JPS6246768B2 - - Google Patents

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JPS6246768B2
JPS6246768B2 JP13133679A JP13133679A JPS6246768B2 JP S6246768 B2 JPS6246768 B2 JP S6246768B2 JP 13133679 A JP13133679 A JP 13133679A JP 13133679 A JP13133679 A JP 13133679A JP S6246768 B2 JPS6246768 B2 JP S6246768B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soot blower
heat transfer
contamination
transfer surface
boiler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13133679A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5656502A (en
Inventor
Hiroyasu Enomoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
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Publication of JPS5656502A publication Critical patent/JPS5656502A/ja
Publication of JPS6246768B2 publication Critical patent/JPS6246768B2/ja
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスートブロワの制御方法に係り、特に
最適なブローイングの時期とブローイングシーケ
ンスを選定することのできるスートブロワの制御
方法に関する。
ボイラ装置を運転していると、炉内にある水壁
管群などの伝熱面に煤や灰などが付着・堆積し
て、伝熱面における熱交換性能が悪くなる。その
ため適当な時期にスートブロワを運転して、伝熱
面に付着・堆積している煤や灰などを除去する必
要がある。スートブロワの設置本数は、発電所用
大型ボイラ装置では普通約50本以上、廃熱ボイラ
装置では100本前後にも達している。またパルプ
プラントの黒液回収用ボイラ装置では、多数のス
ートブロワを例えば3時間で1回程度の頻度でブ
ローイングしている。
従来このスートブロワの運転は、ボイラ運転員
がボイラ装置の排ガス温度やドラフトを常に測定
し、排ガス温度やドラフトが上昇すると、運転員
の経験と照らし合わせてブローイングの時期を判
断していた。このようなことから、判断に際して
運転員の個人差が有り、適正なスートブロワの運
転がなされないとボイラ装置の効率が低下する。
また運転員は常に排ガス温度やドラフトの変化を
監視しておく必要があり、時間的に束縛されてし
まい作業能率が悪い。
そのため通常は、伝熱面の汚れの程度にかかわ
らず、定期的に全部のスートブロワを一定のシー
ケンスに従つて運転している。しかしこの方法で
は、汚れの少ない伝熱面までも噴射媒体(蒸気、
空気)を使用して清掃するから、噴射媒体が無駄
になる。特にボイラ装置で発生した蒸気を噴射媒
体として使用する場合、蒸気の減つた分だけそれ
を捕う必要があり燃料を余計に必要とする。また
逆にブローイングが必要であるにもかかわらず、
運転時刻になつていないため更に煤などが堆積し
て固まり、次のブローイングでは除去が困難にな
つてしまうことがある。なお、ブローイングが必
要な部分は、所定の運転時刻になつていなくても
その伝熱面に対応するスートブロワを運転員が選
択して、ブローイングする方法も採られている。
ところがこの方法では、伝熱面の汚れがひどいと
堆定した部分を余計にブローイングする傾向があ
り、実質的なボイラ効率の低下を助長している。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
去し、スートブロワの必要な時期に、最も効果的
なシーケンスでブローイングできるスートブロワ
の制御方法を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、ボイラ装
置の各伝熱面にそれぞれ対応した複数のスートブ
ロワを備えたものにおいて、前記伝熱面の汚れに
関係するボイラ特性をまとめて伝熱面の汚れ許容
限界を判断するための判断データを作り、この判
断データと、前記スートブロワの運転条件が互に
異なつている複数のテストシーケンスとを予め制
御装置の記憶部に記憶しておく。そしてボイラ装
置の伝熱面の汚れに関係するボイラ特性を実測
し、この実測値と前記判断データとを制御装置の
比較判断部で照合して、伝熱面の汚れが許容限界
に達しているか否かを判断する。その結果汚れが
許容限界に達していない場合は、スートブロワの
運転を停止しておく。一方、汚れが許容限界に達
している場合は、前記各テストシーケンスごとに
スートブロワを運転して、テストシーケンス別に
伝熱面の汚れに関係するボイラ特性を実測し、そ
の実測結果に基づいて複数のテストシーケンスの
中から好適シーケンスを選定する。次にこの好適
シーケンスに従つてスートブロワの運転を行な
い、その際にスートブロワの運転条件を部分的に
変更しながら運転し、変更別に伝熱面の汚れに関
係するボイラ特性を実測する。その実測結果に基
づいて好適シーケンスを部分的に修正して最終シ
ーケンスを作り、この最適シーケンスでスートブ
ロワの運転を行なうことを特徴とする。
次に本発明の実施例を図面とともに説明する。
第1図において1はボイラ装置で、燃焼ガスの流
れ方向に沿つて過熱器3、蒸発水管2、節炭器4
などの熱交換器が配置されている。供給燃料の燃
焼によつて生成した高温の燃焼ガスは、これらの
熱交換器の中を通る間に熱回収され、煙道5から
集塵装置、煙突(いずれも図示せず)を経由して
放出される。また、燃焼ガスが前記熱交換器の中
を通る間に、燃焼ガス中に含まれている煤、灰、
ダストなどが熱交換器の伝熱面に次第に付着・堆
積して、熱交換性能が低下する。
6は燃焼ガス温度を測定するための温度検出器
で、T1が過熱器3の前側に、T2が過熱器3の内
側に、T3が過熱器3と蒸発水管2との間に、T4
が蒸発水管2と節炭器4との間に、T5が節炭器
4の内側に、T6が煙道5の入口側にそれぞれ配
置されている。これら温度検出器6T1〜T6によ
り、各ボイラバンク部の燃焼ガス温度ならびにボ
イラバンク部間の燃焼温度差を検出することがで
きる。
7は前記熱交換器の伝熱面を清掃するための抜
差形スートブロワで、先端にノズルを有する噴射
管を運転時だけ炉内に導入し、噴射管を回転させ
ながら噴射煤体(蒸気)を噴射させる機構になつ
ている。スートブロワ7のうち、S1〜S10によつ
て過熱器3の伝熱面が、S3〜S10によつて蒸発水
管2の伝熱面が、S17〜S28によつて節炭器4の伝
熱面がそれぞれ清掃されるように配置されてい
る。これらスートブロワ7のS1〜S28は、1本ず
つあるいは小グループずつに分けて運転すること
ができる。
8は制御装置で、中央処理装置(CPU)9
と、アナログ入力回路(AI)10と、デイジタ
ル出力回路(DO)11と、記憶部12とを備え
ている。13はテレタイプなどからなる表示装置
で、前記CPU9に接続されている。
煙道5の入口側に設置された温度検出器T6
より、そこを通る燃焼ガスの温度が測定され、測
定結果は制御装置8のアナログ入力回路10に入
力される。一方、温度検出器T6が配置される位
置の燃焼ガス温度と、前記熱交換器における伝熱
面の汚れ状態との関係の実験データや計算値がボ
イラ負荷別にまとめられて、燃焼ガス温度から伝
熱面の汚れ許容限界を判断するための判断データ
が作られ、その判断データが予め制御装置8の記
憶部12に記憶されている。この記憶部12から
判断データを読み出し、CPU9において前記温
度検出器T6で実測した燃焼ガス温度を前記判断
データと照合し、熱交換器の伝熱面が全体的に汚
れ許容限界に達してるいか否かを判断する。汚れ
が許容限界に達していない場合は、スートブロワ
7の運転は停止しておき、引き続き燃焼ガスの温
度測定ならびに照合を行なう。伝熱面の汚れが許
容限界に達していると判断した場合、次にスート
ブロワ7を運転してテストシーケンスの選定に移
る。
スートブロワの運転条件が互に異なつている複
数のテストシーケンスが予め記憶部12に記憶さ
れている。それぞれのテストシーケンスについて
何回かブローイングを行ない、その度毎に温度検
出器6で燃焼ガス温度を測定し、その実測結果に
基づいて統計的に複数のテストシーケンスの中か
ら好適シーケンスを選定する。しかしながら、こ
の好適シーケンスは予め過去の実績に基づいて組
み込まれたテストシーケンスの中から最もブロー
イング効果のあつたものであり、そのボイラ装置
について最適であるとは限らない。
そのため、次にこの好適シーケンスに従つてス
ートブロワの運転を行ないながら、スートブロワ
の運転条件を部分的に変更してみて、その変更の
有意性を各温度検出器T1〜T6で統計的に検定す
る。運転条件の部分的な変更としては、具体的に
は例えば個々のスートブロワ7の噴射回数、噴射
時間、前後進の速度、蒸気の流量や圧力などがあ
る。このように運転条件を部分的に変更し、その
変更によるブローイング効果を評価しながら前記
好適シーケンスを修正して、最適シーケンスを作
る。
またこの段階で、1本1本または小グループ毎
のスートブロワのブローイング効果も合わせて検
定される。そして、各スートブロワまたはその小
グループ毎の有効性が評価され、重みづけられた
ブローイング頻度を前記最適シーケンスに組み込
まれる。このようにして、そのボイラ装置に合つ
た効果的でかつ効率的なスートブロワを行なうこ
とができる。なお、スートブロワの評価の際、1
本ずつその評価をするのは測定誤差を生じる懸念
があるから、小グループで行なう方が望ましい。
前述のようにして最適シーケンスを作り、それに
従つてスートブロワを運転するが、その後も温度
検出器6などによつてブローイング効果を検定
し、最適シーケンスの評価を行なう。
通常、大型ボイラ装置を備えたプラントでは大
型コンピユータが設置されているから、ブローイ
ング効果の解析などは既設の大型コンピユータの
バツクグラウンドジヨブで行なうことができる。
第2図は、既設の大型コンピユータを使用する場
合の説明図である。マイクロコンピユータ14に
よつてボイラ装置1にある温度検出器の監視を行
ない、ブローイングが必要な状態になると、モデ
ム15を介して大型コンピユータ16にスートブ
ロワのブローイング順序などを問合わせる。そし
て大型コンピユータ16からの指令でマイクロコ
ンピユータ14はシーケンシヤルに各スートブロ
ワを運転し、ブローイング効果を測定してその実
測値を大型コンピユータ16に送り、この入力を
大型コンピユータ16はバツクグラウンドジヨブ
として統計解析する。
このようにすれば、大幅な経費節減ができ、ま
た大型コンピユータがシステムダウンを生じた場
合、マイクロコンピユータ側で従来のシーケンス
制御程度は可能であり、さらに大型コンピユータ
でマイクロコンピユータの故障検知もでき、信頼
性が高い。
以上説明したように、本発明によれば、スート
ブロワの必要な時期に最も効果的なシーケンスで
ブローイングでき、噴射媒体の損失が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスートブロワの制御方法
を説明するための概略構成図、第2図はスートブ
ロワの制御に既設の大型コンピユータを使用する
場合の説明図である。 1……ボイラ装置、2……蒸発水管、3……過
熱器、4……節炭器、6,T1〜T6……温度検出
器、7,S1〜S28……スートブロワ、8……制御
装置、9……中央処理装置、12……記憶部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボイラ装置の各伝熱面にそれぞれ対応した複
    数のスートブロワを備えたものにおいて、前記伝
    熱面の汚れに関係するボイラ特性をまとめて伝熱
    面の汚れ許容限界を判断するための判断データを
    作り、この判断データと、前記スートブロワの運
    転条件が互に異なつている複数のテストシーケン
    スとを予め制御装置の記憶部に記憶しておき、ボ
    イラ装置の伝熱面の汚れに関係するボイラ特性を
    実測し、この実測値と前記判断データとを制御装
    置の比較判断部で照合して、伝熱面の汚れが許容
    限界に達しているか否かを判断し、汚れが許容限
    界に達していない場合はスートブロワの運転を停
    止しておき、汚れが許容限界に達している場合
    は、前記各テストシーケンスごとにスートブロワ
    を運転して、テストシーケンス別に伝熱面の汚れ
    に関係するボイラ特性を実測し、その実測結果に
    基づいて複数のテストシーケンスの中から好適シ
    ーケンスを選定せしめ、次のこの好適シーケンス
    に従つてスートブロワの運転を行ない、その際に
    スートブロワの運転条件を部分的に変更しながら
    運転し、変更別に伝熱面の汚れに関係するボイラ
    特性を実測して、その実測結果に基づいて好適シ
    ーケンスを部分的に修正して最適シーケンスを作
    り、この最適シーケンスでスートブロワの運転を
    行なうことを特徴とするスートブロワの制御方
    法。
JP13133679A 1979-10-13 1979-10-13 Controlling system of soot blower Granted JPS5656502A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13133679A JPS5656502A (en) 1979-10-13 1979-10-13 Controlling system of soot blower

Applications Claiming Priority (1)

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JP13133679A JPS5656502A (en) 1979-10-13 1979-10-13 Controlling system of soot blower

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10012187A Division JPH0248807B2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24 Suutoburowanoseigyohoho

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5656502A JPS5656502A (en) 1981-05-18
JPS6246768B2 true JPS6246768B2 (ja) 1987-10-05

Family

ID=15055553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13133679A Granted JPS5656502A (en) 1979-10-13 1979-10-13 Controlling system of soot blower

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JP (1) JPS5656502A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0826977B2 (ja) * 1986-10-03 1996-03-21 日本製紙株式会社 回収ボイラのスートブロー制御装置

Also Published As

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JPS5656502A (en) 1981-05-18

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