JPS6246139B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製茶機に関する。

従来の製茶機においては、茶葉を熱気によつて
乾燥処理している。そのため、茶葉の香りが消失
してしまうという欠陥が存した。

本発明は上記欠陥を除去することを目的とする
ものである。

以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例に
ついて詳細に説明する。

２は機体、４は機体２内に、左方向に傾斜して
回転自在に支持されたガラス又は合成樹脂等の耐
熱透明体から成るドラムであり、両端部が開放さ
れている。ドラム４の外周面に歯車６が形成さ
れ、該歯車６にモータ８の出力軸に固定されたピ
ニオンギアが噛合している。１０は機体２に回転
自在に支持されたシヤフトであり、該シヤフト１
０はドラム４の中央に配置されている。シヤフト
には撹拌部材１２が固定され、該シヤフト１０の
一端に固定されたプーリとモータ１４の出力軸に
固定されたプーリとの間には、無端状のロープが
掛け渡されている。１６はフアンであり、これの
支軸は機体２に固定されたモータ１８の出力軸に
連結している。２０は茶葉挿入用のシユートであ
り、これの下端は前記ドラム４の入口に対向して
いる。２２はエアクリーナ、２４は風の通路、２
６は冷却機、２８はフアンであり、モータ３０の
出力軸に連結している。３２は機体２に形成され
た出口孔であり、該孔３２には蓋体３４が設けら
れている。前記ドラム４内部、通路２４から成る
風の通路３６は、ループ状即ち無端状に形成さ
れ、該通路３６内を風が循環するように構成され
ている。３８は高周波発生用の電子アンテナ、４
０，４２は金網である。

次に本実施例の作用について説明する。

冷却機２６によつて冷却された空気は、フアン
１６，２８によつて矢方向に通路内を循環する。
一方モータ８，１４の駆動によつてドラム４がゆ
つくりと回転し、且つ撹拌部材１２がドラム４内
をドラム４の回転方向とは逆方向に回転する。シ
ユート２０からドラム４内に入れられた茶葉は、
撹拌部材１２によつて撹拌されつつ、ドラム４内
を左方向に送られ、充分乾燥された後、出口孔３
２から排出される。尚、本機は電子アンテナ３８
から高周波を発振し、ドラム４内の茶葉を蒸すこ
ともできる。この場合、電子によつて茶葉の水分
が表に出て、これが冷却風によつて冷却乾燥され
るため、乾燥作用が効率的に行われ、茶葉の保存
効率を高めることができる。

本発明は上述した如く冷気によつて茶葉の乾燥
を行うので、茶葉の香りを消失することがないと
いう効果が存する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の好適な実施例を示す説明的断面図
である。 ２……機体、４……ドラム、６……歯車、８…
…モータ、１０……シヤフト、１２……撹拌部
材、１４……モータ、１６……フアン、１８……
モータ、２０……シユート、２２……エアクリー
ナ、２４……通路、２６……冷却機、２８……フ
アン、３０……モータ、３２……出口孔、３４…
…蓋体、３６……通路、３８……電子アンテナ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 機体内部に茶葉を収納配置し、該茶葉を高周
   波によつて蒸すとともに、該蒸した茶葉に乾燥風
   を送つて該蒸した茶葉を乾燥するようにした装置
   において、前記機体に冷却機を配設し、該冷却機
   の冷気風によつて前記茶葉を乾燥するようにした
   ことを特徴とする製茶機。