JPS62475A - エチレンオキシドの回収方法 - Google Patents

エチレンオキシドの回収方法

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JPS62475A
JPS62475A JP60139175A JP13917585A JPS62475A JP S62475 A JPS62475 A JP S62475A JP 60139175 A JP60139175 A JP 60139175A JP 13917585 A JP13917585 A JP 13917585A JP S62475 A JPS62475 A JP S62475A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素含有
ガスにより接触気相酸化して得られるエチレンオキシド
を生成する方法に関するものである。さらに詳しくは、
エチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素含有ガスにより
接触気相酸化して得られるエチレンオキシドを含む反応
生成ガスを吸収塔へ導びき吸収液に吸収させてエチレン
オキシドを回収し、ついでエチレンオキシドを含む吸収
液を放散塔へ送り加熱により放散塔頂よりエチレンオキ
シドを放散し放散塔底部より抜き出した液の一部は吸収
塔へ導き吸収液として循環使用する工程において放散塔
の加熱エネルギーを低減させるエチレンオキシドの回収
方法に関するものである。
(従来の技術) エチレンオキシドを回収する工程において、反応生成ガ
ス を水を主とする吸収液に吸収させエチレンオキシド
水溶液として回収し、この水溶液からエチレンオキシド
を放散せしめてエチレンオキシドを得ている。エチレン
オキシドは一般につぎのようにして回収される。エチレ
ンと分子状酸素含有ガスとを銀触媒上で接触気相酸化し
て生成するエチレンオキシドを含む反応生成ガスを吸収
塔へ導ひき水を主とする吸収液と向流接触させエチレン
オキシド水溶液として回収し、ついでエチレンオキシド
放散塔へ送り放散塔底部を加熱蒸気で加熱することによ
ってエチレンオキシドを水溶液から放散させ放散塔底部
より実質的にエチレンオキシドを含まない水溶液は吸収
液として循環使用し、放散塔頂部より放散されるエチレ
ンオキシド、水、二酸化炭素、不活性ガス(窒素、アル
ゴン、メタン、エタン、)の他ホルムアルデヒド等の低
沸点不純物およびアセトアルデヒド、酢酸等の高沸点不
純物を含む放散物を脱水工程、重質分分離工程および重
質分分離工程め各々を経て精製しエチレンオキシドを製
造することができる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このようなエチレンオキシドの回収方法
はエチレンオキシド放散塔における加熱蒸気量を多量に
消費する問題があった。従来の方法は、100〜13Q
℃のエチレンオキシド放散塔底部液をエチレンオキシド
吸収塔底部液と熱交換させ、熱量の回収を行った後、冷
却して吸収塔の吸取液としていた。本発明はこれらのエ
チレンオキシド回収工程における省エネルギーについて
研究した結果、エチレンオキシド放散塔底液のエネルギ
ーの有効利用に着眼し本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、エチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素含有
ガスと接触気相酸化して生成したエチレンオキシドを含
有する反応生成ガスを吸収塔へ導入し吸収液と向流接触
させ、吸収塔頂部よりのガスの一部はエチレン酸化反応
工程へ循環し、エチレンオキシドを含む吸収塔底液は放
散塔へ供給し、放散塔頂部からエチレンオキシドを放散
せしめ、放散塔底部より抜き出した液は吸収塔へ導き吸
収液として循環使用し、残部はその液に含まれるエチレ
ングリコールを濃縮するため副生エチレングリコール濃
縮塔へ送る工程において、放散塔底部より抜き出した液
をフラッシュ処理し、気相部と液相部に分離し、気相部
は圧縮して放散塔底部へ導入し、液相部は吸収塔の吸収
液とすることを特徴とするエチレンオキシドの回収方法
に関するものである。 本発明において吸収塔へ供給さ
れる吸収液の温度は5〜40℃、好ましくは10〜35
℃であり、吸収液の組成はPHが5〜12、好ましくは
6〜11、エチレングリコール濃度が1〜40重旦%、
好ましくは5〜30重量%、消泡剤濃度が0.lppm
以上、好ましくは1〜1100pp、残り水の範囲に制
御される。吸収液中のエチレングリコール濃度を一定に
保持するため吸収塔とエチレンオキシド放散塔とを循環
する吸収液の一部を放散塔底部から抜き出し副生エチレ
ングリコール濃縮塔へ送り、必要により新鮮な水が導入
され制御される。PHの調節は、たとえばカリウム、ナ
トリウムのようなアルカリ金属の水酸化物や炭酸塩等の
吸収液に溶解する化合物を添加することにより行うのが
好ましく、添加剤は具体的には水酸化カリウムまたは水
酸化ナトリウムが好ましい。
消泡剤は、エチレンオキシド、副生エチレングリコール
等に不活性であり、吸収液の消泡効果を有するものであ
ればいかなる消泡剤でも使用でき、代表的な例としては
エマルジョンが吸収液への分散性、希釈安定性、熱安定
性が優れているので効果的である。
吸収塔の操作条件は、反応生成ガス中のエチレンオキシ
ド濃度が0.05〜5容母%、好ましくは0.1〜4容
量%であり、吸収塔の操作圧は2〜40Kq/cdG、
好ましくは10〜30Kq/mGである。
放散塔の操作条件は、放散塔頂圧力O〜1kg/cdG
1好ましくは0 、3〜0 、6 k Q / c#I
G 。
放散塔頂温度85〜110℃、放散塔底温度110〜1
30℃、放散塔底エチレンオキシド濃度は10ppm以
下、好ましくは0.5ppm以下である。
本発明の特徴は放散塔底部より出る液を常圧又はわずか
に減圧で操作されるフラッシュタンクへ導入し、低圧水
蒸気を発生させる。この水蒸気の発生は吸熱的であり溶
液の温度の低下をもたらす効果がある。発生した水蒸気
は、電気駆動の遠心式圧縮機またはスクリュウ式圧縮機
あるいは往復動式圧縮機により昇圧され放散塔底部の気
相部へ供給され放散塔の加熱源の一部となり、放散塔の
加熱源の水蒸気の削減を持たらす。さらに低圧水蒸気を
発生した残部の液は吸収塔底部からの液と熱交換され熱
回収される。
一方、吸収塔底液は低圧水蒸気を発生した残部の液と熱
交換された後、フラッシュタンクにて軽質弁ガスを分離
した後、放散塔頂部へ供給されてエチレンオキシドは放
散される。本発明において放散塔より放散されるものは
、大部分がエチレンオキシドおよび水、少部分が二酸化
炭素および微mの酸素、エチレン、不活性ガス(窒素、
アルゴン、メタン、エタン)、ホルムアルデヒド等の低
沸点不純物、アセトアルデヒドおよび酢酸等の高沸点不
純物からなる放散物である。
本発明をさらに詳しく述べるために図1に基づいて説明
する。
図−1においてエチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素
含有ガスにより接触気相酸化して生成するエチレンオー
キシドを含む反応生成ガスを導管(1)を通して、充填
塔あるいは棚段塔形式の吸収塔(2)の下部へ供給し、
導管(24)より吸収塔(2)の上部へ、温度40℃以
下、pH=6以上、エチレングリコール濃度=1〜20
重量%、消泡剤(水溶性シリコンエマルション)ill
l=1〜50ppmおよび残部は水から成る吸収液を導
入し、反応生成ガスと向流接触させ反応生成ガス中のエ
チレンオキシドを吸収液に吸収させた。ここで反応生成
ガス中の99重世%以上のエチレンオキシドが回収され
る。吸収塔(2)の塔頂より吸収しなかったエチレン、
酸素、二酸化炭素、不活性ガス(窒素、アルゴン、メタ
ン、エタン)、アルデヒド、酸性物質等のガスは導管(
3)を通して炭酸ガス吸収工程および/または酸化反応
工程へ循環される。
エチレンオキシド吸収工程においてエチレンオキシドの
他、エチレン、酸素、二酸化炭素、不活性ガス(窒素、 アルゴン、メタン、エタン、)ならびにエチレン酸化反
応工程で生成したホルムアルデヒド等の低沸点不純物、
アセトアルデヒド、酢酸等の高沸点不純物もその実質量
が同時に吸収される。
吸収塔(2)の塔底液を導管(4)、熱交換器(5)へ
送り放散塔底液と熱交換し温度70〜110℃に高め、
導管(6)により、気液分離タンク(7)へ送られ、一
部エチレンオキシド、水を含む不活性ガスの軽質弁ガス
が導管(8)により分離される。軽質弁ガスをフラッシ
ュした残部の吸収液を導管(9)を通して圧力0.1〜
2KO/ ai G S温度90〜120℃の放散塔(
10)の上部へ供給し、放散塔(10)の加熱器(12
)へ導管(13)を通して水蒸気またはダウサム(米国
ダウ社熱媒体商品)等の加熱媒体を供給して、または直
接放散塔の底部に水蒸気を導入して加熱し、放散塔(1
0)の底部よりエチレンオキシドを実質的に含まない温
度100〜130℃の放散塔底液の一部は導管(14)
および導管(16)を通してフラッシュタンク(41)
へ供給され、常圧あるいは若干減圧の圧力迄圧力が下げ
られ低圧蒸気を発生させ、溶液の温度の低下をもたらす
。フラッシュタンク(41)で発生した低圧蒸気は導管
(42)を通して蒸気圧縮1(43)に送られ放散塔(
10)の塔底圧力0.5kg/cdGよりわずかに高い
圧力迄圧縮され導管(44)により放散塔(10)底部
の気相部に送入される。
フラッシュタンク(41)でフラッシュした残部の液は
導管(45〉を通して熱交換器(5)および冷却器(1
8)を通して、導管(21)より水、導管(22)より
水酸化カリウム水溶液および導管(23)より消泡剤(
水溶性シリコンエマルション)を添加し、導管(24)
を通して吸収塔(2)に導入することができる。
一方、放散塔(10)の塔底より導管(14)を通して
抜き出した残部の吸収液は導管(15)を通して副生エ
チレングリコール濃縮塔に送ることができる。
本発明をさらに詳しく述べるために従来公知の方法を図
−2に基づいて説明する。
図−2においてエチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素
含有ガスにより接触気相酸化して生成するエチレンオキ
シドを含む反応生成ガスを導管(1)を通して、充填塔
あるいは棚段塔形式の吸収塔(2)の下部へ供給し、導
管(24)より吸収塔(2)の上部へ吸収液を導入し、
反応生成ガスと向流接触させ、反応生成ガス中の99重
量%以上のエチレンオキシドを回収し、吸収塔(2)の
塔頂より吸収しなかったエチレン、酸素、二酸化炭素、
不活性ガス(窒素、アルゴン、メタン、エタン)、アル
デヒド、酸性物質等のガスは導管(3)を通して二酸化
炭素吸収工程および/または酸化反応工程へ循環される
。この吸収工程においてエチレンオキシドの他、エチレ
ン、酸素、二酸化炭素、不活性ガス(窒素、アルゴン、
メタン、エタン、)ならびにエチレン酸化反応工程で生
成したホルムアルデヒド等の低沸点不純物、アセトアル
デヒド、酢酸等の高沸点不純物もその実質量が同時に吸
収される。吸収塔(2)の塔底液を導管(4)を通して
熱交換器(5)へ送り放散塔底液と熱交換して温度70
〜110℃に高め、導管(6)により気液分離タンク(
7)へ送られ不活性ガスが導管(8)により分離される
。一部エチレンオキシド、水を含む液は導管(9)を通
して塔頂圧力0 、1〜2 K Q / criG 、
 m度90〜120℃の放散塔(10)の上部へ供給し
、放散塔(10)の加熱器(12)より水蒸気また1よ
ダウサム(ダウ社商品)等の加熱媒体で加熱するか、ま
たは直接放散塔(10)の下部へ水蒸気を導入する加熱
方式により加熱し、吸収液中に含まれるエチレンオキシ
ドの99重最%以上を放散せしめ、放散塔(10)の底
部よりエチレンオキシドを実質的に含まない温度100
〜130℃の放散塔底液の一部は導管(14)および導
管(16)を通して熱交換器(5)で放散塔(10)の
供給液と熱交換し、さらに冷却器(18)により冷却し
、ついで吸収液中のエチレングリコール濃度を調節する
ため新鮮な水を導管(21)を通して導入し。
吸収液中のl)Hを調節するため導管(22)を通して
水酸化カリウム水溶液を添加し、吸収液中の消泡剤濃度
を調節するため導管(23)を通して消泡剤を導入する
ことができる。エチレンを分子状酸素で酸化する酸化工
程およびエチレンオキシド放散工程の間で吸収液中にエ
チレンオキシドと水との加水反応で生成する副生エチレ
ングリコールおよびホルムアルデヒド等の低沸点不純物
、アセトアルデヒドおよび酢酸等の高沸点不純物の増加
を防ぐため放散塔(10)の塔底より導管(14)およ
び(15)を通して放散塔(10)の底液を抜き出し、
濃縮工程に送られる。
(実 施 例) 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。し
かし本発明はこの実施例のみによって本発明の範囲を規
制するものでない。
実  施  例    1 図−1においてエチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素
含有ガスにより接触気相酸化して生成するエチレンオキ
シドを含む反応生成ガスを導管(1)を通して、棚段塔
形式の吸収塔(2)の下部へ供給し、導管(24)より
吸収塔(2)の上部へ、温度29.6℃、pH=6、エ
チレングリコール濃度=9.0重間%、消泡剤(水溶性
シリコンエマルション)濃度=31)l)mおよび残部
は水から成る吸収液を導入し、反応生成ガスと向流接触
させ反応生成ガス中のエチレンオキシドを吸収液に吸収
させた。ここで反応生成ガス中の99重量%以上のエチ
レンオキシドが回収される。吸収塔(2)の塔頂より吸
収しなかったエチレン、酸素、二酸化炭素、不活性ガス
(窒素、アルゴン、メタン、エタン)、アルデヒド、酸
性物質等のガスは導管(3)を通して炭酸ガス吸収工程
および/または酸化反応工程へ循環した。
吸収塔(2)の塔底液を導管(4)、熱交換器(5)、
導管(6)により、気液分離タンク(7)へ送られ、一
部エチレンオキシド、水を含む不活性ガスの軽質分ガス
が導管(8)により分離される。軽質分ガスをフラッシ
ュした残部の吸収液を導管(9)を通して放散塔(10
)の上部へ供給し、放散塔(10)の加熱器(12)へ
導管(13)を通して水蒸気を供給して加熱し、放散塔
(10)の底部より実質的にエチレンオキシドを含まな
い放散塔底液を導管(14)を通して抜き出し、その一
部は導管(16)を通してフラッシュタンク(41)へ
供給され、常圧あるいは若干減圧の圧力まで圧力が下げ
られ低圧蒸気を発生させ、溶液の温度の低下をもたらす
。フラッシュタンク(41)で発生した低圧蒸気は導管
(42)を通して蒸気圧縮1(43)に送られ放散塔(
10)の塔底圧力0.5kG/CiGよりわずかに高い
圧力迄圧縮され導管(44)により放散塔(10)底部
の気相部に送入される。フラッシュタンク(41)でフ
ラッシュした残りの液は導管(45)を通して熱交換器
(5)および冷却器(18)を通して、導管(21)よ
り水、導管(22)より水酸化カリウム水溶液および導
管(23)より消泡剤(水溶性シリコンエマルション)
を添加し、導管(24)を通して吸収塔(2)に導入す
ることができる。
一方、放散塔(10)の塔底より導管(14)を通して
抜き出した残部の吸収液は導管(15)を通して副生エ
チレングリコール濃縮塔に送った。  ゛表−1にこの
プロセスの操作条件を一括して表示する。
比  較  例    1 図−2においてエチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素
含有ガスにより接触気相酸化して生成するエチレンオキ
シドを含む反応生成ガスを導管(1)を通して、棚段塔
形式の吸収塔(2)の下部へ供給し、導管(24)より
吸収塔(2)の上部へ吸収液を導入し、温度29.6℃
、pH−6、エチレングリコール濃度=9.0重量%、
消泡剤(水溶性シリコンエマルション)81度=3pp
mおよび残部は水から成る吸収液を導入し、反応生成ガ
スと向流接触させ反応生成ガス中のエチレンオキシドを
吸収液に吸収させた。吸収塔(2)の塔頂より吸収しな
かったエチレン、酸素、二酸化炭素、不活性ガス(窒素
、アルゴン、メタン、エタン)、アルデヒド、酸性物質
等のガスは導管(3)を通して炭酸ガス吸収工程および
/または酸化反応工程へ循環した。吸収塔(4)の塔底
液は導管(4)、熱交換器(5)、導管(6)により、
気液分離タンク(7)へ送られ、一部エチレンオキシド
、水を含む不活性ガスが導管(8)により分離される。
軽質分ガスをフラッシュした残部の吸収液を導管(9)
を通して放散塔(10)の上部へ供給した。放散塔(1
0)の加熱器(12)へ導管(13)を通して水蒸気を
供給して加熱し、放散塔(10)の底部より実質的にエ
チレンオキシドを含まない放散塔塔底液を導管(14)
を通して抜き出し、その一部は導管(16)を通して熱
交換器(5)および冷却器(18)を通して、導管(2
1)より水、導管(22)より水酸化カリウム水溶液お
よび導管(23)より消泡剤(水溶性シリコンエマルシ
ョン)が添加され、導管(24)より吸収塔塔頂部へ供
給される。
一方、放散塔(10)の塔底より導管(14)を通して
抜き出した残部の吸収液は導管(15)を通して副生エ
チレングリコール濃縮塔に送った。
表−2にこのプロセスの操作条件を一括して表示する。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、エチレンオキシド放散塔底液を
フラッシュするときに発生した蒸気がフラッシュドラム
から分離され、圧縮手段によりエチレンオキシド放散塔
底部の圧力より少し高めに圧縮されエチレンオキシド放
散塔底部に導入することにより、エチレンオキシド放散
塔を加熱するに要する加熱熱聞を大幅に減少することが
可能となる効果を発揮するものである。さらにこの方法
を実施することによってエチレンオキシド吸収塔に送る
吸収液を冷却する冷却水の熱負荷が低減される。
【図面の簡単な説明】
図−1は、本発明のエチレンオキシド回収方法の好まし
い具体例を示す一例である。 図−2は、本発明に開運する公知のエチレンキシド回収
方法を示す一例である。 (2) 吸収塔 (5) 熱交換器 (7) 気液分離タンク (10)  放散塔 (12)  加熱器 (18)  冷却器 (41)  フラッシュタンク (43)  圧縮機 特許出願人 日本触媒化学工業株式会社図      
1 図      2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素含有ガス
    と接触気相酸化して生成したエチレンオキシドを含有す
    る反応生成ガスを吸収塔へ導入し吸収液と向流接触させ
    、吸収塔頂部よりのガスの一部はエチレン酸化反応工程
    へ循環し、エチレンオキシドを含む吸収塔底液は放散塔
    へ供給し、放散塔頂部からエチレンオキシドを放散せし
    め、放散塔底部より抜き出した液は吸収塔へ導き吸収液
    として循環使用し、残部はその液に含まれるエチレング
    リコールを濃縮するため副生エチレングリコール濃縮塔
    へ送る工程において、放散塔底部より抜き出した液をフ
    ラッシュ処理し、気相部と液相部に分離し、気相部は圧
    縮して放散塔へ導入し、液相部は吸収塔の吸収液とする
    ことを特徴とするエチレンオキシドの回収方法。
JP60139175A 1985-06-27 1985-06-27 エチレンオキシドの回収方法 Expired - Lifetime JPH0662594B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5320005A (en) * 1976-08-08 1978-02-23 Nippon Soken Inc Internal combustion engine

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