JPS6245973A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPS6245973A
JPS6245973A JP18633585A JP18633585A JPS6245973A JP S6245973 A JPS6245973 A JP S6245973A JP 18633585 A JP18633585 A JP 18633585A JP 18633585 A JP18633585 A JP 18633585A JP S6245973 A JPS6245973 A JP S6245973A
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JP
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primary
coil
current
voltage
ignition
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JP18633585A
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Toshio Naruki
成木 敏夫
Seiji Morino
精二 森野
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内燃機関用点火装置に関し、特に高エネルギ
一点火装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、自動車用エンジンの燃費低減と排ガス浄化の両立
を計るため、点火装置には種々の改良が加えられており
、特にリーンバーンエンジンには高エネルギーの点火装
置が必須となっている。
ところで、通常、内燃機関の点火装置としては電流遮断
型の点火装置が広く使用されている。この種の点火装置
は点火コイルの1次電流による磁束が鉄心に蓄えられ、
火花エネルギーは基本的にこの蓄えられた磁束によるエ
ネルギーによって決まる。このため、より大きいエネル
ギーを得るには、鉄心を大きくして1次電流または1次
巻線を大きくする必要があり、装置が大型化するという
欠点があった。
またDC−DCコンバータを利用して通常の点火装置の
エネルギー増加をねらったもの(例えば特開昭55−9
8671号公報)や、点火装置を複数個使用してコイル
の2次側を足し合わせたもの(例えば米国特許第3,2
80,809号明細書の第5図)が種々提案されている
が、高価な高圧ダイオードが必要なことや、装置が大型
化することおよびコストが大幅に高くなるという欠点が
あった。
さらに、コンデンサ放電型点火装置と通常の電流遮断型
点火装置を1次側で足し合わせたもの(例えば米国特許
第3,280.809号明細書の第4図、第6図)も提
案されてはいるが、」−記従来例と同じで装置の大型化
やコストが高くなる欠点がある。
一方、通常の点火コイルを使用して、1次コイルを4ケ
のパワートランジスタのオン、オフにより交番励磁する
ことにより火花エネルギーを増大する方式が1是案され
ている(例えば特開昭54−7030号公報)。この方
式は一方の一対のl・ランジスタがOFFすることによ
り通常の電流遮断型点火装置の火花エネルギーが得られ
、このエネルギーに、他方の一対のトランジスタをON
して巻数比倍の電圧を2次側に発生させて重ね合せるこ
とにより、エネルギーの増加をねらったものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、この装置は高価なPNPパワー1ヘランジス
タを2ケ、NPNパワートランジスタが2ケ、1次ダイ
オードが2ケ、それぞれ必要で、コストが高いという問
題ある。
さらに通常の点火コイルは1次コイルと2次コイルとの
巻数比が約100倍程度である。これは巻数比が高いと
(例えば200倍程度、つまり1次側は入力エネルギー
が一定とすれば1次コイルの巻数は変えられないから)
、2次コイルの巻数が多くなり、この結果、2次コイル
のインピーダンスが高く、漏洩抵抗特性が悪くなり、点
火プラグのくすぶり時に性能が低下することや、点火コ
イル通電時に2次コイルに発生ずる電圧で着火する可能
性があるためである。
ところで、通常の点火システムは点火コイルの2次側高
圧出力はディストリビュータおよび抵抗入り高圧コード
を介して各点火プラグに接続されている。ここで、各点
火プラグの放電維持電圧はIKV程度であるが、抵抗入
り高圧コードやディストリビュータ等でも電圧が印加さ
れることにより電圧降下が生じるので、点火コイルの2
次出力はこれらの電圧降下を考慮して最低2KV以−1
−の放電維持電圧が必要である。さらに点火プラグの放
電維持電圧はエンジン回転および負荷により変動する。
またエンジンのバッテリ電圧Vl] も回転数、負荷に
よってVB=10〜16Vまで変化するので、重ね合せ
の2次出力電圧に影響する。従って、特開昭54−70
30号公報の例のように通常の点火コイル(巻数比10
0倍程度)を使用すると一対のトランジスタが導通時に
発生ずる2次電圧ば12VX 100=1.2KV程度
であり、コノ電圧でエネルギーを足し合せることば困難
である。このように2次コイル出力の放電維持電圧はエ
ンジン回転数や負荷の影響を受け、さらに重ね合せのた
めの2次出力電圧は電源電圧の影響を受けることを考え
ると、このような重ね放電式のものは、点火コイルの巻
数比が200〜400倍程度必要である。ところが、通
常の点火コイルをこのような高巻数比にすることは前述
のようにコイルインピーダンスが高くなることや、1次
コイル通電時に飛火する可能性があるという問題がある
本発明は上記問題を解決するもので、im常の電流遮断
型点火装置に簡単な回路を加えることにより、安価でか
つ小型の高エネルギ一点火装置を提供することを目的と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため本発明は、 鉄心とこの鉄心に巻線された1次、2次コイルとを有す
る点火コイル、およびこの点火コイルの1次電流を断続
する1次電流断続手段を含み、この1次電流断続手段に
よる1次電流遮断時に前記2次コイルに高電圧を発生さ
せる電流遮断型点火装置と、 前記1次コイルに対し発生磁束が逆方向となるように前
記鉄心に巻線されると共に、前記1次コイルより巻数が
少ない1次補助コイルと、前記1次コイルの電流遮断時
に前記1次補助コイルの通電回路を形成するための1次
補助電流断続用トランジスタと、 前記1次補助コイルの通電回路中に前記1次補助電流断
続用トランジスタと直列に接続され、前記1次補助コイ
ルに逆方向電流が流れるのを防止する逆流防1)―素子
と、 バッテリ電圧を検出して前記1次補助電流断続用1ヘラ
ンジスタの動作電圧を限定する電圧応動回路とを備える
内燃機関用点火装置を提供するものである。
〔作 用〕
これにより、点火コイル1の1次電流遮断時に、鉄心に
予め貯えられていた点火エネルギーによって2次コイル
に高電圧が誘起されて、点火プラグで放電してアーク電
流が流れる。また、1゛次電流遮断時に1次補助電流断
続用トランジスタが導通して1次補助コイルに電流が流
れ、1次電流遮断によるアークエネルギーに1次補助コ
イルの1ull電によるエネルギーが足し合わされる。
ここで、1次補助コイルの巻数が1次コイルの巻数より
少ないことによって、1次補助コイルと2次コイルとの
巻数比が1次、2次コイルの巻数比より高くなることに
よって、1次補助コイルへのJ 電時に点火プラグの放
電維持電圧よりも高い2次電圧が得られる。また、1次
電流遮断時に1次補助コイルに誘起される電圧により1
次補助コイルに逆方向電流が流れるのを、逆流防止素子
により防止して、1次電流遮断時に2次コイルに誘起さ
れる2次電圧が低下するのを防止する。
さらに、バッテリ電圧に応動して電圧応動回路が動作し
て1次補助電流遮断用トランジスタの動作電圧を限定す
る。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例に従って説明する。
1はマイナス端子を接地した12V定格のバッテリ、1
00は通常の電流遮断型点火装置でその点火コイル10
8の2次コイル1)1の高電圧出力端子は抵抗入り高圧
コード7a〜7eおよびディストリビュータ2を介して
各点火プラグ3,4゜5.6に接続されている。
次いで、通常の電流遮断型点火装置100について簡単
に説明する。内燃機関の回転に同期して出力信号を発生
するポインI−101は抵抗102を介して1〜ランジ
スタ104のベースに接続され、このトランジスタ10
4のベースは抵抗103を介してバッテリ1のプラス端
子に接続されている。
また、このトランジスタ104のエミッタはバッテリ1
のプラス端子に接続され、このコレクタは抵抗105を
介して接地されるとともに抵抗106を介して1次電流
断続手段をなすバヮートランスタ107のベースに接続
されている。さらに、このパワートランジスタ107の
エミッタは接地され、そのコレクタば点火コイル108
の1次コイル109を介してバッテリ1のプラス端子に
接続されている。120はバッテリ電圧が20〜30V
以上の過電圧になるとパワー1〜ランジスタ107のベ
ースを短絡する過電圧保護回路で、抵抗121、ツェナ
ーダイオード122およびトランジスタ123よりなる
200は火花エネルギー増大回路で、次にその詳細を説
明する。210ばトランジスタ104のコレクタに接続
され、このコレクタ信号を反転するインバータである。
220ば単安定回路をなす単安定マルチバイブレークで
例えば東芝製TC4047を用いて構成でき、詳細な説
明は省略するが、トランジスタ104のコレクタ信号を
インバータ210を介して入力とし、このインバータ2
10の出力信号の立上りに同期して2ms程度幅の高レ
ベルの出力を発生し、その出力は1)℃抗201を介し
てトランジスタ202のベースに接続される。このトラ
ンジスタ202のエミッタは接地され、そのコレクタは
抵抗203を介してトランジスタ204のベースに接続
されている。この1−ランジスタ204のエミッタはバ
ッテリ1のプラス端子に接続され、そのコレクタは抵抗
205を介して接地されるとともに抵抗206を介して
パワートランジスタ207のベースに接続されている。
このパワートランジスタ207のエミッタは接地され、
そのコレクタはダイオード208のカソードに接続され
、ダイオード208のアノードは1次補助コイル209
を介してバッテリのプラス端子に接続されている。
ここで、1次補助コイル2094;l: 1次コイル1
09と磁束が逆方向となるよう鉄心1)0−1−に巻か
れており、また)m常の点火コイル108において鉄心
1)0j−に巻かれる1次コイル109と2次コイル1
)1の巻数]1農、1: 100倍程であるが、1次補
助コイル209と2次コイル1)1の巻数Jtハ200
・〜400拍程度占いている。つまり1次コイル109
と2次コイル1)1の定数値は3’fQ常の点火コイル
と同じt)のであり、それに1次二1イル109の1/
2〜1/4程度の巻数の1次補助コイル209がイ」加
されている。230は電圧応動回路をなす過電圧保護回
路で、バッテリ電圧が16v以−にの過電圧になるとパ
ワートランジスタ207のベースを短絡するもので、抵
抗212゜ツェナーダイオード213.2]5およびト
ランジスタ214よりなる。
次に、上記構成においてその動作について説明する。機
関の回転に同期してポイント101が閉じるとトランジ
スタ104が導通ずるとともにパワートランジスタ10
7が導通し、1次コイル109に電流が流れる。そして
、所定の点火時期になるとポインl−101が開き、1
次コイル109の電流が急激に遮断されるので、2次コ
イル1)1に高電圧が発生し、ディストリビュータ2お
よび各点火プラグ3.4,5.6で放電しアーク電流が
流れる。
ここまでは通常の電流遮断型点火装置と同じ動作である
が、パワートランジスタ107が遮断した時点から単安
定マルチバイブレーク220より所定の時間(約2m5
)高レベルの信号が出力され、この時間だけパワートラ
ンジスタ207を導通させる(ここで、ダイオード20
8はパワートランジスタ207の逆流防止用である)。
ところで、1次補助コイル209は1次コイル109の
巻数の1/2〜1/4程度の巻数、つまり1次補助コイ
ル209と2次コイル1)1との巻数比は200〜40
0倍程度である。また、パワートランジスタ207が導
通した時に1次補助コイル209に流れる電流により鉄
心1)0に発生ずる磁束の向きは、パワートランジスタ
107が導通した時の1次コイル109の電流による磁
束の向きとは逆方向となるよう巻かれている。ここで、
鉄心1)0において、1次コイル109の電流が通電中
の磁束の方向と1次コイル109の電流が遮断直後の磁
束の方向とは一般に知られているように互いに逆方向で
あるから、1次コイル109の電流遮ItJ?後の磁束
の方向と1次補助コイル209の通電中の磁束の方向と
は同方向となり、1次コイル109の電流遮断によるア
ークエネルギーに1次補助コイル209の通電によるエ
ネルギーを足し合せることが可能である。
しかして、点火プラグの放電維持電圧は前述のようにエ
ンジンの回転数および負荷により影響され、かつ1次補
助コイル209の通電による2次電圧はバッテリ電圧に
も影響されるが、本実施例では、1次補助コイル209
と2次コイル1)1との巻数比を、1次コイル109と
2次コイル1)1との巻数比(100倍程度)より高い
200〜400倍としているので、バッテリ電圧が低い
時にも点火プラグの放電維持電圧よりも高い2次電圧が
得られる。かつ、1次コイル109および2次コイル1
)1は通常の点火コイルと同等のものを用いているので
、コイルインピーダンスの増大や、通電時飛火といった
不具合は全くない。
本実施例の動作を第2図の各部動作波形に従ってさらに
詳細に説明する。ポイント101の開閉〔第2図(a)
〕に伴って時刻t。で通電が開始された1次コイル10
9の電流〔第2図(2)の(a)〕は時刻1.で遮断さ
れる。これにより、2次コイル1)1に高電圧が発生し
、ディストリビュータ2および各点火プラグ3〜6で放
電しアーク電流〔第2図(5)の(b)〕が流れる。こ
の時、鉄心1)0中の磁束〔第2図(6)〕はX。から
xlまで変化し、1次コイル電流に対応したエネルギー
が貯えられる。
また、時刻t、において単安定マルチパイプレーク22
0に高レベルの出力信号〔第2図(3)〕が発生し、1
次補助コイル電流〔第2図(4)〕が流れるが、この1
次補助コイル電流は第2図(4)の[01と(elに分
けられ、この・うち(C1が第2図(5)のアーク電流
の(d+に対応する。この時、鉄心1)0の磁束θはX
、からx2まで変化し、一度零となるが、時刻t2から
t3までは1次補助コイル電流のうち(e)に相当する
電流が逆方向に磁束φを形成し、X2〜X3まで変化す
る。時刻12〜13間に鉄心1)0に貯えられた磁束は
時刻t3〜t4の間にパワートランジスタ107が逆方
向に導通して、1次コイル109を介して1次コイル電
流の第2図(2)の(flに対応する逆方向電流が流れ
た後零となる。
ここで、時刻t2〜t3の間は1次補助コイル電流が鉄
心1)0に磁束を貯えながら所定の電流値(例えば1次
補助コイル209の直流抵抗値=1次コイル109と同
じ程度に、コイル線径によって設定される:で制限され
る電流値)に達するまでの時間で、1次コイル電流1)
が所定値となる時刻t。−tlの間の約1/2〜1/4
である(1次補助コイル209の巻数は1次コイ月40
9の巻数の1/2〜1/4なので、そのインダクタンス
は1/4〜1/16となり、所定電流までに要する立上
り時間は1次コイルの1/2〜I/4となる)。この結
果、単安定マルチハイブレーク220の出力パルス幅(
1+〜t3)は1次補助コイル電流が磁束を貯える電流
のみとなる時間(tl”t3)に設定されるのが最も効
率的である。
本実施例は通常の点火コイル108の鉄心1)0上に2
次コイル巻数の1./200〜1/400程度の1次補
助コイル209を1次コイル109と逆方向に巻いただ
けで、かつパワートランジスタ207、逆電流防止ダイ
オード208および単安定マルチバイブレーク220等
を加えたきわめて簡単な回路構成で、アークエネルギー
を約2倍にすることができるというすぐれた特長を有す
る。
また、1次補助コイル209として1次コイル109の
巻数の1/2〜1/4程度のものを用いたにもかかわら
ず、1次補助コイル209の直流抵抗値を、線径の小さ
なものを用いることによって、1次コイル109とほぼ
同じ程度にすることによって、1次補助コイル209の
パワートランジスタ207の電流容量を、1次コイル1
09のパワートランジスタ】07の電流容量上回じにで
きる。
ここで、点火コイル10Bの1次、2次コイル109.
1)1および1次補助コイル209の具体例について述
べると、1次コイル109として、線径0.75 mm
の銅線を280回巻いて、その直流抵抗値が1.48Ω
のものを用い、2次コイル1)1として線径0.06m
mの銅線を28000回巻いてその直流抵抗値が1.3
.5 KΩのものを用いて、1次、2次コイル109.
1)1の巻数比が1゜0倍の通常の点火コイルの場合に
は、1次補助コイル209として線径0.45mmの銅
線を93回巻いてその直流抵抗値が1.48Ωのものを
用いて、1次補助コイル209.2次コイル1)1の巻
数比が約300倍としである。
さらに、通常の電流遮断型点火装置100はバッテリ電
圧が異常に上昇した時(例えば電圧レギュレータが故障
した場合)はトランジスタ107や1次コイル109に
高い電圧が印加され発熱するので、通常バッテリ電圧が
20〜30V以上で過電圧保護回路120が作動してト
ランジスタ107の動作を停止する。ここで、1次補助
コイル209やトランジスタ207もバッテリ電圧が高
い時には高い電圧が印加され発熱するので、1〜ランジ
スタ207の動作を停止する必要がある。ところで、通
常バッテリ電圧の動作最大電圧は16Vであるので、バ
ッテリ電圧が16V以上で過電圧保護回路230が作動
してトランジスタ207の通電を停止する。
従って、バッテリ電圧が16Vから20〜30Vの時に
は、電流遮断型点火装置100のみで、点火プラグ3〜
6に飛火して点火エネルギー増大回路200は動作しな
い。このため、点火エネルギー増大回路200のトラン
ジスタ207ば、容量が小さい物で充分であり、16V
以上は動作しないようになっているため、電源ラインに
重畳するサージ電圧によるトランジスタ207の破壊も
防止することができる。
なお、上述した実施例については、1次補助コイル電流
は1次補助コイル209の直流抵抗値で電流制限される
が、パワートランジスタ207を定電流制御することで
制限して4)よい。
また、」−述した実施例においては、Qj安定マルチバ
イブレーク220は一定時間の出力を有するものとした
が、この時間をエンジン回転数、負荷等により任意に可
変してアークエネルギーを変えることも可能で、さらに
火花エネルギー増大回路200によるアークエネルギー
の重ね合せは、ディストリビュータ2や)点火プラグ3
〜6の消耗を防ぐため、始動時あるいは、低回転、軽狛
荷時のみ作動するようにしてもよい。
また、前記実施例ではバッテリ電圧が16V以上でトラ
ンジスタ207の通電を停止する構成としたが、バッテ
リ電圧が低下した時は補助コイル209の通電によるエ
ネルギーの足し合せは期待できないので、バッテリ電圧
が低下した時も動作を停止するようにしてもよい。第3
図はこの点に鑑メで構成された本発明の他の実施例を示
すものであって、240はバッテリ電圧が8V以下のと
きパワートランジスタ207のベースを短絡する過小電
圧応動回路で、抵抗241,245.ツェナーダイオー
ド242およびトランジスタ243゜246よりなる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明においては、点火コイルの1次
電流遮断時に1次補助コイルの3m電によるエネルギー
が足し合わされ、かつ1次補助コイルの巻数が1次コイ
ルの巻数より小さいことによって、1次補助コイルと2
次コイルとの巻数比が1次、2次コイルの巻数比より高
くなって、1次補助コイルへの通電時に点火プラグの放
電維持電圧よりも高い2次電圧が得られるから、通常の
電流遮断型点火装置に、1次コイルより巻数の少ない1
次補助コイルと、この補助コイルへの通電を断続する1
次補助電流断続手段等を付加するのみの簡単な回路構成
によって、安価かつ小型で点火エネルギーを良好に増大
することができるという優れた効果がある。
さらに、バッテリ電圧に応動して電圧応動回路が動作し
て1次補助電流断続用トランジスタの動作電圧を限定す
るから、過電圧による1次補助コイルや1次補助電流断
続用トランジスタの発熱・電源ラインに重畳するサージ
電圧による補助電流1)7 続出トランジスタの破壊な
どを防止することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す電気回路図、第2
図は第1図図示装置の作動説明に供する各部波形図、第
3図は本発明装置の他の実施例を示す要部電気回路図で
ある。 100・・・電流遮断型点火装置、107・・何次電流
断続手段をなすパワートランジスタ、108・・・点火
コイル、109・・何次コイル、1)0・・・鉄心。 1)1・・・2次コイル、207・・・1次補助電流断
続用パワートランジスタ、208・・・逆流防止素子を
なすダイオード、209・・・1次1ift助コイル、
230.240・・・電圧応動回路を構成する過電圧保
護回路と過小電圧応動回路。 第2図 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄心とこの鉄心に巻線された1次、2次コイルと
    を有する点火コイル、およびこの点火コイルの1次電流
    を断続する1次電流断続手段を含み、この1次電流断続
    手段による1次電流遮断時に前記2次コイルに高電圧を
    発生させる電流遮断型点火装置と、 前記1次コイルに対し発生磁束が逆方向となるように前
    記鉄心に巻線されると共に、前記1次コイルより巻数が
    少ない1次補助コイルと、 前記1次コイルの電流遮断時に前記1次補助コイルの通
    電回路を形成するための1次補助電流断続用トランジス
    タと、 前記1次補助コイルの通電回路中に前記1次補助電流断
    続用トランジスタと直列に接続され、前記1次補助コイ
    ルに逆方向電流が流れるのを防止する逆流防止素子と、 バッテリ電圧を検出して前記1次補助電流断続用トラン
    ジスタの動作電圧を限定する電圧応動回路とを備える内
    燃機関用点火装置。
  2. (2)前記1次補助コイルの巻数を前記1次コイルの巻
    数の1/2〜1/4に設定してなる特許請求の範囲第1
    項記載の内燃機関用点火装置。
  3. (3)前記バッテリ電圧の定格値を12Vに設定すると
    共に、前記動作電圧を8Vから16Vまでの範囲に設定
    した特許請求の範囲第1項記載の内燃機関用点火装置。
JP18633585A 1985-08-23 1985-08-23 内燃機関用点火装置 Pending JPS6245973A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017183062A1 (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 日立オートモティブシステムズ阪神株式会社 内燃機関用点火装置
JP2018066379A (ja) * 2018-01-17 2018-04-26 株式会社デンソー 内燃機関用点火装置

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