JPS62501661A - 水性熱硬化性磁気被覆組成物および製造方法 - Google Patents

水性熱硬化性磁気被覆組成物および製造方法

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JPS62501661A JP50113886A JP50113886A JPS62501661A JP S62501661 A JPS62501661 A JP S62501661A JP 50113886 A JP50113886 A JP 50113886A JP 50113886 A JP50113886 A JP 50113886A JP S62501661 A JPS62501661 A JP S62501661A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 水性熱硬化性磁気被覆組成物および製造方法発明の背景 この発明は磁気被覆調合物および関連した製造方法に関するものであり、より特 定的に水を基剤とする熱硬化性種の磁気波S調合物および関連した製造方法に関 するものである。
当業者は磁気被覆(たとえば、プラスチックの基質上に)のために、有機調合物 の代わりに水性調合物を用いることが時々望ましいということをよく意識してい る。有機薬品(organics)は高価、有毒、かつ可燃性であり、空気汚染 を避けるために磁気調合物乾燥時に捕捉されなければならない。さらに、磁気水 性調合物を改良することについて多くの最近の発達があり、そこでは一般に磁気 水性調合物を有機物を基剤とした被覆の代替品として魅力的にしている。
しかし、水性磁気被覆調合物を採用するという固有の利点があるにもかかわらず 、そのような被覆は現在まで商業的に有機調合物を置き換えていなかった。成功 のその欠如の1つの理由は、先行技術の磁気被覆層が乳化剤あるいは分散剤を用 いており、それらが十分に分散せずかつ被覆中に組込まれた磁気顔料を安定化し ていないということである。結果として被覆は吸湿性になり乏しい磁気特性を持 つようになる。
m−分散剤: これに関して1つの特徴は、そのような被覆中に磁気顔料を分散するために改良 された技術かつ関連ある試薬を教示することである。この1つの結果は改良され た安定性(拡張された被覆寿命に対して)および、磁気記録/リードパック特性 に関連する改良である。より特定的に、この特徴の1つの局面に従うと、被覆微 粒子は静電気的、および立体的の双方において分散される(ところが、先行技術 においては、関連物質はただ立体的にのみ、あるいは高分子電解質を用いて分散 されている)。そして、別の関連のある特徴によると、そのような分散はリン酸 ナトリムあるいは関連あるリン酸塩のような所定の静電気的な分散試薬(それの 成る濃度)で好ましく行なわれている。
逆に、先行技術は関連のある目的のために他の技術がっ異なった関連ある試薬を 教示している。たとえば米国特許第3,725.285号はリン酸カリウムが関 連する目的のために用いられ得るということを教示しており、それはまたトリト ンX−1000(ローム アンド ハース カンパニーからのアルキルアリルポ リエーテルアルコール)のような乳化剤はそれが水を基剤とする磁気記録用組成 物に用いられるとき、泡を形成することに言及している。米国特許第3,725 .285号は、また、エーロゾールC−61,アメリカン シアナミド カンパ ニーがらの乳化剤、は同じ起泡の問題を引き起こすことに言及している。
別の米国特許第4.263,188号は、分散剤あるいは湿潤剤、タマール73 1(ローム アンド ハース カンパニーからのカルボキシ化高分子電解質のナ トリウム塩)もまた気泡を引き起こすことに言及している。幾分の関係のある別 の特徴において、炭素微粒子は、そのような顔料混合物の中に所定のアクリルエ マルジョンを用いて立体的に分散し得るということを我々は教示する。
さらに、当業者はそのような高粘度の顔料混合物から空気を除去することが非常 に困難であることを認めている。
通常の乳化剤は、磁気酸化物あるいは伝導性炭素と強力な結合を形成するもので はなく、それゆえに時が経つにつれて磁気被覆の表面に拡散、そして、たとえば 、それらは摩擦係数を増加させる湿気を引き付け、そしてまた被覆を困難にする という問題を引き起こす。
この発明はそのような問題に取り組み、水を基剤とする磁気被覆組成物の調合物 (formulation)かつ取扱いを教示する。この磁気被覆組成物の磁気 酸化物粒子は先例のない分散方法、かつ試薬でもって水中に分散されている。高 分子溶液(添加物を加えたエマルジョン)は分散系に加えられ、かつ磁気記録媒 体を生産するために基質の上にit覆される。すなわち磁気粒子は水の中に分散 され、かつ最適の品質の性能のために立体的に静電気的に安定化されている。
m−バインダニ これに関して別の特徴は、そのような被覆(たとえばプラスチックあるいは金属 基質上への)のための改良された高分子結合剤に関連しており、そこではウレタ ンが改良された熱硬化性組成物を生じるためにアクリル樹脂で架橋されている。
当業者はそのような組成物に明確な利点、たとえばアクリルはかなり安価である こと、を認めている。また我々は、アクリルは、適当に架橋されるとき、非常に 高い光沢そして良い耐久性(たとえば、はるかに優れたオーディオ特性)を持っ た記録テープの表面を産し得ることを発見している。
さて、先行技術は高分子溶液を水中で分散剤として用いること、たとえばアルコ ールのような有機溶媒を共同して用いること、を教示している。高分子溶液は普 通は架橋剤により完全には架橋されないので、それはしばしば吸湿性になりかつ 湿気を引き付ける。これらのに分子溶液はまた組成物の粘度を増加させ、製粉、 濾過、および被覆の間中、加工することを困難にする。
組成物の中では低粘度の高分子量の高分子エマルジョン(ラテックス)を用いる ことが望ましい。
プラスチックの基板フィルムへの優れた接着力を与えるために、かつ優れた機械 的性質を添えるために、主要な先例のない結合剤が選択されかつ架橋される。こ れらのフィルムは関連する化学薬品、高温かつ湿気に対する抵抗性を有している 。
この先例のない高分子結合剤はアクリルエマルジョン、ビニル−アクリルおよび ポリウレタンとからなっている。
ラテックス状の表面の基の架橋は、乾燥の作業の間にイオン的にあるいは非常に 低い温度で熱的に成し遂げられ得る。ポリアジリジンがラテックスの表面に存在 するカルボキシル基を架橋するために用いられる。高分子結合剤と架橋剤は“相 互貫入エラストメリック/ブラストメリック網目(interpenetrat ing elastomeric/plastomeric network) ”(IEN/IPN)を得るために選択される。この(IEN/IPN)は熱硬 化性磁気組成物の耐久性を改良する。
プラスチック基質上の組成物の表面の性質を改良するためにふされしい測滑剤か つ流動試薬(flow agents)が組み込まれる。
水を基剤とする磁気被覆組成物の先行技術における別の問題は、磁気粒子と炭素 のような他の顔料の凝集すべき傾向である。改良された分散の技術かつ関連ある 試薬の使用は、ここで教示されているように、1!f集の問題を避けるだけでな く一般に組成物の中に組み込まれた磁気粉末と他の顔料をより良く安定化させる 。
こうして本発明の目的は、先行技術の組成物の欠点を除き、しかも1つ以」二の 言及した特徴を現わしている改良された水性磁気被覆組成物を提供することであ る。
本発明のさらに別の目的は言及した不利益を避けるために、水溶性磁気被覆組成 物中において、改良された分散技術および関連ある試薬を採用することである。
この発明のこれらのかつ他の目的は、次に示す開示を考慮するときもっと十分に 認識される。
いくつかの特徴の要約 主要な教示(実施例)は磁気記録層を作るだめの水性磁気被覆組成物を取扱って おり、そこで1つの改良は静電気的そして立体的な方法による分散を含んでいる 。次の実施例において、磁気組成物は、プラスチックあるいは金属基質上に被覆 され、かつ主要な構成要素として磁気粒子がっ水溶性(あるいは水不溶性)結合 剤を含み、さらに、重要でない構成要素として分散剤、流動試薬(flow a gents)および湿潤剤を含んでいることが理解される。
有機溶媒の代わりに水の中で合成された組成物を用いると、いくつかの有利な点 、たとえば、より低いコスト、より低い特性、および、より少ない汚染、が結果 として生ずる。
最終の磁気被覆の品質は主として磁気粒子分散の質かつ安定性によって決定され る。この発明は調合物(f o rm定な分散を得る方法も教示する。
良い安定な分散は、当業者が知っているとおり2表面の沿らかさを改良し、かつ 摩擦係数かつフィルムの穴を少な(する。磁気的性質、たとえば配向比(ori entation ratio)、スクワネス、信号雑音比(signal−t o−noise ratio)がまた改良される。
これに関して1つの顕著な目的は静電気的にかつ立体的に安定な分散を合成する ことである。水中でそのような分散を作ることの有利な点は分散の安定性が(有 機の)溶媒を基剤にした磁気組成物と比較して改良されていることにある。静電 気的/立体的安定化により与えられた分散は長時間の安定性を有することが認め られ、こうして改良された被覆工程かつ磁気的性質が実現される。好ましい具体 例として、そのような磁気粉末の分散はナトリウムポリホスフェート(好ましく は約1重量%)のような好ましいアニオン型静電気的分散剤を用いると静電気的 に立体的に双方で達成される。
そして顔料が炭素のような伝導性の粒子を含むときは、関連のある特徴に従って 、これらはアクリルエマルジョン。
たとえばローム アンド ハース カンパニーからのアクリゾルWS−24,を 用いて立体的に好ましく分散される。
たとえば、そのような熱硬化性水溶性被覆組成物のための好ましい分散剤はポリ アクリルエマルジョン、たとえば10%ポリスチレン、38%ブチルアクリレー トそして5296メチルメタクリレート(20,000から40.000までの 平均分子量を有するターポリマー(terpoxymer、f)、である。その ような重合した分散試薬の1つの例はローム アンド ハース カンパニーから のアクリゾール1−62であり、10%ポリスチレン、38%アクリル酸−Nブ チルおよび52%メタクリル酸メチルからなり約20,000から40,000 までの平均分子量を有している。静電気的分散剤はポリホスフェートのナトリウ ム塩であり得る。
好ましい水性被覆組成物は“硬い(hard)”かつ“軟らかい(soft)“ 成分をともに持つ水不溶性の重合した結合剤をさらに含んでいる。
高分子結合剤はラテックス状の表面の基としてカルボキシル基を有しておりかつ そのようなカルボキシル基は表面の下にもまた固定され得る。
カルボキシル基はまた高分子鎖の背骨の上に付けられることがあり得る。
好ましい種類の重合した結合剤はガラス転位点が一10℃から一20℃のポリウ レタンエマルジョンからなっている。1つの例はQW4147.ケイ・ゼイ・フ ィン カンパニーからの脂肪族ポリウレタンエマルジョン、である。
代わりに、結合剤はローム アンド ハース カンパニー製の“ローブレックス AC−1024”のようなスチレン(たとえば50%)かつアクリル酸N−ブチ ルからなるアクリル共重合体を含んでいてもよい。あるいは、ポリウレタンの代 わりに、塩化ビニール/アクリレートの共重合体1.1i合剤エマルジョン(− 7°Cから27℃の7g範囲、ビー・エフ・グツドリッジ カンパニーからのゼ オン460X45のような)を使用し得る。
これらのエマルジョンはいくつかの技術により架橋することのできる表面の基( 好ましくはガルボキシルりを持っている。ポリアジリジン、3官能性の高分子先 駆体(prepolymer)、が低温でカルボキシル基を架橋するために好ま しく用いられる。その他の技術は一般にカルボキシル基を架橋するために高温を 要する。
好ましい1硬い(hard)’成分はスチレン(たとえば約526)とアクリル 酸N−ブチルの共重合体のようなアクリレートである。
″硬い(hard)″アクリレートは高い表面光沢(カルボニル表面基を参照さ れたい)を表わす。いくつかの場合に、成る程度までビニールを基剤とする高分 子が置換されてもよい。
“硬い(hard)″成分は、好ましくはアクリル共重合体かつアクリロニトリ ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチルのターポリマー (terpo 1 yme r)およびその混合物を含む群から選ばれた一員を 含む。
もっと明確に言うと、“硬い(hard)”成分は、おおよそ10ないし20重 量%のアクリロニトリルと、アクリル酸エチルおよびアクリル酸ブチルからなる 群から選ばれたおおよそ80ないし90重量%の一員との共重合体を含み得る。
同様に“硬い(hard)”成分はおおよそ10ないし20重量%のアクリロニ トリル、おおよそ10ないし25重量96のアクリル酸エチル、おおよそ60な 0シ80重量%のアクリル酸ブチルおよびおおよそ10ないし20重二%のメタ クリル酸メチルのターポリマーを含み得る。
“軟らかい(soft)″成分は好ましくは脂肪族あるいは芳香族ポリウレタン (ポリエステルあるいはポリエーテルウレタンであってもよい)の高分子エマル ジョンからなる。
好ましい“軟らかい(soft)”高分子エマルジョンは“硬い(hard)“ 物質(アクリル共重合体あるいはターポリマー)で架橋されたおおよそ一10℃ から一20℃の間のガラス転移温度を有するポリウレタンからなる。
重合した結合剤は主として優れた機械的性質を提供する高分子量のラテックスで ある。
これらのラテックスを架橋することは溶剤抵抗性をさらに改良し、かつ硬化段階 中(乾燥作業後の)、言及した“相互貫入エラストマー網目Nnterpene trating elastomeric network)を生じるように意 図されている。
流動試薬(flow agents)は流動力学的性質を高めるためにかつ滑ら かな被覆物を与えるために加えられる。潤滑剤は前もって乳化され、かつ、その 系を安定にするために、かつ、表面の摩擦を減少し得るように工夫されている。
水性被覆組成物はまた、適切な流動試薬(flow agents)、消泡剤、 湿層剤、潤滑剤および他の公知添加物を使用し得る。
発明の詳細な記述 特に特定していることを除いて、この全体の開示のすべての物質、方法、器具、 および装置は、現在良好に行なわれている公知の手段でもって行なわれていると 理解される。
主要な磁気(記録)被覆組成物は、プラスチックあるいは金属の基質の上に被覆 されるために水中で合成されると理解される。磁気粒子はγ−F e20a / F ea o4ならびに他の酸化物、たとえば金属で処理された酸化物、あるい は純粋の金属粒子、であり得る。好ましい磁気粉末あるいは酸化物は、γ−F  e 203 、F e 304あるいはコバルト、ニッケル、クロムのような金 属イオンで処理されたあ゛ るいは表面処理された他の類似の酸化物からなる群 から選ばれたものである。これらの粒子は一般に針状(針の型)でありかつ30 0ないし1000エルステツドの磁界の強さを有している。電気伝導度は伝導性 炭素を組み込むことにより調整される。
顔料(磁気酸化物かつ炭素)は違った表面の性質を有しており、そしてそれゆえ に分散されなけばならない。磁気酸化物粒子の表面は大抵親水性であり、それに 対して炭素粒子は顕著な疎水性の表面を有している。
それゆえに、この特徴に基づいて、磁気酸化物は静電気的にそして立体的に分散 され、それに対しカーボンは立体的にのみ分散される。
磁気酸化物は高いpHで負の表面電荷を典型的に有しており、かつ−40から一 50mVのゼータ電位を示す。優れた安定な分散(′″動力学的に優れた#)の ため我々は電解質を加えることを好む。ポリリン酸塩は磁気酸化物上に吸着され 、約−70から80mVのゼータ電位を生じせしめる。
炭素粒子は、顕著な疎水性であるので、そのような塩を吸着するのではなく、そ して、それゆえにポリマー分散剤を加えて安定化されなければならない。
最善の静電気的分散のために、ポリリン酸ナトリウム(あるいはナトリウムトリ ホスフェースあるいはいくらかの場合はリン酸の関連塩)のような分散剤の濃度 を1重量%(0,8−1,2%)の付近に調整することがほとんど臨界であり得 るということを我々は発見した。たとえばその二(たとえばポリリン酸ナトリウ ム)の少しの変化は凝集を生ぜしめ得る。
しかし適切な分散方法かつ分散試薬(濃度を含む)は驚くほど長寿命の安定化( 懸濁の改良された均一性によって示されたように)かつ改良された記録性質をも たらし得る。
そしてカーボン粒子が含まれている場合、我々はそれらをアクリゾールWS−2 4(36%)あるいはアクリゾールl−62(30%)のようなアクリルエマル ジョンで立体的に分散することを好む。
要求される重合した分散剤の量は双方(酸化物と炭素)の粒子の吸着等混線によ って決定される。得られた分散は長時間安定(動力学的にかつ熱力学的に)であ ることが見つけられており、そしてこのことは良い磁気被覆のために絶対的に必 要なものである。2つの所定の分散技術がそのような安定な分散を得るために必 要であると信じられている。
そのような熱硬化性水性被覆組成物中の炭素粉末のための1つの好ましい分散剤 はアクリゾールl−62であり、これは、10%ポリスチレン、38%アクリル 酸ブチルおよび52%メタクリル酸メチルからなるポリアクリルエマルジョンで ある。これ(ターポリマー)は2000から3000の平均分子量を有する。湿 潤剤スルフィツール104B、C,(エアープロダクト アンド ケミカルズ  インロームレーテッド)は表面張力を制御するために、ならびに顔料表面を濡ら すのを助けるために用いられる。たとえばブチルセルソルブ中のスルフィツール 104の溶液は非常に満足のいくものである。スルフィツール104は次の構造 の2価アルコールである。
水酸化アンモニウムあるいは水酸化ナリトウムは調合物(formulat 1 on)のpHを制御する(上げる)ために用いられ得る。RM−5のような流動 試薬(fl。
w agents)+ ローム アンド ハース カンパニーからの水性アクリ ルエマルジョン、が、混合、製粉および被覆の間中調合物の良好なレオロジーか つ粘性のために好ましい。混合物は大きな集合体を粉砕するために高度に剪断す る羽根車でかき混ぜられる。
消泡剤は、高度の剪断の混合の間中、混合物の中に空気を閉じ込めることを避け るために必要である。好ましい消泡剤は混合かつ製粉工程中の高度の剪断に耐え るものでなければならない。シリコンを基剤にした消泡剤が、製粉中泡の形成を 減少させるのに有用であることが見つけられている。消泡剤の量かつ種類は、調 合物(formulation)(たとえばエマルジョンの高分子あるいは溶液 中に存在する界面活性剤)によって変化する。最終の調合(formulati on)の段階の間で加えられた消泡剤(すべてのポリマーを加えた後被覆前・・ ・これは2番目の種類の脱泡剤である)は根本的に有機あるいは非シリコンを基 剤とする脱泡剤である。
好ましい消泡剤は25ないし30%のミネラルスピリッツと75ないし70%の 不揮発性物質を含んでいる。不揮発性物質は70%のポリグリコール(分子量約 10000)と30%シリコン化合物(分子量150ないし25o)を含んでい る。
混合物中の集合体の大きさの減少は、製粉の媒介物としてガラス、鋼鉄、アルミ ナあるいはシリコニウムのビーズを用いて高度の剪断力を持った製粉によって達 成される。
良好な安定性を持った顔料分散体が得られた後で、高分子結合剤、添加物および 湿潤剤が最終の組成物を調合するために加えられてもよい。被覆されたテープの 性質を最大限に利用するために選ばれた高分子結合剤は、大部分は硬いそして軟 らかい部分からなる高い平均分子量の水不溶性のエマルジョンである。結合剤組 成物は意図する用途(磁気媒体物)、たとえば必要な耐久性かつ強靭さを与える こと、に従って調合(f o rmu l a t e)される。
エマルジョン格子(emulsion 1atticeS)(ラテックス)上の 表面電荷あるいは基数は、架橋のために導電率退室によって決定される。その( 硬い、軟らかい)部分はラテックス上にカルボキシルの表面の基を好ましく表わ す(そして、そのようなものはまた高分子主鎖の背骨に付けられ得るのと同様に 、表面の下にも固定され得る)。
はとんどの場合、“硬い(hard)″成分はスチレン(たとえば50%)およ びアクリル酸ブチルのようなアクリル共重合体である。代わりに、成る場合には ビニールを基剤とする高分子が置換されてもよい。“軟らかい(s。
ft)“成分はウレタン高分子(いくつかの場合、塩化ビニールあるいはアクリ ルの高分子)を含む。ここでの大部分の目的のために、我々は脂肪族または芳香 族ポリウレタンの高分子エマルジョン(たとえばポリエステルまたはポリエーテ ルウレタンであってもよい。)を好む。
以下に詳しく述べるように、そのような硬いかつ軟らかい高分子部分は架橋され 、かつ配列され、そのため、ポリブレンド物質は“相互貫入網目(IPN)’の 中で物理的にポリアジリジンと結合し、被覆の強靭さ耐久性および衝撃抵抗性( たとえば対トランスデユーサクラッシュ)を高める。そのような低温架橋は、そ れがエネルギーを節約できるために有利である。それは好ましくはポリアジリジ ン(3%)のような3官能性のポリマー先駆体(prep。
1 yme r)型の架橋剤によって可能にされる。
特別の先例のない局面によると、結合剤は(上述したように)アクリルで架橋さ れたウレタンを含む。概して言えば、水性熱硬化性被覆組成物は(記述された型 の磁気被覆を調合するために用いらる時)おおよそのfflffi部で示した下 記の機能する材料からなる。
(3)A千肴白ノ 表1 磁気酸化物あるいは金属粉末 70−80炭素(carbon) 4−6 湿潤剤 0. 5−1. 0 分散剤 1−3 消泡剤 0. 1−0. 5 流動試薬 0. 5−2. 0 水性エマルジヨン(25〜50%固型分、 30−20すなわち結合剤) 潤滑剤 1−2 架橋剤 2−3 分散剤、湿潤剤およびpH:J′J節剤(水酸化アンモニウムまたは水酸化ナト リウム)は言及した量で脱イオン水(DI)に加えられる。金属酸化物と伝導性 カーボンは、ゆっくりと加えられ、かつ高度に剪断する刃(a highshe ar blade)でもってかき混ぜられる。消泡剤は、すべての顔料が完全に 混ぜられた後で加えられ得る。
混合物のpHは約8から10に調整される。
この混合物は高度に剪断する製粉装置、たとえばモアハウス製粉機械、によって さらに深く分散させられ得る。高分子物(水性エマルジョン)、流動試薬(fl ow agen t s) 、湿潤剤、および架橋剤は後に加えられる。
次の実施例において、この発明がさらに詳細に説明される。実施例に示された成 分、割合および操作の順序は、成る場合、この発明の範囲かつ精神から離れるこ となしに変えられるということは当業者によって理解されるだろう〇構成要素の 典型的な濃度は重量部によって与えられている。
(yゾ14・ら2 実施例1 架橋されたアクリル/ウレタン(水を基剤として産出された調合物#1) 部 八−脱イオン(DI)水 43.5 B−7−Fe2O,/Fe、0.酸化物 26.38C−XC−72R炭素 2 .29 D−アクリゾルl−62 (アクリル コロイド 分子t、) 2.04E−QW4147 (ポリウレタンエマルジョン> 14.75F−AC1024(アクリルエマル ジョン)7.670− RM5 (7りlJルエvルジaン) 0.96H−Q Z3886(ポリアジリジン溶液> 0.50!−シリコン オイリ エマルジ ョン (潤滑剤) 0.22 1− ステアリン酸ブトキシエチル(潤滑剤)0.88に−ポリリン酸ナトリウ ム(分散剤) 0.26L−ステフィノール1048C(湿潤剤) 0゜29M −pH8−10にするためのNH,OH(水酸化アンモニウム)0.26 100.00 分散剤(0,26%ポリリン酸ナトリウムと2.04%のアクリゾールl−64 )は脱イオン水の中に加えられる。
湿潤剤、すなわち0.29%スルフィツール104BC(ブチルセロソルブの5 0%溶液)はまた加えられる。混合物のpHは水酸化アンモニウムを加えること により約8ないしlOに調整される。伝導性炭素(2、2996X C−72R )がゆっくりと混合物に加えられ、かつ172時間かき混ぜられる。磁気酸化物 (26,38%γ−Fe202 / F e 304)がゆっくりと加えられ、 かつ激しく1/2時間かき混ぜられる。顔料と分散剤のこの混合物は、あらゆる 集合体の粉砕をさらに確実にするために高度の剪断ミルによってさらに処理され る。
分散の品質は、各製粉系列の後に、光学的顕微鏡あるいは走査電子顕微鏡を用い て検査される(分散の質を評価する他の技法は平円盤遠心分離機のようなものが 役立ち得る。
)その後、ラテックスが分散系に加えられる。ポリウレタンエマルジョン(14 ,75%QW4147) カ、官tiLMとしてカルボキシル基を育する“軟ら かい(soft)”部分として、加えられる。アクリルエマルジョン(7,67 %ローブレックスAC1024)が、表面の官能基としてカルボキシル基を有す る“硬い(hard)“部分として、加えられる。これらのラテックスの表面の 基数は導電率通宝によって決定される。ロープレックスAC−1024はおよそ 36なtル40meg/gmsの、QW−41。
47がおよそ195ないし200meg/gmsのカルボキシル基をそのラテッ クスの表面に持っている。
表面の基(要求される)の総数と反応するに十分なおおよそ2゛ないし3%のポ リアジリジンが加えられる。架橋機構は2段階で起こる。カルボキシル基は表面 に存在し、かつまた表面下に固定されることもあり得る。そのカルボキシル基は (たとえばポリビニールケミカルインダストリーからのネオレッズ962を用い て導電率退室によって決定されたように)表面上のかつまた主鎖の背骨上のカル ボキシル基から作成されることが見い出し得る。カルボキシル基と3官能性のポ リアジリジンの架橋は、最初の段階で、乾燥工程後のラテックスの合体の間中に 始まる。2番目の段階の架橋(あるいは後硬化)は均一なフィルムが形成される とき始まり、背骨上のカルボキシルは手近にあるポリアジリジンと反応し始める 。そのようなカルボン酸とポリアジリジンとの架橋反応は“エチレンイミン ア ンド アザ−アジリジン2 (オー◆シーナデルマーそしてジー・イー・ハム著 、アカデミツクプレス1969年発行、227頁と237頁を参照されたい)の 中で次のように記述されている。
RCOOH+ X (CH2CH2NH)→RCOO(CH2CH2NH) X H上式においてRはアルキル基である。 式IX−x−1,2,3等 (CH2CH2N H)−アジリジン環カルボン酸とアジリジンとの間でまた起 こる2番目の反応は以下に示される。 や − カルボン酸基を含む高分子と多官能性アジリジンとの間で起こる可能な架橋反応 は一般式(3)によって表現され得る。架橋反応は式(1)と(2)によって表 現される反応の組合わせによって起こり得ることが当業者によって理解される。
R(C○0H)n + R’ (CH2CH2NH)m→zへ8上式でn=2あ るいはそれ以上 m−2あるいはそれ以上 R−分子量12,000−78,000のポリエステルウレタン共重合体あるい は適当な分子量を持つ他のカルボキシル基含有高分子R゛−アルキル、アリル、 シクロアルキル、等そして多官能体性アジリジンの合成において用いられる他の 基 (CH2CH2NH)−置換基および/あるいは置換位置の表示のないア ジリジン環 Z−架橋された生産物 同様の可能な架橋反応は“R”ポリエステルウレタン共重合体が別の高分子、た とえば表面に存在する、あるいは表面下に固定された、カルボキシル基を有する スチレンアクリル共重合体、に置き換えられたときも起こり得る。
スチレン−アクリル共重合体の平均分子量は1000からioo、oooである 。架橋剤ポリアジリジン(0,5%のケイ、ジエイ、クインからのQZ3886 ポリアジリジン溶液)が、乾燥の操作中のラテックスの合体の間中に、表面に存 在するカルボキシル基を架橋するために加えられる。
流動試薬(f low agents)(0,96%のRM5. ローム アン ド ハース カンパニーからのアクリルエマルジョン)が調合物(formul at ton)に加えられる。湿潤剤は係属中の米国特許出願節345,082 号に説明されているように、前もってエマルジョン化される。潤滑剤はステアリ ン酸ブトキシエチル(0,88%2アーマツク カンパニーから入手できる)お よびシリコン油(0,22%ダウ コーニング カンパニーから入手できる)で あり得る。フルオロカーボン潤滑剤もまたシリコン油の代わりに使用される。選 択されたフルオロカーボン潤滑剤はパーフルオロアルキリポリエーテルであって もよく、フルオロ化された液体は次の構造の1つを有する。
F [−CF (CF3) CF2O] n C2F5上ベマ・ n = 12 −45 ステアリン酸ブトキシエチルはそのような高分子系と一致し、それゆえ内部潤滑 剤として働き得る。シリコーン油(あるいはフルオロ化された液体)は高分子結 合剤と一致せず、それゆえ外部潤滑剤として働き、被覆物乾燥中に表面に散らば り、それゆえに被覆物の表面に潤滑剤の薄層をその結果は、光沢がより低くなっ ていることを除いて実施例2のそれに類似している。
実施例■ 実施例2の構成要素(すなわち、以下の調合物#2)は。
異なった”結合剤高分子” (2−E、2−Fを参照)と微少の濃度変化を除い て、実施例1と本質的に同じである。
熱硬化性の水を基剤とする組成物のための、この(#2)調合物を作るための手 続もまた同じである。
架橋されたアクリル/ビニル(水を基剤として重量% A−DI水 47.38 B−7−Fe20./Fe、O,酸化物 28.73C−XC−72R炭素 2 .50 D−アクリゾル!−62 (アクリル コロイド 分散”) 2.222−E−AC1024 (アクリルエマルジョン) 7.66 2−F−ゼオン460X45 (塩火ビニル共重合体> 7.81 0−RM5(アクリルエマルジョン) 1.04H−QZ3886(ポリアジリ ジン溶液) 0.53■−シリコーン油エマルジョン(潤滑剤) 0.25J− ステアリン酸ブトキシエチル(潤滑剤)1.00I(−ポリリン酸ナトリウム  0.29L−スルフィツール1048C0,31M−pH8−10にするための NH,OH(水酸化アンモニウム)0.28 100.00 調合物#2(実施例2)はゼオン460X45.ガラス転移温度26℃ををする 塩化ビニール高分子、を含む。機械的性質は、ポリウレタンに基づく調合物(た とえば#1)のそれに匹敵することが見つけられている。ゼオン460X45は ポリウレタンを基剤とするフィルムと比較して非常に耐久性のあるかつ光沢のあ るフィルム(光沢のあるフィルムは当業者が知っているようにオーディオおよび ビデオテープのために特に適している)を与える。
ゼオン460X46(ビー・エフ・グツドリッチ カンパニー)は7℃のTgを 有する交互塩化ビニール共重合体であり、それは調合物の中においてポリアジリ ジンと架橋後強靭なフィルムを形成する。
アクリル/ビニール共重合体を基剤とする調合物は1表面処理後は、アクリル/ ポリウレタンポリブレンド組成物でいる。そのような水を基剤とした組成物の全 体にわたる光沢は自°機的(溶剤を基剤とする)組成物よりずっと高いことが見 つけられている。
信号雑音比(signal−to−noise ratto)は優れていること が見つけられている。
出力は滑らかなテープ表面のために改良されており、そして改良された流動学的 性質が与えられている。
優れた堅労度、強靭さおよび溶剤抵抗性は表面の基をそのように架橋すること( それゆえに相互貫入エラストメリック/ブラストメリック網目(IEN/JPN )を得る)により与えられる。そのような網目は耐久性を改良する。
結果として得られる磁気テープのスクヮネス(Squareness)と配向率 は優秀である。非常に低い摩擦係数がテープ表面に形成された潤滑剤のために見 つけられている。
本明細書に記述された好ましい実施例は単に例示であり、発明の精神から離れな いでその発明は構成、配列、使用において多くの修正と変形が可能である。
さらにこの発明の修正もまた可能である。たとえば、本明細書に開示された手段 と方法はまた他のテープ方式(System)、M連のある曲げやすいレコード 盤(d i 5ks)かつその類似物、ならびに硬いディスクのための被覆にも また応用される。
本発明の可能な変化の上記の実施例は単に例示的にすぎない。したがって本発明 は、添付のクレームに限定された発明の範囲内で生じるあらゆる可能な修正と変 化を含むものであると考慮されるべきである。
国際yA斎報告 ANNEX To ’fHE INTERNATIONAL 5EARCHRE PORT ON

Claims (79)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.磁気記録層を形成し、かっ硬い成分と軟らかい成分を持つ重合した結合剤の 中に懸濁させられた顔料を包含するための水性熱硬化性被覆組成物において、そ の改良は磁気顔料を立体的にかつ静電気的に分散し、かつ高められた安定性を生 じさせるための十分な分散剤の使用を備える。
  2. 2.分散剤がアニオン性の電解質を含む請求の範囲第1項記載の水性被覆組成物 。
  3. 3.電解質がポリリン酸ナトリウムのようなポリホスフェートからなる請求の範 囲第2項記載の水性被覆組成物。
  4. 4.伝導性顔料がまた存在し、かつアクリルエマルジョンで立体的に分散されて いる請求の範囲第2項記載の水性被覆組成物。
  5. 5.成分が半一相互貫入網目の中に結合されかつ架橋され、および各別の亘合し たエマルジョンから由来し、かつ結合剤が少なくともその表面にそのような架橋 に適したカルボキシル結合基を表わしている請求の範囲第4項に記載された組合 わせ。
  6. 6.軟らかい成分がウレタンあるいはビニールを主要成分として含み、かつ硬い 成分が軟らかい成分で架橋された表面のカルボキシル基を含む請求の範囲第5項 記載の水性被覆組成物。
  7. 7.硬い成分がアクリルエマルジョンから由来し、かっ高められた耐久性かつ記 録特性と関連がある前記相互貫入網目を生じるために軟らかい成分としっかりと 十分に架橋されている請求の範囲第6項記載の水性被覆組成物。
  8. 8.軟らかい成分がポリウレタンの重合したエマルジョンから由来する請求の範 囲第7項記載の水性被覆組成物。
  9. 9.ポリウレタンの高分子エマルジョンが室温かあるいは幾分か室温以上の適度 の関連したガラス転移温度を有する請求の範囲第8項記載の水性被覆組成物。
  10. 10.流動試薬、消泡剤、湿潤剤、pH調節剤、および潤滑剤をさらに含み、前 記成分は高められた化学的かつ機械的安定性、滑らかさ、接着および非吸湿性の 性質を生じさせる請求の範囲第9項記載の水性被覆組成物。
  11. 11.磁気記録層を形成するために適した、かつ“硬い”そして“軟らかい”成 分をともに有する重合した結合剤の中に懸濁された顔料を有する、熱硬化性組成 物を合成する方法であって、その改良は磁気顔料を立体的に静電気的に分散する ための十分な重合したエマルジョンまたはポリホスフェート分散剤の使用を含ん でいる。
  12. 12.1つの分散剤が少なくとも“中程度の分子量”のポリアクリルエマルジョ ンを含む請求の範囲第4項に記載された組合わせ。
  13. 13.少なくとも1つのそのようなポリアクリルエマルジョンがスチレンとアタ リレートの成分を含む請求の範囲第12項に記載された紅合わせ。
  14. 14.少なくとも1つのそのようなポリアクリルエマルジョンがメタクリル酸メ チルとアクリル酸ブチルの材料を包含しているターポリマーを備える請求の範囲 第13項に記載された組合わせ。
  15. 15.分散剤がアニオン性の電解質を含む請求の範囲第11項記載の方法。
  16. 16.電解質がポリリン酸ナトリウムのようなポリホスフェートを含む請求の範 囲第15項記載の方法。
  17. 17.伝導性顔料がまた存在し、かっアクリルエマルジョンで立体的に分散され ている請求の範囲第15項記載の方法。
  18. 18.その成分が半一相互貫入網目の中で結合され、かつ架橋され、および各別 の重合したエマルジョンから由来しており、かつ結合剤が少なくともその表面に そのような架橋に適したカルボキシル結合基を表わすために選択されかっ配列さ れている請求の範囲第17項記載の方法。
  19. 19.軟らかい成分がウレタンあるいはビニールを主要成分として含み、かつ硬 い成分が軟らかい物質で架橋された表面のカルボキシル基を含んでいる請求の範 囲第18項記載の方法。
  20. 20.硬い成分がアクリルエマルジョンから由来し、かつ高められた耐久性と記 録特性と関連がある前記相互貫入網目を生じるために軟らかい成分としっかりと 十分に架橋されている請求の範囲第19項記載の方法。
  21. 21.軟らかい成分がポリウレタンの重合したエマルジョンから由来する請求の 範囲第20項記載の方法。
  22. 22.ポリウレタンの高分子エマルジョンが中位の関連したガラス転移温度を有 する請求の範囲第21項記載の方法。
  23. 23.適切な基質の上に水性熱硬化性磁気記録媒質を与えるための方法であって 、媒質は重合した結合剤の中に微細な粒子を含み、その方法は以下の工程を含む 。 A.少なくともその表面にカルボキシル結合基を有する多くの水不溶性の重合し たエマルジョンを含む結合剤乳化液系を構成すること。 B.前記結合剤中の前記粒子を立体的におよび静電気的双方で懸濁しかつ安定化 するために適した分散剤を製造すること。 C.水媒質の中にエマルジョンと分散剤を前記粒子と一締に混ぜ、かつその中に その粒子を完全に分散すること。 D.所定の半一相互貫入綱目を与えるために少なくとも結合すべきその結合剤の 表面上の結合性カルボキシル基を架橋するために適用した架橋剤を選択しかつ合 成すること、および E.結果として生じた媒質をその基質の上に被覆しそれをそこで乾燥すること。
  24. 24.請求の範囲第23項に記載された方法であって、前記水性媒質のpHは調 整され、分散剤は界面活性剤と一緒に加えられ、それから粒子は加えられ、かつ 大きな撹拌でもって混ぜられ、および目標とする分散を与えるために必要な大き さに減少させられ、 かつ高分子エマルジョンは少なくともその表面にカルボキシル官能基を有するア クリルエマルジョンとともにカルボキシル官能基を有する脂肪族あるいは芳香族 ポリウレタンを含み、 それからエマルジョンが乾燥している間に十分なポリアジリジンが前記架橋を開 始するために加えられ、それから、必要なとき、すべての他の試薬、湿潤剤、お よび他の添加物が加えられかつ混ぜられる。
  25. 25.それに1または2回の水性磁気被覆を有している裏打ちフィルムを備える 型の軟らかい磁気記録媒質を作る方法において、各前記被覆は樹脂母体の中に懸 濁された磁気粒子を含めるよう形成されており、その中の改良は以下のことを備 える: ポリウレタン物質かつカルボキシル架橋基を含む少なくとも1つの他の別の樹脂 および前記樹脂を静電気的に立体的に分散することに適した分散剤を有する樹脂 母体を構成すること、かつポリウレタンおよび他の樹脂を誘起し半一相互貫入網 目を形成させるに適した多官能性架橋剤を前記樹脂とともに硬化すること。
  26. 26.少なくとも他の樹脂の1つが少なくとも表面の部分に前記カルボキシル基 を表わしているアクリルを主に含むように選択されかっ合成されている請求の範 囲第25項記載の方法。
  27. 27.請求の範囲第26項に記載された方法であって、その結合剤は次の工程に よって合成されている。 A.少なくともいくらかのポリウレタンかつアクリルおよび分散剤を水性媒質中 で顔料物質と一緒に混ぜること。 B.これらをより安定な均一な分散が得られるまで処理すること。 C.前記網目を生じるために所定の架橋を促進する場合に、架橋剤および追加の 結合剤成分を加えること、それから D.結合剤を仕上げ、それを柔軟な基質の上に被覆すること、すなわち、それを 配列させ、それを乾燥させ、および、そこにそれをカレンダー加工すること。
  28. 28.分散剤が重合したエマルジョンを含む請求の範囲第1項記載の水性被覆組 成物。
  29. 29.重合したエマルジョンがアクリルエマルジョンを含む請求の範囲第28項 記載の水性被覆組成物。
  30. 30.重合したエマルジョンがアクリゾール1−62を含む請求の範囲第29項 記載の組成物。
  31. 31.高分子エマルジョンが脂肪族あるいは芳香族ポリウレタンあるいはポリエ ステルあるいはポリエーテルウレタンを含む請求の範囲第23項に記載された組 合わせ。
  32. 32.適切な基質の上に水性の熱硬化性磁気記録媒質を与えるための方法であっ て、その媒質は重合した結合剤中に微細粒子を含み、その方法は次の段階を含ん でいる。 A.多くの水不溶性の重合したエマルジョンを包含するために結合剤乳化液系を 作ること。 B.前記結合剤中に前記粒子を立体的および静電気的双方で懸濁しかつ安定化す ることに適した分散手段を作ること。 C.水媒質中でエマルジョンと分散手段を前記粒子と一緒に混ぜ、完全に粒子を その中に分散すること。
  33. 33.以下の追加された段階をまた含む請求の範囲第32項記載の方法。 所定の半一相互貫入網目を与えるために少なくともその結合剤表面の結合基を架 橋することに適した架橋剤を選びかつ合成すること、 エマルジョンと分散手段の混合物にこの架橋剤を加えること、そして その得られた媒質を基質の上へ被覆しそれをそこで乾燥すること。
  34. 34.請求の範囲第32項に記載された方法であって、前記水性媒質のpHは調 整され、分散剤は界面活性剤と一緒に加えられ、それから粒子は加えられかつ大 きなでもって混ぜられ、目標とする分散を与えるに必要な大きさに減少させられ 、 かつ高分子エマルジョンは少なくともその表面にある官能基を有する脂肪族ある いは芳香族ポリウレタンおよび同様の官能基を有するアクリルエマルジョンを含 み、それからエマルジョンが乾燥するとき前記架橋を開始するための十分なポリ アジリジンを加え、それから必要なとき、他のすべての試薬、湿潤剤そして他の 添加物を加え、かつ混ぜる。
  35. 35.その上に1または2個の水性磁気被覆を有している裏打ちフィルムを備え る型の柔軟な磁気記録媒質を作る方法において、各前記被覆は樹脂母体の内部に 懸濁された磁気粒子を含むように形成されており、その中の改良は以下のことを 備えている。 ポリウレタン物質かつ或る種の架橋性基を含む少なくとも1つの他の別の樹脂お よび前記粒子を静電気的にかっ立体的に分散することに適した分散剤を有する前 記樹脂母体を形成すること、かつポリウレタンおよび他の樹脂を誘起し半一相互 貫入網目を形成させるに適した多官能性架橋剤を前記樹脂とともに硬化すること 。
  36. 36.少なくともその他の樹脂の1っは少なくとも表面の部分の上に前記架橋性 の基を表わしているアクリルを主に含むように選ばれかつ合成されている請求の 範囲第35項記載の方法。
  37. 37.結合剤が次の工程によって合成される請求の範囲第36項に記載された方 法。 A.少なくともいくらかのポリウレタンとアクリルと分散剤を水媒質中で顔料物 質とともに混ぜること。 B.良い安定な均一の分散が得られるまでこれらを処理すること。 C.前記網目を生じるために所定の架橋を促進している間中、架橋剤と追加の結 合剤成分を加えること。 D.結合剤の長後の仕上げをし、それを軟らかな基質の上へ被覆すること、すな わち、それを配列し、それを乾燥し、およびそこにそれをカレンター加工するこ と。
  38. 38.高分子エマルジョンが脂肪族あるいは芳香族ポリウレタンあるいはポリエ ステルあるいはポリエーテルウレタンを含む請求の範囲第32項に記載された組 合わせ。
  39. 39.疎水性の顔料が含まれ、そして前記分散手段は、顔料の固有の吸着等温線 によって決定される拡張された期間を通じて、その混合物を安定化するための十 分な重合した分散剤を含む請求の範囲第32項記載の方法。
  40. 40.分散手段が静電気的分散を最大限に利用するために十分なポリホスフェー トを含む請求の範囲第39項記載の方法。
  41. 41.重量%単位で加える分散剤はポリリン酸ナトリウムあるいは凝集を避ける ために調整されたリン酸の関連種である請求の範囲第39項記載の方法。
  42. 42.炭素粒子が含まれ、そしてその分散手段が十分な立体的分散のための十分 なアクリルエマルジョンを含む請求の範囲第39項記載の方法。
  43. 43.分散手段が顔料表面を十分に濡らすための十分な界面活性剤に加えて高分 子量のポリアクリルエマルジョンを含む請求の範囲第42項記載の方法。
  44. 44.pH調節剤と高度の剪断に対して耐性のある消泡剤が含まれる請求の範囲 第39項記載の方法。
  45. 45.pHが水酸化ナトリウムあるいは水酸化アンモニウムでもって調整され、 そして消泡剤がシリコンを基剤とした部分および/または別の有機物の部分を含 み、少なくともそのような部分が調合の最終段階の間に加えられる請求の範囲第 44項記載の方法。
  46. 46.1つの消泡剤がシリコン化合物、かつグリコール共同成分および少ない重 量%のミネラルスピリットを含む請求の範囲第45項記載の方法。
  47. 47.請求の範囲第12項記載の方法であって、その分散手段は混合され、 それから伝導性炭素が加えられかつ混ぜられ、かつ磁気顔料が加えられかつ高度 の剪断により混ぜられ、それから或る官能基を持ったポリウレタンエマルジョン および同様の官能基を含むアクリルエマルジョンを含むラテックスが加えられ、 それから十分なポリアジリジンが必要な官能基と十分に内部反応するために加え られ、架橋反応は2段階で、すなわち最初はラテックスの合体時に表面基と起こ る段階それから硬化後内部で起こる段階で、起こる。
  48. 48.官能基がカルボキシルである請求の範囲第16項記載の方法。
  49. 49.請求の範囲第32項に記載された方法の生産物。
  50. 50.請求の範囲第33項に記載された方法の生産物。
  51. 51.請求の範囲第34項に記載された方法の生産物。
  52. 52.請求の範囲第35項に記載された方法の生産物。
  53. 53.請求の範囲第36項に記載された方法の生産物。
  54. 54.請求の範囲第38項に記載された方法の生産物。
  55. 55.請求の範囲第39項に記載された方法の生産物。
  56. 56.請求の範囲第41項に記載された方法の生産物。
  57. 57.請求の範囲第43項に記載された方法の生産物。
  58. 58.請求の範囲第45項に記載された方法の生産物。
  59. 59.請求の範囲第46項に記載された方法の生産物。
  60. 60.請求の範囲第47項に記載された方法の生産物。
  61. 61.請求の範囲第48項に記載された方法の生産物。
  62. 62.硬い成分と軟らかい成分を有するアクリルービニル共重合体の中に、懸濁 された顔質料かつ磁気顔料を立体的かつ静電気的に分散しおよび高められた長期 間の安定性を産する十分な分散剤を含む磁気記録層を形成するための高光沢水性 熱硬化被覆組成物。
  63. 63.分散剤が、アニオン性の電解質とおよそ室温あるいはそれ以下のガラス転 位温度を有するビニール高分子を含む請求の範囲第62項記載の水性被覆組成物 。
  64. 64.電解質がポリリン酸ナトリウムのようなポリホスフェートを含む請求の範 囲第63項記載の水性被覆組成物。
  65. 65.伝導性顔料がまた存存し、そしてアクリルエマルジョンによって立体的に 分散されている請求の範囲第63項記載の水性被覆組成物。
  66. 66.請求の範囲第55項に記載された組合わせであって、成分は、高められた 耐久性、硬さ、および耐溶剤性のために半一相互貫入綱目の中で結合され、かっ 架橋され、および各別の重合したエマルジョンから由来し、結合剤は少なくとも その表面にそのような架橋に適したカルボキシル架橋基を表わしており、硬い成 分は塩化ビニールを含んでおり、その被覆は光沢および関連ある表面の滑らかさ 特性を最大限に利用するために表面処理されている。
  67. 67.軟らかい成分が、主要な構成要素として前記塩化ビニールを含み、かつ硬 い成分が軟らかい物質の関連する部分と架橋された表面のカルボキシル基を含み 、優れたフィルムの強靭さを与えるためにその中に十分なポリアジリジンを含ん でいる、請求の範囲第66項記載の水性被覆組成物。
  68. 68.硬い成分がアクリルエマルジョンから由来し、そして高められた耐久性そ して記録特性と関連がある前記相互貫入網目を産するために軟らかい成分としっ かりと十分に架橋されている請求の範囲第67項記載の水性被覆組成物。
  69. 69.流動試薬、消泡剤、湿潤剤、pH調節剤、および潤滑剤をさらに含み、前 記成分は高められた化学的かつ機械的安定性、滑らかさ、接着力および非吸湿性 の性質を生じる請求の範囲第68項記載の水性被覆組成物。
  70. 70.磁気記録層を形成するために適用した、かつ“硬い”アクリル成分および “軟らかい”ビニール成分を有する高分子結合剤の中に分散された顔料を有し、 さらに磁気顔料を立体的にかつ静電気的に分散するために十分な重合したエマル ジョンあるいはポリホスフェート分散剤を使用している、高光沢熱硬化性組成物 であって、組成物は適切な基質の上に被覆されかつ滑らかさを最大限に利用する ために表面処理されている。
  71. 71.軟らかい成分は塩化ビニールを含む請求の範囲第70項記載の組成物。
  72. 72.磁気記録層を形成するために適した、かつ“硬い”および“軟らかい”成 分をともに有する重合した結合剤の中に懸濁された顔料を有している高光沢熱硬 化性組成物を構成する方法であって、その改良は磁気顔料を立体的にかつ静電気 的に分散するための十分な重合したエマルジョンあるいはポリリン酸分散剤の使 用かつ軟らかい成分としてビニール部分かつ硬い成分としてアクリル樹脂の使用 を含んでいる。
  73. 73.少なくとも1っの分散剤がスチレンを含む中程度の分子量のポリアクリル エマルジョンを含む請求の範囲第41項に記載された方法。
  74. 74.分散剤はアニオン性の電解質を含みおよびビニールは塩化ビニールを含む 請求の範囲第41項記載の方法。
  75. 75.電解質はポリリン酸ナトリウムのようなポリホスフェートを含む請求の範 囲第74項記載の方法。
  76. 76.伝導性顔料がまた存在し、かつアクリルエマルジョンで立体的に分散され ている請求の範囲第74項記載の方法。
  77. 77.成分が半一相互貫入網目の中で結合されかっ架橋されおよび各別の重合し たエマルジョンから由来し、かつ結合剤が少なくともその表面にそのような架橋 に適した結合基を表わすために選択されかつ配列されている請求の範囲第76項 記載の方法。
  78. 78.軟らかい成分は主要構成成分としてビニールを含み、かつ硬い成分は軟ら かい物質と架橋された表面のカルボキシル基を含む請求の範囲第72項記載の方 法。
  79. 79.硬い成分がアクリルエマルジョンから由来し、かつ高められた耐久性かつ 記録特性と関連がある前記相互貫入網目を生じるために軟らかい成分としっかり と十分に架橋されている請求の範囲第78項記載の方法。
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