JPS6246011A - 安全制御機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は加圧媒体により操作されるコンショ。

−マ（ｃｏｎｓｕｍｅｒ）用の両手安全制御機構に関す
るものである。

（従来の技術） ドイツ特許第ＤＥ−ＰＳ３，００５，５４７号によって
従来周知となっている両手安全制御機構においては、互
いに並列配置されかつパイロット弁との結合により制御
される２個の方向制御弁を備えた安全弁が設けられてい
る。各方向制御弁はスライドゲートに対して機械的に連
結されるとともに、他方の方向制御弁のスライドゲート
を介して加圧媒体の供給口に接続されている。その加圧
媒体は各方向制御弁に接続された流入口を介してコンシ
ューマの一側に供給される。

この種の安全弁は、例えばシリンダの一側から加圧媒体
を注入して、そのシリンダ内でピストンを休止位置と作
動位置との間で往復運動させるようにしたコンシューマ
に使用される。コンシューマの休止位置への戻りはピス
トンに作用するばねによって行われる。

第６図には、安全弁１０を備えた従来の両手安全制御機
構が概略的に示されている。安全弁１０と協働するコン
シューマ１２は単動シリンダ７５を有し、その内部には
ピストンロッド７７を備えたピストン７６が収容されて
いる。例えば、圧縮空気のよ・うな加圧媒体をライン５
８を介してピストン７６の背面側のシリンダ室内に流入
させることによって、流体圧力がピストン７６の線型運
動に変換される。ピストンロッド７７に沿って王縮ばね
１１０が設けられ、ピストン７６のロンド側面に常に作
用している。

安全弁１０は、互いに並列配置されかつパイロット弁１
４．１６により駆動される２個の二方向制御弁１８．２
０を有している。各方向制御弁１８．２０は、ダイアフ
ラムグランドよりなるスロットル３０．３２を備えたス
ライドケート２２゜２４に対して機械的に接続されてい
る。

第６図は安全弁１０の休止位置を示しており、このとき
コンシューマ１２ば、ピストン７６かばね１１０の作用
により左側に位置する初期状態にある。供給口Ｐから流
入した加圧媒体は分岐点２５にてライン２６．２８へ分
流し、それからスライドゲート２２．２４のスロットル
３０．３２を通り、ライン３４．３６を介して方向制御
弁１８゜２０へ流れる。このとき、両方向制御弁１８，
２０が閉鎖されているので、加圧媒体のコンシ工−７１
２への流れが妨げられ、コンシューマ１２ば第６図に示
す位置に保持される。

ライン３４から選択ライン４２が分岐し、これはパイロ
ット弁１４に接続されている。選択ライン４２上にはス
ロットル４６とタンク５０とが直列に配置されている。

同様に、ライン３　［ｉから分岐した選択ライン４４は
スロットル４８およびタンク５２を介してパイロット弁
１６に接続されている。パイロット弁１４と一方の方向
制御弁１８とは制御ライン５４を介して相互に接続され
、また、パイロット弁１６と他方の方向制御弁２０とは
制御ライン５６を介して連結されている。

安全弁１０が前記体ｌ−位置にあるとき、加圧媒体は供
給口Ｐからスライドゲー）２２．２．１を通り、ライン
３４．３６および選択ライン４２．４４を介して、タン
ク５０．５２へ導入され、そして各タンク５０．５２が
加圧媒体で満たされると、方向制御弁１８．２０と同様
にパイロト弁１４゜１６にも作動圧が生じる。

両パイロット弁１４．１６が同時にか、あるいは例えば
０．５秒の時間間隔内で作動されると、方向制御弁１８
．２０とそれに取り付けられたスライドゲート２２，２
４とが逆進されて第７図に示す作動位置に配置される。

その結果、加圧媒体は供給口Ｐから一方の方向制御弁１
８のスライドゲート２２を通って他方の方向制御弁２０
へ流れ、さらにライン４０．５８を介してコンシューマ
１２へ流れる。同時に、加圧媒体は供給口Ｐから他方の
方向制御弁２０のスライドゲート２４を通って一方の方
向制御弁１８へ流れ、そこからライン３８を介してライ
ン５８へ流れる。加圧媒体がコンシューマ１２のシリン
ダ７５に導入されると、ピストン７６ばばね１１０の付
勢力に抗して右側の作動位置（第７図）へ移動する。

要するに、この従来例においては、一方の方向制御弁の
スライドゲートを通って他方の方向制御弁に流れるよう
に、加圧媒体が交叉様式で各方向制御弁１８．２０に供
給されるようになっている。

第８図は、安全弁１０が誤って切り換え操作されて、例
えばパイロット弁１６のよ・うに、一方のパイロット弁
だけしか作動しない場合を示すものである。このような
誤操作は、両パイロット弁１４．１６を既定の時間間隔
内で作動させ損なったときとか、あるいは両パイロット
弁を同時に作動させたが、一方がリリースずなわら逆進
して、第７図に示した正しい切り換えが得られなかった
場合とかに発生する。

第８図に示すように、一方のパイロット弁１６だけがＯ
Ｎ位置にあり、他方のパイロット弁１４がＯＦＦ位置に
ある状態においては、方向制御弁２０とそれに取り付け
られたスライドゲート２４とはタンク５２内の付勢圧に
よりパイロット弁１６を介してＯＮ位置に切り換えられ
ている。この状態では、加圧媒体が供給口Ｐからライン
２８を介してスライドゲート２４の開放オリフィスを通
り、ライン３６を介して方向制御弁１８の弁座へ流れる
。しかしながら、その弁座が閉鎖されているので、加圧
媒体のコンシューマ１２への流れが妨げられ、コンシュ
ーマ１２はライン５８．３８、方向制御弁１８および戻
し口Ｒを介して開放される。

供給［−ＩＰからスライドゲート２２のスロットル３０
、方向制御弁２０およびライン４０を通って流出する加
圧媒体の量は、スロットル３０の絞りによって最小限に
保持されているので、その残留圧は非常に低くてコンシ
ューマ１２のピストン７６をばね１１０の作用に抗して
右へ移動させるには不充分である。さらに、タンク５０
はライン３４、他方の方向制御弁２０、ライン４０．３
８、一方の方向制御弁１８を介して戻し口Ｒに接続され
、かつそごにおいて開放されているので、たとえパイロ
ット弁１４が作動しても、タンク５０が空であるため、
パイロット弁１４に圧力が作用せず、一方の方向制御弁
１８をＯＮ位置に切り換えることができない。したがっ
て、シリンダ７５が作動位置に移動しない。

（発明が解決しようとする問題点） この発明の目的は、コンシューマの両側に加圧媒体を供
給することができる改良型の安全弁を提供することにあ
る。

発明の構成 （問題点を解決するための手段及び作用）この目的並び
に後で明らかになるような他の目的は、この発明におい
て、加圧媒体の供給口に直結されたもう１個の方向制御
弁を備えることにより達成され、その方向制御弁はＡＮ
Ｄ弁のアウトプットにより制御され、かつＡＮＤ弁のイ
ンプットはパイロット弁と方向制御弁とを接続する制御
ラインに対して操作的に連結されている。

前記ＡＮＤ弁及び前記もう１個の方向制御弁を備えるこ
とによって、ピストンの一例に圧力が作用していないと
きにピストンの他側に加圧媒体が流入するので、ピスト
ンをその休止位置に復帰させるためのばね等の機械的手
段を設ける必要性がなくなる。また、加圧媒体がシリン
ダに流入してピストンを移動させるときには、もう１個
の方向制御弁がＡＮＤ弁のアウトプットにより供給口か
ら遮断されるとともに、ピストンの他側を戻し口に対し
て開放接続する。

１に の発明のもう一つの特徴によれば、一方のインプットが
バ・Ｃロット弁にそれぞれ接続された２個のＯＲ弁を設
けることによって、パイロット弁の作動を連続させるこ
となしにコンシューマを作動位置に保持することができ
る。一方の前記ＯＲ弁の他方のインプットは、作動位置
にあるコンシューマによって駆動される制御弁により制
御され、他方のＯＲ弁の他方のインプットはＡＮＤ弁の
アウトプットにより制御されるもう一つの別の方向制御
弁により制御されるようになっている。

コンシューマの前記作動位置における保持状態を取り消
すために、一方のＯＲ弁のアウトプットとＡＮＤ弁の一
方の・インプットとの間に配置されたさらにも・）一つ
の制御弁が作動される。

この発明の前記した目的、特徴および効果については添
付図面に基づいて次により詳しく説明する。

（実施例） 第１図はこの発明による両手安全制御機構の一実施例を
示すもので、コンシューマ１２ば復動シフ リンダ７９を有し、そのピストン７６の両側から例えば
圧縮空気のような加圧媒体が供給される。

なお、この実施例の両手安全制御機構は、第６〜８図に
関連して既述した安全弁に基本的に対応する安全弁１０
を備えているので、対応部品には同一符号を使用する。

第１図において、安全弁１０は第６図に示したと同様に
休止位置にあり、その位置において加圧媒体がライン５
８を通ってピストン７６の背面側のシリンダ７９内に流
入すると、コンシューマ１２が作動位置に向かって移動
される。

前記した従来の両手安全制御機構とは対照的に、この発
明の実施例においては、第１図に示すように、コンシュ
ーマ１２がばね力を介さずに休止位置に配置されている
。こうす′るために、シリンダ７９のピストンロッド７
７側はライン７０．７４を介して供給口Ｐに接続されて
いる。また、ライン７０上には逆止弁７２と方向制御弁
６８とが配置されている。そして、加圧媒体が逆止弁７
２およびＯＮ位置に配置された方向制御弁６８を通って
シリンダ７９内に流入することにより、第１図ニ示すよ
うに、ピストン７６が休止位置に移動される。このとき
、ピストン７６の背面側はライン５８．３Ｂ、　　４０
、方向制御弁１８．２０および戻し口Ｒ，Ｒ１を介して
開放されている。こうして、シリンダ７９のピストン７
６は供給口Ｐの圧力によりその休止位置に保持される。

一方、パイロット弁１４．１６の作動によって各方向制
御弁１８．２０に圧力が生じると、パイロット弁１４，
１６、方向制御弁１８．２０およびスライドゲート２２
，２４が第７図に示したと同様なＯＮ位置に配置される
。安全弁１０のこの作動位置において、加圧媒体はライ
ン５８を通り、コンシューマ１２のシリンダ７９内に流
入する。

制御ライン５４．５６からライン６０．６２が分岐し、
それらはスロットル７８．８０を介してＡＮＤ弁６４に
接続されている。制御ライン５４から分岐したライン６
０は、ＡＮＤ弁６４の第１インプットを形成し、制御ラ
イン５６に接続されたライン６２はＡＮＤ弁６４の第２
インプットを形成する。また、ＡＮＤ弁６４のアウトプ
ットは方向制御弁６８の制御インプットになる。

パイロット弁１４．１６の作動時には制御ライン５４．
５６を介してライン６０．６２に圧力が生じるので、Ａ
ＮＤ弁６４の両インプットが加圧状態になる。両パイロ
ット弁１４．１６が同時に、あるいは既定の時間間隔内
で作動すると、ＡＮＤ弁６４のアウトプットにより方向
制御弁６８が逆転されて、シリンダ７９のピストンロッ
ド７７側がライン７４、方向制御弁６８および戻し口Ｒ
３を介して開放される。

ここにおいて、シリンダ７９の一例には安全弁１０およ
び流入口Ａを介して圧力が与えられると同時に、シリン
ダ７９の他側は流出口Ｂおよびシリンダ７９の他側に対
応する方向制御弁６８を介して開放されるので、ピスト
ン７６が作動位置に向かって右方に移動される。したが
って、シリンダ７９におけるピストン７６の作動位置へ
の配置は専ら方向制御弁６８を介して行われ、その制御
弁６８は動的自己調整式のダブル３ボート２位置切換弁
よりなっている。ピストン７６の休止位置への戻りは、
方向制御弁６８がピストン７６を供給口Ｐに接続してシ
リンダ７９内のピストンロンドア７側に圧力を作用させ
ることにより行われる。

逆止弁７２が供給口Ｐへの加圧媒体の流れを遮断するた
込、圧力降下に伴ってピストン７６が休止位置に移動さ
れるおそれがない。この実施例における方向制御弁６８
は簡単な構造の３ボ一ト２位置切換弁である。

第２図は、第１図に関連して図示および説明した両手安
全制御機構の変形例を示すものである。

第Ｆ図の対応部品については第２図においても同一符号
を使用する。

さて、第２図の両手安全制御機構は、ＡＮＤ弁６４およ
び方向制御弁６８を含む安全弁１０と、復動シリンダ７
９を含むコンシューマ１２とからなっている。同図に示
すピストン７６の休止位置は、ライン７０、逆止弁７２
、方向制御弁６８、ライン７４を介してピストンロッド
７７側のシリンダ７６内に圧力を生じさせることによっ
て与えられる。ＡＮＤ弁６４の両インプットは各パイロ
ット弁１４．１６と各方向制御弁１８．２０とを接続す
る制御ライン５４．５６に連結されている。

これらの部品の作用については第１図に関連して説明し
た通りである。

さらに、第２図の両手安全制御機構は制御手段を有し、
パイロット弁１４．１６を常時加圧作動させなくても、
ピストン７６を休止位置に逆進させるための信号が伝達
されるまで、そのピストン７６を前記作動位置に保持す
るようになっている。

前記制御手段は、制御ライン５４七に第１ＯＲ弁８２を
有し、パイロット弁１４のアウトプットがそのＯＲ弁８
２の一方のインプットを形成している。同様に、第２Ｏ
Ｒ弁８４は制御ライン５６上に配置され、パイロット弁
１６のアウトプットがそのＯＲ弁８４の他方のインプッ
トを形成している。ＯＲ弁８２のアウトプット８６は第
１制御弁としてのパイロット弁８８のインプットになっ
ており、そのパイロット弁８８のアウトプットは接続ラ
イン９０を介して制御ライン５４に接続され、さらに方
向制御弁１８の制御インプットに接続されている。ＯＲ
弁８４のアウトプット９２は直接的に制御ライン５６に
接続され、さらに方向制御弁２０の制御インプットに接
続されている。

第２図に示すように、ピストンロッド７７の先端部には
キャッチ１１２が突設され、以下に示すように、そのキ
ャッチ１１２が第２制御弁としてのパイロット弁９４と
協便１して、ピストン７６の作動位置においてそのパイ
ロット弁９４をＯＮ位置に切り換えるようになっている
。パイロット弁９４のインプットはライン９８を介して
パイロット弁１４の選択ライン４２に接続されるととも
に、そのアウトプットはライン９６を介してＯＲ弁８２
の第２インプットに連結されている。

Ａ　Ｎ　Ｉ’）弁６４のアウトプッ１−６６は制御ライ
ン１０２を介して方向制御弁１００の制御インプットに
接続され、その方向制御弁１００のインプットは接続ラ
イン１０６を介してパイロット弁１６の選択ライン４４
に接続されるとともに、そのアウドプツトはうイン１０
４を介してＯＲ弁８４に連結されていて、そのＯＲ弁８
４の第２インプットを形成している。

第２図の実施例において、再選択ライン４２゜４４の一
方、例えば一方のパイロットｔ？　ｌ　６　ノミｌ択ラ
イン４４上には第３制御弁としてのもう一つのパイロッ
ト弁１０８が設けられている。このパイロット弁１０８
は前記パイロット弁１６への加圧媒体（例えば圧縮空気
）の供給、すなわち圧力供給を中断するようになってい
る。コンシューマ１２が休止位置にある第２図において
は、パイロット弁１０８は加圧媒体を通過させ得るよう
に開放されている。パイロット弁１０８が逆進作動した
ときには、パイロット弁１６への加圧媒体の供給が中断
されるため、供給口Ｐからの作動圧やパイロット弁１４
．１６の作動にもかかわらず、ピストン７６はその作動
行程を実行することができない。

両手安全制御機構の個々の部品は以上のように構成され
ている。次に、両手安全制御機構の作用について以下に
もっと詳しく説明する。

前記したように、第２図はコンシューマ１２の休止位置
を示し、シリンダ７９のピストンロッド７７側の室内が
加圧されるとともに、方向制御弁１８．２０および戻し
口Ｒ，Ｒ１を通ってピストン７６の背面側におけるシリ
ンダ室内が開放されている。また、タンク５０．５２は
圧力を選択ライン４２．４．４を介して閉路状態のパイ
ロット弁１４．１６に付与する。ここにおいて、パイロ
ット弁１４．１６が作動し、そこを通る通路が開放され
ると、ライン５４．５６を介してＯＲ弁８２゜８４の一
方のインプットに圧力が発生し、その結果、ＯＲ弁８２
．８４のアウトプットライン８６゜９２もまた加圧状態
になる。パイロット弁８日は加圧媒体を通過させる開放
位置に切り換えられているので、方向制御弁１８．２０
の制御インプットおよびＡＮＤ弁６４の両インプットに
圧力が生じる。これにより、方向制御弁１８．２０が逆
進されて、第７図に示すような開放位置に配置され、加
圧媒体が流入口Ａおよびライン５８を介してシリンダ７
９に流入する。

ＡＮＤ弁６４の両インプットが加圧されると、そのＡＮ
Ｄ弁６４がＯＮされて、そのアウトプット６６が制御ラ
イン６７を介して方向制御弁６８を逆進させるとともに
、制御ライン１０２を介して方向制御弁１００を逆進さ
せる。第１図に関連して説明したように、方向制御弁６
８が開放されると、シリンダ７９のピストンロッド７７
側がライン７４、方向制御弁６８および戻し口Ｒ３を介
して開放される。方向制御弁１００の逆進に伴い加圧媒
体が制御ライン４４、ライン１０６、方向制御弁１００
およびそのアウトプットライン１０４を通ってＯＲ弁８
４に至り、そのＯＲ弁８４の両インプットがそれぞれ加
圧状態になる。

ピストン７６が作動位置へ移動すると、ピストンロッド
７７の先端部にある前記キャッチ１１２がパイロット弁
９４をＯＮ位置に切り換え、これにより、ＯＲ弁８２の
第２インプッｌ−が選択ライン４４、ライン９８、パイ
ロット弁９４およびライン９６を通る加圧媒体により加
圧状態になる。

この段階で、両パイロット弁１４．１６を開放しても、
コンシューマ１２は自動的にその作動位置に保持される
。つまり、パイロット弁１４，１６が第２図に示す位置
に開放されると、ライン５４．５６を介してＯＲ弁８２
．８４の一方のインプットから圧力が除去されるが、Ｏ
Ｒ弁８２，８４の他方のインプットはまだライン９６，
１０４を介して加圧状態にあるので、ＯＲ弁８２．８４
のアウトプット８６．９２に圧力が作用しており、制御
ライン５４．５６を介して方向制御弁１８゜２０および
ＡＮＤ弁６４が共に加圧状態に保持される。かくして、
安全弁１０は開放状態のままであり、コンシューマ１２
の作動位置が保持される。

前述したように、安全弁１０およびコンシューマ１２の
作動位置における自動保持を取り消すためには、パイロ
ット弁８８が作動しなければならない。パイロット弁８
８を第２図に示すＯＮ位置からＯＦＦ位置に逆進させれ
ば、ライン９６を通って伝達されるＯＲ弁８２のアウト
ブ・ソト信号が遮断されて、方向制御弁１８とＡＮＤ弁
６４の一方のインプットとから圧力が除去される。こう
して、ＡＮＤ弁６４のアウトプット６６が減圧されると
、各方向制御弁１８．６８および方向制御弁１８とその
スライドゲート２２とはそれぞれ第２図に示す休止位置
に配置される。

パイロット弁８８からの取消信号はパイロット弁１４．
１６のアウトプット信号に優先することに注目されたい
。このことは、パイロット弁１４゜１６が作動している
にもかかわらず、パイロット弁８８が作動しない限りピ
ストン７６は休止位置に向かって移動されないというこ
とを意味する。

ピストン７６が一旦休止位置に配置されると、次の作動
行程は各パイロット弁１４，１６．８８がリリースされ
た後にしか誘発されない。

例えば、パイロット弁８８が既定の保持時間を経過した
のちに空気圧信号等により逆進して、ピストン７６の逆
進行程を開始させるようにするなど、時間調整機構を介
して前述の自動保持状態を取り消すことも本発明の範囲
内にある。

両手安全制御機構の両パイロット弁１４．１６が既定の
時間間隔内で同時に作動するときにだけ、シリンダ７９
が突出する。さらに、このとき方向制御弁９４，１００
とパイロット弁８８とはそれぞれ休止位置になければな
らず、パイロット弁１０８が備わっていればそれも休止
位置社配置せれていなければならない。

第３．４．５図にはＡＮＤ弁６４の好ましい実施例が、
それぞれ休止位置９作動位置、誤操作位置において示さ
れている。

ＡＮＤ弁６４はハウジング１２０を有し、その両側には
それぞれ入口１２２，１２４が設けられている。ハウジ
ング１２０内には一対の弁座１２６．１２８がコンシュ
ーマ１２の流入口Ａと吐出口、つまり戻し口Ｒとの間で
相対向して平行に広がるように配置されている。弁座１
２６．１２８は、ハウジング１２０内の一対の弁室１３
０．１３２内に収容されたシール部材１３４，１３６に
より開閉される。入口１２２は弁室１３０にて開口され
、入口１２４は弁室１３２に接続されている。弁座１２
６．１２８はチャンネル１３８を介して相互に連結され
、そのチャンネル１３８からはチャンネル１４０が分岐
し、それは復流口１５２に接続されている。弁室１３０
は接続チャンネル１４６を介してチャンネル１４８に連
結され、チャンネル１４８はコンシューマ１２に向かう
往流口１５０に接続されている。

第３．４．５図の実施例において、前記シール部材１３
４，１３６はほぼディスク形状をなし、特に第３図に示
すように、その周縁には弾性シール舌片１４２が各弁室
１３０，１３２の内壁に向かって斜め外方に突出するよ
うに形成されている。

各シール舌片１４２ば入口１２２，１２４から離反して
往流口１５０および復流口１５２に向いている。

以下ニ、ＡＮＤ弁６４の作用についてさらに詳しく説明
する。

第３図の状態においては、再入口１２２，１２４が加圧
されていないため、入口１２２，１２４には加圧媒体が
流れない。シール部材１３４，１３６は往流口１５０か
らチャンネル１４４．１４６、弁座１２６．１２８、接
続チャンネル１３８、チャンネル１４０を通って復流口
１５２へ流れる加圧媒体により入口１２２，１２４に向
かって移動されていて、両弁座１２６．１２Ｂが共に開
放されている。かくして、コンク１−７１２から加圧媒
体が除去される。このとき、各シール部材１３４．１３
６のシール舌片１４２はそれぞれの弁室１３０．１３２
の内壁に対して圧接されている。

この状態で、入口１２２．１２４に圧力が生じると、第
４図に示すよ・）に、シール部ＪｊＡ’　１３４　。

１３６は加圧媒体にまり庁いに弁座１２６．１２８に向
かって軸方向へ移動され、各弁座１２６゜１２８が閉鎖
されることによって復流口１５０と復流口１５２との接
続が遮断される。弁座１２６゜１２８が閉鎖されるや否
や、シール部材１３４゜１３６の弾性シール舌片１４２
が加圧媒体により内方に屈曲されて内壁から外れるので
、加圧媒体は弁室１．３０，１３２からチャンネル１４
４．．１４６を介して桂庵Ｄ　１５０へ流れ、そこに圧
力が生じる。

入口１２２．１２４から圧力が除去されると、復流口１
５０に存在する圧力によりシール部材１３４．１３６が
第３図に示す位置に向かって軸方向に移動されて、シー
ル舌片１４２が弁室１３０゜１３２の内壁に対して圧接
される。そして、シール部材１３４，１３６の離隔移動
により弁座１２６．１２８が開放され、コンシューマ１
２が復流口１５０に連通されてそこの圧力が除去される
。

第５図は、加圧媒体が一方の入口、例えば入口１２４へ
のみ流入した場合のような、ＡＮＤ弁６４の誤操作状態
が示されている。この場合には一方の弁座１２８だけが
閉鎖されるが、他方の弁座１２６が開放されているので
、加圧媒体はシール部材１３６のシール舌片１４２を通
り弁座１２６を介して復流口１５２に流れることができ
る。したがって、コンシューマ１２に向かう桂庵Ｉ］１
５０には低い残留圧が存在する。この場合、入口１２２
．１２４の横断面に対して出口の横断面（つまり、弁座
１２６，１２８、接続チャンネル１３８、チャンネル１
４０の横断面）を適切な大きさにすることにより、前記
残留圧を最低値に設定することができる。例えば、入口
１２２，１２４の横断面を１〜２．ｍｍの直径にし、出
口のそれを５〜６ｍｍの直径にすることができる。

前記した説明から、一方のインプット信号だけが存在す
る場合、すなわち一方の入口のみに圧力が生じる場合に
は、Ａ　Ｎ　Ｉ）弁６４が戻し口Ｒに接続されることに
なるが、そのとき、コンシューマ１２への流入口Ａには
ほとんど圧力が作用しない。

前記残留圧はあまりにも小さいからであり、それによっ
てはコンシューマ１２を作動させることができない。

以上でこの発明の両手安全制御機構の実施例を図面に基
づいて説明したが、この発明の趣旨から逸脱しない範囲
で種々の変形や置換が可能であるため、この発明は前記
実施例の構成のみに限定されるものではない。

発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば、コンシューマ
の両側に加圧媒体を供給する安全弁にＡＮＤ弁および方
向串制御弁を設けて、ビスｌ〜ンの一側に圧力が作用し
ていないときにピストンの他側に加圧媒体が流入するよ
うにしたので、ピストンをその休止位置に復帰させるた
めのばね等の機械的手段を設ける必要性がなくなるとと
もに、安全弁に２個のＯＲ弁を設けたことによって、パ
イロット弁の作動を連続させることなしにコンシューマ
を作動位置に保持することができるという優れた効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による両手安全制御機構の一実施例を
示す回路図、第２図は第１図の両手安全制御機構の変更
例を示す回路図、第３図は第１゜２図の両手安全制御機
構に使用されるＡＮＤ弁の構造を閉鎖位置にて示す横断
面図、第４図は第３図のＡＮＤ弁を開放位置にて示す横
断面図、第５図は第３図のＡＮＤ弁をＬＡ操作位置にて
示す横断面図、第６図は従来の安全弁を体１１〕状態に
て示す回路図、第７図は第６図の安全弁を開放状態にて
示す回路図、第８図は第６図の安全弁を誤操作位置にて
示す回路図である。 １０・・・安全弁、１２・・・コンシューマ、１．４．
１６・・・パイロット弁、１８．２０・・・方向制御弁
、２２．２４・・・スライドゲート、６４・・・ＡＮＤ
弁、６８・・・方向制御弁、７２・・・逆止弁、７６・
・・ピストン、７７・・・ピストンロッド、７９・・・
復動シリンダ、８２．８４・・・ＯＲ弁、８８．９４・
・・パイロット弁、１００・・・方向制御弁、１０８・
・・バイ日ソ１−弁、１１２・・・キャッチ、１２６゜
１２８・・・弁座、１３４．１３６・・・シール部材、
Ａ・・・流入口、Ｂ・・・流出口、Ｐ・・・供給口、Ｒ
・・・戻し口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、流入口（Ａ）を有し、かつ供給口（Ｐ）からの加圧
   媒体により操作されるコンシューマ（１２）用の両手安
   全制御機構であって、 互いに並列に配置されかつパイロット弁（１４、１６）
   により制御ライン（５４、５６）を介して駆動される第
   １及び第２方向制御弁（１８、２０）を備え、各方向制
   御弁をスライドゲート（２２、２４）に機械的に接続し
   、一方の方向制御弁を他方の方向制御弁のスライドゲー
   トを介して前記供給口（Ｐ）に連結するとともに、前記
   コンシューマ（１２）の一側に加圧媒体を供給するため
   に各方向制御弁を前記流入口（Ａ）に接続し、コンシュ
   ーマ（１２）を休止位置と作動位置との間で移動させる
   ようにしたバルブ手段（１０）と、コンシューマ（１２
   ）の他側を前記供給口（Ｐ）に直接的に接続するための
   第３方向制御弁（６８）と、 前記第１及び第２方向制御弁（１８、２０）とそれらに
   関連する前記パイロット弁（１４、１６）とを結ぶ前記
   制御ライン（５４、５６）に接続された少なくとも２個
   のインプットおよび前記第３方向制御弁（６８）に作用
   するアウトプットを有するＡＮＤ弁（６４）と から構成したことを特徴とする両手安全制御機構。 ２、前記制御ライン（５４、５６）上に第１及び第２Ｏ
   Ｒ弁（８２、８４）を設け、それらの第１インプットが
   前記パイロット弁（１４、１６）のアウトプットによっ
   て形成されるように、各ＯＲ弁（８２、８４）をそれぞ
   れ各パイロット弁（１４、１６）に対し操作的に連結す
   ることにより、前記コンシューマ（１２）を前記作動位
   置に保持するための制御手段をさらに備えることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項に記載の両手安全制御機構
   。 ３、前記制御手段による前記コンシューマ（１２）の前
   記作動位置における保持状態を取り消すための第１制御
   弁（８８）をさらに備え、前記第１及び第２ＯＲ弁（８
   ２、８４）の少なくとも一方のアウトプットを前記第１
   制御弁（８８）を介して前記第１及び第２方向制御弁（
   １８、２０）の一方に接続したことを特徴とする特許請
   求の範囲第２項に記載の両手安全制御機構。 ４、前記制御手段は前記コンシューマ（１２）の前記作
   動位置への移動によって駆動される第２制御弁（９４）
   をさらに有し、その第２制御弁（９４）のインプットを
   前記一方のパイロット弁に接続するとともに、そのアウ
   トプットを前記一方のＯＲ弁の第２インプットに接続し
   たことを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の両手
   安全制御機構。 ５、前記制御手段はさらに、前記ＡＮＤ弁（６４）の前
   記アウトプットにより駆動される第４方向制御弁（１０
   ０）を有し、そのインプットを前記他方のパイロット弁
   に接続するとともに、そのアウトプットを前記他方のＯ
   Ｒ弁の第２インプットに接続したことを特徴とする特許
   請求の範囲第４項に記載の両手安全制御機構。 ６、前記各パイロット弁（１４、１６）はそれぞれ選択
   ライン（４２、４４）を備え、一方の選択ライン上には
   パイロット弁への加圧媒体の供給を遮断するための第３
   制御弁（１０８）を設けたことを特徴とする特許請求の
   範囲第２項に記載の両手安全制御機構。 ７、前記ＡＮＤ弁（６４）は、２個の入口（１２２、１
   ２４）と、前記コンシューマ（１２）に接続された往流
   口（１５０）と、戻し口（Ｒ）に接続された復流口（１
   ５２）と、往流口（１５０と復流口（１５２）との間に
   相対向して平行に広がる２個の弁座（１２６、１２８）
   とが形成されたハウジング（１２０）を備えるとともに
   、前記弁座（１２６、１２８）に係合する一対のシール
   部材（１３４、１３６）を有し、前記供給口（Ｐ）から
   の加圧媒体により前記シール部材（１３４、１３６）が
   前記弁座（１２６、１２８）を閉鎖するように構成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の両手安
   全制御機構。 ８、前記各シール部材（１３４、１３６）はそれらの周
   縁に沿って弾性シール舌片（１４２）を備えることを特
   徴とする特許請求の範囲第７項に記載の両手安全制御機
   構。 ９、前記シール舌片（１４２）は前記入口（１２２、１
   ２４）から離れる方向に向いていることを特徴とする特
   許請求の範囲第８項に記載の両手安全制御機構。 １０、前記ハウジング（１２０）は、前記入口（１２２
   、１２４）と前記往流口（１５０）とを連通させる少な
   くとも２個の弁室（１３０、１３２）を備え、前記各シ
   ール部材（１３４、１３６）はそれぞれの弁室内で軸方
   向に移動可能に設けられていることを特徴とする特許請
   求の範囲第７項に記載の両手安全制御機構。 １１、前記各弁室（１３０、１３２）は内壁を有し、前
   記ＡＮＤ弁（６４）がＯＮされたときには、前記シール
   舌片（１４２）がその内壁から離れた状態で前記シール
   部材（１３４、１３６）が前記弁座（１２６、１２８）
   を閉鎖して、前記入口（１２２、１２４）が前記往流口
   （１５０）に接続されるように構成したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１０項に記載の両手安全制御機構。 １２、前記弁座（１２６、１２８）を前記復流口（１５
   ２）に接続する第１チャンネル手段（１３８、１４０）
   、及び前記弁座（１２６、１２８）を前記弁室（１３０
   、１３２）を介して前記往流口（１５０）に接続する第
   ２チャンネル手段（１４６、１４８）をさらに有するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１０項に記載の両手安
   全制御機構。 １３、前記入口（１２２、１２４）は直径が１〜２ｍｍ
   の横断面を有することを特徴とする特許請求の範囲第７
   項に記載の両手安全制御機構。 １４、前記第１チャンネル手段は、前記各弁座（１２６
   、１２８）を接続する接続チャンネル（１３８）と、そ
   の接続チャンネルから分岐して前記復流口（１５２）に
   通じる分岐チャンネル（１４０）とからなり、弁座と接
   続チャンネルと分岐チャンネルとは直径が５〜６ｍｍの
   横断面をそれぞれ有することを特徴とする特許請求の範
   囲第７項に記載の両手安全制御機構。 １５、前記第３方向制御弁（６８）と前記供給口（Ｐ）
   との間に逆止弁（７２）を介在させたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載の両手安全制御機構。 １６、コンシューマ（１２）と協働して、供給口（Ｐ）
   からコンシューマ（１２）の一側に加圧媒体を導入する
   ことにより、コンシューマ（１２）を休止位置から作動
   位置に移動させるための第１バルブ手段（１８、２０）
   と、 その第１バルブ手段を制御するための作動手段（１４、
   １６）と、 その作動手段に操作的に連結された少なくとも２個のイ
   ンプットと一つのアウトプットを有するＡＮＤ弁（６４
   ）、およびそのＡＮＤ弁（６４）のアウトプットにより
   制御されるように前記供給口（Ｐ）と前記コンシューマ
   （１２）との間に配置された制御弁（６８）を含み、コ
   ンシューマ（１２）の他側を減圧および加圧するための
   第２バルブ手段と を備え、その第２バルブ手段は、前記第１バルブ手段に
   より前記コンシューマ（１２）が前記作動位置に移動さ
   れるときにコンシューマ（１２）の他側から圧力を除去
   するとともに、コンシューマ（１２）が前記休止位置に
   復帰されるときにコンシューマ（１２）の他側に加圧媒
   体を流入させることを特徴とするコンシューマ用の両手
   安全制御機構。 １７、前記コンシューマ（１２）を前記作動位置に保持
   するための第３バルブ手段をさらに有し、その第３バル
   ブ手段は、 前記作動手段に操作的に接続された第１インプット及び
   前記第１バルブ手段に接続されたアウトプットを備えた
   ２個のＯＲ弁（８２、８４）と、前記第１バルブ手段に
   より制御されるインプット及び前記ＯＲ弁の第２インプ
   ットを形成するアウトプットを備えた第１及び第２制御
   弁（９４、１００）と を含むことを特徴とする特許請求の範囲第１６項に記載
   のコンシューマ用の両手安全制御機構。 １８、前記コンシューマ（１２）の前記作動位置におけ
   る保持状態を取り消すための取消手段をさらに有し、そ
   の取消手段は、少なくとも一方の前記ＯＲ弁のアウトプ
   ットと前記ＡＮＤ弁（６４）の一方のインプットとの間
   に設けられたもう一個の制御弁（８８）を含み、その制
   御弁（８８）の作動によりコンシューマ（１２）の一側
   から圧力が除去されると同時に、コンシューマ（１２）
   の他側に圧力が生じることを特徴とする特許請求の範囲
   第１７項に記載のコンシューマ用の両手安全制御機構。