していることにより 複数個の蓋が入子式に積重ねられることを特徴とする請求の範囲第１項記載の靴 箱。
3. ３．前記蓋の外部表面と前記ハウジングの下側とが協働表面を有しており、これ らの協働表面が前記箱が上下に積重ねられたとき、一つの靴箱の底部と他の靴箱 の上部との間での滑り運動を防止することを特徴とする請求の範囲第２項記載の 靴箱。
4. ４．前記協働表面は前記蓋の周辺部近傍の前記外部表面に形成された連続溝と、 前記ハウジングの下側に形成された隆起部材とを含んでおり、これらの隆起部材 が靴箱が上下に積重ねられたとき前記溝に嵌込まれることにより、滑り運動を防 止することを特徴とする請求の範囲第３項記載の靴箱。
5. ５．前記協働表面は前記蓋の外部表面の回りに形成された隆起周辺部分を含んで おり、この隆起周辺部分が靴箱が上下に積重ねられたとき、前記ハウジングの底 部部分を包み込むことにより前記滑り運動を防止することを特徴とする請求の範 囲第３項記載の靴箱。
6. ６．前記プラスチック物質は透明あるいは半透明であり、これにより箱を通して 靴箱の内側の履物を見ることができることを特徴とする前記請求の範囲のいずれ かに記載された靴箱。
7. ７．前記蓋は垂れ下がったヒンジを有しており、これらのヒンジが前記ハウジン グの一端部に形成されたループ部材の各々に係合することにより、前記蓋が前記 ハウジングに連結され前記ヒンジを撓ませることにより、蓋が開口位置と閉鎖位 置との間で回動可能であることを特徴とする請求の範囲第１項、第２項、第３項 あるいは第５項に記載の靴箱。
8. ８．前記ハウジングの端部壁に凹部が形成されており、この凹部中に収納されて ハンドルが設けられており、前記ハンドルは前記凹部中で前記ハウジングに回動 可能に連結され前記凹部から伸長した使用位置に回動可能であることを特徴とす る請求の範囲第７項記載の靴箱。
9. ９．前記ハウジングの内側の対向する側部に溝が形成されており、バッフルが対 向する溝中に挿入されて前記靴箱の幅にわたり伸長することにより靴箱の内部を 分割し小さなサイズの靴を収納する小さな部屋を提供することを特徴とする前記 請求の範囲のいずれかに記載の靴箱。
10. １０．内側方向に向つたリップが前記蓋の開口端部近傍の周辺に形成されており 、同様なリップが前記ハウジングの開口端部近傍の周囲に外側方向に向って形成 されており、これにより前記蓋を閉じると蓋に形成されたリップがハウジングに 形成されたリップを強制的に乗り越え蓋を閉鎖位置に保持することを特徴とする 請求の範囲第２項から第９項のいずれかに記載の靴箱。