JPS6246450Y2 - - Google Patents

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JPS6246450Y2
JPS6246450Y2 JP17335482U JP17335482U JPS6246450Y2 JP S6246450 Y2 JPS6246450 Y2 JP S6246450Y2 JP 17335482 U JP17335482 U JP 17335482U JP 17335482 U JP17335482 U JP 17335482U JP S6246450 Y2 JPS6246450 Y2 JP S6246450Y2
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JP
Japan
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cyclone
vacuum
cyclone chamber
chamber
pipe
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JP17335482U
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JPS5979250U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はサイクロンと、そのチヤンバーへ原
液を圧送する供給管と、このチヤンバーから排液
を排出するオーバーフロー管と、サイクロンチヤ
ンバー付近のオーバーフロー管に連通した空気補
給調整弁とを備え、この空気補給調整弁の手動操
作により最適な分級度合で運転することができる
負圧サイクロン装置に関するものである。
通常、サイクロンは供給管へ原液を圧送するポ
ンプ及びオーバーフロー管からの排液を受ける排
液タンクよりも高所に設置されている。従つて、
ポンプの運転を停止すると同時に、サイクロンチ
ヤンバーまで満たされた供給管内の原液は瞬間的
にポンプ側へ逆流し、サイクロンの内部並びにそ
の付近の供給管及びオーバーフロー管内に異常な
真空圧が発生する。これらの内周面には通常耐摩
性のゴムライニング加工が施されているため、前
記異常真空圧の発生によつてゴムライニングの剥
離現象が起こる。この繰返しによつてサイクロン
及び管内部の損傷が加速され、操業上運転効率、
分級精度、修理コストの面で問題となつていた。
なお、この剥離防止のためゴムライニングの接着
加工を強固にすることも行われているが、寿命が
多少延びる程度で満足な結果は得られていなかつ
た。
本考案の目的はサイクロンチヤンバー付近の供
給管若しくはオーバーフロー管又はサイクロンチ
ヤンバーに対し、原液の圧送停止に伴いサイクロ
ンチヤンバー付近を大気と連通させるように開閉
する真空逃し弁を連結することにより、ポンプの
運転停止の際に、前述した異常真空圧の発生を防
止して従来の問題点を解消することができる負圧
サイクロン装置におけるサイクロンチヤンバー付
近の異常真空圧発生防止構造を提供することにあ
る。
以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
ると、機枠1の最上部には上部のサチヤンバー3
と下部のコーン4とからなるサイクロン2が取付
けられ、サイクロンコーン4の下端開口部には機
枠1上に設置された粗粒子回収タンク6に対応し
てアンダーフロー調整弁5(本実施例ではゴム製
逆止弁)が取着されている。この調整弁5はサイ
クロン2内の真空度に応じて開閉度合が定まり、
一定真空以上で閉じるようになつている。
機枠1の下部付近の地上には原液タンク7が設
置され、前記サイクロンチヤンバー3の側部に対
し地上のポンプ8を介して供給管9により連結さ
れている。サイクロンチヤンバー3付近に連結さ
れた供給管9の入口短管9aからの分岐管10に
は、この入口短管9a内を大気と連通させるよう
に開閉する真空逃し弁11(本実施例では逆止
弁)と、圧力計12とが取付けられている。そし
て、この真空逃し弁11はサイクロンチヤンバー
3付近の内圧が一定真空圧以上になつたとき開い
て空気を流入するようになつている。
又、同じく地上には排液タンク13が設置さ
れ、前記サイクロンチヤンバー3の上部に対しオ
ーバーフロー管14により連結されている。サイ
クロンチヤンバー3付近に連結されたオーバーフ
ロー管14の曲管14aからの分岐管15には、
エアーチヤンバー16、大気側への排液逆流防止
用の逆止弁17、真空スイツチ18、この真空ス
イツチ18の作動で開閉する電磁空気弁19。真
空計20、これらを通じて曲管14a内を大気と
連通させるように手動開閉されるストツプバルブ
21がそれぞれ順次取付けられている。なお、前
記電磁空気弁19及びストツプバルブ21により
空気補給調整弁を構成している。そして、この電
磁空気弁19は曲管14a内の真空圧が適正なと
き真空スイツチ18が働かないために、開いてい
るが、一定真空圧以下になつたときには閉じるよ
うになつている。このときの設定真空圧は前記真
空逃し弁11の設定真空圧よりも小さくなければ
ならない。
次に負圧サイクロン装置の作用について述べ
る。原液タンク7内の原液はポンプ8によつて供
給管9内を上方へ圧送され、その入口短管9aを
経てサイクロンチヤンバー3内に導入される。原
液内の粗粒子は遠心力で分離されてサイクロンチ
ヤンバー3からサイクロンコーン4に沿つて下降
し、その内部の真空度に応じて開いているアンダ
ーフロー調整弁5から粗粒子回収タンク6へ排出
される。一方、ストツプバルブ21の開度は運転
開始前に予め手動調整され、分岐管15を介して
曲管14a内に適度な空気が流入されてその内部
が適正な真空圧になるようにしているため、サイ
クロン2内で最適な分級が行われ、分級された微
粒子含有の排液はオーバーフロー管14内を流下
して排液タンク13に至る。この真空圧が大き過
ぎると、粗粒子がオーバーフロー管14へ流出
し、一方小さ過ぎると、サイホン効果が悪くな
る。なお、運転状態ではストツプバルブ21を手
動調整しない。
さて、運転状態からポンプ8を停止させたと
き、サイクロンチヤンバー3まで満たされた供給
管9内の原液は瞬間的にポンプ8側へ逆流し、サ
イクロン2の内部並びにその付近の供給管9及び
オーバーフロー管14内に真空圧が発生するが、
一定真空圧以上になつたとき真空逃し弁11が直
ちに開いて充分な空気が流入するため、異常な真
空圧の発生は防止することができる。
なお、この逆流による真空圧がオーバーフロー
管14の曲管14a内においても設定以上になる
と、真空スイツチ18が働かないために電磁空気
弁19が開いたままで空気が曲管14a内に流入
されるが、ストツプバルブ21は前述したように
分級の度合を決めるために予め手動調整されるも
のであつて、通常さほどの空気流入量はなく、真
空逃し弁としての作用はなさない。
次に本考案の要部ではないが、別の大きな特徴
を述べる。
再運転するときには、オーバーフロー管14の
曲管14aへの空気の流入量が少量であつても真
空度が低くサイホン効果が悪くなるため、その作
用が充分なものとなるまで、真空スイツチ18の
検知により電磁空気弁19を閉じ、ストツプバル
ブ21からの空気の流入を完全になくして真空圧
を高める。そして、この真空圧によりサイクロン
2下端のアンダーフロー調整弁5が完全に閉じる
に至つて始めて電磁空気弁19が真空スイツチ1
8の検知により開き、その後ストツプバルブ21
からの適正空気流入状態で運転が継続される。こ
のとき、アンダーフロー調整弁5もサイクロン2
内の真空度に応じて開き、サイクロン2内で最適
な分級が行われる。
従来においては、前述した空気補給調整弁はス
トツプバルブ21のみであつた。そして、このス
トツプバルブ21を予め手動操作して空気流入量
を調整し、最適空気流入状態で運転が開始され
る。原液タンク7からサイクロン2への原液の圧
入条件に変動の少ない場合には操業に支障はない
が、圧入条件が大きく変化した場合、特に運転開
始のときには、サイクロン2内の真空度が小さい
ためアンダーフロー調整弁5が閉じず、分級が不
充分なまま低濃度で粗粒子回収タンク6へ排出さ
れる。これを防止するため、運転再開の都度操作
員がストツプバルブ21を調整せねばならない欠
点があつた。
しかし、本実施例では空気補給調整弁として、
前述したように、ストツプバルブ21以外に、オ
ーバーフロー管14の曲管14a内の真空圧の変
化によつて開閉する電磁空気弁19を備えている
ので、曲管14a内の真空圧を自動的に最適な設
定値に保つことができる。従つて、再運転時の圧
入条件の変動にも操作員の手間を煩わすことなく
対処できる。
次に本考案の他の実施例を述べる。
前記実施例では真空逃し弁11をサイクロンチ
ヤンバー3付近の供給管9に連結したが、これを
変更して例えば、サイクロンチヤンバー3又はそ
の付近のオーバーフロー管14などに連結しても
よい。又、真空逃し弁11を逆止弁で構成した
が、真空スイツチとその検知で開閉する電磁空気
弁で構成してもよいし、ポンプの作動スイツチに
連動して開閉する電磁空気弁で構成することも可
能である。
以上詳述したように、本考案はサイクロンチヤ
ンバー3付近の供給管9若しくはオーバーフロー
管14又はサイクロンチヤンバー3付近の供給管
9若しくはオーバーフロー管14はサイクロンチ
ヤンバー3に対し、原液の圧送停止に伴いサイク
ロンチヤンバー3付近を大気と連通させるように
開閉する真空逃し弁11を連結したので、再運転
時においてサイクロンチヤンバー3付近に異常真
空圧が発生することはなく、その付近の内周面に
通常施されている耐摩性のゴムライニングの剥離
現象が起こらない効果がある。従つて、サイクロ
ン及び管内部の損傷がなく、操業上においても運
転効率、分級精度、修理コストの面で多大な効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案を応用した負圧サイクロン装置を示
す正面図である。 サイクロン2、チヤンバー3、アンダーフロー
調整弁5、ポンプ8、供給管9、真空逃し弁1
1、オーバーフロー管14、真空スイツチ18、
電磁空気弁19、ストツプバルブ21。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 サイクロン2と、そのチヤンバー3へ原液を
    圧送する供給管9と、このチヤンバー3から排
    液を排出するオーバーフロー管14と、サイク
    ロンチヤンバー3付近のオーバーフロー管14
    に連通した空気補給調整弁19,21とを備え
    た負圧サイクロン装置において、 サイクロンチヤンバー3付近の供給管9若し
    くはオーバーフロー管14又はサイクロンチヤ
    ンバー3に対し、原液の圧送停止に伴いサイク
    ロンチヤンバー3付近を大気と連通させるよう
    に開閉する真空逃し弁11を連結したことを特
    徴とするサイクロンチヤンバー付近の異常真空
    圧発生防止構造。 2 真空逃し弁11は逆止弁である実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の負圧サイクロン装置
    におけるサイクロンチヤンバー付近の異常真空
    圧発生防止構造。
JP17335482U 1982-11-16 1982-11-16 負圧サイクロン装置におけるサイクロンチヤンバ−付近の異常真空圧発生防止構造 Granted JPS5979250U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17335482U JPS5979250U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 負圧サイクロン装置におけるサイクロンチヤンバ−付近の異常真空圧発生防止構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP17335482U JPS5979250U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 負圧サイクロン装置におけるサイクロンチヤンバ−付近の異常真空圧発生防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5979250U JPS5979250U (ja) 1984-05-29
JPS6246450Y2 true JPS6246450Y2 (ja) 1987-12-15

Family

ID=30377664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17335482U Granted JPS5979250U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 負圧サイクロン装置におけるサイクロンチヤンバ−付近の異常真空圧発生防止構造

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JP (1) JPS5979250U (ja)

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JPS5979250U (ja) 1984-05-29

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