JPS62502399A - セメント・キルン ダストおよび赤泥を使用する水硬セメントの製造方法 - Google Patents
セメント・キルン ダストおよび赤泥を使用する水硬セメントの製造方法Info
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- JPS62502399A JPS62502399A JP61502091A JP50209186A JPS62502399A JP S62502399 A JPS62502399 A JP S62502399A JP 61502091 A JP61502091 A JP 61502091A JP 50209186 A JP50209186 A JP 50209186A JP S62502399 A JPS62502399 A JP S62502399A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
セメント・キルン・ダストおよび赤泥を 用する水セメントの製造 法
l匪夙氷夏
本発明は、ポルトランドセメントとは異なり、鉄の含有量が相当に高い特殊なセ
メントの製造方法、ならびにその結果できるセメント及びコンクリートに関する
。
欠匪夏實見
本発明は、(1)セメント工業、および(2)アルミニウム工業の廃産物として
、大量に入手しうる2種類の材料からセメントをつくることが主な目的である。
より詳しくいうと、これらの廃材は、CKDと呼ばれよく知られているセメント
・キルン・ダストと、アルミニウム含有鉱石、即ちボーキサイトからアルミニウ
ムを抽出する過程における残渣である赤泥とである。そのため、CKDおよび赤
泥が、望ましくない副産物として製造される方法の本質について、簡単に検討す
る。
来のセメント、造 法
ポルトランドセメントのようなセメントは、(1)多くの二酸化珪素即ちシリカ
、および酸化アルミニウム即ちアルミナを含むクレーのような粘土質材料、なら
びに、(2)主として。
酸化カルシウムで形成される石灰性材料からなる高温(1400℃乃至1600
℃程度)の反応生成物である。2つの材料を微粉末にし、混合してから、それら
を、大型の長尺回転キルンの中で加熱溶融し、クリンカーをつくる。
キルンは、若干傾けられており、原料は、冷却上端部にて供給され、溶融物即ち
クリンカーは、加熱下端部から受け取られる0回転キルンの底部から頂部へかけ
て反対方向に流れ込む加熱ガスは、CKD即ちセメント・キルン・ダストをキル
ンから外部へ運び出し、そこで、CKDは、フィルター若しくはプレシビテータ
によってガス流から分離される。クリンカーは、粉砕され、セメントとして使わ
れる。
セメントの硬化時間を制御するため、処理中この時点で、石膏、即ち硫酸カルシ
ウムがセメントに加えられる。
用語を明確にするために述べると、ポルトランドセメントには砂が加えられ、ま
た、通常は、砂利と適量の水が加えられる。その結果できるポルトランドコンク
リートは、硬化させるのに相当時間がかかり、約1カ月して、最終強度のレベル
に達する。
セメントを水と直接混ぜた際、それをペーストと呼び、セメントを、砂利ではな
く、砂と混ぜた際、それをモルタルと呼ぶ。
ある一定量のCKDは、微粉砕された原料と一緒にプロセスの中へ戻される。し
かし、集められたCKDのナトリウムおよびカリウムのアルカリ含有量は、ナト
リウムおよびカリウム酸化物の融点が低いため、高くなる傾向がある。そのため
、ナトリウムまたはカリウムのアルカリ酸化物につき、アルカリ含有量が、処理
されている材料の融解温度の低下によって、約0.6%若しくは1%超えると1
問題を起こす、つまり、キルンの耐火ライニングを被覆してしまい、保護してい
る材料の肉厚を低下させてしまう。
また、処理されるポルトランドセメント中のナトリウムおよびカリウムのアルカ
リ分の比率が高くなると、遊離石灰が形成され、そのため、水が存在するとコン
クリートが膨張するので、コンクリートに亀裂を生じさせることになりかねなt
l。
調査によると、1972年には、1年間で、5,000,000トンのCKDが
廃棄された。CKDは1通常、平らに積み上げたり、山積みにして捨てられる。
アルミニウムからの、fの抽出
ボーキサイトは、アルミニウム資源として最も広く利用されている鉱石である。
ボーキサイトには、酸化アルミニウムが約60〜65%の割合で含まれている。
ボーキサイトから酸化アルミニウムを抽出する過程において、塩酸および塩化ナ
トリウムを用い、破砕されたボーキサイト鉱石から、ある量の酸化アルミニウム
を浸出させる段階がある。この浸出段階によって得られる固形残渣が「赤泥」若
しくは「褐色性」として知られている。アルミニウム鉱物資源が異なり、その処
理が若干具なると、残渣は、多少違った色を呈する。
本明細書において用いる「赤泥」なる用語は、色が赤であっても褐色であっても
、この種の副産物を表わすものとする。
赤泥の生産量は年間s、ooo、ooo トン以上であり、既に、およそ9 、
000万トン以上が、沈殿池に捨てられていると見積られている。
2」■日」杵
本発明の主な目的は、2種類の廃産物、即ち、(1)セメント・キルン・ダスト
、および(2)赤泥に対して1石膏、硫酸カルシウムのような硫黄含有物を加え
、結合させることにより、優れたセメントを製造する方法を提供することである
。
もし、赤泥のアルミナ即ち酸化アルミニウム含有量が低ければ、アルミナ即ち酸
化アルミニウムを補充する。CKDおよび赤泥の酸化カルシウム含有量に応じて
、石灰のような石灰性材料を混合物に加える。
これらの原料は、細かく分割し、かつよく混ぜてから、回転キルンか、加熱処理
機で1400℃よりやや下、すなわち、1250℃乃至1350℃程度で処理す
る。その結果できたクリンカーを、従来のポルトランドセメントと同じように微
粉化する。
その結果できるコンクリートは、優れた強度を有し、その圧縮強さは、ポルトラ
ンドセメントからつくられるコンクリートよりも相当大きく、比較テストによれ
ば、ポルトランドコンクリートより50%以上丈夫であることが分った。
CKD中に高濃度のナトリウムまたはカリウムのアルカリ分が入っていても、ポ
ルトランドセメントとは異なり、新規セメントの場合、悪い影響を受けない、こ
のことは1次のように説明できる。
ポルトランドセメントの場合、これら1価のアルカリは、水に対して珪酸カルシ
ウムと競合し、そのため、珪酸カルシウムの水和化を含む反応の促進を妨害し、
かつ、上で述べたキルン処理による相互作用を妨げる。
しかし、本発明の方法によれば、カルシウムアルミニウムフェライトおよびカル
シウムアルミニウムスルフア−ト和化が速やかに進行し,かつコンクリートが急
速に硬化するので、ナトリウムやカリウムのようなアルカリ分の水に対する酸化
カルシウムとの競合は問題とならず、またコンクリートの弱体化も起こさない。
本発明による新規なセメントの別の利点は、融解温度が低いことと、それが軽量
であり,かつ硬化時間が極めて速いため,製造コストの削減につながれることで
ある。また、このセメントは、鉄の含有量が高いため,コンクリート強化に使用
される鋼材との結合をよくシ,従って、強化コンクリート構造物の強度を増大さ
せる。
1977年7月19日に許可されたボヴインダー・ケイ・メータ(Povind
er K. Mehta)による米国特許第4,036,657号明細書には、
[高酸化鉄水硬セメント(High Iron Oxide l(ydraul
icCement) Jなる名称の興味ある技術が開示されている。
メータによる前記米国特許明細書に開示されているセメントは.CDKおよび赤
泥からなる廃産物を使って,本発明方法ノ実施によって得れるセメントと、ある
程度類似している。
メータによれば,出発材料として、酸化アルミニウム資源としてのボーキサイト
を使用し、かつ酸化鉄の代わりに、鉄鋼工場から出される煙塵のような産業廃産
物が使われる。
しかし、メータによる米国特許明細書には、CKD若しくは赤泥のいずれを用い
るかについては言及していない。
本発明の主たる目的は、大量に出される廃産物を、主として利用する高鉄分含有
セメントの製造方法を提供することである。
本発明によれば,メータによる米国特許明細書に記載されているようなセメント
をつくる際、鉄を相当に高い値で含有する赤泥を使用することができる.また、
セメント・キルン・ダストのアルカリ含有量が多くても、既に説明したように。
ポルトランドセメントに及ぼされる作用と異なり、セメントの特性に対する悪影
響は,驚くほど全くない。
主要成分たる(1)赤泥および(2) C K Dのほかに、少量の付加材料を
加えるのが望ましい。CKDおよび赤泥は、強力な高鉄含有セメントをつくるの
に欠かせない適量の二酸化硫黄を含んでいないので,石膏のような硫黄含有物を
加える.CKDおよび赤泥の酸化カルシウム含有量に応じて,石灰(酸化カルシ
ウム)を加える。赤泥中の酸化アルミニウムの濃度に応じて、酸化アルミニウム
をも加える。
完全を期すために.CKDの代表的な組成を表工に,赤泥の組成を表Hに、原料
および本発明によるセメントの好適組成を表■に示す。
表 ■
本 日に いられる、゛のヒ学 析
原 料 重量% 酸化物 重量%
C K D 25 CaO 36.6
赤泥 28 Af120. 17.9
酸化カルシウム(Cab) 13 Fe,0. 13.35Si02 3.7
硫酸カルシウム(CaSO<) 21 SOz 12.5アルミナ 13 Na
20 0.6
TiO□ 1.65
に20 0.95
強熱減量(LOI)後の原料、および関連酸化物。
LOI前の原料に関しては、表■参照。
ポルトランドセメントの場合、硬化時間を調整するため、クリンカーを形成した
後に石膏を加えるが,それは、本発明によるクリンカーについても同じことが言
える。
表における比率は,本明細書の後段において詳細に説明する実施例に基づいて決
められた好適なものである。
CKDおよび赤泥の組成が異なる場合,加えられるべき付加材料も異なってくる
。例えば、酸化アルミニウムをボーキサイトから浸出させる際,赤泥がつくられ
る過程において、ボーキサイトに最初から含まれるアルミニウムが、比較的少な
い量しか取り除かれていないような場合もあり、また、赤泥が,残留酸化アルミ
ニウムを比較的多く含んでいるため。
セメントに,酸化アルミニウムを殆ど加える必要がないような場合もある。
実施したテストに基づいて得られた主な成分の使用範囲を。
表■に示す。
弄−■
本発明による新規セメントの組成範囲
酸化物 範囲A 範囲B 範囲C
CaO32%−40% 30%−65% 20%−70%AQ203 15%−
20% 10%−25% 5%−35%Fe2O310%−16% 8%−20
% 5%−25%SiO+ 2% 5% 1%−10% 0%−20%SO,1
10%−15% 5%−20% 4%−25%数値は、強熱減量後における重量
パーセントである。
表■から1次のことがいえる。
(1)赤泥およびCDKは、それぞれ、少なくとも20%の量で使用する。
(2)混合物のAQ203含有量を上げるのにアルミナを添加するが、赤泥のア
ルミナ含有量が高ければその必要はない。
(3) CaOを補充するため、石灰を使用するが、赤泥のCaO含有量が高け
ればその必要はない。
(4)ナトリウムおよびカリウム酸化物のような一価のアルカリは、CDKおよ
び赤泥の中に通常含まれている。これらの酸化物を合計した含有率は、0.5%
より若干多く、1〜2%のこともある。しかし、普通、5%を超えることはなく
、10%を超えることは決してない。
(5) SO2は1石膏の形で加えられる。
(6)表■の範囲Aの割合が好適である。範囲Bの割合は、若干幅をもたせたも
のであり、範囲Cの割合は1本発明の原理を実証しろるに足る余裕を持たせたも
のである。
本発明の他の目的、特徴および利点は1図面を参照して。
以下に述べる詳細な説明から明白になると思う。
図面の簡単な説日
第1図は、本発明により生成された粉末セメントからなるテスト用モルタルブロ
ックを示す。
第2図は、本発明により生成された、灰色がかり、チョコレート色した褐色の粉
末セメントを示す。
第3図および第4図は、それぞれ、本発明による高鉄分コンクリートと補強鋼材
とが強力に結合された軽量強化コンクリートビームの斜視図および横断面図であ
る。
−施例の詳細説日
第1図は、表■の組成を有するセメントを用いてつくられ。
固められたモルタルによる3個のテーパー付きテストブロックを示す。
第2図示の微粉末は、表■の組成からなる微粉砕クリンカーである。
第1図示のブロックを形成する際に使用されるモルタルは、セメント1重量部に
対して、砂2.75重量部、水1/2重量部の割合で作成した。
ASTM規格C109に基づき1モルタル試料に対して行なった圧縮強さの結果
を次表に示す。
表 ■
時間 1日 7日 21日
上表中、試料1および2に対する数値は、実際に測定したものであり、また、ポ
ルトランドセメントに対する数値は、文献によるものである。
第3図は、2重丁字構造の調弦化コンクリートビームの斜視図である。
第4図は、第3図示のビームの断面図であり、がっ長手方向に伸びるプレストレ
ス型鋼ストランド、および横方向に広がる鋼スターラップを示す。
本発明による高鉄分含有セメントは、細強鋼材と緊密に結合し、そのため、軽さ
と、新規セメントの大きな強度と相俟ち5強度が一層増大し、かつ同じ強度を得
るのにコンクリートが少量で済む、優れた強化コンクリート構造物が達成される
。
X線回折測定により、アルミノ硫酸カルシウム、ならびにその水加物即ちニトリ
ジャイト(Etringite)の存在が分かった。
ポルトランドセメントが硬化する際、若干収縮するのに対し、アルミノ硫酸カル
シウムは若干膨張する。従って、本発明によるセメントと従来のポルトランドセ
メントを組合わせると、ポルトランドの収縮度は、ある程度低下することとなり
、適当な配合にすれば、硬化による寸法変化が殆どないセメントをつくることが
できる。現在のところ、硬化の過程で本発明による新規なセメントの寸法変化に
関する正確な数値は、つかんでいない。
また、高い圧縮強さ試験値を有するブロックは、2つの機械部分を一緒にボルト
締めして形成された囲いチャンバを用いて作ってから、1日後に型枠をはずした
。本発明によるセメントが急速に硬化しても高い強度を持っていることに鑑み。
セルフ・プレストレス作用が発生するのは、このセメントに含まれている膨張成
分のためであると見做しうる。
叉凰五−よ
以下の段階により、上で述べたセメントを作成した。
800gのCKD、882gの赤泥−375gの石灰、500gの石膏、および
300gのアルミナからなるバッチを調製し、それを、ボールミルで0.5時間
混合した。
CKDは直接使用できたが、赤泥は、微粉末中の大きな凝集塊を取り除くため、
100メツシユの篩にかけなければならなかった。
この第1のバッチに含まれる材料は1次に示す表■の通りであった。それは1表
■と同じであるが1強熱減量(LOIと略す)前のものである。
老−21
CK D 800 28
赤 泥 882 30.87
石 灰 375 13.13
石 膏 500 17.5
AQ20. 逗曵 」見開
2857g 100%
材料の分析
LOI前。
クリンカーヒおよび冷却:
材料を耐火粘土製るつぼに入れ、かつ電気炉へ入れた。温度を、1350℃に上
げ、そのまま30分間保持した。るつぼを取り出し、冷却したところ、溶融が部
分的に起きていることが分かった。
2つのクリンカー冷却方法を採用した。一つは、加熱るつぼを水に浸し1次に、
るつぼの面に空気流を吹きつけた。もう一つは、加熱るつぼを完全に水に浸漬し
た。
第1の方法では、冷却速度を、第2の方法より遅くした。
冷却後、るつぼを砕き、かつクリンカーを破砕して、微粉化の準備をした。
実験室用ディスク微粉機を用いて、生成されたクリンカーの一次微粉化を行なっ
た。ゴム張りミルおよび硬化アルミナボールを用いたボールミルにより、微粉末
化を行なった。
12時間のボールミルによる粉砕の後、生成した粒子の大きさについて調べた結
果を表■に示す。
表−!
ボールミルにより 砕された新規セメントクリンカ−の粒径 布重量% 1.1
7.0 10.2 36.6 44.7(注)重量%の上の数字は、各重量%
における粒径範囲を示す、従って、36.6重量%の場合、粒径は、45乃至5
3ミクロンとなり、44重重量の場合1粒径は、45ミクロン以下であることを
表わす。
セメントペーストおよびモルタルの特性評価舟」だ1鷹づ−
二−トセメントペーストを、プレキシグラス(Plexiglas、M標)製の
型枠に流し込んで、新セメントの長方形バーを作成した。バーの寸法は、10
X 10 X 100mmである。ペーストを調製する際、セメントと水の比率
を重量で2対1とし、かつ飽和湿り空気中で24時間硬化させた。新規なセメン
トから7個作り、また比較のため、ポルトランドセメントから7個の試料を作成
した。
ティニウス・オルセン(Tinius 01sen)式試験機を用い、支持点間
の距離りを5.1cm(2インチ)として、バーの三点曲げ試験を行なった。
圧I■良之IL=
ASTM規格C109に基づいて、新規セメント−砂モルタルの圧縮強さ試験を
行なった。
このテストを実施するに際し、 5.1cm(2インチ)立方のブロックを作成
した。標準シリカ砂(Nα30)を用い、かつ砂セメントの割合を、重量で2.
75対1とした。水とセメントの割合は、重量で1対2とした。
テストは、湿り空気中で24時間を経過したモルタルについて、また、湿り空気
中に1日おき、更に2日間水中に浸漬したもの、湿り空気中に1日、更に6日間
水中に浸漬したもの、および湿り空気中に1日、更に20日間水中に浸漬したも
のに対して実施した。
硬化した試料を、ボールドウィン(Baldvin)型空気圧試験機にかけた。
圧縮強さは、2種類のセメントに対して行なった。第1は、空冷式セメントであ
り、第2は、水冷式セメン粉末クリンカーの主な結晶成分を同定するため、X線
回折法を用いた。更に、新規セメントの硬化(水和化)後にできる主な結晶生成
物の同定を行なった。
X線ターゲットには、Niフィルターを用い、かつ毎秒103カウントのCu−
にであった、カウントの標準偏差は1%で、走査速度を2度/分とした。水和セ
メントを、X線装置のプラスチック試料ホルダーに流し込み、湿り空気中に24
時間装いてから、6日間水中に浸漬した。
粘J1す1秩
新規セメントの強度は1表Vに示したように、ポルトランドセメントの圧縮強さ
より相当に大きかった。
表■は、1日経過後の新規セメントとポルトランドセメントの曲げ強度を示す。
」】
新規セメントおよびポルトランドセメントの曲げ強加えた石膏および石灰の比率
に応じ、生成されたセメントは、淡チョコレート褐色から暗緑色の範囲の色を示
した。使用した原料のうち、量の多いものは、CKD (約35重量%)、およ
び赤泥(約25重量%)である。
本発明による新規セメント製造方法の利点を要約すると、次の通りである。
(1)セメントならびにアルミニラむ工業において深刻になっている廃棄物処理
の問題を解決しうる。
(2)構造物に使用しうる、強度の大きいセメントが製造できる。
(3)セメント用の原料を製造過程において、粉砕したり、余計な処理したりす
ることなく使用できる。
(4)セメントの焼成温度が、ポルトランドセメントより200〜300℃も低
い。
(5)アルカリによる問題が、クリンカーをつくる過程の間に解決されるので、
クリンカーに遅延剤を全く加える必要がない。また、生成されるセメントの強度
は、シリカゲルの硬化作用に左右されない。
従って、CKDおよび赤泥をクリンカーにして新規セメントを製造するための全
費用は、原料が安いことと、セメント製造のクリンカーを焼成する過程でのエネ
ルギーが節約できることにより、ポルトランドセメントの製造に要する費用と比
べて、相当に安くなる。
新 セメントクリンカ−のX線回折
ガラス相における新規セメントクリンカ−をX線回折にかけて、簡単に調べた。
空冷式セメントに対するX線パターン、および水冷式セメントに対するX線パタ
ーンを、ポルトランドセメントの標準パターン表のものと比較したところ、新規
セメントの主な成分は1次表の如くであった。
新規セメントクリンカーのX線回折
C4AF : (2,77、2,63,2,54,2,43,2,19人(d)
イ直)C2F : (2,69,2,07,1,94,1,84,1,74人
JT )β−c2s : [3,80,3,37,3,03,2,87,2,7
8人 〃 ]新規水和セメントの結晶成分
C4AH1l : [8,2,4,1,3,9,2,9,2,73人(d)イ直
〕C3AH8: [2,68,2,70,2,47,2,31,2,14人 〃
〕C3F)!a : (2,72,2,60,2,50,2,32,2,06
人 〃 〕CzACaSO4・3HzO(エツトリンジャイト): (3,92
,3,03,2,81,2,57人〕C25)I : [2,75,2,67、
2,63,2,44,2,36人(d)値〕上表の■およびXにおける特殊な記
号は、セメントおよびコンクリートの分野で使用されるものである。
A = Al220. 、アルミナ即ち酸化アルミニウムH=820、水
C=CaO1酸化カルシウム
F =Fe203.酸化第二鉄
S−3iO2、シリカ即ち二酸化珪素
衣■において、あるピークは、多少ずれており、正確に所期の値になっていない
ゆ他のTx02t Mn2O3+ p2o5およびZnOのような成分の作用に
ついては、まだ分かっていない。
新規水和セメントの結晶成分
7日間の硬化日数を経過した水和セメントの成分を、X線のパターン解析により
同定した。
水和セメントの主な成分は、関連の表Xに挙げである。ピークには、若干ずれて
いるもの、欠落のもの、可成りの重複が起きているものが観察された。
ASTM C109試験法による新規なセメントの圧縮強さの試験の結果は、先
の表■に示した。
新規なセメントペーストに対する曲げ強さを、新規なセメントおよびポルトラン
ドセメントを対比させて1表■に示した。試料は、セメントと水を重量比で2対
1とし、かつ湿り空気中で24時間硬化させたものを使用した。
以上、一連の高鉄分セメント組成物に対して行なったテストについて詳しく説明
した。次に、その他の組成でテストしたものについて、簡単に説明する。
寒嵐践−エ
次のような重量%(LOI後)で示すように、成分の若干具なる材料を使って、
セメントを作成した。
CK D 30%
赤 泥 20%
Ca O20%
A Q 2031S%
Ca SO415%
実施例Iと同じ要領で行ない、かつ約1300℃の温度で焼成した。良好なセメ
ント効果が観察された。しかし、厳密な機械的特性に係る綿密な試験は行なわな
かった。
完全を期すため、最初の不成功に終わった多くのテスト結果を1次に挙げる。
寒旅敷亘
(A月11彬粍:
CKD −50%十 赤泥 −50%
(B)計、された化学成分:
CaO29、6%
AQ、039.00%
SLn、 7 、4%
Fe、0. 23.9%
Na、0 1.1%
上記ならびに本明細書の他の百分率は、特に断らない限り、LOI後の重量%を
表わす。
250gのCKD、および250gの赤泥を用い、500gのバッチを調製した
。この混合物を、V形配合機の中で1時間混合し。
次に、耐火粘土るつぼを使って1250℃に加熱、1時間焼結した。
るつぼを水中に浸漬し、冷却処理をしてから、るつぼが素手で持てる程度になる
まで、乾いている溶融物の表面に冷風を吹きつけた。
混合物は、るつぼに付着してしまっており、クリンカーを取り出すため、るつぼ
を砕かなければならなかった。磁製乳鉢を使ってクリンカーを粉砕し、325番
メツシュの篩にかけた。325番の篩を通過した約50gの粉砕クリンカーを、
水と混合してペーストをつくり、それを小皿に流し込み、かつセメント効果を調
べるため、湿り空気中に1日放置した。
クリンカーの色は、黒色であったが、水と混合すると灰色に変わった。ペースト
に指の爪の押し跡をつけ、セメント作用を調べた。固い場合には、鉄爪を使用し
た。
湿り空気中に1日置くと、押し跡はつきにくかったが、水を加えると、ペースト
は、軟化し、かつ泥状化した。
以上述べたように、本実施例による組成物は、セメント作用を示さなかった。
秀】1生■
(A月片升」[吐:
CKD 70%十 赤泥 30%
(B)、−された化学 :
CaO37,3%
Al1.0. 6.7%
SLn、 8.7%
Fe、0. 15.00%
Na、0 0.83%
実施例■と同じ要領で、200gのバッチを調製した。しかし、1250℃で部
分融解が起こっても、るつぼ中にガラス相はできなかった。1350℃でガラス
相が現われた。混合物を、その温度で1時間焼結した。
結果は、実施例■のものと同様であった。本実施例によるクリンカーの色は、暗
緑色であったが、水を加えると、緑褐色に変わった。セメント作用は示さなかっ
た。
実施例■
(A片肥1体社:
CKD −50% 十赤泥−30%
+ CaO−20%(石灰として)
(B)言−°された化学成 :
CaO47,8%
AQ、036.00%
5i026.5%
Fe20314,7%
Na、0 0.75%
1300℃で焼成した。セメント状になったが、硬化後、水を加えると、不安定
になった。強度がなかった。
失嵐貫■
(A月駐1杯社:
CKD −30%、 十赤泥−45% +CaO−15%、+AQ、03−10
%
(B)叶゛された化学成 :
CaO34、00%
AQ、0. 17.1%
SiO□ 5.06%
Fe、0. 21.3%
Na、0 0.95%
実施例■と同じように行なった。焼結温度は、1300℃とした。クリンカーの
色は、黄色であった。1日で硬化した。
夫族■亘
(A連片l林且:
CKD −30%、 十赤泥−40%、+CaO−15%、+Afl、03−1
5%
(B)計、された化学 :
CaO33,6%
AQ、O□ 21.9%
Sin、 4 、9%
Fe2O,19,00%
Na2O0,86%
実施例■と同じように行なった。しかし、乾燥後、ペーストの上には、ダストが
存在した。実施例■よりは若干硬かった。
去JD生!
(A月W2」[吐:
CKD −40%、 十赤泥−30%、 + CaO−20%、+AQ20.
−10%
(B)Hされた化学 :
Ca0 42.8%
AQ、O□ 15.7%
5in2 5.3%
Fe2O314,5%
Na2O0,7%
この組成物は、急速硬化性ペーストであったが、再混合すると、再び泥状化した
。セメント特性は、はぼ実施例■および■と同じであった。
実施例■
(A連記」1粍:
CKD −30%、 十赤泥−30%、+ CaO−25%。
+AQ、03−15%
(B)畳、された化学 :
CaO42,7%
AQ、0320.4%
SLn、 4.4%
Fe、0. 14.3%
Na、OO,7%
実施例■のものと同じであった。急速に硬化した。
CKDおよび赤泥の組
完全を期すため、背景的情報を付記する。
以上、上記の実施例で使用したCKDおよび赤泥に係る組成物を示した。CKD
および赤泥の組成が相当に異なることを示すので、他の物質によって与えられる
組成物も、興味深いものがある。このような2つの選択的組成を1次表の亘およ
び別に示す。
前例のように1石膏を加えれば、確実なセメント作用が、殆どの組成物で起こる
と考えられる。
人−一及
アメリカ標準局によるCKDの化学 折衷(1)
(★)重量パーセント
jジ匪
代表的な「三 」、゛泥★の 析
★1980年2月24〜28日の間、アメリカ合衆国ネバダ州うスベガスで開か
れたティーエムニス軽金属委貝会(TMS Light Metals Com
m1ttee)主催の技術部会会報に掲載のセイシ・シマノ(Seishi S
himano)等著「軽金属」なる報告による。
完全を期すため1本明細書に引用したメータ(Mehta)による米国特許明細
書に記載の、多くの高鉄分セメントの組成を表xmに示す。
云入叫
メータ(Mehta)による米国特許第4,036,657号明細書に記載の高
鉄セメントの組成 ・
アメリカ合衆国アーカンソー州72011ボーキサイトピーオーボックス300
に所在するアルコア(^LCOA)社から提供されている赤泥および褐色泥の分
析データを、それぞれ表XIVおよび表XVに示す。
赤泥は、それの脱液に続き行なわれる浸出処理の際に使用されるフィルターがら
のケーキである。褐色泥は、赤泥/石灰岩/ソーダ灰の焼結物を浸出させること
がら得られる残渣を分離・洗浄するために使用される回転ドレン式真空フィルタ
ーから出されるケーキである。
アルコア社「赤泥」
アルコア社「褐色泥」
ヌ】1叱入
本実施例および次に述べる実施側方においては、表Iに示したCKD、ならびに
2種類の赤泥、即ち表Hに示したものと、本発明の場合赤泥と称する表X■に示
すような褐色泥とを使用した。
本実施例では、次の材料を用いた。
40%のCKD、25%の褐色泥、 20%の赤泥、15%のCa5O,+10
%のAfl、 03゜
これを、酸化物の重量パーセントで表わすと、次のようになる。
CaO39、9%
AQ、0. 16.5%
5un29.7%
Fe、 0. 11 、8%
Na2O2,0%
So、 9.1%
混合物を、1200℃乃至1250℃で焼成してから、ボールミルで14時間粉
砕した。セメントを使って、5.1cm(2インチ)立方のモルタルをつくった
。
良好なセメント作用が達成された。ブロックは、固化し、かつ非常に硬かった。
固まりは、同じ色になり、淡い赤砂糖のようであった。しかし、ブロックに対し
綿密なテストは行なわなかった。
ヌ」1例ノロV
本実施例では、次の材料を使用した。
20%のCKD、20%の赤泥、15%の褐色泥、20%のCa5Oイ15%の
CaO110%のAQ、O,。
これを、酸化物の重量パーセントで表わすと、次のようになる。
CaO42,0%
Al220315.0%
Sin、 6.0%
Fe2O,10,5%
Na2O1,35%
So、 12.0%
実施例Xと同じ要領で処理した。注型モルタルブロックは、実施例Xのものと同
じ性質を示した。5.1cm(2インチ)立方のものを、湿り空気中で1日、即
ち24時間硬化させてから、圧縮試験を行なった。試験法は、 ASTM C1
09を用い、約175.1kg/cJ (2490psi)の圧縮強度を得た。
この数字は、ポルトランドセメントの最高値と同じ程度か。
それよりも若干大きい。モルタルブロックの色は、fiいチョコレート色であっ
た。
以上、本発明による実施例について説明した。
CKDおよび赤泥の様々な組成に応じ、セメントおよび出発材料の組成を1本発
明の範囲内で、可成り自由に変えて実施しうろことは自明である。例えば、CK
D若しくは赤泥が、酸化カルシウムを多く含んでいれば、石灰は、殆ど加える必
要がなく、また同様に、赤泥のアルミナ含有量が高ければ。
アルミナを殆ど加える必要がない。
従って、本発明は、上で述べた実施例における厳密な比率に限定されるものでは
ない。
見す、1
国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. (1)少なくとも20重量%の赤泥、20重量%のセメント・キルン・ダスト、 および硫黄含有材料を含む混合物であって、前記混合物が、主に、約20〜70 重量%のCaO、約5〜35重量%のAl2O3、約5〜25重量%のFe2O 3、約4〜25重量%のSO3、ならびに0.5〜10重量%のK2OとNa2 Oとの混合酸化物からなるよう調製する段階と、 (2)複合成分を1250〜1400℃に昇温加熱し、クリンカーを形成させる 段階と、 (3)クリンカーを微粉化し、高鉄分含有セメントを形成する段階 とからなり、それにより、主として廃産物から、高強度でかつ軽量の高鉄分含有 コンクリート構造物をつくることを特徴とする高鉄分含有セメントの製造方法。 2.酸化カルシウムが、石灰の形で、混合物中に含まれていることを特徴とする 請求の範囲第1項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 3.酸化カルシウムが、水和石灰の形で、混合物中に含まれていることを特徴と する請求の範囲第1項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 4.硫黄含有化合物が、石膏の形で、混合物中に含まれていることを特徴とする 請求の範囲第1項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 5.硫黄含有化合物が、二水石膏の形で、混合物中に含まれていることを特徴と する請求の範囲第1項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 6.セメントから鉄筋コンクリート構造物をつくる段階を更に含み、かつ高鉄分 含有材料と補強鋼材との間に強い結合を備える優れた複合構造物をつくることを 特徴とする請求の範囲第1項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 7.請求の範囲第1項に記載の方法によりつくられることを特徴とする高鉄分含 有セメント。 8. (1)ボルトランド型セメントを製造するとともに、セメント・キルン・ダスト を保持させる段階と、(2)酸化アルミニウムをボーキサイトから抽出するとと もに、残取赤泥を保持させる段階と、 (3)少なくとも、20重量%の赤泥、20重量%のセメント・キルン・ダスト 、および硫黄含有材料を含む混合物であって、前記混合物が、約20〜70重量 %のCaO、約5〜35重量%のAl2O3、約5〜25重量%のFe2O3、 約4〜25重量%のSO3、ならびに0.5〜10重量%のK2OとNa2Oと の混合酸化物からなるように調製する段階と、 (4)複合成分を1250〜1400℃に昇温加熱し、クリンカーを形成させる 段階と、 (5)クリンカーを微粉化し、高鉄分含有セメントを形成する段階と、 (6)セメントに水を加え、かつ砂と混ぜ、コンクリートを形成する段階と、 (7)新たに混合されたコンクリートを、補強鋼材を含む型枠に流し込む段階と 、 (8)コンクリートを硬化させ、強化コンクリート構造物を形成する段階 とからなり、それにより、主として廃産物から、高強度で、かつ軽量の高鉄分含 有コンクリート構造物をつくり、かつコンクリートと補強鋼材とに強い結合力を 持たせることを特徴とする高鉄分含有強化コンクリート構造物の製造方法。 9.酸化アルミニウムの抽出段階が、浸出処理段階を含むことを特徴とする請求 の範囲第8項に記載の高鉄分含有強化コンクリート構造物の製造方法。 10.請求の範囲第8項に記載の方法によりつくられることを特徴とする鉄筋コ ンクリート構造物。 11.微粉化クリンカーの成分構成が、(1)赤泥 20 〜50重量%(2)セメント・キルン・ダスト 20〜50重量%(3)酸化カ ルシウム 5〜25重量%(4)硫酸カルシウム 10〜 25重量%(5)アルミナ 0〜25重量%(赤泥およびセメ ント・キルン・ダスト中のものを含め、全アルミナ量を10〜35重量%とする 。)であることを特徴とする高鉄分含有セメント。 12. (1)少なくとも、20重量%の赤泥、20重量%のセメント・キルン・ダスト 、および硫黄含有材料を含む混合物であって、前記混合物が、約20〜70重量 %のCaO、約5〜35重量%のAl2O3、約5〜25重量%のFe2O3、 約4〜25重量%のSO2からなるよう調製する段階と、 (2)複合成分を、1250〜1400℃に昇温加熱し、クリンカーを形成させ る段階と、 (3)クリンカーを微粉化し、高鉄分含有セメントを形成する段階 とからなり、それにより、主として廃産物から、高強度でかつ軽量の高鉄分含有 コンクリート構造物をつくることを特徴とする高鉄分含有セメントの製造方法。 13.酸化カルシウムが、石灰の形で混合物中に含まれていることを特徴とする 請求の範囲第12項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 14.硫黄含有化合物が、石膏の形で混合物中に含まれていることを特徴とする 請求の範囲第12項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 15.セメントから鉄筋コンクリート構造物をつくる段階を更に含み、かつ高鉄 分含有材料と補強鋼材との間に強い結合力を有する優れた複合構造物をつくるこ とを特徴とする請求の範囲第12項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 16.請求の範囲第12項に記載の方法によりつくられることを特徴とする高鉄 分含有セメント。 17.少なくとも、20重量%の赤泥、20重量%のセメント・キルン・ダスト 、および硫黄含有材料を含む混合物であって、前記混合物が、主に、約30〜6 5重量%のCaO、約10〜25重量%のAl2O3、約8〜20重量%のFe 2O3、約5〜20重量%のSO3、およびに0.5〜10重量%のK2OとN a2Oとの複合酸化物からなるよう調製することを特徴とする請求の範囲第12 項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 18. (1)少なくとも、20重量%の赤泥、20重量%のセメント・キルン・ダスト 、および硫黄含有材料を含む混合物であって、前記混合物が、主に、約32〜4 0重量%のCaO、約15〜20重量%のAl2O3、約10〜16重量%のF e2O3、約10〜15重量%のSO3、および約2〜5重量%のSiO2から なるよう調製する階階と、 (2)複合成分を1250〜1400℃に昇温加熱し、クリンカーを形成させる 段階と、 (3)クリンカーを微粉化し、高鉄分含有セメントを形成する段階 とからなり、それにより、主として廃産物から、高強度でかつ軽量の高鉄分含有 コンクリート構造物をつくることを特徴とする高鉄分含有セメントの製造方法。 19.セメントから鉄筋コンクリート構造物をつくる段階を更に含み、かつ高鉄 分含有材料と補強鋼材との間に強い結合力を有する優れた複合構造物をつくるこ とを特徴とする請求の範囲第18項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 20.請求の範囲第18項に記載の方法によりつくられることを特徴とする高鉄 分含有セメント。 21.調製される混合物が、ナトリウムおよびカリウムの酸化物を1%以上含む ことを特徴とする請求の範囲第18項に記載の高鉄分含有セメントの製造方法。 22.調製される混合物が、ナトリウムおよびカリウムの酸化物を0.5〜10 %の範囲で含むことを特徴とする請求の範囲第18項に記載の高鉄分含有セメン トの製造方法。 23. (1)主として、少なくとも20重量%の赤泥と、20重量%のセメント・キル ン・ダスト、および少なくとも5重量%のSO3からなる混合物を調製する段階 と、(2)複合成分を、1250〜1400℃に昇温加熱し、クリンカーを形成 させる段階と、 (3)クリンカーを微粉化し、高鉄分含有セメントを形成する段階 とからなり、それにより、主として廃産物から、高強度でかつ軽量の高鉄分含有 コンクリート構造物をつくることを特徴とする高鉄分含有セメントの製造方法。
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