JPS6246896Y2 - - Google Patents

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JPS6246896Y2
JPS6246896Y2 JP9990380U JP9990380U JPS6246896Y2 JP S6246896 Y2 JPS6246896 Y2 JP S6246896Y2 JP 9990380 U JP9990380 U JP 9990380U JP 9990380 U JP9990380 U JP 9990380U JP S6246896 Y2 JPS6246896 Y2 JP S6246896Y2
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JP
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sphere
arm
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ball
fixed
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JP9990380U
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JPS5724316U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は化学実験用の実験器具、特に撹拌機
をスタンドの支柱に取付ける自在ジヨイントに関
するものである。
「従来の技術」 従来のジヨイントは第6〜7図に示す如く、ス
タンド40の支柱41にL型をしたアーム42を
公知の第1クランプ43で上下動且つ回動可能に
保持し、このアームの先端を下方に直角に折曲げ
た折曲部42aへ、例えば撹拌モータ44を回動
可能に第2クランプ45で取付ける。この撹拌モ
ータ14は第1クランプ43を弛めることにより
支柱41に沿つて上下動し、又、アーム42を通
る水平線Xを軸心に回動できる(第7図)。更に
第2クランプ45を弛めることにより折曲部42
aを通る垂直線Yを軸心に回動できる構成である
(第8図)。それ故、撹拌モータを所望の角度にセ
ツトするには、二度にわたつて第1クランプ43
及び第2クランプ45をそれぞれ操作しなければ
ならず、その上、クランプを締付るまでの間約10
Kgもある撹拌モータの重量を実験者は片手で支え
ながら他方の手でクランプを操作するため所望角
度にセツトする作業は女性にとつて極めて困難で
あつた。更に角度によつては二度の調節では所望
角度が得られない場合もあり、極めて操作性が悪
い欠点があつた。
又、第9図に示す如く、ビーカ50をスタンド
41に保持し、このビーカ内に挿通したガラス棒
51の下端に羽根52を取付け、このガラス棒5
1の上部をモータ44のチヤツク46に固着して
撹拌作業を行う場合、弱い部材であるガラス棒5
1の上部はモータ42のチヤツク部46に固着さ
れ、下部はビーカ50の軸承部53に軸承されて
いるため、モータ44のシヤフト連結部とガラス
棒51と軸承部53とを通る直線Sがずれると該
ガラス棒51が破損してしまうので、ガラス棒5
1の途中にゴム筒等の緩衝部材55を介在させて
直線Sのずれを吸収しなければならない欠点があ
つた。
「考案が解決しようとする問題点」 この考案はかかる従来の欠点を除去し、一回の
調整でスタンドの支柱に取付ける各種器具を所望
の角度に設定出来るようにすると共に、撹拌モー
タの重量を全て支柱に取付けたクランプで支えて
いるため、作業者には撹拌モータの重量を負担す
る必要がなくなり、単に角度をセツトしたり、
又、アームに取付けるモータをぶらぶら状態で使
用することにより、モータのチヤツク部とガラス
棒の軸承部との芯ずれを吸収し、ガラス棒の破損
防止のための緩和部材を不用にしたものである。
「問題点を解決するための手段」 本考案の構成は先端下面を開口させた収容室2
を有する本体1の後部に直線状にアーム25を固
着し、器具連結部6の上部に一体に形成した工具
保持用の挟持部7を介して設けた球体5の上面部
分と係合する凹窪8を下面に設けた球押圧片9を
収容室2内に上下動可能に収容し、該球体5の下
面部分を係止するテーパー型の受部15を有した
球保持体10を該収容室2の下部に固着し、この
球保持体10の下面には下方を拡大させた傾斜孔
16を設け、前記球押圧片9に下端を当接させる
締付ネジ21を本体1の収容室の上部に回動可能
に螺合させたことを特徴とする。
「作 用」 締付ネジを操作することにより一回の操作でモ
ータの撹拌軸を任意角度に設定できるし、又、締
付ネジを弛めたままモータをぶらぶら状態で使用
することによりシヤフトの芯ずれを吸収できる。
「実施例」 この考案の実施例を図面により説明すると、1
はジヨイント本体で、前方下面を開口させた収容
室2を内部に形成し、この本体の後部にアーム連
結用の挿入孔3を設ける。挿入孔の内壁にはアー
ムの軸心方向に沿つて対をなす係合凸条4,4を
それぞれ突設し、且つ挿入孔の内壁に前記係合凸
条と直交する方向に小孔3aを穿つてある。5は
下部に各種実験器具、例えば撹拌モータ35を嵌
合、螺着等により着脱可能に取付ける器具連結部
6を角形等の任意の形状をした工具保持用の挟持
部7を介して一体に設けた球体で、この挟持部7
をスパナ等で挟持して器具連結部6と器具とを固
着する。本体の収容室2内には、球体5の上部と
合致する凹窪8を下面中央に設けた球押圧片9を
上下動可能に収容し、次いで器具連結部6を下方
に向けて球体5を収容し、更に球体5の下側を回
動可能に受ける環状の球保持体10を該収容室2
内の下部に収容して本体1に係止リング14で固
着する。この球保持体10の上面には球体5の下
側を受けるテーパー型の受部15を形成し、又、
球保持体の下面には連結部6の回動できる範囲を
拡大させるため下方を拡大させた傾斜孔16を形
成してある。20は前記収容室の中心上方に位置
させて本体1の上部に設けた螺孔で、この螺孔2
0に下端を前記球押圧片9の上面に当接する締付
ネジ21を回動可能に螺合させてある。25は本
体の挿入孔3に取付けるパイプ状のアームで、こ
のアームの先端両側に、前記本体の挿入孔内に設
けた係合凸条4,4と係合する一対の切欠溝2
6,26を長手方向に設け、該切欠溝を係合凸条
に合致させて本体1とアーム25とを周方向にも
固定する。また、アームの略先端には前記本体に
設けた小孔3aと合致する位置に螺孔27を形成
し、小孔3aに挿入したボルト28を螺穴27に
螺着させて本体1とアーム25を一体に固着す
る。又、アームの先端には前記した如く切欠溝2
6,26を設けてあるので、挿入孔3よりアーム
25の外径が若干大きくてもこの切欠溝26,2
6を挟ばめることにより容易に挿入孔3内に挿入
出来る。即ち、従来の如く、アームの先端外周を
正確に研磨してから挿入させるような手数を要し
ない。尚、アーム25の先端を本体の挿入孔3内
に単に挿入して接着剤で固定させたり、アームを
螺着させてもよいことはもちろんである。
次に、本実施例の作用について説明すると、こ
の考案はスタンド30に樹立した支柱31に公知
のホルダー32に存する押圧ボルト33を締付け
てアーム25を水平に取付けるが、アームがパイ
プ状であるので押圧ボルト33を締付けるとこの
アームの弾発力によりアームとホルダー32とは
強固に固定され、モータの振動等によつてもアー
ムとホルダーとが弛むことはない。
シヤフト36の角度を変更する場合、即ち、撹
拌モータ35の取付角度を変更或は調整するに
は、締付ネジ21を弛めて球押圧片9をフリーに
すると球体5は自由となり、任意角度に変更調整
出来る。即ち、球体5と一体の連結部6に取付け
た撹拌モータ35を一回の調整操作で所定の角度
に設定した後、再び締付ネジ21を締付けて球体
5を固定すれば、シヤフト36を極めて簡単な操
作で所定の角度に設定した状態で直ちに撹拌モー
タ35を駆動させて撹拌作業を行うことが出来
る。
又、被混合流体によつては金属をきらうものも
あるが、その場合、第10図に示す如くビーカ5
0内に被混合物を収容し、且つ撹拌羽根を取付け
るシヤフト36′もガラス製の場合、いくら正確
に芯出しをしてから撹拌作業を開始しても、該被
混合流体の粘度等による抵抗力により該シヤフト
36′が芯ずれを生ずる場合がある。しかし、前
記した如く従来のこの種のジヨイントは第9図に
示す如くアーム42にモータ44が固着している
ためゴム筒等の緩衝部材55を介在させて芯ずれ
を吸収してガラス製のシヤフト51の破損を防止
しているが、本願にあつては締付ネジ21を弛め
て球押圧片9をフリーにし、球体5を回転自在に
してブラブラ状態で撹拌モータ35を使用すれば
よい。即ち、球体5は本体1に固定した球保持体
10により支えられているので、この球保持体と
一体の器具連結部6に取付けた撹拌モータ35は
球体5を介してアーム25に吊下げられ、該撹拌
モータ35をブラブラ状態で使用することによ
り、該ガラス製のシヤフト36′が芯ずれを起こ
しても、この球体5の移動により該芯ずれを吸収
でき、従来の如くシヤフトの途中にゴム筒等の緩
衝部材55を介在させる必要はない。
尚、球体5と器具連結部6との間には任意の角
形をした挟持部7を設けてあるのでこの器具連結
部6に撹拌モータ35を固着する場合、この挟持
部7を保持してこの器具連結部6を回転すれば撹
拌モータ35に固着することが出来る。
「考案の効果」 この考案は本体内に回動可能に収容した球体及
び挟持部と一体の連結部に実験器具を取付けるよ
うにしたため、この挟持部を保持すれば簡単に器
具を器具連結部に連結でき、該球体をフリーにす
ることにより一回の操作で該実験器具を所望角度
に調整できる。更に、球体をフリーにしても撹拌
モータの重量はアームで支えているので作業者に
何ら重量の負担を負わせることがないし、その
上、球体をフリーのままで撹拌モータを回転させ
ることにより芯ずれを吸収できるのでスタンドの
途中に公知のホルダで保持したビーカ内に挿通さ
せたガラス製のシヤフトが回転中に芯が変位して
このビーカの栓を兼ねた軸承部とモータの回転軸
心とが経時的にずれても、その芯ずれは球体の移
動により自動的に吸収できるので、シヤフトは破
損することがなく能率的に撹拌作業を行うことが
出来る。そして球保持体の受部の下面はすそ拡が
りの傾斜孔に形成してあるので、この球体と一体
の器具保持具の回動出来る範囲を大きくすること
が出来る等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したもので、第1図
は球体を固定した使用状態を示す斜視図、第2図
は本装置の一部欠截正面図、第3図は球保持体の
断面図、第4図は第2図A−A線拡大断面図、第
5図はアームの一部破断した斜視図、第6〜9図
は従来の実施例を示すもので、第6図は一部省略
した全体の側面図、第7図は同正面図、第8図は
同平面図、第9図はガラス棒での撹拌状態を示す
側面図、第10図は本考案の他の使用例即ち、球
体フリーにして芯ずれを自動的に吸収できる状態
での使用例を示す側面図である。 1……本体、2……収容室、5……球体、6…
…器具連結部、7……挟持部、8……凹窪、9…
…球押圧片、10……球保持体、15……受部、
16……傾斜孔、21……締付ネジ、25……ア
ーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端下面を開口させた収容室を有する本体の後
    部に直線状にアームを固着し、器具連結部の上部
    に一体に形成した工具保持用の挟持部を介して設
    けた球体の上面部分と係合する凹窪を下面に設け
    た球押圧片を収容室内に上下動可能に収容し、該
    球体の下面部分を係止するテーパー型の受部を有
    した球保持体を該収容室の下部に固着し、この球
    保持体の下面には下方を拡大させた傾斜孔を設
    け、前記球押圧片に下端を当接させる締付ネジを
    本体の収容室の上部に回動可能に螺合させて成る
    実験室用撹拌機の自在ジヨイント。
JP9990380U 1980-07-17 1980-07-17 Expired JPS6246896Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9990380U JPS6246896Y2 (ja) 1980-07-17 1980-07-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9990380U JPS6246896Y2 (ja) 1980-07-17 1980-07-17

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Publication Number Publication Date
JPS5724316U JPS5724316U (ja) 1982-02-08
JPS6246896Y2 true JPS6246896Y2 (ja) 1987-12-22

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ID=29461525

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JP9990380U Expired JPS6246896Y2 (ja) 1980-07-17 1980-07-17

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6081110U (ja) * 1983-11-11 1985-06-05 スズキ株式会社 軽車輛用サスペンシヨンア−ム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5724316U (ja) 1982-02-08

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