JPS6249969B2 - - Google Patents

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JPS6249969B2
JPS6249969B2 JP54020432A JP2043279A JPS6249969B2 JP S6249969 B2 JPS6249969 B2 JP S6249969B2 JP 54020432 A JP54020432 A JP 54020432A JP 2043279 A JP2043279 A JP 2043279A JP S6249969 B2 JPS6249969 B2 JP S6249969B2
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JP
Japan
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mol
film
hcol
temperature coefficient
grown
Prior art date
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JP54020432A
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English (en)
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JPS55113306A (en
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Hiroshi Makino
Taketoshi Hibya
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はバブルドメイン素子用材料として有名
な磁性ガーネツト膜組成に関する。さらに詳しく
は微小バブル用材料として優れた温度特性と磁壁
移動速度を有する材料に関するものである。 従来3μm以上のバブル径を安定に保持できる
ような磁気バブルドメイン素子用材料として用い
られる磁性ガーネツト膜組成としては多くの種類
が知られている。例えば膜中にサマリウム
(Sm)を含む系として(Y、Sm、Lu、Ca)3
(Fe、Ge)5O12、(Y、Sm、Tm、Ca)3(Fe、
Ge)5O12(Y、Sm、Lu)3(Fe、Ga)5O12、(Y、
Sm、Tm)3(Fe、Ga)5O12などが知られている。
この他(Y、Sm、Lu、Ca)3(Fe、Ga、Ga)5O12
なども知られている。以上の例は一括してSm系
ガーネツトと呼ばれている。一方膜中にユーロピ
ウム(Eu)を含む系としては(Y、Eu、Lu、
Ca)3(Fe、Ge)5O12、(Y、Eu、Tm、Ca)3
(Fe、Ge)5O12、(Y、Eu、Lu)3(Fe、Ga)5O12
(Y、Eu、Tm)3(Fe、Ga)5O12などが知られて
いる。このような例はEu系ガーネツトと呼ばれ
ている。ここで一般的にSm系ガーネツトとEu系
ガーネツトの特徴を比較してみる。Sm系ガーネ
ツトは一軸異方性エネルギーKuが大きくとれる
ので、クオリテイー因子(Q因子)、すなわちQ
≡Hk/4πMs=Ku/2πMs(ここにHkは一軸
異方性磁 界、Kuは一軸異方性エネルギー密度定数、4π
Msは飽和磁化)が大きくとれるという長所があ
る。しかし動特性の観点からは磁壁モビリテイー
μwはEu系に比べると大きくはない。一方Eu系
ガーネツトはμwは大きいが、Sm系ガーネツト
より一般にHcol温度係数が小さく、バイアス用
永久磁石との温度係数の整合性が比較的悪いとい
う欠点がある。このような長所あるいは短所はバ
ブル径が3μm以上と大きいときにはさほど重要
な問題とはならず、Eu系であれSm系であれ、必
要とするQ因子、μwの値を十分に余裕をもつて
達成することができる。 しかしながら、バブル径が従来の3μm程度以
上から2μm、1μm、或いはそれ以下のいわゆ
るサブミクロンへと微小化されていくにつれて、
μw、Q、4πMs、Hcol温度係数等に対する要請
を同時に満足させる材料の探索が次第に難しくな
つてきた。バブル径を小さくすることは、とりも
なおさず特性長lを小さくすることである。Q値
を少くとも3程度確保しlを0.3μm以下(バブ
ル径で約3μm以下)とするためにはKu、4π
Msとも増加させねばならない。Kuを増加させる
ためにはSmやEuのいずれかの磁性希土類イオン
量と同時にLuやTmなどのイオン半径の小さい希
土類イオン量を、格子定数を変化させぬようにバ
ランスをとりながら増加させていかねばならな
い。しかるにSmやEuを増加させることは膜のダ
ンピング定数αを大きくする。モビリテイμw
【式】なる式で表わされるが、ここで αとKuの両者が大きくなることでμwは低下して
しまう。ここにγはジヤイロ磁気比である。特に
Smをガーネツト分子式当り0.6以上とするとμw
は400cm/sec/Oe以下となる。実用的な観点か
らμwは高いほど高周波駆動が可能となるので望
ましいことは言うまでもないがバブルを500kHz
で転送するためには少くとも400cm/sec/Oe以
上は必要である。一方SmやEu量が増加すること
に伴い、Luなどイオン半径の小さい希土類イオ
ン量も増加するが、このことは本来Fe3+位置で
あるガーネツトの16a位値にまでLuが置換されて
きて、Hcol温度係数を急峻にしてしまう。バイ
アス磁界供給用永久磁石としてバリウムフライト
を用いたとき、広い温度範囲、具体的には少くと
も0℃以上80℃以下でバブルメモリ素子として安
定動作を確保するためのひとつの必要条件として
Hcol温度係数が−0.20±0.05%/℃の範囲を満さ
ねばならないことがわかつている。 本発明は高速駆動可能で、実用に値する2μm
バブルもしくはそれ以下の微小バブルを用いるバ
ブルドメイン素子用磁性ガーネツト膜を提供する
ことを目的とする。即ち、実用化するに十分大き
なQ因子を確保し、かつ十分大きな磁壁移動度を
有し、同時にバイアス磁界供給用磁石の温度係数
に近いHcol温度係数を有し、さらに適当な4π
Msの値を兼ね備えた特性を有する新材料を提供
することにある。 本発明は液相エピタキシヤル法で育成される磁
性ガーネツト膜材料として、膜中にサマリウムと
ユーロピウムが同時に含まれており、その組成が
(R、Sm、Eu、Ca)3(Fe、Ge)5O12(R、Sm、
Eu、)(Fe、Ga)5O12または(R、Sm、Eu、
Ca)3(Fe、Ge、Ga)5O12(但しRはY、Lu、
Yb、Tmのうち少くとも1種以上の元素)なる化
学式であらわされることを特徴とするものであ
る。 本発明を詳細に説明すると、上記組成式を
(R、Ca)3-x-ySmxEuy(Fe、Ge)2O12、R3-x-y
SmxEuy(Fe、Ga)5O12または(R、Ca)3-x-y
SmxEuy(Fe、Ge、Ga)5O12と表わした場合に、
SmとEuが共存していることで、従来のSmもし
くはEuどちらかの単独組成に比べてHcol温度係
数、モビリテイー、飽和速度などの特性に顕著な
改善効果があらわれるのはx≧0.15かつy≧0.15
のときであり、このとき微小バブルを保持し、か
つHcol温度係数と磁壁モビリテイーに対する要
請を同時にみたすことができるようになる。また
基板材料としてはGd3Ga5O12を用いることがもつ
ぱら一般的であつて格子定数がマツチングできる
ようにするにはx+y≦1.5であることが望まし
い。 以下本発明を実施例をもつて詳細に説明する。 実施例 1 Y2O30.026モル%、Sm2O30.050モル%、
Eu2O30.059モル%、Tm2O30.324モル%、
CaCO30.656モル%、Fe2O311.466モル%、
GeO24.413モル%、PbO78.006モル%、B2O35.000
モル%、から成る合計325グラムの粉末を秤量し
白金るつぼ内に溶融させた。この融液を用いて液
相エピタキシヤル技術によつて直径23mmの
Gd3Ga5O12基板に磁性ガーネツト膜を成長させ
た。この膜のノミナル組成は融液中の成分元素含
有量からY0.14
Sm0.26Eu0.29Tm1.64Ca0.67Fe4.33Ge0.67O12とみな
せる(但しCa、Ge量は成長温度に依存して変化
する)。融液の飽和温度Tsは951℃であつた。成
長温度Tgを942℃とし、3分45秒間成長させ、膜
厚2.1μmのエピタキシヤル膜を得た。この膜の
特性長lは0.20μm、4πMsは518ガウス、一軸
異方性磁界Hkは2100Oe、Q因子は4.1であつた。
ハードバブル発生を抑制するためこのエピタキシ
ヤル膜に接してその上面に気相成長法により
Y3Fe5O12膜を800Å成長させた膜でのバブル消滅
磁界Hcolは室温(25℃)で336Oeであつた。−20
℃から110℃の温度範囲でHcolの温度変化を測定
したところ30℃での値で規格化したHcol温度係
数は−0.16%/℃であることが求まつた。またバ
ブルトランスポート法により磁壁モビリテイーを
測定したところ450cm/sec/Oeであつた。500k
Hz以上の高周波での高速駆動が可能でかつHcol
温度係数がバイアス用永久磁石の残留磁化の温度
係数と±0.05%/℃以内で一致して、広い温度範
囲で使用できる材料という実用上の観点から、μ
wの値としては400cm/sec/Oe以上、Hcol温度係
数の値は−0.20±0.05%/℃の範囲内の値でなけ
ればならないという要請がある。本実施例でのべ
た(Y、Sm、Eu、Tm、Ca)3(Fe、Ge)5O12
は、μw、Hcol温度係数いずれの要請も満足して
おり、微小バブル用ガーネツト膜材料として有用
であることが見出された。 比較例 1 実施例1によく似た組成であるがEuを含ま
ず、かつ実施例1と同じ特性長lとQ因子をもつ
材料としてY0.21
Sm0.52Tm1.60Ca0.67Fe4.33Ge0.67O12ガーネツト膜
を(111)Gd3Ga5O12基板上に成長させた。即ち
h=2.10μm、l=0.20μm、4πMs=570ガウ
ス、Hk=2300OeQ因子4.1の膜にハードバブル抑
制用Y3Fe5O12膜を800Å成長させた。この膜の
Hcolは308Oeであつて、−20℃から110℃までの温
度範囲でHcolの温度変化を測定し、30℃値で規
格化したHcolの温度係数は−0.19%/℃であつ
た。この値は上述の要求をみたしてはいたが、一
方、磁壁モビリテイーは350cm/sec/Oeであ
り、μw≧400cm/sec/Oeという要求を満してい
ない。これに対し実施例1は比較例1と同じlと
Q値を保ちながらSmの一部をEuで置換しまた格
子定数がGd3Ga5O12基板にマツチするように全体
の組成を調整した新しい組成であり、実施例1は
比較例1で達成できなかつた高いモビリテイーを
有する材料を提供するものである。 比較例 2 実施例1によく似た組成であるがSmを含ま
ず、かつ実施例1と同じ特性長lを有する材料と
してFu0.58Tm1.75Ca0.67Fe4.33Ge0.67O12ガーネツ
ト膜を(111)Gd3Ga5O12基板上に成長させた。
h=2.16μm、l=0.20μm、4πMs=520G、
Hk=1550Oe、Q=3.0の膜にハードバブル抑制用
Y3Fe5O12膜を720Å成長させた。この膜のHcolは
333Oeであつて、30℃値で規格化したHcol温度係
数は−0.13%/℃であつた。この値は−0.20±の
0.05%/℃の要求をみたしていない。磁壁モビリ
テイーは760cm/sec/Oeと大きく、μw≧400
cm/sec/Oeの要求をみたしている。またこの比
較例のような(Eu、Tm、Ca)3(Fe、Ge)5O12
はl=0.20μwのときQ=3.0と小さい。これに対
し実施例1はl=0.20μmに対しQ=4.1と大き
くできると同時にHcol温度係数及びモビリテイ
ー値に対する実用上の要請も満しうる新しい材料
である。 実施例 2 Y2O30.091モル%、Sm2O30.046モル%、
Eu2O30.080モル%、Lu2O30.242モル%、
CaCO30.679モル%、Fe2O311.452モル%、
GeO24.561モル%、PbO77.859モル%、B2O34.990
モル%から成る合計327グラムの粉末を秤量し白
金るつぼ内に溶融させた。この融液を用いて液相
エピタキシヤル技術によつて直径23mmの
Gd3Ga5O12基板に磁性ガーネツト膜(上記の融液
中の成分元素含有量から、膜のノミナル組成はY
0.46Sm0.23Eu0.38Lu1.16Ca0.77Fe4.23Ga0.77O12とみ
なせる)を成長させた。融液のTsは940℃であつ
た。Tgを927℃として2分40秒間成長させ膜厚
2.0μmのエピタキシヤル膜を得た。この膜の特
性長lは0.19μm、4πMsは530ガウス一軸異方
性磁界Hkは2100Oe、Q因子は3.9であつた。ハー
ドバブル発生を抑制するためこのエピタキシヤル
膜に接してその上面に気相成長法により
Y3Fe5O12膜を850Å成長させた膜でのHcolは
332Oeであつた。−20℃から110℃までの温度範囲
でHcolの温度変化を測定した。30℃での値で規
格化したHcol温度係数は−0.24%/℃であつた。
またバブルトランスポート法により磁壁モビリテ
イーを測定したところ520cm/sec/Oeであつ
た。本実施例で述べた(Y、Sm、Eu、Ca)3
(Fe、Ge)5O12はμw、Hcol温度係数のいずれにつ
いても実用上の要請を満足しており、微小バブル
用ガーネツト膜材料として有用であることが見出
された。 比較例 3 実施例2とよく似た組成であるが、Euを含ま
ないY0.50Sm0.56Lu1.18Ca0.76Fe4.34Ge0.76O12ガー
ネツト膜を(111)Gd3Ga5O12基板上に成長させ
たところ、h=2.0μm、l=0.19μm、4πMs
=524G、Hk=2040Oe、Q=3.9であつた。この
膜に880ÅのY3Fe5O12膜を成長させたところ、
Hcolは342Oeであつて、Hcol温度係数は−0.25
%/℃、磁壁モビリテイーは520cm/sec/Oeで
あつた。実施例2に比べ同じl、Q値を有してい
るもののモビリテイーは高速駆動の要請をみたし
ていない。実施例2はSmの一部をEuで置換し、
また格子定数がGd3Ga5O12にマツチするように全
体の組成を調整した新しい組成を示しており、比
較例3では達成できなかつた高いモビリテイーを
有する材料を提供している。 実施例 3 Sm2O30.086モル%、Eu2O30.122モル%、
Tm2O30.228モル%、Lu2O30.203モル%、
Ga2O30.707モル%、Fe2O38.954モル%、
PbO84.551モル%、B2O35.420モル%から成る合
計326グラムの粉末を拝量し、白金るつぼ内で溶
融させた。この融液を用いて液相エピタキシヤル
技術によつて直径23mmのGd3Ga5O12基板上に磁性
ガーネツト膜(膜のノミナル組成は
Sm0.41Eu0.56Tm1.09Lu0.94Fe4.25Ga0.75O12)を成長
させた。融液のTsは936℃であつた。Tg=905℃
にて1分25秒間成長させ膜厚1.6μmのエピタキ
シヤル膜を得た。この膜のlは0.16μm、4π
Msは680ガウス、Hkは3300OeQ因子は4.8であつ
た。ハードバブル発生を抑制するため、このエピ
タキシヤル膜の上面に気相成長法により
Y3Fe5O12膜を800Å成長させた膜でのHcolは
395Oeであつて、−20℃から110℃までの温度範囲
でHcolの温度変化を測定した。30℃での値で規
格化したHcol温度係数は−0.20%/℃であつた。
またバブルトランスポート法により磁壁モビリテ
イーを測定したところ430cm/sec/Oeであつ
た。このようにこの膜についてもμw≧400cm/
sec/Oeで、かつHcol温度係数が−0.20±0.05
%/℃を満しており、本実施例の(Sm、Eu、
Lu)3(Fe、Ga)5O12は微小バブル用ガーネツト膜
として有用であることが見出された。 実施例 4 Y2O30.048モル%、Sm2O30.055モル%、
Eu2O30.072モル%、Yb2O30.308モル%、
CaCO30.707モル%、Fe2O312.060モル%、
GeO24.750モル%、PbO77.060モル%、B2O34.940
モル%から成る合計327グラムの粉末を秤量し、
白金るつぼ内で溶融させた。この融液を用いて液
相エピタキシヤル技術によつて直径23mmの
Gd3Ga5O12基板上に磁性ガーネツド膜(膜のノミ
ナル組成はY0.23
Sm0.26Eu0.34Yb1.46Ca0.71Fe4.29Ge0.71O12)を成長
させたところh=2.0μm、l=0.20μm、4π
Ms=542ガウス、Hk=1900Oe、Q因子=3.5の膜
が得られた。その上にハードバブル抑制用
Y3Fe5O12膜を800Å成長させた膜のHcolは332Oe
であつて、−20℃から110℃までの温度範囲で
Hcol温度変化を測定したところ、30℃値で規格
化したHcol温度係数は−0.21%/℃であつた。ま
たバブルトランスポート法により磁壁モビリテイ
ーを測定したところ630cm/sec/Oeであつた。
このように本実施例(Y、Sm、Eu、Yb、Ca)3
(Fe、Ge)5O12の膜についても実用上の要請であ
るμw≧400cm/sec/OeかつHcol温度係数−0.20
±0.05%/℃を満足している。 実施例 5 Y2O30.175モル%、Sm2O30.040モル%、
Eu2O30.059モル%、Tm2O30.229モル%、
CaCO30.328モル%、Fe2O39.544モル%、
GeO22.206モル%、Ga2O30.371モル%、
PbO81.804モル%、B2O35.244モル%から成る合
計318グラムの粉末を秤量し、白金るつぼで溶融
させた。この融液を用いて液相エピタキシヤル技
術によつて直径23mmのGd3Ga5O12基板上に磁性ガ
ーネツト膜(膜のノミナル組成はY0.96
Sm0.21Eu0.30Tm1.20Ca0.33Ge0.33Ga0.45Fe3.99O12
を成長させた。h=2.0μm、l=0.20μm、4
πMs=510ガウス、Hk=1990Oe、Q因子=3.9の
膜にハードバブル抑制用Y3Fe5O12膜を800Å成長
させた。この膜のHcolは315Oeであつて、−20℃
から110℃までの温度範位でHcol温度変化を測定
し、30℃値で規格した温度係数−0.23%/℃を得
た。バブルトランスポート法により磁壁モビリテ
イーを測定したところ480cm/sec/Oeであつ
た。本実施例の(Y、Sm、Eu、Tm、Ca)3
(Fe、Ge、Ga)5O12膜についても実用上の要請で
あるμw≧400cm/sec/OeかつHcol温度係数−
0.20±0.05%/℃を満足している。 以上述べたごとく、膜中にSmとEuが同時に含
まれるCaGe置換型ガーネツトもしくはSmとEu
が同時に含まれるGa置換型ガーネツトもしくは
SmとEuが同時に含まれるCaGeGa置換型ガーネ
ツトは、微小バブルを保持し、かつQ値を十分大
きくできしかも実用的な観点からのμwHcol温度
係数の要請を同時にみたすことができる新しい材
料である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (R,Ca)3-x-ySmxEuy(Fe,Ge)5O12,R3
    −x−ySmxEuy(Fe,Ga)5O12または(R,Ca)3-x-
    SmxEuy(Fe,Ge,Ga)5O12なる化学式(但しR
    はY,Lu,Yb,Tmのうち少くとも1種以上の
    元素である)であらわされる磁性ガーネツト膜に
    おいて、x≧0.15かつy≧0.15であり、またx+
    y≦1.5であることを特徴とするバブルドメイン
    素子用磁性ガーネツト膜。
JP2043279A 1979-02-22 1979-02-22 Magnetic garnet film for bubbled main element Granted JPS55113306A (en)

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