JPS62502386A - 移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 移送装置 本発明は、少なくとも２つの容器間の閉鎖系内で少なくとも１つの物質を移送す るための装置であって、前記容器は貫通カニユーレが設けられる連結部材を介し て相互に連結し得、連結部分で容器並びにカニユーレの内部空間の各々がカニユ ーレにより突刺すことの出来る薄膜状閉鎖部材によって別々に包囲され、また連 結部材の両端部にカニユーレと同軸の前記容器用のスリーブ状ホルダが各々取り 付けられ、またカニユーレには両端部に尖った先端部が設けられ、この先端部が 各ホルダに延びている装置に関するものである。

ｉ皿座！遣 幾つかの成分から成る薬剤、栄養剤等、例えば使用前に液体に溶解されねばなら ない凍結乾燥物質の使用は、益々一般的になり、溶液中の前記成分は極めて短い 弁台を有し、またそれゆえ相互に分離したままとしなければならない、かかる物 質の一例は、異なる種類の細胞毒（サイトスタチカ）、アイソトープ又はアレル ギー誘発物質を含む成分であり、またこれらはスタッフがこれによって汚染され ず、吸引も接触もしないように取り扱われねばならない。

移送装置はノルウェー特許１４１３５７から周知であり、この装置は両方が尖っ たカニユーレを有し、その１端部は弾性の保護シースにより保護される。この装 置にはアンプル内の弾性ストッパと共同するようにされたピストン状フランジが 設けられ、アンプルはフランジに挿入し得る。カニユーレの反対端部は、薄膜を 介して例えば注入液を含む瓶に通すようにされ、また移送装置がアンプルに通過 されるとき、この瓶にアンプルの内容物が移送される。この装置は、両方の容器 内の物質が液体である場合のみ用い得る。従って、固形物質を溶解するシステム に用いることは可能でない。更、薬剤を汚染の危険無く、患者に注射するためこ の周の装置を用いることは可能でない。

逆止弁カニユーレをもつ血液採取装置もまた周知であり、この装置は、両端部で ランセットのように鋭くされる両方が尖ったカニユーレを有し、その１端部は脈 を穿孔するために作られるのに対し、他端部は弾性の保護シースにより保護され る。このカニユーレは、タップが設けられる連結部材に固定され、またこの装は 、スリーブ状ホルダにねしこみ得る。このホルダに、ゴムストッパによってシー ルされる真空チューブが挿入され、従ってカニユーレの後端部はゴムストッパを 突き刺す、この装置は血液採取に用いられ、真空チューブ内の負圧は所望の吸引 作用を与える。　真空チュブがホルダから取り出されるとき、弾性の保護シース は、カニユーレの後端部を再び包囲する。

閉鎖系における移送装置は、スウェーデン特許第８３０１１７６−７号明細書か ら周知であり、移送中に活性である全ての部品、即ちカニユーレ、用いられる全 ての容器及び患者に連結される部分もまた、カニユーレにより穿孔される薄膜に より各々シールされ、従って各部品が分解されるときも、汚染が不可能であるよ うにカプセルに入れられる。この周知の装置は、極めて信頼しかつ効果的である 結果となるが、構造並びに製造と使用に関して、比較的複雑である。

Ｉ肌立亘煎上１１ 本発明の目的は、種々の容器と患者との間の絶対的に安全な移送装置を提供する ことであり、この装置は製造するのに簡単でかつ安価であり、またこれは医療看 護において周知である技術を部分的に用いる。これは、連結部材には両端部にそ れぞれのホルダに対し着自在に連結するための連結手段が設けられ、また保護シ ースのように形成される薄膜状閉鎖部材が前記連結部材の端部に取り付けられ、 前記閉鎖部材がカニユーレの自由端部を包囲することにより解決される。

本発明は、ある実施例を参照して以下詳細に説明される。

Ｉ亘五退Ｊ 第１図は、真空チューブが設けられる本発明による移送装置の縦断面図を示す。

第２図は、容器の一方がシリンダーピストン装置に置き換えられた第１図による 移送装置の縦断面図を示す。

第３図は、注射するまたは他に移送する準備の整った移送装置の縦断面図を示す 。

第４図は、別に静脈カテーテル、カニユーレまたは護スリーブに連結するための 移送装置をもつホルダの断面図を示す。

第５図は、連結装置を部分的に断面した正面図を示す。

第６図は、瓶へ連結するためのホルダをもつ本発明による移送装置の縦断面図を 示す。

第７図は、シリンダーピストン装置として用い得る容器の上部を通る拡大縦断面 図を示す。

第８図は、第７図のＶｌｌｌ−Ｖｌｌｌ線に沿う横断面図をす。

第９図は、第７図に示す容器が用いられる本発明による移送装置の縦断面図を示 す。

夾瀝ｊ１λ証鴬 本発明による移送装置は、中央連結部材１０、移送部材に連結し得る少なくとも ２個のスリーブ状ホルダ１１と１２、これらのホルダに挿入し得るいくつかの容 器から成り、第１図には容器１３．１４が示されている。

連結部材１０は、指で把む渭１６と相互に反対側に配置される２つの軸方向のタ ップ１７と１８を有する中央本体１５を備え、タップの両端部にはそれぞれ弾性 保護シース２０．２１用の連結ニップル１９が形成される。各保護シースは、中 央本体を貫通して延びるカニユーレ２２を包囲し、この本体にカニユーレが固定 され、またカニユーレの自由端部は各々弾性保護シース内に配置される。保護シ ースは各々ニップルに固定される。移送装置１０のタップ１７．１８の各々にホ ルダ１１．１２がねじ込まれ、これらのホルダにはタップ１．７．１８に対応す るねじ穴２５が設けられる。

ニップル１９及びこれらに取り付けられる保護シース２０．２１は、これらがホ ルダのねじ穴２５を貫通し得るように寸法法めされ、従って、カニユーレ２２の 端部分２３．２４はそれぞれのホルダ１１．１２に軸方向に延びる。

容器１３．１４はスリーブ状ホルダ１１と１２の内部空間２６の各々に挿入し得 、この容器は第１図の実施例において、真空チューブ１３、すなわち一端部で密 封されるガラスチューブを備え、また開口はゴムストッパ２７の形でゴムシール により閉鎖され、また同様に密封した容器、例えば真空チューブ１３内の乾燥物 質２９用の溶液として向けられる液体２８が満たされたアンプルを備える。

アンプル１４から真空チューブ１３への液体２８の移送は、シール２７をもつア ンプルをホルダ１２の内部空間２６に挿入することによって与えられ、従ってゴ ムストッパ２７並びに弾性保護シースはカニユーレの自由端部２４によって突き 刺される。弾性保護シース２０はカニユーレ２２の反対端部２３で閉鎖空間２６ を形成するので、これに液体は移送されない、真空チューブ１３への液体２８の 移送は、ホルダ１１の内部空間２６に真空チューブを挿入することにより与えら れ、従ってゴムストッパ２７及び弾性保護シース２０はカニユーレの端部２３に よって突き刺される。液体は真空の作用によりアンプル１４から真空チューブ１ ３へ吸引され、ここで液体は乾燥物質２９を溶解する。アンプルは可撓性材料か らできていても良く、従ってこれは、液体２８が真空チューブ１３に移送される とき収縮し得る。これとは別に、アンプル内側に配置した袋に液体が入れられる 。アンプル１４は、その後ホルダ１２から取り外され、そこで保護シース２１は 、カニユーレの端部２４を越えて保護位置を取る。

その後容器３０が、ホルダ１２に挿入され、前記容器はシリンダ３１と、シリン ダ内を変位し得るピストンロッド３３をもつピストン３２と、ゴムストッパの形 のシール３４とを備え、このストッパはシリンダの開放端部の一方に挿入し得る 。容器１３．１４と同様にして、容器３０は、カニユーレがゴムストッパ３４を 突き刺すという事実により、連結部材１０のカニユーレ先端２４に連結し得る。

容器１３内の溶剤２８と物質２９の混合物は、患者に注射すべきあるいはある他 の目的で用いるべき容量に対応する距離だけ、ピストン３２を後方に引くことに より容器３０に移送し得る。その後容器１３は、ホルダ１１から取り外され、そ こで弾性保護シース２０は、カニユーレ２２の端部２３の回りで保護位置を取る 。必要ならばその後、ホルダ１１は第３図に示すように、連結部材１０がらねじ を緩めて取り外し得る。こうして薬品は、注射器のように形成される容器３０に より注射する準備が整い、あるいは更に別の用途として他の方法で移送される。

連結部材１０のカニユーレ２２は、それが患者に注射するためのカニユーレとし て直接用い得るように設計し得るが、もし連結のための他の可能性がめられれば 、例えばもし極めて薄いカニユーレが用いられるべきであるなら、あるいは注射 が静脈カテーテルを通して行なわれるべきであるならば、一方のタップがいわゆ るルーエル（１ｕｅｒ）継手３６と置き換えられた連結部材１０が用いられ、こ れにカニユーレ３４、カテテル３５または保護スリーブ３７を、第４図に示され るように普通の要領で連結し得る。

アンプル１４と３８の形状に基き（第６図）、対応するホルダ１２が用いられる 。ホルダ１２は、第６図によれば、普通の類型アンプルがそのシール端部と共に ホルダに挿入し得るように形成され、シール端部での瓶シールはゴムストッパ３ ９を有し、これは弾性カバーシース２１に穴があけられた後、連結部材１０のカ ニユーレ先端２４の１つにより突き刺すことができる。アンプル３８は、溶剤と して用い得る液体を含み得、またこの場合注射器のように形成される容器３０に よって吸引され、その後溶剤によって溶解される物質２つを含む真空チューブ１ ３がホルダ１１に連結される。溶解される物質を含む真空容器として瓶３８を用 いることも可能である。

かかる物質を取り扱う他の可能性は、第７−９図の実施例に示され、図において シール４０はまた物質用の容器を構成する。このため、ゴムストッパとして形成 されるシール４０には、折り畳まれかつ伸長し得るｒ袋」として形成される可撓 性の室４１が設けられ、これはゴムストッパをもつユニットを構成する０袋とゴ ムストッパは、同じ材料で一体に形成し得るが、袋を透明な可視性材料で作るこ とも可能であり、従って室の中を外から見ることができる。製薬工業により市販 される物質を含む付着の袋は、ゴムストッパ３４の代わりに、注射器として形成 される容器３０の開口内に適用される。第９図に示すように、ピストンとシリン ダが設けられる第２の容器３０ｂによって可撓性の袋４１に溶剤が加えられ、こ の容器により溶剤が連結部材１０を介して可撓性の袋４１に移送される。可撓性 の袋４１から液体を受けかつ出すことができるようにするため、容器３１ａの内 部空間４２、即ち袋とシリンダ壁３１ａとの間の空間は、ゴムストッパ４０内に 配置される通気通路４３を介して及び／又はピストン３２ａの対応する通１４４ を介して外気と連通する。

可撓性の袋４１は、ピストン３２ａが許容するかぎり膨張し得、また袋内の物質 が注入されあるいは他の方法で別の用途に移送される場合、最後に述べた手段に より袋の内容物も負圧であり得る。

真空容器１３．３８内か、外から取り扱い得る密封した可撓性の袋４１内の液体 によって溶解すべき物質２９を貯蔵することにより、特別な圧力消費装置、例え ばバルーンを省略することが可能であり、これはそのほかに閉鎖システムが用い られるとき必要とされる。

両端部にとがった先端をもつ貫通カニユーレ並びにサンプリングチューブ用のゴ ムストッパの使用は、例えば採取した血液を検査するとき、医療看護の分野で周 知であるので、この種の装置の使用は周知であり、それゆえこの新たに開発した 技術は同等困難をきたさないだろう。

本発明は示された実施例に限定されるものではなく、請求の範囲内で種々の変更 が可能である。勿論、必要ならば、異なる実施例の異なる部品を相互に組み合わ せることも可能である。更に、容器の内容物がシールを介して挿入されるカニユ ーレを通して押出されるべきであるならば、システムの容器の１つ又は幾つかを 手で圧縮し得る可撓性壁として設計することが可能である。

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Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも２つの容器（１３，１４，３０，３８）間の閉鎖系内で少なくと も１つの物質を移送するための装置であって、前記容器は貫通カニューレ（２２ ）が設けられる連結部材（１０）を介して相互に連結し得、連結部分で容器並び にカニューレの内部空間の各々がカニューレにより突刺すことの出来る薄膜状閉 鎖部材（２０，２１．２７，３４，３９，４０）によって別々に包囲され、また 連結部材（１０）の両端部にカニューレ（２２）と同軸の前記容器用のスリーブ 状ホルダ（１１，１２）が各々取り付けられ、またカニューレには両端部に尖っ た先端部が設けられ、この先端部が各ホルダに延びている装置において、連結部 材（１０）には両端部にそれぞれのホルダ（１１，１２）に対し着脱自在に連結 するための連結手段（１７，１８）が設けられ、また保護シース（２０，２１） のように形成される薄膜状閉鎖部材が前記連結部材の端部に取り付けられ、前記 閉鎖部材がカニューレの自由端部（２３，２４）を包囲することを特徴とした移 送装置。
2. ２．前記連結手段（１７，１８）がカニューレ（２２）と同軸配置されるタップ から成る請求の範囲第１項に記載の装置。
3. ３．薄膜状閉鎖部材（３４，４０）から離れた側の容器（３０）の少なくとも１ つがシリンダ状であり、かつシリンダ内を変位し得るピストン（３２）が設けら れる請求の範囲第１項又は第２項に記載の装置。
4. ４．閉鎖部材（４０）とピストン（３２）との間でシリンダ（３１）内にはピス トンにより作動される内部可撓性の室（４１）が配置される請求の範囲第３項に 記載の装置。
5. ５．可撓性の室（４１）と閉鎖部材（４０）が１つのユニットを形成するように 作られ、この中に前記物質（２９）の１つが配置される請求の範囲第４項に記載 の装置。
6. ６．可撓性の室（４１）の外側に配置されるシリンダ（３１）の内部空間（４２ ）が大気と連通するように配置される請求の範囲第４項に記載の装置。
7. ７．シリンダ（３１）の閉鎖部材（４０）内及び／又はピストン（３２）内に少 なくとも１つの通路（４３，４４）が配置される請求の範囲第６項に記載の装置 。
8. ８．容器の少なくとも１つが閉鎖部材から離れた端部で閉鎖される可撓性チュー ブから成る請求の範囲第１項又は第２項に記載の装置。