JPS624588B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS624588B2
JPS624588B2 JP54149141A JP14914179A JPS624588B2 JP S624588 B2 JPS624588 B2 JP S624588B2 JP 54149141 A JP54149141 A JP 54149141A JP 14914179 A JP14914179 A JP 14914179A JP S624588 B2 JPS624588 B2 JP S624588B2
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JP
Japan
Prior art keywords
movable iron
core
valve
iron piece
valve seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54149141A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5673278A (en
Inventor
Masayoshi Momono
Hisatoku Morya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14914179A priority Critical patent/JPS5673278A/ja
Publication of JPS5673278A publication Critical patent/JPS5673278A/ja
Publication of JPS624588B2 publication Critical patent/JPS624588B2/ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体の流量制御用電磁弁に係り、特
に、ガソリン機関の電子式燃料噴射弁に用いられ
る高速作動の電磁弁に関するものである。
従来の電子式燃料噴射弁(以後インジエクタと
記す)にはプランジヤの先端にニードル弁を取り
付けた電磁弁が用いられていた。この電磁弁には
ニードル弁を弁座に正確に対向移動させると共に
そのシール性を良くするため、ニードル弁を案内
する比較的長いガイド部を設けていた。そのため
に、プランジヤ、ガイド部およびニードル弁で形
成される電磁弁の可動部が重くなり、十分な開閉
速度が得られなかつた。更に、ヨークとプランジ
ヤの中心とが一致しない場合は、プランジヤがヨ
ークとの隙間の小さい方に引き付けられてガイド
部の摩擦抵抗が大となり、電磁弁の開閉速度と寿
命に悪影響を与えるという欠点をもつていた。
本発明は開閉速度が大でシール性の良好な電磁
弁を提供することを目的とし、その特徴とすると
ころは、中心に流体の通孔を設けた磁性材よりな
るコアと、このコアに巻回するコイルと、このコ
イルを包囲し上記コアと共に磁路を形成するヨー
クと、コアの下端にコイルばねを介して対向し、
下面中央に球状の弁体を固定した複数の通孔を有
する可動鉄片と、この可動鉄片とこれに対面して
磁路を形成する磁性体との間に介在する非磁性材
層と、上記弁体を案内するガイド部を有する弁座
と、この弁座の通孔と連通する通孔を有しヨーク
の下端に固定された非磁性材よりなる弁座保持具
とで構成したことにある。
第1図は本発明の一実施例である電磁弁の垂直
断面図である。液体燃料の通路となる通孔2を中
心に設けた磁性材よりなるコア1はOリング13
aを介して絶縁材で成型したコイル枠4を嵌合さ
せ、その周囲をヨーク5で包囲している。コイル
枠4内にはリード線16に接続したコイル3が収
容されており、Oリング13bで封止されてい
る。コア2の下端部は大きい内径に座ぐられてこ
の室にコイルばね6を収容し、コア2の下端と同
位置にはヨーク5の細径部19が形成されてい
る。このヨーク5の細径部19の下辺には薄い合
成樹脂板15が設置され、それに接して非磁性材
よりなる環状のスペーサ14が設置されている。
このスペーサ14はOリング13cによつて気密
を保持するようにヨーク5の下端に固定された銅
合金製の弁座保持具12で保持されている。
また、スペーサ14の内側には複数の通孔9を
有する可動鉄片7が上下移動可能に設置され、そ
の下面中央部には表面を硬化処理した球状の弁体
8が溶接等によつて固定されている。この弁体8
は表面を硬化させた弁座10のガイド孔に挿入さ
れ、ガイド孔の円錐状底面と対向している。ま
た、ガイド孔の底部の通孔は上記弁座保持具12
の通孔と連通し、この弁体保持具12の通孔内に
は燃料を計量するオリフイス11が設けられてい
る。
このように構成された電磁弁の動作の概略を次
に説明する。リード線16よりコイル3に電流を
供給すると、コア1、ヨーク5の細径部19、可
動鉄片7を通る磁気回路が形成され、可動鉄片7
はコイルばね6を圧縮してコア1の下端に接近す
る。したがつて、可動鉄片7と共に弁体8が上昇
して弁座10の通孔を開弁し、加圧された燃料を
オリフイス11を通つて通過させる。この燃料は
インジエクタのノズルより噴出する。コイル3の
電流が遮断されると可動鉄片7はコイルばね6に
よつて押し下げられ、弁体8が弁座10の円錐状
底面と接触して閉弁する。この動作はインジエク
タの場合は極めて短時間内に反覆して行われ、そ
の開弁時間と閉弁時間の比を変化させることによ
つて噴出燃料量を制御している。
第2図は第1図の可動鉄片の配置状態と形状を
説明する図で、第2図aはその配置状態を示す第
1図の要部断面図であり、第2図bは可動鉄片の
平面図である。コア1、ヨーク5および可動鉄片
7を通る磁気回路が形成されると、ヨーク5の細
径部19より薄い合成樹脂板15を通して磁力線
は可動鉄片7に垂直に流れる。したがつて、可動
鉄片7は垂直にコア1に引き付けられて合成樹脂
板15と接触するまで上昇する。コイル3に電流
が通らなくなるとこの磁力線は急速に消減してコ
イルばね6によつて可動鉄片7は押し下げられ
る。このとき合成樹脂板15は残留磁気の影響を
減少させて可動鉄片7の戻り動作を速めるのに有
効である。
第2図bにおいて、この可動鉄片7は中心部に
コイルばね6の下端を嵌入させる突起部18を形
成しこれによつて可動鉄片7の中心位置が移動し
ないようにしており、この突起部18に近接して
2個の通孔9aを傾斜させて設けてある。また、
通孔9aの外側には4個の通孔9bを設け、更に
外周の4個所には切欠き部17を設けてある。上
記の通孔9aは燃料の主な通路となつており、通
孔9bおよび切欠き部17は可動鉄片7の軽量化
と可動鉄片17が移動するときの流体抵抗を少な
くして移動速度を速くするために形成されたもの
である。なお、切欠き部17間に残つている十字
形の突出部に施した斜線部分はヨーク5の細径部
19と合成樹脂板15を介して対向している部分
を示し、通孔9bと通孔9aとの間の環状の斜線
部分はコア1の下端に直接対向する部分を示して
いる。この両斜線部分の面積は上記切欠き部の大
きさに加減することによつて略同一面積となるよ
うにしている。したがつて、外側の斜線部分に垂
直に入つた磁力線は可動鉄片7を介して内側の斜
線部分からコア1に流れることになり、可動鉄片
7をなるべく垂直に上下させ傾斜を抑制する作用
を得るようになつている。即ち、この可動鉄片7
は対称形にかつ軽量に形成すると共に、なるべく
垂直に上下するような形状および配置を採用して
いる。
第3図は第1図の弁座の形状を説明する図で、
第3図aは弁座の平面図であり、第3図bは第3
図aのA−B断面図である。弁座10には可動鉄
片7の球状の弁体8を案内する円形のガイド部2
0と、このガイド部20の底に円錐面を形成し、
円錐面の底には通孔23を開口させている。ま
た、ガイド部20には等角度間隔で3個の溝22
が形成されている。この弁座10の閉弁時には第
3図aに一点鎖線で示している接触円21の所で
弁体8が接触し、可動鉄片7が少々傾斜すること
があつても確実に閉弁する。このことは従来のニ
ードル弁では得られない利点であり、接触円21
に近接した所まで溝22を形成しているので流路
抵抗は少なく流路の断続は極めて迅速に行われ
る。なお、この弁座10の表面も硬化処理を施し
てあり、弁体8との接触部分が少ないので摩擦抵
抗は少なく長寿命であるという利点が得られる。
以上本実施例の電磁弁は、加圧された燃料の通
路に球状の弁体を有する軽量かつ流路抵抗を少な
くした可動鉄片を設置してコイルによつて生ずる
磁束を有効に通過させることにより、長期間高速
度で燃料通路を開閉させることができるという効
果をもつており、インジエクタの電磁弁として極
めて好適である。
上記実施例はインジエクタ用の電磁弁について
説明したが、その他の流体輸送通路にもこの電磁
弁を設置することが容易であり、同様の効果が得
られる。また、弁座保持具12は非磁性材である
銅合金で作られているので、オリフイス11の加
工が容易であると共にその加工精度が向上し、流
体の計量精度を向上させるという利点も得られ
る。
本発明の電磁弁は開閉速度が迅速でシール性が
良好、かつ、長寿命であるという効果をもつてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である電磁弁の垂直
断面図、第2図は第1図の可動鉄片の配置状態と
形状を説明する図、第3図は第1図の弁座の形状
を説明する図である。 1…コア、2,9,23…通孔、3…コイル、
4…コイル枠、5…ヨーク、6…コイルばね、7
…可動鉄片、8…弁体、10…弁座、11…オリ
フイス、12…弁座保持具、13…Oリング、1
4…スペーサ、15…合成樹脂板、16…リード
線、17…切欠き部、18…突起部、19…細径
部、20…ガイド部、21…接触円、22…溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中心に流体の通孔を設けた磁性材よりなるコ
    アと、このコアに巻回するコイルと、このコイル
    を包囲し上記コアと共に磁路を形成するヨーク
    と、上記コアの下端とはコイルばねを介して対向
    し、下面中央に球状の弁体を固定した複数の通孔
    を有する可動鉄片と、この可動鉄片とこれに対面
    して磁路を形成する磁性体との間に介在する非磁
    性材層と、上記弁体を案内するガイド部を有する
    弁座とで構成したことを特徴とする電磁弁。 2 上記可動鉄片が、上記コアの下端および上記
    ヨークと対向する面積を実質的に等しくなるごと
    く形成した円板状の鉄板である特許請求の範囲第
    1項記載の電磁弁。 3 上記弁座が、上記ガイド部に上記流体の通路
    となる複数本の溝を設け、上記ガイド部の下部に
    形成した円錐面に上記弁体を接触させる部材であ
    る特許請求の範囲第1項記載の電磁弁。
JP14914179A 1979-11-16 1979-11-16 Electromagnetic valve Granted JPS5673278A (en)

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JP14914179A JPS5673278A (en) 1979-11-16 1979-11-16 Electromagnetic valve

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JP14914179A JPS5673278A (en) 1979-11-16 1979-11-16 Electromagnetic valve

Publications (2)

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JPS5673278A JPS5673278A (en) 1981-06-17
JPS624588B2 true JPS624588B2 (ja) 1987-01-30

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JPS6221296U (ja) * 1985-07-23 1987-02-07

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JPS5673278A (en) 1981-06-17

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