JPS62501973A - インフルエンザのワクチンに関する改良 - Google Patents

インフルエンザのワクチンに関する改良

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JPS62501973A
JPS62501973A JP61500850A JP50085086A JPS62501973A JP S62501973 A JPS62501973 A JP S62501973A JP 61500850 A JP61500850 A JP 61500850A JP 50085086 A JP50085086 A JP 50085086A JP S62501973 A JPS62501973 A JP S62501973A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 インフルエンザのワクチンに関する改良技術分野 本発明は、インフルエンザのワクチンに関り、、4?にインフルエンザ・ウィル スによる感染からの保護を与えることのできる抗原物質及びそのような抗原物質 の製造法と使用法に関する。
背景の技術 現存するインフルエンザのワクチンは普通2つの範ちゅう、即ち不活性化された 全ウィルス・ワクチン或いはHA/NAワクチンとして知られるサブユニット・ ワクチンの1つに分類される。HA/NAサブユニット・ワクチンは全ウィルス の洗剤による分裂、続くノイラミニダーゼ(NA)画分の、宿主に導入した時に 宿主を悪性ウィルスの感染から保護する抗体の産生を誘発する画分であると思わ れる如き赤血球凝集素の一部と一緒の、回収によって得ることができる。全ウィ ルス・ワクチンとHA/NAサブユニット・ワクチンの双方は、それらが誘導す る保護抗体がHA及びNA分子の変異性の領域に向うという同一の欠点をもって いる。これはそのようなワクチンが、不活性化されたウィルス又はサブユニット ・ウィルスを得た同一種の悪性ウィルスによる続く感染に対して有効である傾向 にあるが、異なる種の悪性ウィルスに対しては保護しないということを意味する 。インフルエンザ・ウィルスの種は年から年へ、しばしばかなシ変化し、これは 現存する種特異的なワクチンが限られた有用性しか有さないことを意味している 。
最近ウィルス感染に対する免疫応答及びそれらの保護における細胞毒性T(Tc  )及びヘルパー(helper)T(Th)細胞の役割に興味が集tツーc’ イル。抗インフルエンザTc細胞はある種のいずれかのインフルエンザ・ウィル スで感染された細胞を崩壊することが発見さね、またTh細胞は同様にそのよう な感染された細胞に応答して増殖し且つリンフオキシ(lymphokine) を産成することができる。斯くしてT細胞の挙動は殆んど常にインフルエンザ種 に特異的である抗体のそれと対比することができる。現存の全ウィルスワクチン 及びHA/NAサブユニット・ウィルスワクチンは宿主中でインフルエンザ種に 特異的な抗体の産生を刺激するが、些細な量のA型つィルス交叉反応性Th及び Tc細胞しか誘導しない。
今回、異なる種類のインフルエンザウィルス・サブユニット調製物が宿主中にお いてTc及びTh細胞をかなシ誘導することが発見された。
これは1つの種のインフルエンザウィルスから、ある特別な種類内の異なる種の インフルエンザウィルスによる後になっての感染から保護するワクチンを製造し うる可能性の道を開いた。
本発明は実質的に全感染性ウィルス、スクロース及び遊離の洗剤を含まないイン フルエンザウィルス核蛋白を含んでなるT細胞誘導物質を提供する。
この核蛋白(Np)は、宿主中でT細胞の産生を誘導する有効なワクチン物質と して使用しうるために、ポリアクリルアミドゲルのクーマシー・ブルー(Coo massie Blue)染色で示されるような上述の3つの生成物の各、好ま しくは更ICマトリックス蛋白を実質的に含有していてはならない。しかしなが らNP動物質依然ウィルス起源の赤血球凝集素(HA)を含有していてもよい。
但しそのHA量は3重量%以下であろう。
予備的な指摘は、本発明のNP動物質ウィルスの糖蛋白によって過度に汚れてい るべきでなく、また以下に更に詳細に説明するようにNP動物質全ウィルスに由 来するならば全ウィルスをウィルスの分裂前に適当な酵素で処理して分離される NP物質中のHAの比較的低量とNAの無視しうる量とを保証できることを示し ている。これはNPを全ウィルスから他の手段によって製造する可能性を排除す るものではない。
本発明の製造法において、NPとHAは約5:1〜100:1の重量比での存在 が有効であるが、T細胞の誘導に影響するように見える比はこれらの限界まで変 えうろことが発見された。
本発明のNP動物質下記の方法によシ全ウィルスから簡便に得ることができるが 、NP動物質合成的K又は生合成的に製造することも可能である。ここに合成的 にとは適当なポリペプチドの化学合成を意味しそして生合成的とは適当な表現系 例えば微生物、イースト菌又は哺乳動物の細胞中にクローンを発生させる所望の ポリペプチドを符号化する遺伝子の表現を意味する。所望のポリペプチドは化学 合成で或いは遺伝子の表現により作られるかどうかに関係なく、インフルエンザ ウィルスから得られるNP画分の構造に類似の構造のポリペプチド或いはアミノ 酸のシーケンスの変わっている部位を含むが天然物のイミュノジエン同等物であ る画分を意味する。
本発明の関係する及びNPサブユニットの起源であるインフルエンザウィルスは 普通人間のインフルエンザA型ウィルスであるが、本発明の本質はいずれの人間 のインフルエンザウィルス種A、B又はC型或いは動物例えば馬又は家きん例え ばひよこに特異的なものを含むウィルス種に適用することができる。
予備的実験は、下記の実施例に記述する方法によシ全A型ウィルスから得たNP 動物質498個のアミノ酸単位を含むことを示す。
本発明の更なる特徴によれば、哺乳動物におけるT細胞応答を合む方法及び哺乳 動物をインフルエンザウィルスの感染から保護する方法、即ち本発明に従うNP 動物質はそれを含む組成物の、哺乳動物への非経口投与を含んでなる方法が提供 される。本発明による非経口投与は皮下、腹腔内又は筋肉内に行なうことができ るが、特別な用途では他の非経口投与法も使用しうる。
本発明のNP動物質、例えば無菌形で、例えばワクチンを臨床的に用いることが 意図されている場合には発熱質を含まない非経口的に許容しうる水性担体例えば 生理学的食塩水中の処方物に対する凍結乾燥物質の形で提供することによシ、ワ クチン産生のための生薬として使用することができる。ある条件では、ワクチン 補薬の混入が有利である。
上述のように本発明のNP動物質宿主においてTc及びTh細胞応答を誘導する ことが発見された。斯くしてそのようなNP動物質混入したワクチンは、NPを 合成的に又は生合成的に製造する場合NPに対する出発物質として又はNPに対 するモデルとして使用した種と異なる棟内のインフルエンザウィルスによる感染 から宿主を保護することの用途が発見された。
実際的観点では、本発明のNP動物質、公知の方法により全悪性ウィルスの分裂 によって製造することが簡便である。インフルエンザウィルスの洗剤での分裂は 多年にわたって公知であり、存在するHA/NAサブユニット・ワクチンの産生 に対する全ウィルスの分裂に通常使用される方法のいずれかが本発明のNP動物 質製造に適当である。この目的に広く許容されるようになった1つの洗剤はアン モニウムデオキシコレートである。このアンモニウムデオキシコレートを用いる 場合には、ウィルス粒子を緩衝溶液例えば塩化アンそニウム及び燐酸水素アンモ ニウムの溶液中に懸濁させ、そして洗剤の水溶液を導入することによってウィル スの分裂をもたらすことができる。次いでこの混合物を15〜25℃で数時間例 えば3〜24時間放置させる。ウィルスの分裂の結果として、マトリックス蛋白 が沈殿する。これは低速遠心分離又は不溶性蛋白の他の分離法によって容易に分 離することができる。
非酵素的に処理したウィルスからマトリックスを分離した後に回収される上澄液 は核蛋白、ノイラミニダーゼ及び赤血球凝集素を含有し、これらの物質は異なる 分子の大きさの物質を分離するのに生化学で使用される常法のいずれかによって 互いに分離することができる。
減少した量のHA及びNAを含むNP画分を製造したい場合には、完全なウィル スを分裂前に酵素で処理するとよく、これには酵素プロメライン(bromel ain) が特に有効であることがわかった。
記述される方法によシ酵素で処理したウィルスから得られるNP動物質、感染性 ウィルスはど一般的に有効でないけれど、試験管内でねずみの記憶T細胞を再刺 激し、A型インフルエンザウィルスに交叉反応するT細胞を与えうろことが発見 された。このM蛋白画分はTc細胞のそのような刺激を与えない。NP動物質腹 腔内、筋肉内又は皮下に注射したマウスは抗インフルエンザAm交叉反応性T細 胞に対して効果的に誘導(prime)されることが発見された。Tc細胞の誘 導はM蛋白画分で或いは適当な対照物で観察されなかった。
添付する図面において、 第4図は酵素で処理したA/X31型インフルエンザウィルスのNP画分のゲル 電気泳動図を示す。
第2図は本発明のNP画分による試験管内でのTc記憶の刺激の程度を示す。
第3図はマウスに腹腔内投与した本発明のNP画分によって誘導された生体内T c応答を示す。
第4図は本発明のNP画分の筋肉内(i、m、)及び皮下(i、s、)投与によ る生体内Tc誘導を示す。
第1表は本発明のNP画分を用いる生体内及び試験管内の双方でのTh細胞の誘 導を表わす。。
第2表は致命的なインフルエンザウィルスの感染を撲滅するために本発明のNP 画分を注射することによって供薬されたマウスの能力を検討した一連の実験を表 わす。
実施例1 A/X31型インフルエンザウィルスをプロメラインで処理して表面の糖蛋白の 大部分を放出させた。1mMのEDTA及び50mMの2−メルカプトエタノー ルを含有する10mMのトリス緩衝液(pH8)中において、2#+9/−のウ ィルスを1η/dのプロメラインで16時間35℃下に処理したウィルスの核を 遠心分離によって回収した。酵素処理過程をこの段階で繰返し或いはウィルス核 を+4℃で貯蔵した。普通この工程によシウイルスの赤血球凝集活性の〉95% が減ぜられた。
核1%W/VNH,OH及びO,OIM(NH,)、HPO,中1c約5#/ゴ まで再懸濁させ、この懸濁した核に5%W/V水性アンモニウムデオキシコレー トのおる量を20℃で攪拌しながら添加LA!終のアンモニウムデオキシコレー トの濃度を0.2%W/Vとした。20℃で5時間の後、試料を10.0005 ’で30分間遠心分離Kかけ、これKよシ凝集したマトリックス蛋白をペレット として沈降させた。
3回の分離調製物からの上澄液をIZ5%ゲルの5DS−ポリアクリルアミド・ ゲル電気泳動法によって分析した。これはレムリイ(Lae−m11i)の緩衝 系〔ネーチャー(Nature)、227.680〜685’ (1970)) を用い、非還元性条件下に行ない、クーマシー・ブルー(Coomassie  Blue)で染色した。結果を添付する図面の第1図に示す。ここに4つの列は 次の通うである:(a) 全A/X31型ウィルス (′b)〜(d)A/X31型ウィルスに由来する本発明のアンモニウムデオキ シコレ−)(Am、DOC)で処理し九NPの3回の調製物。
インフルエンザウィルスは、その分子量基準に対する相対的易動性を比較するこ とによって及びイミュノブロツテイング(immunoblo−tting)に よって同定した。
透明な上澄液を、0.01M(Nu、)、1(po、を含む2%W/V水性NH 4Clに対して4℃で2日間透析して洗剤を除去し、次いで燐酸塩で緩衝した食 塩水に対して夜通し透析し少量ずつ一70℃で凍結させた。
これは以下において及び次の実施例においてNPとして言及される。
10.000Xfで沈降するマトリックス(M)蛋白を1%W/V水性サーコシ す(Sarkosyl)NP−97に溶解しそしてioo、ooox?で1時間 遠心分離にかけ、上澄液を集め、上述のように透析して洗剤を除去した。
NPが感染性ウィルスを含有してないことを保証するために1一部分(1μi) を3つの11日口のKわとシの受精卵に注射し九これらを33℃で3日間保温し そして尿膜液100μtを新しい11日口の卵中に更VC3日間通過させ九調節 された実験において、いずれの通過物からもHA活性物は回収されなかつ九これ は上記のNP画分が感染性のウィルス粒子を含んでいなかったことを示す。
本実施例及び続〈実施例で用いるインフルエンザウィルスのA/X31型、A/ USSR/90/77型及びB/ホンコン/8/73 型種は世界保健機構、世 界インフルエンザセンター、国立医学研究所(TheWorld Health  Organization、World InfluenzaCenter、 National In5titute for Medical Re5e− arch、The Ridgeway、Mill Hill 、London  MW 71AAXEngland)を含めて世界のウィルス保管所から広く入手 しうる。
実施例2 NP(第1b、d図)を1〜10μ2/−で使用した。これはインフルエンザA 型ウィルスの交叉反応性Tc細胞を生体内で発生させることができた。A/X3 1型ウイに7.を(a)1 /J p/*NP、 (b)t o p y /a tNP又は(c)A/X31型ウィルスで感染された細胞と共に鼻腔内的に与え たマウスからの膵臓細胞を5日間培養することKよってTc細胞を発生させた( 第2図参照)。P815的状赤血球(target cell)にウィルス〔同 類A/X31型(H3N2 )、異類A/USSR/90/77fi(HINI  )又はB/ホンコン/8/73型ウィルスのいずれか〕を感染させ、/Crで 1時間標識させ、RPMI/lQ中で3時間培養し、再び洗浄しこれらを3時間 の細胞毒性分析における標的として役立たせた。崩壊(lysis)%を先に記 述されているように計算した〔ツベーリンク(Zweerink) ら、ニール ・ジエイ・イミュノルで標識した標的のバックグランドの放出は10%以下であ った。
結果を第2図に示す。ここにに/T= 2 X 10’個の標的/井戸における キラー(Killer)と標的細胞の比。○−A/X31型で感染されたP81 5、Δ−A/USSR型で感染されたもの、ローB/ホンコン型で感染されたも の。
この実験において、NPで刺激されたTc細胞は、感染性ウィルスび異類のA型 ウィルスの双方で感染された標的細胞を崩壊した。B型ウィルスで感染された標 的の意味あるほどの崩壊はなかった。
実施例3 NPが宿主の生体内においてA型ウィルスの交叉反応性抗インフルエンザTc細 胞に対して誘導しうるかどうかを決定するために、特別な無菌状態で生れた生後 3ケ月のパルプ(Balb)/c種のマウスを、燐酸塩緩衝の食塩水(PH7, 2)(PBS/A) に懸濁させたNP5Qμりの腹腔的注射によシ免疫化させ た。同様に1マウスにPBS/Aのみ或いは同一のアンモニウムデオキシコレー ト調製物からのM蛋白画分50μりを注射した。3週間後KNP、M又は対照の 免疫化したマウスからの膵臓細胞を試験管内において、A/X31型ウィルスで 感染させた2×10′個の先天性の膵臓細胞/1ntの添加によってRPMI/ 10中1×106個の細胞/dで再刺激した(ツベーリンクら、上記文献)。5 日後にT細胞の中介する細胞毒性を上述の如く試験した。結果を第3図に示す( 標的は次の通シである二〇−A/X31型で感染され九P815、Δ−A/US SRで感染されたもの、及びローB/ホンコンで感染されたもの。分析は第2図 に対するもののように行なった)。
NP(第3図)を注射したマウスは明らかKA型ウつルス交叉反応性TCK対し て誘導され、一方M蛋白(第3b図)又はPBS単独(第3a図)の供薬された マウスはそのような誘導を示さなかった。
実施例4 インフルエンザA型ウィルスのNPをワクチン接種後の試験管内における交叉反 応性Tc応答。Tc細胞を、(a)10μtNPを筋肉内に、03)1ケ月間隔 で1011tNPを2回筋肉内に、(C)10μtNPを皮下に注射した或いは (d)A/X31型ウィルスで鼻腔内を処置したパル170種のマウスから発生 させた。少くとも1ケ月後に、細胞毒性の試験に先立って膵臓細胞をA/X31 型の感染された先天性牌牌細胞と共に5日間共培養した。標的はA/X31型の 感染したP815(H−2d)細胞したP815(ロ)であった。K/T= 2  X 10’個の標的/井戸におけるキラ一対標的細胞の比。崩壊%は前述の如 く計算した。 Crのバックグランド放出は10%より小さかった。
゛ 第4図が示すように、マウスはNPのi、m、(第4a図)又はS、 e。
(第4b図)投与によってA型ウィルスの交叉反応性TcVC対し明らかに誘導 された。Tcの誘導の程度は鼻腔内感染後はど高くなかった。
実施例5 マウスをA型つィルス交叉反応性Th細胞に対して誘導するためにNPを皮下投 与しも方法及び結果を第1表に示す。
第1表 精製NPによるインフルエンザA型ウィルス交叉反応性T−ヘルパー細胞の誘導 −A/JAP注射 307 1.3 − 1μり/*NP t94 (t A/X311.N、 239 p A/JAP注射 52,413 219p lμt/mtNP 19,18 4 8620μyNP (X31から)S、C,2x 312 tr A/ J A P注射 53,242 1701 1μt/ntNP 2 6,899 86生体内で誘導する供与体は、試験管内での抗原による刺激時に インターlJユーキy(interleuktn) −2(I L−2)を48 時間以内に放出するTh記憶絽胞を発現し九IL−2の産生をCTLL細胞系統 を用いて評価した。このII、−2の放出はT−ヘルパー細胞のマーカーL3T 4に対する抗体を用いることによって禁止される。A/Xal型ウィルスは19 34NP遺伝子を有し一方A/JAP型は1957年に分離された変化したNP 遺伝子を有する。
これらの実験から本発明によるNP物質はA型つィルス交叉反応性Tc及びTh 細胞の双方に対してマウスを効果的に誘導L/%また試験管内において交叉反応 性記憶Tc及びTh細胞も再刺激するということが結論される。更KNPで誘導 したマウスは致命的なインフルエンザウィルスの感染から保護されるということ も示される。得られた方法及び結果を第2表に示す。この場合、本発明者は感染 からの回復がTc細胞の中介であるという視点に立つものである。
第2表 実験番号 マウス数/群 生存数 投薬量 投与法(20日後) (μ2) 4 4 3 20 s、c。
5 4 2 20 s、c。
6 4 3 20 s、c。
7 5 4 20 s、c。
8 5 4 20 s、c。
9 5 4 20 s、 c。
10 6 5 20 s、c・ 合計 45 34 NPワクチン接種後のインフルエンザA型ウィルスの致命的投与からの回復。
バルブ70種マウスに、NP2×10μ?投薬量を4週間間隔で皮下注射し、或 いは1×50μ2投薬量を腹腔内投与しf?−1ケ月後マウスにA/PR/8/ 34型ウィルス0.IHAUを鼻腔内に投与した。各実験においてこの投与量は 血液等張のPBSのみを予じめ注射した同一の年令及び種のマウス群にとって致 命的であシ、感染した対照群45匹のうち14日で生存が2匹であシ、20日で すべてが死亡した。
ワクチン接種の目的に対して、究極的には体液及び細胞の双方の免疫応答を刺激 するのに効果的な調製物が選択されよう。NPは抗体の産生を刺激しうろことが 受け入れられているけれど、そのような抗体の保護における役割は明白でない。
一方HAに対する抗体は同一の亜種だけとはいえ遊離のウィルス粒子を中和する ことができる。斯くして抗HA抗体に対する誘導は、あどけない宿主例えば若い 子供において有利であシ、本発明者はそれがTc応答に寄与しようがしまいがH Aのワクチン調製物への包含を好むであろう。
abcd F/6.2゜ 国際調査報告 l、ll#rhalle、ll^ael、csbe*N++、PCT/GB 8 6100044ANNEX To TF、E INTERNATIONAL S EA、RCHl三PORT ON!N:三RNATrONAr、 A?PIJC ATION No、 ?CT7GB 86100044 (SA 119B9)

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.全感染性ウイルス、スクロース及び遊離の洗剤を実質的に含まないインフル エンザウイルスの核蛋白を含んでなるT細胞を誘導する物質。
  2. 2.ノイラミニダーゼ及びマトリツクス蛋白を実質的に含まない請求の範囲第1 項記載の物質。
  3. 3.赤血球凝集素を高々3重量%で含有する請求の範囲第1又は2項記載の物質 。
  4. 4.洗剤で分裂させたインフルエンザウイルスから分離される上記請求の範囲の いずれか1つによる物質。
  5. 5.所望のポリペプチドシーケンスを符号化し且つ表現系にクローンを発生させ る遺伝子の表現によつて得られる上記請求の範囲のいずれか1つによる物質。
  6. 6.核蛋白がA型ウイルスの核蛋白である上記請求の範囲のいずれか1つによる 物質。
  7. 7.核蛋白が498のアミノ酸単位を含んでなる請求の範囲第6項記載の物質。
  8. 8.無菌のインフルエンザウイルスの核蛋白を含んでなる非経口投与に適当な形 のT細胞を誘導する組成物。
  9. 9.水性の発熱物質を含まない請求の範囲第8項記載の組成物。
  10. 10.全インフルエンザウイルスを表面活性剤での処理によつて分裂させて核蛋 白を他のウイルス蛋白と共に含んでなる分裂生成物を与え、そして核蛋白をT細 胞に対する刺激系で分離することを含んでなるインフルエンザウイルスからT細 胞誘導核蛋白ウイルスを製造する方法。
  11. 11.表面活性剤がカチオン性である請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 12.表面活性剤がアンモニウムデオキシコレートである請求の範囲第11項記 載の方法。
  13. 13.分裂させたウイルス懸濁液を遠心分離にかけ、そして核蛋白を含有する上 澄液を、マトリツクス蛋白を含むベレツトから分離する請求の範囲第10〜12 項記載のいずれか1つによる方法。
  14. 14.全ウイルスの分裂に先立つて、全ウイルスをプロテアーゼで処理し、そし てウイルスの核をプロテアーゼからの分離後に表面活性剤での分裂に供し、これ によつてノイラミニダーゼを実質的に含まない核蛋白を分離する請求の範囲第1 0〜13項記載のいずれか1つによる方法。
  15. 15.プロテアーゼがブロメラインである請求の範囲第14項記載の方法。
  16. 16.請求の範囲第1〜7項記載のいずれか1つの無菌物質を含んでなる非経口 投与に適当な組成物。
  17. 17.水性の発熱物質を含まない懸濁液又は溶液の形態にある請求の範囲第16 項記載の組成物。
  18. 18.人間又は動物の身体の外科又は治療による処置法もしくは人間又は動物の 身体について実施される診断法において用いるための請求の範囲第1〜7項記載 のいずれか1つの物質或いは請求の範囲第8、9、16又は17項記載の組成物 。
  19. 19.人間又は動物の身体の、外科又は治療法における処置のための薬剤の製造 法或いは人間又は動物の身体について実施される診断法において使用する請求の 範囲第1〜7項記載のいずれか1つの物質或いは請求の範囲第8、9、16又は 17項記載の組成物。
  20. 20.請求の範囲第1〜7項記載のいずれか1つの物質或いは請求の範囲第8、 9、16又は17項記載の組成物の哺乳動物への非経口投与により哺乳動物のT 細胞応答を誘導する方法。
  21. 21.請求の範囲第1〜7項記載のいずれか1つの物質或いは請求の範囲第8、 9、16又は17項記載の組成物の哺乳動物への非経口投与により哺乳動物をイ ンフルエンザウイルスの感染から保護する方法。
  22. 22.物質を皮下、腹腔内又は筋肉内経由で投与する請求の範囲第20又は21 項記載の方法。
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