JPS6250004A - 差厚鋼板の製造方法 - Google Patents
差厚鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPS6250004A JPS6250004A JP18817385A JP18817385A JPS6250004A JP S6250004 A JPS6250004 A JP S6250004A JP 18817385 A JP18817385 A JP 18817385A JP 18817385 A JP18817385 A JP 18817385A JP S6250004 A JPS6250004 A JP S6250004A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thickness
- rolling
- different
- rolled
- reheating
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は船舶用あるいは圧力容器等静圧を受ける構造
物に使用される差厚鋼板の製造方法に関する。
物に使用される差厚鋼板の製造方法に関する。
従来技術とその問題点
従来の差厚鋼板の製造方法としては、例えば圧延途中で
ロールを逆転させる方法(特開昭48−38262、特
開昭48−60059)、圧延途中で被圧延材の片面の
みを冷却して圧延を実施する方法(特開昭49−285
52)、圧延機のロールギャップを制御する方法等が知
られている。
ロールを逆転させる方法(特開昭48−38262、特
開昭48−60059)、圧延途中で被圧延材の片面の
みを冷却して圧延を実施する方法(特開昭49−285
52)、圧延機のロールギャップを制御する方法等が知
られている。
しかし、これらの方法は差厚部分の板厚が薄くなるにし
たがって生じる被圧延材の温度低下に対しては何等考慮
されておらず、被圧延材の/J、度低下に伴なう圧延荷
重の増大により平坦度不良や板クラウンの増大が引き起
こされ、その結果板厚の薄いものについては差厚段差量
に制限を受けざるを得なかった。
たがって生じる被圧延材の温度低下に対しては何等考慮
されておらず、被圧延材の/J、度低下に伴なう圧延荷
重の増大により平坦度不良や板クラウンの増大が引き起
こされ、その結果板厚の薄いものについては差厚段差量
に制限を受けざるを得なかった。
発 明 の 目 的
この発明は従来の前記問題を解決するためになされたも
ので、些厚圧延を実施する前に差厚形成部に対して再加
熱を実施することにより、薄物材についても差厚段差量
に制限を受けることなく差厚圧延が実施可能で、かつ平
坦度良好な差厚鋼板を得ることができる差厚鋼板の製造
方法を操業することを目的とするものである。
ので、些厚圧延を実施する前に差厚形成部に対して再加
熱を実施することにより、薄物材についても差厚段差量
に制限を受けることなく差厚圧延が実施可能で、かつ平
坦度良好な差厚鋼板を得ることができる差厚鋼板の製造
方法を操業することを目的とするものである。
発明の構成
この発明に係る差厚鋼板の製造方法は、高温の被圧延材
を熱間でロール圧延して差厚鋼板を製造するに際し、差
厚形成パスの直前あるいは、複数の差厚形成パスを実施
する場合はそれらのパス間において差厚テーパ一部ある
いは、薄い万の板厚となる部分の一部または全部分を再
加熱して、以後の圧延を実施することを特徴とするもの
である。
を熱間でロール圧延して差厚鋼板を製造するに際し、差
厚形成パスの直前あるいは、複数の差厚形成パスを実施
する場合はそれらのパス間において差厚テーパ一部ある
いは、薄い万の板厚となる部分の一部または全部分を再
加熱して、以後の圧延を実施することを特徴とするもの
である。
以下、この発明について詳細に説明する。
金属の変形抵抗は温度が低下するにしたがって増加する
。また、圧延中の板の温度は板厚が薄くなるにしたがっ
て急激に低下する。このため差厚圧延を実施する場合に
差厚段差を大・きくする、換言すれば薄い方の板厚を薄
くすればする程、温度低下により変形抵抗が増大し、1
パス当りの圧下量が少なくなり、所定の段差を得るため
には多くのパスを実施する必要がある。このため圧延の
所要時間が長くなり、温度低下を招くという悪循環とな
り、差厚段差の量に制限を受けることになる。
。また、圧延中の板の温度は板厚が薄くなるにしたがっ
て急激に低下する。このため差厚圧延を実施する場合に
差厚段差を大・きくする、換言すれば薄い方の板厚を薄
くすればする程、温度低下により変形抵抗が増大し、1
パス当りの圧下量が少なくなり、所定の段差を得るため
には多くのパスを実施する必要がある。このため圧延の
所要時間が長くなり、温度低下を招くという悪循環とな
り、差厚段差の量に制限を受けることになる。
また、温度が低下すればする程金属の変形能は低下する
ため、平坦度不良あるいは、耳割れ等が生じる原因とな
る。
ため、平坦度不良あるいは、耳割れ等が生じる原因とな
る。
このような問題を解決する方法として、この発明では等
厚圧延を実施する前に、差厚形成部に対して再加熱を実
施する方法をとったのである。
厚圧延を実施する前に、差厚形成部に対して再加熱を実
施する方法をとったのである。
すなわち、差厚形成パス前あるいは差厚段差形成中(複
数パス)に差厚形成部を再加熱すると、再加熱された部
分は変形抵抗が低くなっているためフラットとなり、温
度が低くなる部分で急激に変形抵抗が高くなる。従って
、1バス当りの圧下量を大きくとることが可能となり、
1パスで大きな差厚段差量を得ることができる。また、
金属の変形能が大きくなることにより平坦度が良好とな
り、耳割れ等が生じることもない・。
数パス)に差厚形成部を再加熱すると、再加熱された部
分は変形抵抗が低くなっているためフラットとなり、温
度が低くなる部分で急激に変形抵抗が高くなる。従って
、1バス当りの圧下量を大きくとることが可能となり、
1パスで大きな差厚段差量を得ることができる。また、
金属の変形能が大きくなることにより平坦度が良好とな
り、耳割れ等が生じることもない・。
第1図〜第3図はこの発明の一実施例を示す概略図であ
る。
る。
すなわち、4段式熱間圧延機(1)により被圧延材(4
)を所定の板厚に均一に圧延する。所定の板厚に圧延さ
れた被圧延材(4)はテーブルローラー(2)により搬
送され、第2図に示すようにオンラインあるいはオフラ
インに設置されている回加P装置(3)により、差厚形
成部(斜線部)(4−1)を再加熱する。
)を所定の板厚に均一に圧延する。所定の板厚に圧延さ
れた被圧延材(4)はテーブルローラー(2)により搬
送され、第2図に示すようにオンラインあるいはオフラ
インに設置されている回加P装置(3)により、差厚形
成部(斜線部)(4−1)を再加熱する。
再加熱する部分は差厚テーパ一部あるいは、薄い方の板
厚となる部分である。
厚となる部分である。
再jXI熱装置(3)により加熱すると、その被圧延材
は第3図に示すように再び圧延機(1)に戻して差厚形
成パスを実施し、圧延を終了するか、あるいは必要に応
じて圧延→再加熱→圧延を繰り返し実施して差厚鋼板を
製造する。
は第3図に示すように再び圧延機(1)に戻して差厚形
成パスを実施し、圧延を終了するか、あるいは必要に応
じて圧延→再加熱→圧延を繰り返し実施して差厚鋼板を
製造する。
なお、再加熱装置としては、誘導加熱装置やバーナで直
接加熱するタイプのもの等を用いることができる。また
、急速加熱を実施した方が圧延能率および、熱伝導によ
る温度低下に対して有利である。
接加熱するタイプのもの等を用いることができる。また
、急速加熱を実施した方が圧延能率および、熱伝導によ
る温度低下に対して有利である。
実施例
幅1800B、厚み212fi、長さ1200jaIの
普通鋼スラブを4段式可逆圧延機により圧延を行ない、
@2200fl、厚み20fi、長さ10400flの
厚鋼板とし、この厚鋼板の差厚形成部(34QQsn*
)を差厚形成パス前に温度780℃から880℃に再加
熱し、4段式可逆圧延機により圧延し差厚圧延を実施し
た。また比較のため、同被圧延材を再加熱することなく
差厚圧延を実施した。
普通鋼スラブを4段式可逆圧延機により圧延を行ない、
@2200fl、厚み20fi、長さ10400flの
厚鋼板とし、この厚鋼板の差厚形成部(34QQsn*
)を差厚形成パス前に温度780℃から880℃に再加
熱し、4段式可逆圧延機により圧延し差厚圧延を実施し
た。また比較のため、同被圧延材を再加熱することなく
差厚圧延を実施した。
その結果、被圧延材を再加熱せずに差厚圧延を実施した
場合、差厚部の板厚は2(Ill/12flという製造
可能範囲であったものが、再加熱により圧延材温度を1
00℃高めたことにより差厚部の板厚を20fl/8f
lの板厚差まで圧延することができた。
場合、差厚部の板厚は2(Ill/12flという製造
可能範囲であったものが、再加熱により圧延材温度を1
00℃高めたことにより差厚部の板厚を20fl/8f
lの板厚差まで圧延することができた。
また、再加熱しない従来方法では薄い方の板厚を7fl
までしか圧延できなかったのに対し、本発明方法では4
.5Nまで圧延できた。
までしか圧延できなかったのに対し、本発明方法では4
.5Nまで圧延できた。
さらに、従来差厚量4n以上(厚い方の板厚20nの場
合)では耳波の発生を防止できなかったのに対し、本発
明方法では平坦度良好な状態で圧延を終了することがで
きた。
合)では耳波の発生を防止できなかったのに対し、本発
明方法では平坦度良好な状態で圧延を終了することがで
きた。
発 明 の 効 果
以上説明したごとく、この発明方法は差厚圧延を実施す
る前に、差厚形成部に対し再加熱を実施することにより
変形抵抗を小さくして差厚圧延する方法であるから、1
パスで大きな差厚段差量を大きくとることができ、薄物
材についても十分に差厚圧延が可能となる。さらに、金
属の変形能が大きくなることにより平坦度良好な差厚鋼
板を得ることができる。従って、この発明方法によれば
、熱間圧延によって船舶用あるいは構造用厚鋼板として
より好ましい差厚鋼板を製造することができる。
る前に、差厚形成部に対し再加熱を実施することにより
変形抵抗を小さくして差厚圧延する方法であるから、1
パスで大きな差厚段差量を大きくとることができ、薄物
材についても十分に差厚圧延が可能となる。さらに、金
属の変形能が大きくなることにより平坦度良好な差厚鋼
板を得ることができる。従って、この発明方法によれば
、熱間圧延によって船舶用あるいは構造用厚鋼板として
より好ましい差厚鋼板を製造することができる。
図面はこの発明の一実施例を示す概略図で、第1図は差
厚形成前の被圧延材を所定の板厚に均一圧延した状態を
示し、第2図は所定の板厚に均一圧延された被圧延材の
差厚形成部に相当する部分を再加熱している状態を示し
、第3図は再加熱された被圧延材を差厚圧延している状
態を示す概略図である。 1・・・4段式熱間圧延機、2・・・テーブルローラー
、3・・・再加熱装置、4・・・被圧延材、4−1・・
・差厚形成部。
厚形成前の被圧延材を所定の板厚に均一圧延した状態を
示し、第2図は所定の板厚に均一圧延された被圧延材の
差厚形成部に相当する部分を再加熱している状態を示し
、第3図は再加熱された被圧延材を差厚圧延している状
態を示す概略図である。 1・・・4段式熱間圧延機、2・・・テーブルローラー
、3・・・再加熱装置、4・・・被圧延材、4−1・・
・差厚形成部。
Claims (1)
- 圧延材を熱間でロール圧延して差厚鋼板を製造する方法
において、差厚形成パスの直前あるいは、複数の差厚形
成パスを実施する場合はそれらのパス間において差厚形
成部を再加熱することを特徴とする差厚鋼板の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18817385A JPS6250004A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 差厚鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18817385A JPS6250004A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 差厚鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6250004A true JPS6250004A (ja) | 1987-03-04 |
Family
ID=16219034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18817385A Pending JPS6250004A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 差厚鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6250004A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002332520A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Honda Motor Co Ltd | 板材製造装置 |
US6536254B1 (en) * | 1998-10-12 | 2003-03-25 | Thyssen Krupp Ag | Method and device for producing a metal strip for tailored blanks to be cut to length |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP18817385A patent/JPS6250004A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6536254B1 (en) * | 1998-10-12 | 2003-03-25 | Thyssen Krupp Ag | Method and device for producing a metal strip for tailored blanks to be cut to length |
JP2002332520A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Honda Motor Co Ltd | 板材製造装置 |
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