JPS6249901A - 真空蒸留装置 - Google Patents
真空蒸留装置Info
- Publication number
- JPS6249901A JPS6249901A JP60189112A JP18911285A JPS6249901A JP S6249901 A JPS6249901 A JP S6249901A JP 60189112 A JP60189112 A JP 60189112A JP 18911285 A JP18911285 A JP 18911285A JP S6249901 A JPS6249901 A JP S6249901A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating furnace
- treated
- heating
- liquid
- gas
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、マイクロ波加熱を用いた真空蒸留装置に関す
る。
る。
[発明の技術的背景]
一般に蒸発蒸留装置等に用いられる加熱方式としては、
被処理液を収納した容器の外壁に抵抗式加熱ヒータを設
けた外部加熱方式がある。しかし、この加熱方式では必
要熱量の供給が容易にかつ効率的に行うことができない
欠点がある。すなわち、外部加熱方式では、伝熱面積に
限度があり、所要熱量の効率的な供給が難しい。被処理
液の温度は外部ヒータからの熱伝導により上昇するため
必ず外壁の温度は被処理液より高(なり必要以上の高温
下にさらされた外壁の構造材料の腐食等を引く起こす原
因となる。このため、他の効率的な加熱手段の出現が強
く望まれていた。
被処理液を収納した容器の外壁に抵抗式加熱ヒータを設
けた外部加熱方式がある。しかし、この加熱方式では必
要熱量の供給が容易にかつ効率的に行うことができない
欠点がある。すなわち、外部加熱方式では、伝熱面積に
限度があり、所要熱量の効率的な供給が難しい。被処理
液の温度は外部ヒータからの熱伝導により上昇するため
必ず外壁の温度は被処理液より高(なり必要以上の高温
下にさらされた外壁の構造材料の腐食等を引く起こす原
因となる。このため、他の効率的な加熱手段の出現が強
く望まれていた。
このような被処理液を蒸発濃縮処理する工程として、使
用済核燃料を再処理する際の抽出工程から発生する使用
済廃有機溶媒処理工程がある。この廃有機溶媒処理工程
は、リンNトリブチル(TB P ) 30%とドデカ
ン70%の混合溶媒と核分裂生成物(F、P)及び劣化
溶ts等の混合溶媒から沸点の差を利用して蒸留しTB
Pとドデカンを再利用するものである。
用済核燃料を再処理する際の抽出工程から発生する使用
済廃有機溶媒処理工程がある。この廃有機溶媒処理工程
は、リンNトリブチル(TB P ) 30%とドデカ
ン70%の混合溶媒と核分裂生成物(F、P)及び劣化
溶ts等の混合溶媒から沸点の差を利用して蒸留しTB
Pとドデカンを再利用するものである。
第3図は、従来の蒸留装置を概略的に示す横断面図であ
る。
る。
すなわち、符号20は被処理液22を貯留するだめの加
熱タンクであり、加熱タンク20の外壁には抵抗式加熱
ヒータ21が設けられている。加熱タンク20の上部に
は、蒸発した溶媒を凝縮器24に導入するための蒸発ラ
イン23が接続され、この蒸発ライン23は、凝縮器2
4に接続された真空ポンプ25により加熱タンク20内
を減圧するだめのラインも兼ている。一方、凝縮器24
の下部には、回収タンク27に凝縮器を導入するための
回収ライン26が接続されている。
熱タンクであり、加熱タンク20の外壁には抵抗式加熱
ヒータ21が設けられている。加熱タンク20の上部に
は、蒸発した溶媒を凝縮器24に導入するための蒸発ラ
イン23が接続され、この蒸発ライン23は、凝縮器2
4に接続された真空ポンプ25により加熱タンク20内
を減圧するだめのラインも兼ている。一方、凝縮器24
の下部には、回収タンク27に凝縮器を導入するための
回収ライン26が接続されている。
以上の如く構成された蒸留装置で被処理液22としてた
とえばTBP30%とドデカン70%の廃溶媒を使用し
た側で説明すると、まず廃溶媒を貯留した加熱タンク2
0内を真空ポンプにより減圧にし、同時に加熱ヒータ2
1により洗浴W22を加熱する。大気圧でTBPは約2
80℃、ドデカンは約200℃で沸騰し、ざらにTBP
の場合は、約280℃で熱分解が起る。しかし、150
℃以下ではTBPの熱的安定性が極めて良いため、TB
Pの沸点を150℃以下におさえるように加熱タンク2
0内を減圧にして、廃溶媒22を加熱する。
とえばTBP30%とドデカン70%の廃溶媒を使用し
た側で説明すると、まず廃溶媒を貯留した加熱タンク2
0内を真空ポンプにより減圧にし、同時に加熱ヒータ2
1により洗浴W22を加熱する。大気圧でTBPは約2
80℃、ドデカンは約200℃で沸騰し、ざらにTBP
の場合は、約280℃で熱分解が起る。しかし、150
℃以下ではTBPの熱的安定性が極めて良いため、TB
Pの沸点を150℃以下におさえるように加熱タンク2
0内を減圧にして、廃溶媒22を加熱する。
一方、ドデカンは、約80℃で沸騰し、TBPとドデカ
ンの共沸は起こらないため、廃溶媒22からはドデンが
蒸発する。蒸発したドデカンは、凝縮器24で凝縮され
回収タンク27に回収される。
ンの共沸は起こらないため、廃溶媒22からはドデンが
蒸発する。蒸発したドデカンは、凝縮器24で凝縮され
回収タンク27に回収される。
[背景技術の問題点]
原子力施設の再処理プラントで使用済ウラン・プルトニ
ウムを有機溶媒抽出によって回収しているが、その抽出
溶媒にリン酸三ブチル(TBP)とドデカンの混合溶媒
が使用されている。この混合溶媒はウラン・プルトニウ
ムを抽出したのち廃溶媒となるが、この廃溶媒は蒸留し
てTBPとドデカンに分離し回収して再利用する。とこ
ろが、TBPとドデカンは熱的に不安定であり、150
℃以上で熱分解し、TBPはDBPやMBPに、ドデカ
ンはさらに多くの炭化水素に分解される。
ウムを有機溶媒抽出によって回収しているが、その抽出
溶媒にリン酸三ブチル(TBP)とドデカンの混合溶媒
が使用されている。この混合溶媒はウラン・プルトニウ
ムを抽出したのち廃溶媒となるが、この廃溶媒は蒸留し
てTBPとドデカンに分離し回収して再利用する。とこ
ろが、TBPとドデカンは熱的に不安定であり、150
℃以上で熱分解し、TBPはDBPやMBPに、ドデカ
ンはさらに多くの炭化水素に分解される。
そこで、これらTBPとドデカンの廃溶媒を熱分解させ
ないで有効に回収することが要望されている。
ないで有効に回収することが要望されている。
回収手段には蒸留装置が使用されるが、一般の蒸留装置
では被処理液つまり溶液の加熱手段に熱風、蒸気、投げ
込みヒータを含む電熱などが使用されている。しかしな
がら、これらの加熱手段で溶液を加熱した場合、熱伝導
によって溶液の温度は上昇する。その加熱時には溶液よ
りも熱源の温度を高くする必要があり、そのため溶液は
前述したような熱分解が発生して好ましくない。
では被処理液つまり溶液の加熱手段に熱風、蒸気、投げ
込みヒータを含む電熱などが使用されている。しかしな
がら、これらの加熱手段で溶液を加熱した場合、熱伝導
によって溶液の温度は上昇する。その加熱時には溶液よ
りも熱源の温度を高くする必要があり、そのため溶液は
前述したような熱分解が発生して好ましくない。
このように上記真空蒸留装置は外部加熱方式を用いてい
るため加熱タンク壁面の温度が高くなり、廃溶媒の均一
加熱が困難である。したがって、加熱タンクの壁面で、
TBPの蒸発や熱分解が起り、ドデカンを分解・回収す
る際に蒸留したドデカンにTBPやTAPの分解生成物
が混入しドデカンの回収率が低下する等の問題がある。
るため加熱タンク壁面の温度が高くなり、廃溶媒の均一
加熱が困難である。したがって、加熱タンクの壁面で、
TBPの蒸発や熱分解が起り、ドデカンを分解・回収す
る際に蒸留したドデカンにTBPやTAPの分解生成物
が混入しドデカンの回収率が低下する等の問題がある。
またヒータの保守、交換等に作業員が接近して、点検作
業を行わねばならず、廃溶媒に混入した放射能の故04
線により、被ばく量が増大する恐れがある。
業を行わねばならず、廃溶媒に混入した放射能の故04
線により、被ばく量が増大する恐れがある。
[発明の目的]
本発明は上記欠点を除去するためになされたしので、間
接加熱源として使用している外部ヒータ等を不要とし、
蒸留生成物の回収率を向上させ、保守点検が容易となる
ように構成した真空蒸留装置を提供することにある。
接加熱源として使用している外部ヒータ等を不要とし、
蒸留生成物の回収率を向上させ、保守点検が容易となる
ように構成した真空蒸留装置を提供することにある。
また本発明は被処理液中の溶媒と溶剤の回収によって、
再使用可能とし、廃棄物の減容化を可能にした真空蒸留
装置を提供することにある。
再使用可能とし、廃棄物の減容化を可能にした真空蒸留
装置を提供することにある。
[発明の概要]
本発明は加熱炉内に収容した被処理液にマイクロ波発生
装置からマイクロ波を照射して該被処理液を加熱蒸発し
て蒸留することを特徴とする真空蒸留装置である。また
前記加熱炉とマイクロ1波発生装置との間に仕切り板を
介して気体を循環させる気体循環室を接続1ノ、この気
体循環室に気体の循環経路を設けるとともに前記仕切り
板の破損を検出する測定系を設けたことを特徴とする真
空蒸留装置である。
装置からマイクロ波を照射して該被処理液を加熱蒸発し
て蒸留することを特徴とする真空蒸留装置である。また
前記加熱炉とマイクロ1波発生装置との間に仕切り板を
介して気体を循環させる気体循環室を接続1ノ、この気
体循環室に気体の循環経路を設けるとともに前記仕切り
板の破損を検出する測定系を設けたことを特徴とする真
空蒸留装置である。
本発明によれば、従来蒸留装置の間接熱源として使用さ
れている抵抗式加熱ヒータ等の代わりにマイクロ波加熱
装置を用いるため保守点検が容易となる。また加熱炉の
マイクロ波給電は接液部にマイクロ波透過性舗石による
しきり板を設は溶液に直接マイクロ波照射することによ
り気中放電等の防止が容易である。さらに、連続処理が
可能で、天吊処理でき、しかも被処理液の回収を容易に
し、廃棄物の減容化を可能にする。
れている抵抗式加熱ヒータ等の代わりにマイクロ波加熱
装置を用いるため保守点検が容易となる。また加熱炉の
マイクロ波給電は接液部にマイクロ波透過性舗石による
しきり板を設は溶液に直接マイクロ波照射することによ
り気中放電等の防止が容易である。さらに、連続処理が
可能で、天吊処理でき、しかも被処理液の回収を容易に
し、廃棄物の減容化を可能にする。
[発明の実施例]
以下、第1図および第2図を参照して本発明に係る真空
蒸留装置の一実施例を説明する。
蒸留装置の一実施例を説明する。
第1図において、符号9は被処理液10を加熱するため
の加熱炉である。加熱炉9にはアイソレータ2、パワー
モニタ3および整合器4が順次設けられている導波管が
例えば4フツ化エチレン樹脂、セラミックス、ガラス等
のマイクロ波透過性材料製しきり板5a 、5bで区隔
されて形成した気体循環室30を介して接続されている
。この加熱炉9内の被処理液10は導波管の先端に接続
されたマイクロ波発振機1から、発振されるマイクロ波
の照射によって加熱されるようになっている。
の加熱炉である。加熱炉9にはアイソレータ2、パワー
モニタ3および整合器4が順次設けられている導波管が
例えば4フツ化エチレン樹脂、セラミックス、ガラス等
のマイクロ波透過性材料製しきり板5a 、5bで区隔
されて形成した気体循環室30を介して接続されている
。この加熱炉9内の被処理液10は導波管の先端に接続
されたマイクロ波発振機1から、発振されるマイクロ波
の照射によって加熱されるようになっている。
しきり板5a 、5bの間の気体循環室30にはしきり
板破損検出器6がガス供給管7を介して設けられており
、気体循環室30の上側面にはガス戻り管8が接続され
、ガス戻り管8はしきり板破損検出器6に接続してしき
り板5a 、5bの破頽の有無を調べる構造になってい
る。なお、マイクロ波加熱装置としてはマイクロ波発振
機1、アイソレータ2、パワーモニタ3および整合器4
からなっている。
板破損検出器6がガス供給管7を介して設けられており
、気体循環室30の上側面にはガス戻り管8が接続され
、ガス戻り管8はしきり板破損検出器6に接続してしき
り板5a 、5bの破頽の有無を調べる構造になってい
る。なお、マイクロ波加熱装置としてはマイクロ波発振
機1、アイソレータ2、パワーモニタ3および整合器4
からなっている。
また、加熱炉9の土壁部には蒸発した被処理液を精留塔
15に導入するための蒸発ライン13が接続され、この
蒸発ライン13は精留塔15に接続された真空ポンプ1
9により蒸発タンク12内を減圧にするラインも兼ねて
いる。また、精留塔15の上部および下部に有効成分を
回収づる回収タンク16.17が設けられている。更に
精留塔15の上部おJ、び下部にはaw1割合をコント
ロールずろための還流ライン28.29が設けられてい
る。
15に導入するための蒸発ライン13が接続され、この
蒸発ライン13は精留塔15に接続された真空ポンプ1
9により蒸発タンク12内を減圧にするラインも兼ねて
いる。また、精留塔15の上部および下部に有効成分を
回収づる回収タンク16.17が設けられている。更に
精留塔15の上部おJ、び下部にはaw1割合をコント
ロールずろための還流ライン28.29が設けられてい
る。
以上の如く構成された本発明に係る真空蒸留装置により
、被処理液としてTBP−n−ドデカンを蒸留分離する
例について説明する。
、被処理液としてTBP−n−ドデカンを蒸留分離する
例について説明する。
被処理液9として、丁BP30%とn−ドデカン10%
の混合した右+3溶媒を原料供給系11から給液し加熱
炉9内に貯留する。真空ポンプ19により精留塔15及
び加熱炉9内を減1■に覆るとともにマイクロ波発振機
1からマイクロ波を発振させる。このマイクロ波は誘電
体製(例えば4フツ化エチレン樹11i等)のしきり板
5a 、5bを透過して加熱炉9内に導かれ被処理液を
加熱する。精留塔15及び加熱炉9内の圧力は真空計1
8を監視しながらTBPの沸点が150℃と程度以下と
なる様に維持する。この状態で加熱すると蒸発した蒸気
中ではn−ドデカンは濃縮される。
の混合した右+3溶媒を原料供給系11から給液し加熱
炉9内に貯留する。真空ポンプ19により精留塔15及
び加熱炉9内を減1■に覆るとともにマイクロ波発振機
1からマイクロ波を発振させる。このマイクロ波は誘電
体製(例えば4フツ化エチレン樹11i等)のしきり板
5a 、5bを透過して加熱炉9内に導かれ被処理液を
加熱する。精留塔15及び加熱炉9内の圧力は真空計1
8を監視しながらTBPの沸点が150℃と程度以下と
なる様に維持する。この状態で加熱すると蒸発した蒸気
中ではn−ドデカンは濃縮される。
この状態を第2図によって説明すると、第2図はTBP
とn−ドデカンの混合溶媒中のn−ドデカンの含有率を
変化させた場合の気液平衡曲線図であり、横軸は液中の
n−ドデカンの含有率、縦軸は蒸気中のn−ドデカンの
含有率である。以上の様に濃縮されたn−ドデカンを含
む蒸気は蒸気ライン13により精留塔15に導入する。
とn−ドデカンの混合溶媒中のn−ドデカンの含有率を
変化させた場合の気液平衡曲線図であり、横軸は液中の
n−ドデカンの含有率、縦軸は蒸気中のn−ドデカンの
含有率である。以上の様に濃縮されたn−ドデカンを含
む蒸気は蒸気ライン13により精留塔15に導入する。
導入された蒸気は精密塔内で精製され、還流ライン28
.29でそれぞれ濃縮割合を調整され、それぞれ90〜
100%のTBPとn−ドデカンに分離することができ
る。また、しきり板5a、5bの間の気体循環室30に
ガス供給管7からガスを流入し、戻り管8から破損検出
装置6に循環して常時気体循環室30内のガス圧力を測
定し、しきり板5a 、5bの破損時に生じる圧力変動
を検出する。この破損検出装置6によって真空蒸留装置
の健全性を確保している。なお、第1図では−実施例を
示しているにすぎず、例えば、被処理溶液の漏洩検出器
等を用いても良い。
.29でそれぞれ濃縮割合を調整され、それぞれ90〜
100%のTBPとn−ドデカンに分離することができ
る。また、しきり板5a、5bの間の気体循環室30に
ガス供給管7からガスを流入し、戻り管8から破損検出
装置6に循環して常時気体循環室30内のガス圧力を測
定し、しきり板5a 、5bの破損時に生じる圧力変動
を検出する。この破損検出装置6によって真空蒸留装置
の健全性を確保している。なお、第1図では−実施例を
示しているにすぎず、例えば、被処理溶液の漏洩検出器
等を用いても良い。
[発明の効果]
本発明に係る真空蒸留装置によれば被処理液を加熱蒸発
する加熱源にマイクロ波を用いて行うものであり、加熱
炉内の接液部に設けたしきり板を通して直接溶液にマイ
クロ波を照射できるため加熱炉内でのマイクロ波の気中
放電を防止できる。
する加熱源にマイクロ波を用いて行うものであり、加熱
炉内の接液部に設けたしきり板を通して直接溶液にマイ
クロ波を照射できるため加熱炉内でのマイクロ波の気中
放電を防止できる。
またマイクロ波で加熱する場合には被処理液自体が発熱
体となる内部加熱であるため加熱炉外壁は被処理液の温
度以上には上昇しない。従って、装置の構成材料の腐食
も抑制することが可能である。ざに被処理液を連続的に
供給できるため大量処理できる。その液を有効に回収で
きることから廃棄物の減容化に寄与できる。また加熱炉
の簡素化が可能となり保守点検が容易である。
体となる内部加熱であるため加熱炉外壁は被処理液の温
度以上には上昇しない。従って、装置の構成材料の腐食
も抑制することが可能である。ざに被処理液を連続的に
供給できるため大量処理できる。その液を有効に回収で
きることから廃棄物の減容化に寄与できる。また加熱炉
の簡素化が可能となり保守点検が容易である。
第1図は本発明に係る真空蒸留装置の一実施例を示す系
統図、第2図は溶液中のドデカンの含有率と蒸気中のド
デカンの含有率の関係を示す特性図、第3図は従来の蒸
留装置の概略を示ず系統図である。 1・・・・・・・・・・・・マイクロ波発振機5a 、
5b・・・しきり板 6・・・・・・・・・・・・しきり板破損検出装置9・
・・・・・・・・・・・加熱炉 10・・・・・・・・・・・・被処理液11・・・・・
・・・・・・・給液口 15・・・・・・・・・・・・精留塔 19・・・・・・・・・・・・真空ポンプ16.17・
・・有効成分回収タンク 28.29・・・還流ライン
統図、第2図は溶液中のドデカンの含有率と蒸気中のド
デカンの含有率の関係を示す特性図、第3図は従来の蒸
留装置の概略を示ず系統図である。 1・・・・・・・・・・・・マイクロ波発振機5a 、
5b・・・しきり板 6・・・・・・・・・・・・しきり板破損検出装置9・
・・・・・・・・・・・加熱炉 10・・・・・・・・・・・・被処理液11・・・・・
・・・・・・・給液口 15・・・・・・・・・・・・精留塔 19・・・・・・・・・・・・真空ポンプ16.17・
・・有効成分回収タンク 28.29・・・還流ライン
Claims (2)
- (1)被処理液を貯留し加熱蒸発させる加熱炉と、この
加熱炉で蒸発した有効成分を精留する精留塔と、この精
留塔からの留出液を回収する回収タンクと、前記加熱炉
および精留塔を減圧に維持する真空排気装置と、前記精
留塔で精留された被処理液の濃度を調整するための還流
ラインと、前記加熱炉の加熱源として設けられたマイク
ロ波加熱装置とからなることを特徴とする真空蒸留装置
。 - (2)被処理液を貯留し加熱蒸発させる加熱炉と、この
加熱炉で蒸発した有効成分を精留する精留塔と、この精
留塔からの留出液を回収する回収タンクと、前記加熱炉
および精留塔を減圧に維持する真空排気装置と、前記精
留塔で精留された被処理液の濃度を調節するための還流
ラインと、前記加熱炉の加熱源として設けられたマイク
ロ波加熱装置とからなり、前記加熱炉とマイクロ波発生
装置との間に仕切り板を介して気体を循環させる気体循
環室を接続し、この気体循環室に気体の循環系路を設け
るとともに前記仕切り板の破損を検出する測定系を設け
たことを特徴とする真空蒸留装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60189112A JPS6249901A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 真空蒸留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60189112A JPS6249901A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 真空蒸留装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6249901A true JPS6249901A (ja) | 1987-03-04 |
Family
ID=16235573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60189112A Pending JPS6249901A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 真空蒸留装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6249901A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6365901A (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-24 | Hitachi Ltd | 腐食性溶液蒸発缶 |
KR100421331B1 (ko) * | 2001-09-05 | 2004-03-11 | 송동주 | 해수의 담수화 장치 |
JP2009036471A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Kanematsu Engineering Kk | 真空、乾燥・濃縮システム |
JP2013100489A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-23 | Osaka Prefecture Univ | グリセリンの精製方法 |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP60189112A patent/JPS6249901A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6365901A (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-24 | Hitachi Ltd | 腐食性溶液蒸発缶 |
KR100421331B1 (ko) * | 2001-09-05 | 2004-03-11 | 송동주 | 해수의 담수화 장치 |
JP2009036471A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Kanematsu Engineering Kk | 真空、乾燥・濃縮システム |
JP2013100489A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-23 | Osaka Prefecture Univ | グリセリンの精製方法 |
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